JP2011154309A - 監視カメラ用レンズ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立てが容易で鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックできる監視カメラ用レンズ装置を提供する。
【解決手段】ズームリング14に設けられたズームリングロックツマミ62を一方向に回転させると、そのズームリングロックツマミ62のネジ部66に螺合されたズームリング押さえ板58が、ズームリング14の外方向に移動し、環状凹部42の内周面に当接する。これにより、ズームリング14がロックされる。また、フォーカスリング16に設けられたフォーカスリングロックツマミ90を一方向に回転させると、そのフォーカスリングロックツマミ90のネジ部94に螺合されたフォーカスリング押さえ板86がフォーカスリング16の外方向に移動し、カバー70の縮径部72の内周面に当接する。これにより、フォーカスリング16がロックされる。
【選択図】 図3

Description

本発明は監視カメラ用レンズ装置に係り、特にズーミングやフォーカシングを行うための操作リングにロック機構が備えられた監視カメラ用の監視カメラ用レンズ装置に関する。
手動でズーミング、フォーカシングを行う監視カメラ用のレンズ装置には、設定したズーム位置とフォーカス位置とが動かないようにするために、ズームとフォーカスの操作リングにロック機構が設けられている。
従来の操作リングのロック機構は、操作リングの外周部にネジ止めされたツマミを鏡筒本体に向けてねじ込むことにより、ツマミの先端部を鏡筒本体の外周面に押しつけて、操作リングをロックしていた(たとえば、特許文献1等)。
しかし、このように、ツマミの先端部を鏡筒本体の外周面に押しつけて操作リングをロックする方式では、鏡筒本体の剛性が低いと、鏡筒本体が撓み、光学性能に悪影響を及ぼすという欠点がある。
そこで、特許文献2では、操作リングの外周にネジ止めされたツマミの先端にストッパープレートを取り付け、このストッパープレートを鏡筒本体に形成された溝の内壁面に押し付けることにより、操作リングをロックする方式が提案されている。
特開2007−310228号公報 特開2004−54186号公報
しかしながら、特許文献2の方式は、ツマミに形成されたネジ部の先端に軸部を形成し、この軸部にストッパープレートを回動自在に支持する構成であるため、組み付けに手間がかかるという欠点がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、組み立てが容易で鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックできる監視カメラ用レンズ装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられた監視カメラ用レンズ装置において、前記鏡筒本体の外周に形成された突縁部と、前記突縁部と対向する前記操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された凹部と、前記凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記凹部内に収容されて、前記操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記操作リングの半径方向に移動自在に設けられた押さえ板と、前記凹部が形成された前記操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記操作リングの端面から突出して設けられた前記押さえ板が収容される環状又は円弧状の溝部と、前記操作リングの外周に形成され、前記凹部に貫通して設けられた貫通穴と、前記押さえ板の基端部に形成されたネジ穴と、同軸上にネジ部を有し、前記貫通穴を通して、前記ネジ部を前記凹部内に収容された前記押さえ板の前記ネジ穴に螺合させることにより、前記操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記押さえ板を前記操作リングの半径方向に進退移動させるツマミと、を備え、前記ツマミを回動操作して、前記押さえ板を前記操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記押さえ板を前記溝部の内壁面に当接/離間させて、前記操作リングをロック/アンロックすることを特徴とする監視カメラ用レンズ装置を提供する。
本発明によれば、操作リングの外周に取り付けられたツマミを回動操作して、操作リングに設けられた押さえ板を操作リングの半径方向に進退移動させることにより、押さえ板を鏡筒本体に形成された溝部の内壁面に当接/離間させて、操作リングをロック/アンロックする。これにより、鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックすることができる。また、ツマミは、そのネジ部を操作リングに形成された貫通穴に通して、押さえ板のネジ穴に螺合させるだけで、押さえ板とともに、操作リングに取り付けることができるので、簡単に取り付けることができる。これにより、組み立ても簡単に行うことができる。
請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、前記突縁部の外周を覆うカバーを備え、前記溝部は、前記カバーを前記突縁部に取り付けることにより、前記カバーと前記鏡筒本体との間に形成され、前記押さえ板は、前記カバーに当接されて、前記操作リングをロックすることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ用レンズ装置を提供する。
本発明によれば、鏡筒本体に形成された突縁部にカバーが取り付けられ、このカバーと鏡筒本体との間に溝部が形成される。そして、押さえ板は、カバーで形成される溝部の内壁面に当接されて、操作リングをロックする。これにより、溝部の形成を容易に行うことができる。また、押さえ板をカバーに当接させて、操作リングをロックするので、ロック時における鏡筒本体の変形を更に抑えることができる。
