JP6868760B1 - 光コネクタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】再使用を規制する機器を接続するのに適した光コネク装置の提供する。【解決手段】筒状のプラグフレーム1にフェルール2を保持した光コネクタプラグ3と、光コネクタプラグのフェルールを受容するフェルール保持部6を備えたアダプタ7とを有し、光コネクタプラグには、前方に行くに従って漸次遠心方向に拡開し、非拡開姿勢に弾性変形可能なストッパ突片8と、ストッパ突片を押さえ付けて非拡開姿勢に拘束して保持する拘束位置からストッパ突片に対する拘束を解除してストッパ突片を拡開姿勢に復帰させる拘束解除位置まで移動自在なスライド蓋9とが設けられ、スライド蓋は、光コネクタプラグの連結位置までの嵌合操作に伴ってアダプタに干渉して拘束位置から拘束解除位置までスライド駆動されるとともに、ストッパ突片は、拡開姿勢においてアダプタに干渉して光コネクタプラグの連結位置への挿入操作を規制する。【選択図】図7

Description

本発明は光コネクタ装置に関するものである。
光ファイバ同士を連結する際に使用される光コネクタ装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、光コネクタ装置は、光ファイバを固定したフェルールを内部に収容した光コネクタ(光コネクタプラグ)と、光コネクタプラグが連結されるアダプタとから構成され、光コネクタプラグはアダプタから抜去した後であっても再度アダプタに連結して使用することができる。
特開2008-102290号公報
しかし、上述した従来例において、例えば、ハンドピース付きレーザファイバ等の医療用機器を光源に接続する場合、使用後の医療用機器を再び光源に接続することを禁止することができないために、ディスポーザブル性能を保証できないという問題がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、再使用を規制する機器を接続するのに適した光コネク装置の提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
筒状のプラグフレーム1にフェルール2を保持した光コネクタプラグ3と、
前記光コネクタプラグ3のフェルール2を受容するフェルール保持部6を備えたアダプタ7とを有し、
前記光コネクタプラグ3には、前方に行くに従って漸次遠心方向に拡開し、非拡開姿勢に弾性変形可能なストッパ突片8と、
前記ストッパ突片8を押さえ付けて非拡開姿勢に拘束して保持する拘束位置からストッパ突片8に対する拘束を解除して該ストッパ突片8を拡開姿勢に復帰させる拘束解除位置まで移動自在なスライド蓋9とが設けられ、
前記スライド蓋9は、光コネクタプラグ3の連結位置までの嵌合操作に伴ってアダプタ7に干渉して拘束位置から拘束解除位置までスライド駆動されるとともに、
ストッパ突片8は、拡開姿勢においてアダプタ7に干渉して光コネクタプラグ3の連結位置への挿入操作を規制する光コネクタ装置を提供することにより達成される。
光コネクタプラグ3は筒状のプラグフレーム1にフェルール2を保持して形成される。光コネクタプラグ3は、プラグフレーム1の中心部に単一のフェルール2を保持した単芯光コネクタであっても、プラグフレーム1の中心部に多芯光コネクタフェルール2を保持したMPO光コネクタ等の多芯光コネクタであってもよい。
アダプタ7への光コネクタプラグ3の装着は、プラグフレーム1の前端部をアダプタ7に挿入して行われ、光コネクタプラグ3を連結位置まで挿入すると、光コネクタプラグ3に保持されたフェルール2がアダプタ7のフェルール保持部6に保持され、アダプタ7の反対側から挿入された連結対象の光コネクタプラグ3のフェルール2に突き当て状に接触して光伝送が可能になる。
単芯光コネクタの場合、フェルール保持部6としては、ジルコニア等により形成される割りスリーブを使用することができるが、SMA型光コネクタ等の場合、アダプタ7に開設されたフェルール2が挿通可能な孔として形成することもできる。
光コネクタプラグ3に配置されるストッパ突片8は前方に行くに従って漸次拡開する拡開姿勢と、前後方向(アダプタ7への装着方向)に沿う非拡開姿勢との間で弾性変形可能であり、スライド蓋9は前後方向にスライドして上記ストッパ突片8を外方から押さえ付けて非拡開姿勢に保持する拘束位置とストッパ突片8の押さえ付け状態が解除される拘束解除位置との間をスライド可能に形成される。
