JP6806638B2 - はんだ付け装置およびはんだ付け方法 - Google Patents

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Description

本発明は、はんだ付け装置およびはんだ付け方法に関する。
従来、溶融はんだを噴出ノズルへ圧送して噴出ノズルの先端に設けられたパレットを介してプリント基板に対して電子部品をはんだ付けするはんだ付け装置がある。
かかるはんだ付け装置では、噴出ノズルから噴出する溶解はんだの噴出高さを光センサによって検出し、検出結果に基づき、溶融はんだの噴出高さを理想の高さに制御する(例えば、特許文献1参照)。
特開2000-200966号公報
しかしながら、従来技術では、噴出高さが理想の高さとなるものの、パレットにかかる溶融はんだの圧力が不均一となり、はんだ付けにムラが生じるなどはんだ付けの精度が低下するおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、はんだ付けの精度を向上させることができるはんだ付け装置およびはんだ付け方法を提供することを目的とする。
実施形態に係るはんだ付け装置は、検出部と、制御部とを備える。検出部は、噴出ノズルへ溶融はんだが圧送される圧力を検出する。制御部は、前記噴出ノズルの開口部をはんだ供給用の貫通孔を有するパレットで覆った状態で前記噴出ノズルに前記溶融はんだを圧送するポンプの回転数を上昇させ、前記検出部によって検出される圧力が基準圧力となった場合に、前記ポンプの回転数を減少させる。
本発明によれば、はんだ付けの精度を向上させることができる。
図1は、はんだ付け装置を説明する図である。 図2は、はんだ付け装置の作業の一例を示す図である。 図3は、はんだ付け装置による制御を示すタイミングチャートである。 図4は、はんだ付け装置が実行する処理手順を示すフローチャートである。 図5Aは、変形例に係る噴出ノズルの模式図である。 図5Bは、変形例に係る噴出ノズルの断面模式図である。
以下、添付図面を参照して、実施形態に係るはんだ付け装置およびはんだ付け方法について詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
まず、図1を用いて実施形態に係るはんだ付け装置について説明する。図1は、はんだ付け装置1を説明する図である。なお、図1には、はんだ付け装置1の機能ブロックと、模式的な断面とを示している。
図1に示すように、はんだ付け装置1は、溶融はんだ11を貯蔵するはんだ槽12と、はんだ槽12から溶融はんだ11を吸い上げるポンプ30と、ポンプ30によって吸い上げられた溶融はんだ11を鉛直上方に向けて噴出する噴出ノズル15とを備える。
また、はんだ槽12の側面には、ヒータ18が設けられる。ヒータ18は、はんだ槽12内のはんだを過熱して溶融させ、その後、溶融はんだ11の温度をはんだ付けに適した温度(以下、単に、「適温」と記載する)に維持する。なお、図1に示す例では、ヒータ18がはんだ槽12の側面に設けられる場合について示したが、ヒータ18をはんだ槽12の底面など、他の位置に設けることにしてもよい。
はんだ槽12は、上部に溶融はんだ11を上方へ吸い込む吸い込み孔13と、吸い込み孔13から吸い込まれた溶融はんだ11が圧送されるケーシング部14とを備える。
ポンプ30は、モータ31と、回転シャフト32と、インペラ33とを備える。ポンプ30は、モータ31に連結された回転シャフト32を駆動してインペラ33を回転させる。
ポンプ30は、インペラ33の回転力によって、図1に白抜き矢印で示すように、はんだ槽12内の溶融はんだ11を吸い込み孔13からケーシング部14へ吸い上げ、ケーシング部14から噴出ノズル15へ圧送する。
これにより、溶融はんだ11は、噴出ノズル15から鉛直上方に向けて噴出する。また、はんだ付け装置1は、この噴出ノズル15から噴出する溶融はんだ11を、例えば、パレットの上面に配置されたプリント基板の各接続箇所に付着させてはんだ付けを行う。なお、はんだ付け装置1の作業工程の一例については、図2を参照して後述する。
