JP2016185834A - エスカレータの開口位置照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エスカレータの開口位置照明装置において、エスカレータの踏段を取り外して開口を設けて作業を行う場合における作業時の安全性を向上させることである。【解決手段】開口位置照明装置40は、複数の踏段30を循環するように駆動する駆動装置の停止時に、踏段30の取り外しによる開口Dの有無を検出する開口検出部41と、複数の踏段30のうち、複数の上側の踏段30の上方に配置されて点灯または点滅が可能な複数の警告部であるLEDランプ43と、駆動装置が停止している場合において開口Dがあることが検出された場合に、複数のLEDランプ43のうち、開口Dに最も近いLEDランプ43を点灯または点滅させる警告制御部52とを含む。【選択図】図2

Description

本発明は、エスカレータの開口位置照明装置に関する。
従来から、エスカレータの保守点検または踏段の組み込みにおける作業時において、作業者が1つまたは複数の踏段を取り外して作業用の開口を設けて、この開口を通じて内部の装置の点検または修理を行う場合がある。
特許文献1には、エスカレータの踏段を踏段軸に取り付ける際に用いる取付金具の取り付け忘れを判定する検査装置が記載されている。この検査装置では、取付金具の表面に高反射率の塗料または鏡面加工部である高反射率部を設ける。そして、エスカレータの走行時に高反射率部が通過する部分にビームを照射し、高反射率部で反射されたビームを検出部で受信して、演算処理装置が、検出部の検出信号から取付金具の取り付け忘れを判定する。
特許文献2には、作業者が保守点検を行う際にエスカレータの一部の踏段を取り外して作業用開口を設け、光センサによって、移動してきた作業用開口を検出する保守作業位置設定方法が記載されている。光センサは、作業用開口を検出したことを表す検出信号を運転制御手段に送信する。運転制御手段は、その検出信号に基づいてエスカレータの運転を停止させ、作用用開口を所定の作業位置に停止させる。
特開平8−91755号公報 実開2001−302168号公報
保守点検などの作業時に作業用の開口を設けた後、作業者が作業中または作業終了後に開口から離れた位置から開口に向かって踏段上を移動する場合において、開口の位置を認識しにくく、作業者が誤って開口に足を入れてしまうおそれがある。特に開口位置の上側の踏段から開口位置に向かって踏段上を移動する場合に、作業者の視線が開口直前の踏段に遮られて開口を発見しにくい。
本発明の目的は、エスカレータの踏段を取り外して開口を設けて作業を行う場合において、作業時の安全性を向上させることである。
本発明に係るエスカレータの開口位置照明装置は、無端状に連結された複数の踏段と、前記複数の踏段を循環するように駆動する駆動装置とを備えるエスカレータの開口位置照明装置であって、前記駆動装置の停止時に、前記踏段の取り外しによる開口の有無を検出する開口検出部と、前記複数の踏段のうち、利用者が乗降可能な複数の上側の踏段の上方に配置されて点灯または点滅が可能な複数の警告部と、前記駆動装置が停止している場合において前記開口があることが検出された場合に、前記複数の警告部のうち、前記開口に最も近い警告部を点灯または点滅させる警告制御部とを備える。
本発明に係るエスカレータの開口位置照明装置によれば、エスカレータの踏段を取り外して開口を設けて作業を行う場合において、開口の位置を作業者に認識しやすくして作業時の安全性を向上させることができる。
本発明の実施形態の開口位置照明装置を適用するエスカレータの1例を示す概略断面図である。 実施形態の開口位置照明装置の概略構成を示す図である。 エスカレータの1つの踏段を示す斜視図である。 実施形態において、マイクロスイッチが踏段により押される状態を示している図3のA−A断面対応図である。 複数のマイクロスイッチ及び踏段の位置関係の1例を示している模式図である。 実施形態の別例の開口位置照明装置の概略構成を示す図である。 実施形態の別例の開口位置照明装置の概略構成を示す図である。 実施形態の別例の開口位置照明装置の概略構成を示す図である。 実施形態の別例の開口位置照明装置の概略構成を示す図である。
