JP3526627B2 - 内視鏡用接続装置 - Google Patents

内視鏡用接続装置

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JP3526627B2
JP3526627B2 JP18623494A JP18623494A JP3526627B2 JP 3526627 B2 JP3526627 B2 JP 3526627B2 JP 18623494 A JP18623494 A JP 18623494A JP 18623494 A JP18623494 A JP 18623494A JP 3526627 B2 JP3526627 B2 JP 3526627B2
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Machida Endoscope Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の接眼筒を撮影
装置に着脱可能に接続するための装置に関する。
【従来の技術】
【0002】周知のように、内視鏡は後端に接眼筒を有
しており、この接眼筒から例えば人の体腔内を観察でき
るようになっている。この接眼筒の外周面は、後方に向
かって広がる裁頭円錐部と、この円錐部の後端に連なる
円筒部とを有している。上記体腔内の観察像は必要に応
じて撮影される。この際、撮影装置に上記内視鏡の接眼
筒を着脱可能に取り付ける。
【0003】上記接眼筒を撮影装置に接続するための一
般的な接続装置は、特公平4ー2170の第13図,第
14図に開示されているように、筒形状をなすボデイ
と、一対のチャックレバーと、1つのコイルスプリング
とを備えている。上記ボデイの後端部は撮影装置に取り
付けられている。ボデイの前端部には断面円形の収容凹
部が形成されている。この収容凹部の内径は、上記接眼
筒の円筒部の径と実質的に等しい。上記一対のチャック
レバーは上記収容凹部を挟んで配置され、その中間部が
ボデイに回動可能に支持されており、一端がボデイから
突出し、他端同士が上記コイルスプリングにより連結さ
れている。上記収容凹部を囲む周壁には、これらチャッ
クレバーが入り込むためのスリットが形成されている。
【0004】上記接続装置では、一対のチャックレバー
はボデイのスリットに収容され、コイルスプリングの力
で収容凹部内に入り込んでいる。内視鏡の接眼筒を取り
付ける際には、人の手により一対のチャックレバーの一
端同士を互いに近付けてチャックレバーを収容凹部から
後退させ、この状態で、接眼筒を収容凹部に収容する。
この後で、一対のチャックレバーから手を放すと、これ
らチャックレバーは収容凹部に入り込み、接眼筒の円錐
部の外周面を押圧する。これにより、接眼筒が抜けるの
を防止する。また、チャック部材が円錐面を押すことに
より、接眼筒を軸方向に付勢する力が生まれ、この軸方
向の力により接眼筒の後端が収容凹部の底面に当たって
位置決めされる。このように、収容凹部の底面は接眼筒
を軸方向に位置決めするための基準面となる。また、収
容凹部の内周面は、全周にわたって接眼筒の円筒部に実
質的に接しており、接眼筒を径方向に位置決めするため
の基準面となる。その結果、接眼筒の光軸と撮影装置の
光軸とが一致する。接眼筒を取り外す場合には、再び人
手によりチャックレバーの一端を近付けて、チャックレ
バーを収容凹部から後退させ、この状態で接眼筒を収容
凹部から抜き取る。
【0005】しかし、上記接続装置では、接眼筒に撮影
装置を取り付ける際および取り外す際には、片手で内視
鏡を持ち、もう一方の手で撮影装置を持ちながら一対の
締付リンクを開く操作をしなければならず、作業性が著
しく悪かった。また、接眼筒をボデイに取り付けた状態
を安定して維持するために、コイルスプリングの力を強
くしてあるが、それでも接眼筒の軸方向移動を確実に禁
じることができなかった。また、接眼筒の取り付け,取
り外しの際には、コイルスプリングの強い力に抗してチ
ャックレバーを収容凹部から後退させなければならず、
この点からも作業性が悪かった。
【0006】上記公報の第1図〜第12図に示す接続装
置では、一対のチャックレバーの一端をボデイに回動可
能に連結し、チャックレバーの他端間にコイルスプリン
グを介在させ、互いに近付けるように付勢している。さ
らに、これらチャックレバーの他端間には倍力機構を介
在させている。この接続装置では、接眼筒の接続に先立
って、倍力機構を手で操作することにより、コイルスプ
リングに抗してチャックレバーを開き状態にセットす
る。このセット状態で接眼筒をボデイの収容空間に差し
込むと、接眼筒が倍力機構の作動レバーに当たり、倍力
機構が作動して上記セット状態を解除する。その結果、
コイルスプリングの力でチャックレバーが閉じられ、チ
ャックレバーが接眼筒の円錐部を押し付ける。この接続
装置によれば、コイルスプリングの力を強くしても、操
作性が悪くなることはない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報の第