また、プリント基板に付着しなかった残りの溶融はんだ11は、噴出ノズル15の外壁15bと内壁15cとの隙間に設けられた回収孔17a、17bを伝って再びはんだ槽12に貯留される。
つまり、プリント基板に付着しなかった溶融はんだ11は、はんだ槽12へ回収され、ヒータ18によって再び過熱された後に、ケーシング部14および噴出ノズル15に導かれることとなる。
このように、はんだ付け装置1は、溶融はんだ11を循環させることで、ケーシング部14および噴出ノズル15内の溶融はんだ11を一定の温度に保つことができる。これにより、溶融はんだ11の温度が低下することによる固着等を防ぐことができる。
また、はんだ付け装置1は、圧力検出用パイプ2と、検出部3と、制御部4とを備える。検出部3は、噴出ノズル15へ溶融はんだ11が圧送される圧力を検出する。具体的には、検出部3は、例えば、ケーシング部14に一端が配置される圧力検出用パイプ2と連結し、圧力検出用パイプ2内の圧力を検出する。
また、検出部3は、圧力検出用パイプ2の内部へケーシング部14から圧入される溶融はんだ11の圧力を圧力検出用パイプ2内部の溶融はんだ11との間に介在する気体(ここでは、「空気5」とする)を介して検出する。
ここで、検出部3が、ケーシング部14内を圧送される溶融はんだ11自体の圧力を直接検出する場合、溶融はんだ11の温度が300℃程度になることから、耐熱性が高い高価な圧力センサが必要となる。
これに対して、はんだ付け装置1は、圧力検出用パイプ2内の空気5の圧力によって溶融はんだ11の圧送圧力を検出するので、耐熱性が低い安価な圧力センサを検出部3に採用することができ、製造コストを低く抑えることができる。
制御部4は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入出力ポートなどを有するマイクロコンピュータや各種の回路を含む。なお、制御部4は、一部または全部がASICやFPGA等のハードウェアで構成されてもよい。
制御部4は、検出部3によって検知される溶融はんだ11の圧力が基準圧力となるように、モータ31の回転数を制御することで、噴出ノズル15への溶融はんだ11の圧送圧力を調整する。なお、制御部4によるモータ31の動作制御の一例については、図3を参照して説明する。
また、はんだ付け装置1は、圧力検出用パイプ2内部の空気5を排気する排気孔を開閉する開閉弁7と、溶融はんだ11の温度を検知する温度検知部8とを備える。
そして、制御部4は、温度検知部8によって検知される温度がはんだ付けに適した適温に達するまで開閉弁7を開放状態に維持する。その後、制御部4は、溶融はんだ11の温度が適温に達した場合に、開閉弁7を閉塞状態にしてから、即ち、圧力検出用パイプ2内部を密閉状態にしてから圧送圧力の調整を開始する。
これにより、制御部4は、はんだ付けの作業開始前に溶融はんだ11を適温になるまで過熱する期間に、溶融はんだ11の圧送圧力とは無関係に上昇する空気5の圧力変化を圧送圧力の変化として誤検知することを防止することができる。
次に、図2を用いて実施形態におけるはんだ付け装置1の作業の一例について説明する。図2は、はんだ付け装置1の作業の一例を示す図である。なお、図2では、はんだ付け装置1の一部を抜粋して示す。
図2に示すように、はんだ付け装置1は、噴出ノズル15の開口部15aをパレット50が覆った状態でパレット50の上面に配置されたプリント基板100および電子部品102に対してはんだ付けの作業を行う。
パレット50は、溶融はんだ11を供給するための貫通孔51を有する。かかる貫通孔51を介して溶融はんだ11がプリント基板100側へ供給されることとなる。すなわち、パレット50は、プリント基板100のはんだ付けを行う箇所以外をマスクする。
また、実施形態に係るはんだ付け装置1では、パレット50で噴出ノズル15の開口部15aを覆うため、ポンプ30によって吸い上げられる溶融はんだ11をパレット50に対して勢いよく押し当てることが可能となる。