スライド蓋9は、光コネクタプラグ3が未使用の初期状態で拘束位置に保持されており、光コネクタプラグ3をアダプタ7に嵌合させると、アダプタ7に干渉し、さらに嵌合操作を続けるとアダプタ7により押されて相対的に後方に移動し、連結位置に達した際、あるいはその手前で拘束解除位置に移動する。
この状態から光コネクタプラグ3をアダプタ7から抜去し、ストッパ突片8に対するアダプタ7内周部による拘束が解除されると、ストッパ突片8は拡開姿勢に弾性的に復帰する。
ストッパ突片8は拡開姿勢においてアダプタ7に干渉して光コネクタプラグ3の連結位置への挿入操作が規制されるために、一度使用した光コネクタプラグ3の過誤による再使用を確実に防止することが不可能となる。
上記ストッパ突片8、およびスライド蓋9は、フェルール2の外周壁面等、プラグフレーム1内の適宜位置に配置することが可能であるが、
前記アダプタ7には前記プラグフレーム1の前端部が挿入するプラグ装着用開口4が開設されるとともに、
前記ストッパ突片8はプラグフレーム1の外周に固定され、
スライド蓋9はプラグフレーム1に前後方向移動自在に装着されて光コネクタプラグ3の連結位置までの嵌合操作に伴ってアダプタ7のプラグ装着用開口4の後端周縁部に当接して拘束解除位置までスライド駆動されるように構成することができる。
また、光コネクタ装置は、
前記光コネクタプラグ3には前記アダプタハウジング5に締結されるカップリングナット10が装着されるとともに、
前記スライド蓋9は、前記プラグフレーム1の外周壁とカップリングナット10の内周壁との間に介装して構成することができる。
また、前記ストッパ突片8は、スライド蓋9の拘束解除位置から拘束位置への摺動操作により拡開姿勢から非拡開姿勢に強制復帰可能に形成される光コネクタ装置を構成すると、拡開姿勢に移行したストッパ突片8を再び非拡開姿勢に復帰させることができるために、過誤による再使用を規制し、かつ、管理された条件下での再使用状態への復帰が可能になる。
さらに、
前記ストッパ突片8は、リング状に形成されてプラグフレーム1に外嵌固定されるストッパリング11に一体形成される光コネクタ装置を構成すると、組立作業が簡単になる。
また、本発明の他の態様として、
前記プラグフレーム1は、前記フェルール2を保持するとともに、前記アダプタハウジング5に形成されたキー溝12に嵌合するキー部13を備えたキーリング14が外嵌、固定されるプラグフレーム本体15と、
プラグフレーム本体15に外嵌固定され、前記スライド蓋9とストッパ突片8とを保持するフレーム連結体16からなる光コネクタ装置を構成することができる。
FCコネクタ等において、プラグフレーム1にはアダプタ7への中心軸周りの装着角度を制御するキーリング14が固定され、キーリング14に形成されるキー部13は、アダプタ7への挿入操作初期においてアダプタ7のキー溝12に挿入させる必要からプラグフレーム1の前端部に配置する必要がある。
一方、スライド蓋9はコネクタプラグの挿入ストロークを利用して拘束位置から拘束解除位置まで移動させることから光コネクタプラグ3の前端に配置することは光コネクタプラグ3を短寸にするために有効と考えられるが、上記キーリング14とスライド蓋9の双方を光コネクタプラグ3の前端部に配置するにはキーリング14とスライド蓋9の双方を径方向に配列する必要が生じ、プラグフレーム1の形状が複雑になり、切削加工等が困難になるという問題がある。
この点、キーを保持するプラグフレーム本体15とスライド蓋9を保持するフレーム連結体16を別体として形成し、これらを連結することによりプラグフレーム1を形成すると、切削加工等の困難が解消される上に、光コネクタプラグ3の短寸化も実現できる。
さらに、光コネクタ装置は、プラグフレーム本体にフェルールを一体形成して構成することができる。
本発明によれば、一旦使用した光コネクタプラグはストッパ突片が拡開姿勢に移行してアダプタへの挿入が規制されるために、過誤による再使用を確実に防止することができる。
