JP5332654B2 - 噴流はんだ槽 - Google Patents

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Description

本発明は、溶融はんだを噴流させてプリント基板等にはんだ付けを行う噴流はんだ槽に関するものである。
一般に、テレビジョン装置等の表示装置及びビデオデッキ等の録画再生装置のような家電製品に組み込むプリント基板のはんだ付けは、当該プリント基板を大量に、かつ安価に生産するためにフロー法で行うことが多い。
フロー法は、プリント基板全面に一度にはんだ付けを行うことができるため、他のはんだ付けに比べて大量生産に優れたはんだ付け方法である。フロー法によってはんだ付けを行う自動はんだ付け装置には、フラクサー、プリヒーター、噴流はんだ槽及び冷却機等の各種処理装置が設けられる。また、これらの処理装置にはプリント基板を搬送する無端状のコンベアが設けられる。このような自動はんだ付け装置は、コンベアでプリント基板を搬送しながらフラクサーでフラックスを塗布し、プリヒーターで予備加熱をし、噴流はんだ槽ではんだを付着させ、冷却機でプリント基板を冷却することによりプリント基板の所定箇所にはんだを形成させることができる。
この自動はんだ付け装置の各処理装置の中でも最も重要な構成要素として、噴流はんだ槽が挙げられる。噴流はんだ槽は、プリント基板に溶融はんだを噴きつけてはんだ付けを行う装置で、溶融はんだがポンプ等でダクトに圧送され、ダクトからノズル本体内に流入した後、ノズル先端から噴流する構造となっている。現在、噴流はんだ槽は、電子部品等を確実にはんだ付けする目的で使用される第一次噴流ノズルと、この第一次噴流ノズルで付着させた所定箇所以外に付着されたはんだを取り除く目的で使用される第二次噴流ノズルとを有するものが多く広まっている。
フロー法ではんだ付けするプリント基板には、リード線を持たないチップ部品とリード線を有するディスクリート部品が混載して配置されることが多い。このようなチップ部品及びディスクリート部品が混載される基板では、チップ部品の電極部(ランド)に確実にはんだを付着させる必要がある。したがって、フロー法によるはんだ付けは、噴流はんだ槽のノズル口から噴流する溶融はんだの流入量は大きくなければならないため、第一次噴流ノズルには荒れた勢いのある溶融はんだの噴流が求められる。
また、ディスクリート部品のリード線を挿入させているプリント基板のスルーホール部にも完全にはんだを付着させる必要がある。更に、ディスクリート部品のリード線の長さが長いと、プリント基板のスルーホール部を介して当該プリント基板の下面から突出したリード線が噴流はんだ槽のノズル口に当接することで、リード線が曲げられたり、ディスクリート部品をプリント基板から浮き上がらせてしまうことがある。このように、フロー法ではんだ付けするときは、一定の高さの溶融はんだの噴流が必要であるので、第二次噴流ノズルには高さが均一で安定した溶融はんだの噴流が求められる。
噴流はんだ槽において、ポンプの回転数を上昇させることで、フロー法で必要な一定の高さを有し、流入量が大きい溶融はんだの噴流を得ることができる。しかし、ポンプの回転数を上昇させると、ノズルから噴流する溶融はんだの高さが不均一となり易く、所定箇所以外にはんだが付着されるブリッジ不良や所定箇所にはんだが付着されない未はんだ不良を起こしてしまうことがある。その理由として、噴流はんだ槽のポンプの回転数を上昇させると溶融はんだの流速を速くなり、溶融はんだが整流板等に衝突し乱流を起こして息継ぎと呼ばれるノズルから噴流される溶融はんだの高さの乱れが生じるからである。特に、第二次噴流ノズルによる溶融はんだの噴流には、流入量が小さく、かつ均一な高さが必要となるので、息継ぎ等を生じて噴流の高さが変動するとブリッジ不良を起こし易くなる。
特許文献1には、ダクトが設けられた噴流はんだ槽において、ノズルから噴流する溶融はんだの高さを一定にする方法として、ノズル直下にあるダクト部の底部に溶融はんだが上昇可能な規制板を設けた安定化機構が開示されている。