以下において、図面を用いて本発明に係る実施の形態につき詳細に説明する。以下で説明する形状、個数などは説明のための例示であって、開口位置照明装置を含むエスカレータの仕様により変更が可能である。以下では同様の構成には同一の符号を付して説明する。
図1は、本実施形態の開口位置照明装置40(図2)を適用するエスカレータ10の一例を示す概略断面図である。エスカレータ10は、トラス12と、移送手段20と、複数の踏段30と、開口位置照明装置40(図2)とを備える。トラス12は、他の部材を支持する構造部分であり、エスカレータ10の基礎部分を構成する。移送手段20はトラス12の内部に設けられ、複数の踏段30は移送手段20により移動される。
移送手段20は、踏段30を移動させるための駆動機構21と、モータで構成され駆動機構を駆動するエスカレータ駆動装置25とを含む。駆動機構21は、無端状連結部材であるチェーン22と、2つのスプロケット23,24とを有し、チェーン22は2つのスプロケット23,24に掛け渡される。
各踏段30には後述の図3に示すステップ軸31が左右方向(図3の左右方向、図1の表裏方向)に配置される。複数の踏段30は、ステップ軸31は、チェーン22に係合されており、このチェーン22を介して無端状に連結される。各ステップ軸31の左右方向両端には第1案内ローラ32が回転可能に取り付けられている。第1案内ローラ32は、トラス12において、複数の踏段30の左右両側で上下に離れて支持される第1レール13a、13bに沿って移動する。図1ではエスカレータ10は上り用であり、上側の第1レール13a側で踏段30は矢印α方向に上昇し、下側の第1レール13b側で踏段30は矢印β方向に下降する。エスカレータ10は下降用であってもよい。なお、本明細書において、「左右方向」は、エスカレータ10を下側の乗降口11aから上側の乗降口11bに向かって見た場合の左右方向をいう。
エスカレータ駆動装置25はモータで構成され、そのモータの駆動によって上側のスプロケット23を駆動して、ここに掛け渡されているチェーン22を循環移動させ、このチェーン22に連結されている踏段30を循環移動させる。モータの駆動は、後述の図2に示すエスカレータ制御装置26で制御される。エスカレータ制御装置26は、図示しない運転スイッチがオン操作されたことに基づいてエスカレータ駆動装置25のモータを駆動させ、オフ操作されたことに基づいてこのモータを停止させる。
チェーン22で連結された複数の踏段30のうち、上側に位置する複数の踏段30において、乗降口11a、11bの間に位置する踏段30には乗客または作業者などの利用者が乗ることができる。これによって、踏段30には利用者が乗降可能である。以下では、乗降口11a、11bの間に位置する複数の上側の踏段30を、上側踏段30という。
図2は、開口位置照明装置40の概略構成を示している。複数の上側踏段30の左右方向(図2の表裏方向)両側には2つの欄干14が配置される。図2では1つの欄干14のみを示している。欄干14は、側板部15と、側板部15の周囲に循環する移動手すり16と、側板部15の下側において、複数の上側踏段30と左右方向に対向する位置に配置されるスカートガード17とを有する。
開口位置照明装置40は、複数のマイクロスイッチ42と、複数の警告部であるLEDランプ43と、開口照明制御装置50とを含んでいる。複数のマイクロスイッチ42は、開口照明制御装置50が有する後述の開口判定部51とともに、開口検出部41を構成する。
複数のマイクロスイッチ42は、複数の上側踏段30の側方である左右方向一方側に対向して配置される一方側のスカートガード17の複数位置に取り付けられる。具体的には、複数のマイクロスイッチ42は、一方側のスカートガード17において、複数の上側踏段30に対向可能な複数位置に取り付けられる。また、複数のマイクロスイッチ42は、図2の矢印αで示す踏段30の進行方向に沿って配置される。各マイクロスイッチ42の押圧部42b(図4参照)の押圧状態を表す信号は、開口照明制御装置50に送信される。図2において、破線L1,L2,L3は信号の送受信のための信号線を示している。
