JP6819724B2 - 乗客コンベアの部品運搬工具、及びそれを用いた部品運搬方法 - Google Patents

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Description

本発明は、乗客コンベアの部品運搬工具、及びそれを用いた部品運搬方法に関する。
従来、例えば特許文献1には、エスカレータのステップをハンドレールに一時的に吊り持たせるための工具が開示されている。この工具は、エスカレータの一対のハンドレール間に横渡しされる横渡し部材と、横渡し部材の両側に設けられハンドレールを把持する把持部材と、横渡し部材にエスカレータのステップを吊り持たせるレバーブロック(登録商標)とを備えている。
特開平11−301961号公報
一般に、エスカレータに代表される乗客コンベアのトラスには、乗客が乗るステップが各々取り付けられた複数のステップ軸、ステップチェーン等の連結部材、及びドライブユニットが配置されている。ドライブユニットは、連結部材を駆動することでステップを循環させる。このドライブユニットにはディスクブレーキ等の構成要素が取り付けられている。
ドライブユニットの保守作業では、ディスクブレーキ等の構成部品を着脱することが必要となる場合がある。着脱作業では、構成部品を楊重した状態で水平方向へと移動させて取り外すものがある。上記特許文献1の工具では、部品を吊るし持たせた状態で水平方向に移動させることができないため、着脱作業の効率が低下するおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、簡易な構成で乗客コンベアの構成部品を効率よく運搬可能な乗客コンベアの部品運搬工具を提供することを目的とする。
また、本発明は、簡易な構成で乗客コンベアの構成部品を効率よく運搬可能な乗客コンベアの部品運搬方法を提供することを目的とする。
本発明の部品運搬工具は、乗客コンベアの両側の手すりの間に掛け渡す棒部材と、棒部材の両側にそれぞれ固定され、手すりを把持する固定台座と、乗客コンベアの乗客が乗るステップが各々取り付けられたステップ軸と棒部材とを締結するベルト部と、棒部材の軸方向に移動可能に設置された第一掛金と、第一掛金に固定されたホイストと、を備えるものである。
本発明の部品運搬工具を用いて乗客コンベアの構成部品を運搬する部品運搬方法は、固定台座が手すりを把持するように棒部材を手すりの間に掛け渡す掛け渡し工程と、ステップ軸と棒部材とをベルト部によって締結する締結工程と、ホイストを第一掛金に設置する設置工程と、構成部品をホイストによって運搬する運搬工程と、を備えるものである。
本発明の乗客コンベアの部品運搬工具、及びそれを用いた部品運搬方法によれば、乗客コンベアの構成部品を楊重した状態で棒部材の軸方向に移動させることができる。これにより、簡易な構成で乗客コンベアの構成部品を効率よく運搬することが可能となる。
部品運搬工具の構成を説明するための図である。 固定台座の構成を示す正面図である。 手すりに設置された固定台座を示す斜視図である。 掛金の構成を示す正面図である。 棒部材組立工程の手順を説明するための図である。 棒部材組立工程の手順を説明するための図である。 棒部材組立工程の手順を説明するための図である。 掛金設置工程の手順を説明するための図である。 掛金設置工程の手順を説明するための図である。 固定台座設置工程の手順を説明するための図である。 固定台座設置工程の手順を説明するための図である。 固定台座設置工程の手順を説明するための図である。 掛け渡し工程の手順を説明するための図である。 掛け渡し工程の手順を説明するための図である。 掛け渡し工程の手順を説明するための図である。 締結工程の手順を説明するための図である。 締結工程の手順を説明するための図である。 締結工程の手順を説明するための図である。 チェーンブロック設置手順を説明するための図である。 チェーンブロック設置手順を説明するための図である。 チェーンブロック設置手順を説明するための図である。 チェーンブロック設置手順を説明するための図である。 運搬工程の手順を説明するための図である。 運搬工程の手順を説明するための図である。 運搬工程の手順を説明するための図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態.
