JP4624543B2 - 顕微鏡用照明装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は顕微鏡用照明装置に係り、特にケーラー照明を用い、水銀などの光源を用いて照明光を試料(標本)面に照射することで試料面より発する蛍光を観察する落射蛍光観察に用いる顕微鏡用照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の顕微鏡用照明はケーラー照明が主流である。これは光源であるランプを対物レンズ瞳位置(後側焦点位置)に投影させムラのない照明を行うものである。
【0003】
このケーラー照明を用いたほとんどの落射照明装置では、落射投光管内に前述の対物レンズ瞳位置と共役な位置に開口絞り(AS)、標本面と共役な位置に視野絞り(FS)と呼ばれる開閉自在な絞りを配置しているのが普通である。この各絞りはその絞り中心が照明光軸上に合致していることが重要であり、予め調整されているものや、照明光軸上に移動する手段が設けられているのが普通である。
【0004】
また、前述の絞り以外にも照明光強度の調整を行うためのNDフィルタや、照明光の波長特性を変化させるためのフィルタなどを照明光路に自在に挿脱可能な挿入口を有しているものが多い。これらのフィルタは照明光軸に対し位置がラフで良いことから前述の絞りのような調整手段が用いられていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
最近では、生物研究分野の発展に伴い落射照明装置(落射投光管)の使われ方や顕微鏡本体との組合せも様々となってきている。例えば、対物レンズ上下動式顕微鏡に組み合わせたり、視野絞りを従来の接眼レンズに合わせた円形状ではなく、TVカメラの受光素子に合わせた矩形にしたり、ピンホール絞りや観察範囲に合わせた任意の形状にするなどの要求がある。
【0006】
前者の場合、試料又はステージを固定にして対物レンズを上下動させる機構を落射照明装置と対物レンズの間に構成しなければならない。この場合、光源が対物レンズの瞳位置に結像しなくなるためケーラー照明ができなくなり、結果として照明ムラが発生する。
【0007】
後者の場合には、任意の絞りを落射照明光軸上(または使用者の任意の位置)に配置できることが必要となる。今後の落射照明装置ではこれらの間題点を解消し、使用者の要求に簡単に対応できる汎用性に優れていることが重要な機能の1つになってくると予想される。
【0008】
従来の落射照明装置では第1の公知例(特表平8−501163号公報)にもあるように落射照明装置に付加されるべき光学素子や絞りなどモジュール化し、落射投光管(落射照明装置のうち照明光を試料に導くための部位)に着脱可能としているものもある。
【0009】
しかしながら各ユニットは落射照明光軸への位置調整を必要とするものとそうでないものとにわかれ、調整を必要とするものについてはユニットに調整機構を設けており、各ユニットによって大きさ、形状が異なっている。このため落射投光管への挿入位置は制限されてしまっている。
【0010】
具体的には第1の公知例に開示されている内容は調整された各モジュールを落射投光管に設けられた取付精度面に当て付け位置決固定することを特徴としている。これらの落射投光管では各ユニットを着脱することはできるが、あくまでもメーカーが設定したユニットをメーカーが設定した位置にしか組み合わせることができず、使用者が任意の位置に任意のユニットを簡単に取り付けることはできない。
【0011】
このための前述の間題点の解消には至っていない。第2の公知例(特開平9−5631号公報)、第3の公知例(特開平10−73768号公報)では開口絞りが落射投光管に対し挿脱可能なことが開示されているが、これも上記と同様の間題がある。
【0012】
第4の公知例(実開昭50−76840号公報)にはコンデンサレンズの着脱、心出し手段が開示されている。着脱可能な光学素子を顕微鏡に対し着脱、心出し可能な点では本発明に類似であるが、この発明ではあくまでもコンデンサレンズを所定のスロットに挿入することのみを特徴としており、前述の本発明の課題である汎用性をもった照明系を提供するには至っていない。
【0013】
本発明は上述のような実情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、必要な光学素子のみを簡単に設置、調整可能でかつ、補助レンズなど照明光学系を変更するための光学素子も配置、調整可能な汎用性に優れた顕微鏡用照明装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1に対応する発明は、光源からの照明光を試料面に照射する顕微鏡用照明装置において、
