JP4781416B2 - 建設機械 - Google Patents

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本発明は、油圧ショベルあるいはその応用機械等の建設機械に係り、特にワイヤロープ等を使用して吊り上げる際に好適な吊り上げ手段を有するブームの構造に関する。
従来、油圧ショベル等の建設機械をビル階上や地中穴の底部あるいは地階等に搬入、搬出する場合、クレーンによりワイヤロープを介して建設機械を吊る。このワイヤロープにより建設機械を吊る場合、ワイヤロープとして前ロープと後ロープとを使用する。そして、前ロープはブームの下面に保護用の木材を介して掛け、後ロープは上部旋回体の後部に設けた吊環等に掛けて吊り上げる。
しかしこの方法で建設機械を吊ると、ブームの底面に掛け回した前ロープが滑り、ブームが損傷したり、吊上状態におけるバランスが崩れるおそれがある。この問題点を解決するため、特許文献1においては、クレーンから垂下されるワイヤロープに接続するために建設機械に設ける吊上装置として、ブームの下面部に、ピン孔を有するブラケットを溶接し、このピン孔に吊上用のピンを挿着し、このピンの両端に吊環を嵌着し、この吊環の上部に設けた孔にワイヤロープを掛けて吊り上げる構造のものが提案されている。
また、特許文献2には、建設機械に付設する吊上装置として、上部旋回体の旋回フレームに着脱可能に固定される2つの脚フレームと、これらの脚フレームの上部を連結する上部フレームと、上部フレームに固定された2つの吊り部とにより構成したものが提案されている。また、特許文献3には、建設機械に付設する吊上装置として、作業用アタッチメントのブーム基部のボスの左右両端の外周部に、吊上用の吊孔を有する吊金具を設けたものが提案されている。
特開平6−257179号公報 特開平10−292430号公報 特開2000−45333号公報
特許文献1に記載の吊上装置においては、ブームの左右に溶接するブラケット、ブラケットの孔に挿着する吊上用ピン、吊上用ピンに嵌着する吊環等の吊用部材が必要になる。このため、部品点数が多くなり、取付けのための工数がかかり、原価高を招くという問題点がある。また、ブームの下面にブームと別部材でなるブラケットを溶接した上、ブラケットのピン孔に挿着するピンおよびこのピンに嵌着する吊環を設ける必要があるため、強度保証が難しいという問題点がある。また、通常の作業中における吊上用ピンの振動による騒音発生を防止するためにピンを取外すこととすれば、建設機械の搬入、搬出作業に伴うピンや吊環の着脱や管理が面倒であるという問題点もある。
特許文献2に記載の吊上装置においても同様に、脚フレームや上部フレーム等の付加による部品点数や取付け工数の増加、これに伴う原価高、強度保証が困難、建設機械の搬入、搬出作業に伴う吊上用部材の着脱や管理が面倒という問題点がある。また、特許文献3に記載の吊上装置においても同様に、吊金具やこれを取付けるための部材等による部品点数や取付け工数の増加、これに伴う原価高、強度保証が困難という問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、建設機械を吊り上げるための部材が削減でき、もって製造における原価低減、工数削減に寄与できる上、強度保証が容易であり、さらに吊上のための部材の着脱も不要となる吊上手段を有する建設機械を提供することを目的とする。
請求項1の建設機械は、下部走行体上に旋回装置を介して上部旋回体を設置し、
前記上部旋回体に作業用アタッチメントを取付け、
前記作業用アタッチメントは、前記上部旋回体に起伏可能に取付けた第1ブームと、前記第1ブームに回動可能に連結した第2ブームとを有する建設機械において、
前記第2ブームは、左右一対の外側板と、これらの外側板の間に一体に設けられ、第2ブーム回動用油圧シリンダの一端を連結するボスを有する左右一対の内側板を有し、
前記内側板にその一部として上方に突出した突出部を形成し、
前記突出部に、吊上用の部材を掛ける孔を設けたことを特徴とする。