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、前記鏡筒本体は、第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成され、前記操作リングは、前記第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、前記突縁部は、前記第2鏡筒本体の先端外周に形成されるとともに、先端面に環状凹部が形成され、前記溝部は、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結すると、前記環状凹部と前記第1鏡筒本体の外周との間に形成され、前記押さえ板は、前記環状凹部の内壁面に当接されて、前記操作リングをロックすることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ用レンズ装置を提供する。
本発明によれば、鏡筒本体が第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、第1鏡筒本体を第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成される。突縁部は、第2鏡筒本体の先端外周に形成され、その先端面には環状凹部が形成される。第1鏡筒本体を第2鏡筒本体に連結すると、環状凹部と第1鏡筒本体の外周との間に溝部が形成される。操作リングは、第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、この操作リングを組み付けた状態で第1鏡筒本体を第2鏡筒本体に連結すると、操作リングに取り付けられた押さえ板が、溝部に自動的に嵌め込まれる。これにより、組み立てを容易に行うことができる。また、溝部の形成も容易に行うことができる。
請求項4に係る発明は、前記目的を達成するために、鏡筒本体の外周に第1操作リングと第2操作リングとが回動自在に設けられた監視カメラ用レンズ装置において、前記鏡筒本体の前記ズームリングと前記フォーカスリングとの間に形成された突縁部と、前記突縁部と対向する前記第1操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された第1凹部と、前記第1凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記第1凹部内に収容されて、前記第1操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記第1凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記第1操作リングの半径方向に移動自在に設けられた第1押さえ板と、前記第1凹部が形成された前記第1操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記第1操作リングの端面から突出して設けられた前記第1押さえ板が収容される環状又は円弧状の第1溝部と、前記第1操作リングの外周に形成され、前記第1凹部に貫通して設けられた第1貫通穴と、前記第1押さえ板の基端部に形成された第1ネジ穴と、同軸上にネジ部を有し、前記第1貫通穴を通して、前記ネジ部を前記第1凹部内に収容された前記第1押さえ板の前記第1ネジ穴に螺合させることにより、前記第1操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記第1押さえ板を前記第1操作リングの半径方向に進退移動させる第1ツマミと、前記突縁部と対向する前記第2操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された第2凹部と、前記第2凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記第2凹部内に収容されて、前記第2操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記第2凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記第2操作リングの半径方向に移動自在に設けられた第2押さえ板と、前記第2凹部が形成された前記第2操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記第2操作リングの端面から突出して設けられた前記第2押さえ板が収容される環状又は円弧状の第2溝部と、前記第2操作リングの外周に形成され、前記第2凹部に貫通して設けられた第2貫通穴と、前記第2押さえ板の基端部に形成された第2ネジ穴と、同軸上にネジ部を有し、前記第2貫通穴を通して、前記ネジ部を前記第2凹部内に収容された前記第2押さえ板の前記第2ネジ穴に螺合させることにより、前記第2操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記第2押さえ板を前記第2操作リングの半径方向に進退移動させる第2ツマミと、を備え、前記第1ツマミを回動操作して、前記第1押さえ板を前記第1操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記第1押さえ板を前記第1溝部の内壁面に当接/離間させて、前記第1操作リングをロック/アンロックし、前記第2ツマミを回動操作して、前記第2押さえ板を前記第2操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記第2押さえ板を前記第2溝部の内壁面に当接/離間させて、前記第2操作リングをロック/アンロックすることを特徴とする監視カメラ用レンズ装置を提供する。