本発明の使用状態を示す外観図である。 本発明のコネクタ装置を示す図で、(a)は側面図、(b)は(a)における2B方向から見たアダプタを示す図である。 図2の断面図で、(a)は図2(b)の3A-3A線断面図、(b)は図2(b)の3B-3B線断面図である。 スライド蓋とストッパリングを示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)の4B-4B線断面図、(c)はスライド蓋が拘束位置におけるストッパリングを示す断面図、(d)はスライド蓋が拘束解除位置に移動したときのストッパリングを示す断面図である。 光コネクタプラグの装着途中を示す図で、(a)は図3(b)に対応する断面図、(b)は図5(a)の5B部拡大図である。 光コネクタプラグを連結位置まで装着した状態を示す図で、(a)は図3(b)に対応する断面図、(b)は図6(a)の6B部拡大図である。 アダプタから光コネクタプラグを抜去した状態を示す図で、(a)は図3(b)に対応する断面図、(b)は図7(a)の7B部拡大図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、(a)は図3(b)に対応する断面図、(b)は図8(a)の8B部拡大図、(c)は図8(b)の8C-8C線拡大断面図である。 図8の光コネクタプラグを連結位置まで装着した状態を示す図で、(a)は図3(b)に対応する断面図、(b)は図9(a)の9B部拡大図、(c)はアダプタから光コネクタプラグを抜去した状態を示す要部拡大断面図である。 図8の変形例を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)の10B-10B断面図である。 図10の光コネクタプラグの動作を示す図で、(a)はアダプタに装着した状態を示す断面図、(b)はアダプタから抜去した状態を示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、(a)は図3(a)に対応する図、(b)は図3(b)に対応する図である。 図12の光コネクタプラグの動作を示す図で、(a)は連結位置まで挿入した状態を示す図3(a)に対応する図、(b)は図13(a)の要部拡大断面図、(c)はアダプタから光コネクタプラグを抜去した状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、(a)は断面図、(b)は(a)の14B方向矢視図である。 図14の光コネクタプラグの動作を示す図で、(a)はアダプタに装着した状態を示す断面図、(b)はアダプタから抜去した状態を示す断面図である。
図1に本発明によるコネクタ装置を使用した医療用機器を示す。図1において17は装置筐体であり、左側が装置筐体17内部、右側が光医療用機器18を示す。
装置筐体17内部には半導体レーザモジュール等のレーザ光源17aが収容され、レーザ光源17aから照射されるレーザ光は光ファイバ17bにより伝送される。装置筐体17内の光ファイバの一端には光源側光コネクタプラグ3’が接続されており、装置筐体17に固定されるアダプタ7に連結される。
一方、ディスポーサブル光医療機器18に接続される光ファイバ17b’の一端には本発明の光コネクタ装置を構成する光コネクタプラグ3が連結されており、光コネクタプラグ3をアダプタ7に連結位置まで挿入すると、光コネクタプラグ3に保持された後述するフェルール2の先端と、光源側光コネクタプラグ3’に保持されたフェルール2の先端とが適宜の圧力で接触することによりフェルール2に固定された光ファイバの先端同士が接触し、レーザ光源17aからの照射光がディスポーサブル光医療機器18に伝送される。
また、後述するように、光コネクタプラグ3は、一旦アダプタ7に連結した後、抜去すると、再度アダプタ7への連結が不可能となるために、過ってディスポーサブル光医療機器18が再使用されることが確実に防止される。
図2以下に示すように、光コネクタ装置は、上述した装置筐体17等に固定されるアダプタ7と、このアダプタ7に連結される光コネクタプラグ3とを有する。
本例における光コネクタ装置は、FC単芯コネクタ装置であり、アダプタ7は、前後方向(本明細書において、光コネクタプラグ3のアダプタ7への装着方向、すなわち、図3において右側を「前方」とする。)に貫通するフェルール保持部6としての割りスリーブを保持するスリーブホルダ19を前後から一対のアダプタハウジング5により挟み付けて形成される。
