JP2004054186A - レンズ鏡筒 - Google Patents

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Abstract

【課題】ツマミの先端に連結されたストッパープレートを操作リング又は鏡筒本体に形成された溝の内壁面に押し付けて操作リングをロックすることにより、鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックできるレンズ鏡筒を提供する。
【解決手段】鏡筒本体12に形成されたネジ穴54Aにネジ部60Aが螺合されたフォーカスリングロックツマミ58Aを鏡筒本体12から外す方向に回転させると、フォーカスリングロックツマミ58Aの先端に連結されたストッパープレート64Aを引き上げられ、フォーカスリング36に形成された溝68Aの内壁面に押し付けられる。フォーカスリング36は、このストッパープレート64Aと溝68Aとの摩擦力で回転がロックされる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はレンズ鏡筒に係り、特に鏡筒の外周部にフォーカスリングやズームリング、絞りリング等の回動自在な操作リングを備えたレンズ鏡筒に関する。
【0002】
【従来の技術】
フォーカス操作やズーム操作等を手動で行なう監視カメラのレンズ鏡筒には、鏡筒本体の外周部にフォーカスリングやズームリング等の操作リングが回動自在に設けられており、この操作リングを回動操作することにより、フォーカシングやズーミングが行なわれる。この操作リングには、ピントを固定して撮影したり、焦点距離を固定して撮影したりする際に、不用意に回転しないようにするために、ロック機構が設けられている。
【0003】
従来の操作リングのロック機構は、鏡筒本体に螺合されたツマミを鏡筒本体に向けてねじ込むことにより、ツマミの先端部で操作リングを押し付けて操作リングをロックしていた。あるいは、操作リングに螺合されたツマミを操作リングに向けてねじ込むことにより、ツマミの先端部で鏡筒本体を押し付けて操作リングをロックしていた。また、特開平9−281546公報では、レンズ鏡筒に揺動自在に設けられた絞りレバーをロックする機構として、絞りレバーにツマミを螺合させ、そのツマミをねじ込むことにより、ツマミの先端部をレンズ鏡筒内に配設された絞り枠に押し付けて、絞りレバーをロックしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、螺合されたツマミの先端部を鏡筒本体又は操作リングに押し付けてロックする従来のロック機構では、ツマミの押圧部の接触面積が小さいため、十分な摩擦力を得ることができず、強く締め付けないと簡単に回転してしまうという欠点があった。その一方でツマミで強く締め付けると、ツマミの接触面積が小さいために局所的に大きな力がかかり、鏡筒本体又は操作リングが変形して、光学系に悪影響を及ぼすという欠点があった。
【0005】
また、従来のロック機構では、螺合されたツマミの抜けを防止するために、ワッシャー等の抜け止めが別途必要になるという欠点もあった。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、鏡筒等に変形を生じさせずに確実に操作リングをロックできるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、前記目的を達成するために、鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられたレンズ鏡筒において、前記鏡筒本体の外周部に形成されたネジ穴と、前記ネジ穴にネジ部が螺合されたツマミと、前記ツマミのネジ部先端に連結されたストッパープレートと、前記操作リングの端面に周方向に沿って形成され、前記ストッパープレートが遊嵌される溝と、を備え、前記ツマミを回して前記ストッパープレートを前記溝の内壁面に押し付けることにより、前記操作リングをロックすることを特徴とするレンズ鏡筒を提供する。
【0008】
また、請求項2に係る発明は、前記目的を達成するために、鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられたレンズ鏡筒において、前記操作リングの外周部に形成されたネジ穴と、前記ネジ穴にネジ部が螺合されたツマミと、前記ツマミのネジ部先端に連結されたストッパープレートと、前記鏡筒本体の端面に周方向に沿って形成され、前記ストッパープレートが遊嵌される溝と、を備え、前記ツマミを回して前記ストッパープレートを前記溝の内壁面に押し付けることにより、前記操作リングをロックすることを特徴とするレンズ鏡筒を提供する。
