JP6811539B2 - 熱電変換材料の製造方法 - Google Patents

熱電変換材料の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6811539B2
JP6811539B2 JP2016043195A JP2016043195A JP6811539B2 JP 6811539 B2 JP6811539 B2 JP 6811539B2 JP 2016043195 A JP2016043195 A JP 2016043195A JP 2016043195 A JP2016043195 A JP 2016043195A JP 6811539 B2 JP6811539 B2 JP 6811539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thermoelectric conversion
conversion material
producing
insulating layer
sintered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016043195A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017162861A (ja
Inventor
健稔 富田
健稔 富田
尚吾 鈴木
尚吾 鈴木
篤郎 住吉
篤郎 住吉
革 聶
革 聶
孝洋 越智
孝洋 越智
昌晃 菊地
昌晃 菊地
俊清 郭
俊清 郭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Co Ltd filed Critical Furukawa Co Ltd
Priority to JP2016043195A priority Critical patent/JP6811539B2/ja
Priority to PCT/JP2017/007322 priority patent/WO2017154629A1/ja
Priority to US16/081,805 priority patent/US10790431B2/en
Priority to EP17762969.8A priority patent/EP3428983B1/en
Publication of JP2017162861A publication Critical patent/JP2017162861A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6811539B2 publication Critical patent/JP6811539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/01Manufacture or treatment
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/10Sintering only
    • B22F3/105Sintering only by using electric current other than for infrared radiant energy, laser radiation or plasma ; by ultrasonic bonding
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/852Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising tellurium, selenium or sulfur
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/853Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising arsenic, antimony or bismuth
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N10/00Thermoelectric devices comprising a junction of dissimilar materials, i.e. devices exhibiting Seebeck or Peltier effects
    • H10N10/80Constructional details
    • H10N10/85Thermoelectric active materials
    • H10N10/851Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions
    • H10N10/855Thermoelectric active materials comprising inorganic compositions comprising compounds containing boron, carbon, oxygen or nitrogen

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

本発明は熱電変換材料の製造方法に関する。
熱電変換材料の製造方法として、粉末状の材料を通電焼結させる方法がある。
特許文献1には、通電加圧焼結において、ダイスの焼結室を形成する面に、温度が上昇すると絶縁破壊する絶縁板を取り付けることが記載されている。特許文献1に記載の技術では、焼結途中で絶縁板を絶縁破壊させることにより電流経路を変化させる。そうすることで、導電性の良い材料を焼結する場合にその中央部と外周部との間に生じる温度勾配を抑制し、焼結状態や密度のばらつきを低減する。具体的には、絶縁破壊前にはダイスに電流が流れることによるジュール熱で材料の外側から加熱し、絶縁破壊後には粉末で発生するジュール熱で内部が加熱される。
特許文献2には、粉末材料がダイやパンチと接する面に、半導電層を介在させて通電焼結する方法が記載されている。特許文献2に記載の技術では、半導電層を介在させることにより、粉末材料と成形型との接触面で発生するミクロ放電を低減し、さらに通電時の粉末材料の温度分布を略均一とする。
