JP3544263B2 - 光結合用レセプタクルモジュール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光結合用レセプタクルモジュールに係わり、特に、光コネクタが挿入される構造を備え、入射したレーザ光を該光コネクタに保持された光ファイバに導く光結合用レセプタクルモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信において、光結合用レセプタクルモジュールを用いて光半導体モジュール(レーザモジュール)から発生したレーザ光を光コネクタの光ファイバに導く。また、光伝送路の途中で光ファイバ同士を光学的に接続する場合には、光結合用アダプタモジュールを用いる。
かかる光通信において使用されるレーザ光はパワーが大きく、しかも、レーザ光を絞り込んで伝送するため、該レーザ光が直接人間の目に照射されると非常に危険である。このため、従来より種々の安全対策が施されている。
レーザモジュールから発生したレーザ光については、図6に示すように、保護キャップCPを用意し、該保護キャップCPをレーザモジュールLMに適宜着脱することによりレーザ光のシャットダウン(レーザハザード)機能を満足するようにしている。
【0003】
また、光コネクタの光ファイバ同士を光学的に接続する際のレーザ光については、光コネクタを他の光コネクタに接続しない場合、レーザ光が外に出力しないように、あるいは、外に出ても相当量パワーが減衰する機構を光コネクタに設けることによりレーザ光のシャットダウン(レーザハザード)機能を満足するようにしている。図7はかかる従来の光コネクタの説明図であり、特開平5−196841号公報に開示されているものである。光ファイバ1を保持するフェルール6を、第1のフェルール6aと第2のフェルール6bで構成すると共に、第1のフェルール6aと第2のフェルール6bを押えバネ7により連結する。かかる光コネクタ5をレセプタクルに装着していない場合は(図示状態)、第1のフェルール6aと第2のフェルール6bがバネ力によりずれ動いて保持された状態になる。かかる状態においては、各フェルールの光ファイバ1a、1bに光軸ずれが生じ、光ファイバ1a,1b間の光結合損失が増大し、光ファイバ1bから強いレーザ光が出射されない。一方、光コネクタ5を図示しないレセプタクルに装着したときは、すなわち、光コネクタ5のフェルール6をレセプタクルのスリーブに挿入したときは、レセプタクルの割りスリーブの締め付け力により第1のフェルール6aと第2のフェルール6bの各光ファイバ1a、1bがスリーブ内で一直線に整列し、光結合損失なく、光ファイバ1aからのレーザ光は光ファイバ1bを介してレセプタクルに接続された他の光コネクタの光ファイバに導かれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
キャップによる第1の方法は、保護キャップがレーザモジュールと別部品で構成されているため、装着の煩わしさや、キャップ紛失等の問題があり、しかも、キャップを装着する際レーザ光が出射している場合があり、安全面でも問題が残っている。
レセプタクルへの装脱に応じて第1、第2フェルール間の光結合損失を調整する機構を備えた第2の方法は、第1の方法による問題点はない。しかし、以下の問題がある。
【0005】
第1のフェルールと第2のフェルールが、非装着時(脱却状態)に軸ずれの状態で設定されているため、第1フェルールと第2フェルールに段差が発生する。このため、光アダプタ(レセプタクル)にフェルール6を挿入する際、この段差によりレセプタクルの割りスリーブとの引っ掛かりが生じ、着脱作業性が悪く、しかも、弾性体の押えバネを割りスリーブによって削ってしまい、削り屑が光結合部に混入する問題がある。
また、軸ずれの状態から割りスリーブによって第1、第2のフェルールが同軸上に整合する際、軸と垂直方向に第2のフェルールがスライドして、光コネクタの心臓部であるファイバ端面を傷つけ、つぶしてしまう問題がある。
【0006】
以上から、本発明の目的は、光コネクタの脱却時にレーザ光をシャットダウンできる光結合用レセプタクルモジュール及び光結合用アダプタモジュールを提供することである。
