JP6852745B2 - 発光装置の製造方法および発光装置 - Google Patents

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Description

本開示は、発光装置の製造方法および発光装置に関する。
従来、凹部を有するパッケージの底面に発光素子を載置した発光装置が知られている。例えば、特許文献1には、カップを持つパッケージのカップの底面に発光素子を載置し、カップの底面および側面を、反射材を含有する第1樹脂の層で覆い、反射材の層をカップの底面側および側面側に配置した発光装置およびその製造方法が開示されている。
特開2016−72412号公報
上記特許文献の技術では、カップ内に反射材入りの第1樹脂を注入した後、第1樹脂に遠心力をかけることにより、反射材の層をカップの底面側および側面側に配置する。この際、反射材の層の配置は、例えば、カップの底面が外側になるような回転軸で遠心力をかけ、同時に、カップの側面が外側になるような回転軸で遠心力をかけることにより行う。
しかしながら上記技術では、反射材の沈降について高精度な調整が必要であり、反射材の層がカップの底面から側面の上端まで連続して配置されない場合も想定される。そのため、上記特許文献の発光装置の発光効率は高いものの、さらなる改善の余地がある。
本開示に係る実施形態は、発光効率が高い発光装置の製造方法および発光装置を提供することを課題とする。
本開示の実施形態に係る発光装置の製造方法は、凹部を有するパッケージの前記凹部の底面に発光素子を載置する工程と、前記凹部の側面を第1反射材を含有する第1樹脂で被覆して第1反射層を形成する工程と、前記第1反射層に当接して、前記凹部の底面を第2反射材を含有する第2樹脂で被覆して第2反射層を形成する工程と、前記第2反射層および前記発光素子上に、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層を配置する工程と、を有し、前記第2反射層を形成する工程は、遠心力によって前記第2樹脂に含有される前記第2反射材を沈降させて前記第2反射材を含有する含有層と透光層とをこの順に前記凹部の底面に形成するとともに、前記発光素子の側面の少なくとも一部に前記含有層が対向しないように前記第2反射層を形成する。
本開示の実施形態に係る発光装置の製造方法は、凹部を有するパッケージの前記凹部の底面に発光素子を載置する工程と、前記凹部の側面を第1反射材を含有する第1樹脂で被覆して第1反射層を形成する工程と、前記第1反射層に当接して、前記凹部の底面を第2反射材を含有する第2樹脂で被覆して第2反射層を形成する工程と、前記第2反射層および前記発光素子上に、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層を配置する工程と、を有し、前記第2反射層を形成する工程は、前記第2樹脂を前記凹部の底面における前記凹部の側面と前記発光素子との間にポッティングにより配置し、前記凹部の底面が外側になるような回転軸で前記パッケージに遠心力をかけることにより、前記第1反射層から露出する前記凹部の底面全てを被覆するように前記第2樹脂の形状を変化させるとともに、遠心力がかかった状態で前記第2樹脂を硬化させる。
本開示の実施形態に係る発光装置は、凹部を有するパッケージと、前記凹部の底面に載置された発光素子と、第1反射材を含有する第1樹脂により前記凹部の側面を被覆して形成される第1反射層と、前記第1反射層に当接して、第2反射材を含有する第2樹脂により前記凹部の底面を被覆して形成される第2反射層と、前記第2反射層および前記発光素子上に配置された、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層と、を備え、前記第1反射層は、前記第1反射材が前記第1樹脂中に分散しており、前記第2反射層は、前記第2反射材を含有する含有層と透光層とがこの順に前記凹部の底面に設けられており、前記発光素子の側面の少なくとも一部が前記含有層に対向しない。
本開示に係る実施形態の発光装置の製造方法は、発光効率が高い発光装置を製造することができる。
本開示に係る実施形態の発光装置は、発光効率が高い。
実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図1AのIB−IB線における断面図である。 実施形態に係る発光装置の構成の一部を模式的に示す断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、発光素子を載置する工程を示す断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、第1反射層を形成する工程を示す断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、第1反射層を形成する工程を示す平面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2反射層を形成する工程を示す模式図であり、パッケージの凹部の底面を第2樹脂で被覆し、遠心力によって第2反射材を沈降させる工程を示す模式図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2反射層を形成する工程を示す断面図であり、遠心力によって第2反射材を沈降させた後の状態を示す断面図である。 実施形態に係る発光装置の製造方法において、光透過層を配置する工程を示す断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。 図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。 図8AのVIIIB−VIIIB線における断面図である。 図8AのVIIIC−VIIIC線における断面図である。 他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。 図9AのIXB−IXB線における断面図である。
実施形態を、以下に図面を参照しながら説明する。ただし、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための発光装置の製造方法および発光装置を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる例示に過ぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするために誇張していることがある。
《実施形態》
図1Aは、実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。図1Bは、図1AのIB−IB線における断面図である。図1Cは、実施形態に係る発光装置の構成の一部を模式的に示す断面図である。
[発光装置]
発光装置100は、凹部15を有するパッケージ10と、凹部15の底面に載置された発光素子20と、凹部15の側面を被覆して形成される第1反射層30と、第1反射層30に当接して凹部15の底面を被覆して形成される第2反射層40と、第2反射層40および発光素子20上に配置された、蛍光体51を含有する光透過層50と、備えている。