言い換えれば、実施形態に係るはんだ付け装置1では、パレット50で噴出ノズル15の開口部15aに蓋をすることで、溶融はんだ11の圧送圧力の低下を抑えることが可能となる。
これにより、はんだ付け装置1では、パレット50の貫通孔51が小さい場合であっても、かかる貫通孔51を介してプリント基板100側に溶融はんだ11を供給することが可能となる。
また、はんだ付け装置1では、圧力をかけた状態ではんだ付けを行うことができるため、小さい貫通孔51であっても、溶融はんだ11をプリント基板100側に供給することが可能となる。
このため、プリント基板100に電子部品102を密に実装することが可能となり、プリント基板100における電子部品102の集積化を図ることが可能となる。
パレット50の上面には、プリント基板100と電子部品102が載置される。プリント基板100は、表裏を貫通する接続孔101を備える。接続孔101は、内周面が金属膜によって被覆されている。接続孔101を被覆する金属膜は、プリント基板100に設けられた所定のプリント配線に接続される。
また、電子部品102は、プリント基板100の接続孔101に対応する位置に、それぞれ接続端子となる金属製のリード端子(不図示)を備える。電子部品102は、リード端子がプリント基板100の接続孔101に挿入された状態で、パレット50上に配置される。
なお、はんだ付け装置1は、図示しないロボットに連結され、かかるロボットによってパレット50が噴出ノズル15の開口部15aを覆うように配置される。
また、かかるロボットは、はんだ付け装置1が、はんだ付けを行う際に、プリント基板100および電子部品102をパレット50に固定する。これにより、はんだ付けを行う際に、プリント基板100および電子部品102の位置ずれを抑制することができる。
そして、かかるロボットは、はんだ付けが終了すると、パレット50を回収し、新たなプリント基板100および電子部品102が載置されたパレット50を噴出ノズル15の開口部15aを覆うように配置させる。
次に、図3を用いてはんだ付け装置1の制御部4による制御処理について説明する。図3は、はんだ付け装置1による制御を示すタイミングチャートである。なお、制御部4は、検出部3によって検出される圧力検出用パイプ2内の空気圧に基づき、モータ31の回転数を制御する。
例えば、図3に示す時刻t2において上記のロボットがパレット50を噴出ノズル15の開口部15aを覆うように設置したものとする。すなわち、時刻t2において噴出ノズル15の開口部15aをパレット50で覆った状態であるものとする。
このとき、制御部4は、時刻t2からモータ31の回転数を徐々に上昇させる。これにより、噴出ノズル15内の溶融はんだ11の液面が徐々に上昇するとともに、検出部3によって検出される空気圧も上昇する。
そして、制御部4は、時刻t3に示すように、検出部3によって検出される空気圧が基準圧力に到達すると、かかるタイミングにおけるモータ31の回転数を所定時間維持する。
ここで、基準圧力とは、プリント基板100毎に予め決定された最適な圧力であり、例えば、作業者による実験等に基づいて決定される値である。言い換えると、基準圧力は、パレット50の貫通孔51や、プリント基板100毎にはんだ付けに適した溶融はんだ11の圧送圧力である。
仮に、検出部3によって検出される空気圧が基準圧力よりも低い場合、溶融はんだ11がパレット50の貫通孔51を通過しないおそれがあり、かかる空気圧が基準圧力よりも高い場合、溶融はんだ11が貫通孔51を介してプリント基板100側へ多く供給されるため、ブリッジ現象等の不具合につながる。
制御部4は、かかる基準圧力に達するまでモータ31の回転数を上昇させ、かかる基準圧力に達した場合に、かかる回転数を所定時間維持する。これにより、最適な量の溶融はんだ11をパレット50の貫通孔51を介してプリント基板100側へ供給することができ、はんだ付けの精度を向上させることが可能となる。
なお、かかる所定時間についても、例えば、実験等により設定される値である。例えば、かかる所定時間が短すぎると、溶融はんだ11がプリント基板100側へ供給される量が少なくなる。