照明の光軸に挿入する光学素子を保持し照明装置本体に対して挿脱自在なスライダと、
前記照明光軸の方向に並ぶように前記照明装置本体に形成された同一断面形状の複数のスライダ挿入口と、
この複数のスライダ挿入口の内部にそれぞれ配置されて前記スライダを保持すると共に照明の光軸に対して垂直な面内で芯出し調節する芯出し部材と、
を備えることを特徴とする顕微鏡用照明装置である。
【0015】
請求項1に対応する発明によれば、同一形状の薄型スライダに光学素子を具備し、照明装置本体(落射投光管など)には前記スライダが挿入可能かつ、落射照明光軸に垂直な面内で移動可能とすることで、フィルタだけでなく絞りなど様々な光学素子を照明系の所定の位置に挿入、調整できるほか、不要な光学素子の代わりにフィルタなどを挿入使用できるため使用者の要求に対応可能な照明装置を提供できる。
【0016】
前記目的を達成するため、請求項2に対応する発明は、以下のように構成したものである。前記照明装置本体はケーラー照明を用いた落射照明用の投光管であり、前記光学素子として視野絞りと開口絞りと調光用フィルタの少なくとも一つを使用したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用照明装置である。
【0017】
前記目的を達成するため、請求項3に対応する発明は、前記光学素子として、対物レンズ瞳の投影位置を変更するためまたは光源の投影倍率を変更するための補助レンズを使用したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用照明装置である。
【0018】
請求項3に対応する発明によれば、補助レンズを組み込むことで光源の投影位置や投影倍率を変えるなど元の照明光学系に多少の改造を使用者が容易に行えるようになり、照明装置自体の制限を減らすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を落射照明装置に適用した実施形態を説明する。
【0020】
図1〜7図を用いて本発明の第1実施形態について説明する。図1、2図は本発明の適用される顕微鏡の全体図に落射照明光学系を重ねあわせた図を示し、図3、図4、図5はそれぞれ図1のスライダ挿入口部の断面図、上面図、側面図を示す。また、図6及び図7には挿入口に挿入されるスライダのうち代表的な2種を示し、いずれも(a)は断面図、(b)は正面図を示している。
【0021】
まず、図1、図2を用いて全体を説明する。顕微鏡本体01には試料09を図中の観察光軸に垂直な面内で移動可能なステージ08を固定したステージホルダ03が焦準ハンドル02により観察光軸に沿って移動可能に保持されている。
【0022】
顕微鏡本体01上部には落射照明を行うための少なくとも1つの照明レンズ群22、23、24、25を有する照明装置本体としての落射投光管200が図示しないネジ等で位置決め固定されている。この落射投光管200には、LH(ランプハウス)マウント21が備えられており、LHマウント21にマウント14が嵌合することによって光源となるランプ13を図示しない調整ツマミで図中の落射照明光軸に垂直な面内で移動可能な状態で保持するランプハウス100が固定されている。
【0023】
ランプハウス100内にはランプ13から発せられた光線を落射投光管200内部へ導く為の少なくとも1枚から構成されるコレクタレンズ11が、光軸方向に移動可能に保持され、コレクタレンズ11と反対側にはランプ13から発せられた光線を再度ランプ発光位置に集光できる位置に凹面鏡12が固定されている。
【0024】
落射投光管200内には落射照明光軸と観察光軸の交わる位置に落射照明光線を対物レンズ06側に折り曲げるためのダイクロイックミラーおよび、落射照明光のうち必要な光線のみを選択する励起フィルタ28、試料09から発せられた蛍光のみを透過させ不利益な光線を除去するための吸収フィルタ30が備えられている、落射投光管200の下方には少なくとも1つのレンズ群07を有する複数の対物レンズ06を保持し、任意の対物レンズ06を観察光軸上に配置可能な対物レンズ変換器04が着脱自在に保持されている。ここで対物レンズ瞳05は、対物レンズ06内のレンズ群07の後側焦点位置を示している。
【0025】