【0009】
本発明によれば、鏡筒本体又は操作リングに設けられたツマミを回転させることにより、そのツマミのネジ部先端に連結されたストッパープレートを操作リング又は鏡筒本体に形成された溝の内壁面に押し付けて操作リングをロックする。この際、ストッパープレートは、ネジ部の先端に比して十分広い面積で操作リングと接触するため、十分な操作リング又は鏡筒本体との間で摩擦力を確保することができ、確実に操作リングの回転をロックすることができる。また、十分に広い面積で操作リング又は鏡筒本体と接触するため、操作リング又は鏡筒本体に加わる力が低くなる。これにより、操作リングや鏡筒本体の変形を防止でき、光学系に与える影響を抑止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に従って本発明に係るレンズ鏡筒の好ましい実施の形態について詳述する。
【0011】
図1は本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施の形態の構成を示す断面図である。このレンズ鏡筒10は監視カメラに装着されるレンズ鏡筒であり、その鏡筒本体12内には撮影光軸Lに沿ってフォーカスレンズ14とズームレンズ16が配置されている。フォーカスレンズ14とズームレンズ16の間にはアイリス18が配置されており、アイリス18は鏡筒本体外に設けられたアイリスメータ20に駆動されて作動する。
【0012】
鏡筒本体12は、第1鏡筒22と第2鏡筒24とで構成されており、第1鏡筒22と第2鏡筒24は、スリップ機構25を介して互いに光軸Lを中心に回動自在に連結されている。また、第2鏡筒24の後端部にはマウント環26が連結されており、鏡筒本体12は、このマウント環26を介して図示しない監視カメラに装着される。
【0013】
フォーカスレンズ14は、フォーカスレンズ枠28に保持されて第1鏡筒22内に配置されている。フォーカスレンズ枠28の外周部3箇所には等間隔にカム部材30が突設されており(図では1つのみ記載)、各カム部材30は、それぞれ第1鏡胴22に形成された3本の直進溝32に嵌合されている。この3本の直進溝32は、それぞれ光軸Lに沿って形成されている。
【0014】
また、各カム部材30の先端にはカムピン34が立設されており、カムピン34は直進溝32を介して第1鏡筒22の外周部から突出して設けられている。この第1鏡筒22の外周部には、フォーカスリング36が回動自在に支持されており、各カムピン34は、このフォーカスリング36の内周部に形成された3本のカム溝38に嵌合されている。
【0015】
したがって、フォーカスリング36を回転させると、カム溝38に規制される軌跡に沿ってフォーカスレンズ14が光軸Lに沿って前後移動し、これによりフォーカシングが行なわれる。
【0016】
ズームレンズ16は、ズームレンズ枠40に保持されて第2鏡筒24内に配置されている。ズームレンズ枠40の外周部3箇所には等間隔にカム部材42が突設されており(図では1つのみ記載)、各カム部材42は、第2鏡胴24に形成された3本の直進溝43に嵌合されている。この3本の直進溝43は、それぞれ光軸Lに沿って形成されている。
【0017】
また、各カム部材42の先端にはカムピン46が立設されており、カムピン46は直進溝43を介して第2鏡筒24の外周部から突出して設けられている。この第2鏡筒24の外周部には、ズームリング44が回動自在に支持されており、各カムピン46は、このズームリング44の内周部に形成された3本のカム溝48に嵌合されている。
【0018】
したがって、ズームリング44を回転させると、カム溝48に規制される軌跡に沿ってズームレンズ16が光軸Lに沿って前後移動し、これによりズーミングが行なわれる。
【0019】
以上のように、レンズ鏡筒10は、鏡筒本体12の外周部に回動自在に設けられたフォーカスリング36とズームリング44を回転操作することにより、フォーカシングとズーミングが行なわれる。このフォーカスリング36とズームリング44には、それぞれフォーカスリングロック機構50Aとズームリングロック機構50Bが設けられている。
【0020】
まず、フォーカスリングロック機構50Aの構成について説明する。図1に示すように、鏡筒本体12を構成する第1鏡筒22の後端部外周にはフランジ52が形成されている。このフランジ52の外周部にはネジ穴54Aが形成されており、ネジ穴54Aは、フランジ52の先端面に形成された円弧状の凹部56Aに貫通して形成されている。
【0021】
