JP6830425B2 - 乗用田植機 - Google Patents
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Description
また、特許文献1に記載の施肥装置は、側状供給式であることにより、肥料移送ホースの案内終端部に接続された施肥ガイドが、その前側の作溝体で圃場に形成された施肥溝に入り込むように構成されている。そのため、圃場の近くまで供給された肥料が湿気を帯び易くなって、肥料移送ホースの内面や施肥ガイドの内面に付着し易くなる。
その結果、肥料移送ホースの案内終端側において肥料詰まりが生じ易くなっている。
また、この肥料詰まりを防止するためには、性能の高い大型のブロワを採用する必要があることから、コストが嵩むとともに車体重量の増加を招くことになる。
乗用田植機において、
走行車体の後部に連結された苗植付装置と、前記苗植付装置の後部に連結された第1粉粒体供給装置とを備え、
前記苗植付装置は、マット苗が載置される苗載台と、前記マット苗から所定量の苗を掻き取って圃場に植え付ける植付機構とを有し、
前記第1粉粒体供給装置は、第1粉粒体が貯留される第1ホッパと、前記第1ホッパから所定量の第1粉粒体を繰り出す第1繰出機構と、繰り出された第1粉粒体を圃場における植付苗の横側方箇所に供給案内する第1供給管と、前記第1供給管の内部に搬送風を供給する第1ブロワとを有し、
前記第1ブロワは、前記苗載台よりも後方の位置に配置されている点にある。
また、第1供給管によって植付苗の横側方箇所に供給案内された粉粒体が湿気を帯びて第1供給管の内面に付着し易くなったとしても、その付着を、苗載台の後方に位置する第1ブロワからの搬送風によって防止することができる。
そして、第1ブロワは、第1ホッパや第1繰出機構などとともに、植付機構の苗植え付け箇所に近い苗植付装置の後部に位置して、この位置から第1供給管の内部に搬送風を供給することから、第1供給管による粉粒体の案内距離と同様に、第1ブロワからの搬送風の送風距離も短くなる。これにより、第1ブロワとして、性能の高い大型のブロワを採用する必要がなくなる。
その結果、第1粉粒体供給装置による圃場への粉粒体の供給を、コストの高騰や車体重量の増加を招くことなく良好に行うことができる。
前記苗載台よりも前方の位置に配置される第2粉粒体供給装置を備え、
前記第2粉粒体供給装置は、第2粉粒体が貯留される第2ホッパと、前記第2ホッパから所定量の第2粉粒体を繰り出す第2繰出機構と、繰り出された第2粉粒体を圃場における植付苗の横側方箇所に供給案内する第2供給管と、前記第2供給管の内部に搬送風を供給する第2ブロワとを有し、
前記第1ブロワと前記第2ブロワとを独立駆動可能に備えている点にある。
また、例えば、圃場や圃場内の領域に応じて2種類の苗を植え分ける場合、または、圃場の状態に応じて2種類の粉粒体を使い分ける場合には、これらの場合に適した第1粉粒体と第2粉粒体とを採用して、苗の品種や圃場の状態などに応じて駆動させるブロワを択一的に切り換えるようにすれば、苗の品種や圃場の状態などに適した粉粒体を圃場に供給することができる。
さらに、例えば、マット苗として、高密度で圃場1枚当たりの使用枚数を削減することができる密苗を採用する場合には、第1粉粒体と第2粉粒体とを同じものにして、第1ブロワと第2ブロワとを順序立てて駆動させるようにすれば、苗補給回数とともに粉粒体の補給回数を減らすことができ、作業効率を向上させることができる。
つまり、作業者が行う植え付け作業に適した粉粒体供給形態の選択が可能になり、苗の生育促進や作業効率の向上を図ることができる。
前記第1ブロワと前記第2ブロワは電動ブロワにて構成され、
前記第1ブロワと前記第2ブロワとを共に始動させる場合に、前記第1ブロワの始動タイミングと前記第2ブロワの始動タイミングとを異ならせる時間差が設けられている点にある。
その結果、各ブロワの作動に関する各電装部品にかかるコストの削減を図ることができる。
前記第2ブロワは、前記苗載台よりも前方の位置に配置され、
前記時間差は、前記第1ブロワの始動タイミングよりも早いタイミングで前記第2ブロワが始動されるように設定されている点にある。
前記第1粉粒体供給装置は、前記苗植付装置の後部に支持フレームを介して連結され、
前記支持フレームは、前記苗植付装置に固定された固定部材と、前記固定部材に前後揺動可能に連結された左右のリンクアームと、前記左右のリンクアームの遊端部に架設された移動部材とを有して、前記固定部材に対する平行姿勢で前記移動部材が前後方向に移動する平行リンクに構成され、
前記第1ホッパと前記第1繰出機構は、前記移動部材を含む前記支持フレームの移動側に支持され、