また、落射投光管200の上側には対物レンズ06を通った平行光線を結像させるための結像レンズ41を有する鏡筒40が着脱自在に保持されており、鏡筒40には試料09を観察するための接眼レンズ50が図示しない嵌合により位置決め固定されている。
【0026】
落射投光管200内には試料09と共役な位置にあるFS26と対物レンズ瞳05と共役な位置にあるAS27を含む少なくとも2つ以上(図では7ケ所)の同一断面形状を持つ挿入口32〜38を有しており、各挿入口32〜38には同一断面の形状のスライダ42〜48が挿脱可能に保持されている。
【0027】
次に、このように構成された顕微鏡用照明装置の第1実施形態の作用を説明する。図示しない調整ツマミにより落射照明光軸上に調整されたランプ13から発せらる光線はコレクタレンズ群11により投光管200内に導かれる。ランプ13からコレクタレンズ群11とは反対方向に発せられた光線についても凹面鏡12により無駄無く投光管200に導かれることになる。コレクタレンズ群11から投光管200に導かれる光線が平行光となるようにコレクタレンズ群11を落射光軸方向に微少量調整する。
【0028】
投光管200内に導かれた平行光線は照明レンズ22、23により光線高さを小さくした後、照明レンズ24によりAS(開口絞り)27に結像する。その後照明レンズ25、励起フィルタ28を通過した後ダイクロイックミラー29で対物レンズ06側に折り返され、対物レンズ06の対物レンズ瞳05の位置に再び結像し標本面に照射される。この状態がケーラー照明である。
【0029】
ここで、顕微鏡本体01の焦準ハンドル02を回転させることで試料09をステージ08ごと観察光軸方向に移動させ、試料09を対物レンズ06のピント位置に一致させる。対物レンズ06から照射された照明光線により試料09から発せられた蛍光は再びレンズ群07、ダイクロイックミラー29、吸収フィルタ30を通過した後、鏡筒40内の結像レンズ41により結像され、接眼レンズ50により観察可能となる。
【0030】
この時、FS26の位置に像を配置した場合その像は試料09に結像し接眼レンズ50で観察可能となる。また、落射投光管200内に設けられた挿入口32〜38には後述する各種スライダが挿脱可能となっており、光学素子などを落射照明光軸上へ配置できるようになっている。
【0031】
次に投光管200内に設けられた挿入口32〜38および挿入口32〜38に挿脱可能なスライダについて図3〜図7を用いて説明する。投光管200は上側にカバー51を備え、内側には落射照明光線を通すためのU字型の切り欠き52を有するリブ55、側面には挿入穴53が備えられており、挿入穴53の上下にはネジ穴54が形成されている。
【0032】
リブ55の間には心出し部材61が挟みこまれた形で保持されている。ネジ穴54には先端に球形状72a、72bを有するツマミネジ71a、71bがねじ込まれ、心出し部材61の側面の円周62に突き当たっている。心出し部材1つにつきツマミネジ71a、71bは上下2ケ所に構成され、それぞれのツマミネジ71a、71bはわずかに角度を持って配置されている。
【0033】
ツマミネジ71a、71bが構成されているのとは反対の側面にはV溝69が形成されており、ここに先端が球形状のプランジャ56がはまり込んでいる。このプランジャ56は、落射投光管200にねじこみ固定された調整ネジ58に嵌合して保持されている。プランジャ56内部にはプランジャバネ57が構成されており、プランジャ56は常に心出し部材61をツマミネジ71a、71bの方向に押圧する。
【0034】
また、心出し部材61には落射照明光線を通すための開口部63、コの字型のスライダ挿入部67が構成され、挿入部67にはストッパ68が固定されている。挿入部67の上側には長溝型の凹部66が形成され、ここにイタバネ65が配置されて円筒形のクリック64を挿入部67内へ押し込む方向(図の下側)に力を与えている。イタバネ65は、落射光軸方向にずれないようにスラスト板70で挟み込まれている。スラスト板70は図示しないビスで心出し部材61に固定されている。
【0035】
このとき、心出し部材61のコの字型のスライダ挿入部67とスラスト板70により形成される長方形の開口部(A×B)が後述するスライダを挿入するための挿入口となる。
【0036】
