JP2007017901A - 照明装置および顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】単軸顕微鏡および実体顕微鏡のそれぞれに対し、容易に照明条件を最適化可能として装置の共通化を実現できること。
【解決手段】顕微鏡100は、所定の1方向から標本SPを観察するモノズーム顕微鏡ユニットに対応し、光源12からの照明光を標本SPに導く第1の照明光学系と、第1の照明光学系の一部に挿入され、所定の2方向から標本SPを観察するステレオズーム顕微鏡ユニットに対応する第2の照明光学系を形成するプリズムシート17と、を備える照明装置と、モノズーム顕微鏡ユニットおよびステレオズーム顕微鏡ユニットを交換可能に配設する焦準装置2と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、標本を照明して観察する際に用いる照明装置および顕微鏡に関し、特に、所定の1方向から標本を観察するモノラル観察光学系と、所定の2方向から標本を観察するステレオ観察光学系とを交換して用いる場合に適用して好適な照明装置および顕微鏡に関するものである。
従来、ステレオ観察光学系を搭載する顕微鏡としての実体顕微鏡において、照明ムラおよび照明効率の改善を目的として、1方向に周期構造を有する光学素子や、これに類する光学部材を用いた照明装置が提案されている(たとえば、特許文献1〜4参照)。特許文献1〜4に開示されている照明装置では、1方向に周期構造を有して光源からの照明光を2方向に分割する光学素子を用い、分割された各照明光の方向を実体顕微鏡の2つの観察光軸にほぼ一致させるようにして、実体顕微鏡における照明ムラや照明効率を最適化するようにしている。
特開2004−151351号公報 特開2002−207170号公報 特開2004−325481号公報 実開昭51−82466号公報
ところで、モノラル観察光学系を搭載する顕微鏡として、大口径ズームレンズによって標本を観察するモノズーム顕微鏡が知られている。モノズーム顕微鏡では、通常、大口径ズームレンズによる高NA化により、実体顕微鏡よりも明るく標本を観察することができる。かかるモノズーム顕微鏡と実体顕微鏡とは、同程度の観察倍率を有し、観察対象とする標本が一部共通するため、焦準機構や照明架台が類似した構成となる場合がある。
しかしながら、かかるモノズーム顕微鏡と実体顕微鏡とでは、観察光学系の光学特性の違いから、それぞれに固有の照明装置を開発して製作しなければならないという問題があった。たとえば、単軸顕微鏡に最適化した照明装置を実体顕微鏡に適用した場合、照明ムラが発生するとともに、照明効率が低下して観察像が暗くなるという問題があった。また、観察像を明るくするために光源の発光強度を増大させることにともなって、消費電力や発熱量が増大するとともに、ハロゲンランプ等の光源の寿命を短縮させる恐れがあるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、単軸顕微鏡および実体顕微鏡のそれぞれに対し、容易に照明条件を最適化可能として装置の共通化を実現できるとともに、標本を一層明るく観察することができ、結果として省電力化、長寿命化等を実現できる照明装置および顕微鏡を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1にかかる照明装置は、所定の1方向から標本を観察するモノラル観察光学系に対応し、光源からの照明光を前記標本に導く第1の照明光学系と、前記第1の照明光学系に挿入され、所定の2方向から前記標本を観察するステレオ観察光学系に対応する第2の照明光学系を形成する照明切替光学部材と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材は、前記第1の照明光学系に含まれる一部の光学部材と交換して挿入されることを特徴とする。
また、請求項3にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材は、前記標本の近傍で前記第1の照明光学系の一部に挿入されることを特徴とする。
また、請求項4にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材は、前記標本に導かれた照明光が前記2方向の各方向に略平行となるように前記照明光を分割する分割光学部材と、前記標本に導かれた照明光が前記2方向の一方に略平行となるように前記照明光を偏向する偏向光学部材と、の少なくとも一方を有することを特徴とする。
また、請求項5にかかる照明装置は、上記の発明において、前記分割光学部材および前記偏向光学部材の少なくとも一方は、1平面内で互いに平行に所定間隔で並列する複数の稜線を有した周期構造部材として形成され、前記複数の稜線が前記2方向に略直交するように前記第1の照明光学系の一部に挿入されることを特徴とする。
