JP7404444B1 - 乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 - Google Patents
乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7404444B1 JP7404444B1 JP2022096350A JP2022096350A JP7404444B1 JP 7404444 B1 JP7404444 B1 JP 7404444B1 JP 2022096350 A JP2022096350 A JP 2022096350A JP 2022096350 A JP2022096350 A JP 2022096350A JP 7404444 B1 JP7404444 B1 JP 7404444B1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base point
- braking distance
- angle
- steps
- passenger conveyor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 33
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 21
- 238000010586 diagram Methods 0.000 abstract description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 6
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 4
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 4
- 238000000691 measurement method Methods 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 230000003760 hair shine Effects 0.000 description 1
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Escalators And Moving Walkways (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Abstract
Description
エスカレータ10の全体の構造について図1と図2を参照して説明する。
次に、測定装置100について図2と図5と図6を参照して説明する。
次に、踏段30の制動距離Lを、測定装置100を用いて測定する方法について説明する。測定対象となる踏段30は下降し、上水平部12aの水平区間で停止するものとする。なお、傾斜部12cの傾斜区間まで至って停止する場合は、実施形態2で説明する。
tanθ1=L1/h ・・・(1)
L1=h*tanθ1 ・・・(2)
ステップS6において、電磁ブレーキ23を用いてモータ20の回転を強制的に停止させてから、基準踏段30が所定の制動距離だけ移動して停止するまでの間、演算部118は、移動する基準踏段30の反射板304に追随して、撮影部112を、回転軸116を中心に姿勢制御モータ114で回転させる。この追随は、演算部118が、動画像から移動する反射板304を解析し、動画像の1コマの静止画像中の同じ位置に反射板304が存在するように姿勢制御モータ114の回転を制御してカメラ110を回転させることによりなされる。そして、演算部118は、動画像から踏段30の反射板304が停止したと判断すると、図4に示すように、その位置の点P2を検出し、ステップS7に進む。
tanθ2=L2/h ・・・(3)
L2=h*tanθ2 ・・・(4)
ステップS9において、演算部118は、第1距離L1と第2距離L2から下記の(5)式を用いて踏段30の制動距離Lを求め、ステップS10に進む。
L=L2-L1 ・・・(5)
ステップS10において、演算部118は制動距離Lをタブレット端末200に短距離無線で出力し終了する。作業員は、タブレット端末200に表示されている制動距離Lと基準制動距離とを比較し、制動距離Lが基準制動距離以上であれば電磁ブレーキ23のブレーキパッドが摩耗していると判断できる。
本実施形態によれば、測定装置100を、エスカレータ10の上階側の乗降板32に設置して、基準踏段30の移動を撮影するだけで制動距離Lを算出できる。作業員はこの制動距離Lから電磁ブレーキ23のブレーキパッドが摩耗しているか否かを判断できる。
エスカレータ10の点検に関してロボットによる点検システムを導入し、測定装置100をそのロボットに組み込んでもよい。この場合には、エスカレータ10側の改造は、演算部118からの停止信号受信装置の追加と、駆動回路の修正のみでよいため、コストを安く抑えることができる。
L3=h*tanθ3 ・・・(7)
ステップS16において、N=1の測定踏段30の第3距離L3が、閾値Lmax以上であれば、N=1の測定踏段30も傾斜部12cの傾斜区間に存在するためステップS17に進み(yの場合)、閾値Lmax未満であれば、N=1の測定踏段30は上水平部12aの水平区間に存在するためステップS18に進む(nの場合)。
L’=L3-L1
=h(tanθ3-tanθ1) ・・・(8)
このN番目の測定踏段30の仮の制動距離L’は、基準踏段30の制動距離LよりもN*Mだけ短くなっているため、下記の(9)式で真の制動距離Lを算出し、ステップS19に進む。なお、Mとは、踏段30の前後方向の寸法であり、例えば、400mmである。
L=L’+N*M ・・・(9)
ステップS19において、演算部118は制動距離Lをタブレット端末200に短距離無線で出力し終了する。
L=h*tanθ2-h*tanθ1
=h(tanθ2-tanθ1) ・・・(6)
