JP6816745B2 - 建設機械及びウィンチ本体の取付方法 - Google Patents

建設機械及びウィンチ本体の取付方法 Download PDF

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Description

本発明は、建設機械及びウィンチ本体の取付方法に関する。
例えばクレーン、油圧ショベル、杭打ち機等の建設機械として、一対のクローラを有する走行手段を備えた下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に設けられ、ブームが起伏可能に取り付けられる上部旋回体とを備えるものが知られている。
クローラを備えた建設機械はトレーラ等に積載されて輸送されるので、輸送時には軽量かつコンパクトであることが求められ、例えばクローラを取り外し、重量を軽減したうえでトレーラに積載される。なお、取り外されたクローラは例えば別のトレーラにより輸送される。
しかし、例えば複数のウィンチを備える建設機械では、クローラを取り外したとしても依然重量が大きい場合がある。このような複数のウィンチを備える建設機械の重量軽減を図る方法として、複数のウィンチを上部旋回体の旋回中心の前後に分けて配設する方法が提案されている(特開2004−155511号公報参照)。この従来の建設機械では、複数のウィンチを上部旋回体の前後に分けて配設することで、バランスウエイトを不要とできるので、建設機械の重量が低減される。
さらに、上記従来の建設機械では、上部旋回体の旋回中心の前部に配設されたウィンチを、ブームを用いて着脱できるように構成することが提案されている。しかしながら、ウィンチは上部旋回体の前後のバランスを取り易くするため、極力上部旋回体の旋回中心に近づけて配設される。このため、上部旋回体へのウィンチの接続部分は建設機械の前端から奥まった部分となることが多い。このため実際に着脱を行おうとすると、作業員が狭所に入り込んで、ウィンチを固定するためのピンや、油圧等の配管の接続を行う必要がある。一方、ウィンチ自体はブームにより吊り上げられた揺動し得る状態で接続位置に移動してくるため、その位置合わせも必要である。従って、このような狭所での作業は危険を伴ううえに、時間を要する作業となる。
特開2004−155511号公報
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、着脱が短時間で、容易かつ安全に行えるウィンチを有する建設機械及びこの建設機械へのウィンチ本体の取付方法を提供することを課題とする。
本発明者らは、構成される配管系等の複雑さから、従来不可能と考えられてきたウィンチ自体をアダプタとウィンチ本体とに分割できることを見出した。そして、本発明者らは、重量が大きく先端部に位置するウィンチ本体部分のみを着脱可能とすることで、重量低減効果を維持しつつ着脱が短時間で、容易かつ安全に行えることを見出し、本発明を完成させた。
上記課題を解決するためになされた発明は、自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備える建設機械であって、上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体とを有する。
当該建設機械は、1のウィンチが、上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体とを有する。当該建設機械では、上記ウィンチを上記アダプタと上記ウィンチ本体とに分割できるように構成することで、上記ウィンチ本体が上記アダプタを介して当該建設機械に接続される位置を、従来の建設機械のような分割ができずウィンチ全体を着脱する場合の接続位置に比べて、上部旋回体のより前方とできる。当該建設機械では、このように接続位置を上部旋回体のより前方に位置させることで、上部旋回体の付属物により取り囲まれるような狭所での作業を不要とできるので、ウィンチ本体の着脱が短時間で、容易かつ安全に行える。また、当該建設機械では、重量が大きく先端部に位置するウィンチ本体をアダプタから取り外すことができるので、ウィンチ全体を取り外す場合と比べても、重量低減効果を維持できる。
上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、上記一対のブラケットそれぞれが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備えるとよい。上記係合溝に上記第1ピンを上側から係合させ、その第1ピンを基点として上記ウィンチ本体の位置を微調整することにより上記貫通孔と上記第2ピンとの位置合わせを容易に行うことができる。従って、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体を上述のような構成とすることで、上記ウィンチ本体を上記アダプタに容易かつ確実に取付することができる。