また、請求項6にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材を保持して前記第1の照明光学系の一部に挿脱する保持切替手段を備えたことを特徴とする。
また、請求項7にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材は、複数であり、前記保持切替手段は、前記複数の照明切替光学部材を保持し、該保持した複数の照明切替光学部材の1つを選択的に挿脱することを特徴とする。
また、請求項8にかかる照明装置は、上記の発明において、前記照明切替光学部材は、前記照明光を反射する光学部材であり、前記保持切替手段は、前記照明切替光学部材と、前記第1の照明光学系の一部の反射光学部材とを保持し、該保持した照明切替光学部材または反射光学部材を前記第1の照明光学部材の一部に挿入するとともに、前記保持した照明切替光学部材と反射光学部材とを切り替えることを特徴とする。
また、請求項9にかかる照明装置は、上記の発明において、前記モノラル観察光学系が有する第1の観察NAに対応する第1の集光NAをなして前記照明光を前記標本に対して集光する第1集光レンズと、前記ステレオ観察光学系が有する第2の観察NAに対応する第2の集光NAをなして前記照明光を前記標本に対して集光する第2集光レンズと、前記第1集光レンズおよび前記第2集光レンズを保持し、前記標本の近傍に、該第1集光レンズを前記第1の照明光学系の集光レンズとして挿入するとともに、該第2集光レンズを前記第2の照明光学系の集光レンズとして挿入するレンズ保持切替手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項10にかかる照明装置は、上記の発明において、前記第1の集光NAは、前記第2の集光NAより大きいことを特徴とする。
また、請求項11にかかる顕微鏡は、請求項1〜10のいずれか一つに記載の照明装置と、前記モノラル観察光学系および前記ステレオ観察光学系を交換可能に配設する観察系配設手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項12にかかる顕微鏡は、上記の発明において、前記モノラル観察光学系および前記ステレオ観察光学系の少なくとも一方は、変倍光学系を有することを特徴とする。
本発明にかかる照明装置および顕微鏡によれば、単軸顕微鏡および実体顕微鏡のそれぞれに対し、容易に照明条件を最適化可能として装置の共通化を実現できるとともに、標本を一層明るく観察することができ、結果として省電力化、長寿命化等を実現できる。
以下、添付図面を参照して、本発明にかかる照明装置および顕微鏡の好適な実施の形態を詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、図面の記載において、同一部分には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1にかかる照明装置および顕微鏡について説明する。図1は、この実施の形態1にかかる照明装置と、この照明装置を搭載した顕微鏡100との概要構成を示す模式図である。図1に示すように、顕微鏡100は、顕微鏡用架台としての透過照明架台1を備える。透過照明架台1は、照明光学系を内蔵して水平に配置されるベース部1aと、ベース部1aに直立して設けられた支柱部1bとを有する。
透過照明架台1に搭載された観察系配設手段としての焦準装置2は、支柱部1bに挿着された固定部2aと、固定部2aに沿って鉛直方向(図上、上下方向)に上下動する可動部2bと、可動部2bを上下動させる図示しない焦準機構を動作させる焦準ハンドル2cとを有する。なお、焦準機構は、可動部2bに内蔵されているものとする。
焦準装置2に交換可能に配設されたステレオ観察光学系としてのステレオズーム顕微鏡ユニットは、ステレオズーム本体3と、ステレオズーム本体3の下部に設けられた対物レンズ4と、ステレオズーム本体3の上部に設けられた三眼鏡筒5と、三眼鏡筒5の前上部に設けられた接眼レンズ部6と、三眼鏡筒5の上部に設けられた写真撮影用のカメラ7と、を一体に備える。なお、ステレオズーム顕微鏡ユニットは、ステレオズーム本体3を可動部2bに着脱することによって交換可能とされる。
ステレオズーム本体3、対物レンズ4および三眼鏡筒5は、内部にレンズ系を備え、標本SPからの観察光を集光して標本像を結像する。ステレオズーム本体3は、内部に左右1対の変倍光学系としてのズームレンズ系を備え、三眼鏡筒5を介し、接眼レンズ部6が備える左右1対の接眼レンズのそれぞれに対して、互いに異なる方向から標本SPを観察した標本像を結像する。このとき、ステレオズーム本体3は、側面部に設けられたズームハンドル3aの操作に応じて内部のズームレンズ系を駆動し、標本像の結像倍率を変化させることができる。観察者は、1対の接眼レンズのそれぞれに対して結像された標本像を、接眼レンズ部6を介して観察することによって、標本SPを立体的に目視観察することができる。なお、ステレオズーム本体3が備える変倍光学系は、結像倍率を連続的に変化できるズームレンズ系に限らず、離散的な所定の複数の結像倍率に変化させる変倍光学系としてもよい。