1.部品運搬工具の構成
部品運搬工具は、乗客コンベアの保守作業において、ドライブユニットの構成部品を運搬する際に用いられる装置である。本実施の形態の乗客コンベアはエスカレータであり、ドライブユニットの構成部品はディスクブレーキである。
図1は、部品運搬工具の構成を説明するための図である。この図に示すように、部品運搬工具100は、エスカレータ1の左右に設けられた手すり2に掛け渡すように設置して使用されるものである。この図に示す例では、エスカレータ1のステップ4が複数個取り外されてドライブユニット6とステップ軸8が露出している。
部品運搬工具100は、具体的には、棒部材12と、固定台座14と、掛金16と、ラッシングベルト18と、チェーンブロック20と、を備えている。
棒部材12は、エスカレータ1の一対の手すり2の間に掛け渡すものである。棒部材12は、運搬対象部品の重さに耐えうる強度のものが使用される。棒部材12は、装置の運搬性を考慮して分割可能に構成されている。具体的には、棒部材12は、単管パイプで構成された第一棒部材122及び第二棒部材124と、これらを同一軸上で連結する連結部材126とを備えている。
固定台座14は、棒部材12の両側にそれぞれ固定され、手すり2を把持するものである。固定台座14は、棒部材12の一端に固定される右側固定台座14Rと、棒部材12の他端に固定される左側固定台座14Lとを含んでいる。右側固定台座14Rと左側固定台座14Lとは、左右対称の形状になっている。図2は、固定台座の構成を示す正面図である。また、図3は、手すりに設置された固定台座を示す斜視図である。なお、ここでは、右側固定台座14Rの構成を例示している。
これらの図に示すように、右側固定台座14Rは、棒部材12に固定される固定部140と、手すり2の上面側に接する接面部142と、手すり2の外縁側に接するガイド部144とを含んでいる。固定部140は、筒型の形状を有し、棒部材12の外周側に通されて固定ビス146を締め付けることによって棒部材12に固定される。接面部142は、手すり2の斜面下側に接触する面が斜面上側に接触する面よりも幅広に構成されている。また、接面部142は、手すり2に沿った長手方向の長さが棒部材12の直径よりも大きくなる大きさに構成されている。ガイド部144は、手すり2の外縁側に沿って湾曲した形状を有している。接面部142及びガイド部144の手すり2と接する面には、ゴム部材148が取り付けられている。
図4は、掛金の構成を示す正面図である。この図に示すように、掛金16は、棒部材12に固定される固定部160と、フックを引っ掛けるための穴が形成された引掛け部162とを含んでいる。固定部160は、筒型の形状を有し、棒部材12の外周側に通されて固定ビス164を締め付けることによって棒部材12に固定される。また、固定ビス164を緩めた状態にすることで、掛金16を棒部材12の軸方向に移動可能に取り付けることもできる。部品運搬工具100は、3個の掛金16が棒部材12に取り付けられる。以下の説明では、棒部材12の中央側に取り付けられる掛金16が第一掛金16aと呼ばれ、棒部材12の両端側に取り付けられる一対の掛金16が第二掛金16bと呼ばれる。
ラッシングベルト18は、第二掛金16bの引掛け部162とエスカレータ1のステップ軸8との間を連結するベルト部の例示である。ラッシングベルト18は、例えばラチェット機構によってベルトを締め付けることが可能に構成されている。
チェーンブロック20は、ディスクブレーキ60等の運搬対象部品を楊重するためのホイストの例示である。チェーンブロック20は、第一掛金16aの引掛け部162に引っ掛けた状態で使用される。チェーンブロック20は、運搬対象となる構成部品の重さに対応したサイズのものが使用される。ここでは、例えば、0.25tまで許容されるチェーンブロック20が使用される。
2.部品運搬工具の設置及び部品運搬方法
次に、実施の形態の部品運搬工具100をエスカレータ1に設置する手順及び部品運搬方法について説明する。ここでは、部品運搬工具100をエスカレータ1に設置して、ドライブユニット6の構成部品であるディスクブレーキ60を運搬する。部品運搬工具100を設置する場合、先ず前準備として、エスカレータ1のドライブユニット6の位置のステップ4を複数段(例えば3段)取り外し、ドライブユニット6を外部に露出させておく。