1図〜第12図に示す接続装置では、複雑で小型の倍力
機構を用いるため、高価になる欠点があった。また、強
いコイルスプリングを用いても、接眼筒の軸方向移動を
確実に禁じることができなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の接続装置は、(イ)筒形状をなしており
その後端部が撮影装置に取り付けられたボデイであっ
て、(i)その前端部に形成され内視鏡の接眼筒の円筒部
を径方向の遊びを有して収容する収容凹部と、(ii)上記
収容凹部の底面により構成され接眼筒を軸方向に位置決
めする軸方向基準面と、(iii)上記遊び方向の一方側に
位置する収容凹部の内周面が接眼筒の円筒部と実質的に
等しい径を有する部分円筒面をなすことにより提供さ
れ、接眼筒の円筒部外周を受け止めることにより接眼筒
の径方向の位置決めをなす径方向基準面と、(iv)径方向
基準面の前方に配置されこの径方向基準面から径方向,
内方向に突出して接眼筒の円錐部を係止する係止部と、
を有するボデイと、(ロ)上記ボデイに上記遊び方向に
スライド可能に支持され、上記径方向基準面とは反対側
において上記収容凹部に収容された接眼筒の円錐部と対
峙する押圧部と、ボデイの外面から突出した操作部とを
有するチャック部材と、(ハ)上記チャック部材を上記
遊び方向に付勢し、その押圧部を接眼筒の円錐部の外周
面に押し付けることにより、接眼筒を軸方向基準面,径
方向基準面に向かって付勢する付勢手段と、を備えたこ
とを特徴とする。請求項2の接続装置は、上記チャック
部材は直線に沿ってスライド可能に支持されており、そ
の操作部がボデイの外周面から突出していることを特徴
とする。請求項3の接続装置は、上記チャック部材は、
平板形状のスライド部を有し、このスライド部の一端に
上記操作部が設けられており、さらにこのスライド部に
は上記接眼筒を通すための開口が形成されており、この
開口における操作部とは反対側の縁に上記押圧部が設け
られていることを特徴とする。請求項4の接続装置は、
上記操作部は上記スライド部と直交する方向に延び、こ
の操作部とボデイとの間に上記付勢手段としての圧縮コ
イルスプリングが介在されていることを特徴とする。請
求項5の接続装置は、上記収容凹部の内周面は、接眼筒
の円筒部外径と実質的に等しい径の2つの半円筒面と、
これら半円筒面を連ねる幅の狭い一対の平坦面とを有
し、この平坦面間の距離が接眼筒の円筒部外径と実質的
に等しく、上記平坦面の幅が上記遊びの量を決定してお
り、一方の半円筒面が上記径方向基準面として提供され
ることをことを特徴とする。請求項6の接続装置は、上
記チャック部材を係止するための係止機構を備え、この
係止機構は、(i)チャック部材に設けられて上記ボデ
イの収容凹部の底部に配置され、係合孔と、この係合孔
に連なりチャック部材のスライド方向に延びるスリット
とを有する係合板部と、(ii)上記ボデイの収容凹部の
底部に形成されたスライド孔に軸方向のスライド可能に
収容された係合部材と、(iii)上記スライド孔に収容
され上記係合部材を前方に付勢するスプリングとを含
み、上記係合部材は、上記チャック部材の係合板部が上
記付勢手段に抗して移動した時に上記係合孔に嵌まって
チャック部材を係止しチャック部材の押圧部が収容凹部
の径方向基準面から離れた状態を維持する第1係合凸部
と、この第1係合凸部の前端面に形成され第1係合凸部
が係合孔に嵌まった状態で係合板部の前面から突出し、
上記接眼筒が収容凹部に入り込んだ時にこの接眼筒に押
されて後退して上記スリットに嵌まり込み、これにより
上記付勢手段によるチャック部材のスライドを許す第2
係合凸部とを有することを特徴とする。請求項7の接続
装置は、上記チャック部材がボデイに回動可能に支持さ
れ、その回動方向が上記遊び方向とほぼ一致しており、
チャック部材の操作部がボデイの外周面から突出してい
ることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1の接続装置では、接眼筒の円錐部が付
勢手段の付勢力によってチャック部材の押圧部で押され
るため、接眼筒の後端が収容凹部の軸方向基準面に当た
り、接眼筒の円筒部の外周面の一部が径方向基準面に当
たり、その結果、接眼筒が正確に位置決めされる。ま
た、接眼筒が収容凹部に収容された状態において、接眼
筒を軸方向基準面から離す方向の力が働いても、接眼筒
の円錐部が径方向基準面から径方向,内方向に突出する
ボデイの係止部に係止されるため、接眼筒の軸方向の移
動を確実に禁じることができる。さらに、付勢手段は、
接眼筒の軸方向移動を禁じる役割を担わなくて済むの
で、付勢力が比較的小さくて済み、この付勢手段の付勢
力に抗して操作部を操作する作業を簡単に行うことがで
きる。請求項2では、チャック部材を直線的にスライド
し、その操作部がボデイの外周面から突出しているの
で、操作部の操作が簡単である。請求項3では、接眼筒
の挿入を可能にするために、チャック部材の操作部を押
