JP6812296B2 - 単層体または積層体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、単層体または積層体の製造方法に関する。
単層体または積層体の製造工程において、例えば、単層体または積層体と他の部材とを積層するまでの間、単層体または積層体における他の部材との接合面側に、セパレータ(剥離フィルム)が設けられることがある。一般に、セパレータを設けることにより、単層体または積層体を保護でき、例えば、単層体または積層体へのゴミ付着を防止できる。
単層体または積層体と他の部材とを積層する場合、単層体または積層体からセパレータを剥離した後、単層体または積層体は、他の部材との積層工程に進む。単層体または積層体からセパレータを効率よく剥離するために、セパレータを覆うように、剥離部材をセパレータにおける単層体または積層体とは反対側の面に貼合し、剥離部材とセパレータとを共に単層体または積層体から剥離することが行われている。
以下、説明のために、単層体または積層体のうち、積層体について説明するが、単層体についても、同様のことを説明できる。
例えば、図6に示されるように、積層体11とセパレータ12を積層し、所定のサイズに裁断された、セパレータを有する積層体10に対して、セパレータ12における積層体11とは反対側の面に、巻き出しロール41から送り出した長尺の剥離部材31を、一対の貼合ロール43を用いて貼合する。ナイフエッジ等(図示せず)を用いて、積層体11から、セパレータ12と剥離部材31を剥離し、巻取りロール47により、セパレータ12と剥離部材31とを巻き取る。この際、セパレータ12と剥離部材31は貼合された状態で巻き取られる。
セパレータ12を剥離した積層体11は、所望により、更なる一対の貼合ロール48を用いて、別の部材と貼合される。
別の方法として、特許文献1には、枚葉体に添設されたセパレータの剥離方法が開示されている。
特許文献1の剥離方法は、所定の搬送経路に沿って前記枚葉体(積層体)を、所定間隔をおいて整列搬送する過程と、
整列搬送される前記枚葉体同士を繋ぎ合わせるように、搬送方向前側にある枚葉体の後部分のセパレータ添設面と、前記枚葉体の後側にある枚葉体の前部分のセパレータ添設面とに跨って、剥離用の粘着テープを貼付け手段によって貼付ける過程と、
前記粘着テープによって連結された前記セパレータを長尺状に繋ぎ合わせた状態で剥離手段によって剥離する過程と、
を備える。
特開2007−78978号公報
例えば、セパレータの片面を覆うように、剥離部材を貼合し、セパレータと剥離部材とを積層体から剥離する方法においては、剥離部材を大量に使用している。コスト面および、環境保護の観点から、剥離部材を再利用することが望まれている。
例えば、図6に示すように、積層体からセパレータを剥離すると、セパレータが剥離部材に貼合された状態でセパレータと剥離部材は回収される。このため、剥離部材を再利用するには、剥離部材とセパレータを巻き取り、その後、別工程において、剥離部材からセパレータを剥離する必要がある。
一般的に、剥離部材からセパレータを剥離する作業は、手作業で行われており、作業効率が悪い。また、作業者の感覚に頼る必要があるので、剥離に要する時間が作業者毎に異なり、さらに、剥離する力も一定ではないため、剥離部材を損傷させてしまい、剥離部材の再利用ができない場合がある。
このように、剥離部材からセパレータを剥離するには、別工程が必要となるなど、課題が多く、剥離部材を再利用することなく、廃棄されることが多い。しかし、上述のように、剥離部材は比較的高価であるため、再利用できることが望ましい。また、積層体などの製造工程において、可能な限り廃棄物を低減できることが望ましい。
一方、特許文献1の剥離方法は、セパレータを積層した枚葉体の繋ぎ目部分のみに剥離用の粘着テープを貼付けることにより、セパレータの剥離を試みている(例えば、特許文献1の請求項1、「0008」段落参照)。
しかし、特許文献1の剥離方法は、剥離用の粘着テープを、枚葉体に添設されたセパレータの全面に貼付けるのではなく、一部分のみに貼付けることにより、セパレータを積層した枚葉体からセパレータを剥離する際に、枚葉体に対して局所的な応力がかかるおそれがある。局所的な応力がかかることにより、枚葉体にシワ、捻れ、カールなどが生じるおそれがある。
さらに、特許文献1の剥離方法においては、所定の寸法に裁断された枚葉体が定距離となるように、このような積層体の位置合わせを事前に行う必要があり、接触または、非接触のセンサが必要となる。その上、所定の寸法に裁断された枚葉体のサイズに応じて、装置設定を調整する必要がある。そのため、設備コストおよび設置スペースが必要となる。
また、特許文献1の剥離方法は、粘着テープを所定の長さに裁断する必要があるため、製品サイズによってテープ貼り付け距離を設定しなければならない。このため、少量多品種製品には生産上不向きである。
また、近年においては、積層体全体の厚さが薄くなっており、例えば、光学積層体においては、厚さが50〜300μmのものが製造されている。このような厚さ範囲を有する積層体からセパレータを剥離する場合、積層体の平坦性を保持し、更に光学積層体の光学特性を損なわないよう、また、薄型の積層体を破損させることなくセパレータを剥離する必要がある。
さらに、作業効率を向上させる観点から、連続的にセパレータを剥離できることが好ましい。
そこで、本発明は、積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む、単層体または積層体の製造方法において、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる単層体または積層体の製造方法を提供することを目的とする。さらに、積層体からセパレータを剥離する際に、積層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができ、積層体の平坦性を保持できる単層体または積層体の製造方法を提供する。また、本発明は、セパレータと剥離部材を容易に剥離でき、連続的にセパレータを剥離できるなど、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
本発明は、以下を含む。
[1]単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む、単層体または積層体の製造方法であって、
(a)セパレータにおける、単層体または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合すること、
(b)単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離すること、および
(c)前記(b)で剥離した剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離し、剥離部材を回収することを含む、単層体または積層体の製造方法。
[2](d)前記(c)で回収した剥離部材を(a)に再循環させることを含む、[1]に記載の単層体または積層体の製造方法。
