JP7147682B2 - 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法 - Google Patents

乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7147682B2
JP7147682B2 JP2019091406A JP2019091406A JP7147682B2 JP 7147682 B2 JP7147682 B2 JP 7147682B2 JP 2019091406 A JP2019091406 A JP 2019091406A JP 2019091406 A JP2019091406 A JP 2019091406A JP 7147682 B2 JP7147682 B2 JP 7147682B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving handrail
handrail
tool
carrying jig
passenger conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019091406A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020186093A (ja
Inventor
智寛 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI ELECTRIC BUILDING SOLUTIONS CORPORATION
Original Assignee
MITSUBISHI ELECTRIC BUILDING SOLUTIONS CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MITSUBISHI ELECTRIC BUILDING SOLUTIONS CORPORATION filed Critical MITSUBISHI ELECTRIC BUILDING SOLUTIONS CORPORATION
Priority to JP2019091406A priority Critical patent/JP7147682B2/ja
Publication of JP2020186093A publication Critical patent/JP2020186093A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7147682B2 publication Critical patent/JP7147682B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

この発明は、乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法に関する。
特許文献1は、乗客コンベアの保守装置を開示する。当該乗客コンベアの保守装置は、エスカレーターの移動手すりの上に仮設された揚重機を有する台車と、エスカレーターの上階に固定された牽引機とを備える。これによれば、揚重機により引き上げられた部材を牽引機により台車ごと上階まで運搬することができる。
特開昭55-101580号公報
ところで、エスカレーターの改修作業の1つとして移動手すりの交換がある。この改修作業は上階側で行われる。そのため、新しい移動手すりを上階まで運搬する必要がある。エスカレーター以外に運搬経路が無い場合、長く重い移動手すりを上階まで運搬する作業は容易ではない。特に高揚程のエスカレーターの改修作業では問題である。
この問題に対して、上述した特許文献1の乗客コンベアの保守装置を用いることを検討する。この場合、揚重機のフックに新しい移動手すりを引っ掛けて上階まで牽引することが考えられる。しかしながら、このように牽引すれば、新しい移動手すりが引き摺られたり、キンクしたりし、新しい移動手すりに傷をつけてしまうおそれがある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされた。この発明の目的は、乗客コンベアの移動手すりを傷つけることなく効率的に運搬することができる移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法を提供することである。
上記目的の達成のため、この発明に係る乗客コンベアの移動手すりを運搬するための移動手すり運搬治具は、前記乗客コンベアの左右のガイドレールに上方より接触可能なわたし棒と、巻き掛けられた前記移動手すりを回転可能に案内する巻き掛け具と、前記わたし棒の軸心と前記巻き掛け具の各部との距離が変わらないように、前記わたし棒と前記巻き掛け具とを固定する固定具と、を備える。
また、上記目的の達成のため、上述した移動手すり運搬治具を用いた移動手すり運搬方法は、既設の移動手すりを外し、前記ガイドレールを露出させる既設移動手すり取外工程と、前記乗客コンベアの乗降口に牽引装置を設置する牽引装置設置工程と、前記新しい移動手すりを前記巻き掛け具に巻き掛ける新移動手すり取付工程と、前記新しい移動手すりを巻き掛けた前記移動手すり運搬治具を前記ガイドレールに取り付ける治具取付工程と、前記牽引装置と前記移動手すり運搬治具とをロープで接続する接続工程と、前記牽引装置により前記移動手すり運搬治具を牽引する牽引工程と、を備える。
これらの発明によれば、乗客コンベアの移動手すりを傷つけることなく効率的に運搬することができる。