特開2002−363614号公報 特開2000−239071号公報
しかし、通電焼結法により熱電変換材料を得ようとする場合、熱電変換物質に電流が流れることでペルチェ効果が生じ、正極側と負極側とで温度に違いが生じるという問題があることが見出された。この問題は、大型の焼結体を得ようとする場合に特に影響が大きく、均一な焼結体を得ることが難しかった。ひいては、大型の焼結体を作製した後に、それをダイシング等して個片の熱電変換材料とするような製造方法では、一つの焼結体から得られる熱電変換材料の特性に、ばらつきが生じる原因となっていた。
本発明は、安定した品質で熱電変換材料を製造可能な熱電変換材料の製造方法を提供する。
本発明によれば、
導電性の型の内壁と焼結材料との間の少なくとも一部に絶縁層が配置され、前記絶縁層が絶縁性を有し続ける条件の下で、前記型の第1の方向に電圧を印加して通電することにより、前記焼結材料の焼結体を得る焼結工程を含み、
前記焼結体は熱電変換物質であり、
前記電圧は、正極と負極の間に印加され、
前記型の内壁は、前記正極に近い第1面と、前記負極に近い第2面とを有し、
前記焼結工程では、前記第1面および前記第2面の全体を覆うよう、前記絶縁層が配置されており、
前記型の内部は柱の形状であり、
前記第1面は、前記柱の底面および上面の一方であり、前記第2面は、前記柱の底面および上面の他方であり、前記柱の側面は曲面を有し、
前記焼結工程では、前記絶縁層は、当該絶縁層が介在する前記型の内壁と前記焼結材料との界面において、電流が流れることを防ぐように設けられている
熱電変換材料の製造方法
が提供される。
本発明によれば、安定した品質で熱電変換材料を製造可能な熱電変換材料の製造方法を提供できる。
第1の実施形態に係る熱電変換材料の製造方法を説明するための図である。 第1の実施形態に係る熱電変換材料の製造方法のフローを示す図である。 第1の実施形態に係る準備工程を説明するための図である。 第1の実施形態に係る分割する工程を説明するための図である。 第2の実施形態に係る準備工程を説明するための図である。 (a)は、実施例1における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図であり、(b)は、実施例2における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図であり、(c)は、実施例3における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図である。 (a)は、比較例1における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図であり、(b)は、比較例2における、上パンチと下パンチの中心温度、および比較例3における下パンチの中心温度を示す図である。 (a)は、実施例1における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図であり、(b)は、実施例2における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図であり、(c)は、実施例3における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。 (a)は、比較例1における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図であり、(b)は、比較例3における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。 実施例2の焼結体を示す写真である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る熱電変換材料の製造方法を説明するための図である。本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法は、焼結工程を含む。焼結工程では、導電性の型10の内壁12と焼結材料20との間の少なくとも一部に絶縁層30が配置され、絶縁層30が絶縁性を有し続ける条件の下で、型10の第1の方向に電圧を印加して通電することにより、焼結材料20の焼結体を得る。ここで、焼結体は、熱電変換物質である。以下に詳しく説明する。
なお、熱電変換物質とは、熱電変換性能を生じる物質をいう。そして、本実施形態に係る焼結材料20は、少なくとも焼結後に熱電変換性能を備える物質である。
本実施形態において、型10は、たとえばダイ16およびパンチ17を含む。ダイ16はたとえば筒状の部材であり、パンチ17は、ダイ16の内側に嵌め込まれる形の部材である。また、型10には、パンチ17として、第1のパンチ17aおよび第2のパンチ17bが含まれる。そして、ダイ16の内側かつ、第1のパンチ17aと第2のパンチ17bとの間に空間が形成され、焼結材料20が充填できるように構成されている。パンチ17は、ダイ16に対して、筒の長さ方向に平行移動可能となっており、焼結工程では、第1のパンチ17aと第2のパンチ17bの一方が他方に向けて押しつけられることにより、焼結材料20に圧力が印加される。
ダイ16およびパンチ17の材質としては、特に限定されないが、たとえばグラファイト、金属、およびセラミックスが挙げられる。型10の電気抵抗率は、焼結材料20の電気抵抗率よりも高くてもよいし、低くてもよい。
そして、第1のパンチ17aは正極111と電気的に接続されており、第2のパンチ17bは負極112と電気的に接続されている。焼結工程において、電圧は、正極111と負極112の間に印加される。型10の内壁12は、正極111に近い第1面121と、負極112に近い第2面122とを有する。そして、焼結工程において、第1面121および第2面122を覆うよう、絶縁層30が配置されている。なお、絶縁層30は第1面121および第2面122の全体を覆っていても良いし、一部のみを覆っていても良い。