また、上記実施形態では、測定装置100とタブレット端末200と制御装置50との通信は短距離無線を想定しているが、コードでそれぞれ接続する有線式であってもよい。
Claims (5)
- 無端状に連結された踏段を有し、乗降板の先端のコムから前記踏段が進出する乗客コンベアに前記踏段の移動の停止を指示する停止信号を出力する指示部と、
前記踏段より高い位置にある基点に配され、前記停止信号が出力されたときの複数の前記踏段の一つである基準踏段の特定箇所が前記コムの先端から進出したときの位置である第1位置と前記基点を結ぶ第1線と、前記基点からの垂線とのなす第1角度を測定し、停止した前記基準踏段の前記特定箇所の第2位置と前記基点を結ぶ第2線と、前記垂線とのなす第2角度を測定する計測部と、
前記第1角度と前記第2角度と、前記基点から前記基準踏段が存在する高さまでの前記垂線の長さとから前記基準踏段の制動距離を算出する算出部と、
を有し、
前記第1位置と前記第2位置とが同一の水平面内にある、
ことを特徴とする乗客コンベアの踏段制動距離測定装置。 - 無端状に連結された踏段を有する乗客コンベアに前記踏段の移動の停止を指示する停止信号を出力する指示部と、
前記踏段より高い位置にある基点に配され、前記停止信号が出力されたときの複数の前記踏段の一つである基準踏段の特定箇所の第1位置と前記基点を結ぶ第1線と、前記基点からの垂線とのなす第1角度を測定する計測部と、
前記基準踏段の制動距離を算出する算出部と、
を有し、
前記基準踏段が、前記第1位置から水平区間を移動した後に下降又は上昇して傾斜区間で停止し、前記基準踏段から数えてN番目(N=>1)の前記踏段が水平区間で停止した場合には、
前記計測部は、前記水平区間で停止した前記踏段の前記特定箇所の第3位置と前記基点を結ぶ第3線と、前記垂線とのなす第3角度を測定し、
前記算出部は、前記第1角度と前記第3角度と、前記垂線の長さとから停止した前記踏段の仮の制動距離を算出し、前記踏段の前後方向の寸法をMとして、前記仮の制動距離にNとMを乗算したものを加えて前記基準踏段の前記制動距離を算出する、
ことを特徴とする乗客コンベアの踏段制動距離測定装置。 - 前記計測部は、前記基準踏段の前記特定箇所の移動に合わせて、前記基点を中心に回転するセンサを有する、
請求項1又は2に記載の乗客コンベアの踏段制動距離測定装置。 - 前記踏段の前記特定箇所には、目印が取り付けられ、
前記センサはカメラであり、
前記計測部は、前記カメラが撮影した動画像から前記目印を解析し、前記目印の移動と共に前記基点を中心に前記カメラを回転させて前記目印を追随して撮影する、
請求項3に記載の乗客コンベアの踏段制動距離測定装置。 - 無端状に連結された複数の踏段を移動させるモータと、
先端に設けられたコムから前記踏段が進出する乗降板と、
前記モータを停止させるブレーキ装置と、
を有する乗客コンベアの踏段制動距離測定方法であって、
前記モータの停止を指示する停止信号を出力し、
前記踏段より高い位置にある基点に配され、前記停止信号が出力されたときの複数の前記踏段の一つである基準踏段の特定箇所が前記コムの先端から進出したときの位置である第1位置と前記基点を結ぶ第1線と、前記基点からの垂線とのなす第1角度を測定し、停止した前記基準踏段の前記特定箇所であって前記第1位置と同一の水平面内にある第2位置と前記基点を結ぶ第2線と、前記垂線とのなす第2角度を測定し、
前記第1角度と前記第2角度と、前記基点から前記基準踏段が存在する高さまでの前記垂線の長さとから前記基準踏段の制動距離を算出する、
ことを特徴とする乗客コンベアの踏段制動距離測定方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022096350A JP7404444B1 (ja) | 2022-06-15 | 2022-06-15 | 乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 |
CN202310695784.3A CN117228491A (zh) | 2022-06-15 | 2023-06-13 | 乘客输送机的梯级制动距离测定装置及其方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022096350A JP7404444B1 (ja) | 2022-06-15 | 2022-06-15 | 乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP7404444B1 true JP7404444B1 (ja) | 2023-12-25 |
JP2024000554A JP2024000554A (ja) | 2024-01-09 |
Family
ID=89097351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022096350A Active JP7404444B1 (ja) | 2022-06-15 | 2022-06-15 | 乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7404444B1 (ja) |
CN (1) | CN117228491A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005180949A (ja) | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Tama Tlo Kk | 船舶自動接岸システム |
JP2017206341A (ja) | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの電磁ブレーキ及びそれを用いた乗客コンベア |