[3]粘着部材および剥離部材が長尺のテープまたはフィルムである、[1]または[2]に記載の単層体または積層体の製造方法。
[4]積層体およびセパレータがシートである、[1]から[3]のいずれか1に記載の単層体または積層体の製造方法。
[5]前記粘着部材のセパレータ側における粘着力が、前記粘着部材の剥離部材側における粘着力よりも大きい、[1]から[4]のいずれか1に記載の単層体または積層体の製造方法。
[6]単層体または積層体が光学単層体光学積層体である、[1]から[5]のいずれか1に記載の単層体または積層体の製造方法。
本発明の製造方法によれば、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる。さらに、本発明の製造方法によれば、積層体から容易に、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
本発明の製造方法の概略を示す全体側面図である。 本発明の製造方法において、セパレータにおける積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合することを説明する拡大概略断面図である。 本発明の製造方法において、積層体と、セパレータと、粘着部材と剥離部材とを積層した状態を示す拡大概略断面図である。 本発明の製造方法の一態様において、積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離することを説明する拡大概略断面図である。 本発明の製造方法の一態様における概略を示す全体側面図である。 従来の製造方法の概略を示す全体側面図である。
本発明によると、単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む、単層体または積層体の製造方法であって、
(a)セパレータにおける単層体側または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合すること、
(b)単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離すること、および
(c)前記(b)で剥離した剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離し、剥離部材を回収することを含む、単層体または積層体の製造方法が提供される。
以下、本発明の実施形態を説明する。また、適宜図面を用いて本発明の実施形態を説明する。本明細書においては、主に積層体について説明するが、単層体についても同様の実施形態であり得る。
(単層体)
単層体は、単一の層から構成される。本発明において、単層体は特に限定されない。
(積層体)
積層体は、少なくとも2つの層を有するのであれば、特に限定されない。少なくとも2つの層は、同一の層であってもよく、異なる層であってもよい。
積層体は、例えば、光学層、粘着剤層、保護フィルム層、セパレータ、更なる剥離可能なプロテクトフィルムから選択される少なくとも1つを有する。
積層体は、長尺状であってもよく、所定の大きさに裁断された形状を有してもよい。長尺状の積層体の場合、積層体は、例えば、積層体の巻き出しロールから積層体の巻き取りロールまでの長さを有する。長尺状の積層体は、幅が300mm〜5000mmの範囲内であり得、厚さが50μm〜500μmの範囲内であり得る。例えば、光学積層体においては、厚さが50〜300μmの範囲内であってもよい。
本願発明であれば、このような厚さ範囲を有する積層体からセパレータを剥離する場合、積層体の平坦性を保持し、更に光学積層体の特性、例えば、光学特性を損なわないよう、また、薄型の積層体を破損させることなくセパレータを剥離することができる。
一方、所定の寸法に裁断された単層体または積層体は、例えば、長さ300mm〜3000mm、幅300mm〜1500mm、厚さ50μm〜500μmの範囲内の寸法を有し得る。例えば、光学積層体においては、厚さが50〜300μmの範囲内であってもよい。
本願発明であれば、このような厚さ範囲を有する積層体からセパレータを剥離する場合、積層体の平坦性を保持し、更に光学積層体の特性、例えば、光学特性を損なわないよう、また、薄型の積層体を破損させることなくセパレータを剥離することができる。
さらに、本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断された積層体を用いた場合であっても、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断された積層体であっても、位置調整することなく連続的にセパレータを剥離することが可能である。このため、積層体を単に載置すればよく、複雑な工程を要しない。
さらに、本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断された積層体のサイズに応じて、セパレータを剥離する装置の設定を調整する必要が無い。このため、多種のサイズを有する積層体であっても、連続的にセパレータを剥離することが可能であり、作業効率を大きく向上できる。
さらに、本発明の製造方法によれば、例えば、所定の寸法に裁断された積層体から、セパレータを剥離し、さらに剥離部材を単独で回収するまでの時間は、従来行われてきた、セパレータと剥離部材を手作業で剥離する工程における時間よりも早く、例えば、2分の1〜10分の1程度にまで短縮できる。
例えば、所定の寸法に裁断された積層体から、セパレータを剥離し、さらに剥離部材を単独で回収するまでの時間は、本発明の製造方法に従い、積層体からセパレータを剥離した時点から、セパレータを単独で回収するまでの時間を測定することにより得られる。
また、所定の寸法に裁断された積層体から、セパレータを剥離し、さらに剥離部材を単独で回収するまでの時間について、本発明の製造方法により要した時間と、手作業による従来の製造方法により要した時間を対比することで、本発明は、連続的に積層体からセパレータを剥離できることに加え、例えば、上述したように、従来よりも大幅に時間短縮をできることが判る。
以下において、単層体または積層体の一例として、光学層について説明する。また、積層体について説明するが、単層体についても同様のことが当てはまる。
(光学層)
本発明における光学層は、液晶表示装置などに用いることができ、光線を透過又は反射吸収し、様々な効果を与えることを目的とした層であればよい。
光学層は、例えば、位相差フィルム、偏光フィルム、反射防止フィルム、視野角向上フィルム、輝度向上フィルムなどから選択される少なくとも1の光学フィルムを有することができる。光学層は、これらの光学フィルムの単層構造であってもよく、上記のような光学フィルムを含む、複数のフィルムを積層した複層構造であってもよい。
例えば、位相差フィルムは、偏光フィルムの吸収軸に対して所定の方位角を持つフィルムであり、主に、液晶ディスプレイの液晶層による着色を補償するためや、視野角による位相差の変化を補償するために用いられる。位相差フィルムとしては、一軸又は二軸延伸等の加工を施された光学用フィルム、又は液晶性の化合物等を基材に塗布し、配向、固定化の加工をした光学用フィルムなどが挙げられ、これらは、三次元屈折率の大小関係(屈折率楕円体)を使用条件に合わせて制御されている。位相差フィルムの例は、例えば、λ/2板及びλ/4板である。