先ず、最初の棒部材組立工程では、棒部材12を組み立てる。図5から図7は、棒部材組立工程の手順を説明するための図である。棒部材12は、携帯性を考慮して、複数部品に分割された上で収納されている。ここでは、図5に示すように、先ず、連結部材126の両側に第一棒部材122及び第二棒部材124をそれぞれ挿入する。次に、図6に示すように、連結部材の中央に設けられている締結ボルトを締め付けてこれらを結合する。図7に示すように、第一棒部材122と第二棒部材124が1本の棒部材12に連結されたら、結合状態を確認する。
次の掛金設置工程では、掛金16を設置する。図8及び図9は、掛金設置工程の手順を説明するための図である。図8に示すように、掛金16は、棒部材12の端部から挿入する。この際、図9に示すように、先ず棒部材12の右側の端部から第一掛金16aを挿入し、次いで棒部材12の両側から第二掛金16bをそれぞれ挿入する。ここで、第一掛金16aは固定ビス164を締結しないでおく。これにより、第一掛金16aは、棒部材12の軸方向に沿って移動可能に設置される。
次の固定台座設置工程では、固定台座14を設置する。図10から図12は、固定台座設置工程の手順を説明するための図である。図10に示すように、固定台座14は、棒部材12の端部から挿入する。この際、図11に示すように、右側固定台座14Rは、幅広の接面部142が正面視で下側に位置し、ガイド部144が棒部材12の端部側となる向きで設置される。また、図12に示すように、左側固定台座14Lは、幅広の接面部142が正面視で下側に位置し、ガイド部144が棒部材12の端部側となる向きで設置される。これらの固定台座14は、それぞれの固定ビス146を締め付けることにより棒部材12に固定される。
次の掛け渡し工程では、棒部材12がエスカレータ1の両側の手すり2の間を掛け渡すように設置される。図13から図15は、掛け渡し工程の手順を説明するための図である。図13に示すように、棒部材12は、一対の手すり2の間に掛け渡すように設置される。この際、棒部材12は、運搬対象であるディスクブレーキ60が鉛直真下となる位置に設置される。また、図14に示すように、棒部材12は、固定台座14の幅広の接面部142が手すり2の斜面下側となる向きで設置される。また、図15に示すように、棒部材12は、固定台座14のガイド部144が手すり2の外縁側に接するように設置される。
このような棒部材12の設置構造によれば、ガイド部144によって棒部材12の軸方向のずれを防ぐことができる。また、固定台座14は、斜面下側に幅広の接面部142が配置されるので、棒部材12の前後方向のずれを効果的に防ぐことができる。また、固定台座14は、接面部142にゴム部材148が設けられているので、棒部材12のずれを防ぐとともに、手すり2に傷が付くことを防ぐことができる。
次の締結工程では、ラッシングベルト18が取り付けられる。図16から図18は、締結工程の手順を説明するための図である。図16に示すように、ラッシングベルト18は、棒部材12に設置された左右の第二掛金16bとステップ軸8との間をそれぞれ締結する。この際、ラッシングベルト18の引っ張り方向がエスカレータ1の斜面に対して垂直に近づくように、斜面に対して上方向に位置するステップ軸8を選択して締結する。また、図17及び図18に示すように、ラッシングベルト18は、フックを第二掛金16bの引掛け部162に引っ掛けるとともに、ステップ軸8の根本部に巻き掛けたベルトの長さを調整することによって締結度合を調整する。ラッシングベルト18を締結することによって、棒部材12のずれが防がれる。
次のチェーンブロック設置工程では、チェーンブロック20が取り付けられる。図19から図22は、チェーンブロック設置手順を説明するための図である。この図に示すように、チェーンブロック20は、棒部材12に設置された第一掛金16aの引掛け部162に吊るされる。上述したように、第一掛金16aは棒部材12に沿って左右方向に移動自在に取り付けられている。このため、図20及び図21に示すように、チェーンブロック20は、棒部材12の中央に設けられている連結部材126の締結ボルトから右側の第二掛金16bとの間を移動自在に構成される。図22に示すように、ディスクブレーキ60にはアイボルト22が捻じ込まれる。チェーンブロック20のフックは、このアイボルト22に引っ掛けられる。