また、本出願人も特許文献2に、ノズル直下にあるダクト部の底部に、ダクト出口からノズル奥方に向かって順次横幅が広くなる横幅の異なる複数の変流板を設けた噴流はんだ槽を開示している。
実公昭50−10432号(第2図) 実開平1−114165号公報(第2図)
ところで、特許文献1によれば、噴流はんだ槽に規制板がノズル直下にあるダクト部の底部に、溶融はんだの噴流が上昇するように設けられている。しかしながら、このような噴流はんだ槽は、ノズル手前側の噴流が高くなりやすく、ノズル奥側の噴流が低くなるという問題点がある。
また、特許文献2によれば、特許文献1の問題点であるノズル手前側の噴流が高くなりやすく、ノズル奥側の噴流が低くなるというものを解決したもので、噴流はんだ槽にダクト出口からノズル奥方に向かって順次横幅が広くなる横幅の異なる複数の変流板を設けることで、ノズル手前側の噴流とノズル奥側の噴流の高さを揃えて溶融はんだの噴流高さを安定化させている。しかしながら、ダクト奥の壁面に当たった噴流が整流板に当たって乱流を起こし、息継ぎと呼ばれるノズルから噴流するはんだの高さの乱れが生じる問題がある。
そこで本発明は、このような課題を解決したものであって、ノズルから噴流される溶融はんだの高さを均一にすることを目的とする。
本発明者らは、息継ぎと呼ばれるノズルから噴流するはんだの高さの乱れの発生原因が、ダクトを通過する溶融はんだがダクト奥の壁面に当たって乱流を起こすため発生することを発見し、ダクトを通過する溶融はんだがダクト奥の壁面に当たらなければ、ノズルから噴流する溶融はんだの高さの乱れを低減することを見いだして本発明を完成させた。
本発明に係る噴流はんだ槽は、溶融はんだを収容する収容部と、収容部に収容される溶融はんだを圧送する圧送部と、圧送部によって圧送された溶融はんだを所定の流入方向に案内する第1のダクト部と、溶融はんだの流入方向を徐々に転換する弧状の壁面を有し、弧状の壁面に溶融はんだを衝突させることによって、第1のダクト部によって所定の流入方向に案内された溶融はんだの流入方向を転換する方向転換部と、方向転換部によって流入方向が転換された溶融はんだをノズルの方向に案内する第2のダクト部とを備えることを特徴とするものである。
本発明に係る噴流はんだ槽によれば、収容部は溶融はんだを収容し、圧送部は収容部に収容される溶融はんだを圧送し、第1のダクト部は圧送部によって圧送された溶融はんだを所定の流入方向に案内し、方向転換部は第1のダクト部によって所定の流入方向に案内された溶融はんだの流入方向を転換し、第2のダクト部は方向転換部によって流入方向が転換された溶融はんだをノズルの方向に案内する。これにより、方向転換部によって溶融はんだの流入方向が転換される際に、当該方向転換部が溶融はんだの乱流の発生を防ぐので、第2のダクト部からノズルの方向に案内される溶融はんだの流速及び流入量を安定化できるようになる。
本発明に係る噴流はんだ槽によれば、第2のダクト部からノズルの方向に案内される溶融はんだの流速及び流入量が安定化するので、ノズルの先端から噴流される溶融はんだの高さを均一にすることができる。これにより、所定箇所以外にはんだが付着されるブリッジ不良や所定箇所にはんだが付着されない未はんだ不良を低減することができる。
第1の実施の形態に係る噴流はんだ槽1の構成例を示す正面断面図である。 図1のA−A線で切断した噴流はんだ槽1の構成例を示す断面図である。 図2のB−B線で切断した噴流はんだ槽1の構成例を示す断面図である。 噴流はんだ槽1の動作例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る噴流はんだ槽1Aの構成例を示す正面断面図である。 図5のC−C線で切断した噴流はんだ槽1Aの構成例を示す断面図である。 図6のD−D線で切断した噴流はんだ槽1Aの構成例を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら本発明に係る噴流はんだ槽の実施形態の一例を説明する。
<第1の実施の形態>