本発明の別の目的は、光コネクタの着脱に応じて光結合損失を調整する機構を備え、しかも、ゴミの混入や、ファイバ端面のスライドによる傷が生じないようにできる光結合用レセプタクルモジュール及び光結合用アダプタモジュールを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、本発明によれば、光コネクタが挿入される構造を備え、入射したレーザ光を該光コネクタに保持された光ファイバに導く光結合用レセプタクルモジュールにおいて、レセプタクルモジュールのホルダに固定され、入射したレーザ光を絞り込むレーザ光絞り込み部と、光ファイバを保持し、絞り込み部でしぼられたレーザ光を光コネクタの光ファイバに導くフェルールと、レーザ光絞り部とフェルール間を結合する弾性部材と、光コネクタの非挿入時、前記フェルールに当接して該フェルールの光ファイバ軸を絞り込み部の光軸から軸ずれさせるバネ部材と、光コネクタを受容すると共に割りスリーブが嵌め込まれた円筒部を備え、光コネクタの挿入及び引き抜き時に割りスリーブの締め付け力により光コネクタと共にスライドするスリーブと、光コネクタの挿入によるスリーブのスライドにより前記バネ部材とフェルールの当接を解除し、弾性部材によりレーザ光絞り込み部とフェルールを密接させ、スリーブの更なるスライドによりフェルール及びレーザ光絞り込み部をスリーブ円筒内に収容し、スリーブ内でレーザ光絞り込み部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させる構造を備えた光結合用レセプタクルモジュールにより達成される。
【0008】
上記構成の光結合用レセプタクルモジュールによれば、光コネクタの非装着時、フェルールをバネ部材により一方より押圧することにより傾けてレーザ光をシャットダウンでき、また、光コネクタ装着時には、スリーブのスライドによりバネ部材とフェルールの当接を解除し、これによりフェルールの傾きをなくしてレーザ光絞り込み部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させ、レーザ光を光コネクタの光ファイバに光結合損失なく導くことができる。しかも、光コネクタの装着時、レーザ光絞り込み部の外形とフェルールの外形が同軸上にきちんと自動的に整合し、割りスリーブの挿入がスムーズに行え、削り屑が発生して混入することがなく、また、ファイバ端面のスライドによる傷が生じないようにできる。
また、レーザ光を出力すると共に該レーザ光をレーザ光絞り部に入射するレーザ光発生モジュールを光結合用レセプタクルモジュールに結合することにより、レーザ光発生モジュールから発生するレーザ光をシャットダウンする光結合用レセプタクルモジュールを提供することができる。
【0009】
また、スリーブにおけるフェルール及びレーザ光絞り込み部の受容口の内面に外側に向けて広がるようにテーパ加工を施すことにより、光コネクタの装着時、フェルールを割りスリーブにスムーズに挿入することができる。
また、割りスリーブと光コネクタの接触面積を割りスリーブとフェルールの接触面積より大きくすることにより、光コネクタの引き抜き時に、スリーブを光コネクタと共にスライドさせると共に、フェルールを割りスリーブから脱却することができる。
また、絞り込み部材とフェルールに弾性部材の抜けを防止する抜け止めを設けることにより、光コネクタの引き抜き時に、弾性部材がレーザ光絞り込み部とフェルールからはずれるのを防止できる。
また、弾性部材の弾性力を、フェルールと割りスリーブの接触によるフェルール引き抜き力より大きくすることにより、確実に光コネクタの引き抜き時に、フェルールを割りスリーブより脱却することができる。
【0010】
また、上記目的は、本発明によれば、両側からそれぞれ光コネクタが挿入される構造を備え、一方の光コネクタの光ファイバから入射したレーザ光を他方の光コネクタの光ファイバに導く光結合用アダプタモジュールにおいて、モジュールの中央部のホルダに固定され、一方の光コネクタの光ファイバから入射したレーザ光を他方の光コネクタの光ファイバに導く光結合部と、該光結合部の両側にそれぞれ設けられた光結合用レセプタクルモジュールを備え、各光結合用レセプタクルモジュールは、光ファイバを保持し、光結合部から入射したレーザ光を光コネクタの光ファイバに、あるいは、光コネクタから入射したレーザ光を光結合部に導くフェルールと、光結合部とフェルール間を結合する弾性部材と、光コネクタの非挿入時、前記フェルールに当接して該フェルールの光ファイバ軸を光結合部の光軸から軸ずれさせるバネ部材と、光コネクタを受容すると共に割りスリーブが嵌め込まれた円筒部を備え、光コネクタの挿入及び引き抜き時に割りスリーブの締め付け力により光コネクタと共にスライドするスリーブと、光コネクタの挿入によるスリーブのスライドにより前記バネ部材とフェルールの当接を解除し、弾性部材により光結合部とフェルールを密接させ、スリーブの更なるスライドによりフェルール及び光結合部の一部分をスリーブ円筒内に収容し、スリーブ内で光結合部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させる構造を備えた光結合用アダプタモジュールにより達成される。
