JP5074903B2 - 荷役搬送用吊具及び荷役搬送装置 - Google Patents
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Description
更に本発明は、所定の搬出入エリアから複数の作業エリアに揚重物を分配搬送し、この作業エリアで作業に適した姿勢で懸吊支持することが可能な荷役搬送装置の提供をその課題としている。
まず本発明の荷役搬送装置を図1に示すレイアウト構成に基づいて説明する。図1は大型重量物を生産する生産工場、或いは大型重量物を分解、修理、保全する修理工場のレイアウトを示す。図示のレイアウト構成は、建造物10の所定位置に1個所(複数個所であっても良い)の搬出入エリアAを備え、この搬出入エリアAから搬入した揚重物Wを複数の作業エリアB1〜B4に分配搬送することを特徴としている。このため、搬出入エリアAから第1作業エリアB1、第2作業エリアB2など複数の作業エリアB1、B2、B3、B4に揚重物Wを搬送するための搬送軌道20が配置されている。この搬送軌道20は入出端20aから各作業エリアB1〜B4の搬送端20bに至る搬送レール20Lで構成され、この搬送レール20Lは例えば断面I型鋼で建造物10の天井などの堅牢な梁に敷設される。そしてこの搬送レール20Lに装架された走行トロリ21(その構造は後述する)で揚重物Wを搬送する。
本発明の荷役搬送装置は、建造物10の搬出入エリアAと各作業エリアB1〜B4との間に敷設された搬送レール20Lと、この搬送レール20Lに装架された走行トロリ21と、この走行トロリ21に搭載された巻上機23と、各作業エリアB1〜B4に敷設された一対の懸架部材30、35と、この一対の懸架部材30、35間に架橋支持される吊り天秤部材40とから構成される。上記走行トロリ21と巻上機23の構成については後述する。
上述の第1,第2懸架部材30、35には次の吊り天秤部材40が架橋支持される。この吊り天秤部材40は、前述の軌道スパンSLより長いビーム鋼で構成され、その連結部40aを第1懸架部材30に、先端部40bを第2懸架部材35に連結支持される。そしてこの吊り天秤部材40は搬送軌道20に沿って揚重物Wを作業エリアBに搬出入するときは、この搬送軌道20から退避するように第1懸架部材30側に格納され、揚重物Wの搬入後は搬送軌道20を横切って反対側の第2懸架部材35にその先端部40bを連結するように構成される。
上記天秤部材40は、連結部40aを有する固定支持部材40Pと、懸吊部40cを有する可搬部材40Qとで分離可能に別部材で構成されている。つまり図7及び図8に示すように天秤部材40は2つの部材を連結して構成され、その一方の固定支持部材40Pは第1懸架部材30に摺動自在に支持され、他方の可搬部材40Qは、他の作業エリアBに搬送可能となっている。このため、固定支持部材40Pと可搬部材40Qとは基端ジョイント機構41fで離脱可能に連結されている。この基端ジョイント機構41fは、連結ピン41gと、この連結ピン41gを係脱するクランプ部材41hと、操作レバー41iで構成されている。
次に搬送レール20Lに揚重物Mを吊り下げ支持するクレーン構造について説明する。
図9に示すように、上述の搬送レール20Lは例えば断面I型鋼などでレール面20r、20qが設けられている。そこでこの搬送レール20Lに沿って揚重物Mを吊り下げた状態で走行トロリ21が装架される。この走行トロリ21としては種々の構造が知られているが図示のものは断面I型形状の搬送レール20Lのレール面20r、20qに装架された自走式トロリを示す。
上記巻上機23は、通常のホイストで構成されている。図9に示すようにこの巻上機23はユニットフレーム23Uに軸承した駆動回転軸(不図示)にロードシーブ23rが設けられ、この駆動回転軸に減速歯車を介して巻上げモータMO2を連結して構成し、図示しないブレーキ、リミットスイッチなどが内蔵されている。そしてユニットフレーム23Uは、その上方を前記走行トロリ21に連結してあり、上記ロードシーブ23rにはロードチェーン25が歯合してある。従って巻上げモータMO2を正逆転することによって駆動回転軸(不図示)が正逆転し、これに取付けたロードシーブ23rに歯合されたロードチェーン25が上下動することとなる。そこでロードチェーン25の下端部にはフック25fが連結され、上述の天秤部材40を掛け止め支持する。
次に上述の荷役搬送装置及び吊具の作用について「揚重物の搬出入」「揚重物の吊り換え」「揚重物の分解・組立」「揚重物の転送」の順に説明する。
図1で説明したレイアウト構成において、揚重物Wを搬出入エリアAから作業エリアBに搬入する場合を説明する。このとき、各作業エリアB1、B2、B3、B4に配置されている天秤部材40は第1懸架部材30側の格納位置に待機させる。この状態を図3に示すが、天秤部材40は第1懸架部材30に図示状態に操作紐34bで移動されロック機構33で係止ロックされている。この状態では天秤部材40の先端部40bは搬送軌道20から離れた位置に待機し、不用意に移動することはない。従って揚重物Wを走行トロリ21で移動しても揚重物Wが天秤部材40に衝突することがない
所定の作業エリアBに揚重物Wが移送されると走行トロリ21を停止し、制動ブレーキで位置保持する。そこで揚重物Wを懸吊している牽引部材と緩衝しない位置に天秤部材40を作業レール31、36に沿って移動する。例えば図示のように揚重物Wを搬送方向前後4個所で吊り下げ支持するときには、各天秤部材40を揚重物Wに付設されている4個所の牽引フックWf位置に天秤部材40を図2Y−Y方向に移動する。この天秤部材40の移動はオペレータが手動で移動するか、或いは走行トロリ32、37に駆動モータを内蔵(不図示)して、これで移動する。