本実施の形態に係る噴流はんだ槽1は、溶融はんだ20を収容する収容部の一例である槽本体部2と、槽本体部2に収容される溶融はんだ20を圧送する圧送部の一例であるポンプ部10と、ポンプ部10によって圧送された溶融はんだ20を所定の流入方向に案内する第1のダクト部4と、第1のダクト部4によって所定の流入方向に案内された溶融はんだ20の流入方向を転換する方向転換部9と、方向転換部9によって流入方向が転換された溶融はんだ20をノズル本体部6に案内する第2のダクト部5とを備える。方向転換部9によって溶融はんだ20の流入方向が転換される際に、当該方向転換部9が溶融はんだ20の乱流の発生を防ぐので、第2のダクト部5からノズル本体部6に案内される溶融はんだ20の流速及び流入量が安定化され、ノズル口3から噴流される溶融はんだ20の高さを均一にできるようにしたものである。
[噴流はんだ槽1の構成例]
図1乃至3に示すように、噴流はんだ槽1は、槽本体部2、ポンプ部10、第1のダクト部4、方向転換部9、第2のダクト部5及びノズル本体部6で構成される。
槽本体部2内には溶融はんだ20が収容される。溶融はんだ20は、例えば、鉛フリーはんだであり、錫−銀−銅や錫−亜鉛−ビスマス等で構成されたものである。槽本体部2にはポンプ部10、第1のダクト部4、方向転換部9、第2のダクト部5及びノズル本体部6が設けられる。噴流はんだ槽1は、槽本体部2に収容された溶融はんだ20がポンプ部10によって第1のダクト部4、方向転換部9及び第2のダクト部5を介してノズル本体部6に供給され、ノズル口3から図示しないプリント基板に溶融はんだ20を噴流するようになされる。
ポンプ部10は、モータ11、モータ用プーリ12、スクリュ用プーリ13、ベルト14、スクリュシャフト15及びスクリュ16を有する。モータ11に設けられたモータ用プーリ12と、スクリュ16に設けられたスクリュ用プーリ13とがベルト14に巻き回される。モータ11が駆動するとモータ用プーリ12が回転すると共に、ベルト14に巻き回されるスクリュ用プーリ13が回転する。スクリュ用プーリ13にはスクリュシャフト15を介してスクリュ16が設けられる。スクリュ16は、スクリュ用プーリ13の回転方向と同一方向に回転する。
ポンプ部10が有するスクリュ16の回転によって圧送された溶融はんだ20は、第1のダクト部4によって所定の流入方向(以下、流入方向P1という)に案内される。第1のダクト部4には方向転換部9が接続される。方向転換部9は、第1のダクト部4によって案内された溶融はんだ20の流入方向P1を流入方向P2(図2参照)に転換して、第2のダクト部5に溶融はんだ20を案内する。方向転換部9は壁面が溶融はんだ20の流入方向を徐々に転換する弧状を有しており、この弧状の壁面に溶融はんだ20が衝突することによって、当該溶融はんだ20の乱流の発生を防ぐ。これにより、溶融はんだ20の流速及び流入量が均一化される。
方向転換部9には第2のダクト部5が接続される。第2のダクト部5は、方向転換部9によって案内された溶融はんだ20を所定の流入方向(以下、流入方向P3という)でノズル本体部6に案内する。第2のダクト部5には、流入方向P3に並行して1つ以上の仕切り板7が当該第2のダクト部5の底部から上部にかけて設けられる。この仕切り板7は第2のダクト部5内を複数に分割して、溶融はんだ20の流速及び流入量をより均一にする機能を有する。例えば、図2に示すように、第2のダクト部5の中心に仕切り板7を設けて、当該第2のダクト部5が左右二室に分割される。溶融はんだ20は仕切り板7を通過してノズル本体部6に到達するようになされる。