また、上述したように、焼結工程では、型10の第1の方向(本図中、直線矢印で示す)に電圧が印加される。印加される電圧は、直流電圧、またはパルス電圧である。焼結工程において、電圧の印加状態と非印加状態とが切り替わったり、繰り返されたりしても良いし、途中で電圧の大きさが変更されても良い。ここで、正極111と負極112の電位関係は反転させなくて良い。本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法によれば、電源の極性を反転させることなく、後述の様に焼結工程における温度ムラを低減できる。
上述の通り、焼結工程では、導電性の型10の内壁12と焼結材料20の間の少なくとも一部に絶縁層30が配置される。そして、絶縁層30が絶縁性を有し続ける条件の下で、正極111と負極112の間に電圧が印加される。焼結工程の開始から終了まで、絶縁層30は絶縁破壊等をすることなく、絶縁性を維持し続ける。言いかえると、本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法において、焼結材料20に電圧を印加する際には、絶縁層30は常に絶縁性を有している。
具体的には、絶縁層30の電気抵抗率は、焼結材料20の電気抵抗率よりも高い。絶縁層30の厚さは、その絶縁層30が介在する型10の内壁12と焼結材料20との界面において、電流が流れることを防ぐのに十分な厚さであれば特に限定されないが、たとえば0.001mm以上5mm以下である。
絶縁層30は、1000℃で10Vの直流電圧を第1の方向に1秒間印加したとき絶縁破壊しない耐圧性を有することが好ましい。また、絶縁層30は、1400℃で10Vの直流電圧を第1の方向に1秒間印加したとき絶縁破壊しない耐圧性を有することがより好ましい。
絶縁層30の材質は、十分な電気抵抗と耐熱性、耐電圧性を有すれば特に限定されない。ただし、絶縁層30は、焼結工程前において適度な柔軟性を有することが好ましい。そうすれば、焼結工程において絶縁層30が割れにくく、絶縁性を維持できる。また、絶縁層30の線膨張係数は、型10の線膨張係数にある程度近いことが好ましい。そうすれば、焼結工程において高温となっても、熱膨張の不整合により絶縁層30や型10が破損することがない。たとえば、型10の線膨張係数は、絶縁層30の線膨張係数の50分の1倍以上50倍以下であることが好ましい。
具体的には、絶縁層30は絶縁性フィラーおよびバインダーを含むことが好ましい。そうすれば、絶縁層30は柔軟性を備えることができる。ここで、絶縁性フィラーとしては、たとえばマイカおよび窒化アルミが挙げられる。中でも、柔軟性向上の観点から、絶縁性フィラーはマイカを含むことが好ましい。また、バインダーとしては、たとえば樹脂材料が挙げられる。また、絶縁層30は、セラミック板等であっても良い。
通電焼結法では、焼結材料を型に充填し、圧力を印加しながら電圧を印加する。そうすることによって、焼結材料を焼結させた焼結体を得る。ここで、電圧の印加によって、焼結材料および型には電流が流れうる。そして、電流が流れた焼結部材や型にはジュール熱が発生し、焼結材料が焼結される。ここで、焼結材料に流れる電流と型に流れる電流の大きさの比率は、型と焼結材料の抵抗比、ダイとパンチの間の抵抗、およびパンチと焼結材料の間の抵抗に依存して決まると考えられる。たとえば、パンチをダイに対して可動とするよう、パンチとダイの間には隙間があるため、ダイとパンチの間の抵抗増加の要因となる。
ここで、熱電変換物質は、ペルチェ効果が特に大きい材料である。したがって、焼結材料が熱電変換物質である場合、焼結材料に電流が流れると、焼結材料の正極側と負極側との間で温度差が生じる。具体的には焼結材料がn型の熱電変換物質である場合、正極側の温度が負極側の温度よりも高くなる。一方、焼結材料がp型の熱電変換材料物質である場合、正極側の温度が負極側の温度よりも低くなる。また、焼結材料が、焼結によって熱電変換物質となる場合、焼結が進むほど、ペルチェ効果が大きくなり、同様の現象が生じる。その結果、正極に近い部分と負極側に近い部分とで焼結条件に違いが生じる。ひいては、得られる焼結体において、正極側と負極側との間で熱電変換特性等に違いが生じ、品質ムラの原因となる。
このような、ムラの影響は、大きな焼結体を得ようとする場合に特に顕著となる。焼結体の厚みが増すことにより、正極側と負極側の間の距離が長くなり、生じる温度差も大きくなるからである。そして、大きな焼結体を分割した個片を熱電変換材料として得る場合、各個片が、焼結体のどの部分であったかに依存して、熱電変換特性等が異なることとなり、品質が不安定となる。
以上のような問題に対し、本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法は、型の内壁と焼結材料の間に絶縁層を配置して通電させることにより焼結体を得る。そうすることにより、焼結材料に流れる電流が抑制され、型に主な電流が流れる。したがって、ペルチェ効果により温度ムラが生じることが避けられる。そして、型で発生するジュール熱によって、焼結材料は焼結される。よって、得られる焼結体内での特性のムラが低減され、熱電変換材料の品質を安定させることができる。
なお、熱電変換材料の性質は、たとえば性能指数Zによって評価される。性能指数Zとは、ゼーベック係数S、熱伝導率κ及び電気抵抗率ρを用いた以下の式(1)によって表される。
Z=S/(κρ) ・・・式(1)
また、熱電変換材料の性質は、性能指数Zと温度Tとの積によって評価されることがある。この場合には、式(1)の両辺に温度T(ここで、Tは絶対温度)を乗じて以下の式(2)とする。
ZT=ST/(κρ) ・・・式(2)
式(2)に示したZTは無次元性能指数と呼ばれ、熱電変換材料の性能を示す指標になる。熱電変換材料は、このZTの値が大きいほど、その温度Tにおける熱電変換性能が高いことになる。
また、ゼーベック係数とペルチェ係数は比例関係にあり、ペルチェ係数の大きな材料ほど、単位電流あたりの吸発熱量が大きくなる。したがって、熱電変換性能の高い熱電変換物質ほど、焼結時にペルチェ効果による焼結温度ムラがより顕著になる。