この発明の実施の形態1における移動手すり運搬治具の使用状態を説明するための図である。 この発明の実施の形態1における移動手すり運搬治具の側面図である。 この発明の実施の形態1における移動手すり運搬治具の正面図である。 この発明の実施の形態1における移動手すり運搬治具の回転ローラに巻き掛けられた移動手すりの接触状態を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における移動手すり運搬治具の使用状態を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における移動手すり運搬治具の側面図である。 この発明の実施の形態2における移動手すり運搬治具の正面図である。
この発明を実施するための形態について添付の図面に従って説明する。なお、各図中、同一または相当する部分には同一の符号が付される。当該部分の重複説明は適宜に簡略化ないし省略される。
実施の形態1.
まず、図1を参照して、この発明の実施の形態1における移動用手すり運搬治具の使用状態について説明する。
乗客コンベア1は、エスカレーターである。乗客コンベア1は、動く歩道等であってもよい。
移動手すり運搬治具2は、乗客コンベア1の既設の移動手すりが取り外されたガイドレール4に新しい移動手すり3を取り付ける移動手すり取付作業に先立って、乗客コンベア1の下階から上階へ新しい移動手すり2を運搬する移動手すり運搬作業において用いられる。新しい移動手すり3は、無端状に形成されており、移動手すり運搬治具2に巻き掛けられる。
移動手すり運搬作業において、乗客コンベア1は、踏段が取り外されステップ軸7が露出した状態である。また、乗客コンベア1は、既設の移動手すりが取り外され、ガイドレール4が露出した状態である。ガイドレール4は、取り付けられた移動手すりを案内しつつ摺動走行させるためのレールである。
牽引装置5は、上階の乗降口に設置される。例えば牽引装置5はウインチである。牽引装置5は、移動手すり運搬治具2に接続したロープ6を巻き取ることにより、移動手すり運搬治具2を上階に向かって牽引する。牽引される移動手すり運搬治具2に巻き掛けられた新しい移動手すり3は、矢印A方向に回転しながらステップ軸7の上を上階側へ前進するように運搬される。
(移動手すり運搬治具)
次に、図2と図3を参照して、この発明の実施の形態1における移動手すり運搬治具2について説明する。図2は、移動手すり運搬治具2の側面図である。図3は、移動手すり運搬治具2を図2のB方向から見た正面図である。
移動手すり運搬治具2は、乗客コンベア1の新しい移動手すり3を運搬するための治具である。移動手すり運搬治具2は、わたし棒21、巻き掛け具22、固定具23を備える。
わたし棒21は、乗客コンベア1の左右のガイドレール4に上方より接触可能である。わたし棒21は、固定具23に設けられた貫通孔である棒挿入孔27に挿入された状態で、ガイドレール4上を摺動する。好ましくは、わたし棒21は、ガイドレール4と接触する部分の摩擦が少なくなるように、棒挿入孔27に回転自在に挿入された状態で、ガイドレール4上を回転摺動する。例えば、わたし棒21は、円柱状の部材である。なお、わたし棒21と固定具23とは着脱可能である。
また、わたし棒21は、両端部に保護部材26(図3)を備える。例えば、保護部材26は、ゴム、プラスチック等である。保護部材26は、わたし棒21の端部が接触することによる傷から乗客コンベア1を守る。
巻き掛け具22は、巻き掛けられた新しい移動手すり3を回転可能に案内する。これにより新しい移動手すり3が引き摺られて傷がつくことを防止できる。具体的には、巻き掛け具22は、巻き掛けられた新しい移動手すり3を円弧状に案内するように配置された複数の回転ローラ24を備える。図2の一点鎖線3aは、複数の回転ローラ24により案内される新しい移動手すり3の円弧状の経路を示す。
好ましくは、複数の回転ローラ24は、巻き掛け具22に巻き掛けられた新しい移動手すり3の形状の曲率が、乗客コンベア1のガイドレール4の折り返し部4a(図1)の曲率以下となるように配置されている。これによれば、新しい移動手すり3がキンクすることを防止できる。
なお、複数の回転ローラ24は、側板25aと側板25bとの間に回転可能に取り付けられている。図2には、複数の回転ローラ24として5つの回転ローラ24が描かれているが、回転ローラ24の数はこれに限定されるものではない。
固定具23は、わたし棒21の軸心と巻き掛け具22の各部との距離が変わらないように、わたし棒21と巻き掛け具22とを固定する。例えば、各部は、複数の回転ローラ24である。これによれば、わたし棒の軸心を回転軸として軸回転しても、わたし棒21と巻き掛け具22との相対位置は固定される。具体的には、巻き掛け具22の側板25aおよび25bは、複数の取付孔28a、28b、28c、28dを有する。固定具23の下部は、これらのうち任意の2つの取付孔を用いて巻き掛け具22を固定する。図2に示す例では、固定具23は、取付孔28aおよび28bに固着具(ねじ、ボルトとナット等)を取り付けて巻き掛け具22を固定している。また、固定具23の上部は、貫通した棒挿入孔27を有し、棒挿入孔27に挿入されたわたし棒21を固定する。
次に、図4を参照して、回転ローラ24に巻き掛けられた新しい移動手すり3の状態について説明する。
回転ローラ24の幅は、断面がC字形状の新しい移動手すり3の開口部へ挿入可能に構成される。図4において、回転ローラ24の幅は、新しい移動手すり3の開口部の距離Dよりも小さく構成されている。
また、回転ローラ24の両側面24a、24bは、新しい移動手すり3の横方向の移動を制限する。図4において、側板25aと側板25bとの距離Gは、新しい移動手すり3が横方向にがたついたとしても、新しい移動手すり3が接触しないように設定されている。具体的には、側板25a、25bと新しい移動手すり3との距離Fは、回転ローラ24の側面24a、24bと新しい移動手すり3の開口部との距離Eよりも大きく設定されている。
また、複数の回転ローラ24の周面24cは、新しい移動手すり3の裏面に接触しうる。
(移動手すり運搬方法)
次に、図1~図4を参照して、上述した移動手すり運搬治具2を用いた乗客コンベア1の移動手すり運搬方法について説明する。
