JP6816745B2 - 建設機械及びウィンチ本体の取付方法 - Google Patents
建設機械及びウィンチ本体の取付方法 Download PDFInfo
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Description
図1に示す建設機械は、自走可能な下部走行体1と、この下部走行体1上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体2と、上部旋回体2に起伏可能に取り付けられるブーム3と、3つのウィンチ(第1ウィンチ4、第2ウィンチ5及び第3ウィンチ6)とを備える。
3つのウィンチのうち、1のウィンチである第3ウィンチ6は、図2乃至図4に示すように上部旋回体2の前部に固定されるアダプタ7と、このアダプタ7に着脱可能に構成されるウィンチ本体8とを有する。なお、図2は、ウィンチ本体8がアダプタ7に取付られた状態を示し、図3及び図4は、ウィンチ本体8がアダプタ7から取り外された状態でのアダプタ7(図3)及びウィンチ本体8(図4)を示している。
アダプタ7は、図3に示すように、上部旋回体2の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上部旋回体2の幅方向に離間して配設される一対のブラケット71を備える。
ウィンチ本体8は、図4に示すように、例えばドラム81、油圧モータ82等がフレーム83に固定されて構成される。
油圧バルブ9は、上部旋回体2に配設され、エンジンによって駆動される油圧ポンプから供給される作動油を油圧モータ82、駆動シリンダ86等の油圧機器に供給するためのバルブである。
油圧ホース10は、油圧バルブ9を介して供給される作動油を油圧機器に給排するホースである。一部の油圧ホース10は、アダプタ7及びウィンチ本体8に跨がって作動油を給排でき、かつアダプタ7に配設されるアダプタ側ホース10a及びウィンチ本体8に配設されるウィンチ本体側ホース10bに分割可能である。また、カプラ11は、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bそれぞれの先端に配設され、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bを連結可能に構成される。つまり、アダプタ7からウィンチ本体8を取り外す際には、このカプラ11の位置で油圧ホース10をアダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bに分割し、アダプタ7にウィンチ本体8を取り付ける際には、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bのカプラ11同士を連結して、作動油をアダプタ7からウィンチ本体8へ供給できる状態とする。
図6に示すウィンチ本体の取付方法は、建設機械へのウィンチ本体の取付方法であり、吊り上げ工程S1と、第1ピン係合工程S2と、位置合わせ工程S3と、第2ピン挿入工程S4と、接続工程S5とを備える。
吊り上げ工程S1では、ブーム3を用いてウィンチ本体8を吊り上げる。
第1ピン係合工程S2では、吊り上げ工程S1で吊り上げたウィンチ本体8の第1ピン84をアダプタ7のU字溝71aと係合する。
位置合わせ工程S3では、第1ピン係合工程S2後に、ウィンチ本体8の第2ピン85とアダプタ7のブラケット71の貫通孔71bとを位置合わせする。
第2ピン挿入工程S4では、位置合わせ工程S3後に、ウィンチ本体8の第2ピン85を、ウィンチ本体8の貫通孔83cを通して、アダプタ7のブラケット71の貫通孔71bに挿入する。
接続工程S5では、ウィンチ本体8の油圧ホース10や電気配線12の接続を行う。
ウィンチ本体8の取り外しは、上述の当該ウィンチ本体の取付方法とは逆の手順で行うことができるので、詳細な説明は省略する。
当該建設機械は、1のウィンチ(第3ウィンチ6)が、上部旋回体2の前部に固定されるアダプタ7と、このアダプタ7に着脱可能に構成されるウィンチ本体8とを有する。当該建設機械では、第3ウィンチ6をアダプタ7とウィンチ本体8とに分割できるように構成することで、ウィンチ本体8がアダプタ7を介して当該建設機械に接続される位置を、従来の建設機械のような分割ができずウィンチ全体を着脱する場合の接続位置に比べて、上部旋回体2のより前方とできる。当該建設機械では、このように接続位置を上部旋回体2のより前方に位置させることで、上部旋回体2の付属物により取り囲まれるような狭所での作業を不要とできるので、ウィンチ本体8の着脱が短時間で、容易かつ安全に行える。また、当該建設機械では、重量が大きく先端部に位置するウィンチ本体8をアダプタ7から取り外すことができるので、ウィンチ全体を取り外す場合と比べても、重量低減効果を維持できる。
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
2 上部旋回体
21 キャビン
22 ガード
3 ブーム
31 フック
4 第1ウィンチ
5 第2ウィンチ
6 第3ウィンチ
7 アダプタ
71 ブラケット
71a U字溝
71b 貫通孔
71c 肉抜き孔
8 ウィンチ本体
81 ドラム
82 油圧モータ
83 フレーム
83a 板状部材
83b スリット
83c 貫通孔
84 第1ピン
85 第2ピン
86 駆動シリンダ
86a ピストン
9 油圧バルブ
10 油圧ホース
10a アダプタ側ホース
10b ウィンチ本体側ホース
11 カプラ
12 電気配線
13 アウトリガ
14 ワイヤ
Claims (7)
- 自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備える建設機械であって、
上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体と、油圧バルブとを有し、
上記ウィンチ本体が、ドラム及び油圧モータがフレームに固定されて構成されたものであり、
上記油圧バルブが、上記アダプタに格納され、作動油を上記油圧モータに供給するものであり、
上記油圧バルブと上記油圧モータとが、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排できる油圧ホースで接続されており、
上記1のウィンチ自体が上記アダプタと上記ウィンチ本体とに分割でき、
上記アダプタから上記ウィンチ本体を取り外す際に、上記油圧ホースが上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割される建設機械。 - 上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、
上記一対のブラケットそれぞれが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、
上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備える請求項1に記載の建設機械。 - 上記1のウィンチが、
上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排でき、かつ上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割可能な油圧ホースと、
上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースそれぞれの先端に配設され、上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースを連結可能なカプラと
を有し、
上記アダプタ側ホースのカプラが、上記一対のブラケットの外側に位置する請求項2に記載の建設機械。 - 上記油圧バルブが、上記一対のブラケット間に格納されている請求項2又は請求項3に記載の建設機械。
- 上記ウィンチ本体が、上記ブラケットの貫通孔への上記第2ピンの挿抜動作を制御する駆動シリンダを備える請求項2、請求項3又は請求項4に記載の建設機械。
- 上記一対のブラケットが、肉抜き孔を有する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の建設機械。
- 建設機械へのウィンチ本体の取付方法であって、
上記建設機械が、
自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備え、
上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体と、油圧バルブとを有し、
上記ウィンチ本体が、ドラム及び油圧モータがフレームに固定されて構成されたものであり、上記油圧バルブが、上記アダプタに格納され、作動油を上記油圧モータに供給するものであり、上記油圧バルブと上記油圧モータとが、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排できる油圧ホースで接続されており、上記1のウィンチ自体が上記アダプタと上記ウィンチ本体とに分割でき、上記アダプタから上記ウィンチ本体を取り外す際に、上記油圧ホースが上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割され、
上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、
上記一対のブラケットが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、
上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備えており、
上記ブームを用いて上記ウィンチ本体を吊り上げる工程と、
上記吊り上げ工程で吊り上げた上記ウィンチ本体の第1ピンを上記アダプタの上記係合溝と係合する工程と、
上記第1ピン係合工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンと上記ブラケットの貫通孔とを位置合わせする工程と、
上記位置合わせ工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンを上記ブラケットの貫通孔に挿入する工程と
を備えるウィンチ本体の取付方法。
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JP2018137074A JP6816745B2 (ja) | 2018-07-20 | 2018-07-20 | 建設機械及びウィンチ本体の取付方法 |
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