パッケージ10は、絶縁性基板2と、絶縁性基板2における基板部2aの上面に設けられる第1配線部3と、基板部2aの下面に設けられる第2配線部5と、基板部2aの側面に設けられる第3配線部6と、第1配線部3と第2配線部5とを電気的に接続するビア4と、を備えている。パッケージ10は、平面視において略矩形に形成されており、凹部15を有する。凹部15の開口は、平面視において略矩形に形成されている。
絶縁性基板2は、発光素子20を載置する基板部2aと、この基板部2aの上面側の周縁に形成される第1壁面部2bと、この第1壁面部2bに積層される第2壁面部2cと、を備えている。絶縁性基板2は、第1壁面部2bおよび第2壁面部2cの内側となる中央に開口を有する凹形状に形成されている。
基板部2a、第1壁面部2b、第2壁面部2cは、段差が内側に形成されるように設けられている。第1壁面部2bおよび第2壁面部2cは、外周側面を同一な側面とし、内周側面が第2壁面部2cよりも第1壁面部2bが内側に位置するように形成されている。第1壁面部2bが第2壁面部2cよりも内側に位置することで、後述する第1反射層30が傾斜し易くなる。なお、凹部15の側面は段差ではなく底面から開口に向かって幅が大きくなる傾斜面であってもよい。
絶縁性基板2としては、例えば、PPA(ポリフタルアミド)、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、または、液晶ポリマー等の熱可塑性樹脂や、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、または、フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。また、絶縁性基板2は、ガラスエポキシ樹脂、セラミックス、ガラス等を用いることがより好ましい。なお、絶縁性基板2にセラミックスを用いる場合には、特に、アルミナ、窒化アルミニウム、ムライト、炭化ケイ素、窒化ケイ素等を用いることが好ましい。
第1配線部3は、基板部2aの上面に設けられ、発光素子20と電気的に接続される。この第1配線部3は、正負一対の電極として第1リード3aおよび第2リード3bを備えており、第1リード3aおよび第2リード3b上に発光素子20がフリップチップ実装されている。
第2配線部5は、基板部2aの下面に設けられ、発光装置100の外部電極として、外部電源と電気的に接続される。
ビア4は基板部2aを貫通する貫通孔内に、第3配線部6は基板部2aの側面に、それぞれ設けられ、第1配線部3と第2配線部5とを電気的に接続している。第1配線部3と第2配線部5とが電気的に接続されれば、ビア4と第3配線部6とのどちらかは省略することができる。
第1配線部3、第2配線部5および第3配線部6としては、例えば、Fe、Cu、Ni、Al、Ag、Au、または、これらの一種を含む合金を用いることができる。
また、第1配線部3、第2配線部5および第3配線部6は、表面にめっき層7が形成されていてもよい。めっき層7は、例えば、Au、Ag、Cu、Pt、または、これらの一種を含む合金を用いることができる。めっき層7がこれらの材料であれば、発光素子20からの光の反射率をより高めることができる。
発光素子20は、透光性の基板21と基板21上に形成された半導体層22を含む。基板21は絶縁性のものを使用できる他、導電性のものも使用することができる。発光素子20の形状や大きさ等は任意のものを選択できる。発光素子20の発光色としては、用途に応じて任意の波長のものを選択することができる。例えば、青色(波長430〜490nmの光)の発光素子20としては、GaN系やInGaN系を用いることができる。InGaN系としては、InXAlYGa1-X-YN(0≦X≦1、0≦Y≦1、X+Y≦1)等を用いることができる。
発光素子20の厚み(例えば半導体層22の下面から基板21の上面までの高さ)は、例えば、100μm以上300μm以下である。
第1反射層30および第2反射層40は、発光素子20から出射された光を反射させる部材である。
発光素子20から出射される光が凹部15の底面や側面で透過、吸収されないように、凹部15内の表面は第1反射層30および第2反射層40で被覆されることが好ましく、凹部15内の表面全てが第1反射層30および第2反射層40で被覆されることがより好ましい。また、発光素子20から出射される光の取り出しを妨げないように、発光素子20の上面および側面は第1反射層30および第2反射層40で被覆されないように、発光素子20の表面は第2反射層40から露出することが好ましい。
第1反射層30は、第1反射材31を含有する第1樹脂によりパッケージ10の凹部15の側面を被覆して形成されている。第1反射層30は、発光素子20の側面から離間して、凹部15の底面の外縁を被覆している。また、第1反射層30は、凹部15の底面の外縁から凹部15の側面まで連続して被覆している。第1反射層30は凹部15の側面の略全てを被覆することがより好ましいが、少なくとも、発光装置100の断面視において発光素子20の上面よりも第1反射材31の上端が高くなるように凹部15の側面を被覆することが好ましい。
第1反射層30は、第1反射材31が第1樹脂中に分散している。ここで、第1反射材31が第1樹脂中に分散しているとは、反射層としての機能を有する程度に反射材が分散していればよいことを意味し、例えば、従来公知の方法で反射材を含有する樹脂を塗布した場合の分散状態であればよい。なお、第1反射層30は、反射層としての機能を有していれば、第1反射材31が部分的に偏って配置されていても構わない。
第1反射層30に対する第1反射材31の含有濃度は、例えば10質量%以上50質量%以下である。
第1反射層30が凹部15の側面を被覆することで、凹部15の側面による光の透過および吸収を防止することができる。
第2反射層40は、第1反射層30に当接して、第2反射材41を含有する第2樹脂によりパッケージ10の凹部15の底面を被覆して形成されている。第2反射層40は、凹部15の底面において絶縁性基板2における基板部2aの上面および第1配線部3を被覆するとともに、第1反射層30の一部を被覆している。第2反射層40は、凹部15の底面を略均一な厚みで被覆している。
第2反射層40が凹部15の底面を被覆することで、めっき層7や基板部2aによる光の透過および吸収を防止することができる。
第2反射層40は、発光素子20の側面の少なくとも一部が第2反射層40から露出するように設けられている。ここでは、発光素子20の側面の半導体層22側(つまり凹部15の底面側)に位置する一部のみが第2反射層40に被覆されており、側面のその他の部位は、第2反射層40から露出し、光透過層50で被覆されている。
なお、発光素子20の側面とは、ここでは、基板21の側面と半導体層22の側面とを合わせた部分である。
第2反射層40は断面視において、第2反射材41が底面側に偏って配置されている。