位相差フィルムの厚みは、例えば5μm〜100μmであり、ある態様においては5μm〜30μmである。
本発明で用いられる位相差フィルムは特に限定されないが、その基材としてのフィルムの素材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、環状ポリオレフィンのようなポリオレフィンや、ポリカーボネート、ポリビニルアルコール、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリアリレート、ポリアミドなどが例示できる。延伸等の加工を施された光学用フィルムの具体例としては、帝人株式会社製「ピュアエース」(商品名)、株式会社カネカ製「エルメック」(商品名)、日本ゼオン株式会社製「ゼオノア」(商品名)、JSR株式会社製「アートン」(商品名)などが挙げられる。また、液晶性化合物などを基材に塗布し、配向、固定化の加工をした光学用フィルムの具体例としては、富士フイルム株式会社製「WVフィルム」(商品名)、新日本石油株式会社製「LCフィルム」、「NHフィルム」(何れも商品名)などが挙げられる。
位相差フィルムは、少なくとも片面に保護フィルムを有してもよい。
ある態様において、光学層は、光学フィルム等の少なくとも一方の面に保護フィルムを有してもよい。例えば、位相差フィルムにおける粘着剤層側とは反対側の面に、保護フィルムを有してもよい。また、保護フィルムは剥離可能に積層されてもよく、例えば、光学フィルム等を一時的に保護するために用いてもよい。
保護フィルム(保護フィルム層と称する場合がある)は、一般的に樹脂フィルムから構成されている。保護フィルムを構成する樹脂フィルムの例として、トリアセチルセルロース(TAC)、セルロースアセテートプロピオネート(CAP)フィルム等のセルロース樹脂フィルム、ポリノルボルネン樹脂フィルム、ポリカーボネート樹脂フィルム、ポリエステル樹脂フィルム、ポリエーテルスルホン樹脂フィルム、ポリスルホン樹脂フィルム、ポリアミド樹脂フィルム、ポリイミド樹脂フィルム、ポリオレフィン樹脂フィルム、ポリアリレート樹脂フィルム、ポリビニルアルコール樹脂フィルム、ポリ塩化ビニル樹脂フィルム、ポリ塩化ビニリデン樹脂フィルムなどが挙げられる。ある態様において、セルロース樹脂フィルムが用いられる。
ある態様において、保護フィルムの厚さの例は、10μm〜200μmである。例えば、偏光子保護フィルムは、偏光子の少なくとも片面に接着剤層を介して積層される。
偏光フィルム(偏光子と称する場合もある)は、所定方向に振動する光を選択的に透過する層であり、一軸延伸されると共に、その延伸方向に二色性色素が吸着配向された樹脂フィルムから構成されていてもよい。
偏光フィルムとして用いることができる樹脂フィルムの例として、ポリビニルアルコール(以下「PVA」と称す場合もある)系樹脂フィルムが挙げられる。PVA系樹脂フィルムの例は、PVAフィルムである。二色性色素の例は、ヨウ素及び二色性有機染料である。偏光子の厚さの例は、1μm〜30μmであり、ある態様においては1μm〜15μmである。
偏光フィルムは、少なくとも一方の面に、保護フィルムを有してもよい。以下、このような態様の積層体は、偏光板と称されることがある。
例えば、輝度向上フィルムは、反射型偏光性を有するフィルムで有り、例えば、光学軸(透過軸)に平行な偏光光を透過し、光学軸(透過軸)に直交する偏光光を反射する光学フィルムである。市販の輝度向上フィルムとして、3M社製のDBEF(登録商標)及び3M社製のAPFが例示される。
輝度向上フィルムは、積層体であってもよく、例えば、
保護フィルム(PE)/基材/プロテクトフィルム(PET)の順で積層されたもの、
セパレートフィルム(PET)/糊層/基材/プロテクトフィルム(PET)の順で積層されたものを挙げることができる。
輝度向上フィルムにおける基材は、例えば、ポリエステル系樹脂を含む。基材の厚さは、例えば、10〜50μmであることができる。
輝度向上フィルムは、その積層構造等に応じて、様々な厚さを有することができ、例えば、輝度向上フィルムの総膜厚は、30〜150μmであってもよい。
ある態様において、光学積層体が偏光フィルムと輝度向上フィルムとを有する場合、輝度向上フィルムは、輝度向上フィルムの光学軸(透過軸)と、偏光フィルムの吸収軸とが直交するように、偏光フィルムに貼合され得る。
(粘着剤層)
粘着剤層は、例えば、複数の光学層を積層する際に用いられる。
粘着剤層を構成する粘着剤として、例えば、アクリル系ポリマー、シリコーン系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリエーテル等をベースポリマーとする粘着剤が挙げられる。これら粘着剤のなかでも、アクリル系ポリマー等をベースポリマーとする粘着剤を使用できる。このような粘着剤は、光学的な透明性、接着性に優れ、適度な濡れ性及び/又は凝集力を保持し、さらに耐候性及び/又は耐熱性等を有し、加熱や加湿の条件下で浮きや剥がれ等の剥離に係る問題を生じ得ない。
ベースポリマーであるアクリル系ポリマーとしては、メチル基やエチル基、ブチル基等の炭素数が20以下のアルキル基を有する(メタ)アクリル酸のアルキルエステルと、(メタ)アクリル酸や(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチル等からなる官能基含有アクリル系モノマーとを、ガラス転移温度が好ましくは25℃以下、より好ましくは0℃以下となるように配合した、重量平均分子量が100,000以上のアクリル系共重合体が有用である。
粘着剤に含まれる上記ベースポリマーの他に、通常、ベースポリマーを架橋させる架橋剤が配合されている。上記架橋剤は、ベースポリマーを架橋させることができる化合物であればよく、特に限定されない。また、粘着剤にシランカップリング剤が配合されていてもよい。
粘着剤層の形成方法は、特に限定されない。例えば、粘着剤層は、上記ベースポリマーを含む粘着剤組成物をトルエンや酢酸エチル等の有機溶剤に溶解又は分散させて、粘着剤組成物全体に対して10〜40重量%の溶液(又は分散液)を調製し、適当な透明樹脂フィルム上に当該溶液(又は分散液)を塗工し、乾燥させて粘着剤層を形成した後、この粘着剤層を光学層に移着することにより、形成することができる。
粘着剤層には、必要に応じて、ガラス繊維、ガラスビーズ、樹脂ビーズ、金属粉等の無機粉末等からなる充填剤、或いは、顔料、着色剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤等が配合されていてもよい。上記紫外線吸収剤としては、例えば、サリチル酸エステル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、ベンゾトリアゾール系化合物、シアノアクリレート系化合物、及びニッケル錯塩系化合物等が挙げられる。