図5に天秤部材40に揚重物Wを吊り下げ支持した状態を示すが、この状態で揚重物Wは1個所若しくは複数個所(図示のものは4個所)を天秤部材40に吊り下げ支持されている。そこで、例えば揚重物Wを分解修理する場合は、作業エリアBで分解作業を実施し、揚重物Wをユニットに分解する。また、作業エリアBで組立作業を実施する場合には前述した手順で搬出入エリアAから所定の作業エリアBに揚重物(ユニット)Wを搬送し、天秤部材40に掛け替え懸吊する。このように順次搬入された揚重物(ユニット)Wを組立てる。
そこで、分解或いは組立てた揚重物(ユニット)Wを別の作業エリアBに転送する場合、或いは修理・組立作業後の揚重物Wを搬出入エリアAに搬送する場合には、図7に示すように吊り天秤部材40を第1,第2懸架部材30,35から分離する。この分離作業は、揚重物(ユニット或いは完成物)Wの吊上げ連結孔40e(複数の場合は選択された1つ又は2つの連結孔)位置に、搬送レール20Lに装備されている走行トロリ21を移動する。そしてこの走行トロリ21の巻上機23と吊上げ連結孔40eとを牽引部材で連結する。この連結後に巻上機23で天秤部材40の懸吊部材46を吊上げる。すると天秤部材40と揚重物Wとを連結している牽引部材は緩み、揚重物Wの重量は巻上機23で吊り下げ支持される。
B 作業エリア
W 揚重物
20 搬送軌道
20L 搬送レール
21 走行トロリ
23 巻上機
30 第1懸架部材
31 固定レール(作業レール)(31a、31b)
32 走行トロリ(32a、32b)
32g ガイドレール
33 ロック機構
33a ストッパ(折曲げ片)
33b ロック爪
33c 操作ワイヤ
33d ハンドルレバー
34 駆動操作機構
34b 操作紐
35 第2懸架部材
36 固定レール(作業レール)(36a、36b)
37 走行トロリ(37a、37b)
38 ジョイント受け機構
38a 嵌合部
38b ロック爪
38c インデックスプランジャ
38x 傾斜ガイド面
38y 傾斜カム面
40 吊り天秤部材(天秤部材)
40a 連結部
40b 先端部
40c 懸吊部
40P 固定支持部材
40Q 可搬部材
41a 第1トロリ
41b 第2トロリ
41e 高さ位置調整機構
41f 基端ジョイント機構
41g 連結ピン
41h クランプ部材
41i 操作レバー
41j ブラケット
42 先端ジョイント機構
42a クランプ部材
42b 結合扞
42c 着脱操作レバー
42d 高さ位置調整機構
42q ブラケット
42z クランプピン
46a 第1懸吊部材
46b 第2懸吊部材
46c 第3懸吊部材
Claims (5)
- 所定の搬送軌道に沿って搬入された揚重物を作業エリアで掛け替え懸吊する荷役搬送用吊具であって、
上記搬送軌道を挟んで対向配置された少なくとも一対の第1、第2懸架部材と、
この第1、第2懸架部材間に架橋支持される吊り天秤部材と、を備え、
上記吊り天秤部材は、
(1)上記第1懸架部材に、先端部が上記搬送軌道を横切るように摺動可能又は回動可能に支持される基端部と、
(2)上記搬送軌道の反対側に位置する上記第2懸架部材に着脱可能に連結支持される先端部と、
(3)上記基端部と先端部との間に配置され、揚重物を連結支持する吊下げ連結部と、巻上げ機に連結する吊上げ連結部を有する懸吊部と、
から構成され、
上記懸吊部は、上記第1懸架部材及び第2懸架部材から分離可能に構成されていることを特徴とする荷役搬送用吊具。 - 前記第1、第2懸架部材は、前記搬送軌道と略々直交する方向で互いに対を形成するように配置され、
この第1、第2懸架部材は、前記搬送軌道の方向に位置移動可能に固定レール部材に支持されていることを特徴とする請求項1に記載の荷役搬送用吊具。 - 前記第1懸架部材には、前記搬送軌道と略々直交する方向にガイドレールが設けられ、
前記第2懸架部材には、前記吊り天秤部材の先端部と係合する連結支持部が設けられ、
前記吊り天秤部材には、その基端部に上記ガイドレールと摺動自在に係合する基端連結部が、その先端部に上記連結支持部に係脱可能に係合する先端連結部が設けられ、
この吊り天秤部材は、前記吊下げ連結部と前記吊上げ連結部を有する懸吊部が上記基端連結部と先端連結部から分離可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の荷役搬送用吊具。 - 前記吊り天秤部材の懸吊部は、前記基端連結部と先端連結部に、それぞれ係脱可能なジョイント手段を介して結合されていることを特徴とする請求項3に記載の荷役搬送用吊具。
- 所定の搬入エリアから作業エリアに揚重物を吊り下げ搬送する搬送レールと、
上記搬送レールに走行移動可能に装架された走行トロリと、
上記作業エリアに配置され上記搬送レールに沿って移送された揚重物を掛け替え懸吊する吊り天秤部材と、を備え、
上記作業エリアには、上記搬送レールを挟んで対向配置された少なくとも一対の第1、第2の懸架部材が設けられ、
上記吊り天秤部材は、
(1)上記第1懸架部材に、先端部が上記搬送軌道を横切るように摺動可能又は回動可能に支持される基端部と、
(2)上記搬送軌道の反対側に位置する上記第2懸架部材に着脱可能に連結支持される先端部と、
から構成され、
この吊り天秤部材には上記揚重物を連結支持する吊下げ連結部と、上記走行トロリに連結する吊上げ連結部が設けられていることを特徴とする荷役搬送装置。
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