JPH10302325A - 光ディスクの再製処理方法 - Google Patents

光ディスクの再製処理方法

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JPH10302325A
JPH10302325A JP4258598A JP4258598A JPH10302325A JP H10302325 A JPH10302325 A JP H10302325A JP 4258598 A JP4258598 A JP 4258598A JP 4258598 A JP4258598 A JP 4258598A JP H10302325 A JPH10302325 A JP H10302325A
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JP
Japan
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metal
substrate
layer
adhesive
remanufacturing
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4258598A
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English (en)
Inventor
Masaru Uryu
勝 瓜生
Kunihiko Tokura
邦彦 戸倉
Jun Kishigami
純 岸上
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの基板を形成する樹脂材料、金属
層材料を共に効率よく回収し、再利用可能とする。 【解決手段】 光透過性を有する合成樹脂によって形成
された基板29とこの基板29の一方の面側に少なくと
も一つ設けられた金属を含む層30aとこの金属を含む
層30aを保護する合成樹脂材料を用いて形成された保
護層30bとを有する光ディスク1の再製処理方法であ
り、接着性を有する部材24を基板29の金属を含む層
30a側に貼着させる工程と、基板29の金属を含む層
30a側に貼着された接着性を有する部材24を基板2
9より引き剥がして保護層30bと金属を含む層30a
を基板29から分離する工程とをからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属を含む層を有
する光ディスクの再製処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オーディオ信号の記録媒体として
用いられるコンパクトディスク、パーソナルコンピュー
タやテレビゲーム機等の記録媒体として用いられるCD
−ROMディスク、追記型の光ディスク等の光ディスク
が広く用いられ、大量に生産されている。このように大
量に生産される光ディスクにあっては、僅かな不良率で
も大量の不良ディスクが発生することになり、不良ディ
スクが廃棄される量も膨大なものとなる。
【0003】光磁気ディスクは、ポリカーボネイト樹脂
等の光透過性を有する合成樹脂からなる基板と、情報信
号の記録再生のために用いられる光ビームを反射するア
ルミニウムからなる反射膜や光記録材料からなる記録層
等の金属層、更に紫外線硬化型樹脂等から形成された保
護層やレーベル印刷層等の複数の材料層からなる多層構
造を有しているため、そのままでは再利用が困難であ
る。そこで、不良ディスクは、一般に粉砕した後に埋め
立てられるという処理方法が採られている。
【0004】材料の有効利用を図るため、再利用を大量
に発生する不良ディスクの再利用が望まれている。再利
用の1つの方法として、廃棄されるディスクをそのまま
粉砕し、金属層、保護層、レーベル印刷層等が混入した
状態で成形材料として用いることが行われている。他の
方法として、機械的研磨法、化学的処理法を用いて基板
から金属層等の他の層を取り除き、これを成形材料とし
て用いる方法も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の方法にあって
は、リサイクル後の樹脂材料に金属層を形成した金属等
の不純物が多量に混入することから、不良ディスク又は
廃棄されるディスクを粉砕し、それを材料にして再び成
形された成形体の物理特性、例えば曲げ強度、曲げ弾性
率等が不安定になりその用途が限られてしまう。
【0006】これに対して、後者の方法によれば、比較
的純粋な樹脂材料が再利用可能となるが、機械的研磨
法、化学的処理法のいずれの場合にも設備が高価であ
り、処理効率の点でも課題が多い。化学的処理法を採用
した場合には、化学薬品を大量に使用する必要があるこ
とから、二次汚染等を発生させ環境を悪化させる問題も
ある。
【0007】追記型の光ディスク、例えばCD−Rディ