前記第1ブロワは、前記固定部材を含む前記支持フレームの固定側における、前記移動部材が後方揺動で変位する左右一方側とは左右反対側の端部に支持されている点にある。
また、移動部材を移動させる場合には、重量の大きいブロワが支持フレームの固定側に残されることから、比較的軽い労力で移動部材とともに第1ホッパと第1繰出機構とを移動させることができる。
その結果、苗植付装置および粉粒体供給装置に対するメンテナンス性を向上させることができる。
なお、本発明が適用される乗用田植機は、8条植え用以外に、4条植え用、5条植え用、6条植え用、10条植え用などであってもよい。
つまり、施肥装置4は、各植付機構19により圃場に植え付けられた苗の横側方箇所に肥料を所定深さに埋没供給する側条施肥式に構成されている。
これにより、第1薬剤供給装置6は、苗植付装置3とともに昇降し、各整地フロート16が接地する作業走行時には、各施薬ガイド37が作溝器30により形成された施肥溝に入り込んで薬剤を施肥溝内に案内する。そして、薬剤が施肥溝内に案内された後に、施肥溝が各覆土板31によって埋め戻されるようになっている。
つまり、第1薬剤供給装置6は、各植付機構19により圃場に植え付けられた苗の横側方箇所に薬剤を所定深さに埋没供給する側条施薬式に構成されている。
そこで、この第1薬剤供給装置6は、各薬剤供給管36の内部を通って各施薬ガイド37の内部に向かう施薬用の搬送風を発生させる施薬ブロワ38を有することで、湿気を帯びた薬剤が各薬剤供給管36の内面や各施薬ガイド37の内面に付着することが抑制されている。これにより、各薬剤供給管36の内面や各施薬ガイド37の内面に薬剤が付着堆積する薬剤詰まりの発生を抑制することができる。
これにより、薬剤供給管36で案内される薬剤の流速の低下を抑制することができ、この流速の低下に起因して薬剤が各薬剤供給管36の内面や各施薬ガイド37の内面に付着し易くなることを防止することができる。
これにより、各施薬ガイド37が作業走行時に施肥溝に入り込むことで生じる各施薬ガイド37の摩耗、および、各施薬ガイド37の内面への泥などの付着を抑制することができる。また、各施薬ガイド37の内面に泥や薬剤などが付着しても、作業走行中に各施薬ガイド37の内面に撥ねかかる圃場の泥水によって洗い流すことが可能になる。
その結果、各薬剤供給管36の内面や各施薬ガイド37の内面に薬剤や泥が付着堆積する詰まりの発生をより確実に抑制することができる。
これにより、施肥溝を利用して施薬を行うようにしながらも、施肥と施薬の双方を良好に行うことができる。
つまり、第2薬剤供給装置7は、各植付機構19により苗が植えつけられた圃場の散布対象領域に上方から薬剤を散布供給する散布施薬式に構成されている。
これにより、施薬用伝動機構40は、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第1連係ロッド52が引き下げられて第2揺動アーム56が下方に揺動した場合は、第1ねじりバネの作用に抗して第1連係ピン63を下方に移動させることができ、この下方への移動に連動して入力軸41を回転させることができる。逆に、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第1連係ロッド52が押し上げられて第2揺動アーム56が上方に揺動した場合は、第1ねじりバネの作用で第1連係ピン63が第2揺動アーム56に追従して上方に移動することにより、入力軸41の回転が停止する。
つまり、施薬用伝動機構40は、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第1薬剤供給装置6の入力軸41を間欠的に回転させることができ、これにより、第1薬剤供給装置6による施薬を間欠的に行わせることができる。
一方、施薬用伝動機構40は、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第1連係ロッド52が押し上げられて第3揺動アーム57が前方に揺動した場合は、第2ねじりバネの作用に抗して第2連係ピン64を前方に移動させることができ、この前方への移動に連動して繰出駆動軸59を回転させることができる。逆に、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第1連係ロッド52が引き下げられて第3揺動アーム57が後方に揺動した場合は、第2ねじりバネの作用で第2連係ピン64が第3揺動アーム57に追従して後方に移動することにより、繰出駆動軸59の回転が停止する。
つまり、施薬用伝動機構40は、PTO軸50からの植え付け作業用の動力で第2薬剤供給装置7の繰出駆動軸59を間欠的に回転させることができ、これにより、第2薬剤供給装置7による薬剤散布を間欠的に行わせることができる。