この移動手すり運搬方法は、既設移動手すり取外工程、牽引装置設置工程、新移動手すり取付工程、治具取付工程、接続工程、牽引工程を備える。
まず、既設移動手すり取外し工程において、作業員は、既設の移動手すりを取り外し、ガイドレール4を露出させる。
次に、牽引装置設置工程において、作業員は、乗客コンベア1の乗降口に牽引装置5を設置する。具体的には、牽引装置5は乗客コンベア1の上階の乗降口に設置される。なお、牽引装置設置工程は、接続工程の前であれば、新移動手すり取付工程または治具取付工程の後に行ってもよい。
次に、新移動手すり取付工程において、作業員は、新しい移動手すり3を巻き掛け具22に巻き掛ける。移動手すり運搬治具2に新しい移動手すり3をセットする手順は次の通りである。最初に、固定具23の棒挿入孔27からわたし棒21を引き抜く。次に、巻き掛け具22に新しい移動手すり3を巻き掛ける。最後に、棒挿入孔27にわたし棒21を挿入する。このようにして、新しい移動手すり3はセットされる。
次に、治具取付工程において、作業員は、新しい移動手すり3を巻き掛けた移動手すり運搬治具2をガイドレール4に取り付ける。具体的には、作業員は、わたし棒21を乗客コンベア1の左右のガイドレール4の上に配置する。
次に、接続工程において、作業員は、牽引装置5と移動手すり運搬治具2とをロープ6で接続する。具体的には、ロープ6は、わたし棒21又は固定具23に接続される。
次に、牽引工程において、作業員は、牽引装置5により移動手すり運搬治具2を牽引する。牽引装置5は、移動手すり運搬治具2に接続したロープ6を巻き取る。それにより、わたし棒21はガイドレール4に沿って牽引される。その結果、移動手すり運搬治具2は、上階に向かって牽引される。
このとき、図1に示す新しい移動手すり3の下部は、ステップ軸7との摩擦により動かない。そのため、図1に示す新しい移動手すり3の上部は、回転ローラ24(図2)を反時計回りに回転させながら、矢印A方向に移動する。その結果、新しい移動手すり3は、ステップ軸7の上を上階側へ前進するように回転移動しながら運搬される。
以上説明したように、本実施形態に係る移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法によれば、新しい移動手すり3は、上階側へ前進するように回転移動しながら運搬されるため、引き摺られて傷がつくことを防止できる。また、巻き掛け具22に巻き掛けられた新しい移動手すり3の形状の曲率が、乗客コンベア1のガイドレール4の折り返し部4aの曲率以下となるため、新しい移動手すり3がキンクすることを防止できる。このため、乗客コンベア1の新しい移動手すり3を傷つけることなく効率的に運搬することができる。
ところで、上述した実施の形態1の移動手すり運搬治具2においては、巻き掛け具22は新しい移動用手すり3の巻き掛け角が180°となるように構成されているが、これに限定されるものではない。巻き掛け角が180°~240°となるように構成してもよい。なお、移動手すり運搬治具2をガイドレール4に設置した状態で、巻き掛け具22の下端は、ステップ軸7に接触しないように構成する必要がある。巻き掛け具22を円形にすると大型化しステップ軸7に接触しやすくなるため、巻き掛け具22は上述した程度の巻き掛け角に構成することが望ましい。なお、この点は以下の実施の形態でも同様である。
実施の形態2.
次に、図5~図7を参照して本発明の実施の形態2について説明する。実施の形態1で説明したように、移動手すり運搬治具2のわたし棒21と巻き掛け具22との相対位置は固定して使用されるが、その位置関係は、エスカレーターの傾斜角度、手すりの材質および重量などに応じて変更できることが望ましい。そこで、実施の形態2では、移動手すり運搬治具2の他の使用状態について説明する。
図5は、この発明の実施の形態2における移動手すり運搬治具2の使用状態を説明するための図である。図6は、移動手すり運搬治具2の側面図である。図7は、移動手すり運搬治具2を図6のC方向から見た正面図である。
本実施形態における移動手すり運搬治具2は、固定具23の取り付け位置が異なる点を除いて、上述した実施の形態1と同一構成であるため、相違点について説明し、他の説明については省略する。
巻き掛け具22は、固定具23を取り付ける位置を変更可能に構成されている。巻き掛け具22に固定具23を取り付ける位置を変更することで、わたし棒21と巻き掛け具22との相対位置を変更可能である。具体的には、実施の形態1で述べたように、巻き掛け具22は、側板25aおよび25bに複数の取付孔28a、28b、28c、28dを有する。固定具23をいずれの取付孔に取り付けるかによって、わたし棒21と巻き掛け具22との相対位置は変更され、様々な仕様の乗客コンベアに対応可能となる。
実施の形態2における移動手すり運搬治具2は、図3の側板25aに取り付けられていた固定具23が図6の側板25bに取り付けられ、図3の側板25bに取り付けられていた固定具23が図6の側板25aに取り付けられて構成されている。固定具23が取り付けられる取付孔は、28aと28bであり実施の形態1と同じである。
このように構成された、実施の形態2における移動手すり運搬治具2は、図5のように配置され、実施の形態1と同様に用いられる。移動手すり運搬方法の説明についても同様であるため説明は省略する。
以上説明したように、わたし棒21と巻き掛け具22との位置関係を種々変更することにより、最適な位置関係で安全に移動手すりを運搬することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 乗客コンベア
2 移動手すり運搬治具
4 ガイドレール
4a 折り返し部
5 牽引装置
6 ロープ
7 ステップ軸
21 わたし棒
22 巻き掛け具
23 固定具
24 回転ローラ
24a、24b 回転ローラの側面
24c 回転ローラの周面
25a、25b 側板
26 保護部材
27 棒挿入孔
28a~28d 取付孔