請求項2の建設機械は、請求項1に記載の建設機械において、
前記第1ブームに対して前記第2ブームを最も閉じた状態における前記吊上用の部材を掛ける孔の位置を、前記第1ブームを前記上部旋回体に枢着するピンと、前記第1ブームに前記第2ブームを枢着するピンとを結ぶ延長線上に設定したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第2ブームの油圧シリンダ連結用の内側板の一部を上方に突出させてその突出部に吊上用の部材を掛ける孔を設けたので、第2ブームの内側板の切抜きあるいは打抜き形状を変更するだけで吊上用の装置を実現できる。このため、建設機械を吊り上げるための部材の付加が不要となり、製造における原価低減、工数削減に寄与することができる。また、もともとブームに備わる内側板の一部を吊上用部材として用いており、付加部材も不要であるので、溶接の必要がなく、強度保証が容易となる。さらに吊上のための部材の着脱も不要となり、吊上作業の前後における段取りに要する手間が簡略化されると共に、吊上用部材の管理も不要となる。
請求項2の発明によれば、第2ブームを第1ブームに対して最も閉じた状態において、吊上用の部材を挿入する孔の位置を、第1ブームの両端の枢着ピンを結ぶ延長線上に設定したので、第1ブームに対して第2ブームを閉じ、かつ第1ブームを垂直にしコンパクト化して建設機械を吊り上げる際に、吊上力によって第2ブームを回動させる力が発生しない。このため、吊上の際に、第1ブームに対して第2ブームが回動することなく、常に安定した姿勢で吊り上げることができる。
図1は本発明の建設機械の一実施の形態を示す側面図である。1は履帯式下部走行体、3はこの下部走行体1上に旋回装置2を介して設置した上部旋回体である。上部旋回体3には運転室4や油圧パワーユニット5が搭載される。また、上部旋回体3には、作業用アタッチメント6が取付けられる。
作業用アタッチメント6は、上部旋回体3にピン7により起伏可能に取付けた第1ブーム8と、この第1ブーム8を起伏させるために上部旋回体3と第1ブーム8との間に設けた油圧シリンダ9と、第1ブーム8の先端にピン10と中心に回動可能に連結した第2ブーム11と、この第2ブーム11を回動させるために第1ブーム8と第2ブーム11との間に設けた油圧シリンダ12と、第2ブーム11の先端にピン13を中心に回動可能に連結したアーム14と、このアーム14を回動させるために第2ブーム11とアーム14との間に設けた油圧シリンダ15と、アーム14の先端にピン16を中心に回動可能に取付けた作業具17と、この作業具17を回動させるためにアーム14と作業具17との間に設けた油圧シリンダ18およびリンク機構19とを有する。20,21はそれぞれ油圧シリンダ12,15の一端を第2ブーム11に連結するピンである。
図2は第2ブーム11の側面図、図3はその平面図、図4はその底面図、図5は図3のE−E断面図である。第2ブーム11は、左右一対の外側板22,22と、これらの外側板22,22の間に溶接された連結部材23と、外側板22,22の間の連結部材23に溶接された左右一対の内側板24,24とを有する。外側板22および内側板24の一端には、第1ブーム8と第2ブーム11を連結するためのピン10を挿着するピン孔26およびボス27を有する。また、外側板22の他端には、アーム14を連結するピン13を挿着するピン孔28およびボス29を有する。
内側板24は第2ブーム11を回動させる油圧シリンダ12の一端を連結するピン20を挿着するピン孔30およびボス31を有する。また、内側板24は、アーム14を回動させる油圧シリンダ15の一端を連結するピン21を挿着するピン孔32およびボス33を有する。
24aは内側板24の上部に上方に突出させて設けた突出部、24bは突出部24aに設けた孔であり、この孔24bは、ワイヤロープチェーンあるいはシャックル等の吊上部材を掛けるために設けたものである。