これにより、支持フレーム5は、移動部材71が固定部材66に近接した作業位置と、移動部材71が固定部材66から右後方に大きく離れた非作業位置とにわたって、支持部材65と固定部材66とを含む支持フレーム5の固定側に対して、移動部材71と前側支持部材73と後側支持部材74とを含む支持フレーム5の移動側が平行移動する平行リンクに構成されている。
これにより、左右の第1ロック機構75は、移動部材71が受止め位置に位置する状態において、移動部材71の係止爪82にリング部材83が引っ掛けられた後、トグル機構84の操作でリング部材83が自由位置から固定位置に切り換えられることで、移動部材71を受止め位置(作業位置)に固定する。
また、この固定状態において、トグル機構84の操作でリング部材83が固定位置から自由位置に切り換えられることで、移動部材71の受止め位置(作業位置)での固定を解除し、その後、係止爪82に対するリング部材83の引っ掛けが解除されることで、移動部材71の受止め位置(作業位置)からの離脱を許容する。
これにより、第2ロック機構76は、移動部材71が作業位置に位置して、L字金具86が受け部材85に受け止められた状態において、操作レバー89による貫通軸87の回転操作で、板バネ90が受け部材85に対する接触不能姿勢から接触可能姿勢に切り換えられた後、操作レバー89が貫通軸87に沿う解除姿勢から貫通軸87と直交するロック姿勢に揺動操作されると、貫通軸87を介した偏心カム部89Aの作用で、板バネ90が、受け部材85に向けて引き上げられるとともに受け部材85に接触して弾性変形し、この弾性変形で得られる弾性力で移動部材71を作業位置に固定する。
また、この固定状態において、操作レバー89がロック姿勢から解除姿勢に揺動操作されると、貫通軸87を介した偏心カム部89Aの作用で、板バネ90が、受け部材85から離れる方向に移動して受け部材85との接触を解除することで、移動部材71の作業位置での固定を解除する。その後、操作レバー89による貫通軸87の回転操作で、板バネ90が受け部材85に対する接触可能姿勢から接触不能姿勢に切り換えられることで、移動部材71の作業位置からの離脱を許容する。
これにより、各保持機構77は、圧縮バネの作用で係止ピン93が第1係止孔92Aに差し込まれることで、リンクアーム68を折り畳み姿勢に保持する。また、圧縮バネの作用で係止ピン93が第2係止孔92Bに差し込まれることで、リンクアーム68を張り出し姿勢に保持する。そして、圧縮バネの作用に抗して係止ピン93が第1係止孔92Aまたは第2係止孔92Bから抜き出されることで、リンクアーム68の揺動を許容する。
つまり、支持フレームの固定側である各支持部材65などにより、第1薬剤供給装置6の搬送風供給管39と各薬剤供給管36と施薬ブロワ38などが支持されている。また、支持フレームの移動側である支持アーム72と前側支持部材73と後側支持部材74により、第1薬剤供給装置6の各第1薬剤繰出機構35と左右のギア式伝動機構43と施薬用伝動機構40と第2薬剤供給装置7などが支持されている。
また、苗植付装置3や第1薬剤供給装置6などのメンテナンスを終えた場合には、左右の保持機構77による左右のリンクアーム68の張り出し姿勢での保持を解除することにより、移動部材71および第1薬剤供給装置6の第1薬剤繰出機構35などを非作業位置から作業位置に移動させることができる(図4、図6参照)。そして、この移動により、移動部材71などが作業位置に達すると、左右の保持機構77によって左右のリンクアーム68が折り畳み姿勢にて自動的に保持されることから、この保持状態において、左右の第1ロック機構75および第2ロック機構76による移動部材71の作業位置での固定を行うことができ、この固定後に、第1薬剤供給装置6における各第1薬剤繰出機構35の薬剤排出部35Aと薬剤供給管36との接続を行い、かつ、クイックジョイント61を操作して苗植付装置3のPTO軸50に施薬用伝動機構40を連結することにより、苗植付装置3および第1薬剤供給装置6などを駆動可能にすることができる。
そして、移動部材71などを移動させる場合には、第1薬剤供給装置6における搬送風供給管39と各薬剤供給管36と各施薬ガイド37と重量の大きい施薬ブロワ38などが支持フレーム5の固定側に残されることから、各施薬ガイド37が地面に接触したまま引きずられる虞を招くことなく、比較的軽い労力で移動部材71などを移動させることができる。
その結果、薬剤を圃場における植付苗の横側方箇所に供給する側条施薬式の第1薬剤供給装置6を備えた乗用田植機においても、第1薬剤供給装置6の破損や労力の増大などを招くことなく、苗植付装置3と、第1薬剤供給装置6の各第1薬剤ホッパ34および各第1薬剤繰出機構35などとの間に、大きいメンテナンス空間を得ることができ、苗植付装置3および第1薬剤供給装置6に対するメンテナンス性を向上させることができる。特に、移動部材71とともに第1薬剤ホッパ34と第1薬剤繰出機構35とが施薬ブロワ38から大きく離れることから、施薬ブロワ38に対するメンテナンスが行い易くなる。