図3は、エスカレータ10の1つの踏段30を示す斜視図である。図4は、マイクロスイッチ42が上側踏段30により押される状態を示している図3のA−A断面対応図である。踏段30は、利用者が乗降可能な略矩形状の踏板33と、踏板33の進行方向(図3の左右方向)一方側(図3の右側)の端部に略直角に結合されたライザー34とを有する。踏板33は、金属製の踏板本体33aと、踏板本体33aの左右両端部、及びライザー34とは反対側の端部に固定された複数の樹脂製のデマケーションクリート33b、33cとを有する。図3ではデマケーションクリート33b、33cを斜線部で示している。図3において、踏段30のライザー34側端部における左右両端部には第2案内ローラ36が回転可能に取り付けられている。各第2案内ローラ36は、トラス12(図1)において左右両側で上下に離れて支持される図示しない第2レールに沿って移動する。
図4に示すように、踏板本体33a及びデマケーションクリート33bの上面には、櫛歯33d、33eが形成される。ライザー34(図3)の表面にも詳しい形状の図示を省略する櫛歯が形成される。
踏板本体33aの左右方向一端部(図3、図4の左端部)には、一方側のスカートガード17と対向して平板状の側板35が、図示しないネジなどで固定されている。側板35は、上下方向に沿って配置される。側板35は、一方側のスカートガード17に隙間Gを介して左右方向に対向する。
各マイクロスイッチ42は、一方側のスカートガード17に固定されたケース42aと、ケース42aに対し図示しない付勢部材によって矢印P方向に突出するように支持される押圧部42bとを有する。側板35がマイクロスイッチ42と対向する位置に配置されると、押圧部42bは側板35に押圧されて、矢印P方向とは逆方向に変位する。
図2に戻って、複数のLEDランプ43は、一方側のスカートガード17において、複数の上側踏段30の上方に取り付けられて配置される。また、複数のLEDランプ43は、一方側のスカートガード17において、エスカレータ10の進行方向(図2の矢印α方向)に沿う一点鎖線で示す配置線18上に並んで配置される。複数のLEDランプ43は、複数の上側踏段30が停止可能な複数位置のそれぞれの上方に2つずつ配置線18に沿って並んで配置され点灯または点滅が可能である。各LEDランプ43の点灯または点滅の状態は、後述の開口照明制御装置50によって制御される。
図5は、複数のマイクロスイッチ42及び上側踏段30の位置関係の1例を示している模式図である。図5では、エスカレータ10の進行方向を模式的に、左右方向に直線上に伸ばして示している。そして、図5は、上側踏段30側から一方側のスカートガード17に向かって見た投影図として示している。また、上側踏段30は模式的に四角形で示している。マイクロスイッチ42は進行方向に等間隔に離れて配置される。
そして、複数のマイクロスイッチ42と複数の上側踏段30とが図5に示す位置関係で配置された状態でエスカレータ10の運転が停止され、かつ、二点鎖線位置の踏段30が取り外された状態を考える。この場合、マイクロスイッチ42と踏段30とが重畳する部分ではマイクロスイッチ42の押圧部42b(図4)が踏段30の側板35(図4)で押されて押圧されたことを表す押圧信号が開口照明制御装置50(図2)に送信される。
一方、踏段30と重畳しないマイクロスイッチ42では、マイクロスイッチ42が押圧されず、その結果、押圧信号は開口照明制御装置50に送信されない。図5ではマイクロスイッチ42のうち、踏段30で押圧されないマイクロスイッチ42を白丸で示し、踏段30で押圧されるマイクロスイッチ42を黒丸で示している。また、図5の右端で2つの踏段30が連続している部分(矢印Qで示す範囲部分)は、踏段30が上側の乗降口11b付近に配置され進行方向が直線から曲線に変化する部分を示している。一方、図5において、矢印Rで示す範囲部分では踏段30の進行方向が直線状になっている。このような図5に示す例では、踏段30が取り外されていない状態で連続して2つ以上のマイクロスイッチ42の押圧が解除されることはない。一方、踏段30が取り外されて開口が設けられる場合には、連続して2つ以上のマイクロスイッチ42の押圧が解除される。このことから、複数のマイクロスイッチ42の押圧状態に基づいて、踏段30が取り外されて開口Dがあることが分かる。