すことにより、チャック部材の係止部を径方向基準面か
ら離すことができ、さらに操作性を向上できる。請求項
4では、チャック部材の操作部とボデイとの間にコイル
スプリングを介在させるため、コイルスプリングを受け
るための付加的な部分をチャック部材に形成しなくて済
み、構成を簡略化することができる。請求項5では、最
初に接眼筒の円筒部を径方向基準面ではない半円筒面に
接するように収容し、次に付勢手段の力で接眼筒を遊び
方向に移動させて径方向基準面となる半円筒面に当て
る。この際、接眼筒は一対の平坦面に案内されながら横
ぶれすることなく安定して径方向基準面に向かうことが
できる。請求項6では、接眼筒の接続に先立って、チャ
ック部材を付勢手段に抗して移動させることにより、第
1係止凸部が係合孔に嵌まる。その結果、チャック部材
の押圧部が径方向基準面から離れた状態が維持され、接
眼筒の挿入が可能となる。接眼筒を挿入した時、第2係
止凸部がこの接眼筒に押されるため、係合部材が後退す
る。この時、第1係合凸部と係合孔との係合状態が解除
され、チャック部材は付勢手段の力でスライドする。こ
の際、第1係合凸部はスリットに嵌まり込むので、この
チャック部材のスライドが許される。チャック部材のス
ライドにより、その押圧部が接眼筒の円錐部の外周面を
押すため、接眼筒の位置決めがなされる。請求項7で
は、チャック部材が回動し、その操作部がボデイの外周
面から突出しているので、操作部の操作が簡単である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の接続装置を図面を参照しなが
ら説明する。図1〜図5に示す接続装置Xを説明する前
に、内視鏡YとカメラZ(撮影装置)について説明して
おく。これら内視鏡YとカメラZは周知であるので、簡
単な説明に留める。図6に示すように、内視鏡Yは、ボ
デイ1と、このボデイ1の先端から延びる挿入部2と、
挿入部2の先端から延びる湾曲部3と、この湾曲部3の
先端に取り付けられたチップ4と、ボデイ1の後端に設
けられた接眼筒5と、ボデイ1の横に設けられた操作部
6と、ボデイ1の横から延びるライトガイド7とを有し
ている。ライドガイド7の先端に供給された光源からの
照明光は、ライドガイド7,ボデイ1,挿入部2,湾曲
部3を通る光ファイバー束を通って、チップ4の先端面
に設けた照明窓から体腔内に照射される。体腔の内壁の
像は、チップ4に設けた観察窓から、湾曲部3,挿入部
2,ボデイ1を通る像伝送光学系を経て、接眼筒5に至
り、ここで観察される。湾曲部3は操作部6にワイヤを
介して連結されており、操作部6での遠隔操作により湾
曲される。上記接眼筒5は、後方に向かって広がる裁頭
円錐部5aと、この円錐部5aの後端に連なる円筒部5
bとを有している。他方、カメラZは、図1に示すよう
に外周面にねじを有する取付筒部8と、この取付筒部8
の先端に設けられた対物筒9とを有している。
【0011】図1に最もよく示されているように、接続
装置Xは、筒形状のボデイ10と、このボデイ10に径
方向にスライド可能に支持されたチャック部材80と、
このチャック部材80を付勢する圧縮コイルスプリング
90(付勢手段)とを主要構成部材として備えている。
【0012】図1に示すように、上記ボデイ10は、複
数の部品により構成されている。詳述すると、ボデイ1
0は、メインリング20と、このメインリング20を上
記カメラZに取り付けるための第1取付筒30および第
2取付筒40と、メインリング20の回動を禁じる回り
止めリング50と、メインリング20の先端面に固定さ
れた係止板60(係止部)と、メインリング20を覆う
カバー70とを備えている。
【0013】図1に示すように、上記第1取付筒30
は、前側の小径筒部31と後側の大径筒部32とを有し
ており、大径筒部32がカメラCの取付筒部8に螺合さ
れている。第1取付筒30の小径筒部31の内周にはカ
メラCの対物筒9がはめられている。小径筒部31の外
周には第2取付筒40が嵌められており、ねじ41によ
り両者が連結されている。第2取付筒40の前端には径
方向,外方向に延びるフランジ42が形成され、後端部
外周にはねじ43が形成されている。このねじ43には
上記回り止めリング50が螺合されている。
【0014】図1に示すように、上記メインリング20
は、軸方向に貫通する2段の段付孔を有しており、この
段付孔の大径の前部が後述する収容凹部21として提供
され、小径の後部が段付の取付孔22として提供されて
いる。この取付孔22には、上記第2取付筒40の前部
が挿入されている。メインリング20の後側の内周部と
回り止めリング50は、第1取付筒30の段33と、第
2取付筒40のフランジ42に挟まれて支持されてい
る。回り止めリング50をメインリング20に向かって
締め付けると、メインリング20が第2取付筒40に対
して回動するのが禁じられ、ひいては、後述するよう
に、メインリング20に収容された内視鏡Yの接眼筒5
とカメラZの間の自由回動が禁じられる。