第2反射層40は、第2反射材41を含有する含有層40aと透光層40bとを凹部15の底面側から順に備えることが好ましい。含有層40aは第2反射材41が沈降してできた層であり、第2反射層40の深さ方向において、第2反射材41が高濃度に配置される領域である。透光層40bは第2反射材41が沈降することにより上方にできる樹脂を主体とする層である。つまり、含有層40aと透光層40bとの間には明確な界面は形成されていない。
また、第2反射層40は、発光素子20の側面の少なくとも一部が含有層40aに対向しないように設けられるが、発光素子20の側面の略全てが含有層40aに対向しないように設けられることが好ましい。つまり、発光素子20の側面の略全てが含有層40aで被覆されないことが好ましい。ここでは、発光素子20の側面の実装面側の一部の領域のみが含有層40aに被覆されており、側面の他の領域は、含有層40aから露出し、透光層40bおよび光透過層50で被覆されている。ここでは、発光素子20の側面に対して、含有層40aで半導体層22の側面全体を被覆しないように第2反射層40を配置している。
発光素子20の半導体層22の側面の少なくとも一部が含有層40aに対向しないように設けられていることで、発光素子20の側面からの光取り出し効率が向上し、発光素子20の側方の領域における配光色度を改善することができる。
第2反射層40は、発光素子20の側面の少なくとも一部が含有層40aに対向しないように設けられていればよい。しかし、前記効果をより向上させるため、含有層40aに対向する発光素子20の側面の面積は少ないほうが好ましく、発光素子20の側面の全てが含有層40aに対向しないように設けられていることがより好ましい(図4、5参照)。
なお、発光素子20の側面の少なくとも一部が含有層40aに対向しないように第2反射層40が設けられているとは、発光素子20の全ての側面において、各側面のそれぞれの少なくとも一部が含有層40aに対向しないように第2反射層40が設けられているという意味である。
第2反射層40の厚みは、例えば10μm以上200μm以下であることが好ましい。第2反射層40の厚みが10μm以上であれば、第2反射層40を形成し易くなる。また、第2反射層40の厚みが200μm以下であれば、前記した発光素子20の側面の少なくとも一部が対向しないように含有層40aを設けることによる効果をより向上させることができる。
また、第2反射層40の厚みを、例えば10μm以上200μm以下の範囲とすることで、第2反射材41を遠心沈降させる工程において、表面張力による第2反射層40の発光素子20の側面への這い上がりを抑制し、第2反射層40を配置することができる。また、第2反射層40の厚みが、発光素子20と、発光素子20と絶縁性基板2との接合部材(例えばバンプ)の厚み以下であれば、前記した発光素子20の側面と対向しないように含有層40aを設けることによる効果をより向上させることができる。
第2反射層40における含有層40aの厚みは、第2反射層40の厚みの10%以上100%以下であることが好ましく、25%以上50%以下であることがより好ましい。
第2反射層40における含有層40aの厚み割合が小さくなるほど、含有層40a中における第2反射材41の濃度を高くすることができる。含有層40aに対する第2反射材41の含有濃度は、第1反射層30に対する第1反射材31の含有濃度よりも大きいことが好ましい。第2反射層40は発光素子20の側面を露出させるため、より薄い層で配置されることが好ましい。このため、含有層40aにおける第2反射材41の含有濃度を高くすることで、発光素子20の側面を露出させることによる光取り出し効率の向上と、凹部15の底面における光の透過および吸収の抑制を両立させることができる。含有層40aに対する第2反射材41の含有濃度は、例えば50質量%以上70質量%とすることができる。
また、発光素子20の側面の一部が含有層40aに対向する場合、含有層40aの厚みは、発光素子20の側面の厚みの1/4以下が好ましく、1/6以下がより好ましく、1/8以下がさらに好ましい。
第1樹脂および第2樹脂に用いる樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。
第1樹脂と第2樹脂とは、同じ樹脂材料を用いてもよいし、異なる樹脂材料を用いてもよい。
第2樹脂の粘度は、室温(20±5℃)で、0.3Pa・s以上15Pa・s以下であることが好ましい。第2樹脂の粘度が0.3Pa・s以上であれば、ポッティングにより凹部15の底面に第2樹脂を容易に配置しやすい。また、第2樹脂の粘度が15Pa・s以下であれば、遠心力による第2反射層40の形状変化が容易となる。さらに遠心力により第2反射材41を沈降させ易くなる。なお、上述した効果を得るためのより好ましい第2樹脂の粘度は、0.5Pa・s以上6Pa・s以下である。
なお、ここでの第2樹脂の粘度は、第2反射材41を含有した状態の粘度であり、後述するように、遠心力によって第2樹脂に含有される第2反射材41を沈降させる前の粘度である。
第1反射材31および第2反射材41に用いられる光反射材としては、例えば、酸化チタン、シリカ、酸化ケイ素、酸化アルミニウム、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、チタン酸カリウム、酸化亜鉛、窒化硼素等が挙げられる。なかでも、光反射の観点から、屈折率が比較的高い酸化チタンを用いることが好ましい。
第1反射材31と第2反射材41とは、同じ種類であってもよいし、異なる種類であってもよい。
第2反射材41としては、第2樹脂に用いる樹脂材料よりも比重の大きいものを用いることが好ましい。第2反射材41と樹脂材料との比重差により、遠心力で第2反射材41を底面側に沈降させやすくなる。さらに、第2反射材41に粒径の大きいものを使用することにより、より早く第2反射材41を底面側に沈降させることができる。
また、遠心力を用いることで第2反射材41が高密度に配置されるため、粒子間の間隔が小さくなり、光の漏れや光透過が抑制され、第2反射層40における光反射率を向上させることができる。
第2反射材41の粒径は、0.1μm以上1.0μm以下であることが好ましい。第2反射材41の粒径が0.1μm以上であれば、遠心力により第2反射材41を沈降させ易くなる。また、第2反射材41の粒径が1.0μm以下であれば、可視光を光反射させやすい。第2反射材41の粒径は、上記観点から、より好ましくは0.4μm以上0.6μm以下である。
光透過層50は、蛍光体51を含有する第3樹脂により形成される。光透過層50は、第1反射層30に当接して、第2反射層40および前記発光素子20上に配置されて形成されている。
第3樹脂に用いる樹脂材料としては、例えば、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂等が挙げられる。第3樹脂に用いる樹脂材料は、第1樹脂および第2樹脂と同じ樹脂材料であってもよいし、異なる樹脂材料であってもよい。また、第1樹脂および第2樹脂に耐熱性の高い樹脂を用い、第3樹脂に硬質の樹脂を用いることもできる。
シリコーン樹脂は、エポキシ樹脂よりも一般に450nm以上500nm以下付近での耐光性が高く、また、エポキシ樹脂はシリコーン樹脂よりも硬質である。そのため、第1樹脂および第2樹脂にシリコーン樹脂を用い、第3樹脂にエポキシ樹脂を用いてもよい。