【0011】
上記構成の光結合用アダプタモジュールによれば、光コネクタの非装着時、フェルールをバネ部材により一方から押圧することにより傾けてレーザ光をシャットダウンでき、また、光コネクタ装着時には、スリーブのスライドによりバネ部材とフェルールの当接を解除し、これによりフェルールの傾きをなくして光結合部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させ、レーザ光を光結合部から光コネクタの光ファイバに、あるいは光コネクタの光ファイバから光結合部に光結合損失なく導くことができる。しかも、光コネクタの装着時、絞り込み部の外形とフェルールの外形が同軸上にきちんと自動的に整合し、割りスリーブの挿入がスムーズに行え、削り屑が発生して混入することがなく、また、ファイバ端面のスライドによる傷が生じないようにできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
(A)光結合用レセプタクルモジュール
(a)構成
図1は本発明の光結合用レセプタクルモジュールの構成図であり、図1(a)は切断図、図1(b)はレーザ光絞り部(ガラス板)とフェルールの拡大図、図1(c)はガラス板とフェルールの分解斜視図である。また、図2は光結合用レセプタクルモジュールを構成する各部の斜視図である。
図1において、10はレーザ光発生モジュール、20はレーザ光を図示しない光コネクタの光ファイバに導く光結合用レセプタクルモジュールである。
レーザ光発生モジュール10において、11はレーザ光を発生するレーザダイオードパッケージ(LDパッケージ)、12はパッケージホルダで、一部にレーザ光を光結合用レセプタクルモジュール20に入射するためのアパーチャ(円形切欠き)13が設けられている。LDパッケージ11とパッケージホルダ12はリングプロジェクション溶接により固定される。14はLDパッケージから発生したレーザ光をアパーチャ13に集光するガラス板である。
【0013】
光結合用レセプタクルモジュール20において、21は外形に段差のある円筒状のレセプタクルスリーブであり(図2(b)参照)、光コネクタ挿入側には該光コネクタに設けたネジと嵌合するネジ21aが形成されている。レセプタクルスリーブ21はSUS(ステンレス鋼)等の材料で形成され、パッケージホルダ12にレーザスポット溶接により固定される。
【0014】
22は入射したレーザ光を絞り込むガラス板(レーザ光絞り込み部)、23はガラス板を保持するガラスホルダ、24は中心に光ファイバ24aを保持し、ガラス板22でしぼられたレーザ光を後述する光コネクタの光ファイバに導くフェルール、25はガラス板22とフェルール24間を結合する金属、プラスチックゴム等の弾性部材で構成されたスプリングである。ガラスホルダ23はガラスとの溶接性が良好なSUS(ステンレス鋼)等の材料で形成され、パッケージホルダ12のアパーチャ13を囲むように該パッケージホルダにレーザスポット溶接により固定される。ガラス板22はガラスホルダ23に嵌め込まれて固定され、アパーチャ13を覆い、LDパッケージ11から発生するレーザ光が入射するようになっている。ガラス板22の突出部にはスプリング25の抜けを防止する抜け止め22a(図1(b))が形成されている。フェルール24はジルコニア等の材料で段差付き円柱状に形成され、中心にSMファイバ(シングルモードファイバ)24aを保持し、段差部にはスプリング25の抜けを防止する抜け止め24bが形成されている。フェルール24はスプリング25のクッションにより自由に可動できるようになっている。また、ガラスホルダ23とフェルール24の外形は±1μの高精度に加工されている。
【0015】
26は板バネであり、光コネクタの非挿入時、フェルール24に当接して該フェルールの光ファイバ軸をガラス板22の光軸から軸ずれ、角度ずれさせるものである。板バネ26は、図2(a)に示すように、りん青銅等の材料で円筒状に形成した後、一部に切り込みを入れて舌部を形成し、該舌部を折り曲げて構成されている。折り曲げ部はバネ性を備え、その頂部がフェルール24に当接し、該フェルールの光ファイバ軸をガラス板22の光軸から軸ずれ、角度ずれさせる。