この建設機械の吊上の際には、図1に示すように、第2ブーム11の内側板24の孔24bにワイヤロープ34等の吊上部材を掛け、他の箇所、例えば図示のように下部走行体1側にも別のワイヤロープ35を掛け、これらのワイヤロープ34,35をクレーン(図示せず)のフック36に掛けてクレーンにより吊り上げる。
このように、この実施の形態においては、第2ブーム11の油圧シリンダ12連結用の内側板24の一部を上方に突出させてその突出部24aに吊上用の部材を挿入する孔24bを設けたので、第2ブーム11の内側板24の切抜きあるいは打抜き形状を変更するだけで吊上用の装置を実現できる。このため、建設機械を吊り上げるための部材の付加が不要となり、製造における原価低減、工数削減に寄与することができる。また、もともと第2ブーム11に備わる内側板24の一部を吊上用部材として用いており、付加部材も不要であるので、溶接の必要がなく、強度保証が容易となる。さらに吊上のための部材の着脱も不要となり、吊上作業の前後における段取りに要する手間が簡略化され、吊上部材の管理も不要となる。
また、本実施の形態においては、図1に示すように、第2ブーム11を第1ブームに対して最も閉じた状態において、吊上用の部材を挿入する孔24bの位置を、第1ブーム8の両端の枢着ピン7,10を結ぶ延長線38上に設定している。このため、第2ブーム11を第1ブーム8側に閉じ、かつ第1ブーム8を垂直にしコンパクト化して建設機械をワイヤロープ34,35によって吊り上げる際に、吊上力によって第2ブーム11を回動させる力が発生しない。このため、吊上の際に、第1ブーム8に対して第2ブーム11が回動することなく、常に安定した姿勢で建設機械を吊り上げることができる。
本発明は、作業用アタッチメント6に取付ける作業具16としてバケットの代わりに鋏状の破砕具、ブレーカ、ホーク、マグネット等の他の作業具を取付ける場合にも適用できる。また、第2ブーム11の先端に作業具を取付ける場合にも適用できる。
本発明の建設機械の一実施の形態を示す側面図である。 この実施の形態の第2ブームの側面図である。 この実施の形態の第2ブームの平面図である。 この実施の形態の第2ブームの底面図である。 図3のE−E断面図である。
符号の説明
1:下部走行体、2:旋回装置、3:上部旋回体、4:運転室、5:油圧パワーユニット、6:作業用アタッチメント、7:ピン、8:第1ブーム、9:油圧シリンダ、10:ピン、11:第2ブーム、12:油圧シリンダ、13:ピン、14:アーム、15:油圧シリンダ、16:ピン、17:作業具、18:油圧シリンダ、19:リンク機構、20,21:ピン、22:外側板、23:連結部材、24:内側板、24a:突出部、24b:吊上部材用孔、26:ピン孔、27:ボス、28:ピン孔、29:ボス、30:ピン孔、31:ボス、32:ピン孔、33:ボス、34,35:ワイヤロープ、36:フック

Claims (2)

  1. 下部走行体上に旋回装置を介して上部旋回体を設置し、
    前記上部旋回体に作業用アタッチメントを取付け、
    前記作業用アタッチメントは、前記上部旋回体に起伏可能に取付けた第1ブームと、前記第1ブームに回動可能に連結した第2ブームとを有する建設機械において、
    前記第2ブームは、左右一対の外側板と、これらの外側板の間に一体に設けられ、第2ブーム回動用油圧シリンダの一端を連結するボスを有する左右一対の内側板を有し、
    前記内側板にその一部として上方に突出した突出部を形成し、
    前記突出部に、吊上用の部材を掛ける孔を設けたことを特徴とする建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械において、
    前記第1ブームに対して前記第2ブームを最も閉じた状態における前記吊上用の部材を掛ける孔の位置を、前記第1ブームを前記上部旋回体に枢着するピンと、前記第1ブームに前記第2ブームを枢着するピンとを結ぶ延長線上に設定したことを特徴とする建設機械。
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