ある態様において、粘着剤層を構成する粘着剤組成物は、活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物であってもよい。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、紫外線や電子線のような活性エネルギー線の照射を受けて硬化する性質を有しており、活性エネルギー線照射前においても粘着性を有してフィルム等の被着体に密着させることができ、活性エネルギー線の照射によって硬化して密着力の調整ができる性質を有する粘着剤組成物である。
活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、例えば、紫外線硬化型である。活性エネルギー線硬化型粘着剤組成物は、ベースポリマー、架橋剤に加えて、活性エネルギー線重合性化合物をさらに含有する。さらに必要に応じて、光重合開始剤や光増感剤等を含有させることもある。
粘着剤層の厚みは、30μm以下であり得る。例えば、25μm以下、ある態様においては20μm以下、別の態様においては15μm以下である。粘着剤層の厚みがこのような範囲にあることにより、良好な加工性を保つことができ、さらに、光学層等の寸法変化を抑制できる。
(セパレータ)
本発明の製造方法によると、単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む。積層態様は、特に限定されず、例えば、静電力により、単層体または積層体とセパレータを積層してもよく、単層体または積層体に、粘着剤を介してセパレータを積層してもよい。なお、セパレータをセパレートフィルムと称する場合がある。
セパレータを有することにより、単層体または積層体への異物付着を防止でき、その表面を保護できる。
本発明においては、セパレータにおける粘着剤層側とは反対側の面に、表面改質処理を施してもよい。表面改質処理は、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、グロー処理、オゾン処理および耐電防止剤の塗布等から選ばれる少なくとも1種である。表面改質処理を施すことにより、剥離部材とセパレータ間の密着力をより高めることができ、例えば、単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離する場合において、より効果的に積層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができ、積層体の平坦性を保持できる。
セパレータは、所望の大きさに裁断されたフィルムまたはシートであればよい。積層体が所望の大きさに裁断された積層体である場合、セパレータは積層体とほぼ同じ大きさであってもよい。
所定の寸法に裁断されたセパレータは、例えば、長さ300mm〜3000mm、幅300mm〜1500mm、厚さ5μm〜100μmの範囲内の寸法を有し得る。本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断されたセパレータを用いた場合であっても、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
ここで、所定の寸法に裁断されたセパレータを、単層体または積層体から剥離する場合、従来は、剥離に使用した剥離部材を使用後に廃棄していた(廃棄コスト)、多くの時間を要して再利用するための作業が必要(非連続作業かつ別工程が必要)である、手作業で剥離部材を再利用する際、積層体に生じるダメージが発生する、連続的に剥離するため、積層体の位置合わせが必要である、という問題が生じていた。
一方、本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断されたセパレータであっても、単層体または積層体から、長尺状のセパレータを剥離する場合と同じく、高速に剥離でき、安定した剥離ができる。さらに、本発明の製造方法であれば、上記問題を全て解決できる。
セパレータの材料は、例えば、酢酸セルロース系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンを含む。また、市販のセパレータを用いてもよい。
セパレータの厚さは、例えば、5〜100μmの範囲であり、ある態様では10〜80μmの範囲であり、別の態様では10〜50μmの範囲である。セパレータの厚さがこのような範囲内であることにより、強度が低下することなく、加工性に優れ、また、積層体の重量が重くなることを抑制できる。
本発明の製造方法によると、セパレータが薄くても、厚くても、セパレータを積層体から効率よく剥離でき、セパレータを積層体から剥離する際に、単層体または積層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができる。更に、本発明の製造方法によると、連続的にセパレータを剥離できるなど、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
(粘着部材)
本発明の製造方法は、セパレータにおける単層体または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合することを含む。
さらに、単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離することができる。
本発明における粘着部材を用いることにより、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とが積層された状態から、簡便に剥離部材を分離できる。よって、本発明の製造方法によると、積層体からセパレータを剥離した後、セパレータの剥離に用いた剥離部材を単独で回収できる。
このように、本発明の製造方法によると、単層体または積層体の寸法、形態に関係なく、連続的に単層体または積層体からセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。また、剥離部材からセパレータを容易にかつ高速に分離でき、その上、剥離部材の損傷を低減または抑制できる。さらに、本発明の製造方法によると、積層体の位置合わせを必要とせず、および積層体サイズの違いによる装置調整を必要としない。
ある態様において、粘着部材は長尺のテープまたはフィルムである。粘着部材が長尺のテープまたはフィルムであることで、積層体の製造工程の流れ速度を上げることができ、より迅速にセパレータを剥離できる。
さらに、粘着部材が長尺であることにより、例えば、粘着部材の巻き出しロールと巻き取りロールとの間で、粘着部材に所定の張力を掛けることができ、単層体または積層体の損傷、変形、シワの発生等をより効率的に抑制できる。
粘着部材が長尺のテープまたはフィルムであることにより、例えば、以下の効果を更に得ることができる。
まず、積層体が所定距離となるように位置合わせを実施しなくてもよく、積層体の位置把握をする接触、非接触のセンサを必要としない。これにより、設備コストを抑制でき、設備スペースをより小さくできる。
次に、粘着部材を所定の長さに裁断する機構を必要としない。これにより、設備コストを抑制でき、設備スペースをより小さくできる。