スクにおいては、反射層に金のような高価な貴金属が用
いられることが多いが、上述の方法ではこれら貴金属の
再利用については考慮されていないのが実情である。
【0008】本発明の目的は、上述したような問題点を
解決し得る新規な光ディスクの再製処理方法を提供する
ことにある。
【0009】本発明の他の目的は、基板材料と金属層と
を効率よく分離することのできる光ディスクの再製処理
方法を提供することにある。
【0010】本発明の更に他の目的は、基板を形成する
樹脂材料、金属層材料を共に再利用可能とする光ディス
クの再製処理方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも光透過性を有する基板とこの
基板の一方の面側に少なくとも一つ設けられた金属を含
む層を有する光ディスクの再製処理方法である。この再
製処理方法は、接着性を有する部材を基板の金属を含む
層側に貼着させる工程と、基板の金属を含む層側に貼着
された接着性を有する部材を基板より引き剥がして金属
を含む層を上記基板から分離する工程とを含む。
【0012】また、本発明は、少なくとも光透過性を有
する合成樹脂によって形成された基板とこの基板の一方
の面側に少なくとも一つ設けられた金属を含む層とこの
金属を含む層を保護する合成樹脂材料を用いて形成され
た保護層とを有する光ディスクの再製処理方法である。
この再製処理方法は、接着性を有する部材を基板の金属
を含む層側に貼着させる工程と、基板の金属を含む層側
に貼着された接着性を有する部材を基板より引き剥がし
て保護層と金属を含む層を上記基板から分離する工程と
を含む。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る光ディスクの
再製処理方法を図面を参照して具体的に説明する。
【0014】本発明に係る再製処理方法によって再製処
理される光ディスクは、いわゆるコンパクトディスクの
ような再生専用型の光ディスク、記録可能な光ディスク
であって、この光ディスク1は、図1に示すように基板
11と金属層12と保護層13を有する。基板11は、
ポリカーボネイト樹脂等の光透過性を有する合成樹脂材
料を射出成形することによって中心孔を有する円盤状に
形成されている。基板11の一方の面には、光ディスク
が再生専用の光ディスクである場合には複数のピットか
らなるトラックが渦巻き状又は同心円状に形成され、記
録可能な光ディスクである場合にはプリグルーブが渦巻
き状又は同心円状に形成されている。この基板11の他
方の面側から記録及び/又は再生装置の光ピックアップ
から出射された光ビームが照射される。
【0015】金属層12は、基板11の一方の面、すな
わちピット又はプリグルーブが形成されている面を覆う
ように形成される。この金属層12は、光ディスク1が
再生専用型のものである場合には、アルミニウム等の金
属を用いて蒸着やスパッタリングによって基板11の一
方の面に被着形成される。また、金属層12は、光ディ
スク1が記録可能なものである場合には、記録可能な光
記録材料を基板11の一方の面に蒸着又はスパッタリン
グによって形成される。記録可能な光ディスク1の場合
には、記録可能な光記録材料からなる金属層12の上に
必要に応じてアルミニウム等からなる反射層が設けられ
る。
【0016】前述した記録可能な光ディスク1としての
追記型の光ディスクの場合には光吸収層を構成する有機
色素材料が基板11の一方の面にコーティングされ、こ
の有機色素材料からなる層の上に金からなる金属層12
が設けられている。
【0017】このようにして設けられた金属層12を保
護するために、紫外線硬化型樹脂等を用いて保護層13
が設けられる。この保護層13は、基板11の一方の面
に金属層12の全面を覆うように設けられる。保護層1
3の表面には、レーベル層14が印刷される。
【0018】上述した図1又は図2に示すような基板1
1上に金属層2を形成してなる光ディスクを再製処理す
るには、まず、図3に示すように、光ディスク1の金属
層2が形成される側の面に接着性を有する部材、例えば
接着性フィルムを重ね合わせ、必要に応じて所定の圧力
を加えて積層接着する。この剥離用接着性フィルム3と
して用いられる接着性フィルムには接着性を有するフィ
ルムがいずれも使用でき、例えば、粘着性材料よりなる
接着剤層を有する接着性フィルム、熱溶融性材料よりな
る接着剤層を有する接着性フィルム、水や有機溶剤で活
性化することにより接着性を発揮する材料よりなる接着
剤層を有する接着性フィルム、フィルム自体が熱溶融性
材料からなる接着性フィルム等が使用可能である。
【0019】次いで、積層接着した剥離用接着性フィル
ム3を基板11から引き剥がすと、図4に示すように、
基板11と金属層12の界面で剥離が起こり、金属層1
2が基板11から分離されて剥離用接着性フィルム3側
に転写、移動される。