【0015】次に、上記メインリング20の収容凹部2
1について詳述する。図1に示すように、収容凹部21
の底面21xは、接眼筒5を軸方向に位置決めするため
の平坦な軸方向基準面として提供される。図5に最も良
く示されているように、収容凹部21の内周面は、一対
の半円筒面21a,21bと、これら半円筒面21a,
21bを連ねる一対の平坦面21cにより構成されてい
る。図において上側の半円筒面21aの中心O1は、メ
インリングの外周面の円の中心と一致するとともに、カ
メラZの対物筒9の光軸ZLと一致する。下側の半円筒
面21bの中心O2は、平坦面21cの幅Wと同量だけ
下方に偏心している。半円筒面21a,21bの径は、
接眼筒5の円筒部5bの外径と実質的に等しく(実質的
に等しいとは、微小のクリアランス分だけ大きいことを
意味する。以下、同じ)、上側の半円筒面21aは、後
述するようにこの接眼筒5を径方向に位置決めするため
の径方向基準面となる。半円筒面21a,21bの中心
1,O2が上下に離れているため、接眼筒5の円筒部5
aは上下に遊び量Wをもって収容凹部21に収容され
る。
【0016】図2,図4,図5に示すように、メインリ
ング20の前端面には、左右一対のガイド部23が前方
に突出して形成されている。これらガイド部23は、上
下に延びるとともに互いに平行をなすスライド面23a
を有している。
【0017】図1,図2,図4に示すように、メインリ
ング20の前端面の上部には、上述した係止板60がね
じ61により固定されている。この係止板60は円弧形
状をなしており、その下縁(内縁)の曲率半径は、収容
凹部21の半円筒面21a,21bの曲率半径と等し
い。ここで重要なことは、係止板60の下縁の円弧の中
心が上側の半円筒面21aの中心O1より下方に偏位し
ており、その下縁が、収容凹部21の上側の半円筒面2
1aより径方向,内方向(すなわち下方向)に突出して
いることである。半円筒面21aからの突出量は、中心
1と中心O2との間の距離と等しい。
【0018】図1〜図4に示すように、上記カバー70
は、上記メインリング20の外周にねじ79(図3)で
固定された円筒部71と、メインリング20のガイド部
20の前端面に当たるフロント部72とを有している。
円筒部71の上部には、周方向に延びるスリット73と
円形の開口74が形成されており、フロント部72には
円形の開口75が形成されている。この開口75の内径
は、接眼筒5の円筒部5bの外径と実質的に等しく、そ
の中心は、円筒部71の中心から下方向に偏心してお
り、上記収容凹部21の下側の半円筒面21bの中心O
2と一致している。
【0019】図4に最も良く示されているように、上記
チャック部材80は平板形状のスライド部81と、この
スライド部81の上端からスライド部81と直交して後
方に延びる操作部82とを有している。この操作部82
は、メインリング20の外周面に対峙しており、この外
周面に沿って部分円筒形状をなしている。スライド部8
1は、円板の左右両側を切断した形状をなしており、そ
の円板の中心より下方に偏心した中心を有する円形の開
口83を有している。この開口83は、接眼筒5の円筒
部5bの外径と実質的に等しい内径を有している。開口
83の下縁部にの後面には、平坦な押圧板84がねじ8
5により固定されている。この押圧板84(押圧部)
は、円弧形状をなし、その上縁(内周縁)の曲率半径
は、接眼筒5の円筒部5bの外径と実質的に等しく、開
口83の内周縁の下側と合致している。
【0020】上記チャック部材80のスライド部81
は、カバー70の円筒部71に形成されたスリット73
を通っており、メインリング20の一対のガイド部23
と、メインリング20の前端面(ガイド部23間に位置
する前端面)と、カバー70のフロント部72とで形成
された空間内を上下方向にスライド可能に収容されてい
る。
【0021】図1,図2に示すように、上記チャック部
材80の操作部32の下面中央とそれに対峙するメイン
リング20の外周面との間には上記圧縮コイルスプリン
グ90が配置されている。このコイルスプリング90
は、カバー70の開口74を通り、その両端部が操作部
82の下面に形成された凹部86とメインリング20の
外周面に形成された凹部26にそれぞれ収容されてい
る。このコイルスプリング90により、チャック部材8
0は常に上方へ付勢されている。操作部82を押してい
ない時には、押圧板84の上端が、メインリング20の
前端面に固定された係止板60の下端に当たることによ
り、チャック部材80の抜け止めがなされている。
【0022】上記構成からなる接続装置Xにおいて、図
1(A),図2(A),図3に示すように、押圧板84
が係止板60に当たった状態で、チャック部材80が最
も上の位置にある時、チャック部材80の開口83の中
心は、上側の半円筒面21aの中心より上に位置してい
る。その結果、開口83の下縁は、カバー70の開口7
5より上方に位置し、接眼筒5の挿入を阻んでいる。
【0023】内視鏡YのカメラZへの接続は、次のよう