27は光コネクタを受容するスリーブアッセンブリであり、SUS等の材料で形成された円筒状のスリーブ27aと、りん青銅等の材料で形成され、スリーブ27aに嵌め込まれた割りスリーブ27bと、割りスリーブの抜けを防止するSUSで形成されたストッパ27cを備えている。
【0016】
スリーブ27aの一端外形は図2(c)に示すように、太くなって頭部27a−1を形成し、細長のは胴部27a−2がレセプタクルスリーブ21の円筒内突出部21bに左右スライド可能に嵌め込まれ、頭部が円筒内突出部21bの側面に係合することにより右方向のスライドが規制され、かつ、抜けないようになっている。また、スリーブ27aの頭部側内面にはテーパ27a−3が形成され、スリーブ内部にフェルール24がスムーズに収まるように工夫されている。
割りスリーブ27bは一部が円筒軸方向に割られており、縮む方向のバネ性を有している。従って、割りスリーブ27b内に光コネクタの円筒状フェルール(後述する)が挿入されると該フェルールにより押し広げられると共に、該フェルールを締め付け、この締め付け力によりスリーブアッセンブリ27全体を左方向(フェルール挿入方向)にスライドするようになっている。
【0017】
(b)光コネクタ着脱
図3及び図4は図1の光結合用レセプタクルモジュールにFCコネクタ付きファイバ(光コネクタ)を挿入する際の装着説明図であり、図3は装着前の状態、図4は装着時の状態説明図である。
【0018】
(b−1) 光コネクタ
図3、図4において、30は外周が円筒状に形成された光コネクタであり、円筒内部にはスリーブアセンブリ27の端部を突き当てる突き当て部31が設けられ、また、突き当て部31と一体にフェルール32が円筒内部から突出するように設けられている。フェルール32は円柱状をしており、光ファイバ32aがその中心に埋設され、図示しないファイバケーブルに接続されている。又、光コネクタの円筒部内面にはレセプタクルスリーブ21に形成したネジ部21aと嵌合するネジ部33が形成されている。円柱状のフェルール32は光結合用レセプタクルモジュールのスリーブアセンブリ27の円筒部に、突き当て部31がスリーブ27aの端部が突き当たるまで挿入される。また、光コネクタ30は外周端部34がレセプタクルスリーブ21の突き当て部21cに突き当たるまで挿入される。
【0019】
(b−2) 非装着状態(脱却状態)
光結合用レセプタクルモジュールの各部は光コネクタ挿入前、あるいは、脱却時、図3に示す状態にある。すなわち、板バネ26の頂部がフェルール24に当接し、1方向からバネ圧で押しつけてフェルールを傾斜する。この傾斜により、フェルール24の光ファイバ軸がガラス板22の光軸から軸ずれ、角度ずれし、ガラス板22とフェルール24間で光出力が数十dBダウンし、レーザ光のシャットダウンが行われる。
【0020】
(b−3) 挿入
光コネクタ30の挿入に際しては、まず、フェルール32がスリーブアセンブリ27の円筒部に挿入される。フェルール32が挿入されると、割りスリーブ27bがフェルール32を締め付け、この締め付け力によりスリーブアセンブリ27が光コネクタ30の挿入に応じて左方向(A矢印方向)にスライドを開始する。左方向スライドにより、スリーブアセンブリ27が板バネ26に突き当たり、しかる後、該板バネを押し下げ、板バネ26とフェルール24間の当接を解除する。これと同時に、スリーブ27aに形成したテーパ形状によりフェルール24がスムーズにスリーブ内部にガイドされる。
【0021】
以後、ネジ21a、33が係合するまで光コネクタを押し込み、係合開始後、光コネクタを回しながら更に押し込む。これにより、フェルール24及びガラスホルダ23がスリーブ27の円筒内部に収容される。そして、押し込みが完了した状態においては(図4参照)、スリーブ内で割りスリーブ27bの締め付け力により、ガラス板22の光軸、フェルール24の光ファイバ軸、光コネクタ30の光ファイバ軸が一直線状に整列し、かつ、各端面がPCコンタクト(Physicalcontact)する。この結果、光結合損失なく、LDパッケージ11から発生するレーザ光をガラス板22からフェルール24を介して光コネクタ30の光ファイバ32aに導くことができる。
尚、ガラスホルダ23とフェルール24の外形精度を±1μmとし、かつ、ガラス板22とフェルール24間をスプリング25で結合しているため、上記直線整合性を向上でき、しかも、PCコンタクトを向上することができる。また、各端面の光学面は互いにこすり合うことがなく、光学面を傷付けることはない。