【0020】以上の操作によって分離除去されるのは、
情報信号の記録再生に用いられる光ビームを吸収、反射
するアルミニウム、金等からなる反射層、金属材料とし
ての光記録材料からなる記録層等の金属層12である
が、通常は、図1に示すように、この金属層12の上に
は保護層13やレーベル層14等が形成されており、こ
れらも金属層と共に基板11から剥離用接着性フィルム
3に転写されて除去される。
【0021】金属層12上に保護層13やレーベル層1
4が形成された場合、あるいは金属層と基板との密着性
が良い場合、金属層12と基板11の剥離、すなわち剥
離用接着性フィルム13の引き剥がしに、大きな力を要
するなどして剥離自体が困難になることがある。このよ
うな場合には、図2に示すように、光ディスクの保護層
が設けられた一方の面側から他方の面側に向かって予め
切削傷15を形成しておくと、上述した方法で容易に分
離することができる。
【0022】切削傷15は、保護層13、レーベル層1
4を貫通、切断することによって金属層12に到達する
程度の深さとすればよく、その大きさも僅かなものでよ
い。例えば、光ディスク1の外周側表面にディスク1の
接線方向に数mm程度の切削傷15を付けておけば、こ
の切削傷15から剥離が始まり金属層12や保護層13
を基板11から簡単に分離することができる。
【0023】以上により金属層12や保護層13が分離
除去された基板11は、ポリカーボネイト樹脂等の樹脂
材料のみから構成されることになる。この基板11を形
成する樹脂材料は、流動性、透明性に優れ、光学歪、コ
ンタミネーションの少ない材料であるので、これを再製
することで高品質の樹脂材料が再利用可能となる。一
方、分離された金属層12であるが、これも再利用する
ことが可能である。例えば、金属層12が保護層13や
レーベル層14と共に剥離用接着性フィルムに転写され
た場合、剥離用接着性フィルムの剥離面には金属層12
が臨むことになるので、容易に回収することが可能であ
る。
【0024】具体的には、この金属層12を基板11か
ら分離するために使用した剥離用接着性フィルム13と
別の回収用接着性フィルムとを積層接着し、回収用接着
性フィルムを剥離用接着性フィルムから引き剥がす。こ
のときには、金属層12と保護層13の界面で剥離が起
こり、金属層12のみが回収用接着性フィルムに転写さ
れ、保護層13、レーベル層14が剥離用接着性フィル
ムに残るため、保護層13から分離される。
【0025】ここで、回収用接着性フィルムの接着剤を
水溶性、あるいは有機溶剤可溶性としておけば、接着剤
を溶かして金属層12のみを簡単に回収用接着性フィル
ムから分離することが可能となる。
【0026】回収用接着性フィルムとして水溶性接着剤
が塗布された接着性フィルムを用い、金属層12を保護
層13及び/又はレーベル層14から分離した後、この
水溶性接着剤を水で溶解すれば、金属層12のみが回収
用接着性フィルム分離回収される。同様に、回収用接着
性フィルムとして有機溶剤可溶性接着剤が塗布された接
着性フィルムを用い、金属層12を保護層13及び/又
はレーベル層14から分離した後、この有機溶剤可溶性
接着剤を有機溶剤で溶解すれば、金属層12のみが回収
用接着性フィルム分離回収される。
【0027】追記型の光ディスクにおいては、有機色素
材料からなる吸収層上に形成される反射層としての金属
層に金のような高価な貴金属が使われており、この金か
らなる金属層を光ディスクより分離回収して再利用する
ことができれば、その経済的効果は大きい。
【0028】以上、光ディスクを再製処理する基本的な
方法について述べたが、本発明の再製処理方法は、連続
的なシステムとして処理効率の大幅な向上を図ることが
可能である。
【0029】図5は、金属層の基板からの剥離を連続的
に行うためのシステムの概略構成を示すものである。
【0030】図5に示す連続分離システムにおいて、光
ディスク20は、一対のローラ21,22間に掛け渡さ
れたベルトコンベア23上に載置され、ベルトコンベア
23が一対のローラ21,22によって駆動されること
により順次再製処理工程に供給される。
【0031】剥離用接着性フィルム24は、送り出しロ
ーラ25からベルトコンベア23と連動して繰り出さ
れ、巻き取りローラ26に巻き取られる。剥離用接着性
フィルム24は、一対の圧着ローラ27,28によって
所定の圧力が加えられた状態で光ディスク20の金属層
及び/又は保護層が設けられている面に押し付けられ、
光ディスク20の表面に積層接着されて引き剥がされ
る。この剥離用接着性フィルム24の積層接着及び引き
剥がしにより基板から金属層を分離する再製処理の様子
を図6に示す。
【0032】ここで再製処理される光ディスク20は、
基板29上に金属層30a、保護層30bが形成されて
なるものである。光ディスク20は、圧着ローラ27,
28により保護層30bに剥離用接着性フィルム24が