Claims (14)

  1. 乗客コンベアの移動手すりを運搬するための移動手すり運搬治具であって、
    前記乗客コンベアの左右のガイドレールに上方より接触可能なわたし棒と、
    巻き掛けられた前記移動手すりを回転可能に案内する巻き掛け具と、
    前記わたし棒の軸心と前記巻き掛け具の各部との距離が変わらないように、前記わたし棒と前記巻き掛け具とを固定する固定具と、
    を備えることを特徴とする移動手すり運搬治具。
  2. 前記巻き掛け具は、巻き掛けられた前記移動手すりを円弧状に案内するように配置された複数の回転ローラを備えること、
    を特徴とする請求項1に記載の移動手すり運搬治具。
  3. 前記複数の回転ローラは、前記巻き掛け具に巻き掛けられた前記移動手すりの形状の曲率が、前記乗客コンベアの前記ガイドレールの折り返し部の曲率以下となるように配置されていること、
    を特徴とする請求項2に記載の移動手すり運搬治具。
  4. 前記回転ローラの幅は、断面がC字形状の前記移動手すりの開口部へ挿入可能に構成され、
    前記回転ローラの両側面は、前記移動手すりの横方向の移動を制限すること、
    を特徴とする請求項2又は3に記載の移動手すり運搬治具。
  5. 前記巻き掛け具は、前記固定具を取り付ける位置を変更可能に構成され、
    前記巻き掛け具に前記固定具を取り付ける位置を変更することで、前記わたし棒と前記巻き掛け具との相対位置を変更可能であること、
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の移動手すり運搬治具。
  6. 前記わたし棒は、両端部に保護部材を備えること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の移動手すり運搬治具。
  7. 前記固定具と前記わたし棒とは着脱可能であること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の移動手すり運搬治具。
  8. 前記わたし棒は、前記ガイドレール上を回転摺動すること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の移動手すり運搬治具。
  9. 前記わたし棒は、ロープに繋がれており、前記ロープは、前記乗客コンベアの乗降口に設置される牽引装置により牽引されること、
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の移動手すり運搬治具。
  10. 乗客コンベアの左右のガイドレールに上部より接触可能なわたし棒と、巻き掛けられた新しい移動手すりを回転可能に案内する巻き掛け具と、前記わたし棒の軸心と前記巻き掛け具の各部との距離が変わらないように前記わたし棒と前記巻き掛け具とを固定する固定具と、を備える移動手すり運搬治具を用いた移動手すり運搬方法であって、
    既設の移動手すりを取り外し、前記ガイドレールを露出させる既設移動手すり取外工程と、
    前記乗客コンベアの乗降口に牽引装置を設置する牽引装置設置工程と、
    前記新しい移動手すりを前記巻き掛け具に巻き掛ける新移動手すり取付工程と、
    前記新しい移動手すりを巻き掛けた前記移動手すり運搬治具を前記ガイドレールに取り付ける治具取付工程と、
    前記牽引装置と前記移動手すり運搬治具とをロープで接続する接続工程と、
    前記牽引装置により前記移動手すり運搬治具を牽引する牽引工程と、
    を備えることを特徴とする移動手すり運搬方法。
  11. 前記巻き掛け具は、巻き掛けられた前記新しい移動手すりを円弧状に案内するように配置された複数の回転ローラを備えること、
    を特徴とする請求項10に記載の移動手すり運搬方法。
  12. 前記複数の回転ローラは、前記巻き掛け具に巻き掛けられた前記新しい移動手すりの形状の曲率が、前記乗客コンベアの前記ガイドレールの折り返し部の曲率以下となるように配置されていること、
    を特徴とする請求項11に記載の移動手すり運搬方法。
  13. 前記回転ローラの幅は、断面がC字形状の前記新しい移動手すりの開口部へ挿入可能に構成され、
    前記回転ローラの両側面は、前記新しい移動手すりの横方向の移動を制限すること、
    を特徴とする請求項11又は12に記載の移動手すり運搬方法。
  14. 前記巻き掛け具は、前記固定具を取り付ける位置を変更可能に構成され、
    前記巻き掛け具に前記固定具を取り付ける位置を変更することで、前記わたし棒と前記巻き掛け具との相対位置を変更可能であること、
    を特徴とする請求項10乃至13のいずれか1項に記載の移動手すり運搬方法。
JP2019091406A 2019-05-14 2019-05-14 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法 Active JP7147682B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091406A JP7147682B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019091406A JP7147682B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020186093A JP2020186093A (ja) 2020-11-19
JP7147682B2 true JP7147682B2 (ja) 2022-10-05