カメラ7は、たとえばCCDカメラであって、三眼鏡筒5の側面部に設けられたツマミ5aの操作に応じ、ステレオズーム本体3および対物レンズ4によって結像される標本像を受光して写真撮影する。ツマミ5aは、三眼鏡筒5に内蔵された図示しない光路切替機構を動作させ、接眼レンズ部6またはカメラ7のいずれか一方に対して標本像を結像させることによって、観察者による目視観察とカメラ7による写真撮影とを切り替えることができる。なお、カメラ7は、CCDカメラ等の電子カメラに限らず、フィルムを用いたカメラでもよい。
ステレオズーム顕微鏡ユニットと交換して配設されるモノラル観察光学系としてのモノズーム顕微鏡ユニットは、ステレオズーム顕微鏡ユニットと同様の外観構成を有し、ステレオズーム本体3、対物レンズ4および三眼鏡筒5に替えてモノズーム本体23、対物レンズ24および三眼鏡筒25を備える。モノズーム顕微鏡ユニットは、モノズーム本体23を可動部2bに着脱することによって交換可能とされる。
モノズーム本体23は、内部に単軸の変倍光学系としてのズームレンズ系を備える。三眼鏡筒25は、対物レンズ24およびモノズーム本体23からの観察光を2分岐し、接眼レンズ部6の左右の接眼レンズに対して同一の標本像を結像させる。これによって観察者は、接眼レンズ部6を介して、両眼で同一の標本像を目視観察することができる。また、三眼鏡筒25の側面に設けられたツマミ25aは、ツマミ5aと同様に三眼鏡筒25内の図示しない光路切換機構を動作させる。カメラ7は、ツマミ25aの操作に応じて標本像を受光して写真撮影する。
一方、ベース部1aは、上面部に、対物レンズ4の光軸OAを略中心とする開口部1aaを有する。開口部1aaに嵌合して保持された光学的に透明なガラスプレート10には、上面に標本SPが載置される。また、ベース部1aは、内部に照明光学系11を備え、照明光学系11は、光軸OAに沿って下方から標本SPを照明する。
照明光学系11は、照明光を発するハロゲンランプ等の光源12と、光源12からの照明光を略平行光束に変換するコレクタレンズ13と、コレクタレンズ13からの照明光を拡散して透過する拡散板14と、拡散板14からの照明光を収斂する凸レンズ15と、凸レンズ15からの照明光を光軸OAに沿って上方に反射する偏向ミラー16と、偏向ミラー16からの照明光を標本SPに対して照射する凸レンズ18と、を備える。かかる照明光学系11では、拡散板14によって略均一な照明光となり、一様な強度分布を有する大きな2次光源としての面光源が拡散板14上に形成される。なお、凸レンズ15,18は、各々複数のレンズによって構成してもよい。
照明切替光学部材としてのプリズムシート17は、偏向ミラー16と凸レンズ18との間で凸レンズ18の近傍に挿脱可能に配置され、挿入された場合、偏向ミラー16からの照明光を光軸OAと異なる方向に2分割または偏向して透過する。具体的には、プリズムシート17は、図2に示すように、分割光学部材としてのプリズムシート17aと、偏向光学部材としてのプリズムシート17bとを有し、保持切換手段としての保持部19に保持される。プリズムシート17は、保持部19から突起し、穴部1abから突出する棒状のツマミ19aの操作に応じて、顕微鏡100の正面(図1における左側面)に対して左右方向(図2の上下方向)に、図示しないスライド機構によって移動され、かかる移動によって、プリズムシート17aまたは17bは、光軸OA上に配置される。
凸レンズ18は、図2に示すように、第2集光レンズとしての凸レンズ18aと、第1集光レンズとしての凸レンズ18bとを有し、レンズ保持切換手段としての保持部20に保持される。凸レンズ18は、保持部20から突起し、穴部1acから突出する棒状のツマミ20aの操作に応じて、顕微鏡100の正面に対して左右方向に、図示しないスライド機構によって移動され、かかる移動によって、凸レンズ18aまたは18bは、光軸OA上に配置される。
なお、モノズーム顕微鏡ユニットが可動部2bに装着された場合、偏向ミラー16とガラスプレート10との間に凸レンズ18bが配置され、モノズーム顕微鏡ユニットに対応する第1の照明光学系としてのモノラル照明光学系が形成される。一方、ステレオズーム顕微鏡ユニットが可動部2bに装着された場合、凸レンズ18bに替えて凸レンズ18aが配置され、かつ、プリズムシート17が偏向ミラー16と凸レンズ18aとの間に挿入して配置され、ステレオズーム顕微鏡ユニットに対応する第2の照明光学系としてのステレオ照明光学系が形成される。