貼着、積層される位置では、一対の固定ローラ31、3
2によりベルトコンベア23からの浮き上がりを防止す
るために押圧されており、金属層30aが接着性フィル
ム24によって基板29から分離、剥離される際、基板
29が剥離用接着性フィルム24側に引っ張られて剥
離、分離が正確に行われなくなることを防止できる。
【0033】剥離用接着性フィルム24は、ベースとな
る例えばポリエステルフィルム33に粘着剤等が塗布さ
れて接着層34が形成されてなるものであり、圧着ロー
ラ27,28によって光ディスク20がベルトコンベア
23と共に挟み込まれ、光ディスク20の金属層30
a、保護層30bが形成されている側の面に積層接着さ
れる。このとき、一対のローラ27,28のうちいずれ
か一方のローラが他方のローラに向けて図示しない付勢
機構によって押圧されているので、接着層34が所定の
圧力をもって保護層30bに貼着、積層される。
【0034】次いで、圧着ローラ27,28を通り過ぎ
た剥離用接着性フィルム24は、巻き取りローラ26に
よって光ディスク20から離間する方向に引っ張られ、
図6に示すように、接着性フィルム24は基板29から
引き剥がされる。このとき、基板29と金属層30aの
界面で剥離が起こり、金属層30aが保護層30bと共
に剥離用接着性フィルム24に転写されて基板29から
引き剥がされる。これは、基板29と金属層30aの間
に働いている力よりも剥離用接着性フィルム24と金属
層30a上に設けられている保護層30bとの間に働く
力が大きいため、金属層30aが基板29より剥離、分
離する。基板29から引き剥がされた金属層30aは、
保護層30bと共に剥離用接着性フィルム24に転写保
持されたまま巻き取りローラ26に巻き取られる。
【0035】以上により、複数の光ディスク20に対し
て、金属層30aの基板29からの連続的な分離が行わ
れ、ここで分離された基板29は樹脂材料として後述す
るように再利用可能となるが、次に、基板29から分離
された金属層30aを連続的に回収するシステムについ
て述べる。
【0036】剥離用接着性フィルム24、保護層30b
と共に巻き取りローラ26に巻き取られた金属層30a
を分離、回収するには、図7に示すように、巻き取りロ
ーラ26に巻き取られた剥離用接着性フィルム24のロ
ーラを第1の接着性フィルムローラ35としてこの分離
回収システムに移行し、剥離用接着性フィルム24と第
2の接着性フィルムローラ36から供給される回収用接
着性フィルム37とを積層、接着する。
【0037】第1の接着性フィルムローラ35から繰り
出される剥離用接着性フィルム24の金属層30aが転
写保持された面に、第2の接着性フィルムローラ36か
ら供給される回収用接着性フィルム37の接着剤が塗布
されている面を圧接ローラ38,39により圧接する。
【0038】回収用接着性フィルム37を用いて剥離用
接着性フィルム24の金属層30aを剥離、分離する様
子を図8に示す。剥離用接着性フィルム24上に例えば
保護層30bと共に転写された金属層30a上に、回収
用接着性フィルム37の接着剤層37aが重ね合わされ
て一対のローラ38,39によって圧接される。
【0039】ここで、回収用接着性フィルム37として
は、ベースとなるフィルムに水溶性接着剤を塗布した接
着性フィルム、あるいは有機溶剤可溶性接着剤を塗布す
ることによって形成された接着剤層37aを有する接着
性フィルムが用いられる。
【0040】剥離用接着性フィルム24及び回収用接着
性フィルム37は、圧接ローラ38,39から剥離用ロ
ーラ40,41に至る間、積層接着されており、この剥
離用ローラ40,41を通過した後それぞれ巻き取りロ
ーラ42,43によって、図7に示すように、互いに略
直交する方向に引っ張られ、一対のローラ42,43に
よって巻き取られて引き剥がされる。このとき、図9に
示すように、金属層30aは、剥離用接着性フィルム2
4に保護層30bを残したまま回収用接着性フィルム3
7に移動、転写される。これにより、剥離用接着性フィ
ルム24上に保護層30b、レーベル層等と共に転写保
持されていた金属層30aは、これら保護層30bやレ
ーベル層から分離されて金属層30aのみが回収用接着
性フィルム37に転写保持される。すなわち、図7乃至
図9に示したように、剥離用接着性フィルム24及び回
収用接着性フィルム37がローラ42,43に巻き取ら
れることによって、金属層30aと保護層30bの界面
で剥離が起こり、金属層30aのみが接着性フィルム3
7上に移行する。これは、金属層30aと保護層30b
との間に働く力よりも、金属層30aと回収用接着性フ
ィルム37との間に働く力及び保護層30bと剥離用接
着性フィルム24との間に働く力が大きいために、金属
層30aが保護層30bより分離、剥離される。
【0041】金属層30aが転写された回収用接着性フ
