JP2005314085A - 乗客コンベアのリニューアル工法。 - Google Patents

乗客コンベアのリニューアル工法。 Download PDF

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利勝 仲井
Takashi Aiura
貴司 相浦
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Abstract

【課題】相互のフレームが干渉することなく円滑に新設フレームが既設のフレーム内を移動(運搬)することができる乗客コンベアのリニューアル工法を提供する。
【解決手段】新設フレームに設けたガイドローラ3が、相互のフレーム間の干渉を抑制するため、円滑に新設フレーム1を既設フレーム4内で移動(運搬)させて設置することができる。既設フレーム4の上端面を形成する上弦材6にガイドローラの上方への変位を抑制する抑制部材6aを設けたことから、ガイドローラ3を既設フレーム4に常に当接させ、確実に新設フレーム1と既設フレーム4との干渉(損傷)を防止することができる。
【選択図】図2

Description

乗客コンベアのリニューアル工法に関する。
一般的に経年的に寿命を迎えたエスカレータなどの乗客コンベアは、既設の乗客コンベアを全部撤去した後、新設の乗客コンべアを設置するリニューアル方法が取られている。
しかし近年、工期短縮を目的として強度部材である既設のフレームの短尺方向に延設された横材を切断して取り除いて設けた空間に、新設のフレームを設置するリニューアル方法が取られる傾向がある(特許文献1参照)。
特開昭58−152779号(3頁右下欄2行目〜10行目,第7図)
ところで、この既設フレーム内に新設フレームを設置する際には、乗客コンベアの設置される建屋の階高寸法に制限されるため、既設フレーム内を新設フレームが移動する方法で設置されるケースがあった。
しかし前記特許文献1に記載の従来技術によれば、前記新設フレームを移動(運搬)させる際の考慮がなされておらず、前記既設フレームに新設フレームが衝突し、相互のフレームが損傷する懸念があった。
本発明は上記不都合を解消するために為されたもので、その目的は、相互のフレームが干渉することなく円滑に新設フレームが既設のフレーム内を移動(運搬)することができる乗客コンベアのリニューアル工法を提供するにある。
本発明は上記目的を達成するために、強度部材である既設のフレーム内に同じく強度部材である新設のフレームを設置する乗客コンベアのリニューアル工法において、前記既設フレームの短尺方向に延設される横材を切断して前記新設フレームの設置空間を確保した後、その短尺方向側面にガイド部材を設けた前記新設フレームを、前記ガイド部材が前記既設フレームに当接した状態で前記既設フレーム内をガイドさせて移動させ、任意の位置に設置することを特徴とする。
本願発明によれば、新設フレームに設けたガイド部材が、相互のフレーム間の干渉を抑制するため、円滑に新設フレームを既設フレーム内で移動(運搬)させて設置することができる。
また本発明によれば、前記既設フレームの上端面を形成する上弦材に前記ガイド部材の上方への変位を抑制する抑制部材を設けたことから、前記ガイド部材を前記新設フレームに常に当接させ、確実に新設フレームと既設フレーム干渉(損傷)を防止することができる。
本発明である既設フレーム内に新設フレームを設置する乗客のリニューアル方法によれば、相互のフレームが干渉することなく円滑に新設フレームを既設のフレーム内で移動(運搬)させることができる。
以下、本発明である乗客コンベアのリニューアル工法の一実施の形態を図1に基づいて説明する。
まず、本発明に用いるガイド部材であるガイドローラ3は、図2、3に示す通り新設フレーム1の長尺方向の上下左右の縦材2に計4箇所にレールクリップ3aを介して着脱自在に取付られている。この図2に示す一対のガイドローラ3は、フレーム短尺方向から見てL寸法とし、既設フレーム4の上弦材6との間で自由自在に回転する構成となっている。
また、前記上弦材6の上面には、レールクリップ6bで固定され、前記ガイドローラ3の上方への変位を抑制する抑制部材6aを設けた構成となっている。
次に、既設フレーム4内に新設フレーム1を設置するリニューアル作業の流れを順に説明し、その中で本発明のリニューアル工法で用いるガイドローラ3の使用方法を説明する。
まず図1、2に示すように、既設のフレーム4の横材5を、所定寸法(例えば30mm)以内の出っ張り長さとなるように切断する。ここでの所定寸法は、新設フレーム1と、この切断後残った横材5とが干渉せず既設フレーム内を運搬できる寸法となっているが、吊っている時の新設フレーム1の揺れ等により前記出っ張りに引っ掛ることがあり作業の妨げとなっていること防止するためガイドローラ3を取付けるものである。
ここで、出っ張り寸法をゼロとするよう横材5を完全に除去することができれば最も良いが、リニューアル作業現場は火気厳禁であることから、使用できる工具が制限されどうしても出っ張りが残ってしまうことが、本実施の形態の背景にある。なお、元々のギャップも少ない為、ガイドローラ3による効果は大きいといえる。
そして、この切断が正常に行われ、既設フレーム4内に新設フレーム1の設置空間が確保できたことが図示しない測定装置を用いて確認されているなら、以下の通り新設フレーム1の設置作業を開始する。
次に、ガイドローラ3を新設フレーム1に取付けて、既設フレーム4内を新設フレーム1を運搬する。ここで、新設フレーム1は任意の分割とし、ここでは図3から図6に示す通り、上部フレーム1a、中間フレーム1b、中間フレーム1c、下部フレーム1dの4分割とする。
まず、分割された新設フレーム1の上部フレーム1aの前記箇所へガイドローラ3を取付し、任意の建屋梁に設置した揚重装置9a〜9eと、上部フレーム1aの任意の位置とを、ワイヤーロープ7にて玉掛け連結する。ここで、上部フレーム1aの任意の位置は当てもの8で養生しておく。
玉掛けされた上部フレーム1aを既設フレーム4内へ落とし込む時は、長尺方向上下左右にガイドローラ3を取付けした上部フレーム1aのL寸法は既設フレーム4の上弦材6の内内寸法Lと同じとなるが、ガイドローラ3の回転は自在式のため、問題無く既設フレーム4内へ落とし込むことができる。
次にチェーンブロック等の揚重装置9a〜9eを使用し、上部フレーム1aを所定の箇所へ運搬し終えたら、上部フレーム1a内側からガイドローラ3を取外し、上部フレーム1aの運搬については完了とする。
さらに図4〜6の示す通り、中間フレーム1b、中間フレーム1c、下部フレーム1dを前記と同様に行い、その都度、フレームとフレームを連結していく。
ここで、下部フレーム1dに関しては、ガイドローラ3は取付せずに行うこととする。
これは、下部フレーム1dは運搬距離が無くガイドローラ3は役割を果たさないためである。
運搬及び連結作業が完了したなら、図7に示す通り新設フレーム1を既設フレーム4内に吊り入れることにより、乗客コンベアのリニューアル作業は終了する。
以上のように本願発明によれば、新設フレーム1に設けたガイドローラ3が、相互のフレーム間の干渉を抑制するため、円滑に新設フレーム1を既設フレーム4内で移動(運搬)させて設置することができる。
また本発明によれば、前記既設フレーム4の上端面を形成する上弦材6にガイドローラ3の上方への変位を抑制する抑制部材6aを設けたことから、ガイドローラ3を前記既設フレーム4に常に当接させ、確実に新設フレーム1と既設フレーム4の干渉(損傷)を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、ガイド部材としてガイドローラ3を用いたが、既設フレーム4と新設フレーム1の相互干渉を抑制できるものであれば何でも良く、ガイドシュー等摺動部材でも同等の効果を得ることができる。
さらに図示していないが、建屋梁等が無く、建屋から吊点を取れない場合は、乗客コンベアの乗降口に櫓を組み、この櫓上から揚重装置を用いて新設フレームを移動、運搬、設置することもできる。
本発明である乗客コンベアのリニューアル工法で用いるガイドローラを取付した新設フレームと既設フレームの全体構成を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 本発明であるリニューアル工法を説明する上部フレームの運搬状態を示す側面図である。 本発明であるリニューアル工法を説明する中間フレームの運搬状態を示す側面図である。 本発明であるリニューアル工法を説明する中間フレームの運搬状態を示す側面図である。 本発明であるリニューアル工法を説明する下部フレームの運搬状態を示す側面図である。 本発明に係わるリニューアル作業方法を説明する斜面図である。
符号の説明
1 新設フレーム
1a 上部フレーム
1b 中間フレーム
1c 中間フレーム
1d 下部フレーム
2 縦材
3 ガイドローラ
3a レールクリップ
4 既設フレーム
5 横材
6 上弦材
6a 抑制部材
6b レールクリップ
7 ワイヤーロープ
8 当てもの
9、9b、9c、9d、9e 揚重装置
10a、10b、10c、10d、10e 建屋梁