蛍光体51は、発光素子20の上面、第1反射層30の内側面、および第2反射層40の上面に配置されている。蛍光体51を発光素子20の上面に配置することで、発光素子20からの光を効率良く波長変換し、外部に放出することができる。また、蛍光体51を第1反射層30の内側面に配置することで、第1反射層30で反射された光を効率良く波長変換し、外部に放出することができる。また、蛍光体51を第2反射層40の上面に配置することで、第2反射層40で反射された光を効率良く波長変換し、外部に放出することができる。
蛍光体51としては、第3樹脂に用いる樹脂材料よりも比重が大きいものを用いることが好ましい。これにより、第3樹脂中において蛍光体51を凹部15の底面側に自然沈降させることができる。また、蛍光体51は第3樹脂中において遠心力により強制沈降されていてもよい。
蛍光体51の粒径は、例えば、3μm以上50μm以下が挙げられる。
蛍光体51は、第3樹脂中に分散されていてもよい。第3樹脂中に蛍光体51を分散することで、発光装置100から放出される光の配向のバラツキを低減することができる。
蛍光体51としては、当該分野で公知のものを使用することができる。例えば、YAG(Y3Al512:Ce)やシリケート等の黄色蛍光体、CASN(CaAlSiN3:Eu)やKSF(K2SiF6:Mn)等の赤色蛍光体、あるいは、クロロシリケートやBaSiO4:Eu2+等の緑色蛍光体を用いることができる。
[発光装置の動作]
発光装置100を駆動すると、第1配線部3、ビア4、第2配線部5および第3配線部6を介して外部電源から発光素子20に電流が供給され、発光素子20が発光する。発光素子20が発光した光は、上方へ進む光Lは、発光装置100の上方の外部に取り出される。また、下方へ進む光Lは、含有層40aで反射され、凹部15の開口方向に放出されて発光装置100の外部に取り出される。また、横方向へ進む光Lは、第1反射層30で反射され、凹部15の開口方向に放出されて発光装置100の外部に取り出される。これにより発光素子20から出射された光が凹部15の底面および側面から漏れるのを極力抑えることができ、光取り出し効率を向上させることができる。また、色ムラを低減させることができる。
[発光装置100の製造方法]
次に、実施形態に係る発光装置の製造方法の一例について説明する。
図2は、実施形態に係る発光装置の製造方法のフローチャートである。図3Aは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、発光素子を載置する工程を示す断面図である。図3Bは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、第1反射層を形成する工程を示す断面図である。図3Cは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、第1反射層を形成する工程を示す平面図である。図3Dは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2反射層を形成する工程を示す模式図であり、パッケージの凹部の底面を第2樹脂で被覆し、遠心力によって第2反射材を沈降させる工程を示す模式図である。図3Eは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、第2反射層を形成する工程を示す断面図であり、遠心力によって第2反射材を沈降させた後の状態を示す断面図である。図3Fは、実施形態に係る発光装置の製造方法において、光透過層を配置する工程を示す断面図である。
発光装置100の製造方法は、発光素子を載置する工程S101と、第1反射層を形成する工程S102と、第2樹脂を準備する工程S103と、第2反射層を形成する工程S104と、光透過層を配置する工程S105と、を有する。なお、各部材の材質や配置等については、前記した発光装置100の説明で述べた通りであるので、ここでは適宜、説明を省略する。
(発光素子を載置する工程)
発光素子を載置する工程S101は、凹部15を有するパッケージ10の凹部15の底面に発光素子20を載置する工程である。
この工程S101では、発光素子20を凹部15の底面に載置する。発光素子20は、電極形成面を実装面として、導電性接着材により凹部の底面の略中央にフリップチップ実装されている。導電性接着材としては、例えば共晶はんだ、導電ペースト、バンプ等を用いればよい。また、発光素子20はフェイスアップ実装されていてもよく、この場合、非導電性の接着材を用いてもよい。
(第1反射層を形成する工程)
第1反射層を形成する工程S102は、凹部15の側面を第1反射材31を含有する第1樹脂で被覆して第1反射層30を形成する工程である。
この工程S102では、例えば、ポッティングにより、凹部15の側面を被覆する第1樹脂を配置する。第1樹脂の凹部15への配置は、第1樹脂が充填された樹脂吐出装置の先端のノズルから未硬化の樹脂材料を凹部15の底面の外縁近傍(好ましくは側面との境界)に吐出することで行うことができる。未硬化の第1樹脂は凹部15の側面に濡れ広がり、凹部15の側面を被覆する。この際、凹部15の底面にも第1樹脂が流動するため、第1樹脂は凹部15の底面の外縁の一部を被覆している。ここでは、第1樹脂が発光素子20の側面から離間して、かつ、凹部15の側面の上方に這い上がるように、第1樹脂の粘度および形成位置を調整しておくことが好ましい。第1反射層30をポッティングにより形成する場合、第1樹脂の粘度は、例えば室温(20±5℃)で、1Pa・s〜50Pa・sに調整される。
また、この工程S102では、予め凹部15の内面を有機溶剤で浸しておくこともできる。予め凹部15の内面を有機溶剤で浸しておくことで、第1樹脂の凹部15の側面への這い上がりを促進することができる。また、凹部15の側面に濡れ性の高い材料を用いたり、側面の表面を粗面加工したりすること等でも、凹部15の側面への這い上がりを促進することができる。
なお、硬化前の第1樹脂には第1反射材31が混合されており、第1樹脂中に含有される第1反射材31の含有濃度は、10質量%以上50質量%以下とすることが好ましい。
第1樹脂は、第1樹脂をポッティングにより凹部15の底面の外縁近傍に配置することで、第1樹脂が凹部15の側面に濡れ広がる。なおこの際、第1反射層30は、第1反射材31が第1樹脂中に分散した状態である。
その後、例えば、120℃以上200℃以下の温度で第1樹脂を硬化させ、第1反射層30を形成する。第1樹脂の硬化は、第1樹脂が凹部15の側面に濡れ広がった後で、パッケージが静置した状態で行うことが好ましい。
この工程S102では、第1反射層30は、平面視で、内縁部分が円形になるように形成される。
(第2樹脂を準備する工程)
第2樹脂を準備する工程S103は、2液硬化性の樹脂材料の主剤と第2反射材41とを混合し、一定時間以上経過後に硬化剤を混合する工程である。
このようにして作製した第2樹脂を用いることで、第2反射材41と樹脂材料とのなじみを良くし、遠心力により第2反射材41を沈降させ易くすることができる。硬化剤混合前の温度は室温程度とする。