ィルム37は、巻き取りローラ43に巻き取られるが、
巻き取りローラ43に至る途中において水又は有機溶剤
を吹き付け、金属層30aの回収用接着性フィルム37
からの分離回収が図られる。例えば、回収用接着性フィ
ルム37が水溶性接着剤を塗布した接着フィルムの場
合、図7に示すように、水のシャワーSで回収用接着性
フィルム37を処理すれば、図10に示すように、接着
剤層37aが溶解し、金属層30aは回収用接着性フィ
ルム37から分離される。分離された金属層30aを、
濾過、洗浄することにより、金属層30aを構成する金
属の回収が行われる。
【0042】同様に、回収用接着性フィルム37が有機
溶剤可溶性接着剤を塗布した接着性フィルムの場合、有
機溶剤のシャワーで回収用接着性フィルム37を処理す
れば、金属層30は速やかに分離回収される。
【0043】
【実験例】以下、本発明を適用した各実験例について、
具体的な実験結果に基づいて説明する。
【0044】実験例1 剥離用接着性シーとして接着剤層が粘着材料である接着
性フィルム(日東電工社製、商品名ポリエステル粘着テ
ープNo31B)を、光ディスクとしてのいわゆるオー
ディオ用のコンパクトディスクに対し積層接着して剥離
し、接着性フィルムを光ディスクより剥離することによ
って金属層としての反射膜、保護膜の剥離、分離を行
い、基板を形成している合成樹脂材料の回収を行った。
【0045】その結果、金属層としてのアルミニウムか
らなる反射膜、保護膜及びレーベル印刷膜が接着性フィ
ルムに転写、分離され、基板を形成している合成樹脂材
料、本例の場合はポリカーボネイト樹脂が不純物、例え
ば反射膜等を含むことなく回収された。
【0046】実験例2 剥離用接着性シーとして接着剤層が熱溶融性材料である
接着性フィルム(日本マタイ社製、商品名エルファンP
H413)を用い、実験例1と同様に、オーディオ用の
コンパクトディスクに120℃でこの接着性フィルムを
積層し、室温まで冷却した後、剥離用接着性フィルムを
光ディスクより剥離し、基板から金属層としての反射
膜、保護膜を剥離、分離して基板を形成する合成樹脂材
料の回収を行った。
【0047】その結果、金属層としてのアルミニウム蒸
着膜、保護膜及びレーベル印刷膜が剥離用接着性フィル
ムに転写、分離され、基板を形成する合成樹脂材料、本
例の場合はポリカーボネイト樹脂が不純物、例えば反射
膜等を含むことなく回収された。
【0048】実験例3 剥離用接着性シーとして接着層が有機溶剤活性材料であ
る接着性フィルム(鈴木管紙社製、商品名SVワニス塗
布紙)を用い、前述の例と同様に、オーディオ用のコン
パクトディスクにエチルアルコール活性処理した接着性
フィルムを積層し、室温で乾燥した後、剥離用接着性フ
ィルムを光ディスクより剥離し、基板から金属層として
の反射膜、保護膜を剥離、分離して基板を形成する合成
樹脂材料の回収を行った。
【0049】その結果、金属層としてのアルミニウムか
らなる反射膜、保護膜及びレーベル印刷膜が剥離用接着
性フィルムに転写、分離され、基板を形成する合成樹脂
材料としてのポリカーボネイト樹脂が反射膜等の不純物
を含むことなく回収された。
【0050】実験例4 実験例1乃至実験例3で用いた剥離用接着性フィルム
は、接着剤が塗布された構造を有するものであるが、本
実験例では接着剤単体のフィルム(日本マタイ社製、商
品名エラストマーPH402)を用いた。すなわち、前
述の例と同様に、オーディオ用のコンパクトディスクに
本例に係る剥離用接着性フィルムを130℃で積層し、
室温まで冷却した後、剥離用接着性フィルムをディスク
より剥離して基板からアルミニウムからなる反射膜を剥
離、分離し、基板を形成する合成樹脂材料の回収を行っ
た。
【0051】その結果、金属層としてのアルミニウムか
らなる反射膜、保護膜及びレーベル印刷膜が剥離用接着
性フィルムに転写、分離され、基板を形成する合成樹脂
材料、本例の場合はポリカーボネイト樹脂が不純物、例
えば反射膜等を含むことなく回収された。
【0052】実験例5 前述したオーディオ用のコンパクトディスクのアルミニ
ウムからなる反射膜、保護膜及びレーベル印刷膜が形成
された側の面の最外周の一部に、図2に示すように、切
削傷を付け、実験例1と同様に剥離用接着性フィルムを
用いて基板を形成する合成樹脂材料の回収を行った。
【0053】切削傷がない場合の基板からの反射膜、保
護膜の初期剥離強度は700g/cm、本例のように切
削傷が有る場合の基板からの初期剥離強度は450g/
cmであり、本例のように切削傷を付けた場合の方が初
期剥離強度が低く、基板を形成する合成樹脂材料の回収
が容易であった。
【0054】基板を形成する合成樹脂材料の回収 上述した実験例1〜5で回収された基板を形成している
合成樹脂材料としてのポリカーボネイト樹脂を粉砕し、
押し出し機によってペレット化し、さらに射出成形機に