本実施形態は、この考えに基づいて開口Dの有無を検出する。具体的には、図2に示す開口照明制御装置50は、開口判定部51と、警告制御部52とを有する。開口照明制御装置50には、エスカレータ制御装置26からエスカレータ駆動装置25(図1)の運転状態を表す信号が入力される。
開口判定部51は、複数のマイクロスイッチ42から受け取った信号に基づいて開口があることを検出する。具体的には、開口判定部51は、複数のマイクロスイッチ42のうち、連続して所定数(例えば2つ)以上のマイクロスイッチ42の押圧部42bの押圧が解除されている場合に開口Dがあると判定する。これによって開口判定部51は開口Dの有無を検出する。
警告制御部52は、エスカレータ制御装置26からの信号に基づいてエスカレータ駆動装置25が停止していると判定され、かつ、開口判定部51からの信号に基づいて開口Dがあることが検出された場合に一部のLEDランプ43を点灯、または点滅させる。具体的には、警告制御部52は、複数のLEDランプ43のうち、開口Dに最も近い(例えば開口Dの真上の)LEDランプ43を点灯、または点滅させる。なお、LEDランプ43を点灯させるために、LEDランプ43は、エレベータ駆動用の電源とは独立した、すなわちエレベータ駆動用の電源とは異なる電源から給電される構成としてもよい。例えば、LEDランプ43と電源との間にスイッチが接続され、警告制御部52がこのスイッチをオン状態とすることによりLEDランプ43を電源に接続して点灯させてもよい。また、エレベータ駆動用の電源からエレベータ駆動装置25(図1)への給電が停止された時点から、LEDランプ43がエレベータ駆動用電源から給電されるように制御装置により制御する構成としてもよい。
上記の開口位置照明装置40によれば、保守点検または踏段30の組み付けの作業時などにおいて、エスカレータ10の運転停止中に一部の踏段30が取り外されて開口Dが設けられた場合において、開口Dに最も近いLEDランプ43が点灯または点滅する。これによって、作業者が視認しにくい開口Dに対し離れた位置から開口Dに向かって踏段30上を移動する場合でも、LED43の点灯または点滅で開口Dの位置を認識しやすい。このため、エスカレータ10の踏段30を取り外して開口Dを設けて作業を行う場合に、開口Dの位置を作業者に認識しやすくして作業時の安全性を向上させることができる。
図6は、実施形態の別例の開口位置照明装置40の概略構成を示している。本例の場合、図1から図5の構成において、開口検出部41は、マイクロスイッチ42の代わりにビームセンサ44を有する。具体的には、開口位置照明装置40は、複数のビームセンサ44と、開口照明制御装置50とを含んで構成される。複数のビームセンサ44は、開口照明制御装置50の開口判定部51とともに、開口検出部41を構成する。
複数のビームセンサ44は、一方側のスカートガード17において、複数の上側踏段30に上下方向に対向可能な複数位置に取り付けられる。各ビームセンサ44は、線源44aと検出部44bとを有する。線源44aから照射された赤外線またはレーザ光線などのビームは、下側の踏段30がある場合には踏段30で反射される。踏段30においてビームセンサ44からのビームが当たる部分は、凹凸を有しない水平面上の平面部とすることが好ましい。そして踏段30で反射されたビームは検出部44bで検出される。これによって、各ビームセンサ44は、下側の踏段30の存在の有無を検出できる。検出部44bでの検出状態を表す信号は開口照明制御装置50に送信される。
開口照明制御装置50の開口判定部51は、複数のビームセンサ44から受け取った信号に基づいて、ビームセンサ44の下側の開口Dの有無を検出する。これによって、開口検出部41は、複数の踏段30の複数位置において、上側から照射したビームの反射の検出により開口Dの有無を検出できる。
上記構成の場合も、図1から図5の構成と同様に、一部の踏段30が取り外されて開口Dが設けられた場合において、開口Dに最も近いLEDランプ43が点灯または点滅する。これによって開口Dの位置を作業者に認識しやすくして作業時の安全性を向上させることができる。その他の構成及び作用は図1から図5の構成と同様である。