焼結工程では、型10の内部14の形状に対応した焼結体が得られる。型10の内部14の形状は特に限定されないが、たとえば立方体、直方体、円柱、多角柱等、柱の形状である。なお、これらの柱形状において、底面の幅と高さとの関係は特に限定されない。高さは底面の幅よりも小さくても良いし、大きくても良い。たとえば、第1面121は、柱の底面および上面の一方であり、第2面122は、柱の底面および上面の他方である。柱の側面(本図において、型10の側面123に対応)は曲面を有しても良いし、有さなくても良い。柱の側面が曲面を有する場合、柱の側面には絶縁層30が配置されていなくてもよいし、配置されていても良い。柱の側面に絶縁層30が配置されていない場合、平らな底面および上面にのみ絶縁層30を配置すればよいので配置が容易である。さらに、型10の内壁12の側面123から焼結材料20への熱伝導が良好となる。一方、絶縁層30は、柱の側面にも絶縁層30が配置されている場合、焼結材料20に電流が流れることをより確実に避けることができる。また、絶縁層30は、型10の内壁12の全体に配置されていても良い。
図2は、第1の実施形態に係る熱電変換材料の製造方法のフローを示す図である。本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法は、上述した焼結工程S20の前に準備工程S10をさらに含む。また、熱電変換材料の製造方法は、焼結工程S20の後に焼結体を分割する工程S30をさらに含む。そして、本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法は、準備工程として、型10の内壁12と焼結材料20との間の少なくとも一部に、絶縁層30として絶縁シート30aを挟む工程を含む。
図3は、本実施形態に係る準備工程S10を説明するための図である。本実施形態において、絶縁層30は、絶縁シート30aである。準備工程S10において、ダイ16の筒内に第2のパンチ17bを配置する。そして、第2のパンチ17bの上に絶縁シート30aを配置する。そして、絶縁シート30aの上に焼結材料20を投入し、焼結材料20の上に絶縁シート30a、第1のパンチ17aを順に配置する。
焼結材料20は、熱電変換物質である焼結体が得られれば特に限定されないが、たとえば焼結材料20から得られる焼結体としては、BiTe系、PbTe系、GeTe−AgSbTe系、SiGe系、FeSi系、ZnSb系、スクッテルダイト系、ホイスラー系、ハーフホイスラー系、クラスレート系、シリサイド系、テトラヘドライト系、酸化物系熱電変換物質が挙げられる。なお、本実施形態に係る方法で得られる熱電変換材料はn型熱電変換材料であっても良いし、p型熱電変換材料であっても良い。焼結材料20は、たとえば、溶解法、急冷凝固法(ガスアトマイズ、水アトマイズ、単ロール法、双ロール法)、メカニカルアロイング法、ボールミル法、ビーズミル法などを適宜組み合わせる公知の方法によって生成することができる。焼結材料20はたとえば粉末状、粒状、または塊状であり、焼結前の材料構成は単相材料でも多相材料でも良い。
次いで、焼結工程S20において、真空もしくは不活性ガス雰囲気中において通電することにより、たとえば100℃以上1400℃以下の温度まで加熱する。それと同時に、第1のパンチ17aおよび第2のパンチ17bの一方を他方に押しつけ、焼結材料20にたとえば1MPa以上100MPa以下の圧力を印加する。そのままたとえば1分以上300分以下の時間保持した後、室温まで冷却することで焼結体を得ることができる。ここで、通電においてはたとえばパルス電流(電圧)を印加する。パルス電流は、たとえば平均電流値を0Aを超え1,000,000A以下とし、電圧平均値を0Vを超え36V以下とした条件で印加することができる。また、例として放電プラズマ焼結装置(株式会社シンターランド製、JPX150G−II)を用い、ON/OFF直流パルスを、ON/1〜999、OFF/1〜99msで制御し、電圧10V以下、最大印加電流2万Aでパルス電流を印加することができる。ただし、通電は絶縁層30が途中で絶縁破壊しないように行う。
焼結工程S20で得られる焼結体の、第1の方向に垂直な方向の最大幅wは、特に限定されないが、たとえば5mm以上とすることができ、好ましくは30mm以上とすることができる。また、第1の方向に垂直な方向の最大幅wは、特に限定されないが、たとえば500mm以下である。なお、型10の内部14が円柱形状である場合、第1の方向に垂直な方向の最大幅wとは底面の円の直径である。また、底面が円でない場合や、第1の方向に沿って、断面形状が一定でない場合等には、第1の方向に垂直な方向の最大幅wは、第1の方向に垂直な方向にとれる幅のうち、最大の幅を示す。
焼結工程S20で得られる焼結体の、第1の方向の最大厚さtは、特に限定されないが、たとえば0.1mm以上とすることができ、好ましくは4mm以上とすることができる。本実施形態においては、焼結材料20とパンチ17の第1面121との間に絶縁層30を配置して通電するため、ペルチェ効果による温度ムラが抑制される。したがって、厚さの大きな焼結体においても、特性ムラを小さくできる。また、焼結体の第1の方向の最大厚さtは、特に限定されないが、たとえば200mm以下である。なお、第1の方向の最大厚さtとは、焼結体が柱状である場合にはその柱の底面と上面との距離に相当する。また、焼結体が、第1方向の厚さが一定ではない形状をしている場合(たとえば第1のパンチ17aの第1面121や第2のパンチ17bの第2面122を曲面とする場合)には、第1方向にとれる厚さのうち、最大の厚さを示す。
図4は、本実施形態に係る分割する工程S30を説明するための図である。分割する工程S30では、焼結工程S20で得られた焼結体22を、たとえばマルチワイヤーソーを用いて切断し、複数の熱電変換材料40に分割する。こうして、熱電変換材料40が得られる。本図中、切断面の例を破線で示している。本図では、焼結体22が柱形状である場合において、焼結体22の高さ方向に垂直な断面および高さ方向に平行な断面の両方で切断する場合の例を示している。ただし、これに限定されず、焼結体22の高さ方向に垂直な断面のみで切断しても良いし、高さ方向に平行な断面のみで切断しても良い。なお、分割する工程S30は省略し、焼結体22をそのまま熱電変換材料としてもよい。その場合でも、焼結ムラの少ない熱電変換材料が得られ、安定した品質で熱電変換材料を製造することができる。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態によれば、熱電変換物質を通電焼結する場合においても、温度ムラを抑制して焼結ムラを低減し、安定した品質で熱電変換材料を製造できる。