ネジ穴54Aにはフォーカスリングロックツマミ58Aのネジ部60Aが螺合されており、ネジ部60Aの先端には先端部が拡径して形成された軸部62Aが形成されている。そして、この軸部62Aには、フランジ52の凹部56A内に収容されたストッパープレート64Aが回動自在に支持されている。ストッパープレート64Aは、図2に示すように、円弧状に形成されており、図1に示すように、フランジ52の先端面から前方に向けて突出して設けられている。
【0022】
一方、フォーカスリング36の後端部外周にはフランジ66Aが形成されており、フランジ66Aの後端面には周方向に沿って円弧状の溝68Aが形成されている。この溝68Aは、フォーカスリング36の回動範囲に対応して形成されており、ストッパープレート64Aの先端部は、この溝68A内に遊嵌されている。
【0023】
フォーカスリングロック機構50Aは以上のように構成される。フォーカスリング36をロックする場合は、フォーカスリングロックツマミ58Aをネジ穴54Aから外す方向に回転させる。これにより、ストッパープレート64Aが溝68A内を外側に向かって移動し、図3(b)に示すように、溝68Aの内壁面に当接する。フォーカスリング36は、このストッパープレート64Aと溝68Aの内壁面との摩擦によりロックされる。
【0024】
なお、ロック解除は、フォーカスリングロックツマミ58Aをネジ穴54Aに捻じ込むことにより行なう。これにより、ストッパープレート64Aが溝68A内を内側に向かって移動し、図3(a)に示すように、溝68Aの内壁面との接触が解除されて、ロックが解除される。
【0025】
次に、ズームリングロック機構50Bの構成について説明する。図1に示すように、第1鏡筒22の後端部外周に形成されたフランジ52の外周部には、ネジ穴54Aと並設してネジ穴54Bが形成されている。このネジ穴54Bはフランジ52の後端面に形成された円弧状の凹部56Bに貫通して形成されている。
【0026】
ネジ穴54Bにはズームリングロックツマミ58Bのネジ部60Bが螺合されており、ネジ部60Bの先端には、先端部が拡径して形成された軸部62Bが形成されている。そして、この軸部62Bにはフランジ52の凹部56B内に収容されたストッパープレート64Bが回動自在に支持されている。ストッパープレート64Bは、円弧状に形成されており、図1に示すように、フランジ52の後端面から後方に向けて突出して設けられている。
【0027】
一方、ズームリング44の外周にはフランジ66Bが形成されており、フランジ66Bの先端面には周方向に沿って円弧状の溝68Bが形成されている。この溝68Bは、ズームリング44の回動範囲に対応して形成されており、ストッパープレート64Bの先端部は、この溝68B内に遊嵌されている。
【0028】
ズームリングロック機構50Bは以上のように構成される。ズームリング44をロックする場合は、ズームリングロックツマミ58Bをネジ穴54Bから外す方向に回転させる。これにより、ストッパープレート64Bが溝68B内を外側に向かって移動し、図3(b)に示すように、溝68Bの内壁面に当接する。ズームリング44は、このストッパープレート64Bと溝68Bの内壁面との摩擦によりロックされる。
【0029】
なお、ロック解除は、ズームリングロックツマミ58Bをネジ穴54Bに捻じ込むことにより行なう。これにより、ストッパープレート64Bが溝68B内を内側に向かって移動し、図3(a)に示すように、溝68Bの内壁面との接触が解除されて、ロックが解除される。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態のレンズ鏡筒10によれば、ツマミ58A、58Bの先端に設けられたストッパープレート64A、64Bをフォーカスリング36とズームリング44に形成された溝68A、68Bの内壁面に当接させて、フォーカスリング36とズームリング44をロックする。このように、ストッパープレート64A、64Bを用いることにより、当接されるフォーカスリング36及びズームリング44に対して十分な接触面積を確保することができる。これにより、十分な摩擦力を確保することができ、フォーカスリング36とズームリング44を確実にロックすることができる。
【0031】
また、広い面積で押し当てることにより、フォーカスリング36及びズームリング44に加わる圧力を少なくでき、フォーカスリング36やズームリング44、鏡筒本体12の変形を防ぐことができる。
【0032】
さらに、ストッパープレート64A、64Bは、フォーカスリングロックツマミ58Aとズームリングロックツマミ58Bの抜け止めの作用もあり、フォーカスリングロックツマミ58Aとズームリングロックツマミ58Bの抜け止めを別途設ける必要がない。
【0033】
図4は、本発明に係るレンズ鏡筒の第2の実施の形態の要部の構成を示す断面図である。
【0034】