さらに、積層体サイズに応じて、テープ貼り付け距離が変動すること場合がある。しかし、本発明の製造方法において、粘着部材が長尺のテープまたはフィルムであることにより、少量多種製品製造の際、製品によって装置設定を変更する必要がない。これにより、設備稼働率の低下を抑制できる。
ある態様において、粘着部材が長尺のテープまたはフィルムである場合、長尺の粘着部材は、例えば、少なくとも、粘着部材の巻き出しロールから粘着部材巻き取りロールまでの長さを有する。
長尺のテープは、例えば、厚さ10〜100μm、幅20〜100mmであることができ、長尺のフィルムは、例えば、厚さ10〜100μm、幅20〜100mmであることができる。
粘着部材の幅は、セパレータの幅とほぼ同じであってもよく、例えば、20mm〜100mmの範囲内であってもよい。このような範囲内で幅を有することにより、剥離部材から、粘着部材とセパレータとを分離し、剥離部材を回収する場合において、剥離部材と粘着部材とを容易に分離することができ得る。
ある態様においては、粘着部材の幅は20mm〜100mmの範囲内であり得る。このような態様においては、例えば、少なくとも2本の粘着部材を、セパレータと剥離部材との間における任意の位置に配置できる。
例えば、二本の粘着部材を用いる場合、一本の粘着部材を、セパレータにおける長尺方向の一方の辺に沿って配置してもよい。他の粘着部材を、セパレータにおける長尺方向の他方の辺に沿って配置してもよい。
このような範囲内で幅を有することにより、粘着部材の幅とセパレータの幅とが同じまたは略同一である場合と比べて、粘着部材の使用量を低減できる。
また、剥離部材を回収する場合において、剥離部材と粘着部材とをより容易に分離することができる。
例えば、用いる粘着部材の幅、粘着力などの条件に応じて、セパレータと剥離部材との間に配置される粘着部材の本数を、適宜調整でき、配置場所も適宜選択できる。
ある態様においては、粘着部材は厚さ10μm〜100μmの範囲内の厚さを有する。本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断されたセパレータを用いた場合であっても、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
粘着部材は、少なくとも片面に粘着力を有する。ある態様においては、粘着部材におけるセパレータ側に粘着力を有し、別の態様においては、粘着部材におけるセパレータ側に粘着力を有し、さらに、粘着部材における剥離部材側に粘着力を有する。
ここで、粘着部材の粘着力は、積層体の層構造に応じて、適宜設定できる。ある態様において、積層体とセパレータの間に粘着剤層を有し、該粘着剤層を介して、積層体とセパレータとを積層する場合、セパレータと剥離部材との間に存在する粘着部材の粘着力、例えば、粘着部材におけるセパレータ側の粘着力は、積層体とセパレータの間に存在する粘着剤層における粘着力よりも大きくてもよく、ほぼ同じであってもよい。
このような関係を有することにより、粘着部材とセパレータ間で剥離が生じることを抑制でき、剥離部材を再利用可能な状態でより効果的に回収できる。
ある態様においては、粘着部材におけるセパレータ側の粘着力は、積層体とセパレータの間に存在する粘着剤層における粘着力よりも大きいという関係を有する。このような関係を有することにより、積層体などから、安定してセパレータを剥離できる。なお、ある態様において、積層体とセパレータの間に存在する粘着剤層は、積層体に残存し、次の工程において、他の部材との積層に用いることができる。
ここで、本発明において粘着力の測定は、JIS C 2107に準じて、東洋精機製作所製万能材料試験機ストログラフ(型式:EII−L05)によりおこなった。
ある態様において、積層体とセパレータの間に粘着剤層を設け、該粘着剤層を介して、積層体とセパレータとを積層する場合において、積層体とセパレータの間に存在する粘着剤層の粘着力と、粘着部材におけるセパレータ側の粘着力と、粘着部材の剥離部材側における粘着力との関係は、
粘着部材におけるセパレータ側の粘着力>粘着部材の剥離部材側における粘着力>積層体とセパレータの間に存在する粘着剤層の粘着力
の関係であることが好ましい。
このような関係を有することにより、積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離することを、更に容易に行うことができる。また、剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離することも、更に効率よく行うことができる。
ある態様においては、粘着部材のセパレータ側における粘着力が、前記粘着部材の剥離部材側における粘着力よりも大きい。このような関係を有することにより、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離することを、更に容易に行うことができ。また、その後行われる、剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離することも、更に効率よく行うことができる。
ある態様において、粘着部材のセパレータ側における粘着力は、例えば0.5〜8.0 N/25mmであり、別の態様においては、0.5〜6.0 N/25mmであり、例えば、0.5〜4.0 N/25mmである。
粘着部材のセパレータ側における粘着力がこのような範囲内であることにより、積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離することを、更に容易に行うことができる。また、剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離することを容易に行うことができ、さらに、剥離部材に折れやシワ等のダメージが生じにくいといった効果を得ることができる。
ある態様において、粘着部材の剥離部材側における粘着力は、例えば0.01〜0.1 N/25mm、別の態様においては、0.01〜0.08 N/25mmであり、例えば、0.01〜0.05 N/25mmである。
粘着部材の剥離部材側における粘着力がこのような範囲内であることにより、例えば、セパレータの剥離に用いた剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離することを、更に効率よく行うことができる。
また、剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離する際に、剥離部材に破損および汚染が生じることを低減または抑制できるので、剥離部材の有する機能を損なうことなく、剥離部材を回収できる。さらに、剥離部材の機能を有する限り、回収された剥離部材を複数回再利用できる。
ある態様においては、上述したように、粘着部材のセパレータ側における粘着力が、前記粘着部材の剥離部材側における粘着力よりも大きい。この場合、例えば、粘着部材のセパレータ側における粘着力と、粘着部材の剥離部材側における粘着力とが本明細書に記載された範囲内の値を採る。