より成形して試料(実験例)とした。この試料につい
て、機械的特性を測定した。
【0055】比較例として、前述した各実験例と同様
に、オーディオ用のコンパクトディスクをアルミニウム
からなる反射膜、保護膜、レーベル印刷膜が付いた状態
のまま粉砕し、ペレット化した後に射出成形して同様に
機械特性を測定した。
【0056】参考例として、ディスク成形前の樹脂材
料、すなわちポリカーボネート樹脂の未使用品について
も、同様の測定を行った。
【0057】その測定結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
【0059】実験例による試料は、不純物の見られない
透明な外観を呈し、表1からも明らかなように、その物
性も、弾性率、曲げ強度の点では参考例と変わりなく、
比較例より高い物性値である。
【0060】アイゾット衝撃強度は、参考例に比してや
や低下しているが、一般成形品としては十分に使用でき
る物性値であることがわかった。
【0061】実験例6 実験例2で反射膜を剥離分離した剥離用接着性フィルム
を用い、金属層としての記録層、反射膜に用いられてい
る金属材料の回収の可能性を確かめるために、酸性及び
アルカリ性の水溶液にアルミニウムを溶出する実験を行
った。
【0062】その結果、前述した実験によって回収した
剥離性接着性フィルム表面に金属層としての反射膜を形
成するアルミニウムが露出しているため、この露出した
状態にあるアルミニウムに弱酸性(0.1モル塩酸溶
液)あるいは弱アルカリ性(0.1モル水酸化ナトリウ
ム溶液)の水溶液を用いて化学的処理を施すことによっ
てアルミニウムの水溶液に容易に溶解することがわかっ
た。
【0063】このことから、金属層としての記録層、反
射膜に用いられる金属材料に適した溶出回収方法を採用
することにより、金属層を形成する金属材料を光ディス
クから分離して回収して再利用できることが明らかにな
った。
【0064】実験例7 実験例6においては、金属は溶出に用いた化学薬品との
金属塩として回収されるため、金属単体として回収する
には、金属酸化物を還元する等の化学的処理方法を必要
とする。
【0065】本例では、化学的処理を必要とすることな
く、金属層を形成する金属単体を取り出すことを試み
た。
【0066】すなわち、実験例2の剥離用接着性フィル
ムを用い、回収した剥離用接着性フィルムの表面にアル
ミニウムからなる反射膜が露出していることを確認し、
この反射膜の表面に水に溶解する接着剤層を有する回収
用接着性フィルムを接着し、この別の接着性フィルムを
実験例2の接着性フィルムより剥離することで、反射膜
を形成する金属、本例ではアルミニウムのみを分離回収
することを試みた。
【0067】水溶性高分子であるポリビニルアルコール
(クラレ社製、商品名PVA−505)を主成分とする
水溶液をポリエステルフィルムに塗布し、接着層を形成
して回収用接着性フィルムを作製した。この回収用接着
性フィルムの接着層面側を実験例2で回収した剥離用接
着性フィルムの反射膜を形成していたアルミニウム転写
面側に120℃に加熱したローラを用いて熱融着し、室
温に冷却した後、実験例2の剥離用接着性フィルムと回
収用接着性フィルムの再剥離を行い、アルミニウム膜を
回収用接着性フィルム側に転写、移動させた。
【0068】このアルミニウム膜が転写された回収用接
着性フィルムを水に浸漬し、回収用接着性フィルムの接
着剤層を溶解した後、濾過、洗浄を行い、アルミニウム
膜のみを取り出した。
【0069】なお、本例では、水溶性高分子材料として
ポリビニルアルコールを用いたが、水溶性材料であれば
種類は問わない。本例では、回収用接着性フィルムとし
て熱溶融タイプの接着性フィルムを用いたが、粘着性タ
イプの接着性フィルムでもよい。
【0070】実験例8 有機溶剤に溶解する高分子材料(東洋紡社製、商品名バ
イロン300)をポリエステルフィルムに塗布して接着
剤層を形成し、回収用接着性フィルムを作製した。
【0071】先の実験例7と同様に、回収用接着フィル
ムを実験例2で回収した剥離用接着性フィルムのディス
クの反射膜を形成していたアルミニウム膜の転写面側に
130℃に加熱したローラを用いて熱融着し、室温に冷
却した後、実験例2の剥離用接着性フィルムと回収用接
着フィルムの再剥離を行い、アルミニウム膜をこの回収
用接着性フィルム側に転写、移動させた。このアルミニ
ウム膜が転写された回収用接着性フィルムを酢酸エチル
に浸漬し、回収用接着性フィルムの接着剤層を溶解した
後、濾過、洗浄を行い、アルミニウム膜のみを取り出し
た。
【0072】なお、本例では、有機溶剤に溶解する高分
子材料として商品名バイロン300を用いたが、有機溶
剤可溶性材料であれば種類は問わない。本例では、回収
用接着性フィルムとして熱溶融タイプの接着性フィルム
を用いたが、粘着性タイプの接着性フィルムでもよい。
【0073】上述した例では、フィルム上のベースに接