本実施の形態のレンズ鏡筒では、フォーカスリングロック機構70Aのフォーカスリングロックツマミ78Aがフォーカスリング36に設けられており、ズームリングロック機構70Bのズームリングロックツマミ78Bがズームリング44に設けられている。なお、このフォーカスリングロック機構70Aとズームリングロック機構70Bの構成以外は、上述した第1の実施の形態のレンズ鏡筒10と同じなので、ここでは、このフォーカスリングロック機構70Aとズームリングロック機構70Bの構成についてのみ説明する。
【0035】
まず、フォーカスリングロック機構70Aの構成について説明する。図4に示すように、フォーカスリング36の後端部外周にはフランジ72Aが形成されている。このフランジ72Aの外周部にはネジ穴74Aが形成されており、ネジ穴74Aは、フランジ72Aの後端面に形成された円弧状の凹部76Aに貫通して形成されている。
【0036】
ネジ穴74Aにはフォーカスリングロックツマミ78Aのネジ部80Aが螺合されている。このネジ部80Aの先端には、先端部が拡径して形成された軸部82Aが形成されている。軸部82Aには、凹部86A内に収容されたストッパープレート84Aが回動自在に支持されている。このストッパープレート84Aは、円弧状に形成されており、図4に示すように、フランジ72Aの後端面から後方に向けて突出して設けられている。
【0037】
一方、鏡筒本体12を構成する第1鏡筒22の後端部外周にはフランジ86が形成されており、フランジ86の先端面には周方向に沿って円弧状の溝88Aが形成されている。この溝88Aは、フォーカスリング36の回動範囲に対応して形成されており、ストッパープレート84Aの先端部は、この溝88A内に遊嵌されている。
【0038】
フォーカスリングロック機構70Aは以上のように構成される。フォーカスリング36をロックする場合は、フォーカスリングロックツマミ78Aをネジ穴74Aから外す方向に回転させる。これにより、ストッパープレート84Aが溝88A内を外側に向かって移動し、図4(b)に示すように、溝88Aの内壁面に当接する。フォーカスリング36は、このストッパープレート84Aと溝88Aの内壁面との摩擦によりロックされる。
【0039】
なお、ロック解除は、フォーカスリングロックツマミ78Aをネジ穴74Aに捻じ込むことにより行なう。これにより、ストッパープレート84Aが溝88A内を内側に向かって移動し、図4(a)に示すように、溝88Aの内壁面との接触が解除されて、ロックが解除される。
【0040】
次に、ズームリングロック機構70Bの構成について説明する。図4に示すように、ズームリング44の外周にはフランジ72Bが形成されている。このフランジ72Bの外周部にはネジ穴74Bが形成されており、ネジ穴74Bは、フランジ72Bの先端面に形成された円弧状の凹部76Bに貫通して形成されている。
【0041】
ネジ穴74Bにはズームリングロックツマミ78Bのネジ部80Bが螺合されており、ネジ部80Bの先端には、先端部が拡径して形成された軸部82Bが形成されている。そして、この軸部82Bには、凹部86B内に収容されたストッパープレート84Bが回動自在に支持されている。ストッパープレート84Bは、円弧状に形成されており、図4に示すように、フランジ72Bの先端面から前方に向けて突出して設けられている。
【0042】
一方、鏡筒本体12に形成されたフランジ86の後端面には周方向に沿って円弧状の溝88Bが形成されている。この溝88Bはズームリング44の回動範囲に対応して形成されており、ストッパープレート84Bの先端部は、この溝88B内に遊嵌されている。
【0043】
ズームリングロック機構70Bは以上のように構成される。ズームリング44をロックする場合は、ズームリングロックツマミ78Bをネジ穴74Bから外す方向に回転させる。これにより、ストッパープレート84Bがフランジ86の内周部を外側に向かって移動し、図4(b)に示すように、溝88Bの内壁面に当接する。ズームリング44は、このストッパープレート84Bと溝88Bの内壁面との摩擦によりロックされる。
【0044】
なお、ロック解除は、ズームリングロックツマミ78Bをネジ穴74Bに捻じ込むことにより行なう。これにより、ストッパープレート84Bが溝88B内を内側に向かって移動し、図4(a)に示すように、溝88Bの内壁面との接触が解除されて、ロックが解除される。
【0045】
以上説明したように、本実施の形態のレンズ鏡筒においても、フォーカスリング36とズームリング44のロックにストッパープレート84A、84Bを用いることにより、鏡筒本体12に対して十分な接触面積を確保することができ、フォーカスリング36とズームリング44を確実にロックすることができる。また、鏡筒本体12に加わる圧力を少なくでき、鏡筒本体12の変形を防ぐことができる。さらに、ストッパープレート84A、84Bは、フォーカスリングロックツマミ78Aとズームリングロックツマミ78Bの抜け止めの作用もあり、フォーカスリングロックツマミ78Aとズームリングロックツマミ78Bの抜け止めを別途設ける必要がない。