ノズル本体部6は、交流板8及びノズル口3を有する。交流板8は交流板本体部8a,8b,8cを有し、当該交流板本体部8a,8b,8cは、図1に示すように、第2のダクト部5の一端に当該交流板本体部8a,8b,8cの一端が設けられて、当該交流板本体部8a,8b,8cの他端がノズル口3に向かって弧状に形成される。交流板本体部8a,8b,8cは、それぞれ長さが異なっており、例えば、ノズル本体部6の手前側から奥側に向かって順次その長さが長くなるように(8a<8b<8c)形成される。また、交流板本体部8a,8b,8cはそれぞれ高さが異なっており、例えば、ノズル本体部6の手前側から奥側に向かって順次その高さが低くなるように(8c<8b<8a)設けられる。交流板本体部8aと交流板本体部8bとの間、交流板本体部8bと交流板本体部8cとの間及び交流板本体部8cとノズル本体部6の外周部との間はそれぞれ同じ間隔になるように設けられることが望ましい。これにより、均一に溶融はんだをノズル口3に案内することができる。
交流板8は、第2のダクト部5より案内された溶融はんだ20をノズル口3に向けて上向きの流入方向(以下、流入方向P4という)に変える機能を有する。交流板本体部8a,8b,8cは、弧状を有するので、第2のダクト部5より案内された溶融はんだ20が当該交流板本体部8a,8b,8cに衝突して、溶融はんだ20の流速及び流入量をより安定にすることができる。
交流板8の上部、かつ、ノズル本体部6の先端にはノズル口3が設けられる。ノズル口3は、交流板8によって流速及び流入量が安定になった溶融はんだ20を図示しないプリント基板に噴流する。ノズル口3から噴流される溶融はんだ20は流速及び流入量が安定であるので、その噴流高さが均一になる。これにより、プリント基板の所定箇所以外にはんだが付着されるブリッジ不良や所定箇所にはんだが付着されない未はんだ不良を低減することができる。
[噴流はんだ槽1の動作例]
次に本実施の形態に係る噴流はんだ槽1の動作例について説明する。図4に示すように、ステップST1では、噴流はんだ槽1の電源をONすると、ポンプ部10が駆動して槽本体部2にある溶融はんだ20を第1のダクト部4に圧送する。ステップST2に移行して、ポンプ部10によって圧送された溶融はんだ20は、図2に示したように、第1のダクト部4に流入方向P1に流入されるように案内される。ステップST3に移行して、第1のダクト部4に案内された溶融はんだ20の流入方向P1が流入方向P2に転換される。その際、第1のダクト部4に案内された溶融はんだ20は、方向転換部9にある弧状の壁面に衝突することで、当該溶融はんだ20の乱流の発生を防ぎ、当該溶融はんだ20の流速及び流入量が安定化する。
ステップST4に移行して、方向転換部9によって方向を転換された溶融はんだ20は、第2のダクト部5によって流入方向P3に流入されるようにノズル本体部6に案内される。溶融はんだ20の流速及び流入量は、第2のダクト部5が有する複数の仕切り板7によって更に安定化される。ステップST5に移行して、ノズル本体部6が有する交流板8に溶融はんだ20が衝突することによって、溶融はんだ20の流入方向P3がノズル口3に向かうように上向きの流入方向P4に変わる(図1参照)。また、交流板本体部8a,8b,8cは弧状を有するので、交流板本体部8aに衝突した溶融はんだ20、交流板本体部8bに衝突した溶融はんだ20及び交流板本体部8cに衝突した溶融はんだ20の流速及び流入量はそれぞれ均一化される。ステップST6に移行して、方向転換部9、仕切り板7及び交流板8によって流速及び流入量が安定した溶融はんだ20は、ノズル口3まで達する。溶融はんだ20は、ノズル口3の上部を通過するプリント基板に均一の高さで噴流される。
このように、第1の実施の形態に係る噴流はんだ槽1によれば、槽本体部2は溶融はんだ20を収容し、ポンプ部10は槽本体部2に収容される溶融はんだ20を圧送し、第1のダクト部4はポンプ部10によって圧送された溶融はんだ20を流入方向P1に案内し、方向転換部9は第1のダクト部4によって案内された溶融はんだ20の流入方向P1を流入方向P2に転換し、第2のダクト部5は方向転換部9によって流入方向P2に転換された溶融はんだ20をノズル本体部6に流入方向P3で案内する。これにより、方向転換部9によって溶融はんだ20の流入方向P1が流入方向P2に転換される際に、当該方向転換部9が溶融はんだ20の乱流の発生を防ぐので、第2のダクト部5からノズル本体部6に案内される溶融はんだ20の流速及び流入量を安定化できるようになる。