上記1のウィンチが、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排でき、かつ上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割可能な油圧ホースと、上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースそれぞれの先端に配設され、上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースを連結可能なカプラとを有し、上記アダプタ側ホースのカプラが、上記一対のブラケットの外側に位置するとよい。このように油圧ホースを連結するカプラのうち、上記アダプタ側ホースのカプラを上記一対のブラケットの外側に位置させるので、作業者が上記カプラにアクセスし易く、上記油圧ホースを分割あるいは結合する際に容易に作業を行うことができる。
上記1のウィンチが、油圧バルブを有し、上記油圧バルブが、上記一対のブラケット間に格納されているとよい。油圧バルブは、一対のブラケット間、つまりアダプタに格納されるとよい。このように油圧バルブをアダプタに格納することで、上記アダプタと上記ウィンチ本体との間を跨がる油圧ホースや電気配線の本数を削減できるので、接続端子等の数を減らすことができる。また、上記油圧バルブを上記一対のブラケット間に格納することで、上記一対のブラケットの外側での作業者の作業スペースが確保できる。このため、接続端子等の増加によるアダプタ側の重量増加を抑止しつつ、上記ウィンチ本体と上記アダプタとを容易に取付けたり、取外したりすることができる。
上記ウィンチ本体が、上記ブラケットの貫通孔への上記第2ピンの挿抜動作を制御する駆動シリンダを備えるとよい。上記第2ピンが上記貫通孔に挿抜できる状態、つまり上記第2ピンと上記貫通孔とが同軸状に重なっている状態では、上記ウィンチ本体と上記アダプタとは密着し、例えば作業員が上記第2ピンにアクセスできるスペースは限られる。このような場合でも、上記ウィンチ本体に上記ブラケットの貫通孔への上記第2ピンの挿抜動作を制御する駆動シリンダを設けることで、上記第2ピンにアクセスできるスペースが限定的なものであっても、遠隔操作により上記ブラケットの貫通孔への上記第2ピンの挿抜を容易に行うことができる。
上記一対のブラケットが、肉抜き孔を有するとよい。このように上記一対のブラケットが、肉抜き孔を有することで、上記アダプタの重量、ひいては当該建設機械の重量を低減することができる。また、上記肉抜き孔を通して上記一対のブラケットの外側と内側とを結ぶ電気配線や油圧ホースの接続も容易に行えるので、油圧ホースや電気配線を一対のブラケットの内側に配設し易い。このため、上記一対のブラケットの外側での作業者の作業スペースを確保し易い。
上記課題を解決するためになされた別の発明は、建設機械へのウィンチ本体の取付方法であって、上記建設機械が、自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備え、上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体とを有し、上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、上記一対のブラケットが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備えており、上記ブームを用いて上記ウィンチ本体を吊り上げる工程と、上記吊り上げ工程で吊り上げた上記ウィンチ本体の第1ピンを上記アダプタの上記係合溝と係合する工程と、上記第1ピン係合工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンと上記ブラケットの貫通孔とを位置合わせする工程と、上記位置合わせ工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンを上記ブラケットの貫通孔に挿入する工程とを備える。