図6に示すフィルタスライダ171には、照明光線の強度や波長特性を変えるためのフィルタ172が例えば接着などの手段で固定されており、フィルタ172と同心円状の開口174が構成されている。フィルタスライダ171の両側面には、心出し部材61のスライダ挿入部67に挿入した際、クリック64の押圧によりフィルタスライダ171がストッパ68に突き当たるような位置にV溝173が形成されている。
【0037】
図7に示す絞りスライダ81には、落射照明光線を通過させるための開口部82と、その同心円状に形成された段付部である嵌合部84を有している。嵌合部84の底部には少なくとも4ケ所以上のボス孔85が嵌合部84と同心円状に並ぶように形成されている。ボス孔85には、カシメピン86、87が互いに異なる面にカジメられた三日月型で厚さ0.05mm程度の羽根88の一方のカシメピン86とボス孔85が嵌合している。
【0038】
嵌合部84には、マワシカン90が回転自在に嵌合している。このマワシカン90には、カシメピン86に嵌合するスリット状切り欠き91、落射照明光線を通過させるための開口部89を形成したマワシカン90のスリット上切り欠き91が形成されている面とは反対側の面には段差92があり、この段差面にはピン153が固定されている。
【0039】
また、絞りスライダ81には図示するような凹部95が形成されており、この凹部95には操作レバー94が絞りスライダ81に固定された回転軸97により凹部95内で自在に回転可能に保持されており、その端面に形成されたスリット98にピン153が嵌合している。更に、マワシカン90、操作レバー94が光軸方向に動かないように、スラストカバー99が固定ビス96により絞りスライダ81に固定されている。絞りスライダ両側面にはフィルタスライダと同様な位置にV溝93が形成されている。
【0040】
次に、図3〜図7で説明した構成による作用を説明する。まず各種スライダ171、81を投光管200に挿入する場合、心出し部材61内のスライダ挿入部67とスラスト板70で形成された開口部(A×B)に落射投光管200側面の挿入穴53より挿入していく。このときクリック64が押し上げれら、更に挿入するとV溝173、93に落ち込み、スライダ171、81の端面をストッパに押し当てた状態で位置が決まる。
【0041】
次にスライダの心出しを行うがこの場合、ツマミネジ71a、71bを回しネジ込んだりゆるめたりすることで先端の球形状72a、72bにより心出し部材61を落射照明光軸に対して垂直な面内で移動することで心出しを行う。この時心出し部材にはプランジャバネ57によりツマミネジ71a、71bを押し返す方向の力が作用し釣り合いが保たれる。例えば上側のツマミネジ71aを押し込んだ場合は心出し部材61は図の左下に移動し、下側のツマミネジ71bをゆるめた場合は右下方向に移動することになる。この時心出し部材に嵌合位置決めされている各種スライダ171、81も一緒に落射照明光軸と垂直な面内で移動することが可能となる。
【0042】
次に絞りスライダ81についてその作用を説明する。開閉レバーを図中の矢印方向に移動させるとマワシカンが回転し、これに伴いスリット状切り欠き91に嵌合しているカシメピン87および羽根88がカシメピン86を中心に回転し結果として絞りが開閉することになる。絞り径の最大、最小径は凹部95の壁面と操作レバー94が接触することで決定する。最後に前述の全ての構成による作用を説明する。
【0043】
例えばごく一般的な検鏡をする場合は、挿入口38と36に絞りスライダ81を挿入し、挿入口32、33、34、35、37に照明強度変更用フィルタを内蔵したフィルタスライダ171を挿入し使用する。この場合照明強度の調整はフィルタスライダ171の挿脱で行い、視野絞り(FS)、開口絞り(AS)の操作はスライダ81の操作レバー94で行うことができる。また絞りの心出し調整についてもツマミネジ71a、71bにより可能である。開口絞り(AS)を必要としない場合は挿入口36もフィルタスライダ171を挿入し使用することができる。この他標本面上にピンホールを投影させたい場合については挿入口38にフィルタスライダ171のフィルタ172の代わりにピンホールを固定したスライダを挿入し、視野内の中心または使用者の任意の位置に移動させることができる。位置調整については絞りスライダ81と同様の手順で行うことが可能となる。
【0044】
以上、本発明の第1実施形態によれば落射投光管に具備されるべき光学素子の組合せを任意に変えることができ、更に簡単な改造でピンホールや任意の形状を視野に投影させ、かつ任意の位置に調整できるようになる。
【0045】