2液硬化性の樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂、変性シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、変性エポキシ樹脂等が挙げられる。
2液硬化性の樹脂材料の主剤と第2反射材41とを混合して経過させる時間は、第2反射材41をより沈降させ易くする観点から、好ましくは2時間以上である。また、経過させる時間は、製造時間を短縮させる観点から、好ましくは8時間以下である。なお、硬化剤を混合した後は、第2樹脂が硬化する前に次工程に移る。
(第2反射層を形成する工程)
第2反射層を形成する工程S104は、第1反射層30に当接して、凹部15の底面を第2反射材41を含有する第2樹脂で被覆して第2反射層40を形成する工程である。
この工程S104では、例えば、第1樹脂と同様に、ポッティングにより、凹部15の底面に未硬化の第2樹脂を配置する。この際、第2樹脂は、凹部15の底面における凹部15の側面と発光素子20との間に配置する。なお、好ましくは、第1反射層30に接するように第2樹脂を配置する。これにより、第2樹脂の発光素子20側への流動を抑制することができるため、遠心回転させる前に第2樹脂が発光素子20の側面へ這い上がってしまうことを抑制することができる。発光素子20の側面への第2樹脂の這い上がりは、遠心回転で第2樹脂の形状が変化することにより解消されるが、第2樹脂の粘度や遠心回転速度によっては、第2樹脂が発光素子20の側面に残ってしまう虞がある。このため、遠心回転させる前の第2樹脂は、発光素子20の側面を被覆していないことが好ましい。
次に、凹部15の底面に遠心力がかかる方向にパッケージ10を遠心回転させる。これにより、第2樹脂は凹部15の底面側に移動し凹部15の底面を被覆する。なお、この際、第2樹脂が発光素子20の側面の一部を被覆するとしても、遠心力により発光素子20の側面の高さ方向への濡れ広がりが抑制される。さらに、この遠心力を利用して、第2樹脂の第2反射材41を凹部15の底面側に強制的に沈降させることにより、透光層40bと第2反射材41を含有する含有層40aが形成される。
パッケージ10の回転は、凹部15の底面が外側になるような回転軸80でパッケージ10に遠心力をかけることにより行うことが好ましい。具体的には、パッケージ10の上面側に回転軸80を有するように、回転軸80を軸として公転するA方向にパッケージ10を移動させる。なお、図3DにおけるB方向は、凹部15の底面に平行な方向である。回転軸80は、凹部15の底面の略中心を通る垂直線上に位置する凹部15の底面に平行な軸であり、かつ、パッケージ10に対して凹部15の開口部側に位置する。これにより、凹部15の底面方向に遠心力が働き、第2樹脂のパッケージ10の高さ方向への広がりが抑制されるとともに、第2樹脂に含有されている第2反射材41が凹部15の底面側(図3Dにおける矢印C方向)に強制的に沈降される。この状態で第2樹脂を硬化させることにより、第2反射材41を含有する含有層40aと透光層40bとがこの順に凹部15の底面に形成される。
また、第2反射層40は、塗布する量や第2樹脂に含有される第2反射材41の含有量を適宜調整する。そして、発光素子20の側面の少なくとも一部に含有層40aが対向しないように第2反射層40を形成する。
パッケージ10を遠心回転させる際の回転速度や回転数は、第2反射材41の含有量や粒径等にもよるが、例えば200xg以上の遠心力がかかるように、回転数や回転半径を調整すればよい。
なお、製造工程において、個片化前の集合基板の状態でパッケージ10を遠心回転させる際には、集合基板が平板状であると、集合基板の平面積が大きくなるほど(より詳細には回転方向Aにおける基板長さが長くなるほど)、集合基板の中心から離れた位置のパッケージ10は回転軸80からのずれが生じる。例えば、集合基板において、公転する円周上からB方向へのずれが大きくなると、第2樹脂の表面が凹部15の底面に対して傾斜してしまい、集合基板の中で第2樹脂の表面状態にばらつきが生じる虞がある。このずれを抑制するために、回転半径を大きくすることで抑制することができる。具体的には、回転方向に配置される集合基板の長さの70倍以上の回転半径とすることで、ずれを抑制することができる。
なお、遠心力により、集合基板が回転半径の円周に沿って撓むような可撓性を有する樹脂パッケージ10を用いる場合は、上記ずれが生じにくくなるため、非可撓性のパッケージ10の集合基板よりも大きい集合基板で遠心回転することができる。これにより、一回の処理数を多くすることができる。
また、この工程S104では、第2反射材41を沈降させながら第2樹脂を硬化させることが好ましい。第2反射材41は、光反射の観点から粒径の小さいものを使用することが好ましいが、粒径が小さくなるほど沈降しにくくなるため、この工程では遠心力により凹部15の底面側に第2反射材41を強制的に沈降させている。このため、第2反射材41を沈降させた状態で硬化させるために、本工程では、回転を維持したまま、つまり回転させながら第2樹脂の硬化工程を行うことが好ましい。
なお、回転を止めてから硬化させることも可能であるが、回転が止まると、濡れ性により樹脂が発光素子20の側面に広がりやすくなってしまう。このため、パッケージ10を回転させながら第2樹脂を硬化させることで、第2樹脂が発光素子20の側面に這い上がることを防止することができる。発光素子20の側面が第2樹脂から露出することにより、光取り出し効率をより向上させることができるとともに、発光装置100の配光色度をより良好にすることができる。
この際、第2樹脂を硬化させる温度は、40℃以上200℃以下が挙げられる。硬化させる温度を高くすることで、第2樹脂を硬化させる時間を短縮でき、効率的である。また、遠心沈降させる装置の金属が熱により膨張することで回転軸80がぶれることを考慮すると、硬化させる温度はなるべく低いことが好ましい。つまり、第2樹脂を硬化させる温度は、効率性の観点から、好ましくは50℃以上である。また、第2樹脂を硬化させる温度は、回転軸80がぶれることを考慮し、好ましくは60℃以下である。80℃以上で硬化させる際には、少なくとも遠心回転装置の金属部分が80℃以上とならないように、装置を調整することが好ましい。
なお、第2樹脂を構成する樹脂材料としては、回転するパッケージ10を40℃以上の温度に保つことで少なくとも仮硬化状態が得られる樹脂材料を選択することが好ましい。
第2反射材41を沈降させながら第2樹脂を硬化させる方法としては、例えば、熱風をかけたり、パネルヒータ等を用いたりすることが挙げられる。
(光透過層を配置する工程)
光透過層を配置する工程S105は、第2反射層40および発光素子20上に、蛍光体51を含有する第3樹脂による光透過層50を配置する工程である。
この工程S105では、ポッティングやスプレー等により、凹部15内に第3樹脂を配置する。また、蛍光体51は、第3樹脂中で自然沈降し、発光素子20の上面、第1反射層30の内側面、および第2反射層40の上面に配置される。その後、例えば、120℃以上200℃以下の温度で、第3樹脂を硬化させ、光透過層50を形成する。