各アダプタハウジング5はプラグ装着用開口4が開設された連結突部5aを備えており、この連結突部5aの外周には、後述するカップリングナット10をねじ込むための雄ネジ5bが刻設される。また、プラグ装着用開口4には、光コネクタプラグ3の挿入側ストローク終端を決定するストッパ壁4aが設けられ、光コネクタプラグ3は、先端がこのストッパ壁4aに当接した位置が連結位置となる。
一方、光コネクタプラグ3は、プラグフレーム本体15にフレーム連結体16を連結して円筒形状に形成されるプラグフレーム1と、プラグフレーム1の後端に連結されるストッパ20と、ゴムフード21と、プラグフレーム1に挿入されるフェルール2とを有し、上記フェルール2の長手方向中心部に開設されるファイバ挿通孔2aに固定される図外の光ファイバはゴムフード21の開口を経て光コネクタプラグ3の後端から引き出される。
上記フェルール2にはフランジ部材22が固定され、このフランジ部材22の先端部をプラグフレーム本体15に形成した内向きフランジ1aに当接させることにより前方への離脱が防止され、さらに、鍔部21aをストッパ20に係止させることによって抜け止めされるゴムフード21の前端に配置されるバネ受けリング23とフランジ部材22のフランジ部22aとの間に圧縮コイルスプリング24が介装されてフェルール2を前方に付勢する。
フェルール2の圧縮コイルスプリング24による前方への付勢力の付与により、光コネクタプラグ3を連結位置まで挿入した際のフェルール2の先端と電源側光コネクタプラグ3’のフェルール2の先端との圧接状態での接触が可能になり、電源側光コネクプラグ3’の光ファイバ17bとの接続が保証される。
また、プラグフレーム本体15には、前方に向けてキー部13を突出させたキーリング14が外嵌、固定されており、光コネクタプラグ3のアダプタ7への連結に際し、上記キー部13をアダプタハウジング5に形成されるキー溝12に合致させることにより回転方向の位置決めが行われる。
一方、上記フレーム連結体16はほぼ円筒形状をなして、プラグフレーム本体15に外嵌、固定される。このフレーム連結体16の前端縁はプラグフレーム本体15に配置されるキー部13を覆い隠すことのないように、キーリング14のリング部14aのやや前方に位置しており、後端縁はプラグフレーム本体15の後端位置に合致する。
また、フレーム連結体16には、内径部に上記アダプタハウジング5の雄ネジ5bに螺合可能な雌ネジ10aが形成されたカップリングナット10が外嵌される。フレーム連結体16には止め輪25が固定されてカップリングナット10の抜け止めが行われる。
フレーム連結体16の外周にはリング装着溝1bが形成されており、このリング装着溝1bに後述するリング部11aを外嵌させることによりストッパリング11が前後方向移動不能に装着され、さらに、このストッパリング11を覆うように、スライド蓋9が前後方向移動自在に装着される。
図4に示すように、ストッパリング11は、止め輪状のリング部11aから前方に向けて単数、または複数(本例においては2個)の舌片状のストッパ突片8を突出させて形成される。リング部11aは、上記アダプタ7のプラグ装着用開口4内に挿通可能な外形寸法を有するとともに、ストッパ突片8は、リング部11aとの境界部において屈曲されて前端に行くに従って漸次外径方向に拡開しており、ストッパ突片8の前端は、アダプタ7のプラグ装着用開口4の前端縁における直径に比して大径の円周上に位置する。
上記ストッパ突片8は図4(b)に示す無負荷状態の拡開姿勢から図4(c)に示す非拡開姿勢まで弾性変形可能であり、本例においては、上記ストッパリング11をバネ板材等の弾性変形可能な材料により形成することにより、ストッパ突片8の弾性変形能が確保される。
上記スライド蓋9は、リング部9aの全周から前方に向けて円筒状のストッパ収容筒9bを突出させて形成され、図3に示すように、リング部9aをフレーム連結体16にスライド自在に外嵌して装着される。
図4(c)に示すように、スライド蓋9のストッパ収容筒9bの内径は上記ストッパリング11がスライド自在に嵌合可能な寸法に形成されるとともに、外径は、図5に示すように、フェルール2のアダプタ7への挿入途上でアダプタハウジング5の連結突部5aの後端縁に干渉する寸法に形成される。
光コネクタプラグ3の装着は、前端部をアダプタ7のプラグ装着用開口4に挿入して行われ、プラグフレーム本体15の前端が上述したカップリングナット10を締め付けてアダプタハウジング5のストッパ壁4aに当接する連結位置で固定される。