また、第1実施形態によれば、光学素子位置を照明光軸上へ調整する心出し機構を挿入口側に設けたことにより、スライダの構成を簡単にすることができ安価に提供できるうえ、形状を薄くできるため、挿入口を小さいスペースで構成でき挿入口を設けるための制限条件を減らすことができる。
【0046】
次に、図8、図9を用いて本発明の第2実施形態について説明する。図8、図9はそれぞれ挿入口に挿入されるスライダを示し、(a)は断面図、(b)は正面図を示す。本実施形態はスライダのみを特徴としているため、図もスライダのみとする。挿入される投光管側については第1実施形態と同じであるため同一の符号を付け説明は省略する。
【0047】
図8に示す補助凹レンズスライダ101には落射照明光線を通すための開口部102、レンズ嵌合部105が形成されており、凹レンズ104が嵌合し、レンズ嵌合部105内壁に形成されたレンズ固定用V溝106にリングバネ107を落とし込んだ状態で固定されている。補助凹レンズスライダ101両側面には、心出し部材61の挿入部67に挿入した際、クリック64の押圧により補助凹レンズスライダ101がストッパ68に突き当たるような位置にV溝103が形成されている。
【0048】
図9に示す補助凸レンズスライダ111には落射照明光線を通すための開口部112、レンズ嵌合部115が形成されており、凸レンズ114が嵌合し、レンズ嵌合部115内壁に形成されたレンズ固定用V溝116にリングバネ117を落とし込んだ状態で固定されている。
【0049】
補助凸レンズスライダ111両側面には、心出し部材61の挿入部67に挿入した際、クリック64の押圧により補助凸レンズスライダ111がストッパ68に突き当たるような位置にV溝113が形成されている。尚、凹レンズ104、凸レンズ114の曲率については落射照明装置の光学系などにより決定されたものであり、それぞれ複数枚のレンズから構成してもよい。又、凹レンズ104、凸レンズ114の固定方法は、リングバネ固定以外に接着等の手段を用いてもよい。
【0050】
次に以上のような構成による作用を説明する。まず、例えば落射投光管200を対物レンズ上下動式顕微鏡に組み合わせる場合のように、落射投光管200と対物レンズ変換器04の間を遠ざける場合について説明する。この場合対物レンズ瞳05位置がAS27から遠ざかるため、コレクタレンズ11を微少量調整してもランプ13は対物レンズ瞳05に結像することができず、結果としてケーラー照明を得ることができなくなる。このとき挿入口35または37に補助凹レンズスライダ101を挿入すると、ランプ13の結像位置が遠ざかることになる。
【0051】
凹レンズ104の曲率を調整することにより遠ざかった対物レンズ瞳05にランプ13を結像することが可能になり、ケーラー照明を得ることができる。但し、挿入口35に補助凹レンズスライダ101を挿入した場合はAS27位置も変化するので、絞りスライダ81を挿入口37に挿入する必要がある。
【0052】
また、この場合補助凹レンズスライダ101を入れたことで落射照明光軸にずれが発生するため、補助凹レンズスライダ101の心調整を行うことが必要となる。調整方法は対物レンズ06を取り除いた状態でステージ08上にランプ13の像を投影させ、補助凹レンズスライダ101の挿脱によるランプ13の投影像がずれないように調整する。従来の落射投光管に補助凹レンズスライダ101を挿入した場合でもランプ13の位置を調整することで前述のランプ投影像のずれをなくすことは可能であるが、この場合は落射照明光軸が傾いた状態になっておりコレクタレンズ11のフォーカス調整により著しい心ずれを生じる。実際の観察では照明ムラが発生する。
【0053】
また、例えば凸レンズ114と凹レンズ104の組合せでアフォーカル変倍光学系となるような凸レンズ114と凹レンズ104を備えた補助凸レンズスライダ111と補助凹レンズスライダ101をそれぞれ挿入口32と34に挿入すると、ランプ13の結像位置は変えずにランプ13の対物レンズ瞳05への投影倍率を変化させることが可能となる。
【0054】
上述のアホーカル変倍光学系は1対の補助凸レンズスライダ111と補助凹レンズスライダ101から構成する必要はなく、3種以上のスライダで構成しても良い。
【0055】
以上、本発明の第2実施形態によれば、光源の投影位置を簡単に変更できるため落射投光管と対物レンズの距離を容易に変更することができ、この結果対物上下動型顕微鏡など複数の異なる対物取付け位置の顕微鏡への適用が簡単に行えるようになる。また、投影倍率を変更することで使用する対物レンズに合わせた最適な照明を簡単に実現することも可能となる。