Claims (6)

  1. 強度部材である既設のフレーム内に同じく強度部材である新設のフレームを設置する乗客コンベアのリニューアル工法において、
    前記既設フレームの短尺方向に延設される横材を切断して前記新設フレームの設置空間を確保した後、その短尺方向側面にガイド部材を設けた前記新設フレームを、前記ガイド部材が前記既設フレームに当接した状態で前記既設フレーム内をガイドさせて移動させ、任意の位置に設置することを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
  2. 請求項1の記載において、前記新設フレームの上端面を形成する上弦材に前記ガイド部材の上方への変位を抑制する抑制部材を設けたことを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
  3. 請求項1の記載において、前記ガイド部材は、前記既設フレームとの間で回転するガイドローラであることを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
  4. 請求項1の記載において、前記新設フレームは複数に分割するとともに、その上部部位から下部部位に向けて順に既設フレーム内に設置することを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
  5. 請求項4の記載において、前記ガイド部材は、前記各分割フレームのそれぞれ上下部に位置する短尺方向両側面に設けたことを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
  6. 請求項1から請求項5のうちの少なくとも一つの記載において、前記新設フレームは乗客コンベアの上方に位置する建屋梁に設置された揚重装置に吊持され、前記既設フレーム内を移動することを特徴とする乗客コンベアのリニューアル工法。
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