本発明によれば、第1操作リングの外周に取り付けられた第1ツマミを回動操作して、第1操作リングに設けられた第1押さえ板を第1操作リングの半径方向に進退移動させることにより、第1押さえ板を鏡筒本体に形成された溝部の内壁面に当接/離間させて、第1操作リングをロック/アンロックする。また、第2操作リングの外周に取り付けられた第2ツマミを回動操作して、第2操作リングに設けられた第2押さえ板を第2操作リングの半径方向に進退移動させることにより、第2押さえ板を鏡筒本体に形成された溝部の内壁面に当接/離間させて、第2操作リングをロック/アンロックする。
請求項5に係る発明は、前記目的を達成するために、前記鏡筒本体は、第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成され、前記第1操作リングは、前記第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、前記第2操作リングは、前記第2鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、前記突縁部は、前記第2鏡筒本体の先端外周に形成され、先端面に環状凹部が形成されるとともに、外周を覆うカバーが取り付けられ、前記第1溝部は、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結すると、前記環状凹部と前記第1鏡筒本体の外周との間に形成され、前記第1押さえ板は、前記環状凹部の内壁面に当接されて、前記操作リングをロックし、前記第2溝部は、前記カバーを前記突縁部に取り付けることにより、前記カバーと前記第2鏡筒本体の外周との間に形成され、前記第2押さえ板は、前記カバーに当接されて、前記第2操作リングをロックすることを特徴とする請求項4に記載の監視カメラ用レンズ装置を提供する。
本発明によれば、鏡筒本体が第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、第1鏡筒本体を第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成される。突縁部は、第2鏡筒本体の先端外周に形成され、その先端面には環状凹部が形成される。第1鏡筒本体を第2鏡筒本体に連結すると、環状凹部と第1鏡筒本体の外周との間に第1溝部が形成される。第1操作リングは、第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、この第1操作リングを組み付けた状態で第1鏡筒本体を第2鏡筒本体に連結すると、第1操作リングに取り付けられた押さえ板が、第1溝部に自動的に嵌め込まれる。また、突縁部にはカバーが取り付けられ、このカバーと第2鏡筒本体との間に第2溝部が形成される。第2押さえ板は、カバーで形成される第2溝部の内壁面に当接されて、第2操作リングをロックする。
本発明によれば、鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックできる。また、組み立てを簡単に行うことができる。
本発明に係る監視カメラ用レンズ装置の一実施形態を示す斜視図 本発明に係る監視カメラ用レンズ装置の一実施形態を示す側面図 本発明に係る監視カメラ用レンズ装置の一実施形態を示す側面断面図 ズームリングの後端面の一部を拡大した図 ズームリング押さえ板とズームリングロックツマミを拡大した斜視図 ロック機構に関わる部分の組み立て展開図 ロック時の状態を示す図 ロック解除時の状態を示す図
以下、添付図面に従って本発明に係る監視カメラ用レンズ装置の好ましい実施の形態について詳述する。
<全体構成>
図1〜図3は、それぞれ本発明に係る監視カメラ用レンズ装置の一実施形態を示す斜視図、側面図、側面断面図である。
この監視カメラ用レンズ装置10は、ズーム機能とフォーカス機能とを備えており、監視カメラに装着して使用される。ズーミングは、鏡筒本体12の外周部に設けられたズームリング14を回動操作することにより行われ、フォーカシングは、鏡筒本体12の外周部に設けられたフォーカスリング16を回動操作することにより行われる。
このズーミングを行うためのズームリング14と、フォーカシングを行うためのフォーカスリング16には、それぞれロック機構が備えられており、任意の位置で固定できるように構成されている。この点については、後に詳述する。
鏡筒本体12は、第1鏡筒本体18と第2鏡筒本体20とで構成されており、第1鏡筒本体18を第2鏡筒本体20の先端同軸上に連結することにより、1つの鏡筒本体12が形成される。ズームリング14は、第1鏡筒本体18の外周部に回動自在に設けられており、フォーカスリング16は、第2鏡筒本体20の外周部に回動自在に設けられている。
第2鏡筒本体20の後端部には、マウント環22が取り付けられており、監視カメラ用レンズ装置10は、このマウント環22を介して監視カメラに取り付けられる。
鏡筒本体12の内部には、光軸Lに沿って、前側から順にズームレンズ24、アイリスユニット26、フォーカスレンズ28が配置されている。
ズームレンズ24は、ズームレンズ枠30に保持されて、第1鏡筒本体18内を光軸Lに沿って前後移動自在に設けられている。このズームレンズ24を保持するズームレンズ枠30には、外周面上に図示しない3本のカムピンが径方向に突出して設けられている。3本のズーム用カムピンは、同一円周上に等間隔に配置されており、それぞれ第1鏡筒本体18の周面に光軸Lと平行に形成された図示しない3本のズーム用直進溝に嵌入されるとともに、ズームリング14の内周部に形成された図示しない3本のズーム用カム溝に嵌入されている。この結果、ズームリング14を回動操作すると、ズーム用カムピンとズーム用直進溝とズーム用カム溝の作用により、ズームレンズ24が光軸Lに沿って前後移動する。そして、このズームレンズ24が光軸Lに沿って前後移動することにより、監視カメラ用レンズ装置10の焦点距離が変化する。