当該ウィンチ本体の取付方法では、上記第1ピン係合工程で上記一対のブラケットの上記係合溝に上記ウィンチ本体の上記第1ピンを上側から係合させるので、上記位置合わせ工程で上記第1ピンを基点として上記ウィンチ本体の上記ブラケットに対する位置を微調整することにより上記貫通孔と上記第2ピンとの位置合わせを容易に行うことができる。従って、上記第2ピン挿入工程で、上記ウィンチ本体を上記アダプタに容易かつ確実に取付することができる。また、当該ウィンチ本体の取付方法では、上記建設機械の上記ブームを用いて上記ウィンチ本体の取付けを行うので、新たに別の取付け用クレーン等を準備する必要がない。従って、当該ウィンチ本体の取付方法を用いることで、ウィンチ本体の着脱を短時間で、容易かつ安全に行える。
以上説明したように、本発明の建設機械は、着脱が短時間で、容易かつ安全に行えるウィンチを有する。また、本発明のウィンチ本体の取付方法を用いることで、ウィンチ本体の着脱が短時間で、容易かつ安全に行える。
図1は、本発明の一実施形態に係る建設機械を示す模式的側面図である。 図2は、図1の建設機械の第3ウィンチ付近を拡大した模式的拡大斜視図である。 図3は、図2の第3ウィンチからウィンチ本体を取り外した状態を示す模式的拡大斜視図である。 図4は、図2の第3ウィンチから取り外された状態のウィンチ本体を示す模式的拡大斜視図である。 図5は、図4の矢印方向から見たウィンチ本体の模式的部分拡大斜視図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るウィンチ本体の取付方法を示すフロー図である。 図7は、図6の吊り上げ工程を説明するための建設機械の模式的側面図である。 図8は、図7のウィンチ本体付近を拡大した模式的斜視図である。 図9は、図6の第1ピン係合工程を説明するためのウィンチ本体付近を拡大した模式的斜視図である。
以下、本発明の一態様に係る建設機械及びウィンチ本体の取付方法について図面を参照しつつ説明する。
<建設機械>
図1に示す建設機械は、自走可能な下部走行体1と、この下部走行体1上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体2と、上部旋回体2に起伏可能に取り付けられるブーム3と、3つのウィンチ(第1ウィンチ4、第2ウィンチ5及び第3ウィンチ6)とを備える。
下部走行体1は、上部旋回体2を支持するカーボディと、このカーボディに取り付けられる走行手段とを主に有する。上記走行手段としては、クローラやタイヤ等を挙げることができる。
上部旋回体2は、操縦者用キャビン21、ブーム3を起伏させる起伏装置、エンジン、上記エンジンによって駆動される油圧ポンプ等が格納されるガード22などを備える。
ブーム3は、例えば直接荷を吊って作業をする部分である。ブーム3は、例えばラチスブームの先端にフック31を吊り下げた構成とされる。
第1ウィンチ4、第2ウィンチ5、第3ウィンチ6は、フック31を巻上げ又は巻下げるためのものである。図1の建設機械では、第1ウィンチ4及び第2ウィンチ5が上部旋回体2の後部に配設され、第3ウィンチ6が上部旋回体2の前部に配設される。このように複数のウィンチを上部旋回体2の前後に分けて配設することで、バランスウエイトを不要又は削減できるので、当該建設機械の重量が低減できる。なお、上部旋回体2の「前部」とは、ブーム3を伏せる際にブーム3の先端が平面視で移動する方向の端部を指し、上部旋回体2の「後部」とは、上部旋回体2の旋回中心を基準に上部旋回体2の前部と反対側の端部を指す。
また、後部に配設されている複数のウィンチは、上下に重ねて配設されることが好ましい。すなわち、第1ウィンチ4の上方に第2ウィンチ5が配設されることが好ましい。このように複数のウィンチを上下に重ねて配設することで、重量物であるウィンチの重量を後部に集中させて配設できる。このため、前方に傾斜して用いられるブーム3との釣り合いをとり易くすることができる。また、複数のウィンチを上下方向に重ねることで、当該建設機械が平面視で大きくなることを抑止できるので、輸送性及び作業性を高めることができる。
前部に配設されている第3ウィンチ6は、着脱可能に構成される。以下、この第3ウィンチ6について詳説する。
<第3ウィンチ>
3つのウィンチのうち、1のウィンチである第3ウィンチ6は、図2乃至図4に示すように上部旋回体2の前部に固定されるアダプタ7と、このアダプタ7に着脱可能に構成されるウィンチ本体8とを有する。なお、図2は、ウィンチ本体8がアダプタ7に取付られた状態を示し、図3及び図4は、ウィンチ本体8がアダプタ7から取り外された状態でのアダプタ7(図3)及びウィンチ本体8(図4)を示している。
また、第3ウィンチ6は、アダプタ7及びウィンチ本体8に加え、油圧バルブ9、油圧ホース10、カプラ11、電気配線12等を備える。
(アダプタ)
アダプタ7は、図3に示すように、上部旋回体2の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上部旋回体2の幅方向に離間して配設される一対のブラケット71を備える。
アダプタ7は、上部旋回体2の車幅方向中央部に配設されることが好ましく、例えば図3に示すようにキャビン21とガード22との間に配設される。このようにアダプタ7を上部旋回体2の車幅方向中央部に配設することで、ウィンチ本体8を取り付けた際に、上部旋回体2の車幅方向の重量バランスが取り易い。
また、アダプタ7は、ブラケット71の前端が、キャビン21及びガード22の少なくとも一方の前端部よりも上部旋回体2の前方に突出するように配設されることが好ましい。例えば図3では、ブラケット71の前端がガード22の前端部よりも上部旋回体2の前方に突出するように配設されている。このようにアダプタ7を配設することで、ウィンチ本体8を取り付ける際の作業スペースを確保し易くできる。また、ウィンチ本体8を当該建設機械のブーム3で容易に吊り上げることができる。
一対のブラケット71それぞれは、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝であるU字溝71aと、前方下端部に対向して形成される貫通孔71bとを有する。ブラケット71のU字溝71aに後述するウィンチ本体8の第1ピン84を上側から係合させ、その第1ピン84を基点としてウィンチ本体8の位置を微調整することによりブラケット71の貫通孔71bと後述するウィンチ本体8の第2ピン85との位置合わせを容易に行うことができる。従って、アダプタ7にU字溝71aと貫通孔71bとを設けることで、ウィンチ本体8をアダプタ7に容易かつ確実に取付することができる。
また、一対のブラケット71は、肉抜き孔71cを有する。このように一対のブラケット71が、肉抜き孔71cを有することで、アダプタ7の重量、ひいては当該建設機械の重量を低減することができる。また、肉抜き孔71cを通して一対のブラケット71の外側と内側とを結ぶ油圧ホース10や電気配線12の接続も容易に行えるので、ブラケット71を迂回して接続する必要がなく、油圧ホース10や電気配線12を一対のブラケット71の内側に配設し易い。このため、一対のブラケット71の外側での作業者の作業スペースを確保し易い。
肉抜き孔71cの大きさや数は特に限定されないが、重量削減の観点から、強度が許される限り、肉抜き孔71cの平面視での総面積が大きくなるように大きさや数を決定するとよい。
(ウィンチ本体)
ウィンチ本体8は、図4に示すように、例えばドラム81、油圧モータ82等がフレーム83に固定されて構成される。
ウィンチ本体8は、図5に示すように、アダプタ7と接する面に垂直に離間して立設される2枚の板状部材83aにより構成される一対のスリット83bを有する。この一対のスリット83bは、それぞれ一対のブラケット71と嵌合するように設けられている。つまり、スリット83bの幅(2枚の板状部材83aの間隔)は、1枚のブラケット71が挟持できる幅とされる。
また、ウィンチ本体8は、ブラケット71のU字溝71aと係合し得る第1ピン84と、ブラケット71の貫通孔71bと嵌合し得る第2ピン85と、ブラケット71の貫通孔71bへの第2ピン85の挿抜動作を制御する駆動シリンダ86とを備える。なお、第2ピン85は、駆動シリンダ86のピストン86aに固定されている。
第1ピン84は、図5に示すように、スリット83bの上部にスリット83bの幅方向に横断して固定される。
第2ピン85は、図5に示すように、駆動シリンダ86のピストン86aが縮んだ状態では一対のスリット83bの内側(一対のスリット83b同士の間)でスリット83b内に突出しない位置となり、駆動シリンダ86のピストン86aが伸びた状態ではスリット83bの幅方向に横断する位置となるように構成される。従って、フレーム83は、第2ピン85がスリット83bを挿抜できる貫通孔83cを板状部材83aに有する。このフレーム83の貫通孔83cは、第1ピン84がブラケット71のU字溝71aと係合した状態で、ブラケット71の貫通孔71bと同軸状に重ね合わせられる位置に設けられる。
駆動シリンダ86は、例えば油圧により制御することができる。駆動シリンダ86の制御は、例えばキャビン21内の制御装置から行うことができる。第2ピン85がブラケット71の貫通孔71bに挿抜できる状態、つまり第2ピン85とブラケット71の貫通孔71bとが同軸状に重なっている状態では、ウィンチ本体8とアダプタ7とは密着し、例えば作業員が第2ピン85にアクセスできるスペースは限られる。このような場合でも、ウィンチ本体8にブラケット71の貫通孔71bへの第2ピン85の挿抜動作を制御する駆動シリンダ86を設けることで、第2ピン85にアクセスできるスペースが限定的なものであっても、遠隔操作によりブラケット71の貫通孔71bへの第2ピン85の挿抜を容易に行うことができる。