ここで、プリズムシート17について、図3−1および図3−2を参照して説明する。図3−1は、プリズムシート17aを示す斜視図である。図3−1に示すように、プリズムシート17aは、1平面内で互いに平行に所定間隔Daで並列する複数の稜線17aaと、この各稜線17aaに対して略対称の斜面17ab,17acを有した周期構造をなして形成される。かかるプリズムシート17aは、複数の稜線17aaと対向する平面側からの光軸OA1に沿った入射光束を、光軸OA1に対して略対称な光軸OA1a,OA1bの方向に2分割して射出する。
なお、プリズムシート17aは、各斜面17abによって入射光束の一部を光軸OA1a方向に屈折し、各斜面17acによって入射光束の他の一部を光軸OA1b方向に屈折することにより、入射光束を2分割する。また、斜面17ab,17acの傾斜角と、プリズムシート17aの材料の屈折率とは、プリズムシート17aがステレオ照明光学系の一部として配置された場合、光軸OA1a,OA1bがそれぞれステレオズーム顕微鏡ユニットの2つの観察光軸と略一致するように設定される。なお、所定間隔Daは、周期構造に起因する回折の影響が問題にならない程度に大きく設定されることが好ましい。
図3−2は、プリズムシート17bを示す斜視図である。図3−2に示すように、プリズムシート17bは、1平面内で互いに平行に所定間隔Dbで並列する複数の稜線17baと、この各稜線17baに対して非対称の斜面17bb,17bcを有した周期構造をなして形成される。なお、斜面17bcは、複数の稜線17baを含む平面に垂直に形成されることが好ましい。かかるプリズムシート17bは、複数の稜線17baと対向する平面側からの光軸OA2に沿った入射光束を、光軸OA2に対して所定角をなす光軸OA2a方向に偏向して射出する。
なお、プリズムシート17bは、斜面17bbによって入射光束を光軸OA2a方向に屈折することにより、入射光束を偏向する。また、斜面17bbの傾斜角と、プリズムシート17bの材料の屈折率とは、プリズムシート17bがステレオ照明光学系の一部として配置された場合、光軸OA2aがステレオズーム顕微鏡ユニットの一方の観察光軸と略一致するように設定される。なお、所定間隔Dbは、周期構造に起因する回折の影響が問題にならない程度に大きく設定されることが好ましい。
つぎに、プリズムシート17と凸レンズ18との作用について、図4−1〜図4−3を参照して説明する。図4−1は、ステレオズーム顕微鏡ユニットが配設された場合の顕微鏡100の一部構成であって、正面方向から見た一部断面を示す模式図である。図4−1は、接眼レンズ6を介して目視観察を行う場合であって、プリズムシート17aおよび凸レンズ18aが標本SPの下方に配置されステレオ照明光学系を形成した状態を示している。
プリズムシート17aは、図3−1に示した複数の稜線17aaがステレオズーム顕微鏡ユニットの2つの観察光軸OAa,OAbに略直交するように挿入されるとともに、2分割した各照明光が凸レンズ18aを介した後、観察光軸OAa,OAbに略一致するように配置される。このとき、凸レンズ18aは、ステレオズーム顕微鏡ユニットの観察NA(sinα)に適応する集光NAをなして、プリズムシート17aからの各照明光を標本SPに対して集光する。
そして、対物レンズ4とズームレンズ系3za,3zbとは、観察光軸OAa,OAbごとに、接眼レンズ部6の各接眼レンズに対して標本像を結像し、観察者は、かかる標本像を接眼レンズ部6を介して両眼で目視観察することによって、標本SPを立体的に観察することができる。このとき、ツマミ5aは、図4−1に示すように三眼鏡筒5に押し込まれ、標本SPからの観察光を接眼レンズ部6に導くように観察光路を形成する。
図4−2は、図4−1と同様に、ステレオズーム顕微鏡ユニットが配設された場合の顕微鏡100の一部構成を示す模式図である。図4−2は、カメラ7によって写真撮影を行う場合であって、プリズムシート17bおよび凸レンズ18aが標本SPの下方に配置されステレオ照明光学系を形成した状態を示している。
プリズムシート17bは、図3−2に示した複数の稜線17baが観察光軸OAa,OAbに略直交するように挿入されるとともに、偏向した照明光が凸レンズ18aを介した後、観察光軸OAaに略一致するように配置される。このとき、凸レンズ18aは、ステレオズーム顕微鏡ユニットの観察NAに適応する集光NAをなして、プリズムシート17bからの照明光を標本SPに対して集光する。
そして、対物レンズ4とズームレンズ系3zaとは、カメラ7の撮像面上に標本像を結像し、観察者は、かかる標本像をカメラ7によって撮像して標本SPを観察することができる。このとき、ツマミ5aは、図4−2に示すように三眼鏡筒5から引き出され、標本SPからの観察光をカメラ7に導くように観察光路を形成する。