にして行う。まず、カバー70の外周を片手で把持して
接続装置Xを支持しつつ、操作部82を同じ手の指(例
えば人指し指)で押し下げる。すると、図1(B),図
2(B)に示すように、コイルスプリング90の付勢力
に抗してチャック部材80が下降し、その下縁がカバー
70の筒部71の内周面に当たる。この時、チャック部
材80の開口83の下側周縁が、メインリング20の下
側の半円筒面21bと一致し、開口83の上側周縁が、
係止板60の内周縁と一致する。その結果、内視鏡Xの
接眼筒5を挿入可能な開口が収容凹部21の前方に形成
される。
【0024】上記の状態で、内視鏡Yの接眼筒5を収容
凹部21に向かって移動すると、接眼筒5の円筒部5b
が、カバー70の開口75を通り、チャック部材80の
開口83を通り、係止板60と押圧板84との間を通っ
て収容凹部21の底面21xに当たる。この時、接眼筒
5の円筒部5Bが収納凹部21の下側円筒面22bに接
した状態になる。
【0025】次に、チャック部材80の操作部82から
手を離す。すると、図1(C),図2(C)に示すよう
に、チャック部材80がコイルスプリング90の付勢力
で上昇し、チャック部材80に固定されている押圧板8
4の上縁の中央が、円錐部5aの外周面に当たり、接眼
筒5に上方への押圧力を加える。これにより接眼筒5は
上方に移動して、その円筒部5bが収容凹部21の上側
半円筒面21aにあたり、その結果、接眼筒5の径方向
の位置決めがなされ、接眼筒5の光軸YLと、カメラZ
の対物筒9の光軸ZLとが一致する。なお、上記押圧板
84による上方への力の一部は、円錐部5aで接眼筒5
を軸方向に押す力に変換されるから、接眼筒5を収容凹
部21の底面21xに当てることができ、軸方向の位置
決めがなされる。本実施例では、収容凹部21の内周面
が、一対の半円筒面21a,21bと一対の平坦面21
cにより構成され、遊び方向がチャック部材80のスラ
イド方向にのみ限定されているから、接眼筒5を下側の
半円筒面21bに接するようにして収容凹部21の所定
位置に安定して収容できるとともに、その後の操作部8
2の解放により接眼筒5を安定して移動させることがで
きる。
【0026】上記の径方向位置決めにより、接眼筒5の
円筒部5bが収容凹部21の上側の半円筒面21aに当
たった状態では、係止板60の内周縁が、円錐部5aの
外周面を係止するため、接眼筒5は収容凹部21の底面
21xから離れる軸方向の力を受けても、収容凹部21
からの離脱を確実に防止することができる。
【0027】接眼筒5を接続装置Xから抜き取るには、
まず、チャック部材80の操作部82を再び押して、収
容凹部21の前方に接眼筒5の円筒部5bが通ることが
できる開口を形成する。そして、接眼筒5を下に移動さ
せてその円筒部5bを収容凹部21の下側の半円筒面2
1bに当て、その後で、接眼筒5を軸方向に移動させて
接続装置Xから抜き取る。
【0028】上記構成からなる接続装置Xによれば、接
続装置Xを支える手で操作部82を押し下げるだけで接
眼筒5の着脱が可能であるから、操作が極めて簡単であ
る。さらに、操作部82はカバー70の外周に沿って配
置されているから指で力を加えやすい。また、チャック
部材80のストロークは比較的小さいので操作し易い。
【0029】しかも、収納凹部21内に接眼筒5の円筒
部5bを挿入した時点で、カメラYと接眼筒5の光軸Y
L,ZLが合っていなくても、操作部82を離せば、上述
したように円筒部5bが径方向基準面としての半円筒面
21aに面接触し、軸方向基準面である底面21xに面
接触するために、正確に位置決めされ、信頼性が高い。
また、接眼筒5の円筒部5bの厚さや、円錐部のテーパ
角度等が若干変更された場合にも、円筒部5bの外径が
変わらない限り、光軸合わせの精度に影響を与えない。
なお、接眼筒の円筒部5bが上側の半円筒面21aに接
した状態において、係止板60は円錐部5aの外周面に
接しているのが最も好ましいが、若干離れていてもよ
い。多少のがたが生じても接眼筒5の抜け止めは確実に
行えるからである。
【0030】次に図7〜図10は本発明の第2実施例を
示す。なお本実施例および後述の第3実施例において、
第1実施例に対応する構成部材には同番号を付してその
詳細な説明は省略する。本実施例は係止機構100を備
えており、接眼筒5の円筒部5bを収容凹部21内に挿
入すると、自動的にチャック部材80が上方に移動して
接眼筒5をセットすることを特徴としている。本実施例
では、この係止機構100の付加とカバー70の削除だ
けが第1実施例と異なり、他の構成は第1実施例と同じ
である。
【0031】以下、係止機構100について詳述する。
チャック部材80の下端には、軸方向に延びる板部11
1の前端が固定され、この板部111の後端には径方向
に延びる板部112が連なっている。この板部112が
係合板部として提供されている。図8に示すように係合
板部112は、メインリング20に形成されたスリット
29を通って、収容凹部21の底部に臨んでいる。係合