また、かかる所定時間が長すぎると、溶融はんだ11がプリント基板100側へ多く供給されるため、ブリッジ現象等の不具合の発生につながるおそれがある。
そして、制御部4は、所定時間経過した後の時刻t4からモータ31の回転数を徐々に小さくする。これにより、噴出ノズル15内の溶融はんだ11の液面が徐々に減少するとともに、空気圧も減少する。
そして、制御部4は、空気圧が離脱圧力に到達する時刻t5において、パレット50の開口部15aからの切り離しを指示する指示信号を上記のロボットに対して通知する。
ここで、離脱圧力とは、溶融はんだ11の液面を減少させた場合に、かかる液面からパレット50が離れるタイミングにおける空気圧であり、実験等によりあらかじめ設定される値である。
ロボットは、かかる指示信号を受けて開口部15aからパレット50を切り離し、プリント基板100のリードに付着した余分な溶融はんだ11を切り離すブリッジ切を行う。
そして、制御部4は、時刻t5においてモータ31を停止させ、開口部15aに次のパレット50が覆われるのに備えることとなる。なお、制御部4は、時刻t5以降に例えば、溶融はんだ11を循環させるためにモータ31の回転数を所定の回転数に維持するようにしてもよい。
このように、制御部4は、空気圧に基づき、溶融はんだ11を噴出ノズル15へ圧送するためのモータ31の回転数を制御する。換言すると、制御部4は、空気圧のみを用いてモータ31の回転数を制御する。
このため、はんだ付け装置1では、例えば、噴出ノズル15の溶融はんだ11の液面を検出するセンサ等を用いる必要がないため、かかるセンサの分だけ製造コストを抑えることが可能となる。
また、はんだ槽12の溶融はんだ11の量が変化すると、インペラ33(図1参照)に掛かる溶融はんだ11の重量が溶融はんだ11の量に応じて変化する。すなわち、空気圧が基準圧力に達するモータ31の回転数は、はんだ槽12の溶融はんだ11の量などに応じて変化する。
実施形態に係るはんだ付け装置1では、基準圧力に達するまでモータ31の回転数を上昇させるため溶融はんだ11の量に関係なく、プリント基板100に対して溶融はんだ11を供給することが可能となる。
また、はんだ付け装置1は、空気圧に基づき、モータ31の回転数を制御することで、はんだ付けの最中に噴出ノズル15の開口部15aとパレット50との密着不良等の異常を検出することが可能となる。
具体的には、制御部4は、モータ31の回転数を上昇させているにもかかわらず、空気圧が上昇しない場合や、モータ31の回転数を上昇させた状態で維持しているにもかかわらず、空気圧が減少した場合、開口部15aとパレット50との密着不良を検出することが可能である。
次に、図4を用いて実施形態に係るはんだ付け装置1が実行する処理手順について説明する。図4は、はんだ付け装置1が実行する処理手順を示すフローチャートである。なお、図4では、噴出ノズル15の開口部15aをパレット50が覆った状態における処理手順を示す。
図4に示すように、まず、制御部4は、モータ31の回転数を上昇させる(ステップS101)。続いて、制御部4は、検出部3によって検出される空気圧が基準圧力か否かを判定する(ステップ102)。
制御部4は、かかる判定において空気圧が基準圧力であった場合(ステップS102,Yes)、モータ31の回転数を維持する(ステップS103)。一方、制御部4は、空気圧が基準圧力に到達していない場合(ステップS102,No)、ステップS101の処理を継続して行う。
続いて、制御部4は、空気圧が基準圧力に達した後に所定時間経過したか否かを判定する(ステップS104)。ここで、制御部4は、所定時間が経過していた場合(ステップS104,Yes)、モータ31の回転数を低下させる(ステップS105)。
一方、制御部4は、所定時間経過していない場合(ステップS104,No)、ステップS103の処理を継続して行う。続いて、制御部4は、空気圧が離脱圧力と一致するか否かを判定する(ステップS106)。
そして、制御部4は、空気圧が離脱圧力と一致した場合(ステップS106,Yes)、上記のロボットに対してパレット50の切り離しを指示し(ステップS107)、処理を終了する。