【0056】
次に、図10、図11、図12を用いて本発明の第3実施形態について説明する。図10、図11、図12はそれぞれ挿入口32〜38の断面および上面、側面図を示す。第1実施形態と同じ部位については同一の符号を付け説明は省略する。投光管200内には落射照明光線を通すためのU字型の切り欠き52を有するリブ55、両側面には挿入穴53a,53bが備えられており、一方の挿入穴53aの上下にはネジ穴54が形成されている。リブ55の間には心出し部材131が挟みこまれた形で保持されている。
【0057】
ネジ穴54には先端に球形状72a、72bを有するツマミネジ71a、71bがねじ込まれ、心出し部材131の側面の円周132に突き当たっている。ツマミネジ71a、71bは球形状72a、72bとは逆端面に図示しない6角穴を有しており、調整ツマミ151はこの6角穴に嵌合する先端152を有している。それぞれのツマミネジ71a、71bはわずかに角度を持って配置されている。心出し部材1つにつきツマミネジ71a、bは上下2ヶ所に構成され、それぞれのツマミネジ71a、71bはわずかに角度を持って配置されている。心出し部材131のツマミネジ71a、71bが構成されているのとは反対の側面には平面139が形成されておりここに先端に広い平面121aを有するプランジャ121が平面139に接するように落射投光管200に固定された調整ネジ58に嵌合している。プランジャ121内部にはプランジャバネ57が構成されており、プランジャ56は常に心出し部材131をツマミネジ71a、71b方向に押圧する。心出し部材131には落射照明光線を通すための開口部133、コの字型のスライダ挿入部137が構成され、挿入部137の上側には長溝型の凹部66が形成され、ここにイタバネ65が配置されて円筒形のクリック64を挿入部67内へ押し込む方向(図の下側)に力を与えている。イタバネ65は、光軸方向にずれないようにスラスト板70で挟み込まれている。スラスト板70は図示しないビスで心出し部材131に固定されている。
【0058】
次に上記構成による作用について説明する。まず各種スライダ171、81、101、111を投光管200に挿入する場合、心出し部材131内の挿入部137とスラスト板70で形成された開口部(A×B)に落射投光管200の側面(どちら側からでも可能)に形成された挿入穴53a又は53bより挿入していく。このとき、クリック64が押し上げられ、更に挿入するとV溝173、83、103、113に落ち込み、スライダ171、81、101、111の位置が決まる。
【0059】
次にスライダの心出しを行うがこの場合、調整ツマミ151の先端152をツマミネジ71a、71bの図示しない6角穴に嵌合しながら回しツマミネジ71a、71bをねじ込んだりゆるめたりすることで先端の球形状72a、72bにより心出し部材131を落射照明光軸に対して垂直な面内で移動する。
【0060】
この時心出し部材131にはプランジャバネ57により調整ネジ58を押し返す方向の力が作用し釣り合いが保たれる。例えば上側のツマミネジ71aを押し込んだ場合は心出し部材131は図の左下に移動し、下側のツマミネジ71bをゆるめた場合は右下方向に移動することになる。この時心出し部材に嵌合位置決めされている各種スライダ171、81、101も一緒に落射照明光軸と垂直な面内で移動することが可能となる。また、この場合心出し部材131はプランジャ121と平面で接触しているため心出し部材131が傾くことなくツマミネジ71a、71bにより心出し部材131を移動することになる。
【0061】
以上第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得られるほか、心し調整によるスライダの傾きが発生しないため、矩形絞りなど回転方向のある絞りを挿入した場合に傾くことなく視野中心に投影することが可能となる。また、各種スライダの挿入方向を左右どちら側からでも行えるうえ、心出し調整ツマミを別体としたことで不要な時には外しておけるため装置側面の制限される空間を減らすことができる。
【0062】
(変形例)
本実施形態では正立型顕微鏡に組合せた場合のみ記載したが、これ以外の例えば倒立型顕微鏡に組み合わせた場合でも同様の効果を得られる。図6〜図9で説明したスライダ以外にも照明光軸上に配置することで顕微鏡使用者になんらかの利益をもたらす部材をスライダに構成することも可能である。
【0063】
【発明の効果】