フォーカスレンズ28は、フォーカスレンズ枠32に保持されて、第2鏡筒本体20内を光軸Lに沿って前後移動自在に設けられている。このフォーカスレンズ28を保持するフォーカスレンズ枠32には、外周面上に図示しない3本のカムピンが径方向に突出して設けられている。3本のフォーカス用カムピンは、同一円周上に等間隔に配置されており、それぞれ第2鏡筒本体20の周面に光軸Lと平行に形成された図示しない3本のフォーカス用直進溝に嵌入されるとともに、フォーカスリング16の内周部に形成された図示しない3本のフォーカス用カム溝に個別に嵌入されている。この結果、フォーカスリング16を回動操作すると、フォーカス用カムピンとフォーカス用直進溝とフォーカス用カム溝の作用により、フォーカスレンズ28が光軸Lに沿って前後移動する。そして、このフォーカスレンズ28が光軸Lに沿って前後移動することにより、監視カメラ用レンズ装置10の合焦位置が変化する。
アイリスユニット26は、板状に形成されており、第2鏡筒本体20の所定位置に図示しないビスでネジ止めされて取り付けられている。このアイリスユニット26は、図示しないアイリスを備えており、アイリスは、アイリスメータ34に駆動されて作動する。アイリスは、アイリスユニット26が第2鏡筒本体20に取り付けられると、その中心が光軸L上に位置するように配置される。
<ロック機構>
上記のように、ズームリング14とフォーカスリング16には、それぞれロック機構が設けられており、任意の位置で固定できるようにされている。以下、このズームリング14とフォーカスリング16のロック機能について説明する。
[ズームリングのロック機構]
図3、6に示すように、第2鏡筒本体20の先端外周部には、第2鏡筒本体突縁部40が外方向に張り出して形成されている。この第2鏡筒本体突縁部40の内周部には、第2鏡筒本体20の軸を中心とした環状凹部42が形成されている。
環状凹部42の内側には、第1鏡筒本体18の後端部外周に突出して形成された係合片44が係合される係合溝46が形成されている。第1鏡筒本体18は、この係合溝46に係合片44が係合されることにより、第2鏡筒本体20の先端同軸上に連結される。
第2鏡筒本体20に連結された第1鏡筒本体18は、その後端部が環状凹部42の内側に収容された状態で第2鏡筒本体20に連結される。
ここで、この環状凹部42の内径は、図3に示すように、第1鏡筒本体18の外径よりも大きく形成されている。このため、第1鏡筒本体18が第2鏡筒本体20に連結されると、その環状凹部42の内周と第1鏡筒本体18の外周との間に環状の溝48が形成される。
ズームリング14は、環状に形成されており、その内径は第1鏡筒本体18の外径に対応して形成されている。ズームリング14は、第1鏡筒本体18の外周部に嵌められて、第1鏡筒本体18の外周面上を周方向に摺動自在に支持されている。このズームリング14の内周部には、図示しないピンが突出して設けられており、ピンは第1鏡筒本体18の外周面に周方向に沿って形成された図示しない溝に嵌合されている。これにより、ズームリング14は、軸方向への移動が規制され、周方向にのみ回動自在に支持される。
また、ズームリング14は、第1鏡筒本体18とほぼ同じ長さで形成されており、第1鏡筒本体18に取り付けられると、図3に示すように、その後端部が環状凹部42の内側に収容される。このズームリング14の外径は、環状凹部42の内径よりも小さく形成されており、その後端部が環状凹部42の内側に収容されると、環状凹部42の内周面(溝48の外側の内壁面)との間に所定の隙間が形成される。
また、ズームリング14の外周部には、ズームリング突縁部50が外方向に張り出して形成されている。ズームリング14は、このズームリング突縁部50の後側の部分が環状凹部42の内側に収容される。
このズームリング突縁部50の外径は、第2鏡筒本体20の第2鏡筒本体突縁部40の外径よりも若干大きく形成されており、ズームリング14が取り付けられると、第1鏡筒本体18の外周と環状凹部42の内周との間に形成された環状の溝48は、このズームリング突縁部50によって、その先端の開口部が覆われる。
更に、ズームリング14の外周部には、所定位置に台形状のズームリングロックツマミ台座部52が突出して形成されている。このズームリングロックツマミ台座部52は、周方向に所定の幅をもって形成されており、その後端部はズームリング突縁部50の先端面に連結されて、ズームリング突縁部50と一体化されている。
ズームリング突縁部50の後端面には、このズームリングロックツマミ台座部52の形成位置に対応して、断面矩形状のズームリング押さえ板収容凹部54が形成されている。ズームリング押さえ板収容凹部54は、周方向に所定の幅をもって形成されており、光軸Lに沿ってズームリングロックツマミ台座部52の先端近傍まで形成されている。
ズームリングロックツマミ台座部52の上面には、このズームリング押さえ板収容凹部54に貫通する貫通穴56が形成されている。
ズームリング押さえ板収容凹部54には、薄板状に形成されたズームリング押さえ板58が嵌め込まれている。このズームリング押さえ板58は、後端部分がズームリング突縁部50の後端面から突出した状態でズームリング押さえ板収容凹部54に嵌め込まれており、その周方向の幅は、ズームリング押さえ板収容凹部54の周方向の幅に対応して形成されている。また、図4、図5に示すように、その外面(図4において上面)、及び、内面(図4において下面)は、第2鏡筒本体の先端内周部に形成された環状凹部42の内周面(溝48の外側の内壁面)に対応して、円弧状に形成されており、その高さ(厚さ)は、ズームリング押さえ板収容凹部54の径方向の高さよりも小さく形成されている。
このように形成されたズームリング押さえ板58は、ズームリング押さえ板収容凹部54に嵌め込まれると、その周方向の両端部がズームリング押さえ板収容凹部54の周方向の両側面にガイドされて、ズームリング押さえ板収容凹部54内を径方向に移動自在に設けられる。
このズームリング押さえ板58には、ネジ穴60が設けられている。このネジ穴60は、ズームリング押さえ板58がズームリング押さえ板収容凹部54に嵌め込まれると、ズームリングロックツマミ台座部52に形成された貫通穴56と同軸上に位置する。このネジ穴60には、ズームリングロックツマミ62に形成されたネジ部66が螺合される。