図4−3は、モノズーム顕微鏡ユニットが配設された場合の顕微鏡100の一部構成であって、正面方向から見た一部断面を示す模式図である。図4−3は、接眼レンズ6を介して目視観察を行う場合であって、凸レンズ18bが標本SPの下方に配置されモノラル照明光学系を形成した状態を示している。
凸レンズ18bは、モノズーム顕微鏡ユニットの観察NA(sinβ)に適応する集光NAをなして、偏向ミラー16からの照明光を標本SPに対して集光する。対物レンズ24とズームレンズ系23zとは、接眼レンズ部6の各接眼レンズに対して標本像を結像し、観察者は、かかる標本像を接眼レンズ部6を介して両眼で目視観察し、標本SPを観察することができる。
このとき、ツマミ25aは、図4−3に示すように三眼鏡筒25に押し込まれ、標本SPからの観察光を左右に分岐して接眼レンズ部6の左右の接眼レンズに導くように観察光路を形成する。一方、ツマミ25aは、三眼鏡筒25から引き出された場合、標本SPからの観察光をカメラ7に導くように観察光路を形成し、観察者は、標本像をカメラ7によって撮像して標本SPを観察することができる。
なお、モノズーム顕微鏡ユニットの観察NAはステレオズーム顕微鏡ユニットの観察NAより大きく設定されており(sinα<sinβ)、かかる設定条件に対応して、凸レンズ18bの集光NAは凸レンズ18aの集光NAより大きく設定されている。
つぎに、プリズムシート17と凸レンズ18とを用いる効果について、図5−1〜図5−3を参照して説明する。図5−1〜図5−3は、ステレオズーム顕微鏡ユニットまたはモノズーム顕微鏡ユニットの観察光学系の瞳を示す模式図であって、図5−1は、図4−1に示したようにステレオズーム顕微鏡ユニットに対してプリズムシート17aおよび凸レンズ18aが設置された場合、図5−2は、図4−3に示したようにモノズーム顕微鏡ユニットに対して凸レンズ18bが設置された場合、図5−3は、ステレオズーム顕微鏡ユニットに対して凸レンズ18bが設置された場合を示す。なお、図5−3は、ステレオズーム顕微鏡ユニットに対してプリズムシート17を用いずに照明を行う従来の一般的な照明光学系の構成に相当する。
ステレオズーム顕微鏡ユニットに対してプリズムシート17aおよび凸レンズ18aが設置された場合、図5−1に示すように、対物レンズ4の口径に対応する最大瞳径Pmax内には、観察光軸OAa,OAbごとに、明るい瞳領域Pαa,Pαbが形成される。この瞳領域Pαa,Pαbは、プリズムシート17aによって2分割された各照明光に対応する観察光によって形成され、瞳領域Pαa,Pαbの各径は、ステレオズーム顕微鏡ユニットの観察NAに比例した大きさとなる。
また、モノズーム顕微鏡ユニットに対して凸レンズ18bが設置された場合、図5−2に示すように、対物レンズ24に対応する最大瞳径Pmax内には、光軸OAを略中心とする明るい瞳領域Pβが形成される。この瞳領域Pβは、凸レンズ18bからの照明光に対応する観察光によって形成され、領域Pβの径は、モノズーム顕微鏡ユニットの観察NAに比例した大きさとなる。なお、ここでは、対物レンズ4,24の口径とともに最大瞳径Pmaxが等しいものとして示している。
一方、ステレオズーム顕微鏡ユニットに対して凸レンズ18bが設置された場合、図5−3に示すように、最大瞳径Pmax内には、図5−1と同様に明るい瞳領域Pαa,Pαbが形成される。ただし、この場合の瞳領域Pαa,Pαbは、図5−1の場合と異なり、凸レンズ18bからの照明光に対応する観察光のうち、ズームレンズ系3za,3zbによって切り出された観察光によって形成されている。すなわち、瞳領域Pβのうち瞳領域Pαa,Pαbを除く領域Pδに対応する観察光は、ズームレンズ系3za,3zbによるケラレによって遮光され無駄にされている。
また、大きな観察NA(sinβ)に対応する瞳領域Pβでは、一般に、中央部に比して周辺部の輝度が低下する。このため、図5−3に示す瞳領域Pαa,Pαb内には、瞳領域Pβの周辺部にかかる領域Pαa’,Pαb’が他の領域に比して暗い照明ムラが生じる。この結果、接眼レンズ部6に対する観察光軸OAa,OAbの各標本像は、左右対称の陰影を有する目視観察を行い難い標本像となる。
これに比して、図5−1に示した場合では、小さい観測NA(sinα)に対応する集光NAの小さい照明光をプリズムシート17aによって2分割し、瞳領域Pαa,Pαbを生成するようにしているため、各瞳領域Pαa,Pαb内に照明ムラを生じさせることなく、各観察光軸OAa,OAbにおいて陰影が少なく目視観察を行い易い標本像を生成することができる。また、ズームレンズ系3za,3zbによるケラレを生じることなく、光源12からの照明光を効率的に利用して明るい標本像を形成することができる。