板部112の前面は、軸方向基準面となる収容凹部21
の底面21xと面一をなしている。
【0032】図9,図10に示すように、この係合板部
112には、円形の係合孔113と、この係合孔113
に上端が連なり下方に延びるスリット114が形成され
ている。他方、上記収容凹部21の底部には、スライド
孔120が形成されており、このスライド孔120に
は、段付ピン130(係合部材)がスライド可能に収容
されるとともに、このピン130を前方に付勢するコイ
ルスプリング140が収容されている。ピン130は、
前方に向かって段階的に径が小さくなっており、第1部
分131,第2部分132(第1係合凸部),第3部分
133(第2係合凸部)を有している。
【0033】上記構成において、チャック部材80の操
作部82を操作しない状態では、図8(A),図9
(A),図10(A)に示すように、ピン130の最も
小径の第3部分133がスリット114の下端部に収容
されており、第2部分132がチャック部材80の係合
板部112の後面に当たっている。
【0034】内視鏡の接眼筒を接続する際には、予め操
作部82を押す。すると、図8(B),図9(B),図
10(B)に示すように、チャック部材80が下方に移
動し、これに伴い係合板部112が下方に移動する。そ
して、係合孔113がピン130に合致した位置に達す
ると、コイルスプリング140により付勢されたピン1
30が前方に移動し、第2部分132が係合孔113に
入り込み、第1部分131がチャック部材80の後面に
当たる。その結果、コイルスプリング90の付勢力に抗
して、チャック部材80の開口83が収容凹部21の下
側の半円筒面21bと一致した状態が維持される。この
状態では、ピン130の第3部分133がチャック部材
80の係合板部112の前面および収容凹部21の底面
21xから突出している。
【0035】この状態で、接眼筒5を収容凹部21に挿
入すると、図8(C),図9(C),図10(C)に示
すように、この接眼筒5がピン130の第3部分133
に当たり、このピン130を後退させる。その結果、ピ
ン130によるチャック部材80の係止状態が解除さ
れ、チャック部材80がコイルスプリング90の力で上
方に移動する。この際、第3部分133がスリット11
4に入り込んでいてスリット114に沿って移動するの
で、チャック部材80の移動を許容する。これにより、
チャック部材80の押圧板84が第1実施例と同様に接
眼筒5の円錐部5bに当たり、接眼筒5の位置決めがな
される。この位置決め状態では、第1実施例と同様に接
眼筒5の円錐部5aが係止板60により係止される。接
眼筒5を外す場合の操作については、第1実施例と同様
であるので説明を省略する。
【0036】第11図,第12図は、本発明に係る接続
装置の第3実施例を示す。本実施例では、リング形状の
チャック部材180の上端がボデイ10のメインリング
20の前面の上端部に、ピン189を介して左右に回動
可能に支持されている。このピン189にはつる巻ばね
190(付勢手段)が設けられており、上記チャック部
材180を左方向に付勢している。上記チャック部材1
80には、径方向,外方向に突出する操作部182が形
成されており、この操作部182はカバー70の円筒部
71に形成された周方向に延びるスリット79を通って
このカバー70の外周面から突出している。
【0037】本実施例では、収容凹部21は左右に長く
形成されており、前述の実施例と同じように、2つの半
円筒面21a,21bと、一対の平坦面を有している。
左側の半円筒面21aが径方向基準面として提供されて
いる。メインリング20の前面の左側には円弧形状の係
止板160が固定されている。この係止板160が左側
の半円筒面から径方向,内方向に突出しており、その内
周縁がカバー70の開口75に合致している点は、第
1,第2実施例と同じである。なお、上記チャック部材
180には、この係止板160との干渉を避けるための
切欠181が形成されている。また、本実施例では、第
1,第2実施例のようなガイド部23がメインリング2
0に形成されない。
【0038】上記チャック部材180の円形の開口18
5は、カバー70の開口73と同じ大きさであり、操作
部182を手で反時計回り方向に付勢した時に、この開
口73と合致し、接眼筒の円筒部の挿入を許すようにな
っている。接眼筒の円筒部を上記開口73,185を通
して収容凹部21に収容し、右側の半円筒面21bに接
触させた後、操作部182を解放すると、チャック部材
180がつる巻きばね190により左方向に回動して、
チャック部材180の開口183の右側縁184(押圧
部)が接眼筒の円錐部外周面を押し、その結果、接眼筒
の円筒部を左側の半円筒面21aに押し付けて径方向に
位置決めするとともに、収容凹部21の底面21xに押
し付けて軸方向に位置決めする。位置決めされた接眼筒
の円錐部は係止板160により軸方向移動を係止され
る。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の内視鏡