図5に示すように、プラグフレーム本体15の挿入途上において、スライド蓋9はアダプタハウジング5の連結突部5aの先端に当接し、この状態からさらに光コネクタプラグ3を挿入すると、図6に示すように、スライド蓋9の前端縁が連結突部5aの先端に押されてスライド蓋9がフレーム連結体16に対して相対的に後退する。
図6(b)に示すように、スライド蓋9は後退位置において先端縁がストッパリング11のリング部11aの先端縁近傍に合致するように形成されており、この状態から光コネクタプラグ3をアダプタ7から抜去すると、図7に示すように、ストッパリング11のストッパ突片8は拡開姿勢に弾性的に復帰する。
拡開姿勢においてストッパ突片8の前端は、図7(b)に示すように、アダプタハウジング5の連結突部5aの前端に干渉する位置まで拡開しているために、光コネクタプラグ3をプラグ装着用開口4に嵌合し、さらに、連結位置まで挿入することができないために、光コネクタプラグ3の再使用が不可能となる。
また、本例において、図7(b)に示すように、ストッパ突片8が拡開姿勢にある状態でストッパ突片8の自由端はカップリングナット10の内周壁に当接する。この状態で光コネクタプラグ3をアダプタ7に挿入しようとすると、さらなる拡開方向への変形がカップリングナット10により規制されているストッパ突片8は座屈変形のみが許容されるために、大きな抵抗力が発生し、より確実に連結位置への挿入が防止される。
図7(b)の状態からストッパリング25を外した後、カップリングナット10を外し、専用治具でスライド蓋9を押すことで、一旦拘束解除位置に移動したスライド蓋9を拘束位置に強制復帰させ、拡開姿勢に移行したストッパ突片8を再び非拡開姿勢に移行させて初期状態に復帰させることができる。
したがって本例において、過誤による光コネクタプラグ3の再使用を防止することができる上に、例えば消毒等、再使用条件が充足した場合には、スライド蓋9を拘束位置に復帰させることにより再使用を可能にすることができる。
図8に本発明の第2の実施の形態を示す。なお、以下の実施の形態の説明において、上述した実施の形態と実質的に同一の構成要素は図中に符号を付して説明を省略する。
本例において、上述した実施の形態においてプラグフレーム本体15とフレーム連結体16とから形成される光コネクタプラグ3のプラグフレーム1は一体に形成されるとともに、ストッパ突片8とスライド蓋9とはフェルール2の外周部に配置される。
図8(b)、(c)に示すように、ストッパ突片8は板バネ材により形成され、無負荷状態の拡開姿勢で図9(c)に示す形状を有してフェルール2に形成された収容凹部2bに収容される。図中2cは板バネを収容凹部2bに固定するための接着剤等を示す。
一方、スライド蓋9は図8(c)に示すように、長手方向に回り止めスリットが形成された断面C字形状の筒体で、フェルール2の外周壁に形成された所定長のガイド凹部2dに前後方向に移動自在に外嵌される。
また、スライド蓋9の前端には作動突起9cが突設されており、プラグフレーム1をアダプタ7に所定長挿入すると、作動突起9cがアダプタハウジング5のスリーブホルダ19の後端に当接する。この状態からさらにプラグフレーム1を連結位置まで挿入すると、図9(b)に示すように、スリーブホルダ19により前進を規制されたスライド蓋9は相対的に後退して拘束解除位置に移動する。
この後、光コネクタプラグ3をアダプタ7から抜去すると、図9(c)に示すように、ストッパ突片8は拡開姿勢に移行し、以後、ストッパ突片8がスリーブホルダ19の前端に干渉することから連結位置への移動が規制される。
図10に図8の変形例を示す。本例において、スライド蓋9はフェルール2の外周に巻装され、図11(a)に示すように、このスライド蓋9の前端に形成される作動フランジ9dがアダプタ7のスリーブホルダ19の前端に干渉することにより拘束解除位置に駆動される。
図12に本発明の第3の実施の形態を示す。本例において光コネクタプラグ3のプラグフレーム1は一体に形成されるとともに、プラグフレーム1の前端部にはキー部13を備えたキーリング14が、その後方にストッパリング11とスライド蓋9とが配置される。