さらに、図4−2に示したようにステレオズーム顕微鏡ユニットに対してプリズムシート17bを用いる場合には、プリズムシート17aと異なり、照明光をすべて観察光軸OAa方向に偏向し、この偏向したすべての照明光に対応する観察光によって瞳領域Pαaを形成するようにしているため、図5−1に示した場合の観察像よりも一層明るい観察像をカメラ7に対して形成することができる。
また、このように明るい観察像を得ることによって、目視観察を行う場合の観察者の観察作業を容易にすることができるとともに、写真撮影を行う場合の露出時間を短縮することができる。さらに、図5−3に示した場合に比して観察像の明るさに余裕を生じさせることが可能であり、この余裕に応じて光源12の発光強度を低減させることが可能であるため、光源12の省電力化、長寿命化、発熱量の低減等を実現することができる。
また、図5−1に示した照明状態と、図5−2に示した照明状態との切り替えは、プリズムシート17の挿脱、および凸レンズ18a,18bの切り替えのみによって容易に実現可能であり、したがって、ステレオズーム顕微鏡ユニットとモノズーム顕微鏡ユニットとのそれぞれに適応した照明条件を容易に切り替え可能である。
以上説明したように、この実施の形態1にかかる照明装置および顕微鏡によれば、モノズーム顕微鏡ユニットとステレオズーム顕微鏡ユニットとが交換可能に配設され、各顕微鏡ユニットに対して、簡易な切換機構によって容易に照明条件の最適化が可能であって装置の共通化を実現できるとともに、標本を一層明るく観察することができ、結果として省電力化、長寿命化等を実現できる。
(実施の形態2)
つぎに、本発明の実施の形態2について説明する。上述した実施の形態1では、プリズムシート17は、透過型の光学部材として用いたが、この実施の形態2では、プリズムシートを反射型の光学部材として用いるようにしている。
図6は、本発明の実施の形態2にかかる照明装置と、この照明装置を搭載した顕微鏡200との概要構成を示す模式図である。図6に示すように、顕微鏡200は、顕微鏡100が備えた照明光学系11に替えて、照明光学系31をベース部1a内に備える。照明光学系31は、照明光学系11が備えた透過型のプリズムシート17、保持部19およびツマミ19aに替えて、反射型のプリズムシート36、保持部39およびツマミ39aを備える。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。ただし、ベース部1aは、穴部1abに替えて、穴部1adを有するものとしている。
プリズムシート36は、偏向ミラー16と交換して挿脱可能なように配置され、挿入された場合、凸レンズ15からの照明光を光軸OAと異なる方向に2分割または偏向するように反射する。具体的には、プリズムシート36は、図7に示すように、分割光学部材としてのプリズムシート36aと、偏向光学部材としてのプリズムシート36bとを有し、保持切換手段としての保持部39に、偏向ミラー16とともに保持されている。
プリズムシート36および偏向ミラー16は、保持部39から突起し、穴部1adから突出する棒状のツマミ39aの操作に応じて、顕微鏡200の正面に対して左右方向(図7の上下方向)に、図示しないスライド機構によって移動され、かかる移動によって、プリズムシート36a,36bおよび偏向ミラー16のいずれか1つが、光軸OA上で凸レンズ15からの照明光を反射する位置に配置される。
具体的には、モノズーム顕微鏡ユニットが可動部2bに装着された場合、偏向ミラー16が配置され、モノズーム顕微鏡ユニットに対応するモノラル照明光学系が形成される。また、ステレオズーム顕微鏡ユニットが可動部2bに装着された場合、プリズムシート36aまたはプリズムシート36bが偏向ミラー16と切り替えて配置され、ステレオズーム顕微鏡ユニットに対応するステレオ照明光学系が形成される。なお、凸レンズ18a,18bは、実施の形態1と同様に、モノズーム顕微鏡ユニットおよびステレオズーム顕微鏡ユニットに応じて切り替えられる。
プリズムシート36aは、プリズムシート17aと同様の周期構造を有し、稜線に沿った入射光束を、稜線に対して略対象な2方向に分割して反射する。プリズムシート36aの稜線を挟む斜面の傾斜角は、プリズムシート36aがステレオ照明光学系の一部として配置された場合、2分割して反射し、凸レンズ18aを介した各照明光がステレオズーム顕微鏡ユニットの2つの観察光軸OAa,OAbと略一致するように設定される。
プリズムシート36bは、プリズムシート17bと同様の周期構造を有し、稜線に沿った入射光束を、稜線に対して所定角をなす方向に偏向して反射する。プリズムシート36bの斜面の傾斜角は、プリズムシート36bがステレオ照明光学系の一部として配置された場合、偏向して反射し、凸レンズ18aを介した照明光がステレオズーム顕微鏡ユニットの一方の観察光軸と略一致するように設定される。