(第2の実施形態)
図5は、第2の実施形態に係る準備工程S10を説明するための図である。本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法は、準備工程S10を除いて第1の実施形態に係る熱電変換材料の製造方法と同じである。
本実施形態に係る熱電変換材料の製造方法では、焼結工程S20の前に、準備工程S10として、内壁12の少なくとも一部に絶縁層30が被覆形成された型10に、焼結材料20を充填する工程をさらに含む。
本実施形態に係る絶縁層30は、型10の内壁12に一体に被覆形成された絶縁層30bである。本実施形態において、絶縁層30は、焼結工程S20の前の時点で、パンチ17に一体に固着されている。絶縁層30bは、たとえばパンチ17の第1面121および第2面122に対し、溶射、スパッタ、蒸着等の方法で絶縁物質を堆積させることにより形成できる。また、絶縁層30bは、パンチ17の第1面121および第2面122に対し、絶縁性材料を塗布法で成膜することにより形成できる。
本実施形態に係る準備工程S10では、上述の様に、内壁12の少なくとも一部に絶縁層30bが被覆形成された型10に、焼結材料20を充填する。そして、焼結工程S20以降は第1の実施形態と同様にして、熱電変換材料を得る。なお、本実施形態において、第1の実施形態に係る方法を併用しても良い。すなわち、内壁12の一部に絶縁層30bが被覆形成された型10に対して、内壁12の他の一部を覆うよう絶縁シートを配置して、焼結工程S20を行っても良い。
次に、本実施形態の作用および効果について説明する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の作用および効果が得られる。くわえて、絶縁層30と型10とが一体化されているため、焼結材料20を充填する工程が容易に行える。また、絶縁層30を交換する必要がなく、繰り返し焼結に用いることができるため、低コスト化が図れる。
以下、本実施形態を、実施例を参照して詳細に説明する。なお、本実施形態は、これらの実施例の記載に何ら限定されるものではない。
<熱電変換材料の作製>
(実施例1)
第1の実施形態で説明した方法で焼結工程を行い、スクッテルダイト系のn型熱電変換材料を作製した。ここで、グラファイト製のダイおよびパンチを用いた。そして、絶縁層としては、マイカ及びバインダーを含む絶縁シートを用い、図1のように配置した。通電条件は電圧5V以下、最大印加電流2万Aとした。得られた焼結体は円柱形であり、厚さは3.7mm、底面の直径は200mmであった。
(実施例2)
焼結体の厚さを20mmとした以外は実施例1と同様にしてn型熱電変換材料を作製した。
(実施例3)
焼結材料の組成を変更し、焼結体の厚さを12mmとした以外は実施例1と同様にしてスクッテルダイト系のp型熱電変換材料を作製した。
(比較例1)
絶縁層を設けずに焼結工程を行い、焼結体の厚さを3.8mmとした以外は実施例1と同様にしてn型熱電変換材料を作製した。
(比較例2)
焼結材料の組成を変更し、焼結体の厚さを4mmとした以外は比較例1と同様にしてp型熱電変換材料を作製した。
(比較例3)
焼結体の厚さを11mmとした以外は比較例2と同様にしてp型熱電変換材料を作製した。
<評価>
各実施例および各比較例において、通電中には、焼結体の上部の温度として正極側の上パンチ(図1の第1のパンチ17aに相当)の中心部の温度を測定し、焼結体の下部の温度として負極側の下パンチ(図1の第2のパンチ17bに相当)の中心部の温度を測定した。
図6(a)は、実施例1における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図である。図6(b)は、実施例2における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図である。そして図6(c)は、実施例3における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図である。図7(a)は、比較例1における、上パンチと下パンチの中心温度を示す図である。図7(b)は、比較例2における、上パンチと下パンチの中心温度、および比較例3における下パンチの中心温度を示す図である。なお、比較例3の上パンチの中心温度は、比較例2の上パンチの中心温度にほぼ一致した。図6(a)〜図6(c)、図7(a)、および図7(b)において、横軸は、通電開始からの時間、縦軸は目標温度との差(%)を示している。図6(a)〜図6(c)、図7(a)、および図7(b)に示す様に、比較例では、いずれも焼結体の上パンチと下パンチとで温度差が見られたのに対し、実施例ではいずれも上パンチの温度と下パンチの温度がほぼ一致した。よって、実施例では比較例よりも、電圧を印加した方向における温度ムラが低減されたことが確認できた。
また、各実施例および各比較例の焼結体を分割して熱電変換材料を得た。各焼結体のうち異なる位置から得られた複数の熱電変換材料の無次元性能指数ZTを測定した。
図8(a)は、実施例1における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。本図では、得られた焼結体の径方向中心部から切り出した熱電変換材料と、径方向外周部から切り出した熱電変換材料の結果を示している。図8(b)は、実施例2における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。本図では得られた焼結体の厚さ方向上部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料と、厚さ方向中央部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料と、厚さ方向下部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料の結果を示している。そして図8(c)は、実施例3における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。