図7は、実施形態の別例の開口位置照明装置40の概略構成を示している。本例の場合、複数の警告部であるLEDランプ43は、図1から図5の構成と同様に配置される。そして、開口照明制御装置50は、エスカレータ駆動装置25が停止している場合において、開口Dがあることが検出された場合に、一部のLEDランプ43を本警告部及び補助警告部として設定する。具体的には、開口照明制御装置50の警告制御部52は、開口検出部41による検出状態に基づいて、複数のLEDランプ43のうち、開口Dに最も近い、例えば開口Dの真上の2つのLEDランプ43を、本警告部として設定する。図7では本警告部としてのLEDランプ43をMLの符号で示している。以下、本警告部としてのLEDランプ43は「本警告ランプML」と記載する。また、警告制御部52は、複数のLEDランプ43のうち、配置線18上に沿って2つの本警告ランプMLに対し上側に隣り合うように配置される2つのLEDランプ43を、補助警告部として設定する。図7では補助警告部としてのLEDランプ43をSLの符号で示している。以下、補助警告部としてのLEDランプ43は「補助警告ランプSL」と記載する。
そして、警告制御部52は、本警告ランプMLと補助警告ランプSLとを点灯または点滅させる。例えば、本警告ランプML及び補助警告ランプSLを、同時に点灯させるか、または同時に点滅させてもよい。一方、本警告ランプMLを点灯させるとともに補助警告ランプSLを点滅させるか、または本警告ランプMLを点滅させるとともに補助警告ランプSLを点灯させることが、開口Dの位置をより正確に認識できる面から好ましい。なお、本警告ランプML及び補助警告ランプSLとして、それぞれ1つのLEDランプ43のみを設定してもよい。
上記の構成によれば、開口Dに最も近い2つのLEDランプ43だけでなく、その2つのLEDランプ43より上側のLEDランプ43も点灯または点滅する。これにより、作業者が踏段30上を上側から下側に移動して開口Dに近づく場合に、開口Dに近づいたことを補助警告ランプSLの点灯または点滅によってより早期に認識しやすくなる。その他の構成及び作用は図1から図5の構成と同様である。本例の構成を図6の構成と組み合わせてもよい。
図8は、実施形態の別例の開口位置照明装置40の概略構成を示している。本例の場合、図1から図5の構成において、一方側のスカートガード17において複数の警告灯組45が、配置線18上に並んで取り付けられて配置されている。各警告灯組45は、本警告灯としての第1LEDランプ46と、補助警告灯としての第2LEDランプ47とからなり、第1LEDランプ46及び第2LEDランプ47が隣り合っている。第1LEDランプ46及び第2LEDランプ47は、点灯色が異なる。例えば第1LEDランプ46の点灯色は赤色であり、第2LEDランプ47の点灯色は黄色である。図8では第1LEDランプ46は白丸で示し、第2LEDランプ47は、丸の内側に斜格子を付したもので示している。
そして、開口照明制御装置50の警告制御部52は、エスカレータ駆動装置25(図1)が停止している場合において、開口Dがあることが検出された場合に、複数の警告灯組45のうち、開口Dに最も近い警告灯組45を本警告灯組として設定する。例えば、警告制御部52は、開口Dの真上に位置する警告灯組45を本警告灯組として設定する。図8では本警告灯組としての警告灯組45をMGの符号で示している。以下、本警告灯組としての警告灯組45は「本警告組MG」と記載する。また、警告制御部52は、複数の警告灯組45のうち、配置線18上に沿って本警告組MGに対し上側に隣り合うように配置される少なくとも1つの警告灯組45を、補助警告灯組として設定する。図8では補助警告灯組としての警告灯組45をSGの符号で示している。以下、補助警告灯組としての警告灯組45は「補助警告組SG」と記載する。補助警告組SGは、本警告組MGの上側に配置される2つ以上の警告灯組45としてもよい。
そして、警告制御部52は、本警告組MGの第1LEDランプ46と、補助警告組SGの第2LEDランプ47とを、異なる点灯色で点灯または点滅させる。これにより、例えば開口Dの真上で赤色の第1LEDランプ46が点灯し、配置線18に沿って上側に隣り合う補助警告組SGの黄色の第2LEDランプ47も点灯する。