【0046】
なお、本実施の形態のレンズ鏡筒のように、フォーカスリングロックツマミ78Aをフォーカスリング36に設けることにより、フォーカスリング36を回動操作する際の操作用ツマミとして使用することができる。同様にズームリングロックツマミ78Bをズームリング44に設けることにより、ズームリング44を回動操作する際の操作用ツマミとして使用することができる。
【0047】
なお、本実施の形態では、本発明をフォーカスリング36とズームリング44のロック機構に適用した例で説明したが、この他の操作リング、たとえば絞りリングのロック機構等にも適用することができる。
【0048】
また、本実施の形態では、本発明を監視カメラのレンズ鏡筒に適用した例で説明したが、本発明の適用は、これに限られるものではなく、鏡筒本体の外周に操作リングが備えられたレンズ鏡筒全てに適用することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ストッパープレートを操作リング又は鏡筒本体に形成された溝の内壁面に押し付けて操作リングをロックすることにより、十分な摩擦力を確保することができ、確実に操作リングの回転をロックすることができる。また、十分に広い面積で操作リング又は鏡筒本体と接触することにより、操作リング又は鏡筒本体に加わる力を低くでき、これにより、操作リングや鏡筒本体に生じる変形を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施の形態の構成を示す断面図
【図2】図1の2−2断面図
【図3】本発明に係るレンズ鏡筒の第1の実施の形態の要部の構成を示す断面図
【図4】本発明に係るレンズ鏡筒の第2の実施の形態の要部の構成を示す断面図
【符号の説明】
10…レンズ鏡筒、12…鏡筒本体、14…フォーカスレンズ、16…ズームレンズ、18…アイリス、20…アイリスメータ、22…第1鏡筒、24…第2鏡筒、25…スリップ機構、26…マウント環、28…フォーカスレンズ枠、30…カム部材、32…直進溝、34…カムピン、36…フォーカスリング、38…カム溝、40…ズームレンズ枠、42…カム部材、43…直進溝、44…ズームリング、46…カムピン、48…カム溝、50A…フォーカスリングロック機構、50B…ズームリングロック機構、52…フランジ、54A、54B…ネジ穴、56A、56B…凹部、58A…フォーカスリングロックツマミ、58B…ズームリングロックツマミ、60A、60B…ネジ部、62A、62B…軸部、64A、64B…ストッパープレート、66A、66B…フランジ、68A、68B…溝、70A…フォーカスリングロック機構、70B…ズームリングロック機構、72A、72B…フランジ、74A、74B…ネジ穴、76A、76B…凹部、78A…フォーカスリングロックツマミ、78B…ズームリングロックツマミ、80A、80B…ネジ部、82A、82B…軸部、84A、84B…ストッパープレート、86…フランジ、88A、88B…溝、L…光軸

Claims (2)

  1. 鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられたレンズ鏡筒において、
    前記鏡筒本体の外周部に形成されたネジ穴と、
    前記ネジ穴にネジ部が螺合されたツマミと、
    前記ツマミのネジ部先端に連結されたストッパープレートと、
    前記操作リングの端面に周方向に沿って形成され、前記ストッパープレートが遊嵌される溝と、
    を備え、前記ツマミを回して前記ストッパープレートを前記溝の内壁面に押し付けることにより、前記操作リングをロックすることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 鏡筒本体の外周に操作リングが回動自在に設けられたレンズ鏡筒において、
    前記操作リングの外周部に形成されたネジ穴と、
    前記ネジ穴にネジ部が螺合されたツマミと、
    前記ツマミのネジ部先端に連結されたストッパープレートと、
    前記鏡筒本体の端面に周方向に沿って形成され、前記ストッパープレートが遊嵌される溝と、
    を備え、前記ツマミを回して前記ストッパープレートを前記溝の内壁面に押し付けることにより、前記操作リングをロックすることを特徴とするレンズ鏡筒。
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