本図では得られた焼結体の厚さ方向上部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料と、厚さ方向下部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料の結果を示している。また、図9(a)は、比較例1における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。得られた焼結体の径方向中心部から切り出した熱電変換材料と、径方向外周部から切り出した熱電変換材料の結果を示している。そして図9(b)は、比較例3における熱電変換材料の、無次元性能指数ZTと温度との関係を示す図である。本図では得られた焼結体の厚さ方向上部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料と、厚さ方向下部かつ断面中心部から切り出した熱電変換材料の結果を示している。なお、図8(a)および図9(a)には、450℃でのZTの値をあわせて示している。
図8(a)および図9(a)に示すように、実施例1の熱電変換材料では、中心部でも外周部でも比較例1と同等以上のZTの値が得られ、十分な熱電変換性能を有することを確認した。また、図8(b)、図8(c)および図9(b)に示すように、実施例2、3の熱電変換材料では、比較例3の熱電変換材料より、電圧を印加した厚さ方向における熱電変換特性のムラが小さいことを確認した。
さらに、図10は、実施例2の焼結体を示す写真である。大径かつ厚い焼結体が均質に得られた。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 導電性の型の内壁と焼結材料との間の少なくとも一部に絶縁層が配置され、前記絶縁層が絶縁性を有し続ける条件の下で、前記型の第1の方向に電圧を印加して通電することにより、前記焼結材料の焼結体を得る焼結工程を含み、
前記焼結体は熱電変換物質である、
熱電変換材料の製造方法。
2. 1.に記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記電圧は、正極と負極の間に印加され、
前記型の内壁は、前記正極に近い第1面と、前記負極に近い第2面とを有し、
前記焼結工程では、前記第1面および前記第2面を覆うよう、前記絶縁層が配置されている
熱電変換材料の製造方法。
3. 2.に記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記型の内部は柱の形状であり、
前記第1面は、前記柱の底面および上面の一方であり、前記第2面は、前記柱の底面および上面の他方であり、前記柱の側面は曲面を有する
熱電変換材料の製造方法。
4, 3.に記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記柱の側面には前記絶縁層が配置されていない
熱電変換材料の製造方法。
5. 4.に記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記焼結体の、前記第1の方向に垂直な方向の最大幅を30mm以上500mm以下とする
熱電変換材料の製造方法。
6. 1.から5.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記焼結体の、前記第1の方向の最大厚さを4mm以上200mm以下とする
熱電変換材料の製造方法。
7. 1.から6.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記絶縁層は、1000℃で10Vの直流電圧を前記第1の方向に1秒間印加したとき絶縁破壊しない耐圧性を有する
熱電変換材料の製造方法。
8. 1.から7.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記絶縁層の電気抵抗率は、前記焼結材料の電気抵抗率よりも高い
熱電変換材料の製造方法。
9. 1.から8.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記焼結工程の前に、前記型の内壁と前記焼結材料との間の少なくとも一部に、前記絶縁層として絶縁シートを挟む工程をさらに含む
熱電変換材料の製造方法。
10. 1.から8.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記焼結工程の前に、内壁の少なくとも一部に前記絶縁層が被覆形成された前記型に、前記焼結材料を充填する工程をさらに含む
熱電変換材料の製造方法。
11. 1.から10.のいずれか一つに記載の熱電変換材料の製造方法において、
前記焼結工程の後に、前記焼結体を分割する工程をさらに含む
熱電変換材料の製造方法。
10 型
12 内壁
14 内部
16 ダイ
17 パンチ
17a 第1のパンチ
17b 第2のパンチ
20 焼結材料
22 焼結体
30,30b 絶縁層
30a 絶縁シート
40 熱電変換材料
111 正極
112 負極
121 第1面
122 第2面
123 側面

Claims (13)

  1. 導電性の型の内壁と焼結材料との間の少なくとも一部に絶縁層が配置され、前記絶縁層が絶縁性を有し続ける条件の下で、前記型の第1の方向に電圧を印加して通電することにより、前記焼結材料の焼結体を得る焼結工程を含み、
    前記焼結体は熱電変換物質であり、
    前記電圧は、正極と負極の間に印加され、
    前記型の内壁は、前記正極に近い第1面と、前記負極に近い第2面とを有し、
    前記焼結工程では、前記第1面および前記第2面の全体を覆うよう、前記絶縁層が配置されており、
    前記型の内部は柱の形状であり、
    前記第1面は、前記柱の底面および上面の一方であり、前記第2面は、前記柱の底面および上面の他方であり、前記柱の側面は曲面を有し、
    前記焼結工程では、前記絶縁層は、当該絶縁層が介在する前記型の内壁と前記焼結材料との界面において、電流が流れることを防ぐように設けられている
    熱電変換材料の製造方法。
  2. 請求項1に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記柱の側面と前記焼結材料との間の少なくとも一部には前記絶縁層が配置されていない