例えば、粘着部材のセパレータ側における粘着力は、0.5〜8.0 N/25mmであり、粘着部材の剥離部材側における粘着力は、0.01〜0.1 N/25mmであり、かつ、粘着部材のセパレータ側における粘着力が、前記粘着部材の剥離部材側における粘着力よりも大きい場合が挙げられる。
本明細書において粘着力は、複数の粘着部材を用いる態様においても、各粘着部材当たりの粘着力を意味する。
また、複数本の粘着部材を用いる場合、使用する態様などに応じて、各粘着部材の粘着力を変化させてもよく、例えば、粘着力が上記範囲内であり、粘着力の異なる複数の粘着部材を組合せて用いてもよい。
粘着部材の構造は、特に限定されない。例えば、粘着部材は、任意の樹脂基材の少なくとも片面に、粘着剤又は接着剤を有し得る。ある態様において、樹脂基材は、セルロース系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンを含む。
また、粘着剤又は接着剤も特に限定されない。例えば、上述した粘着剤層に用いる粘着剤を用いてもよく、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ウレタン系粘着剤及び天然ゴムなどの粘着性材料を含む組成物から粘着剤層を形成してもよい。
(剥離部材)
本発明の製造方法は、セパレータにおける単層体または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合することを含む。
剥離部材を用いることにより、積層体からセパレータを容易に剥離できる。
本発明の製造方法によると、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とが積層された状態において、剥離部材から、セパレータと粘着部材とを容易に分離できる。また、積層体からセパレータを剥離した後、セパレータの剥離に用いた剥離部材を回収できる。
その上、本発明の製造方法によると、剥離部材の損傷、汚染などが生じることなく、かつ、剥離部材の有する機能を損なうことなく、剥離部材を回収できる。したがって、剥離部材を複数回再利用できる。
ある態様において、剥離部材は長尺のテープまたはフィルムである。剥離部材が長尺のテープは、例えば、厚さ10〜200μm、幅300〜1500mmの寸法を有し得る。剥離部材が長尺のフィルムは、例えば、厚さ10〜200μm、幅300〜1500mmの寸法を有し得る。
剥離部材が長尺のテープまたはフィルムであることにより、積層体の製造工程における流れ速度を上げることができ、より迅速にセパレータを剥離でき、連続的にセパレータを剥離できる。
また、剥離部材が長尺であることにより、積層体の平坦性を保持できる。
例えば、単層体または積層体が所定の寸法に裁断されたものである場合、剥離部材が長尺であることにより、単層体または積層体を平坦化させた状態で、搬送できる。積層体、セパレータを平坦化させることにより、積層体の損傷、変形、シワの発生等をさらに効率的に抑制できる。
例えば、剥離部材が長尺である場合、剥離部材の巻き出しロールと巻き取りロールとの間で、剥離部材に所定の張力を掛けることができるので、積層体の損傷、変形、シワの発生等をさらに効率的に抑制できる。
ある態様において、剥離部材が長尺のテープまたはフィルムである場合、長尺の剥離部材は、例えば、少なくとも、剥離部材の巻き出しロールから剥離部材の巻き取りロールまでの長さを有する。例えば、50〜2000mの長さを有する。
剥離部材の幅は、セパレータの幅と比べて狭くてもよく、ほぼ同じであってもよく、または、セパレータの幅よりも広くてもよい。例えば、300〜1500mmの範囲内であり、別の態様では、300〜1300mmの範囲内であってもよい。
ある態様においては、剥離部材の幅は、セパレータの幅と比べてほぼ同じであってもよく、または、セパレータの幅よりも広くてもよい。例えば、300〜1500mmの範囲内であり、別の態様では、300〜1300mmの範囲内である。
剥離部材の幅がこのような範囲内に含まれることにより、単層体または積層体と、セパレータとを平坦化させた状態で搬送できる。また、単層体または積層体と、セパレータとを平坦化させることにより、単層体または積層体の損傷、変形、シワの発生等をさらに効率的に抑制できる。
ある態様においては、剥離部材の厚さは10〜200μmの範囲内である。本発明の製造方法によると、所定の寸法に裁断されたセパレータを用いた場合であっても、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
ある態様において、剥離部材は、セパレータの寸法とほぼ同じであるか、またはセパレータの寸法よりも大きい。
剥離部材は、少なくとも片面に粘着力を有することができる。ある態様においては、剥離部材のセパレータ側の面に粘着力を有する。
ここで、剥離部材の粘着力は、積層体から剥離するセパレータの寸法、種々の粘着力、剥離速度などに応じて適宜調整できる。
ある態様において、剥離部材のセパレータ側における粘着力は、例えば0.01〜0.3 N/25mm、別の態様においては、0.01〜0.2 N/25mmであり、例えば、0.01〜0.1 N/25mmである。
剥離部材のセパレータ側における粘着力がこのような範囲内であることにより、積層体から、セパレータを剥離することを、更に容易に行うことができる。また、積層体から、セパレータを剥離する際に、セパレータと剥離部材が分離することを抑制できるので、積層体からセパレータを安定して剥離できる。
本発明の製造方法によると、剥離部材を複数回、再利用できる。再利用の目安として、剥離部材のセパレータ側における粘着力が、例えば、上記範囲内である場合、再利用できる。本発明の製造方法によると、剥離部材に大きな破損、カールなどがない限り、剥離部材を再利用できる。
このように、本発明の製造方法によると、剥離部材に大きな損傷、粘着ムラ、カールなどを生じることなく回収できる。
また、本発明の製造方法であれば、剥離部材の回収を容易にでき、迅速に行える。その上、剥離部材の破損などを大きく低減または抑制できる。剥離部材を効果的に再利用できるので、剥離部材の消費量を大きく低減でき、剥離部材の廃棄を大きく低減できる。
剥離部材の構造は、特に限定されない。例えば、剥離部材は、任意の樹脂基材の少なくとも片面に、粘着剤又は接着剤を有し得る。ある態様において、樹脂基材は、セルロース系樹脂、シクロオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエステル系樹脂等が挙げられる。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)及びポリエチレンを含む。また、粘着剤又は接着剤も特に限定されない。例えば、上述した粘着剤層に用いる粘着剤を用いてもよい。
<光学単層体または積層体の製造方法>
以下、本発明における製造方法について、適宜図を用いて説明するが、本発明はこれらの態様に限定されるものではない。
本発明の製造方法は、単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含み、
(a)セパレータにおける単層体または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合すること、