ズームリングロックツマミ62は、円柱状に形成されたツマミ本体部64と、そのツマミ本体部64の下端同軸上に形成されたネジ部66とで構成されている。ズームリングロックツマミ62は、そのネジ部66をズームリングロックツマミ台座部52に形成された貫通穴56に通し、ズームリング押さえ板収容凹部54に嵌め込まれたズームリング押さえ板58のネジ穴60に螺合させることにより、ズームリング押さえ板58とともにズームリング14に取り付けられる。
ここで、ネジ穴60にズームリングロックツマミ62のネジ部66が螺合されたズームリング押さえ板58は、その周方向の両端部が、ズームリング押さえ板収容凹部54の周方向の両内壁面に当接されているため、回転が規制される。この結果、ズームリングロックツマミ62を一方向に回転させると、ズームリング押さえ板58は、ズームリング押さえ板収容凹部54内をズームリング14の外方向に移動し、他方向に回転させると、ズームリング押さえ板収容凹部54内をズームリング14の内方向に移動する。
上記のように、ズームリング14は、そのズームリング突縁部50の後側の部分が、環状凹部42の内側に収容された状態で第1鏡筒本体18の外周部に取り付けられている。
一方、ズームリング押さえ板58は、その後端部分がズームリング突縁部50の後端面から突出した状態で環状凹部42に嵌め込まれている。このため、ズームリング14を第1鏡筒本体18の外周部に取り付けると、ズームリング押さえ板58の後端部分が、環状凹部42の内側に収容される。
ここで、上記のように、この環状凹部42の内周と第1鏡筒本体18の外周との間には、環状の溝48が形成されている。したがって、ズームリング14を第1鏡筒本体18の外周部に取り付けると、ズームリング押さえ板58は、この溝48の内側に配置される。
溝48の内側に配置されたズームリング押さえ板58は、ズームリングロックツマミ62を一方向に回転させて、ズームリング押さえ板収容凹部54内をズームリング14の外方向に向けて移動させると、その外面が環状凹部42の内壁面に当接する。この結果、ズームリング14の回転がロックされる。ロックを解除する場合は、ズームリングロックツマミ62を他方向に回転させる。これにより、ズームリング押さえ板58がズームリング14の内方向に移動し、環状凹部42の内壁面との接触が解除される。この結果、自由に回転できるようになる。
[フォーカスリングのロック機構]
図3に示すように、第2鏡筒本体20の先端外周部に形成された第2鏡筒本体突縁部40には、その外周を覆うカバー70が取り付けられる。
カバー70は、円筒状に形成されたカバー本体70Aと、そのカバー本体70Aの後端同軸上に突出して形成された円弧状の後端突出部70Bとで構成されており、カバー本体70Aを第2鏡筒本体突縁部40の外周部に嵌めて取り付けられる。
後端突出部70Bは、カバー本体70Aの後端部に所定の角度範囲をもって形成されており、その外径が第2鏡筒本体突縁部40の外径よりも小さく形成されるとともに、その内径が第2鏡筒本体20の外径よりも大きく形成されている。この結果、カバー70が第2鏡筒本体突縁部40に取り付けられると、その後端突出部70Bの内面と第2鏡筒本体20の外面との間に円弧状の溝74が形成される。
フォーカスリング16は、環状に形成されており、その内径は第2鏡筒本体20の外径に対応して形成されている。フォーカスリング16は、第2鏡筒本体20の外周部に嵌められて、第2鏡筒本体20の外周面上を周方向に摺動自在に支持されている。このフォーカスリング16の内周部には、図示しないピンが突出して設けられており、ピンは第2鏡筒本体20の外周面に周方向に沿って形成された図示しない溝に嵌合されている。これにより、フォーカスリング16は、軸方向への移動が規制され、周方向にのみ回動自在に支持される。
また、フォーカスリング16は、軸方向に所定の長さをもって形成されており、第2鏡筒本体20に取り付けられると、図3に示すように、その先端部がカバー70の後端部に形成された後端突出部70Bの内側に収容される(円弧状の溝74に嵌められる)。このフォーカスリング16の外径は、後端突出部70Bの内径よりも小さく形成されており、その先端部が、後端突出部70Bの内側に収容されると、後端突出部70Bの内周面(溝74の外側の内壁面)との間に所定の隙間が形成される。
また、フォーカスリング16の外周部には、フォーカスリング突縁部76が外方向に張り出して形成されている。このフォーカスリング突縁部76は、フォーカスリング16の外周部の所定の角度範囲で形成されたおり、その内周部には、円弧状凹部78が形成されている。フォーカスリング16が、第2鏡筒本体20に取り付けられると、カバー70は、その後端部に形成された後端突出部70Bが、この円弧状凹部78の内側に収容される。
更に、フォーカスリング16の外周部には、所定位置に台形状のフォーカスリングロックツマミ台座部80が突出して形成されている。このフォーカスリングロックツマミ台座部80は、周方向に所定の幅をもって形成されており、その先端部はフォーカスリング突縁部76の後端面に連結されて、フォーカスリング突縁部76と一体化されている。
フォーカスリング突縁部76に形成された円弧状凹部78の底面には、このフォーカスリングロックツマミ台座部80の形成位置に対応して、断面矩形状のフォーカスリング押さえ板収容凹部82が形成されている。フォーカスリング押さえ板収容凹部82は、周方向に所定の幅をもって形成されており、光軸Lに沿ってフォーカスリングロックツマミ台座部80の後端近傍まで形成されている。
フォーカスリングロックツマミ台座部80の上面には、このフォーカスリング押さえ板収容凹部82に貫通する貫通穴84が形成されている。
フォーカスリング押さえ板収容凹部82には、薄板状に形成されたフォーカスリング押さえ板86が嵌め込まれている。このフォーカスリング押さえ板86は、先端部分がフォーカスリング押さえ板収容凹部82の底面から突出した状態でフォーカスリング押さえ板収容凹部82に嵌め込まれており、その周方向の幅は、フォーカスリング押さえ板収容凹部82の周方向の幅に対応して形成されている。また、その外面及び内面は、カバー70の後端部に形成された後端突出部70Bの内周面(溝74の外側の内壁面)に対応して、円弧状に形成されており、その高さ(厚さ)は、フォーカスリング押さえ板収容凹部82の径方向の高さよりも小さく形成されている。
このように形成されたフォーカスリング押さえ板86は、フォーカスリング押さえ板収容凹部82に嵌め込まれると、その周方向の両端部がフォーカスリング押さえ板収容凹部82の周方向の両側面にガイドされて、フォーカスリング押さえ板収容凹部82内を径方向に移動自在に設けられる。
このフォーカスリング押さえ板86には、ネジ穴88が設けられている。このネジ穴88は、フォーカスリング押さえ板86がフォーカスリング押さえ板収容凹部82に嵌め込まれると、フォーカスリングロックツマミ台座部80に形成された貫通穴84と同軸上に位置する。このネジ穴88には、フォーカスリングロックツマミ90に形成されたネジ部94が螺合される。
フォーカスリングロックツマミ90は、円柱状に形成されたツマミ本体部92と、そのツマミ本体部92の下端同軸上に形成されたネジ部94とで構成されている。フォーカスリングロックツマミ90は、そのネジ部94をフォーカスリングロックツマミ台座部80に形成された貫通穴84に通し、フォーカスリング押さえ板収容凹部82に嵌め込まれたフォーカスリング押さえ板86のネジ穴88に螺合させることにより、フォーカスリング押さえ板86とともにフォーカスリング16に取り付けられる。
ここで、ネジ穴88にフォーカスリングロックツマミ90のネジ部94が螺合されたフォーカスリング押さえ板86は、その周方向の両端部が、フォーカスリング押さえ板収容凹部82の周方向の両内壁面に当接されているため、回転が規制される。この結果、フォーカスリングロックツマミ90を一方向に回転させると、フォーカスリング押さえ板86は、フォーカスリング押さえ板収容凹部82内をフォーカスリング16の外方向に移動し、他方向に回転させると、フォーカスリング押さえ板収容凹部82内をフォーカスリング16の内方向に移動する。
上記のように、フォーカスリング16は、その先端部がカバー70の後端部に形成された後端突出部70Bの内側に収容された状態で第2鏡筒本体20の外周部に取り付けられている。
一方、フォーカスリング押さえ板86は、その先端部分がズームリング突縁部50の内周に形成された円弧状凹部78の底面から突出した状態でフォーカスリング押さえ板収容凹部82に嵌め込まれている。このため、フォーカスリング16を第2鏡筒本体20の外周部に取り付けると、フォーカスリング押さえ板86の先端部分が、後端突出部70Bの内側に収容される。
ここで、上記のように、この後端突出部70Bの内周と第2鏡筒本体20の外周との間には、円弧状の溝74が形成されている。したがって、フォーカスリング16を第2鏡筒本体20の外周部に取り付けると、フォーカスリング押さえ板86は、この溝74の内側に配置される。
溝74の内側に配置されたフォーカスリング押さえ板86は、フォーカスリングロックツマミ90を一方向に回転させて、フォーカスリング押さえ板収容凹部82内をフォーカスリング16の外方向に向けて移動させると、その外面が後端突出部70Bの内壁面に当接する。この結果、フォーカスリング16の回転がロックされる。ロックを解除する場合は、フォーカスリングロックツマミ90を他方向に回転させる。これにより、フォーカスリング押さえ板86がフォーカスリング16の内方向に移動し、後端突出部70Bの内壁面との接触が解除される。この結果、自由に回転できるようになる。
[動作]
上記のように、本実施の形態の監視カメラ用レンズ装置10では、ズームリング14を回動操作することによりズーミングが行われ、フォーカスリング16を回動操作することによりフォーカシングが行われる。
ズーミングする場合において、ズームリング14がロックされている場合は、ズームリング14のロックを解除する。この場合、図7に示すように、ズームリング押さえ板58が、環状凹部42の内周面(環状の溝48の外側の内壁面)に当接された状態にあるので、まず、この当接を解除する。当接を解除するには、ズームリングロックツマミ62を回転操作し、ズームリング押さえ板58をズームリング14の内側に移動させる。これにより、図8に示すように、ズームリング押さえ板58が、環状凹部42の内周面から離間し、ズームリング14のロックが解除される。この状態でズームリング14を回動操作し、所望の焦点距離に設定する。
所望の焦点距離に設定されたら、ズームリングロックツマミ62を回転操作し、ズームリング14をロックする。すなわち、ズームリング14のロックを解除したときとは逆方向にズームリングロックツマミ62を回転し、ズームリング押さえ板58をズームリング14の外方向に移動させて、図7に示すように、その外面を環状凹部42の内周面に当接させる。これにより、ズームリング14の回転がロックされる。
一方、フォーカシングする場合において、フォーカスリング16がロックされている場合は、フォーカスリング16のロックを解除する。この場合、図7に示すように、フォーカスリング押さえ板86が、カバー70の後端突出部70Bの内周面(円弧状の溝74の外側の内壁面)に当接された状態にあるので、まず、この当接を解除する。当接を解除するには、フォーカスリングロックツマミ90を回転操作し、フォーカスリング押さえ板86をフォーカスリング16の内側に移動させる。これにより、図8に示すように、フォーカスリング押さえ板86が、カバー70の後端突出部70Bの内周面から離間し、フォーカスリング16のロックが解除される。この状態でフォーカスリング16を回動操作し、所望の合焦位置に設定する。
所望の合焦位置に設定されたら、フォーカスリングロックツマミ90を回転操作し、フォーカスリング16をロックする。すなわち、フォーカスリング16のロックを解除したときとは逆方向にフォーカスリングロックツマミ90を回転し、フォーカスリング押さえ板86をフォーカスリング16の外方向に移動させて、図7に示すように、その外面をカバー70の後端突出部70Bの内周面に当接させる。これにより、フォーカスリング16の回転がロックされる。
このように、本実施の形態の監視カメラ用レンズ装置10では、ズームリング14に設けられたズームリングロックツマミ62を回転操作して、ズームリング14のロック/ロック解除を行い、フォーカスリング16に設けられたフォーカスリングロックツマミ90を回転操作して、フォーカスリング16のロック/ロック解除を行う。この際、ズームリングロックツマミ62に螺合させたズームリング押さえ板58を第2鏡筒本体20に形成された環状凹部42の内周面に当接させて、ズームリング14をロックし、フォーカスリングロックツマミ90に螺合させたフォーカスリング押さえ板86をカバー70に形成された後端突出部70Bの内周面に当接させて、フォーカスリング16をロックする。これにより、鏡筒本体12を変形させることなく、ズームリング14、フォーカスリング16をロックすることができる。特に、本実施の形態の監視カメラ用レンズ装置10では、ズームリング押さえ板58とフォーカスリング押さえ板86の当接部(外側面)の形状を被当接部(環状凹部42の内周面、後端突出部70Bの内周面)の形状に対応させて形成しているので、広い面でズームリング押さえ板58とフォーカスリング押さえ板86を当接させてロックすることができる。これにより、ロック時に鏡筒本体12にかかる負荷を低減することができるとともに、確実にロックすることができる。
また、本実施の形態では、ズームリングロックツマミ62のネジ部66をズームリング押さえ板58のネジ穴60に螺合させて、ズームリングロックツマミ62とズームリング押さえ板58を組み付ける構成としているので、ズームリングロックツマミ62とズームリング押さえ板58の組み付けを簡単に行うことができる。また、ズームリング押さえ板58は、ズームリング押さえ板収容凹部54の幅に対応して形成されているので、別途回り止めの機構を設ける必要がない。また、移動時にはズームリング押さえ板収容凹部54の両壁面をガイドとして移動するので、安定して移動させることができる。フォーカスリング16のロック機構についても同様である。
なお、本実施の形態では、鏡筒本体12が第1鏡筒本体18と第2鏡筒本体20とで構成され、第1鏡筒本体18を第2鏡筒本体20に接続することで、環状の溝48が形成されるようにしているが、環状の溝48は第1鏡筒本体18又は第2鏡筒本体20に直接形成するようにしてもよい。本実施の形態のように、第1鏡筒本体18を第2鏡筒本体20に接続することで、ズームリング押さえ板58を当接させるための環状の溝48が形成されるようにすることにより、溝48の形成を容易に行うことができるとともに、組み付けも容易に行うことができるようになる。
また、本実施の形態では、第2鏡筒本体20にカバー70を取り付けることで、フォーカスリング押さえ板86を当接させるための環状の溝74が形成されるようにしているが、この環状の溝74も第1鏡筒本体18又は第2鏡筒本体20に直接形成するようにしてもよい。本実施の形態のように、第2鏡筒本体20にカバー70を取り付けることで、フォーカスリング押さえ板86を当接させるための環状の溝74が形成されるようにすることにより、溝74の形成を容易に行うことができるとともに、組み付けも容易に行うことができるようになる。また、カバー70に当接させることにより、鏡筒本体12への変形の影響をより少なくすることができる。
10…監視カメラ用レンズ装置、12…鏡筒本体、14…ズームリング、16…フォーカスリング、18…第1鏡筒本体、20…第2鏡筒本体、22…マウント環、24…ズームレンズ、26…アイリスユニット、28…フォーカスレンズ、30…ズームレンズ枠、32…フォーカスレンズ枠、34…アイリスメータ、40…第2鏡筒本体突縁部、42…環状凹部、44…係合片、46…係合溝、48…環状の溝、50…ズームリング突縁部、52…ズームリングロックツマミ台座部、54…ズームリング押さえ板収容凹部、56…貫通穴、58…ズームリング押さえ板、60…ネジ穴、62…ズームリングロックツマミ、64…ツマミ本体部、66…ネジ部、70…カバー、70A…カバー本体、70B…後端突出部、74…環状の溝、76…フォーカスリング突縁部、78…円弧状凹部、80…フォーカスリングロックツマミ台座部、82…フォーカスリング押さえ板収容凹部、84…貫通穴、86…フォーカスリング押さえ板、88…ネジ穴、90…フォーカスリングロックツマミ、92…ツマミ本体部、94…ネジ部、L…光軸

Claims (5)

  1. 鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられた監視カメラ用レンズ装置において、
    前記鏡筒本体の外周に形成された突縁部と、
    前記突縁部と対向する前記操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された凹部と、
    前記凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記凹部内に収容されて、前記操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記操作リングの半径方向に移動自在に設けられた押さえ板と、
    前記凹部が形成された前記操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記操作リングの端面から突出して設けられた前記押さえ板が収容される環状又は円弧状の溝部と、
    前記操作リングの外周に形成され、前記凹部に貫通して設けられた貫通穴と、
    前記押さえ板の基端部に形成されたネジ穴と、
    同軸上にネジ部を有し、前記貫通穴を通して、前記ネジ部を前記凹部内に収容された前記押さえ板の前記ネジ穴に螺合させることにより、前記操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記押さえ板を前記操作リングの半径方向に進退移動させるツマミと、
    を備え、前記ツマミを回動操作して、前記押さえ板を前記操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記押さえ板を前記溝部の内壁面に当接/離間させて、前記操作リングをロック/アンロックすることを特徴とする監視カメラ用レンズ装置。