    熱電変換材料の製造方法。
  3. 請求項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記柱の側面と前記焼結材料との間には前記絶縁層が配置されていない
    熱電変換材料の製造方法。
  4. 請求項2または3に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記焼結体の、前記第1の方向に垂直な方向の最大幅を30mm以上500mm以下とする
    熱電変換材料の製造方法。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記焼結体の、前記第1の方向の最大厚さを4mm以上200mm以下とする
    熱電変換材料の製造方法。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記絶縁層は、1000℃で10Vの直流電圧を前記第1の方向に1秒間印加したとき絶縁破壊しない耐圧性を有する
    熱電変換材料の製造方法。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記絶縁層の電気抵抗率は、前記焼結材料の電気抵抗率よりも高い
    熱電変換材料の製造方法。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記焼結工程の前に、前記型の内壁と前記焼結材料との間の少なくとも一部に、前記絶縁層として絶縁シートを挟む工程をさらに含む
    熱電変換材料の製造方法。
  9. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記焼結工程の前に、内壁の少なくとも一部に前記絶縁層が被覆形成された前記型に、前記焼結材料を充填する工程をさらに含む
    熱電変換材料の製造方法。
  10. 請求項1からのいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記焼結工程の後に、前記焼結体を分割する工程をさらに含む
    熱電変換材料の製造方法。
  11. 請求項1から10のいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記絶縁層の厚さは0.001mm以上5mm以下である
    熱電変換材料の製造方法。
  12. 請求項1から11のいずれか一項に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記絶縁層は絶縁性フィラーおよびバインダーを含む
    熱電変換材料の製造方法。
  13. 請求項12に記載の熱電変換材料の製造方法において、
    前記絶縁性フィラーはマイカを含む
    熱電変換材料の製造方法。
JP2016043195A 2016-03-07 2016-03-07 熱電変換材料の製造方法 Active JP6811539B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016043195A JP6811539B2 (ja) 2016-03-07 2016-03-07 熱電変換材料の製造方法
PCT/JP2017/007322 WO2017154629A1 (ja) 2016-03-07 2017-02-27 熱電変換材料の製造方法
US16/081,805 US10790431B2 (en) 2016-03-07 2017-02-27 Method of manufacturing thermoelectric conversion material
EP17762969.8A EP3428983B1 (en) 2016-03-07 2017-02-27 Method for producing thermoelectric conversion material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016043195A JP6811539B2 (ja) 2016-03-07 2016-03-07 熱電変換材料の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017162861A JP2017162861A (ja) 2017-09-14
JP6811539B2 true JP6811539B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=59789444

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016043195A Active JP6811539B2 (ja) 2016-03-07 2016-03-07 熱電変換材料の製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10790431B2 (ja)
EP (1) EP3428983B1 (ja)
JP (1) JP6811539B2 (ja)
WO (1) WO2017154629A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112404440A (zh) * 2020-11-25 2021-02-26 厦门理工学院 一种快速制备均质热电材料的方法及模具
CN112909156B (zh) * 2021-02-09 2024-04-19 北京信息科技大学 一种碲化铋基热电材料的制备方法及制备装置

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS495803B1 (ja) * 1967-07-29 1974-02-09
JPS58215305A (ja) * 1982-06-09 1983-12-14 株式会社日本自動車部品総合研究所 ホツトプレス型