WO2018194047A1 (ja) | 2017-04-17 | 2018-10-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | カメラ装置、カメラシステム、及びプログラム |
JP2019507349A (ja) | 2016-02-29 | 2019-03-14 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | レーザー・トラッカー・システム |
CN215207991U (zh) | 2021-04-09 | 2021-12-17 | 广东省特种设备检测研究院东莞检测院 | 一种自动梯的制动安全检测装置 |
-
2022
- 2022-06-15 JP JP2022096350A patent/JP7404444B1/ja active Active
-
2023
- 2023-06-13 CN CN202310695784.3A patent/CN117228491A/zh active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005180949A (ja) | 2003-12-16 | 2005-07-07 | Tama Tlo Kk | 船舶自動接岸システム |
JP2019507349A (ja) | 2016-02-29 | 2019-03-14 | ファロ テクノロジーズ インコーポレーテッド | レーザー・トラッカー・システム |
JP2017206341A (ja) | 2016-05-17 | 2017-11-24 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベアの電磁ブレーキ及びそれを用いた乗客コンベア |
WO2018194047A1 (ja) | 2017-04-17 | 2018-10-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | カメラ装置、カメラシステム、及びプログラム |
CN215207991U (zh) | 2021-04-09 | 2021-12-17 | 广东省特种设备检测研究院东莞检测院 | 一种自动梯的制动安全检测装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN117228491A (zh) | 2023-12-15 |
JP2024000554A (ja) | 2024-01-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4353763B2 (ja) | 自動運転方式マンコンベア | |
US10519007B2 (en) | Passenger conveyor | |
JP6453424B1 (ja) | 乗客コンベア | |
WO2018109822A1 (ja) | 乗客コンベアの点検ロボットおよび点検システム | |
JP6479941B1 (ja) | 乗客コンベアの異常検知システム | |
JP2023078778A (ja) | 乗客コンベアシステム、乗客コンベアとそれに用いられる移動体 | |
JP7404444B1 (ja) | 乗客コンベアの踏段制動距離測定装置及びその方法 | |
JP6222874B1 (ja) | 乗客コンベア | |
CN111320064B (zh) | 乘客输送机 | |
CN110562834B (zh) | 乘客输送机 | |
CN109455609B (zh) | 乘客输送机的异常检测系统 | |
CN112875480B (zh) | 乘客输送机以及磨损检测装置 | |
JP6321126B1 (ja) | 乗客コンベア | |
CN210150558U (zh) | 乘客输送机 | |
JP2003118965A (ja) | 踏段検出器付エスカレータ | |
JP6641035B1 (ja) | 乗客コンベア | |
JP7456049B1 (ja) | 乗客コンベアシステム及び移動体 | |
JP7434650B1 (ja) | 乗客コンベアシステムと移動体 | |
JP7540854B1 (ja) | 乗客コンベアシステムと移動体 | |
JP7559192B1 (ja) | 乗客コンベアシステム、乗客コンベアを点検するための移動体、及び異常判定プログラム | |
JP7443599B1 (ja) | 乗客コンベアの長尺物監視装置 | |
JP6585230B1 (ja) | 乗客コンベア | |
JP7434506B1 (ja) | 乗客コンベアシステム、乗客コンベアの異常検出方法、及び移動体 | |
CN114132821B (zh) | 载人输送机的长条物监视系统 | |
JP7367172B1 (ja) | 踏段チェーンの伸び検出装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220713 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230404 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230525 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230905 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20231026 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20231114 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20231213 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7404444 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |