JP5324970B2 - 旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造 - Google Patents

旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造 Download PDF

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本願発明は、車輌フレーム上に設置したサブフレーム上に旋回台を設置した旋回台付き作業車における、車輌フレーム側の油圧ポンプと旋回台側のスイベルジョイントとを接続する油圧ホースの接続構造に関するものである。
旋回台付き作業車の代表例として、図6に示すような移動式クレーンがあるが、この移動式クレーンは、車輌1のフレーム(車輌フレームという)2上にサブフレーム3を設置し、該サブフレーム3上に旋回ベアリング41を介して旋回台4を設置している。又、旋回台4には、伸縮ブーム5が起伏自在に取付けられている。尚、図6に示す移動式クレーンは、本件出願人が近年採用しているものである。
旋回台4側には、旋回台旋回用の油圧モータ、ブーム起伏用の油圧シリンダ15、ブーム伸縮用の油圧シリンダ、ウインチ16の油圧モータ等の各種油圧アクチュエータが用いられており、それらの各種油圧アクチュエータに対して車輌フレーム2側に設けた油圧ポンプ6から旋回台4に設けたスイベルジョイント7を介して作動油を供給し得るようになっている。
上記油圧ポンプ6は、車輌のエンジン(PTO)に連続して設置される関係で、車輌フレーム2の下部で車輌1の前方寄り位置に設置されている。他方、旋回台4はサブフレーム3上の車輌後方寄り位置に設置されている。従って、車輌フレーム2側の油圧ポンプ6から旋回台4側のスイベルジョイント7までの水平距離Lは、かなりの長さを有している(L=例えば3500〜4000mm)。
油圧ポンプ6とスイベルジョイント7とは油圧ホース8で接続されている。該油圧ホース8は、一般的にサブフレーム3の外側面又は下面に沿わせて配置されている場合が多いが、油圧ホース8をサブフレーム3の外側面又は下面に沿わせて配置していると、該油圧ホース8に対して他の部材が干渉する長さが長くなって、該油圧ホース8が損傷するおそれが多くなる。
そこで、図6に示す本件出願人が採用している移動式クレーンでは、図7に示すように油圧ホース8をサブフレーム3内の中空部30を通して設置している。この場合、サブフレーム3内の中空部30に挿通されている油圧ホース部分は、他の部材に干渉することがないので、損傷しにくくなる。尚、油圧ホース8をサブフレーム3内の中空部30を通して配置したものとして、例えば特許第2549490号公報(特許文献1)に示されるものがある。
図6〜図7に示す移動式クレーンの油圧ホース接続構造では、油圧ホース8として、油圧ポンプ6とスイベルジョイント7間の全長に亘る長さを有した1本物のホースを使用している。従って、上記油圧ポンプ6からスイベルジョイント7までの水平距離Lが3500〜4000mmであると、該油圧ホース8の全長は概ね4000〜4500mmとなってかなり長尺となる。尚、この油圧ホース8は、図示例(図6〜図7)のものでは油圧ポンプ6の接続口の数(4つ)と同数の4本を有しているが、この説明では4本のホースをまとめて油圧ホース8と表現している。
そして、図6〜図7に示す移動式クレーンでは、上記油圧ホース8は、サブフレーム3内の中空部30を通し、一方のホース端部8a(4つある)をサブフレーム3の下板部に設けた挿通穴37を通して車輌フレーム2下方の油圧ポンプ6に接続している一方、他方のホース端部8b(4つある)をサブフレーム3の上板部に設けた開口36を通して旋回台4側のスイベルジョイント7に接続している。
尚、サブフレーム3内の中空部30には、図7に示すように複数箇所(図示例では3箇所)に補強用のクロスメンバー(門型形状)35が設けられている。
ところで、図6〜図7の移動式クレーンでは、上記油圧ホース8の配設作業は図8に示すようにして行われる。
まず油圧ホース8は、旋回台4をサブフレーム3上に組付ける前に、図8に示すようにサブフレーム3内の中空部30(図7)に通しておく。そのとき、油圧ホース8の一方の端部8aはサブフレーム下板部の挿通穴37を通して下方に延出させている一方、該油圧ホース8の他方の端部8bは旋回台設置位置のサブフレーム上板部に設けた開口36から露出させている。
次に、旋回台4を天井クレーンで吊持して、該旋回台4をサブフレーム3上の取付位置上方に配置する。このとき、旋回台4は、サブフレーム3上において所定高さの支え材10,10で支持して、旋回台4の下面とサブフレーム3の上面との間に所定高さの作業スペースを確保しておく。
次に、油圧ホース8におけるスイベルジョイント接続側のホース端部8b(4つある)を該スイベルジョイント7の高さ位置まで持ち上げて、該各ホース端部8bをそれぞれスイベルジョイント7の各接続口7aに接続する。この場合、油圧ホース8のホース端部8bをスイベルジョイント7の高さ位置まで持ち上げる必要があるが、そのときは油圧ホース8のかなりの長さ部分を人力で引っ張り上げる必要がある。
次に、該ホース端部8bをスイベルジョイント7の外筒の各接続口7aに接続した後、支え材10,10を外して旋回台4をサブフレーム3上に降ろし、該旋回台4を旋回ベアリング41上に組付ける。
その後、油圧ホース8の他端側の各ホース端部8aを油圧ポンプ6の近傍まで引っ張って、該各ホース端部8a(4つ)をそれぞれ油圧ポンプ6の各接続口6aに接続すれば、この油圧ホース8の配設作業が完了する。
尚、スイベルジョイント7の内筒は予め旋回台4側に固定されており、旋回台4を旋回ベアリング41上に組付けた後、スイベルジョイント7の外筒をサブフレーム3側に固定する。又、スイベルジョイント7の内筒には、旋回台4側の各油圧アクチュエータへの各油圧ホースが接続されており、旋回台4に伸縮ブーム5と起伏シリンダ15とウインチ16を取付けた後、それらの油圧アクチュエータにスイベルジョイント内筒側の油圧ホースを接続させる。
特許第2549490号公報
ところで、図6〜図7に示す移動式クレーンの油圧ホース接続構造では、油圧ホース8が1本物の長尺(例えば4000〜4500mm程度)であるので、旋回台4側のスイベルジョイント7に対して油圧ホース8の端部8bを接続するのに、図8に示すように旋回台4をサブフレーム3上から浮かした状態(作業スペースを確保した状態)で行う必要がある。即ち、予め油圧ホース8の各端部8bをスイベルジョイント7に接続した状態で、旋回台4をサブフレーム3上に組付けようとすると、そのホース先端側(符号8a側)をサブフレーム3内の中空部30(図7)に通し、さらにサブフレーム下板部の挿通穴37(図7)から下方に導出させる作業が必要であるが、油圧ホース8が長尺であるので、該油圧ホース8の先端側(符号8a側)をサブフレーム中空部30を通して挿通穴37から導出させる作業が極めて困難である。従って、長尺(例えば4000〜4500mm程度)で1本物の油圧ホース8を使用する場合には、上記した図8の方法で油圧ホース8の配設作業を行う必要があった。
このように、長尺で1本物の油圧ホース8を油圧ポンプ6とスイベルジョイント7間に接続させようとすると、図8に示すように、該油圧ホース8を予めサブフレーム3の中空部30に通しておき、旋回台4をサブフレーム3上から浮かして作業スペースを確保し(旋回台4は天井リレーンで吊持し且つ旋回台4を支え材10で支持しておく)、その作業スペースに作業員が入って各ホース端部8bの接続作業を行う必要があるので、その油圧ホース接続作業に危険(例えば旋回台4の支持が外れて旋回台4とサブフレーム3間に人体が挟まれる危険)を伴うという問題があった。
又、油圧ホース8が長尺の1本物であると、該油圧ホース8をサブフレーム3の中空部30に引き通す作業が大変であるとともに、その引き通し時に油圧ホース8に擦り傷ができ易くなり、さらに該油圧ホース8にねじれが生じ易くなるという問題もある。
他方、上記油圧ホース8の配設状態では、大半のホース長さ部分がサブフレーム3の中空部30内に挿通されているが、サブフレーム下板部の挿通穴37から油圧ポンプ6までのホース長さ範囲は外部に露出していて、該露出部分のホースに他の部材が干渉して該油圧ホース8が損傷するおそれがあり、該ホースが損傷した場合には新しいものと交換する必要がある。
ところが、上記のように長尺で1本物の油圧ホース8では、ホース交換の際にホース全体長さを取り替える必要があるので、ホース脱着作業が面倒で且つ上記のように危険を伴う作業となる。即ち、損傷ホースを上記配設作業と逆順序で取外した後、新しいホースを上記配設作業を行って接続させるが、それらの作業時に旋回台4を浮かした状態で行う必要がある。
又、油圧ホース8の損傷部分は、上記露出部分の限定的範囲の場合がほとんどであるが、1本物の油圧ホース8ではホース全体長さを取り替える必要があるので、交換すべき油圧ホース8の費用が高くつくという問題もあった。
そこで、本願発明は、油圧ポンプとスイベルジョイントとを接続する油圧ホースの配設作業(及びホース損傷時の交換作業)が比較的簡単で且つ安全に行えるようにした、旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造を提供することを目的としている。
本願発明は、上記課題を解決するための手段として次の構成を有している。
[本願請求項1の発明]
本願請求項1の発明は、車輌フレーム上に内部を中空としたサブフレームを設置し、該サブフレーム上に旋回ベアリングを介して旋回台を設置した旋回台付き作業車において、車輌フレームの下部に設けた油圧ポンプと旋回台側に設けたスイベルジョイントとを油圧ホースで接続した油圧ホース接続構造を対象にしている。
サブフレームは、断面四角形で、その内部が中空となっている。
油圧ポンプは、車輌のエンジン(PTO)に連続して設置される関係で、車輌フレーム下方における車輌の前部寄り位置に設置されている。
他方、旋回台は、サブフレーム上の車輌後方寄り位置に設置されている。従って、車輌フレーム2側の油圧ポンプ6から旋回台4側のスイベルジョイント7までの水平距離Lは、かなりの長さを有している(L=例えば3500〜4000mm)。
旋回台には、その旋回中心位置に作動油中継用のスイベルジョイントが取付けられている。
そして、この請求項1の油圧ホース接続構造は、油圧ポンプとスイベルジョイントとを接続する油圧ホースをサブフレーム内の中空部を通して配置している一方、油圧ホースを油圧ポンプとスイベルジョイント間の水平距離の中点位置よりスイベルジョイント側で且つ旋回ベアリングの外形より外側位置において分割して、該各分割油圧ホースをサブフレームの中空部内で接続しているとともに、サブフレームにおける各分割油圧ホースの接続部が対応する位置にホース接続作業用の作業穴を設けていることを特徴としている。
この旋回台付き作業車における油圧ポンプとスイベルジョイント間の水平距離は、車輌の機種(大きさ)によって異なるが概ね3500〜4000mm程度であり、その場合、該油圧ポンプとスイベルジョイント間に接続される油圧ホースの全長は概ね4000〜4500mm程度となる。又、油圧ホースを分割した状態では、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースよりスイベルジョイント接続側の分割油圧ホースの方が短くなっている。因に、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースの長さが例えば2400〜2600mm程度であるのに対して、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホースとして例えば1600〜1900mm程度の長さのものを使用できる(これらの長さは特に限定するものではない)。
尚、本願では、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースをさらに分割(例えば2分割)して、その分割した各油圧ホース同士を接続させたものを油圧ポンプ接続側分割油圧ホースとしてもよい。
各分割油圧ホース同士の接続部は、例えばサブフレームの中空部に両分割油圧ホースの各端部を連続状態で接続し得るようにした連通口付きの取付板を設けておき、該取付板の前後から連通口に対して両分割油圧ホースの各端部を着脱自在に接続させる得るようにしたものが好適である。
ホース接続作業用の作業穴は、両分割油圧ホースの接続部に対応する位置にあって、該作業穴から手を差し込んでホース接続作業が行える大きさ(特に限定するものではないが例えば穴の直径が250mm程度)であればよい。
この請求項1の油圧ホース接続構造では、油圧ポンプとスイベルジョイント間の油圧ホースを次のようにして接続させることができる。
まず、油圧ホースを分割して、その油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースをサブフレームの中空部に挿通させた状態で、そのホース一端部を上記作業穴に対応する位置に配置しておく。このとき、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースの他端は、車輌フレーム下方の油圧ポンプに接続させてもよく、あるいは該ホース他端を後で油圧ポンプに接続させるようにしてもよい。
他方、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホースの一端部は、旋回台をサブフレーム上に設置する前に旋回台側のスイベルジョイントに接続させておく。そして、その状態で該スイベルジョイント接続側分割油圧ホースの他端側(先端側)をサブフレームの旋回ベアリング設置位置にある開口からサブフレーム中空部に進入させながら、旋回台(天井クレーンで吊持している)をサブフレーム上の所定位置(旋回ベアリング上)に降下させて該旋回台をサブフレーム上に組付ける。このとき、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホースの先端部を上記作業穴に対応する位置まで送り込むが、該スイベルジョイント接続側分割油圧ホースの長さが比較的短い(例えば1600〜1900mm程度)ので、そのホース先端部を作業穴対応位置まで比較的容易に送り込むことができる。尚、該スイベルジョイント接続側分割油圧ホースの先端部をサブフレーム中空部に送り込む際に、該ホース先端部に紐の一端を結んで該紐の他端側をサブフレーム中空部を通して外部に導出させておき、該紐の他端側を引っ張りながら旋回台を降下させるようにすると、該ホース先端部を作業穴対応位置まで容易に引き込むことができる。
そして、作業穴対応位置にある両分割油圧ホースの各端部を、作業穴から手を差し込んで接続すれば、この油圧ホースの配設作業は完了する。
ところで、サブフレーム上に旋回台(キャビン、伸縮ブーム等が設置されていて大重量となる)を設置すると、サブフレームに対して旋回台側からの負荷による下方への座屈作用が発生し、サブフレームにおける旋回台設置部分が強度面で負担が大きくなり、他方、サブフレームの壁面部に上記作業穴を設けると、該作業穴設置部分の強度が低下する。尚、旋回台側からの負荷は、その旋回台側の自重に加えてクレーン作業時における吊荷の荷重も加わるので、クレーン作業時にはサブフレームにおける旋回台設置部分に大きな負荷が加わることになる。
そこで、この請求項1の油圧ホース接続構造では、両分割油圧ホースの接続部を油圧ポンプとスイベルジョイント間の水平距離の中点位置よりスイベルジョイント側で且つ旋回ベアリングの外形より外側に位置させるとともに、上記作業穴を両分割油圧ホースの接続部に対応する位置に設けていることにより、該作業穴を旋回台設置部分から適度に離間させつつ(旋回台側からの負荷による座屈作用の影響を緩和させつつ)、上記のようにスイベルジョイント接続側の分割油圧ホースを短くすることができる。
又、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースは、その一部がサブフレームから外部に露出していて、該ホース露出部分に他の部材が干渉することにより該ホースが損傷するおそれがある。尚、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホースは、全体が閉空間内に収容されている(他の部材が干渉しない)ので、損傷する危険は極めて少ない。
そして、本願請求項1の油圧ホース接続構造では、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースが損傷した場合には、該油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースのみを交換すればよい。そのホース交換作業は、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホースを取り外すことなく、次のようにして行える。
まず、損傷した油圧ポンプ接続側分割油圧ホースにおける他側ホースとの接続部を作業穴から手を差し込んで外す一方、油圧ポンプ接続側端部も油圧ポンプから外せば、該油圧ポンプ接続側分割油圧ホースをサブフレーム下方に抜き外すことができる。その後、新しい分割油圧ホースの一端側をサブフレーム下方からその中空部に差し込んで作業穴対応位置まで送り込み、作業穴から手を差し込んで両分割油圧ホースの端部同士を接続させるとともに、油圧ポンプ接続側分割油圧ホースの他端を油圧ポンプに接続すると、ホース交換作業は完了する。
このように、一連の油圧ホースにおける損傷した分割油圧ホースのみを交換できるようにすると、その交換ホース部分が安価で済む。又、両分割油圧ホースのうち、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホースのみが他部材との干渉により損傷するおそれがある(交換の必要性がある)が、この油圧ポンプ接続側分割油圧ホースは、上記のように作業穴より油圧ポンプ側の範囲で処理できるので、その交換時に旋回台及びスイベルジョイント接続側の分割油圧ホースをそのままにした状態で作業が行える。
[本願請求項2の発明]
本願請求項2の発明は、上記請求項1の油圧ホース接続構造において、ホース端部接続作業用の作業穴をサブフレームの一方の側板部に設けていることを特徴としている。
サブフレームには、旋回台側からの負荷による下方への座屈作用を受けるが、該座屈作用に対する支持力はサブフレームの上板部の方が左右各側板部より大きくなるように設計されている。具体的には、サブフレームの上板部の方が左右各側板部より板厚さを厚くしている。又、サブフレームの下板部も左右各側板部より板厚さを厚くしており、該下板部の方が左右各側板部より強度面で大きくなっている。
そして、この請求項2のように、上記作業穴をサブフレームの一方の側板部に設けると、該作業穴をサブフレームの上板部に設けるよりサブフレームに受ける上記座屈作用に対して強度面で有利に働くようになる一方、該作業穴をサブフレームの下板部に設けるより強度面で有利に働く。
[本願請求項3の発明]
本願請求項3の発明は、上記請求項1又は2の油圧ホース接続構造において、サブフレーム内における、旋回ベアリングの外周端と作業穴との間に補強用のクロスメンバーを設けていることを特徴としている。
上記作業穴は、旋回ベアリングの外形より外側に位置しているが、比較的旋回台設置位置に近い部分のサブフレームに設けている。従って、該作業穴は、サブフレームにおける旋回台側からの負荷による座屈作用を受け易い部分にある。
そこで、本願請求項3では、サブフレームに作業穴を設けたものであっても、旋回ベアリングの外周端と作業穴との間に補強用のクロスメンバーを設けていることにより、該クロスメンバーで座屈作用を受け易いサブフレーム部分を補強できる。
[本願請求項1の発明の効果]