本発明によれば、必要な光学素子のみを簡単に設置、調整可能でかつ、補助レンズなど照明光学系を変更するための光学素子も配置、調整可能な汎用性に優れた顕微鏡用照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用される顕微鏡の全体図に落射照明光学系を重ねあわせた平面構成図。
【図2】本発明の適用される顕微鏡の全体図に落射照明光学系を重ねあわせた正面構成図。
【図3】本発明による顕微鏡用照明装の第1の実施形態を説明するためのものであって図1のスライダ挿入口部の断面図。
【図4】図1のスライダ挿入口部の上面図。
【図5】図1のスライダ挿入口部の側面図。
【図6】図1の挿入口に挿入されるスライダの一例を説明するための図。
【図7】図1の挿入口に挿入されるスライダの一例を説明するための図。
【図8】本発明による顕微鏡用照明装の第2の実施形態を説明するためのものであって図1のスライダ挿入口部を示す図。
【図9】本発明による顕微鏡用照明装の第2の実施形態を説明するためのものであって図1のスライダ挿入口部の断面図。
【図10】本発明による顕微鏡用照明装の第3の実施形態を説明するためのものであって図1の挿入口の断面図。
【図11】本発明による顕微鏡用照明装の第3の実施形態を説明するためのものであって図1の挿入口の上面図。
【図12】本発明による顕微鏡用照明装の第3の実施形態を説明するためのものであって図1の挿入口の側面図。
【符号の説明】
01…顕微鏡本体
02…焦準ハンドル
03…ステージホルダ
04…対物レンズ変換器
05…対物レンズ瞳
06…対物レンズ
07…レンズ
08…ステージ
09…試料
11…コレクタレンズ
12…凹面鏡
13…ランプ
14…マウント
21…LHマウント
22〜25…照明レンズ
26…FS
27…AS
28…励起フィルタ
29…ダイクロイックミラー
30…吸収フィルタ
32〜38…挿入口
32,33…挿入口
40…鏡筒
41…結像レンズ
42〜48…スライダ
50…接眼レンズ
51…カバー
53…挿入穴
54…ツマミネジ
55…リブ
56…プランジャ
57…プランジャバネ
58…調整ネジ
61…部材
62…円周
63…開口部
64…クリック
65…イタバネ
66…凹部
67…スライダ挿入部
68…ストッパ
69…V溝
70…スラスト板
71a,71b…ツマミネジ
72a.72b…球形状
74…クリック
81…絞りスライダ
82…開口部
84…嵌合部
85…ボス孔
86,87…カシメピン
88…羽根
89…開口部
90…マワシカン
92…段差
93…V溝
94…操作レバー
95…凹部
96…固定ビス
97…回転軸
98…スリット
99…スラストカバー
100…ランプハウス
101…補助凹レンズスライダ
102…開口部
103…V溝
104…凹レンズ
105…レンズ嵌合部
106…V溝
107…リングバネ
111…補助凸レンズスライダ
112…開口部
113…V溝
114…凸レンズ
115…レンズ嵌合部
116…V溝
117…リングバネ
121a…平面
121…プランジャ
131…部材
132…円周
133…開口部
137…スライダ挿入部
139…平面
151…調整ツマミ
152…先端
153…ピン
171…フィルタスライダ
172…フィルタ
173…V溝
174…開口
200…落射投光管

Claims (3)

  1. 光源からの照明光を試料面に照射する顕微鏡用照明装置において、
    照明の光軸に挿入する光学素子を保持し照明装置本体に対して挿脱自在なスライダと、
    前記照明光軸の方向に並ぶように前記照明装置本体に形成された同一断面形状の複数のスライダ挿入口と、
    この複数のスライダ挿入口の内部にそれぞれ配置されて前記スライダを保持すると共に照明の光軸に対して垂直な面内で芯出し調節する芯出し部材と、
    を備えることを特徴とする顕微鏡用照明装置。
  2. 前記照明装置本体はケーラー照明を用いた落射照明用の投光管であり、前記光学素子として視野絞りと開口絞りと調光用フィルタの少なくとも一つを使用したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用照明装置。
  3. 前記光学素子として、対物レンズ瞳の投影位置を変更するためまたは光源の投影倍率を変更するための補助レンズを使用したことを特徴とする請求項1記載の顕微鏡用照明装置。
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