(油圧バルブ)
油圧バルブ9は、上部旋回体2に配設され、エンジンによって駆動される油圧ポンプから供給される作動油を油圧モータ82、駆動シリンダ86等の油圧機器に供給するためのバルブである。
油圧バルブ9は、図3に示すように、アダプタ7の一対のブラケット71間に格納されている。このように油圧バルブ9をアダプタ7に格納することで、アダプタ7とウィンチ本体8との間を跨がる油圧ホース10や電気配線12の本数を削減できるので、接続端子等の数を減らすことができる。また、油圧バルブ9を一対のブラケット71間に格納することで、一対のブラケット71の外側での作業者の作業スペースが確保できる。このため、接続端子等の増加によるアダプタ7側の重量増加を抑止しつつ、ウィンチ本体8とアダプタ7とを容易に取付けたり、取外したりすることができる。
(油圧ホース及びカプラ)
油圧ホース10は、油圧バルブ9を介して供給される作動油を油圧機器に給排するホースである。一部の油圧ホース10は、アダプタ7及びウィンチ本体8に跨がって作動油を給排でき、かつアダプタ7に配設されるアダプタ側ホース10a及びウィンチ本体8に配設されるウィンチ本体側ホース10bに分割可能である。また、カプラ11は、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bそれぞれの先端に配設され、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bを連結可能に構成される。つまり、アダプタ7からウィンチ本体8を取り外す際には、このカプラ11の位置で油圧ホース10をアダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bに分割し、アダプタ7にウィンチ本体8を取り付ける際には、アダプタ側ホース10a及びウィンチ本体側ホース10bのカプラ11同士を連結して、作動油をアダプタ7からウィンチ本体8へ供給できる状態とする。
アダプタ側ホース10aのカプラ11は、一対のブラケット71の外側に位置する。具体的には、アダプタ側ホース10aのカプラ11は、図3に示すように、ガード22側のブラケット71の外側に配設されている。上述のように上記ガード22側のブラケット71の外側は、ブラケット71の前端がガード22の前端部よりも上部旋回体2の前方に突出するように配設されているので、作業スペースが確保されている。従って、カプラ11を上記ガード22側のブラケット71の外側に位置させることで、作業者がカプラ11にアクセスし易く、油圧ホース10を分割あるいは結合する際に、容易に作業を行うことができる。
<ウィンチ本体の取付方法>
図6に示すウィンチ本体の取付方法は、建設機械へのウィンチ本体の取付方法であり、吊り上げ工程S1と、第1ピン係合工程S2と、位置合わせ工程S3と、第2ピン挿入工程S4と、接続工程S5とを備える。
当該ウィンチ本体の取付方法は、図1の建設機械に用いることができる。図1の建設機械とは、自走可能な下部走行体1と、この下部走行体1上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体2と、上部旋回体2に起伏可能に取り付けられるブーム3と、3つのウィンチとを備え、3つのウィンチのうち、第3ウィンチ6が、上部旋回体2の前部に固定される7と、このアダプタ7に着脱可能に構成されるウィンチ本体8とを有し、アダプタ7が、上部旋回体2の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上部旋回体2の幅方向に離間して配設される一対のブラケット71を備え、一対のブラケット71が、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝であるU字溝71aと、前方下端部に対向して形成される貫通孔71bとを有し、ウィンチ本体8が、U字溝71aと係合し得る第1ピン84と、貫通孔71bと嵌合し得る第2ピン85とを備える建設機械である。
なお、当該ウィンチ本体の取付方法は、例えば当該建設機械を分割して輸送した後、組立を行う際に用いられる。輸送時(分割時)には、当該建設機械からウィンチ本体8は、取り外されている。また、輸送時には、例えば下部走行体1のクローラも取り外されている。当該ウィンチ本体の取付方法は、図6に示すように下部走行体1のクローラを取り付ける前に行ってもよく、下部走行体1のクローラを取り付けた後に行ってもよい。当該ウィンチ本体の取付方法を下部走行体1のクローラを取り付ける前に行う場合、例えば図6に示すように当該建設機械は、アウトリガ13によりその姿勢が支えられる。
(吊り上げ工程)
吊り上げ工程S1では、ブーム3を用いてウィンチ本体8を吊り上げる。
具体的には、図7及び図8に示すように、ブーム3のフック31にワイヤ14を介してウィンチ本体8を連結し、他のウィンチ(第1ウィンチ4又は第2ウィンチ5)を用いて、ウィンチ本体8を吊り上げる。
ウィンチ本体8を吊り上げる高さとしては、ウィンチ本体8の第1ピン84がアダプタ7のU字溝71aより上方となる高さが好ましい。
(第1ピン係合工程)
第1ピン係合工程S2では、吊り上げ工程S1で吊り上げたウィンチ本体8の第1ピン84をアダプタ7のU字溝71aと係合する。
具体的には、吊り上げ工程S1で吊り上げたウィンチ本体8を、ブーム3によりアダプタ7側へ移動させ、図9に示すように、ウィンチ本体8の第1ピン84がアダプタ7のU字溝71aと係合するように、ウィンチ本体8をアダプタ7の上方から吊り降ろす。このとき、ウィンチ本体8のフレーム83に設けられた一対のスリット83bがアダプタ7の一対のブラケット71と嵌合するように吊り下げるとよい。このように吊り降ろすことで、ウィンチ本体8とアダプタ7との位置合わせを容易に行うことができ、ウィンチ本体8の第1ピン84をアダプタ7のU字溝71aに係合し易くできる。
(位置合わせ工程)
位置合わせ工程S3では、第1ピン係合工程S2後に、ウィンチ本体8の第2ピン85とアダプタ7のブラケット71の貫通孔71bとを位置合わせする。
具体的には、ウィンチ本体8のフレーム83に設けられた貫通孔83cがアダプタ7のブラケット71の貫通孔71bと同軸状に重なり合うように、ウィンチ本体8の位置調整を行う。これにより、第2ピン85をアダプタ7のブラケット71の貫通孔71bに挿抜することができる。
このとき、上述のようにウィンチ本体8は一対のスリット83bによりガイドされながらアダプタ7とアダプタ7のU字溝71aを介して結合されるので、このガイドによりフレーム83の貫通孔83cとブラケット71の貫通孔71bとは、同軸状に重なり易い。一方、フレーム83の貫通孔83cとブラケット71の貫通孔71bとにわずかな位置ずれが生じる場合もあり得るが、このような場合にはU字溝71aに係合した第1ピン84を軸として、ウィンチ本体8の第2ピン85側を回転させることにより容易に位置合わせを行うことができる。
(第2ピン挿入工程)
第2ピン挿入工程S4では、位置合わせ工程S3後に、ウィンチ本体8の第2ピン85を、ウィンチ本体8の貫通孔83cを通して、アダプタ7のブラケット71の貫通孔71bに挿入する。
ウィンチ本体8の第2ピン85の挿入は、駆動シリンダ86を用いて行うことができる。具体的には、例えばキャビン21からの遠隔操作によりブラケット71の貫通孔71bへの第2ピン85の挿入を行う。
(接続工程)
接続工程S5では、ウィンチ本体8の油圧ホース10や電気配線12の接続を行う。
例えば図9に示すように油圧ホース10は、アダプタ7側の油圧ホース10とカプラ11を介して連結する。また、電気配線12は、ガード22等に設けられた接続端子に接続する。
この接続工程S5は、第2ピン挿入工程S4の後に行ってもよいが、油圧ホース10や電気配線12の接続ができる限り、その時期は特に限定されず、例えば第1ピン係合工程S2や位置合わせ工程S3の後に行うこともできる。
なお、接続すべき油圧ホース10や電気配線12がウィンチ本体8側に存在しない場合は、この工程は省略される。
当該ウィンチ本体の取付方法では、以上のようにしてウィンチ本体8を当該建設機械へ取付けることができる。
<ウィンチ本体の取外し方法>
ウィンチ本体8の取り外しは、上述の当該ウィンチ本体の取付方法とは逆の手順で行うことができるので、詳細な説明は省略する。
<利点>
当該建設機械は、1のウィンチ(第3ウィンチ6)が、上部旋回体2の前部に固定されるアダプタ7と、このアダプタ7に着脱可能に構成されるウィンチ本体8とを有する。当該建設機械では、第3ウィンチ6をアダプタ7とウィンチ本体8とに分割できるように構成することで、ウィンチ本体8がアダプタ7を介して当該建設機械に接続される位置を、従来の建設機械のような分割ができずウィンチ全体を着脱する場合の接続位置に比べて、上部旋回体2のより前方とできる。当該建設機械では、このように接続位置を上部旋回体2のより前方に位置させることで、上部旋回体2の付属物により取り囲まれるような狭所での作業を不要とできるので、ウィンチ本体8の着脱が短時間で、容易かつ安全に行える。また、当該建設機械では、重量が大きく先端部に位置するウィンチ本体8をアダプタ7から取り外すことができるので、ウィンチ全体を取り外す場合と比べても、重量低減効果を維持できる。