このように構成され配置されるプリズムシート36は、実施の形態1にかかるプリズムシート17と同様に作用して同様の効果を得ることができる。さらに、プリズムシート36では、偏向ミラー16と交換して照明光学系に挿入されるため、モノラル照明光学系をもとに光学部材の数を増加させることなくステレオ照明光学系を形成することができ、結果として、実施の形態1にかかる照明装置に比して、この実施の形態2にかかる照明装置の省スペース化を実現できる。
(実施の形態3)
つぎに、本発明の実施の形態3について説明する。上述した実施の形態1および2では、ステレオズーム顕微鏡ユニットとモノズーム顕微鏡ユニットとを、可動部2bに対して着脱して交換するようにしていたが、この実施の形態3では、各顕微鏡ユニットを同時に搭載して切り替えられるようにしている。
図8は、本発明の実施の形態3にかかる照明装置と、この照明装置を搭載した顕微鏡300との概要構成を示す模式図である。図8に示すように、顕微鏡300は、顕微鏡100が備えた焦準装置2に替えて焦準装置42を備え、さらに焦準装置42による顕微鏡ユニットの切り替え動作を補助する部材としての板ばね43、軸44および円筒リング45を備える。その他の構成は、実施の形態1と同じであり、同一構成部分には同一符号を付している。
焦準装置42は、支柱部1bに挿着された回転固定部42aと、回転固定部42aに沿って上下動可能な可動部42bと、可動部42bを上下動させる図示しない焦準機構を動作させる焦準ハンドル42cとを有する。回転固定部42aは、内部に嵌合穴部42aaを有し、この嵌合穴部42aaを支柱部1bの内部に設けられた軸1baに嵌め合わせ、軸1baを中心軸として回動可能に支柱部1bに挿着される。
板ばね43は、両端部を互いに逆方向に鍵状に屈曲した形状に形成され、一端に軸44を備え、他端がベース部1aの上面部に固定される。軸44は、軸44を中心軸として回動可能な円筒状の円筒リング45を備え、円筒リング45の側面部を回転可動部42aの側面部に平行に押し当てるようにして、板ばね43に固定される。
回転可動部42aは、円筒リング45に対応する側面部に溝42ab,42acを有し、軸1baを中心に回転した場合、円筒リング45が溝42abまたは溝42acに落ち込む位置で回転が制限される。具体的には、例えば図9に示すように、溝42ab,42acが軸1baを挟んで対向する位置に設けられ、円筒リング45が溝42abに落ち込む位置で回転可動部42aの回転が制限される。この位置からさらに回転を行った場合、つぎに円筒リング45が溝42acに落ち込む位置で回転可動部42aの回転が制限される。
ステレオズーム顕微鏡ユニットおよびモノズーム顕微鏡ユニットは、溝42ab,42acの円周方向の位置に対応して可動部42bの側面部に固定されており、円筒リング45および溝42ab,42acによって回転可動部42aの回転が制限された場合、いずれか一方の顕微鏡ユニットが標本SPに対して配設されるとともに、回転可動部42aの回転に応じて容易に各顕微鏡ユニットの配置を切り替えることができる。なお、図8では、円筒リング45が溝42abに落ち込んだ場合に、ステレオズーム顕微鏡ユニットが標本SP上に配設された状態を示している。
このようにして、実施の形態3にかかる照明装置および顕微鏡では、実施の形態1および2に比して、一層容易にステレオズーム顕微鏡ユニットとモノズーム顕微鏡ユニットとを切り替え可能であるとともに、かかる顕微鏡ユニットの切り替えに応じてプリズムシート17および凸レンズ18の切り替えを行うことによって、各顕微鏡ユニットに適応した照明条件を容易に実現することができる。
なお、上述した実施の形態1〜3で説明したプリズムシート17,36、凸レンズ18、顕微鏡ユニット等の切り替えは、手動切替および自動切替のいずれでもよい。
本発明の実施の形態1にかかる照明装置および顕微鏡の概要構成を示す図である。 図1に示した照明光学系の一部断面を示す図である。 プリズムシートの形状を示す斜視図である。 プリズムシートの形状を示す斜視図である。 図1に示した顕微鏡の一部構成を示す一部断面図である。 図1に示した顕微鏡の一部構成を示す一部断面図である。 図1に示した顕微鏡の一部構成を示す一部断面図である。 顕微鏡ユニットが有する観察光学系の瞳を示す図である。 顕微鏡ユニットが有する観察光学系の瞳を示す図である。 顕微鏡ユニットが有する観察光学系の瞳を示す図である。 本発明の実施の形態2にかかる照明装置および顕微鏡の概要構成を示す図である。 図6に示した照明光学系の一部断面を示す図である。 本発明の実施の形態3にかかる照明装置および顕微鏡の概要構成を示す図である。 図8に示した照明光学系の一部断面を示す図である。
符号の説明
1 透過照明架台
1a ベース部
1b 支柱部
2,42 焦準装置
2a 固定部
2b,42b 可動部
2c,42c 焦準ハンドル
3,23 ステレオズーム本体