着層が設けられた接着性フィルムを用いて金属層を剥離
する例を挙げて説明したが、シート状のベースに接着層
が設けられた部材や、光ディスクの直径よりも幅の広い
帯状の部材に接着層を設けた部材を用いて金属層の基板
からの剥離等の再製処理を行うようにしてもよい。
【0074】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、化学
的、機械的手法によらず、接着性フィルムを用いるとい
う簡便な方法で基板材料と金属層(反射層、記録層)、
保護層、レーベル層を分離することができ、大量に廃棄
される光ディスクの基板を形成する合成樹脂材料を効率
的に取り出すことができる。記録層、反射層に用いられ
る金属材料も容易に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法に方法により再製処理される光ディ
スクの概略構造を示す要部断面図である。
【図2】本発明方法により再製処理される光ディスクを
示す概略断面図である。
【図3】光ディスクへの剥離用接着性フィルムの積層接
着状態を示す概略断面図である。
【図4】剥離用接着性フィルムを光ディスクより引き剥
がした状態を示す概略断面図である。
【図5】本発明に係る金属層の基板からの剥離を連続的
に行うためのシステムの概略構成を示す模式図である。
【図6】剥離用接着性フィルムの積層接着、引き剥がし
により基板から金属層を分離する様子を示す模式図であ
る。
【図7】基板から分離された金属層を連続的に回収する
システムの概略構成を示す模式図である。
【図8】回収用接着性フィルムと剥離用接着性フィルム
との積層接着の状態を示す模式図である。
【図9】回収用接着性フィルムと剥離用接着性フィルム
との引き剥がしの状態を示す模式図である。
【図10】シャワーによる回収用接着性フィルムの処理
の様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1 光ディスク、 24 剥離用接着性フィルム、 2
9 基板、 30a 金属層、 30b 保護層、 2
4 剥離用接着性フィルム、 37 回収用接着性フィ
ルム。

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも光透過性を有する基板と上記
    基板の一方の面側に少なくとも一つ設けられた金属を含
    む層を有する光ディスクの再製処理方法において、 接着性を有する部材を上記基板の金属を含む層側に貼着
    させる工程と、 上記基板の上記金属を含む層側に貼着された上記接着性
    を有する部材を上記基板より引き剥がして上記金属を含
    む層を上記基板から分離する工程とを備えてなる光ディ
    スクの再製処理方法。
  2. 【請求項2】 上記方法は、更に上記接着性を有する部
    材を上記基板に貼着する前に、上記光ディスクに上記基
    板から上記金属を含む層の分離を容易とする切削部を形
    成する工程とを備えていることを特徴とする請求項1記
    載の光ディスクの再製処理方法。
  3. 【請求項3】 上記切削部を形成する工程は、上記基板
    の金属を含む層が設けられている側から上記光ディスク
    に向けて上記切削部を形成する工程であることを特徴と
    する請求項2記載の光ディスクの再製処理方法。
  4. 【請求項4】 上記切削部は、少なくとも上記金属を含
    む層に到達する深さに形成されていることを特徴とする
    請求項2記載の光ディスクの再製処理方法。
  5. 【請求項5】 上記方法は、更に上記基板から分離され
    た上記金属を含む層を上記接着性を有する部材より更に
    分離する工程とを備えていることを特徴とする請求項1
    記載の光ディスクの再製処理方法。
  6. 【請求項6】 上記金属を含む層を上記接着性を有する
    部材より更に分離する工程は、更なる接着性を有する部
    材を上記金属を含む層が保持されている面に貼着される
    ことによって上記金属を含む層を上記更なる接着性を有
    する部材に移動させることを特徴とする請求項6記載の
    光ディスクの再製処理方法。
  7. 【請求項7】 上記更なる接着性を有する部材は、ベー
    スとなる部材に水溶性接着剤が塗布された接着性を有す
    る部材であることを特徴とする請求項6記載の光ディス
    クの再製処理方法。
  8. 【請求項8】 上記方法は、更に上記更なる接着性を有
    す得る部材の上記水溶性接着剤を水で溶解させ、上記金
    属を含む層を上記更なる接着性を有する部材より分離、
    回収する工程とを備えていることを特徴とする請求項7
    記載の光ディスクの再製処理方法。
  9. 【請求項9】 上記更なる接着性を有する部材は、ベー