以上、本実施形態に係る発光装置の製造方法および発光装置について、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれる。
《他の実施形態》
図4は、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。図5は、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。図6は、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す断面図である。図7Aは、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す斜視図である。図7Bは、図7AのVIIB−VIIB線における断面図である。図8Aは、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。図8Bは、図8AのVIIIB−VIIIB線における断面図である。図8Cは、図8AのVIIIC−VIIIC線における断面図である。図9Aは、他の実施形態に係る発光装置の構成を模式的に示す平面図である。図9Bは、図9AのIXB−IXB線における断面図である。
図4に示す発光装置100Aは、発光素子20と凹部15の底面との間にバンプ60を設けている。そして、発光装置100Aは、バンプ60を介して、発光素子20を凹部15の底面に載置している。これにより、発光素子20を、発光素子20の高さ方向へかさ上げしている。そして、発光素子20の側面が第2反射材41を含有する含有層40aに対向しないように、第2反射層40が設けられている。また、発光素子20の半導体層22が含有層40aに対向しないように、第2反射層40が設けられている。
このような構成とすることで、発光素子20側面での反射による一次光のロスを低減することができる。また、発光素子20の側面から取り出せる一次光が増えることで、蛍光体51の多重励起が抑制され、発光装置100Aの配光色度をより改善することができる。
バンプ60としては、例えばAuバンプを用いることができる。
図5に示す発光装置100Bは、発光素子20と凹部15の底面との間にポスト70を設けている。そして、発光装置100Bは、ポスト70を介して、発光素子20を凹部15の底面に載置している。これにより、発光素子20を、発光素子20の高さ方向へかさ上げしている。そして、発光素子20の側面が第2反射材41を含有する含有層40aに対向しないように、第2反射層40が設けられている。また、発光素子20の半導体層22が含有層40aに対向しないように、第2反射層40が設けられている。
このような構成とすることで、発光素子20側面での反射による一次光のロスを低減することができる。また、発光素子20の側面から取り出せる一次光が増えることで、蛍光体51の多重励起が抑制され、発光装置100Bの配光色度をより改善することができる。
ポスト70としては、例えばCuポストを用いることができる。
図6に示す発光装置100Cは、第2反射層40の表面が開口部側に凹の表面となっている。パッケージ10の回転速度を抑えることにより、このような表面状態とすることができる。なお、第2反射層40は実質的に透光層40bが形成されない状態であってもよい。この場合でも、回転をかけながら、すなわち遠心力がかかった状態で第2樹脂を硬化させることで、第2反射層40による発光素子20の側面への這い上がりを抑制しながら、第1反射層30から露出する凹部15の底面全てを被覆するように第2樹脂の形状を変化させることができる。
このような構成とすることで、発光素子20側面での反射による一次光のロスを低減することができる。また、発光素子20の側面から取り出せる一次光が増えることで、蛍光体51の多重励起が抑制され、発光装置100Cの配光色度をより改善することができる。
図7A、7Bに示す発光装置100Dは、パッケージ10Aの凹部15の底面に、発光素子20をフェイスアップ実装したものである。発光素子20は、第2リード3b上に載置されている。そして、ここでは、発光素子20のN側電極がワイヤ23を介して第1リード3aに接合され、P側電極がワイヤ24を介して第2リード3bに接合されている。
発光素子20をフェイスアップ実装することで、発光素子20の半導体層22を光取り出し面側に配置することができ、半導体層22が含有層40aに対向しないようにすることができる。
このような構成とすることで、発光素子20側面での反射による一次光のロスを低減することができる。また、発光素子20の側面から取り出せる一次光が増えることで、蛍光体51の多重励起が抑制され、発光装置100Dの配光色度をより改善することができる。
図8A、8B、8Cに示す発光装置100Eは、パッケージ10Bが、平面視で矩形に形成されており、平面視で長方形となる矩形の凹部15を有する。つまり、パッケージ10Bは、凹部15の側面が一方向で対向するX方向における距離と、X方向と直交するY方向における距離とが異なる。なお、ここでの矩形とは、パッケージ10Bのように、角部の一部を切り欠いた形状や、凹部15のように、角部が湾曲した形状等、概ね矩形である形状を含むものである。また、パッケージ10Bの構造や部材等は、パッケージ10Aに準じたものであり、詳細な図示および説明は省略している。また、図8Aにおいて、第1反射層30の湾曲部32は破線で示し、第2反射層40の湾曲部は実線で示している。
発光素子20は、平面視で、凹部15の底面の中央に載置されている。これにより、発光装置100Eは、平面視で、発光素子20からX方向の凹部15の側面までの距離と、発光素子20からY方向の凹部15の側面までの距離とが異なっている。すなわち、発光装置100Eは、パッケージ10Bの長手方向における、発光素子20の側面と凹部15の側面との距離が、パッケージ10Bの短手方向における、発光素子20の側面と凹部15の側面との距離よりも長い。なお、ここでは、凹部15の形状を長方形とすることで、長手方向および短手方向における発光素子20の側面と凹部15の側面との距離を変えるようにしているが、平面視で、凹部15の形状を正方形とし、発光素子20の形状を長方形とすることでもよい。このように、パッケージ10Bおよび発光素子20は、X方向およびY方向における発光素子20から凹部15の側面までの距離が異なるように形成すればよい。
第1反射層30は、平面視で、X方向において、発光素子20に向けて凹状に湾曲して形成される湾曲部32と、Y方向における凹部15の側面の少なくとも一部が発光素子20と対向するように間隙を有して形成される間隙部33と、を有する。
第1反射層30の湾曲部32は、平面視で、X方向の一方側(図面上、左側)および他方側(図面上、右側)に形成され、パッケージ10Bの長手方向の両側に設けられている。これにより、第1反射層30は、凹部15の短辺側の側面を被覆するように設けられている。湾曲部32は、その凹湾曲部分が発光素子20の側面の略中央に対向するように形成されている。また、湾曲部32は、湾曲した部位の最深部が発光素子20の側面の略中央に対向する位置になるように形成されている。