一方、ステップS106の処理において空気圧が離脱圧力に達していない場合(ステップS106,No)、制御部4は、ステップS105の処理を継続して行うこととなる。
上述したように、実施形態に係るはんだ付け装置1は、検出部3と、制御部4とを備える。検出部3は、噴出ノズル15へ溶融はんだ11が圧送される圧力を検出する。制御部4は、噴出ノズル15の開口部15aをはんだ供給用の貫通孔51を有するパレット50で覆った状態で噴出ノズル15に溶融はんだ11を圧送するポンプ30の回転数を上昇させ、検出部3によって検出される圧力が基準圧力となった場合に、ポンプ30の回転数を減少させる。したがって、実施形態に係るはんだ付け装置1によれば、はんだ付けの精度を向上させることができる。
次に、図5Aおよび図5Bを用いて変形例に係るはんだ付け装置について説明する。図5Aは、変形例に係る噴出ノズル15Aの模式図である。なお、図5Aおよび図5Bでは、説明を分かりやすくするために、鉛直方向上向きを正方向とするZ軸を含む3次元の直交座標を示している。
図5Aに示すように、変形例に係る噴出ノズル15Aは、整流部40を備える。かかる整流部40は、噴出ノズル15Aの底面側(Z軸負方向)から上面側(Z軸正方向)に向かって整列された複数の整流孔41を有する。ポンプ30により圧送された溶融はんだ11は、かかる整流孔41を通過した後にはんだ付けされる。
各整流孔41は、ポンプ30(図1参照)により噴出ノズル15A内に圧送される溶融はんだ11の流れる向きを鉛直上方向きに整流する。すなわち、整流孔41は、噴出ノズル15A内に圧送される溶融はんだ11の流れる向きを均一にすることができる。
つまり、噴出ノズル15Aに圧送された溶融はんだ11の圧送圧力を効率よく鉛直上方向きに変換することが可能となる。このため、噴出ノズル15Aの開口部15aを溶融はんだ11の酸化被膜が被膜した場合であっても、かかる酸化被膜を押し出すのに十分な圧送圧力を得ることが可能となる。
また、かかる整流部40の上面は、噴出ノズル15Aの開口部15aよりも低い位置に配置される。すなわち、溶融はんだ11は、各整流孔41を通過した後に一端合流した後にはんだ付けされることとなる。
つまり、各整流孔41を通過した溶融はんだ11を一端合流させることで、溶融はんだ11が整流部40の上面に対して均一になった状態ではんだ付けを行うことが可能となる。言い換えると、はんだ付けのムラを解消することが可能となり、はんだ付けの精度を向上させることができる。
また、変形例に係る噴出ノズル15Aには、圧力検出用パイプ2が設けられる。このように、噴出ノズル15Aに圧力検出用パイプ2を設けることで、噴出ノズル15Aの溶融はんだ11の圧送圧力をより正確に検出することが可能となる。なお、図1に示したはんだ付け装置1についても圧力検出用パイプ2を噴出ノズル15に設けることにしてもよい。かかる場合であっても、上記の効果を得ることが可能である。
次に、図5Bを用いて変形例に係る噴出ノズル15Aの断面模式図について説明する。図5Bは、変形例に係る噴出ノズル15Aの断面模式図である。なお、図5Bに示す断面模式図は、図5Aに示すA―A線に沿った断面に相当する。
図5Bに示すように、整流部40は、整流孔41ごとに溶融はんだ11の流路を仕切る仕切部42を備える。かかる仕切部42は、例えば、X軸方向に沿って噴出ノズル15Aの空間を仕切る。
すなわち、噴出ノズル15A内部に圧送された溶融はんだ11は、仕切部42によって流路が規制され、各整流孔41に導かれる。すなわち、溶融はんだ11は、仕切部42によっても整流されることとなる。
つまり、変形例に係る噴出ノズル15Aでは、溶融はんだ11の流路を整流孔41および仕切部42によって整流する。これにより、溶融はんだ11の噴出ノズル15A内部における滞留を抑制することが可能となる。
言い換えれば、溶融はんだ11の循環効率を向上させることが可能となる。これにより、溶融はんだ11の噴出ノズル15A内部における滞留による溶融はんだ11の温度の低下を抑制することができ、溶融はんだ11の保温性を向上させることができる。