これにより、ノズル口3から噴流される溶融はんだ20の高さを均一にすることができる。この結果、所定箇所以外にはんだが付着されるブリッジ不良や所定箇所にはんだが付着されない未はんだ不良を低減することができる。
<第2の実施の形態>
本実施の形態では、前述の噴流はんだ槽1に整流子50を設けた噴流はんだ槽1Aについて説明する。第2の実施の形態について、前述の実施の形態と同じ名称及び符号のものは同じ機能を有するので、その説明を省略する。
図5乃至7に示すように、噴流はんだ槽1Aは、ポンプ部10、槽本体部2、第1のダクト部4、方向転換部9、第2のダクト部5、ノズル本体部6及び整流子50で構成される。整流子50は、ノズル本体部6内の交流板8とノズル口3との間に設けられる。整流子50は、溶融はんだ20の流入方向P4を均一化させる機能を有する。整流子50は、金属やセラミックスで形成された格子状のものである。交流板8によって流入方向P4に向きを変えた溶融はんだ20は、整流子50を通過することでノズル口3からの噴流高さがより均一になる。
このように、第2の実施の形態に係る噴流はんだ槽1Aによれば、溶融はんだ20の流速及び流入量を安定化させる整流子50をノズル本体部6内に設けるので、ノズル口3から噴流される溶融はんだ20の高さをより均一にすることができる。この結果、所定箇所以外にはんだが付着されるブリッジ不良や所定箇所にはんだが付着されない未はんだ不良を更に低減することができる。
なお、本発明では、3枚の交流板本体部8a,8b,8cで噴流はんだ槽1,1Aを説明したが、交流板本体部8a,8b,8cは何枚用いても構わない。また、本発明では、第2のダクト部5の両側に第1のダクト部4を設けるようにしたが、第2のダクト部5の片側のみに第1のダクト部4を設けても良い。また、本発明では、5枚の仕切り板7で噴流はんだ槽を説明したが、仕切り板7は何枚用いても構わない。
本発明は、溶融はんだを噴流させてプリント基板等にはんだ付けを行う噴流はんだ槽に適用して極めて好適である。
1,1A 噴流はんだ槽
2 槽本体部
3 ノズル口
4 第1のダクト部
5 第2のダクト部
6 ノズル本体部
7 仕切り板
8 交流板
8a,8b,8c 交流板本体部
9 方向転換部
10 ポンプ部
20 溶融はんだ
50 整流子

Claims (5)

  1. 溶融はんだを収容する収容部と、
    前記収容部に収容される溶融はんだを圧送する圧送部と、
    前記圧送部によって圧送された溶融はんだを所定の流入方向に案内する第1のダクト部と、
    溶融はんだの流入方向を徐々に転換する弧状の壁面を有し、弧状の前記壁面に溶融はんだを衝突させることによって、前記第1のダクト部によって所定の流入方向に案内された溶融はんだの前記流入方向を転換する方向転換部と、
    前記方向転換部によって流入方向が転換された溶融はんだをノズルの方向に案内する第2のダクト部とを備えることを特徴とする噴流はんだ槽。
  2. 前記第1のダクト部が2つ設けられ、
    前記第2のダクト部は、
    2つの前記第1のダクト部の間に設けられることを特徴とする請求項1に記載の噴流はんだ槽。
  3. 前記第2のダクト部には、
    前記ノズルの方向に略並行に1つ以上の仕切り板が立設されることを特徴とする請求項1又は2に記載の噴流はんだ槽。
  4. 前記ノズルには弧状を有した交流板が設けられ、
    前記交流板は、
    一端から他端までの距離がそれぞれ異なった複数の交流板本体部を有し、前記交流板本体部がそれぞれ異なる高さに設けられることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の噴流はんだ槽。
  5. 前記ノズルには格子状を有した金属製又はセラミックス製の整流子が設けられることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の噴流はんだ槽。
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