次の運搬工程では、チェーンブロック20によってディスクブレーキ60が運搬される。図23から図25は、運搬工程の手順を説明するための図である。運搬工程では、部品取り外し工程と、切り離し工程と、吊り上げ工程とが順に行われる。先ず、部品取り外し工程では、ディスクブレーキ60を固定している部品が取り外される。図23では、固定されているディスクブレーキ60をチェーンブロック20によって楊重している状態を示している。ここでは、図23に示す状態で、ディスクブレーキ60からハブ、固定ボルト等が取り外される。なお、ディスクブレーキ60の固定ボルトは目視し難い場所にある。このため、ドライブユニット6へのディスクブレーキ60の取り付け時の位置決めを容易にするために、次の切り離し工程の前に、ドライブユニット6に対するディスクブレーキ60の位置をマークしておくことが好ましい。
次の切り離し工程では、ドライブユニット6からディスクブレーキ60が切り離される。固定ボルト等が取り外されたディスクブレーキ60は、エスカレータ1の幅方向に一旦ずらした後に上方へ吊り上げる必要がある。ここでは、図24に示すように、第二掛金16bを棒部材12に沿って右端側に向かってずらす。これにより、ディスクブレーキ60はドライブユニット6から切り離されて、上方へ移動可能な状態となる。
次の吊り上げ工程では、チェーンブロック20によってディスクブレーキ60が吊り上げられる。そして、図25に示すように、ディスクブレーキ60は、ステップ4の上まで運搬される。ディスクブレーキ60の取り付けの際には、各工程を逆に辿るように作業すればよい。
このように、実施の形態1の部品運搬工具100によれば、吊り下げられているチェーンブロック20を棒部材12の軸方向に移動させることができる。これにより、取り外しの際にエスカレータ1の幅方向にずらす必要のある部品であっても、簡易に取り外して運搬することが可能となる。
また、実施の形態1の部品運搬工具100は、手すり2とステップ軸8に接触して固定されている。このため、エスカレータ1は、部品運搬工具100を固定した状態で運転を行うこともできる。そこで、複数のドライブユニット6を備えるエスカレータ等、運搬対象の部品を複数備える場合の部品運搬方法では、例えば部品運搬工具100を固定した状態で次に作業すべきドライブユニット6の位置までエスカレータを運転する運転工程を更に含んでいてもよい。これにより、部品運搬工具100を次の運搬対象部品の位置に再度設置する作業が不要となるため、作業効率を高めることが可能となる。
3.実施の形態の部品運搬工具の変形例
実施の形態の部品運搬工具100は、以下のように変形した態様を適用してもよい。
棒部材12は分割可能に構成されていなくてもよい。また、固定台座14は、エスカレータ1の両側の手すり2に棒部材12を固定可能に構成されていれば、その構成に限定はない。また、ラッシングベルト18は、エスカレータ1のステップ軸8と棒部材12とを締結可能な構成であればその構成に限定はない。また、第二掛金16bは必須の構成ではない。すなわち、ラッシングベルト18を直接棒部材12に巻き付けて締結する構成でもよい。さらに、チェーンブロック20はエスカレータ1の構成部品を楊重できるホイストであればその種類に限定はない。
第一掛金16aは、棒部材12の軸方向に移動可能に設置できれば、その構成に限定はない。また、第一掛金16aは、棒部材12に対する軸方向の移動を規制するロック機能を備えていてもよい。
本実施の形態の部品運搬工具100において運搬可能な部品はディスクブレーキ60に限られない。すなわち、部品運搬工具100は、ドライブユニット6のモータ等、取り外しの際に乗客コンベアの幅方向への移動が必要となる幅広い部品の運搬に適用することが可能となる。