上記の構成によれば、開口Dに最も近い本警告組MGの第1LEDランプ46だけでなく、その本警告組MGより上側の補助警告組SGの第2LEDランプ47も、点灯または点滅する。これにより、作業者が上側から下側に踏段30上を移動して開口Dに近づく場合に、開口Dに近づいたことを補助警告組SGの第2LEDランプ47の点灯または点滅によって、より早期に認識しやすくなる。また、本警告組MGの第1LEDランプ46の点灯色と、補助警告組SGの第2LEDランプ47の点灯色とが異なるので、開口Dの位置をより正確に認識しやすい。その他の構成及び作用は図1から図5の構成と同様である。本例の構成を図6の構成と組み合わせてもよい。なお、図8では、第1LEDランプ46と第2LEDランプ47とが配置線18上に交互に配置されている。一方、複数の第1LEDランプ46が配置される配置線と、複数の第2LEDランプ47が配置される配置線とが上下にずれていてもよい。例えば各警告灯組45において、第1LEDランプ46と第2LEDランプ47とのうち、一方のランプが他方のランプの真上に配置されてもよい。
図9は、実施形態の別例の開口位置照明装置40の概略構成を示している。本例の場合、一方側のスカートガード17には複数の警告部としてスカートガード照明部48が、配置線18上に並んで取り付けられて配置されている。各スカートガード照明部48は、配置線18に沿って長い蛍光灯を含む。スカートガード17に複数の透明または半透明の窓が設けられ、スカートガード照明部48がスカートガード17の内側から窓を通じて踏段30側を照射する構成としてもよい。以下、スカートガード照明部48は、照明部48と記載する。複数の照明部48は、複数の上側踏段30のうち、隣り合う2つの上側踏段30を1組として、各組の上側踏段30が停止可能な複数位置の上方に1つずつ配置されて点灯または点滅が可能である。
また、開口照明制御装置50の警告制御部52は、エスカレータ駆動装置25が停止していると判定された場合で、かつ、開口Dがあることが検出された場合に、複数の照明部48のうち、開口Dに最も近い照明部48を点灯、または点滅させる。
上記の構成の場合も、図1から図5の構成と同様に、エスカレータ10の運転停止中に一部の踏段30が取り外されて開口Dが設けられた場合において、開口Dに最も近い照明部48が点灯または点滅する。これによって、作業時の安全性を向上させることができる。その他の構成及び作用は、図1から図5の構成と同様である。
なお、上記の各例の構成において、踏段30が取り外される場合に、連続する複数の踏段30が取り外されて開口が形成されてもよい。また、上記の各例の構成において、欄干14を構成する移動手すり16のうち、利用者が掴む部分の下側に、警告部として複数の手すり照明部が配置されてもよい。また、開口照明制御装置50が有する警告制御部52は、開口Dがあることが判定された場合にLEDランプ43などの警告部を点灯または点滅させるとともに、ブザーなどの警告音発生部を作動させて警告音を発生させてもよい。これにより、作業者は作業時に開口Dがあることを音によっても認識できる。
また、上記の各例の構成では、左右のスカートガード17の一方側のスカートガード17にLEDランプ43などの警告部が配置される場合を説明した。一方、左右のスカートガード17の両側のスカートガード17に警告部が配置され、開口Dに最も近い左右両側の警告部が点灯または点滅されてもよい。また、図1から図5の構成において、複数のマイクロスイッチ42は、左右両側のスカートガード17において、左右方向に対向する位置に配置されてもよい。このとき、踏段30の左右方向両端部には側板が固定されて、左右両側のマイクロスイッチ42の押圧部42bを側板により押圧可能としてもよい。そして、左右両側のスカートガード17において左右方向に対向して配置される2つのマイクロスイッチ42を1組として、各組の2つのマイクロスイッチ42の両方の押圧部42bの押圧が解除された場合にのみ、対応する位置に踏段30がないと判定されてもよい。これにより踏段30の有無についての誤検出を防止しやすくなる。