用接続装置によれば、チャック部材を接眼筒の円錐部に
押し付けることにより、接眼筒を正確に位置決めして撮
影装置に接続することができる。また、接続状態におい
て、ボデイの係止部により接眼筒の軸方向の移動を確実
に禁じることができる。さらに、付勢手段は、接眼筒の
軸方向移動を禁じる役割を担わなくて済むので、付勢力
が比較的小さくて済み、この付勢手段の付勢力に抗して
操作部を操作する作業を簡単に行うことができる。さら
にまた、この接続装置は、前述した従来装置のような倍
力機構を用いずに済み、製造コストを上昇させることも
ない。請求項2では、チャック部材を直線的にスライド
し、その操作部がボデイの外周面から突出しているの
で、操作部の操作が簡単である。請求項3では、チャッ
ク部材の操作部を押すだけで、接眼筒の挿入が可能にな
るので、さらに操作性を向上できる。請求項4では、コ
イルスプリングの装着構造を簡略化することができる。
請求項5では、接眼筒の円筒部の最初の挿入位置から径
方向基準面に当接する位置までの移動を、安定して行う
ことができる。請求項6では、接眼筒の自動チャックが
可能であり、操作性をより一層向上させることができ
る。請求項7では、チャック部材が回動し、その操作部
がボデイの外周面から突出しているので、操作部の操作
が簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る接続装置の第1実施例を示す縦断
面図であり、(A)は非接続状態、(B)は接眼筒の収
容状態、(C)は接続完了状態をそれぞれ示す。
【図2】同実施例を示す横断面図であり、(A)は非接
続状態、(B)は接眼筒の収容状態、(C)は接続完了
状態をそれぞれ示す。
【図3】同実施例の正面図である。
【図4】同実施例の分解斜視図である。
【図5】同実施例で用いられるメインリングの拡大正面
図である。
【図6】接続されるべき内視鏡の概略構成を示す側面図
である。
【図7】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図8】第2実施例の縦断面図であり、(A)は非接続
状態、(B)は接続待機状態、(C)は接続完了状態を
それぞれ示す。
【図9】同実施例の係止機構の拡大断面図であり、
(A)は非接続状態、(B)は接続待機状態、(C)は
接続完了状態をそれぞれ示す。
【図10】第2実施例の係止機構の拡大正面図であり、
(A)は非接続状態、(B)は接続待機状態、(C)は
接続完了状態をそれぞれ示す。
【図11】本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図12】図11におけるXIIーXII線に沿う縦断面図で
ある。
【符号の説明】
X … 接続装置 Y … 内視鏡 Z … カメラ(撮影装置) 5 … 接眼筒 5a … 円錐部 5b … 円筒部 10 … ボデイ 21 … 収容凹部 21a … 上側の半円筒面(径方向基準面) 21b … 下側の半円筒面 21c … 平坦面 21x … 底面(軸方向基準面) 60 … 係止板(係止部) 80 … チャック部材 81 … スライド部 82 … 操作部 83 … 開口 84 … 押圧板(押圧部) 90 … コイルスプリング(付勢手段) 100 … 係止機構 112 … 係合板部 113 … 係合孔 114 … スリット 120 … スライド孔 130 … ピン(係合部材) 132 … 第2部分(第1係合凸部) 133 … 第3部分(第2係合凸部) 140 … スプリング 160 … 係止板(係止部) 180 … チャック部材 184 … 開口の右側縁(押圧部) 190 … つる巻きばね(付勢手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 23/26 A61B 1/04 360

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後方に向かって広がる裁頭円錐部とこの
    円錐部の後端に連なる円筒部とを含む内視鏡の接眼筒
    を、撮影装置に着脱自在に接続する接続装置において、
    (イ)筒形状をなしておりその後端部が撮影装置に取り
    付けられたボデイであって、(i)その前端部に形成され
    内視鏡の接眼筒の円筒部を径方向の遊びを有して収容す
    る収容凹部と、(ii)上記収容凹部の底面により構成され
    接眼筒を軸方向に位置決めする軸方向基準面と、(iii)
    上記遊び方向の一方側に位置する収容凹部の内周面が接
    眼筒の円筒部と実質的に等しい径を有する部分円筒面を
    なすことにより提供され、接眼筒の円筒部外周を受け止
    めることにより接眼筒の径方向の位置決めをなす径方向
    基準面と、(iv)径方向基準面の前方に配置されこの径方
    向基準面から径方向,内方向に突出して接眼筒の円錐部
    を係止する係止部と、を有するボデイと、(ロ)上記ボ