【0022】
(b−4)脱却
図4の装着状態から光コネクタ30を右方向に引き抜く力を加えると、割りスリーブ27bによる締め付け力によりスリーブアセンブリ27は図3に示すように、頭部27a−1が円筒内突出部21bの側面に係合するまで光コネクタ30と共にスライドする。この時、▲1▼割りスリーブ27bと光コネクタのフェルール32との接触面積が、割りスリーブ27bとフェルール24との接触面積より大きくなっており、しかも、▲2▼スプリング25による引っ張り力がフェルール24と割りスリーブ27bの接触によるフェルール引き抜き力より大きく設定されているため、確実に光コネクタ30の引き抜き時に、フェルール24を割りスリーブ27bから脱却することができる。尚、引き抜き力を600gとすれば、スプリング力を約1Kg程度にする。
【0023】
スリーブアセンブリ27の右方向移動に伴って板バネ26が上昇を開始し、フェルール24がスリーブアセンブリ27から脱却した後、該フェルールに当接してこれを傾斜する(図3)。この結果、フェルール24の光ファイバ軸がガラス板22の光軸から軸ずれ、角度ずれし、ガラス板22とフェルール24間で光出力が数十dBダウンし、レーザ光のシャットダウンが行われる。
以上では、光結合レセプタクルにレーザ光発生モジュールを組み込んだ場合であるが、レーザ光発生モジュールは必須のものではなく、なくても良い。
【0024】
(B)光結合用アダプタモジュール
図1の光結合用レセプタクルモジュールは、レーザ光発生モジュールより発生したレーザ光を光コネクタの光ファイバに導くものである。かかる光結合用レセプタクルモジュールに若干の変更を加えることにより光コネクタ同士を結合する光結合用アダプタモジュールを構成することができる。
図5はかかる光結合用アダプタモジュールの構成図である。図中、40は光結合用アダプタモジュール、30a,30bは光コネクタであり、図3に示す光コネクタ30と全く同一の構成を有している。
【0025】
光結合用アダプタモジュール40において、41はモジュールの中央部に設けたホルダ、42は光結合部であり、ホルダ41に固定されると共に中心部に光ファイバ42aを備え、一方の光コネクタ30a(30b)の光ファイバ32aから入射したレーザ光を他方の光コネクタ30b(30a)の光ファイバ32aに導くものである。51,61は光結合部42の両側にそれぞれ設けられた光結合用レセプタクルモジュールである。
【0026】
光結合用レセプタクルモジュール51,61は、図1の光結合用レセプタクルモジュールとほぼ同様の構成を備えており(同一部分には同一符号を付している)、該レセプタクルモジュールからレーザ光発生モジュール10を削除し、ガラス板22及びガラスホルダ23を光結合部42で置き換えた構成を備えている。すなわち、光結合用レセプタクルモジュール51,61は、それぞれ
▲1▼光ファイバ24aを保持し、光結合部42から入射したレーザ光を光コネクタ30a,30bの光ファイバ32aに、あるいは、光コネクタ30a,30bの光ファイバ32aから入射したレーザ光を光結合部42に導くフェルール24と、
▲2▼光結合部42とフェルール24間を結合するスプリング25と、
▲3▼光コネクタの非挿入時、図示するようにフェルール24に当接して該フェルールの光ファイバ軸を光結合部42の光軸から軸ずれ、角度ずれさせる板バネ26と、
▲4▼光コネクタ30a、30bの円柱状のフェルール32を受容すると共に割りスリーブ27bが嵌め込まれた円筒部を備え、光コネクタ30の挿入/引き抜き時に割りスリーブ27bの締め付け力により光コネクタと共にスライドするスリーブ27aと、
▲5▼光コネクタの挿入によるスリーブアセンブリ27のスライドにより板バネ26とフェルール24の当接を解除し、スプリング25により光結合部42とフェルール24を密接させ、スリーブ27aの更なるスライドによりフェルール24及び光結合部42の一部分をスリーブ円筒内に収容し、スリーブ内で割りスリーブ27bの締め付け力により光結合部42の光軸、フェルール24の光ファイバ軸、光コネクタ30の光ファイバ軸を一直線上に整列させる構造を備えている。
【0027】