また、当該ウィンチ本体の取付方法では、第1ピン係合工程S2で一対のブラケット71の係合溝であるU字溝71aにウィンチ本体8の第1ピン84を上側から係合させるので、位置合わせ工程S3で第1ピン84を基点としてウィンチ本体8のブラケット71に対する位置を微調整することにより貫通孔71bと第2ピン85との位置合わせを容易に行うことができる。従って、第2ピン挿入工程S4で、ウィンチ本体8をアダプタ7に容易かつ確実に取付することができる。また、当該ウィンチ本体の取付方法では、上記建設機械のブーム3を用いてウィンチ本体8の取付けを行うので、新たに別の取付け用クレーン等を準備する必要がない。従って、当該ウィンチ本体の取付方法を用いることで、ウィンチ本体8の着脱を短時間で、容易かつ安全に行える。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上記実施形態では3つのウィンチを備える建設機械について説明したが、ウィンチの数は3には限定されず、2又は4以上であってもよい。
上記実施形態では、第3ウィンチのみが上部旋回体の前部に配設される場合を説明したが、上部旋回体の前部に配設されるウィンチの数は2以上であってもよい。上部旋回体の前部に配設されるウィンチの数が2以上である場合、そのうちの少なくとも1つのウィンチが上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体とを有する構成であれば、本発明の意図するところである。
また、ウィンチ本体が着脱可能なウィンチの構成は、上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体とを有する構成である限り、上述の実施形態には限定されない。
例えば上記実施形態では、一対のブラケットそれぞれが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝であるU字溝を有し、ウィンチ本体が、上記U字溝と係合し得る第1ピンを備える場合を説明したが、係合溝はU字溝に限定されず、例えばV字溝や半円状の溝であってもよい。また、係合溝は必須の構成要件ではなく、一対のブラケットが上記第1ピンと嵌合する貫通孔を有する構成であってもよい。
上記実施形態では、アダプタに配設されるカプラが、一対のブラケットの外側に位置する場合を説明したが、カプラは他の位置、例えば一対のブラケットの内側に配設されてもよい。
また、上記実施形態では、油圧バルブがアダプタの一対のブラケット間に格納されている場合を説明したが、その配設位置は一対のブラケット外であってもよく、さらにはウィンチ本体に配設されてもよい。
上記実施形態では、アダプタの一対のブラケットが、肉抜き孔を有する場合を説明したが、肉抜き孔は必須の構成ではなく、肉抜き孔は有さなくともよい。
上記実施形態では、ウィンチ本体が、アダプタのブラケットの貫通孔への第2ピンの挿抜動作を制御する駆動シリンダを備える場合を説明したが、この第2ピンの挿抜動作は、他の方法、例えば作業者による挿抜により行われる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、ウィンチ本体の取付方法として、当該建設機械のブームを用いる場合を説明したが、新たに別の取付け用クレーン等を用いて取り付けることも可能である。
本発明の建設機械は、着脱が短時間で、容易かつ安全に行えるウィンチを有する。また、本発明のウィンチ本体の取付方法を用いることで、ウィンチ本体の着脱が短時間で、容易かつ安全に行える。
1 下部走行体
2 上部旋回体
21 キャビン
22 ガード
3 ブーム
31 フック
4 第1ウィンチ
5 第2ウィンチ
6 第3ウィンチ
7 アダプタ
71 ブラケット
71a U字溝
71b 貫通孔
71c 肉抜き孔
8 ウィンチ本体
81 ドラム
82 油圧モータ
83 フレーム
83a 板状部材
83b スリット
83c 貫通孔
84 第1ピン
85 第2ピン
86 駆動シリンダ
86a ピストン
9 油圧バルブ
10 油圧ホース
10a アダプタ側ホース
10b ウィンチ本体側ホース
11 カプラ
12 電気配線
13 アウトリガ
14 ワイヤ

Claims (7)

  1. 自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備える建設機械であって、
    上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体と、油圧バルブとを有し