1 エスカレータ、 4 ステップ、 6 ドライブユニット、 60 ディスクブレーキ、 8 ステップ軸、 12 棒部材、 122 第一棒部材、 124 第二棒部材、 126 連結部材、 14 固定台座、 14R 右側固定台座、 14L 左側固定台座、 140 固定部、 142 接面部、 144 ガイド部、 146 固定ビス、 148 ゴム部材、 16 掛金、 16a 第一掛金、 16b 第二掛金、 160 固定部、 162 引掛け部、 164 固定ビス、 18 ラッシングベルト、 20 チェーンブロック、 22 アイボルト、 100 部品運搬工具

Claims (9)

  1. 乗客コンベアの両側の手すりの間に掛け渡す棒部材と、
    前記棒部材の両側にそれぞれ固定され、前記手すりを把持する固定台座と、
    前記乗客コンベアの乗客が乗るステップが各々取り付けられたステップ軸と前記棒部材とを締結するベルト部と、
    前記棒部材の軸方向に移動可能に設置された第一掛金と、
    前記第一掛金に固定されたホイストと、
    を備える乗客コンベアの部品運搬工具。
  2. 前記棒部材は、
    第一棒部材と、
    第二棒部材と、
    前記第一棒部材と前記第二棒部材とを同一軸上で連結する連結部材と、
    を含み、前記第一棒部材と前記第二棒部材とは分割可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の乗客コンベアの部品運搬工具。
  3. 前記固定台座は、
    前記棒部材に固定される固定部と、
    前記手すりの上面側に接する接面部と、
    前記手すりの外縁側に接するガイド部と、を含み、
    前記接面部は、前記接面部の長手方向が前記棒部材の直径よりも長いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の乗客コンベアの部品運搬工具。
  4. 前記接面部は、前記手すりの上面側に接する面にゴム部材が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の乗客コンベアの部品運搬工具。
  5. 前記ガイド部は、前記手すりの外縁側に沿って湾曲した形状を有することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の乗客コンベアの部品運搬工具。
  6. 前記棒部材に設置された第二掛金を更に備え、
    前記ベルト部の一端は、前記第二掛金に固定されることを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載の乗客コンベアの部品運搬工具。
  7. 請求項1から請求項6の何れか1項に記載の部品運搬工具を用いて乗客コンベアの構成部品を運搬する部品運搬方法であって、
    前記固定台座が前記手すりを把持するように前記棒部材を前記手すりの間に掛け渡す掛け渡し工程と、
    前記ステップ軸と前記棒部材とを前記ベルト部によって締結する締結工程と、
    前記ホイストを前記第一掛金に設置する設置工程と、
    前記構成部品を前記ホイストによって運搬する運搬工程と、
    を備えることを特徴とする部品運搬方法。
  8. 前記構成部品は、ドライブユニットのディスクブレーキであり、
    前記運搬工程は、
    前記ホイストによって前記ディスクブレーキを楊重しながら前記棒部材の軸方向に前記第一掛金を移動させて前記ディスクブレーキを前記ドライブユニットから切り離す切り離し工程と、
    前記切り離し工程において切り離された前記ディスクブレーキを前記ホイストによって吊り上げる吊り上げ工程と、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の部品運搬方法。
  9. 前記掛け渡し工程によって前記棒部材を前記手すりの間に掛け渡し、且つ前記締結工程によって前記ステップ軸と前記棒部材とを前記ベルト部によって締結した状態で前記乗客コンベアを運転する運転工程を更に含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の部品運搬方法。
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