かかる構成によれば、レーザ光を送出する光コネクタ30aを光結合用アダプタモジュール40の任意の側に装着し、該光コネクタからのレーザ光を受ける光コネクタ30bを他方の側に接続することによ光コネクタ同士で光結合ができる。そして、レーザ光受け側の光コネクタ30bの非装着時、レセプタクルモジュール61におけるフェルール24を板バネ26により押圧することにより傾けてレーザ光をシャットダウンでき、また、光コネクタ30bの装着時には、スリーブ27aのスライドにより板バネ26とフェルール24の当接を解除し、これによりフェルール24の傾きをなくして光結合部42の光軸、フェルール24の光ファイバ軸、光コネクタ30bの光ファイバ軸を一致させ、レーザ光を光結合部42から光コネクタ30bの光ファイバ32aに光結合損失なく導くことができる。しかも、光コネクタの装着時、光結合部42の外形とフェルール24の外形が同軸上にきちんと自動的に整合し、割りスリーブ27bへの挿入がスムーズに行え、削り屑が発生して混入することがなく、また、ファイバ端面でのスライドによる傷が生じないようにできる。
【0028】
以上では、左右対象に光結合用レセプタクルモジュールを配設した場合であるが、光受け側のモジュールのみ図5のように構成し、光送出側は板バネ26を削除すると共にフェルール24と光結合部42を一体に構成することもできる。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこれらを排除するものではない。
【0029】
【発明の効果】
以上本発明によれば、光コネクタの非装着時、フェルールをバネ部材により一方より押圧することにより傾けてレーザ光をシャットダウンでき、また、光コネクタ装着時には、スリーブのスライドによりバネ部材とフェルールの当接を解除し、これによりフェルールの傾きをなくして絞り込み部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一致させ、レーザ光を光コネクタの光ファイバに光結合損失なく導くことができる。しかも、光コネクタの装着時、絞り込み部の外形とフェルールの外形が同軸上にきちんと自動的に整合し、割りスリーブの挿入がスムーズに行え、削り屑が発生して混入することがなく、また、ファイバ端面のスライドによる傷が生じないようにできる。
【0030】
また、本発明によれば、レーザ光を出力すると共に該レーザ光をレーザ光絞り部に入射するレーザ光発生モジュールを光結合用レセプタクルモジュールに結合するようにしたから、レーザ光発生モジュールから発生するレーザ光をシャットダウンする光結合用レセプタクルモジュールを簡単に構成することができる。
また、本発明によれば、スリーブにおけるフェルール及び絞り込み部の受容口の内面に外側に向けて広がるようにテーパ加工を施すようにしたから、光コネクタの装着時、フェルールを割りスリーブにスムーズに挿入することができる。
また、本発明によれば、割りスリーブと光コネクタの接触面積を割りスリーブとフェルールの接触面積より大きくしたから、光コネクタの引き抜き時に、スリーブを光コネクタと共にスライドさせると共に、フェルールを割りスリーブから確実に脱却することができる。
また、本発明によれば、絞り込み部材とフェルールに弾性部材の抜けを防止する抜け止めを設けるようにしたから、光コネクタの引き抜き時に、弾性部材がレーザ光絞り込み部とフェルールからはずれるのを防止できる。
また、本発明によれば、弾性部材の弾性力を、フェルールと割りスリーブの接触によるフェルール引き抜き力より大きくしたから、確実にフェルールを割りスリーブから脱却することができる。
【0031】
また、本発明によれば、モジュールの中央部のホルダに固定され、一方の光コネクタの光ファイバから入射したレーザ光を他方の光コネクタの光ファイバに導く光結合部と、該光結合部の両側にそれぞれ設けられた光結合用レセプタクルモジュールにより光結合用アダプタモジュールを構成したから、光コネクタの非装着時、フェルールをバネ部材により一方より押圧することにより傾けてレーザ光をシャットダウンでき、また、光コネクタ装着時には、スリーブのスライドによりバネ部材とフェルールの当接を解除し、これによりフェルールの傾きをなくして光結合部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させ、レーザ光を光結合部から光コネクタの光ファイバに、あるいは光コネクタの光ファイバから光結合部に光結合損失なく導くことができ、コネクタ同士の光結合用アダプタモジュールを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光結合用レセプタクルモジュールの構成図である。
【図2】各部の斜視図である。
【図3】光コネクタ装着前の状態説明図である。
【図4】光コネクタ装着時の装着状態説明図である。
【図5】本発明の光結合用アダプタモジュールの構成図である。