Family

ID=73220738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019091406A Active JP7147682B2 (ja) 2019-05-14 2019-05-14 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7147682B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163573A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアのハンドレール清掃装置

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55101580A (en) * 1979-01-23 1980-08-02 Mitsubishi Electric Corp Passenger conveyor maintenance apparatus
JPH09301668A (ja) * 1996-05-09 1997-11-25 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 乗客コンベアの踏段搬送装置
JPH11301961A (ja) * 1998-04-24 1999-11-02 Otis Elevator Co エスカレーターのステップ吊り持ち工具
JP2010006492A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Toshiba Elevator Co Ltd 乗客コンベアのリニューアル方法及び該方法で使用する運搬用治具

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013163573A (ja) 2012-02-10 2013-08-22 Hitachi Building Systems Co Ltd 乗客コンベアのハンドレール清掃装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020186093A (ja) 2020-11-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110550409B (zh) 钢丝绳驱动输送装置
US5673869A (en) Mount for a winding unit and apparatus for processing printed products
WO2009033073A1 (en) Fairleads for building platforms
JP7147682B2 (ja) 乗客コンベアの移動手すり運搬治具および移動手すり運搬方法
KR20140143814A (ko) 가늘고 긴 물품에 대한 지지 장치
JP2020193079A (ja) 乗客コンベアの部品運搬工具、及びそれを用いた部品運搬方法
CN109071168B (zh) 电梯绳索引导装置
JP4700504B2 (ja) コイルカーとフロアプレートの連結装置
JP6825774B2 (ja) アンローダ及びそのグラブバケットの交換方法
KR102081258B1 (ko) 배전선로의 작업시 안전 장치
JP5787178B2 (ja) 生産設備
JP5027015B2 (ja) ケーブル搬送装置
KR101880691B1 (ko) 현수교 케이블 작업대차 시스템 및 작업대차를 이용한 현수교 케이블 보수 방법
KR20180023799A (ko) 전기 배선용 대형 케이블을 이송하는 장치
CN110937454B (zh) 轨道放缆作业车
JP3578496B2 (ja) ローディング台車のスプール移載方法及びその装置
JP6906901B2 (ja) 垂直循環式駐車装置の床板搬入方法、および床板搬入装置
CN114275448A (zh) 一种传输带机构的加带装置及传输组件
JP2019182609A (ja) 巻上機を用いた重量物搬送方法
JP2019202855A (ja) ロープ案内装置及びロープ交換方法
JP6677353B1 (ja) エスカレーターの機器の運搬装置
JP2005314085A (ja) 乗客コンベアのリニューアル工法。
KR20150067647A (ko) 벨트형 케이블 트레이
JP2009227422A (ja) ベルトコンベアのベルト入替装置およびベルト入替方法
JP7352228B2 (ja) セグメントの搬入設備

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220310

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220819

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220823

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220905

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7147682

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150