EP0874406A3 (en) * 1997-04-23 2000-12-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. A co-sb based thermoelectric material and a method of producing the same
JPH1112606A (ja) * 1997-06-24 1999-01-19 Sumitomo Coal Mining Co Ltd 通電焼結方法
JP3160584B2 (ja) * 1999-02-22 2001-04-25 住友石炭鉱業株式会社 通電焼結方法
JP3681993B2 (ja) 2001-06-13 2005-08-10 住友重機械工業株式会社 通電加圧焼結装置の焼結型
JP2005191431A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Toyota Motor Corp 熱電変換器
JP4584035B2 (ja) * 2005-05-31 2010-11-17 トヨタ自動車株式会社 熱電モジュール
DE102009024667A1 (de) * 2009-02-27 2010-09-02 Universität Duisburg-Essen Verfahren zur Herstellung eines Halbleiters sowie Halbleiter und elektrisches Element
JP5048704B2 (ja) * 2009-03-25 2012-10-17 住友重機械テクノフォート株式会社 通電加圧焼結装置の焼結型および通電加圧焼結装置による焼結方法
TWI485266B (zh) * 2009-07-27 2015-05-21 Univ Tokyo Sci Educ Found Aluminum-magnesium-silicon composite material and method for manufacturing the same, and thermoelectric conversion material, thermoelectric conversion element and thermoelectric conversion module using the composite material
US20110120517A1 (en) * 2009-11-13 2011-05-26 Brookhaven Science Associates, Llc Synthesis of High-Efficiency Thermoelectric Materials
JP5964783B2 (ja) * 2013-05-31 2016-08-03 トヨタ自動車株式会社 通電焼結用型

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017162861A (ja) 2017-09-14
US10790431B2 (en) 2020-09-29
EP3428983A4 (en) 2019-10-30
US20190097115A1 (en) 2019-03-28
EP3428983B1 (en) 2021-07-07
WO2017154629A1 (ja) 2017-09-14
EP3428983A1 (en) 2019-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI701342B (zh) 鎂系熱電轉換材料之製造方法、鎂系熱電轉換元件之製造方法、鎂系熱電轉換材料、鎂系熱電轉換元件、熱電轉換裝置
JP7437805B2 (ja) 熱電変換素子の製造方法、熱電変換素子、及び熱電変換モジュール
JP6853436B2 (ja) マグネシウム系熱電変換素子、熱電変換装置
JP6811539B2 (ja) 熱電変換材料の製造方法
WO2017115599A1 (ja) セラミックス部材
KR20140045188A (ko) 열전모듈, 이를 구비한 열전장치, 및 열전모듈의 제조방법
KR102097659B1 (ko) 결정립 크기가 제어된 Bi-Sb-Te계 열전재료의 제조방법 및 이에 의해 제조된 열전재료
JP2006319210A (ja) 熱電変換素子の製造方法
US11152554B2 (en) Thermoelectric conversion element
KR101801367B1 (ko) 열전소자의 제조 방법
JP4584035B2 (ja) 熱電モジュール
JP6305335B2 (ja) 熱電変換材料およびそれを用いた熱電変換モジュール並びに熱電変換材料の製造方法
JP5084553B2 (ja) セグメント型熱電素子、熱電モジュール、発電装置および温度調節装置
KR101468991B1 (ko) 열전 소자 재료, 그 제조 방법, 및 그를 포함하는 열전 소자 장치
JP2000286462A (ja) 熱電素子、熱電素子の製造方法
JP4643371B2 (ja) 熱電モジュール
WO2019177147A1 (ja) 熱電変換素子
US20220030668A1 (en) Ceramic heater with shaft
US20220046762A1 (en) Ceramic heater with shaft
KR102084569B1 (ko) 탄소나노튜브 함유 Bi-Sb-Te계 열전재료의 제조방법 이에 의해 제조된 열전재료
JP2016157830A (ja) 熱電素子及びそれを用いた熱電モジュール並びに熱電素子の製造方法
KR102056149B1 (ko) 곡면형 열전소자의 제조방법
KR20190058222A (ko) 곡면형 열전소자의 제조 방법
JP2014123596A (ja) 熱電モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190206

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201124

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6811539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250