【図6】従来のシャットダウン法の説明図である。
【図7】従来の光コネクタの説明図である。
【符号の説明】
10・・レーザ光発生モジュール
11・・LDパッケージ
20・・光結合用レセプタクルモジュール
21・・レセプタクルスリーブ
22・・ガラス板
23・・ガラスホルダ
24・・フェルール
25・・スプリング
26・・板バネ
27・・スリーブアセンブリ
27b・・割りスリーブ

Claims (7)

  1. 光コネクタが挿入される構造を備え、入射したレーザ光を該光コネクタに保持された光ファイバに導く光結合用レセプタクルモジュールにおいて、
    レセプタクルモジュールのホルダに固定され、入射したレーザ光を絞り込むレーザ光絞り込み部と、
    光ファイバを保持し、絞り込み部でしぼられたレーザ光を光コネクタの光ファイバに導くフェルールと、
    レーザ光絞り部とフェルール間を結合する弾性部材と、
    光コネクタの非挿入時、前記フェルールに当接して該フェルールの光ファイバ軸を絞り込み部の光軸から軸ずれさせるバネ部材と、
    光コネクタを受容すると共に割りスリーブが嵌め込まれた円筒部を備え、光コネクタの挿入及び引き抜き時に割りスリーブの締め付け力により光コネクタと共にスライドするスリーブと、
    光コネクタの挿入によるスリーブのスライドにより前記バネ部材とフェルールの当接を解除し、弾性部材により絞り込み部とフェルールを密接させ、スリーブの更なるスライドによりフェルール及びレーザ光絞り込み部をスリーブ円筒内に収容し、スリーブ内でレーザ光絞り込み部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させる構造を備えたことを特徴とする光結合用レセプタクルモジュール。
  2. 前記光結合用レセプタクルモジュールは、レーザ光を出力すると共に該レーザ光を前記レーザ光絞り部に入射するレーザ光発生モジュールを備えたことを特徴とする請求項1記載の光結合用レセプタクルモジュール。
  3. 前記スリーブにおけるフェルール及び絞り込み部の受容口の内面に外側に向けて広がるようにテーパ加工を施したことを特徴とする請求項1記載の光結合用レセプタクルモジュール。
  4. 割りスリーブと光コネクタの接触面積を割りスリーブとフェルールの接触面積より大きくし、光コネクタの引き抜き時に、スリーブをスライドさせると共に、フェルールを割りスリーブから脱却することを特徴とする請求項1記載の光結合用レセプタクルモジュール。
  5. レーザ光絞り込み部とフェルールに前記弾性部材の抜けを防止する抜け止めを設けたことを特徴とする請求項4記載の光結合用レセプタクルモジュール。
  6. 前記弾性部材の弾性力を、フェルールと割りスリーブの接触によるフェルール引き抜き力より大きくすることを特徴とする請求項5記載の光結合用レセプタクルモジュール。
  7. 両側からそれぞれ光コネクタが挿入される構造を備え、一方の光コネクタの光ファイバから入射したレーザ光を他方の光コネクタの光ファイバに導く光結合用アダプタモジュールにおいて、
    モジュールの中央部のホルダに固定され、一方の光コネクタの光ファイバから入射したレーザ光を他方の光コネクタの光ファイバに導く光結合部と、
    該光結合部の両側にそれぞれ設けられた光結合用レセプタクルモジュールを備え、各光結合用レセプタクルモジュールは、
    光ファイバを保持し、光結合部から入射したレーザ光を光コネクタの光ファイバに、あるいは、光コネクタから入射したレーザ光を光結合部に導くフェルールと、
    光結合部とフェルール間を結合する弾性部材と、
    光コネクタの非挿入時、前記フェルールに当接して該フェルールの光ファイバ軸を光結合部の光軸から軸ずれさせるバネ部材と、
    光コネクタを受容すると共に割りスリーブが嵌め込まれた円筒部を備え、光コネクタの挿入及び引き抜き時に割りスリーブの締め付け力により光コネクタと共にスライドするスリーブと、
    光コネクタの挿入によるスリーブのスライドにより前記バネ部材とフェルールの当接を解除し、弾性部材により光結合部とフェルールを密接させ、スリーブの更なるスライドによりフェルール及び光結合部の一部分をスリーブ円筒内に収容し、スリーブ内で光結合部の光軸、フェルールの光ファイバ軸、光コネクタの光ファイバ軸を一直線上に整列させる構造を備えたことを特徴とする光結合用アダプタモジュール。
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