(b)単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離すること、および
(c)前記(b)で剥離した剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離し、剥離部材を回収することを含む。
本発明の製造方法によれば、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる。さらに、本発明の製造方法によれば、連続的にセパレータを剥離でき、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施態様を説明する。なお、以下においては、積層体の製造例について説明するが、単層体についても同様に説明できる。
例えば、図1は、本発明の製造方法の概略を示す全体側面図である。より詳細には、図1は、所定の寸法に裁断した積層体を用いる積層体の製造方法を例示している。
図1において、セパレータを有する積層体10は、所定の寸法に裁断した積層体11およびセパレータ12を有する。セパレータを有する積層体10は、図1の左方向から、例えばベルトコンベア(図示せず)上を搬送される。粘着部材の巻き出しロール42から送り出される長尺状の粘着部材21と、剥離部材の巻き出しロール41から送り出される長尺状の剥離部材31を、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に貼合させる。なお、図面における各種ロールの位置、大きさ等は一例である。使用態様、例えば、粘着剤の有無などに応じて、ロールの位置大きさなどの条件を適宜変更でき、所望により、更なるロールを追加できる。
貼合は、例えば、図1の破線A内で示されるようにして行われ、例えば、一対の貼合ロール43を用いて、これらを貼合してもよい。
セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31は、この順で配置される限り、任意の順で積層できる。例えば、粘着部材21と剥離部材31とを先に積層し、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に、粘着部材21を介して剥離部材31を貼合してもよい。
ある態様においては、例えば、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に、粘着部材21を積層し、次いで剥離部材31を積層してもよく、ある態様においては、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを同時に積層体11に積層してもよい。
ある実施態様において、本発明の製造方法は、以下のようにして単層体または積層体を製造できる。
例えば、図1において、積層体11にセパレータ12を積層した所定の寸法に裁断した積層体10を、セパレータ12側がベルトコンベア面(図示せず)と接するように載せ置き、連続的に、所定の寸法に裁断した積層体10を流れ方向に搬送する。次いで、セパレータ12における積層体11とは反対側の面に、粘着部材21を介して、剥離部材31を貼合する。その後、ナイフエッジ(図示せず)を用いて、積層体11から、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを共に貼合した状態で剥離する。
次いで、前記工程において剥離した剥離部材31から、粘着部材21とセパレータ12を分離し、剥離部材31を回収する。本発明においては、これらの工程を連続的に行うことができる。
本発明の製造方法によれば、セパレータを剥離した積層体を回収し、積層体の状態を観察すると、積層体に破損、シワ、捻れなどの異常が生じていない。したがって、積層体は、平坦な状態で搬送されたと推測される。
図2は、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に、粘着部材21を介して剥離部材31を貼合することを説明する拡大概略断面図である。
図1および図2から理解できるように、本発明の製造方法によると、例えば、長尺状の粘着部材21および剥離部材31を連続的に送り出すことができるので、より高速に、また、安定して、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に、粘着部材21を介して剥離部材31を貼合できる。
また、長尺の粘着部材21および/または剥離部材31を用いることにより、所定の寸法に裁断した積層体の配置間隔、すなわち、剥離されるセパレータの配置間隔に関係なく、効率的に、かつ、連続的にセパレータを安定して剥離でき、さらに、積層体の損傷、変形、シワ、カール等の発生を低減できる。
なお、各図における所定の寸法に裁断した積層体の間隔は、一態様に過ぎない。
なお、図1等においては図示していないが、当該技術分野において公知のガイドロールなどを適宜配置できる。
図3は、図1における破線Bにおいて示されるように、積層体11と、セパレータ12と、粘着部材21と剥離部材31との関係を示す、拡大断面概略図である。
例えば、剥離部材31を長尺とする、幅を適切に選択するなど、剥離部材31の寸法を選択することにより、ベルトコンベア等を用いなくても、積層体11と、セパレータ12と、粘着部材21と剥離部材31を平坦な状態で搬送できる。さらに、薄型の積層体11、所定の寸法に切断された積層体11についても、平坦化が可能であり、積層体の損傷、変形、シワ、カールの発生等を抑制できる。
図4は、図1における破線Cにおいて示されるように、積層体11から、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを共に剥離することを示す、拡大断面概略図である。例えば、積層体11から、セパレータ12等を剥離することは、ナイフエッジ等(図示せず)を用いて、セパレータ12を反転させ移送することにより行うことができる。
本発明の製造方法によると、積層体11から、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを共に剥離する。本発明の製造方法によれば、積層体に破損、欠け、シワなどを生じさせることなく、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを共に剥離できる。さらに、連続的に、積層体11からセパレータ12を剥離でき、また、安定して高速にこれらの剥離を行える。
ある態様において、セパレータを剥離した後、他の機能層と貼合してもよい。他の機能層は、積層体の用いる用途に応じて適宜選択でき、例えば輝度向上フィルムおよび位相差板などが挙げられる。また、他の機能層は長尺のシートまたはフィルムであってもよく、積層体の寸法とほぼ同じ寸法の機能層であってもよい。
例えば、他の機能層が長尺のシートまたはフィルムである場合、セパレータを剥離した後、積層体と機能層を積層し、一対の貼合ロールの間を、積層体と機能層とを通過させ、押圧することにより、積層体と機能層を貼合できる。