  2. 前記突縁部の外周を覆うカバーを備え、前記溝部は、前記カバーを前記突縁部に取り付けることにより、前記カバーと前記鏡筒本体との間に形成され、前記押さえ板は、前記カバーに当接されて、前記操作リングをロックすることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ用レンズ装置。
  3. 前記鏡筒本体は、第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成され、
    前記操作リングは、前記第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、
    前記突縁部は、前記第2鏡筒本体の先端外周に形成されるとともに、先端面に環状凹部が形成され、
    前記溝部は、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結すると、前記環状凹部と前記第1鏡筒本体の外周との間に形成され、
    前記押さえ板は、前記環状凹部の内壁面に当接されて、前記操作リングをロックすることを特徴とする請求項1に記載の監視カメラ用レンズ装置。
  4. 鏡筒本体の外周に第1操作リングと第2操作リングとが回動自在に設けられた監視カメラ用レンズ装置において、
    前記鏡筒本体の前記ズームリングと前記フォーカスリングとの間に形成された突縁部と、
    前記突縁部と対向する前記第1操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された第1凹部と、
    前記第1凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記第1凹部内に収容されて、前記第1操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記第1凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記第1操作リングの半径方向に移動自在に設けられた第1押さえ板と、
    前記第1凹部が形成された前記第1操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記第1操作リングの端面から突出して設けられた前記第1押さえ板が収容される環状又は円弧状の第1溝部と、
    前記第1操作リングの外周に形成され、前記第1凹部に貫通して設けられた第1貫通穴と、
    前記第1押さえ板の基端部に形成された第1ネジ穴と、
    同軸上にネジ部を有し、前記第1貫通穴を通して、前記ネジ部を前記第1凹部内に収容された前記第1押さえ板の前記第1ネジ穴に螺合させることにより、前記第1操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記第1押さえ板を前記第1操作リングの半径方向に進退移動させる第1ツマミと、
    前記突縁部と対向する前記第2操作リングの端面に周方向に所定の幅をもって光軸と平行に形成された第2凹部と、
    前記第2凹部の幅と略同じ幅をもって円弧状に形成され、基端部が前記第2凹部内に収容されて、前記第2操作リングの端面から突出して設けられるとともに、前記基端部の周方向の両壁面が前記第2凹部の周方向の両内壁面にガイドされて、前記第2操作リングの半径方向に移動自在に設けられた第2押さえ板と、
    前記第2凹部が形成された前記第2操作リングの端面と対向する前記突縁部の端面に周方向に沿って形成され、前記第2操作リングの端面から突出して設けられた前記第2押さえ板が収容される環状又は円弧状の第2溝部と、
    前記第2操作リングの外周に形成され、前記第2凹部に貫通して設けられた第2貫通穴と、
    前記第2押さえ板の基端部に形成された第2ネジ穴と、
    同軸上にネジ部を有し、前記第2貫通穴を通して、前記ネジ部を前記第2凹部内に収容された前記第2押さえ板の前記第2ネジ穴に螺合させることにより、前記第2操作リングに取り付けられ、回動操作されることにより、前記第2押さえ板を前記第2操作リングの半径方向に進退移動させる第2ツマミと、
    を備え、前記第1ツマミを回動操作して、前記第1押さえ板を前記第1操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記第1押さえ板を前記第1溝部の内壁面に当接/離間させて、前記第1操作リングをロック/アンロックし、前記第2ツマミを回動操作して、前記第2押さえ板を前記第2操作リングの半径方向に進退移動させることにより、前記第2押さえ板を前記第2溝部の内壁面に当接/離間させて、前記第2操作リングをロック/アンロックすることを特徴とする監視カメラ用レンズ装置。
  5. 前記鏡筒本体は、第1鏡筒本体と第2鏡筒本体とからなり、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結して構成され、
    前記第1操作リングは、前記第1鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、
    前記第2操作リングは、前記第2鏡筒本体の外周に回動自在に取り付けられ、
    前記突縁部は、前記第2鏡筒本体の先端外周に形成され、先端面に環状凹部が形成されるとともに、外周を覆うカバーが取り付けられ、
    前記第1溝部は、前記第1鏡筒本体を前記第2鏡筒本体の先端同軸上に連結すると、前記環状凹部と前記第1鏡筒本体の外周との間に形成され、
    前記第1押さえ板は、前記環状凹部の内壁面に当接されて、前記操作リングをロックし、
    前記第2溝部は、前記カバーを前記突縁部に取り付けることにより、前記カバーと前記第2鏡筒本体の外周との間に形成され、
    前記第2押さえ板は、前記カバーに当接されて、前記第2操作リングをロックすることを特徴とする請求項4に記載の監視カメラ用レンズ装置。
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