なお、図5Aおよび図5Bに示した整流孔41および仕切部42は、一例であって、これに限定されるものではない。例えば、整流孔41は、円筒状に限られず、例えば、ハニカム形状など他の形状であってもよいし、仕切部42が流路をさらに細かく仕切るように設けることにしてもよい。
ところで、上述した実施形態では、インペラ33によって溶融はんだを噴流させるはんだ付け装置1を例に挙げて説明したが、例えば、窒素を圧送して溶融はんだを噴流させるはんだ付け装置にも適用可能である。かかる場合、はんだ付け装置は、はんだ槽へ窒素を圧送するポンプの回転数を圧力検知用パイプ内の空気圧に基づいて制御することで、はんだ付けを行うことができる。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な様態は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲および、その均等物によって定義される統括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変化が可能である。
1 はんだ付け装置
2 圧力検出用パイプ
3 検出部
4 制御部
8 温度検知部
11 溶融はんだ
15、15A 噴出ノズル
18 ヒータ
40 整流部
41 整流孔
42 仕切部
50 パレット
51 貫通孔
100 プリント基板
101 接続孔
102 電子部品

Claims (7)

  1. 噴出ノズルへ溶解はんだが圧送される圧力を検出する検出部と、
    前記噴出ノズルの開口部をはんだ供給用の貫通孔を有するパレットが覆った状態で前記噴出ノズルに前記溶解はんだを圧送するポンプの回転数を上昇させ、前記検出部によって検出される圧力が基準圧力となった場合に、前記ポンプの回転数を減少させる制御部と
    を備え
    前記パレットは、
    前記開口部とは反対側において、基板と当接して前記基板の接続孔以外の範囲を覆うとともに、前記貫通孔が前記基板の電子部品の位置に配置され、
    前記噴出ノズルは、
    前記貫通孔を介して前記電子部品へ前記溶解はんだを供給することではんだ付けを行うこと
    を特徴とするはんだ付け装置。
  2. 前記検出部は、
    前記噴出ノズル内に一端が配置された圧力検出用パイプ内の圧力を検出すること
    を特徴とする請求項1に記載のはんだ付け装置。
  3. 前記検出部は、
    前記圧力検出用パイプの内部に介在する気体を介して前記圧力を検出すること
    を特徴とする請求項2に記載のはんだ付け装置。
  4. 前記噴出ノズルは、
    前記噴出ノズルの底面側から上面側に向かって整列された複数の整流孔を有する整流部を有すること
    を特徴とする請求項1、2または3に記載のはんだ付け装置。
  5. 前記整流部は、
    前記整流孔ごとに前記溶解はんだの流路を仕切る仕切部
    をさらに備えること
    を特徴とする請求項4に記載のはんだ付け装置。
  6. 前記噴出ノズルは、
    前記開口部よりも低い高さに前記整流部の上面が配置されること
    を特徴とする請求項4または5に記載のはんだ付け装置。
  7. 噴出ノズルへ溶解はんだが圧送される圧力を検出する検出工程と、
    前記噴出ノズルの開口部をはんだ供給用の貫通孔を有するパレットが覆った状態で前記噴出ノズルに前記溶解はんだを圧送するポンプの回転数を上昇させ、前記検出工程によって検出される圧力が基準圧力となった場合に、前記ポンプの回転数を減少させる制御工程と
    を含み、
    前記パレットは、
    前記開口部とは反対側において、基板と当接して前記基板の接続孔以外の範囲を覆うとともに、前記貫通孔が前記基板の電子部品の位置に配置され、
    前記噴出ノズルは、
    前記貫通孔を介して前記電子部品へ前記溶解はんだを供給することではんだ付けを行うこと
    を特徴とするはんだ付け方法。
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