3a,23a ズームハンドル
3za,3zb,23z ズームレンズ系
4,24 対物レンズ
5,25 三眼鏡筒
5a,25a ツマミ
6 接眼レンズ部
7 カメラ
10 ガラスプレート
11,31 照明光学系
12 光源
13 コレクタレンズ
14 拡散板
15 凸レンズ
16 偏向ミラー
17,17a,17b,36,36a,36b プリズムシート
18,18a,18b 凸レンズ
19,20,39 保持部
19a,20a,39a ツマミ
42a 回転固定部
43 板ばね
44 軸
45 円筒リング
OA,OA1,OA2 光軸
OAa,OAb 観察光軸
Pαa,Pαb,Pβ 瞳領域
SP 標本

Claims (12)

  1. 所定の1方向から標本を観察するモノラル観察光学系に対応し、光源からの照明光を前記標本に導く第1の照明光学系と、
    前記第1の照明光学系に挿入され、所定の2方向から前記標本を観察するステレオ観察光学系に対応する第2の照明光学系を形成する照明切替光学部材と、
    を備えたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記照明切替光学部材は、前記第1の照明光学系に含まれる一部の光学部材と交換して挿入されることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記照明切替光学部材は、前記標本の近傍で前記第1の照明光学系の一部に挿入されることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。
  4. 前記照明切替光学部材は、前記標本に導かれた照明光が前記2方向の各方向に略平行となるように前記照明光を分割する分割光学部材と、前記標本に導かれた照明光が前記2方向の一方に略平行となるように前記照明光を偏向する偏向光学部材と、の少なくとも一方を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の照明装置。
  5. 前記分割光学部材および前記偏向光学部材の少なくとも一方は、1平面内で互いに平行に所定間隔で並列する複数の稜線を有した周期構造部材として形成され、前記複数の稜線が前記2方向に略直交するように前記第1の照明光学系の一部に挿入されることを特徴とする請求項4に記載の照明装置。
  6. 前記照明切替光学部材を保持して前記第1の照明光学系の一部に挿脱する保持切替手段を備えたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の照明装置。
  7. 前記照明切替光学部材は、複数であり、
    前記保持切替手段は、前記複数の照明切替光学部材を保持し、該保持した複数の照明切替光学部材の1つを選択的に挿脱することを特徴とする請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記照明切替光学部材は、前記照明光を反射する光学部材であり、
    前記保持切替手段は、前記照明切替光学部材と、前記第1の照明光学系の一部の反射光学部材とを保持し、該保持した照明切替光学部材または反射光学部材を前記第1の照明光学部材の一部に挿入するとともに、前記保持した照明切替光学部材と反射光学部材とを切り替えることを特徴とする請求項6または7に記載の照明装置。
  9. 前記モノラル観察光学系が有する第1の観察NAに対応する第1の集光NAをなして前記照明光を前記標本に対して集光する第1集光レンズと、
    前記ステレオ観察光学系が有する第2の観察NAに対応する第2の集光NAをなして前記照明光を前記標本に対して集光する第2集光レンズと、
    前記第1集光レンズおよび前記第2集光レンズを保持し、前記標本の近傍に、該第1集光レンズを前記第1の照明光学系の集光レンズとして挿入するとともに、該第2集光レンズを前記第2の照明光学系の集光レンズとして挿入するレンズ保持切替手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の照明装置。
  10. 前記第1の集光NAは、前記第2の集光NAより大きいことを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一つに記載の照明装置と、
    前記モノラル観察光学系および前記ステレオ観察光学系を交換可能に配設する観察系配設手段と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡。
  12. 前記モノラル観察光学系および前記ステレオ観察光学系の少なくとも一方は、変倍光学系を有することを特徴とする請求項11に記載の顕微鏡。
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