本願請求項1の発明の油圧ホース接続構造は、油圧ポンプとスイベルジョイントとを接続する油圧ホースをサブフレーム内の中空部を通して配置している一方、油圧ホースを油圧ポンプとスイベルジョイント間の水平距離の中点位置よりスイベルジョイント側で且つ旋回ベアリングの外形より外側位置において分割して、該各分割油圧ホースをサブフレームの中空部内で接続しているとともに、サブフレームにおける各分割油圧ホースの接続部が対応する位置にホース接続作業用の作業穴を設けて構成されているので、次のような効果がある。
(1) 油圧ホースを分割しているので、該油圧ホースをサブフレームの中空部を通して配置する際に、分割油圧ホースの状態(短い状態)でそれぞれサブフレーム中空部に挿通させた後に、作業穴から両ホース端部を接続させることができるので、連続する1本物の油圧ホースをサブフレーム中空部に挿通させた状態で油圧ポンプとスイベルジョイント間に配設する場合に比して、油圧ホースの配設作業が容易となるとともに、その配設作業を安全に行える。
因に、上記した従来例のように1本物の油圧ホースを配設する場合には、該油圧ホースが長尺であるために、一方のホース端部を予めスイベルジョイントに接続させた状態でホース他端側をサブフレーム中空部を通して油圧ポンプ側に導出させるのが非常に難しいという理由から、上記のように1本物の油圧ホースを先にサブフレーム中空部に挿通させた状態から一方のホース端部をスイベルジョイントに接続させるようにしているが、その場合は旋回台を浮かせて旋回台とサブフレーム間に人が入れる作業スペースを確保し、その作業スペースに作業員が入って接続作業を行う必要がある。従って、その接続作業に危険を伴うが、本願の油圧ホース接続構造では、ホース配設作業に上記のような危険な作業は不要となる。
(2) 各分割油圧ホースは長短の差があり、その短い側の分割油圧ホースの一端をスイベルジョイントに接続した状態でそのホース他端側をサブフレーム中空部内における作業穴対応位置まで差し込めばよいので、油圧ホースを分割したものであっても、サブフレーム中空部内へのホース配設作業が一層容易となる。
(3) サブフレームにおける旋回台設置部分は、旋回台側からの負荷による下方への座屈作用が発生して強度面で負担が大きくなり、他方、サブフレームの壁面部に上記作業穴を設けると、該作業穴設置部分の強度が低下するが、該作業穴を両分割油圧ホースの接続部である油圧ポンプとスイベルジョイント間の水平距離の中点位置よりスイベルジョイント側で且つ旋回ベアリングの外形より外側位置に設けていることにより、該作業穴を旋回台設置部分から適度に離間させつつ(旋回台側からの負荷による座屈作用の影響を緩和させつつ)、上記のようにスイベルジョイント接続側の分割油圧ホースを短くすることができる。
(4) 両分割油圧ホースのうち、外部に露出している油圧ポンプ接続側分割油圧ホースが他の部材に干渉して損傷するおそれがあるが、その損傷した油圧ポンプ接続側分割油圧ホースを交換する場合に、スイベルジョイント接続側分割油圧ホースをそのままにした状態で交換作業が行えるので、そのホース交換作業が容易である。又、そのホース交換の際に、損傷した側の分割油圧ホースのみを取り替えればよいので、交換ホース部分が安価となる。
(5) 油圧ポンプとスイベルジョイント間の距離(油圧ホース長さ)は車輌の機種によって異なるが、油圧ホースを分割していると、スイベルジョイント接続側分割油圧ホースを各機種に共用できるので、油圧ポンプ接続側分割油圧ホースのみを機種に応じた各種長さのものを準備すればよい。
[本願請求項2の発明の効果]
本願請求項2の発明では、上記請求項1の油圧ホース接続構造において、ホース端部接続作業用の作業穴をサブフレームの一方の側板部に設けている。
このように作業穴をサブフレームの一方の側板部に設けると、上記請求項1の効果に加えて、サブフレームの上板部に設ける場合より旋回台側からの負荷によるサブフレームに受ける座屈作用に対して強度面で有利に働くとともに、サブフレームの下板部に設ける場合より強度面で有利に働くという効果がある。
[本願請求項3の発明の効果]
本願請求項3の発明では、上記請求項1又は2の油圧ホース接続構造において、サブフレーム内における旋回ベアリングの外周端と作業穴との間に補強用のクロスメンバーを設けている。
この請求項3のものでは、上記請求項1又は2の効果に加えて、サブフレームに作業穴を設けたものであっても、旋回ベアリングの外周端と作業穴との間に設けたクロスメンバーにより、サブフレームにおける旋回台側からの負荷によって座屈作用を受け易い部分を補強できるという効果がある。
本願実施例の油圧ホース接続構造を備えた旋回台付き作業車(移動式クレーン)の側面図である。 図1における油圧ホース配設部分の拡大図である。 図2の平面図である。 図2のIV−IV拡大断面図である。 図2の油圧ホース接続構造におけるホース配設方法の説明図である。 本件出願人が以前から採用している油圧ホース接続構造を備えた移動式クレーンの側面図である。 図6のVII−VII拡大矢視図である。 図6の油圧ホース接続構造におけるホース配設方法の説明図である。
図1〜図5を参照して本願実施例にかかる旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造を説明すると、図1には旋回台付き作業車の代表例として移動式クレーンを採用したものを示している。
図1の移動式クレーンは、図6に示す従来例の移動式クレーンと同じものであって、車輌1のフレーム(車輌フレーム)2上にサブフレーム3が設置され、該サブフレーム3上に旋回ベアリング41を介して旋回台4が設置されている。
旋回台4には、伸縮ブーム5と、ブーム起伏用の油圧シリンダ15と、吊荷ロープの巻上げ用のウインチ16と、クレーン操作室となるキャビンとが設置されている。従って、旋回台4側の総重量はかなりの大重量となり、その旋回台4側の総重量がサブフレーム3上に加わることになる。
サブフレーム3は、図2〜図4に示すように、上板部31と下板部32と左右の側板部33,34とを有した断面四角形で前後に長い箱体に構成されている。従って、サブフレーム3の内部は中空部30となっている。尚、他の実施例では、サブフレーム3として、下板部32の幅中央付近に上向き凹状の凹入部を設けたものでもよいし、さらには四角形以外の適宜の閉断面構造のものでもよい。
尚、この実施例の説明では、サブフレーム3について、車輌1の前後に向く方向を前後といい、車輌前方側から見て左右に向く方向を左右という。
サブフレーム3内の中空部30には、複数箇所(図示例では3箇所)に補強用のクロスメンバー35が設けられている。この各クロスメンバー35は、図4に示すように門型形状のものであって、サブフレーム3の上板部31と左右の各側板部33,34のそれぞれ内面に沿って配置されている。
サブフレーム3の前後各端部には、それぞれ左右一対のアウトリガ11,11が取付けられている。
旋回台4は、サブフレーム3上における前後長さの中間位置より後方寄り位置において旋回ベアリング41を介して設置されている。
旋回台4側には、旋回台旋回用の油圧モータ、ブーム起伏用の油圧シリンダ15、ブーム伸縮用の油圧シリンダ、ウインチ16の油圧モータ等の各種油圧アクチュエータが用いられており、それらの各種油圧アクチュエータに対して車輌フレーム2側に設けた油圧ポンプ6から旋回台4に設けたスイベルジョイント7を介して作動油を供給し得るようになっている。
スイベルジョイント7は、旋回台4の下面部における旋回中心に設置されている。このスイベルジョイント7は、図2に示すように外筒71と内筒72とを回転自在に結合させたもので、この実施例では、外筒71がサブフレーム3側に固定されている一方、内筒72が旋回台4側に固定されている。尚、外筒71の下半部は、旋回台4の下面より下方に突出しており、このスイベルジョイント7を旋回台4に取付けた状態で、外筒71の外面にあるポート(接続口)に対して後述の油圧ホース(分割油圧ホース)82の一端部82aを接続し得るようになっている。
上記油圧ポンプ6は、車輌のエンジン(PTO)に連続して設置される関係で、車輌フレーム2の下部で車輌1の前方寄り位置に設置されている。従って、図2及び図3に示すように、油圧ポンプ6の位置Pから旋回台4側のスイベルジョイント7の位置Qまでの水平距離Lはかなりの長さ(L=3500〜4000mm)を有している。
油圧ポンプ6とスイベルジョイント7とは油圧ホース8で接続されているが、この油圧ホース8の全長は、油圧ポンプ6とスイベルジョイント7間の水平距離Lが3500〜4000mmである場合には概ね4000〜4500mm程度と長尺になる。
この実施例の油圧ホース接続構造は次の構成を有している。尚、油圧ホース8は、油圧ポンプ6の接続口の数(4つ)と同数の4本を有しているが、該4本をまとめて油圧ホース8と表現する。
この油圧ホース8は、サブフレーム3の中空部30を通して配設されている。又、この油圧ホース8は、図2及び図3に示すように、油圧ポンプ6(符号Pの位置)とスイベルジョイント7(符号Qの位置)間の水平距離Lの中点位置Rよりスイベルジョイント7側で且つ旋回ベアリング41の外形41aより外側位置において2分割(符号81,82)しており、その各分割油圧ホース81,82の端部81b,82b同士をサブフレーム3の中空部30内で着脱自在に接続させている。尚、両分割油圧ホース81,82もそれぞれ4本のホースを総称したものである。
この場合、両分割油圧ホース81,82の接続部9の位置S(図2、図3)は、スイベルジョイント7の位置Qから水平距離で1/2Lより短い長さTの位置になる。因に、図示例(図2、図3)では、上記位置Qから上記位置Sまでの長さTは、上記位置Qから上記位置Pまでの長さLの約40%になるように設定している。従って、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホース81よりスイベルジョイント接続側の分割油圧ホース82の方が短くなっている。具体的には、この実施例では、油圧ポンプ接続側の分割油圧ホース81の長さが2400〜2600mm程度であるのに対して、スイベルジョイント接続側の分割油圧ホース82の長さを1600〜1900mm程度に設定している。尚、各側の分割油圧ホース81,82はそれぞれ4本を総称したものであり、同側の分割油圧ホースであっても各個別ホースの長さは接続位置との関係でそれぞれ若干異なっている。又、各側の分割油圧ホース81,82は、部分的にそれぞれカバーで束ねている。
両分割油圧ホース81,82の接続部9には、図2〜図4に示すようにサブフレーム中空部30内において両分割油圧ホース81,82の各端部81b,82bを接続させ得る縦長の取付板91が立設されている。この取付板91は、図3及び図4に示すようにサブフレーム3の一方の側板部(図示例では右側の側板部)34に近づけた位置に設置されている。そして、この取付板91には、図4に示すように上下に4つの連通口(接続口)92,92・・を設けていて、その各連通口92,92・・に前後各側からそれぞれホース端部(図2、図3の符号81b,82b)を着脱自在に接続させ得るようになっている。
尚、この実施例では、一連の油圧ホース8は、油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81とスイベルジョイント接続側分割油圧ホース82とに2分割したものを使用しているが、そのうちの油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81は、さらに分割(2分割)したものを接続させた状態で使用することができる。
サブフレーム3における各分割油圧ホース81,82の接続部9が対応する位置には、ホース接続作業用の作業穴38を設けている。この実施例では、該作業穴38は、接続部9の取付板91が近い側の側板部(右側の側板部)34に設けられている。この作業穴38の大きさは、該作業穴から手を差し込んで取付板91の各連通口92に対してホース端部81b,82bの接続作業が行える程度のもので、例えば直径が250mm程度あればよい。尚、この作業穴38は、図示例では円形のものを採用しているが、楕円形、四角形、その他の多角形でもよい。
サブフレーム3に作業穴38を設けると、該サブフレーム3の強度が低下するので、この実施例では作業穴38の口縁部を取り巻くようにして、サブフレーム側板部34の内外各面にそれぞれ補強材39,39(図4)を取付けている。尚、この作業穴38は、開閉自在な蓋(図示していない)で被覆しておくことができ、その場合は該作業穴38からサブフレーム3の中空部30内にゴミが侵入するのを防止できる。
又、作業穴38と旋回ベアリング41の外端41a間のサブフレーム中空部30内には、複数(3つ)のクロスメンバー35,35,35のうちの1つが配置されている。換言すれば、旋回ベアリング41の外端41aから1つ目のクロスメンバー35より外側に作業穴38を設けている。
この実施例の油圧ホース接続構造では、油圧ポンプ6とスイベルジョイント7間の油圧ホース8を次のようにして接続させることができる。
まず、図5に示すように、油圧ホース8を2分割した状態で、その油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81の一端部81b側をサブフレーム下板部32の挿通穴37からサブフレーム中空部30内を通して接続部9となる取付板91の近傍位置まで進入させる。このとき、該挿通穴37と取付板91までの距離は比較的短い(例えば1200〜1400mm程度)ので、該ホース端部81bの進入作業は比較的容易に行える。又、このとき油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81の進入側端部81b(4つ)は、作業穴38から手を差し込んで取付板91の前面側から各連通口92(図4)に接続させておくと、該油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81がサブフレーム中空部30から不用意に抜け出さない。尚、図5の状態で、油圧ポンプ接続側分割油圧ホース81の他端81a(4つ)も油圧ポンプ6の各接続口6aに接続させてもよいが、該ホース他端81aは後で油圧ポンプ6に接続させてもよい。
他方、スイベルジョイント接続側分割油圧ホース82の一端部82aを旋回台4側のスイベルジョイント7(外筒71)に接続させておき、旋回台4を天井クレーンで吊持して、スイベルジョイント接続側分割油圧ホース82の先端82b側をサブフレーム3の旋回ベアリング設置位置にある開口36からサブフレーム中空部30に進入させながら、旋回台4をサブフレーム3上の所定位置(旋回ベアリング41上)に降下させて該旋回台4をサブフレーム3上に組付ける。このとき、スイベルジョイント接続側分割油圧ホース82の先端部82bを接続部9となる取付板91の近傍位置まで送り込むが、上記開口36から取付板91までの距離は比較的短い(開口36の前側端縁から取付板91までの距離が例えば1200〜1400mm程度)ので、該ホース端部82bの送り込み作業は比較的容易に行える。尚、該スイベルジョイント接続側分割油圧ホース82の先端部82bをサブフレーム中空部30に送り込む際に、該ホース先端部82bに紐の一端を結んで該紐の他端側をサブフレーム中空部30を通して例えば作業穴38から外部に導出させておき、該紐の他端側を引っ張りながら旋回台4を降下させるようにすると、該ホース先端部82bを取付板91の近傍位置まで容易に引き込むことができる。
そして、図5の状態で、作業穴38から手を差し込んで、スイベルジョイント接続側分割油圧ホース82の先端部82b(4つ)を取付板91の後面側から各連通口92(図4)に接続させると、両分割油圧ホース81,82を連続させることができる。
ところで、サブフレーム3上に旋回台4を設置すると、サブフレーム3に対して旋回台4側からの負荷(旋回台4側の自重及びクレーン作業時の吊荷荷重)による下方への座屈作用が発生し、サブフレーム3における旋回台設置部分が強度面で負担が大きくなる。他方、サブフレーム3の側板部34に上記作業穴38を設けると、該作業穴設置部分の強度が低下する。
そこで、この実施例の油圧ホース接続構造では、図2及び図3に示すように、両分割油圧ホース81,82の接続部9の位置Sを油圧ポンプ6とスイベルジョイント7間の水平距離Lの中点位置Rよりスイベルジョイント7側で且つ旋回ベアリング41の外形41aより外側に位置させるとともに、上記作業穴38を両分割油圧ホース81,82の接続部9に対応する位置に設けていることにより、該作業穴38を旋回台設置部分から適度に離間させつつ(旋回台側からの負荷による座屈作用の影響を緩和させつつ)、上記のようにスイベルジョイント接続側の分割油圧ホース82を短くすることができる。
又、この実施例では、上記作業穴38をサブフレーム3の一方の側板部34に設けているが、このように作業穴38をサブフレーム側板部34に設ける方が、該作業穴38をサブフレーム3の上板部31に設ける場合より旋回台側からの負荷によるサブフレーム3の座屈作用に対して強度面で有利に働くとともに、該作業穴38をサブフレーム3の下板部32に設ける場合より強度面で有利に働く。
さらに、この実施例では、作業穴38と旋回ベアリング41の外端41a間のサブフレーム中空部30内に1つのクロスメンバー35が配置されており、サブフレーム3における旋回台側からの負荷によって座屈作用を受け易い部分を該クロスメンバー35で補強している。
1は車輌、2は車輌フレーム、3はサブフレーム、4は旋回台、5は伸縮ブーム、6は油圧ポンプ、7はスイベルジョイント、8は油圧ホース、9は接続部、30はサブフレームの中空部、31はサブフレームの上板部、32はサブフレームの下板部、33,34はサブフレームの側板部、35はクロスメンバー、36は開口、37は挿通穴、38は作業穴、41は旋回ベアリング、41aは旋回ベアリングの外端、81は油圧ポンプ接続側分割油圧ホース、81a,81bはホース端部、82はスイベルジョイント接続側分割油圧ホース、82a,82bはホース端部、91は接続部の取付板である。

Claims (3)

  1. 車輌フレーム(2)上に内部を中空としたサブフレーム(3)を設置し、該サブフレーム(3)上に旋回ベアリング(41)を介して旋回台(4)を設置した旋回台付き作業車において、前記車輌フレーム(2)の下部に設けた油圧ポンプ(6)と前記旋回台(4)側に設けたスイベルジョイント(7)とを油圧ホース(8)で接続した油圧ホース接続構造であって、
    前記油圧ポンプ(6)と前記スイベルジョイント(7)とを接続する前記油圧ホース(8)を前記サブフレーム(3)内の中空部(30)を通して配置している一方、
    前記油圧ホース(8)を前記油圧ポンプ(6)と前記スイベルジョイント(7)間の水平距離(L)の中点位置(R)よりスイベルジョイント(7)側で且つ前記旋回ベアリング(41)の外形(41a)より外側位置において分割して、該各分割油圧ホース(81,82)を前記サブフレーム(3)内の中空部(30)で接続しているとともに、
    前記サブフレーム(3)における前記各分割油圧ホース(81,82)の接続部(9)が対応する位置にホース接続作業用の作業穴(38)を設けている、
    ことを特徴とする旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造。
  2. 請求項1において、前記作業穴(38)を前記サブフレーム(3)の一方の側板部(34)に設けていることを特徴とする旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造。
  3. 請求項1又は2において、前記サブフレーム(3)内における旋回ベアリング(41)の外周端(41a)と前記作業穴(38)との間に補強用のクロスメンバー(35)を設けていることを特徴とする旋回台付き作業車の油圧ホース接続構造。
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