10 エスカレータ、11a,11b 乗降口、12 トラス、13a,13b 第1レール、14 欄干、15 側板部、16 移動手すり、17 スカートガード、18 配置線、20 移送手段、21 駆動機構、22 チェーン、23,24 スプロケット、25 エスカレータ駆動装置、26 エスカレータ制御装置、30 踏段、31 ステップ軸、32 第1案内ローラ、33 踏板、33a 踏板本体、33b,33c デマケーションクリート、33d,33e 櫛歯、34 ライザー、35 側板、36 第2案内ローラ、40 開口位置照明装置、41 開口検出部、42 マイクロスイッチ、42a ケース、42b 押圧部、43 LEDランプ、44 ビームセンサ、44a 線源、44b 検出部、45 警告灯組、46 第1LEDランプ、47 第2LEDランプ、48 スカートガード照明部、50 開口照明制御装置、51 開口判定部、52 警告制御部。

Claims (7)

  1. 無端状に連結された複数の踏段と、
    前記複数の踏段を循環するように駆動する駆動装置とを備えるエスカレータの開口位置照明装置であって、
    前記駆動装置の停止時に、前記踏段の取り外しによる開口の有無を検出する開口検出部と、
    前記複数の踏段のうち、利用者が乗降可能な複数の上側の踏段の上方に配置されて点灯または点滅が可能な複数の警告部と、
    前記駆動装置が停止している場合において前記開口があることが検出された場合に、前記複数の警告部のうち、前記開口に最も近い警告部を点灯または点滅させる警告制御部とを備える、エスカレータの開口位置照明装置。
  2. 請求項1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記開口検出部は、前記複数の上側の踏段の側方に配置されるスカートガードにおいて前記複数の上側の踏段に対向可能な複数位置に取り付けられたマイクロスイッチと、前記マイクロスイッチの押圧状態を表す信号に基づいて前記開口の有無を判定する開口判定部とを含み、
    前記開口判定部は、連続して所定数以上の前記マイクロスイッチの押圧が解除されている場合に前記開口があると判定する、エスカレータの開口位置照明装置。
  3. 請求項1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記開口検出部は、前記複数の上側の踏段の複数位置において、上側から照射したビームの反射の検出により前記開口の有無を検出する、エスカレータの開口位置照明装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記複数の警告部は、前記エスカレータの進行方向に沿う配置線上に並んで配置され、
    前記制御装置は、前記駆動装置が停止している場合において、前記開口があることが検出された場合に、前記複数の警告部のうち、前記開口に最も近い前記警告部を本警告部として設定し、前記配置線上に沿って前記本警告部に対し上側に隣り合う少なくとも1つの前記警告部を補助警告部として設定し、前記本警告部と前記補助警告部とを点灯または点滅させる、エスカレータの開口位置照明装置。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記複数の警告部は、前記エスカレータの進行方向に沿う配置線上に並んで配置される複数の警告灯組であって、前記各警告灯組は、点灯色が異なる本警告灯と補助警告灯とを有する複数の警告灯組を含み、
    前記制御装置は、前記駆動装置が停止している場合において、前記開口があることが検出された場合に、前記複数の警告灯組のうち、前記開口に最も近い前記警告灯組を本警告灯組として設定し、前記配置線上に沿って前記本警告灯組に対し上側に配置される少なくとも1つの警告灯組を補助警告灯組として設定し、前記本警告灯組の前記本警告灯と前記補助警告灯組の前記補助警告灯とを、異なる点灯色で点灯または点滅させる、エスカレータの開口位置照明装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記警告部は、前記複数の踏段の側方に配置されるスカートガードに取り付けられたLEDランプを含む、エスカレータの開口位置照明装置。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか1に記載のエスカレータの開口位置照明装置において、
    前記警告部は、前記複数の踏段の側方に配置されるスカートガードに取り付けられ、蛍光灯を含むスカートガード照明部である、エスカレータの開口位置照明装置。
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