    デイに上記遊び方向にスライド可能に支持され、上記径
    方向基準面とは反対側において上記収容凹部に収容され
    た接眼筒の円錐部と対峙する押圧部と、ボデイの外面か
    ら突出した操作部とを有するチャック部材と、(ハ)上
    記チャック部材を上記遊び方向に付勢し、その押圧部を
    接眼筒の円錐部の外周面に押し付けることにより、接眼
    筒を軸方向基準面,径方向基準面に向かって付勢する付
    勢手段と、を備えたことを特徴とする内視鏡用接続装
    置。
  2. 【請求項2】 上記チャック部材は直線に沿ってスライ
    ド可能に支持されており、その操作部がボデイの外周面
    から突出していることを特徴とする請求項1に記載の内
    視鏡用接続装置。
  3. 【請求項3】 上記チャック部材は、平板形状のスライ
    ド部を有し、このスライド部の一端に上記操作部が設け
    られており、さらにこのスライド部には上記接眼筒を通
    すための開口が形成されており、この開口における操作
    部とは反対側の縁に上記押圧部が設けられていることを
    特徴とする請求項2に記載の内視鏡用接続装置。
  4. 【請求項4】 上記操作部は上記スライド部と直交する
    方向に延び、この操作部とボデイとの間に上記付勢手段
    としての圧縮コイルスプリングが介在されていることを
    特徴とする請求項3に記載の内視鏡用接続装置。
  5. 【請求項5】 上記収容凹部の内周面は、接眼筒の円筒
    部外径と実質的に等しい径の2つの半円筒面と、これら
    半円筒面を連ねる幅の狭い一対の平坦面とを有し、この
    平坦面間の距離が接眼筒の円筒部外径と実質的に等し
    く、上記平坦面の幅が上記遊びの量を決定しており、一
    方の半円筒面が上記径方向基準面として提供されること
    をことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡用接続装
    置。
  6. 【請求項6】 上記チャック部材を係止するための係止
    機構を備え、この係止機構は、(i)チャック部材に設
    けられて上記ボデイの収容凹部の底部に配置され、係合
    孔と、この係合孔に連なりチャック部材のスライド方向
    に延びるスリットとを有する係合板部と、(ii)上記ボ
    デイの収容凹部の底部に形成されたスライド孔に軸方向
    のスライド可能に収容された係合部材と、(iii)上記
    スライド孔に収容され上記係合部材を前方に付勢するス
    プリングとを含み、 上記係合部材は、上記チャック部材の係合板部が付勢手
    段に抗して移動した時に上記係合孔に嵌まってチャック
    部材を係止しチャック部材の押圧部が収容凹部の径方向
    基準面から離れた状態を維持する第1係合凸部と、この
    第1係合凸部の前端面に形成され第1係合凸部が係合孔
    に嵌まった状態で係合板部の前面から突出し、上記接眼
    筒が収容凹部に入り込んだ時にこの接眼筒に押されて後
    退して上記スリットに嵌まり込み、これにより上記付勢
    手段によるチャック部材のスライドを許す第2係合凸部
    とを有することを特徴とする請求項1〜5に記載の内視
    鏡用接続装置。
  7. 【請求項7】 後方に向かって広がる裁頭円錐部とこの
    円錐部の後端に連なる円筒部とを含む内視鏡の接眼筒
    を、撮影装置に着脱自在に接続する接続装置において、 (イ)筒形状をなしておりその後端部が撮影装置に取り
    付けられたボデイであって、(i)その前端部に形成され
    内視鏡の接眼筒の円筒部を径方向の遊びを有して収容す
    る収容凹部と、(ii)上記収容凹部の底面により構成され
    接眼筒を軸方向に位置決めする軸方向基準面と、(iii)
    上記遊び方向の一方側に位置する収容凹部の内周面が接
    眼筒の円筒部と実質的に等しい径を有する部分円筒面を
    なすことにより提供され、接眼筒の円筒部外周を受け止
    めることにより接眼筒の径方向の位置決めをなす径方向
    基準面と、(iv)径方向基準面の前方に配置されこの径方
    向基準面から径方向,内方向に突出して接眼筒の円錐部
    を係止する係止部と、を有するボデイと、 (ロ)上記ボデイにピンを介して上記遊び方向に回動可
    能に支持され、上記径方向基準面とは反対側において上
    記収容凹部に収容された接眼筒の円錐部と対峙する押圧
    部と、ボデイの外周面から突出した操作部とを有するチ
    ャック部材と、 (ハ)上記チャック部材を上記遊び方向に付勢し、その
    押圧部を接眼筒の円錐部の外周面に押し付けることによ
    り、接眼筒を軸方向基準面,径方向基準面に向かって付
    勢する付勢手段と、 を備えたことを特徴とする内視鏡用接続装置。
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