また、第1反射層30の間隙部33は、Y方向の一方側(図面上、上側)および他方側(図面上、下側)において、発光素子20に対向する部位に第1反射層30がない隙間を形成するように設けられている。すなわち、平面視で、湾曲部32の端部32aがY方向に並行な発光素子20の側面の延長線上の位置、あるいは延長線上の位置よりも外側にある。これにより、Y方向の凹部15の側面のうち、発光素子20に対向する部位は、第1反射層30に対向することなく凹部15の側面に光透過層50を介して対向している。
このような構成とすることで、凹部15の側面のうち、発光素子20側面からの距離が短いY方向においては、発光素子20に対向する部位には第1反射層30が配置されないため、第2反射層40が第1反射層30に重なって配置されることがない。そのため、Y方向における第2反射層40の表面の平坦性が良好となる。これにより、例えば、第3樹脂中において蛍光体51が沈降して配置される際に、蛍光体51の沈降層の平坦性が良好となり好ましい。発光素子20と第1反射層30との距離が近い場合、第2反射層40が第1反射層30に重なって配置されると、発光素子20の側面近傍で、蛍光体51が発光素子20より上方に配置される。これにより、この領域では、蛍光体51で波長変換された二次光の割合が多くなり発光むらが生じる虞がある。
つまり、平面視において、発光素子20の外縁と第1反射層30(第1反射層30が配置されない側面においては対向する凹部15の側面)との距離を一定以上確保することで、発光素子20の外周近傍の領域には平坦な第2反射層40が形成され、第2反射層40上の光透過層50を低い位置に配置することができる。これにより、発光装置100Eから出射する光の配光色度が向上する。このような観点から、平面視における発光素子20と第1反射層30との距離は100μm以上とすることが好ましく、300μm以上がより好ましい。また遠心力による第2反射層40の形成のしやすさから、発光素子20と第1反射層30との距離は1500μm以下とすることが好ましい。
また、このような第1反射層30の形態は、第1反射材を含有する第1樹脂の塗布量を調整したり、塗布位置を調整したり、第1樹脂中の第1反射材の含有量を調整したりすることで制御することができる。第1樹脂中の第1反射材の含有量を調整する場合は、例えば、第1樹脂100質量部に対して、第1反射材としてアエロジル(登録商標)を2.0質量部以上6.5質量部以下含有させることが挙げられる。
また、ここでは、第1反射層30は、Y方向における凹部15の側面において間隙部33が形成され、発光素子20に対向する部位には設けられていないものとした。しかしながら、第1反射層30は、Y方向における凹部15の側面において、発光素子20に対向する一部の部位のみに設けられていないものとしてもよい。また、第1反射層30は、Y方向における凹部15の側面において、発光素子20に対向する部位以外に、発光素子20に対向しない部位の一部にも設けられていないものとしてもよい。つまり、湾曲部32の端部32aの位置をY方向の凹部15の側面に沿って変えることで間隙部33を設定することができる。
なお、発光装置100Eは、保護素子90を備えている。保護素子90は、例えば、ツェナーダイオードである。
図9A、9Bに示す発光装置100Fは、パッケージ10Cが、平面視で矩形に形成されており、平面視で長方形となる矩形の凹部15を有する。パッケージ10Cは、支持部材2dと、一対の電極である第1リード3cおよび第2リード3dと、を備えている。支持部材2dは、第1リード3cおよび第2リード3dを所定の配置で支持する部材である。支持部材2dの材料としては、例えば、発光装置100の絶縁性基板2の材料と同じものを用いることができる。第1リード3cおよび第2リード3dとしては、例えば、発光装置100の第1配線部3と同様のものを用いることができる。なお、図9Aにおいて、第2反射層40は透過させており、第1反射層30の湾曲部32は実線で示している。
発光素子20は、平面視で、凹部15の底面の中央から凹部15の一方側にずれた位置に載置されている。ここでは、発光素子20は、平面視で、凹部15の底面の中央から、凹部15のX方向の一方側(図面上、左側)にずれるとともにX方向と直交するY方向の他方側(図面上、下側)にずれた位置に載置されている。具体的には、発光素子20は、第1リード3c上に載置されているとともに、図面上、凹部15の中央に対して左斜下側に載置されている。
第1反射層30は、平面視で、対向する凹部15の一方向の側面において、一方の側面から他方の側面に向かって湾曲する湾曲部32を有する。具体的には、第1反射層30の湾曲部32は、平面視で、X方向の一方側における凹部15の側面から、X方向の他方側(図面上、右側)における凹部15の側面に向かって湾曲している。すなわち、湾曲部32は、平面視で、Y方向の一方から他方に向かって、X方向の一方側に向けて凹状に湾曲するように設けられている。これにより、第1反射層30は、X方向の他方側における凹部15の短辺側の側面を被覆するように設けられている。また、湾曲部32の一方の端部32aは、Y方向の一方において発光素子20に対向する位置まで形成されている。さらに、湾曲部32の他方の端部32aは、Y方向の他方において発光素子20に対向する位置には設けられていない。そのため、第1反射層30は、発光素子20の一方の隣り合う2つの側面の大部分に対向して設けられ、他方の隣り合う2つの側面に対向する位置には設けられていない状態となっている。湾曲部32は、湾曲した部位の最深部が発光素子20に対向する位置にある。
湾曲部32の端部32aは、Y方向の凹部15の側面まで伸びている。具体的には、Y方向の一方側(図面上、上側)における凹部15の側面に位置する端部32aが、Y方向の他方側(図面上、下側)における凹部15の側面に位置する端部32aよりも、X方向の一方側に位置するように設けられている。このようにすることで、湾曲した部位の最深部が発光素子20に対向する位置になるように湾曲部32を形成することができる。
このような構成とすることで、X方向の他方側の発光素子20の側面から、X方向の他方側の第1反射層30までの距離が長くなり、発光装置100Fの配光色度が向上する。
また、このような第1反射層30の形態は、第1反射材を含有する第1樹脂の塗布量を調整したり、塗布位置を調整したり、第1樹脂中の第1反射材の含有量を調整したりすることで制御することができる。塗布位置を調整する場合、例えば、塗布位置16から塗布することが挙げられる。
なお、図8および図9の発光装置100E、100Fでは、湾曲部32の湾曲状態は、曲率半径が大きくなってもよく、小さくなってもよい。また、湾曲部32は、円弧の一部であってもよい。また、湾曲部32の最深部の位置は、X方向およびY方向において、適宜、ずらしたものであってもよい。
また、発光装置の製造方法は、前記各工程に悪影響を与えない範囲において、前記各工程の間、あるいは前後に、他の工程を含めてもよい。例えば、製造途中に混入した異物を除去する異物除去工程等を含めてもよい。
また、発光装置の製造方法において、一部の工程は、順序が限定されるものではなく、順序が前後してもよい。例えば、第1反射層を形成する工程を実施した後に、発光素子を載置する工程を実施してもよい。