    スとなる部材に有機溶剤可溶性接着剤が塗布された接着
    性を有する部材であることを特徴とする請求項6記載の
    光ディスクの再製処理方法。
  10. 【請求項10】 上記方法は、更に上記更なる接着性を
    有する部材の上記有機溶剤可溶性接着剤で溶解させ、上
    記金属を含む上記更なる接着性を有する部材より分離、
    回収する工程を備えていることを特徴とする請求項9記
    載の光ディスクの再製処理方法。
  11. 【請求項11】 上記接着性を有する部材は、粘着性材
    料からなる接着剤層を有する部材であることを特徴とす
    る請求項1記載の光ディスクの再製処理方法。
  12. 【請求項12】 少なくとも光透過性を有する合成樹脂
    によって形成された基板と上記基板の一方の面側に少な
    くとも一つ設けられた金属を含む層を保護する合成樹脂
    材料を用いて形成された保護層を有する光ディスクの再
    製処理方法において、 接着性を有する部材を上記基板の金属を含む層側に貼着
    させる工程と、 上記基板の上記金属を含む層側に貼着された上記接着性
    を有する部材を上記基板より引き剥がして上記保護層と
    上記金属を含む層側に貼着された上記接着性を有する部
    材を上記基板より引き剥がして上記保護層と上記金属を
    含む層を上記基板から分離する工程とを備えてなる光デ
    ィスクの再製処理方法。
  13. 【請求項13】 上記方法は、更に上記接着性を有する
    部材を上記基板に貼着する前に、上記光ディスクに上記
    基板から上記金属を含む層の分離を容易とする切削部を
    形成する工程とを備えていることを特徴とする請求項1
    2記載の光ディスクの再製処理方法。
  14. 【請求項14】 上記切削部を形成する工程は、上記基
    板の金属を含む層が設けられている側から上記光ディス
    クに向けて上記切削部を形成する工程であることを特徴
    とする請求項13記載の光ディスクの再製処理方法。
  15. 【請求項15】 上記切削部は、少なくとも上記保護層
    を切断し且つ上記金属を含む層に到達する深さに形成さ
    れていることを特徴とする請求項13記載の光ディスク
    の再製処理方法。
  16. 【請求項16】 上記方法は、更に上記基板から分離さ
    れた上記金属を含む層を上記接着性を有する部材より更
    に分離する工程とを備えていることを特徴とする請求項
    12記載の光ディスクの再製処理方法。
  17. 【請求項17】 上記金属を含む層を上記接着性を有す
    る部材より更に分離する工程は、更なる接着性を有する
    部材を上記金属を含む層が保持されている面に貼着され
    ることによって上記金属を含む層を上記保護層より分離
    して上記更なる接着性を有する部材に移動させることを
    特徴とする請求項16記載の光ディスクの再製処理方
    法。
  18. 【請求項18】 上記更なる接着性を有する部材は、ベ
    ースとなる部材に水溶性接着剤が塗布された接着性を有
    する部材であることを特徴とする請求項17記載の光デ
    ィスクの再製処理方法。
  19. 【請求項19】 上記方法は、更に上記更なる接着性を
    有する部材の上記水溶性接着剤を水で溶解させ、上記金
    属を含む層を上記更なる接着性を有する部材より分離、
    回収する工程とを備えていることを特徴とする請求項1
    8記載の光ディスクの再製処理方法。
  20. 【請求項20】 上記更なる接着性を有する部材は、ベ
    ースとなる部材に有機溶剤可溶性接着剤が塗布された接
    着性を有する部材であることを特徴とする請求項17記
    載の光ディスクの再製処理方法。
  21. 【請求項21】 上記方法は、更に上記更なる接着性を
    有する部材の上記有機溶剤可溶性接着剤で溶解させ、上
    記金属を含む上記更なる接着性を有する部材より分離、
    回収する工程を備えていることを特徴とする請求項20
    記載の光ディスクの再製処理方法。
  22. 【請求項22】 上記接着性を有する部材は、粘着性材
    料からなる接着剤層を有する部材であることを特徴とす
    る請求項11記載の光ディスクの再製処理方法。
JP4258598A 1997-02-28 1998-02-24 光ディスクの再製処理方法 Withdrawn JPH10302325A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018183940A (ja) * 2017-04-26 2018-11-22 住友化学株式会社 単層体または積層体の製造方法

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