    記ウィンチ本体が、ドラム及び油圧モータがフレームに固定されて構成されたものであり、
    上記油圧バルブが、上記アダプタに格納され、作動油を上記油圧モータに供給するものであり、
    上記油圧バルブと上記油圧モータとが、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排できる油圧ホースで接続されており、
    上記1のウィンチ自体が上記アダプタと上記ウィンチ本体とに分割でき、
    上記アダプタから上記ウィンチ本体を取り外す際に、上記油圧ホースが上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割される建設機械。
  2. 上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、
    上記一対のブラケットそれぞれが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、
    上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備える請求項1に記載の建設機械。
  3. 上記1のウィンチが、
    上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排でき、かつ上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割可能な油圧ホースと、
    上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースそれぞれの先端に配設され、上記アダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体側ホースを連結可能なカプラと
    を有し、
    上記アダプタ側ホースのカプラが、上記一対のブラケットの外側に位置する請求項2に記載の建設機械。
  4. 上記油圧バルブが、上記一対のブラケット間に格納されている請求項2又は請求項3に記載の建設機械。
  5. 上記ウィンチ本体が、上記ブラケットの貫通孔への上記第2ピンの挿抜動作を制御する駆動シリンダを備える請求項2、請求項3又は請求項4に記載の建設機械。
  6. 上記一対のブラケットが、肉抜き孔を有する請求項2から請求項5のいずれか1項に記載の建設機械。
  7. 建設機械へのウィンチ本体の取付方法であって、
    上記建設機械が、
    自走可能な下部走行体と、この下部走行体上に水平方向に旋回可能に搭載される上部旋回体と、上記上部旋回体に起伏可能に取り付けられるブームと、複数のウィンチとを備え、
    上記複数のウィンチのうち、1のウィンチが、上記上部旋回体の前部に固定されるアダプタと、このアダプタに着脱可能に構成されるウィンチ本体と、油圧バルブとを有し
    記ウィンチ本体が、ドラム及び油圧モータがフレームに固定されて構成されたものであり、上記油圧バルブが、上記アダプタに格納され、作動油を上記油圧モータに供給するものであり、上記油圧バルブと上記油圧モータとが、上記アダプタ及び上記ウィンチ本体に跨がって作動油を給排できる油圧ホースで接続されており、上記1のウィンチ自体が上記アダプタと上記ウィンチ本体とに分割でき、上記アダプタから上記ウィンチ本体を取り外す際に、上記油圧ホースが上記アダプタに配設されるアダプタ側ホース及び上記ウィンチ本体に配設されるウィンチ本体側ホースに分割され、
    上記アダプタが、上記上部旋回体の幅方向に垂直な側面を有し、かつ上記上部旋回体の幅方向に離間して配設される一対のブラケットを備え、
    上記一対のブラケットが、前方上端部に対向して形成され、上方に開いた係合溝と、前方下端部に対向して形成される貫通孔とを有し、
    上記ウィンチ本体が、上記係合溝と係合し得る第1ピンと、上記貫通孔と嵌合し得る第2ピンとを備えており、
    上記ブームを用いて上記ウィンチ本体を吊り上げる工程と、
    上記吊り上げ工程で吊り上げた上記ウィンチ本体の第1ピンを上記アダプタの上記係合溝と係合する工程と、
    上記第1ピン係合工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンと上記ブラケットの貫通孔とを位置合わせする工程と、
    上記位置合わせ工程後に、上記ウィンチ本体の第2ピンを上記ブラケットの貫通孔に挿入する工程と
    を備えるウィンチ本体の取付方法。
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