また、移動部材71などが非作業位置に位置するメンテナンス状態では、第1薬剤供給装置6の各第1薬剤繰出機構35および第2薬剤供給装置7などが走行車体1の右側に変位するのに対して、重量の大きい施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とが走行車体1の左側に配置されていることから、メンテナンス状態での車体の安定性を確保することができる。
これにより、移動部材71が作業位置に位置する作業走行時には、各植付機構19によって跳ね上げられた泥水などが、苗載台15に載置されたマット苗に降りかかることを防止することができる。
また、移動部材71が非作業位置に位置するメンテナンス状態では、各植付機構19に対するメンテナンスが行い易くなる。
これにより、苗植付装置3が圃場の泥面から浮上した作業停止状態において、施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とが作動することによる無駄な電力消費を防止することができる。
また、苗植付装置3が圃場泥面から浮上する前に行われる植付クラッチの切り操作よりも遅いタイミングで施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とを作動停止させることができ、これにより、各肥料繰出機構27および各第1薬剤繰出機構35による肥料または薬剤の繰り出しが停止された後の各肥料供給管29および各薬剤供給管36に残留する肥料または薬剤を、施肥ブロワ28または施薬ブロワ38からの搬送風によって外部に排出することができる。よって、残留肥料による肥料詰まりや残留薬剤による薬剤詰まりの発生を防止することができる。
これにより、苗植付装置3が圃場泥面に接地した後に行われる植付クラッチの入り操作よりも早いタイミングで施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とを始動させることができる。
その結果、始動に時間がかかる施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とを植付クラッチの入り操作と同じタイミングで始動させる場合に生じる、施肥ブロワ28および施薬ブロワ38の立ち上がり遅れに起因した施肥不良や施薬不良を防止することができる。
これにより、始動時の消費電力が大きい施肥ブロワ28と施薬ブロワ38とを同時に始動させる場合に比較して、最大消費電力を低減することができ、バッテリなどの電動部品にかかる電力負荷を低減することができる。
その結果、施肥ブロワ28と施薬ブロワ38の作動に関する各電装部品にかかるコストの削減を図ることができる。
これにより、苗載台15の前方に位置することで苗載台15の後方に位置する施薬ブロワ38よりも送風距離が長くなる施肥ブロワ28を優先して始動させることから、施肥ブロワ28と施薬ブロワ38との送風距離の差による薬剤の供給遅れを改善することができる。
これにより、移動部材71などを非作業位置に移動させたメンテナンス状態においては、各第1薬剤繰出機構35の薬剤排出部35Aから取り外された各薬剤供給管36の上端部36Aから搬送風を流出させることができ、雨天時に各薬剤供給管36の上端部36Aから雨水が浸入して、薬剤の詰まりの原因になることを防止することができる。
本発明の他の実施形態について説明する。尚、以下に説明する各実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、他の実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
例えば、乗用田植機は、第2薬剤供給装置7を備えずに、苗植付装置3と施肥装置4と第1薬剤供給装置6とを備える構成であってもよい。
例えば、乗用田植機は、施肥装置4を備えずに、苗植付装置3と第1薬剤供給装置6と第2薬剤供給装置7とを備える構成であってもよい。
例えば、乗用田植機は、施肥装置4と第2薬剤供給装置7とを備えずに、苗植付装置3と第1薬剤供給装置6とを備える構成であってもよい。
例えば、走行車体1は、エンジン12と走行用の電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、走行車体1は、エンジン12の代わりに走行用の電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、支持フレーム5は、移動部材71が、苗植付装置3に近接した作業位置と、苗植付装置3の左後方に大きく離れる非作業位置とにわたって移動するように構成されていてもよい。