また、例えば、前記した発光装置の製造方法は、第1反射層を形成する工程の後に、第2樹脂を準備する工程を設けるものとしたが、第2樹脂を準備する工程は、発光素子を載置する工程と第1反射層を形成する工程との間に行ってもよく、発光素子を載置する工程の前に行ってもよい。また、第2樹脂を準備する工程は設けないものであってもよい。
2 絶縁性基板
2a 基板部
2b 第1壁面部
2c 第2壁面部
2d 支持部材
3 第1配線部
3a 第1リード
3b 第2リード
3c 第1リード
3d 第2リード
4 ビア
5 第2配線部
6 第3配線部
7 めっき層
10,10A,10B,10C パッケージ
15 凹部
16 塗布位置
20 発光素子
21 基板
22 半導体層
23 ワイヤ
24 ワイヤ
30 第1反射層
31 第1反射材
32 湾曲部
32a 湾曲部の端部
33 間隙部
40 第2反射層
40a 含有層
40b 透光層
41 第2反射材
50 光透過層
51 蛍光体
60 バンプ
70 ポスト
80 回転軸
90 保護素子
100,100A,100B,100C,100D,100E,100F 発光装置
A パッケージの回転方向
B 凹部の底面に平行な方向
C 第2反射材が沈降する方向
,L,L

Claims (13)

  1. 凹部を有するパッケージの前記凹部の底面に発光素子を載置する工程と、
    前記凹部の側面を第1反射材を含有する第1樹脂で被覆して第1反射層を形成する工程と、
    前記第1反射層に当接して、前記凹部の底面を第2反射材を含有する第2樹脂で被覆して第2反射層を形成する工程と、
    前記第2反射層および前記発光素子上に、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層を配置する工程と、を有し、
    前記第2反射層を形成する工程は、前記第1反射層に接するように前記第2樹脂を配置する工程を含み、
    前記第2反射層を形成する工程は、遠心力によって前記第2樹脂に含有される前記第2反射材を沈降させて前記第2反射材を含有する含有層と透光層とをこの順に前記凹部の底面に形成するとともに、前記発光素子の側面の少なくとも一部に前記含有層が対向しないように前記第2反射層を形成し、
    形成された前記第2反射層から前記発光素子の側面の少なくとも一部が露出し、露出した前記側面が前記光透過層で被覆されている発光装置の製造方法。
  2. 凹部を有するパッケージの前記凹部の底面に発光素子を載置する工程と、
    前記凹部の側面を第1反射材を含有する第1樹脂で被覆して第1反射層を形成する工程と、
    前記第1反射層に当接して、前記凹部の底面を第2反射材を含有する第2樹脂で被覆して第2反射層を形成する工程と、
    前記第2反射層および前記発光素子上に、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層を配置する工程と、を有し、
    前記第2反射層を形成する工程は、前記第1反射層に接するように前記第2樹脂を配置する工程を含み、
    前記第2反射層を形成する工程は、前記第2樹脂を前記凹部の底面における前記凹部の側面と前記発光素子との間にポッティングにより配置し、前記凹部の底面が外側になるような回転軸で前記パッケージに遠心力をかけることにより、前記第1反射層から露出する前記凹部の底面全てを被覆するように前記第2樹脂の形状を変化させるとともに、遠心力がかかった状態で前記第2樹脂を硬化させ
    形成された前記第2反射層から前記発光素子の側面の少なくとも一部が露出し、露出した前記側面が前記光透過層で被覆されている発光装置の製造方法。
  3. 前記第2反射材の沈降は、前記凹部の底面が外側になるような回転軸で前記パッケージに遠心力をかけることにより行う請求項1に記載の発光装置の製造方法。
  4. 前記第2反射層を形成する工程は、前記第2反射材を沈降させながら前記第2樹脂を硬化させる請求項1または請求項3に記載の発光装置の製造方法。
  5. 前記第2樹脂を硬化させる温度が40℃以上200℃以下である請求項2または請求項4に記載の発光装置の製造方法。
  6. 前記第2反射材が酸化チタンである請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  7. 前記酸化チタンの粒径が、0.1μm以上1.0μm以下である請求項6に記載の発光装置の製造方法。
  8. 前記第2樹脂の粘度が、0.3Pa・s以上15Pa・s以下である請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  9. 前記第2反射層を形成する工程の前に、前記第2樹脂を準備する工程を含み、
    前記第2樹脂を準備する工程は、2液硬化性の樹脂材料の主剤と前記第2反射材とを混合し、2時間以上経過後に硬化剤を混合する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の発光装置の製造方法。
  10. 凹部を有するパッケージと、
    前記凹部の底面に載置された発光素子と、
    第1反射材を含有する第1樹脂により前記凹部の側面を被覆して形成される第1反射層と、
    前記第1反射層に当接して、第2反射材を含有する第2樹脂により前記凹部の底面を被覆して形成される第2反射層と、
    前記第2反射層および前記発光素子上に配置された、蛍光体を含有する第3樹脂による光透過層と、を備え、
    前記第1反射層は、前記第1反射材が前記第1樹脂中に分散しており、前記第2反射層は、前記第2反射材を含有する含有層と透光層とがこの順に前記凹部の底面に設けられており、前記発光素子の側面の少なくとも一部が前記含有層に対向せず、
    前記第2反射層から前記発光素子の側面の少なくとも一部が露出し、露出した前記側面が前記光透過層で被覆されている発光装置。
  11. 前記第1反射層は、平面視で、矩形または正方形に形成された前記凹部の側面が一方向で対向するX方向において、前記発光素子に向けて凹状に湾曲して形成される湾曲部と、
    前記X方向と直交するY方向における前記凹部の側面の少なくとも一部が前記発光素子と対向するように間隙を有して形成される間隙部と、を有する請求項10に記載の発光装置。
  12. 前記発光素子は、平面視で、前記凹部の底面の中央に載置され、
    前記パッケージおよび前記発光素子は、平面視で、前記発光素子から前記X方向の前記凹部の側面までの距離と、前記発光素子から前記Y方向の前記凹部の側面までの距離とが異なる請求項11に記載の発光装置。
  13. 前記発光素子は、平面視で、前記凹部の底面の中央から前記凹部の一方側にずれた位置に載置され、
    前記第1反射層は、平面視で、対向する前記凹部の一方向の側面において、一方の側面から他方の側面に向かって湾曲する湾曲部を有し、前記湾曲部は、湾曲した部位の最深部が前記発光素子に対向する位置にある請求項10に記載の発光装置。
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