光コネクタプラグ3の装着はキー部をキー溝12に合致させるようにして前端部をアダプタハウジング5のプラグ装着用開口4に嵌合させて行われ、スライド蓋9は連結位置に到達する前にアダプタハウジング5の前端縁(連結突部5aの前端縁)に当接した後、図13(b)に示すように、拘束解除位置に駆動され、その後、光コネクタプラグ3をアダプタ7から抜去すると、図13(c)に示すように、ストッパ突片8が拡開姿勢に弾性復帰し、以後、アダプタ7との連結が規制される。
図14に本発明の第4の実施の形態を示す。本例は、いわゆるSMA型の光コネクタ装置に対する適用例を示すもので、フェルール2はプラグフレーム1に一体形成される。
ストッパ突片8はプラグフレーム1に外嵌、固定されるホルダ26に固定され、このストッパ突片8を覆うようにスライド蓋9がホルダ26に対して前後方向摺動自在に装着される。
アダプタ7にはホルダ26が挿入可能なプラグ装着用開口4が開設されており、プラグフレーム1をアダプタ7に挿入すると、やがて図14(a)に示すように、スライド蓋9の先端がプラグ装着開口4のストッパ壁4aに当接する。このあと、さらにプラグフレーム1を連結位置まで挿入すると、図15(a)に示すように、スライド蓋9は相対的に後方にスライドして拘束解除位置まで移動し、このあと、プラグフレーム1を抜去すると、図15(b)に示すように、ストッパ突片8は拡開姿勢に移行する。
なお、図14においてはフェルール2はプラグフレーム1に一体形成される場合を示したが、プラグフレーム1に対して別体に形成することもできる。
1 プラグフレーム
2 フェルール
3 光コネクタプラグ
4 プラグ装着用開口
5 アダプタハウジング
6 フェルール保持部
7 アダプタ
8 ストッパ突片
9 スライド蓋
10 カップリングナット
11 ストッパリング
12 キー溝
13 キー部
14 キーリング
15 プラグフレーム本体
16 フレーム連結体

Claims (7)

  1. 筒状のプラグフレームにフェルールを保持した光コネクタプラグと、
    前記光コネクタプラグのフェルールを受容するフェルール保持部を備えたアダプタとを有し、
    前記光コネクタプラグには、前方に行くに従って漸次遠心方向に拡開し、非拡開姿勢に弾性変形可能なストッパ突片と、
    前記ストッパ突片を押さえ付けて非拡開姿勢に拘束して保持する拘束位置からストッパ突片に対する拘束を解除して該ストッパ突片を拡開姿勢に復帰させる拘束解除位置まで移動自在なスライド蓋とが設けられ、
    前記スライド蓋は、光コネクタプラグの連結位置までの嵌合操作に伴ってアダプタに干渉して拘束位置から拘束解除位置までスライド駆動されるとともに、
    ストッパ突片は、拡開姿勢においてアダプタに干渉して光コネクタプラグの連結位置への挿入操作を規制する光コネクタ装置。
  2. 前記アダプタには前記プラグフレームの前端部が挿入するプラグ装着用開口が開設されるとともに、
    前記ストッパ突片はプラグフレームの外周に固定され、
    スライド蓋はプラグフレームに前後方向移動自在に装着されて光コネクタプラグの連結位置までの嵌合操作に伴ってアダプタのプラグ装着用開口の後端周縁部に当接して拘束解除位置までスライド駆動される請求項1記載の光コネクタ装置。
  3. 前記光コネクタプラグには前記アダプタに締結されるカップリングナットが装着されるとともに、
    前記スライド蓋は、前記プラグフレームの外周壁とカップリングナットの内周壁との間に介装される請求項1または2記載の光コネクタ装置。
  4. 前記ストッパ突片は、スライド蓋の拘束解除位置から拘束位置への摺動操作により拡開姿勢から非拡開姿勢に強制復帰可能に形成される請求項1、2または3記載の光コネクタ装置。
  5. 前記ストッパ突片は、リング状に形成されてプラグフレームに外嵌固定されるストッパリングに一体形成される請求項1、2、3または4記載の光コネクタ装置。
  6. 前記プラグフレームは、前記フェルールを保持するとともに、前記アダプタ7に形成されたキー溝に嵌合するキー部を備えたキーリングが外嵌、固定されるプラグフレーム本体と、
    プラグフレーム本体に外嵌固定され、前記スライド蓋とストッパ突片とを保持するフレーム連結体からなる請求項1から5のいずれかに記載の光コネクタ装置。
  7. 前記プラグフレームには、フェルールが一体形成される請求項1から6のいずれかに記載の光コネクタ装置。
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