例えば、支持フレーム5は、第2ロック機構76を除いて、左右の第1ロック機構75と左右の保持機構77とを有する構成であってもよい。
例えば、第1粉粒体供給装置6は、肥料を圃場における植付苗の横側方箇所に供給する施肥装置であってもよい。
例えば、第1粉粒体供給装置6は、第1ブロワ38が第1粉粒体供給装置6の右端部または左右中央に配置されていてもよい。
例えば、第1粉粒体供給装置6は、各第1繰出機構35が移動部材71とともに作業位置から移動するときに、移動部材71がガイド部材79によって乗り越え案内されるのに伴って、各第1繰出機構35の薬剤排出部35Aと第1供給管36の上端部36Aとの接続が自動的に解除され、かつ、各第1繰出機構35が移動部材71とともに作業位置に到達するときに、移動部材71がガイド部材79によって乗り越え案内されるのに伴って、各第1繰出機構35の薬剤排出部35Aと第1供給管36の上端部36Aとが自動的に接続されるように構成されていてもよい。
例えば、第1粉粒体供給装置6は、各第1繰出機構35における薬剤排出部35Aの下端部が前向きに延びるように形成され、かつ、第1供給管36の上端部が後向きに延びるように形成されることにより、移動部材71とともに各第1繰出機構35が作業位置から非作業位置へ移動するのに伴って、各第1繰出機構35の薬剤排出部35Aと第1供給管36の上端部36Aとの接続が自動的に解除され、かつ、移動部材71とともに各第1繰出機構35が非作業位置から作業位置へ移動するのに伴って、各第1繰出機構35の薬剤排出部35Aと第1供給管36の上端部36Aとが自動的に接続されるように構成されていてもよい。
例えば、第2粉粒体供給装置4は、薬剤を圃場における植付苗の横側方箇所に供給する施薬装置であってもよい。
例えば、第2粉粒体供給装置4は、第2ブロワ28が第2粉粒体供給装置4の右端部または左右中央に配置されていてもよい。
3 苗植付装置
4 第2粉粒体供給装置
5 支持フレーム
6 第1粉粒体供給装置
15 苗載台
19 植付機構
26 第2ホッパ
27 第2繰出機構
28 第2ブロワ
29 第2供給管
34 第1ホッパ
35 第1繰出機構
36 第1供給管
38 第1ブロワ
66 固定部材
68 リンクアーム
71 移動部材
Claims (5)
- 走行車体の後部に連結された苗植付装置と、前記苗植付装置の後部に連結された第1粉粒体供給装置とを備え、
前記苗植付装置は、マット苗が載置される苗載台と、前記マット苗から所定量の苗を掻き取って圃場に植え付ける植付機構とを有し、
前記第1粉粒体供給装置は、第1粉粒体が貯留される第1ホッパと、前記第1ホッパから所定量の第1粉粒体を繰り出す第1繰出機構と、繰り出された第1粉粒体を圃場における植付苗の横側方箇所に供給案内する第1供給管と、前記第1供給管の内部に搬送風を供給する第1ブロワとを有し、
前記第1ブロワは、前記苗載台よりも後方の位置に配置され、
前記第1粉粒体供給装置は、前記苗植付装置の後部に支持フレームを介して連結され、
前記支持フレームは、前記苗植付装置に固定された固定部材と、前記固定部材に移動可能に連結されたアームと、前記アームの遊端部に取り付けられた移動部材とを有する乗用田植機。 - 前記第1ホッパと前記第1繰出機構とは、前記移動部材を含む前記支持フレームの移動側に支持され、
前記第1ブロワは、前記固定部材を含む前記支持フレームの固定側に支持されている請求項1に記載の乗用田植機。 - 前記苗載台よりも前方の位置に配置される第2粉粒体供給装置を備え、
前記第2粉粒体供給装置は、第2粉粒体が貯留される第2ホッパと、前記第2ホッパから所定量の第2粉粒体を繰り出す第2繰出機構と、繰り出された第2粉粒体を圃場における植付苗の横側方箇所に供給案内する第2供給管と、前記第2供給管の内部に搬送風を供給する第2ブロワとを有し、
前記第1ブロワと前記第2ブロワとを独立駆動可能に備えている請求項1又は2に記載の乗用田植機。 - 前記第1ブロワと前記第2ブロワは電動ブロワにて構成され、
前記第1ブロワと前記第2ブロワとを共に始動させる場合に、前記第1ブロワの始動タイミングと前記第2ブロワの始動タイミングとを異ならせる時間差が設けられている請求項3に記載の乗用田植機。 - 前記第2ブロワは、前記苗載台よりも前方の位置に配置され、
前記時間差は、前記第1ブロワの始動タイミングよりも早いタイミングで前記第2ブロワが始動されるように設定されている請求項4に記載の乗用田植機。
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