一方、積層体11から剥離した、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とは、共に積層された状態で搬送される。その後、ナイフエッジ等を用いて、剥離部材31から、粘着部材21とセパレータ12を分離し、剥離部材31を、図1に示すように巻き取りロール45を用いて回収する。本発明の製造方法によれば、剥離部材31は、破損、シワ、捻れ等の損傷が生じることなく回収できる。さらに、連続的に、高速で剥離部材31を回収できる。また、本発明の製造方法を用いることにより、剥離部材31の機能を損なうことなく回収できるので、回収した剥離部材31を、再利用できる。
ある態様においては、セパレータにおける積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合すること(a)において、回収した剥離部材31を再循環させて、(a)工程における剥離部材として使用してもよい。
このように、本発明の製造方法によると、剥離部材の消費量を大きく低減でき、その上、剥離部材の廃棄を大きく低減できる。
図1に示されるように、セパレータ12および粘着部材21は、例えば、巻き取りロール44を用いて回収される。ある態様においては、回収したセパレータ12および粘着部材21をさらにセパレータ12と粘着部材21に分離して、回収してもよい。
ある態様において、粘着面を有する剥離部材31は、使用するまで、その粘着面を剥離部材用セパレータ32で被覆してもよい。図5は、剥離部材用セパレータ32を用いる、本発明の製造方法の概略を示す全体側面図である。
例えば、図5に示されるように、巻き出しロール41から剥離部材31を送り出し、セパレータ12における積層体11側とは反対側の面に、粘着部材21を介して剥離部材31を貼合すること(a)までの任意の段階で、剥離部材31から剥離部材用セパレータ32を剥離してもよい。
ある態様おいて、積層体11から、セパレータ12と粘着部材21と剥離部材31を分離し、剥離部材31から、粘着部材21とセパレータ12を分離した後、剥離部材31の粘着面側を剥離部材用セパレータ32で被覆してもよい。
例えば、図5に示されるように、積層体11から、セパレータ12と、粘着部材21と、剥離部材31とを共に剥離し(b)、前記(b)で剥離した剥離部材31から、粘着部材21とセパレータ12を分離した後、巻き取りロール45を用いて剥離部材31を回収するまでの任意の段階で、例えば、一対のニップロール49を介して、剥離部材31の粘着面側を剥離部材用セパレータ32で被覆してもよい。
ある態様においては、図5に示されるように、剥離部材31の巻き出しロール41側から、剥離部材31の巻き取りロール45側に向かって、剥離部材用セパレータ32を、循環させてもよい。なお、図5において示したガイドロールの配置は一態様であり、適宜配置できる。
本発明によれば、セパレータ12と剥離部材31とを連続的に分離できるので、剥離部材用セパレータ32についても、単層体または積層体の製造工程において循環させることが可能となった。したがって、本発明の製造方法によると、剥離部材用セパレータの廃棄も大幅に低減でき、さらに、剥離部材31の回収後速やかに、剥離部材31の粘着面を、剥離部材用セパレータで被覆できるので、剥離部材の再利用が容易となり、さらに、剥離部材の寿命を延ばすことが可能となった。
したがって、本発明の一態様によると、剥離部材31の粘着剤面は、その機能を保持した状態で回収される。
<光学単層体または積層体の製造方法>
本発明の製造方法であれば、単層体または積層体として、光学単層体または光学積層体を用いてもよい。例えば、厚さ50〜300μmの光学積層体であっても、光学積層体からセパレータを剥離する際に、光学積層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができ、光学積層体の平坦性を保持できる光学積層体の製造方法が提供される。光学単層体については、より薄い5〜100μmの厚さを有する光学単層体であっても、本発明の製造方法によると、光学単層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができ、光学積層体の平坦性を保持できる。
また、本発明は、連続的にセパレータを剥離できるなど、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
さらに、本発明の製造方法であれば、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる。
本発明によれば、単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む、単層体または積層体の製造方法において、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる。さらに、積層体からセパレータを剥離する際に、積層体の損傷、変形、シワの発生等を防ぐことができ、積層体の平坦性を保持できる。
また、本発明は、連続的にセパレータを剥離できるなど、作業効率がよく、製造工程の高速化をもたらすことができる。
本発明によれば、セパレータの剥離に用いる剥離部材を再利用できる単層体または積層体の製造方法が提供される。
10 セパレータを有する積層体
11 積層体
12 セパレータ
21 粘着部材
31 剥離部材
32 剥離部材用セパレータ
41 剥離部材の巻き出しロール
42 粘着部材の巻き出しロール
43 貼合ロール
44 粘着部材およびセパレータの巻き取りロール
45 剥離部材の巻き取りロール
49 ニップロール

Claims (6)

  1. 単層体または積層体に積層されたセパレータを剥離することを含む、単層体または積層体の製造方法であって、
    (a)セパレータにおける単層体または積層体側とは反対側の面に、粘着部材を介して剥離部材を貼合すること、
    (b)単層体または積層体から、セパレータと、粘着部材と、剥離部材とを共に剥離すること、および
    (c)前記(b)で剥離した剥離部材から、粘着部材とセパレータを分離し、剥離部材を回収することを含む、単層体または積層体の製造方法。
  2. (d)前記(c)で回収した剥離部材を(a)に再循環させることを含む、請求項1に記載の単層体または積層体の製造方法。
  3. 粘着部材および剥離部材が長尺のテープまたはフィルムである、請求項1または2に記載の単層体または積層体の製造方法。
  4. 単層体または積層体およびセパレータがシートである、請求項1から3のいずれか1項に記載の単層体または積層体の製造方法。
  5. 前記粘着部材のセパレータ側における粘着力が、前記粘着部材の剥離部材側における粘着力よりも大きい、請求項1から4のいずれか1項に記載の単層体または積層体の製造方法。
  6. 単層体または積層体が、光学単層体または光学積層体である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の単層体または積層体の製造方法。
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