JP2003347720A - 噴流はんだ付け装置 - Google Patents

噴流はんだ付け装置

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JP2003347720A
JP2003347720A JP2002148606A JP2002148606A JP2003347720A JP 2003347720 A JP2003347720 A JP 2003347720A JP 2002148606 A JP2002148606 A JP 2002148606A JP 2002148606 A JP2002148606 A JP 2002148606A JP 2003347720 A JP2003347720 A JP 2003347720A
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solder
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wall
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Kazuto Yamada
和人 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴流はんだ付け装置において、基板に酸化物
を付着させるおそれのないように酸化物を効果的に分離
する。 【解決手段】 溶融はんだWを貯留するはんだ槽2内に
噴流ボックス10が設置される。ダクト部15にはポン
プ7を備えて吸込み口16から吸い込んだ溶融はんだを
滞留室11に送る。滞留室11の上部から導流通路20
が水平に延び、折り返した上通路22に水平壁36と縦
壁37からなる分離板35が設けられている。上通路2
2を流れる溶融はんだは水平壁36で上層と下層に分離
され、酸化物が集まった上層は側壁30の切り欠き32
からはんだ槽2へ落下する。そして酸化物が除去された
下層の溶融はんだだけが導流板24上をノズル部28へ
導かれて基板Kに供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線基板
のはんだ付けを行う噴流はんだ付け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリント配線基板(以下、基板)のはん
だ付け装置として、溶融はんだ流を生成し、これに基板
を浸漬するようにした噴流はんだ付け装置がある。この
ような噴流はんだ付け装置で基板のはんだ付けを行う
と、溶融はんだの一部は、はんだの落下による空気の巻
き込みやはんだ槽を構成する構造物との激しい摩擦によ
りはんだの酸化物(以下酸化物とする)に変化する。酸
化物を含んだはんだで基板のはんだ付けを行うと、基板
に酸化物が付着してはんだ付け不良となる。
【0003】酸化物の付着を防止した噴流はんだ付け装
置としては、特開2000−323826号公報に開示
されたものがある。この噴流はんだ付け装置では、ノズ
ルの周囲に内槽を設け、その内槽を形成する仕切り板に
フィルタを設けることにより、酸化物を内槽の内部に留
めて分離し、はんだ付けの際に酸化物が基板に付着する
ことを防止するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の噴流はんだ付け装置では、フィルタによって酸化物
の流出を防止するという構成となっているので、細かな
酸化物の流出を防止するためにフィルタのメッシュを細
かくしなければならない。ところが、細かなメッシュの
フィルタを使用すると、目詰まりを起こしてフィルタが
機能しなくなり、仕切り板から溢れ出した酸化物がはん
だの噴流に巻き込まれて基板に付着することになるとい
う問題があった。したがって本発明は、上記の問題点に
鑑み、酸化物をより効果的に分離して基板に酸化物を付
着させるおそれのないようにした噴流はんだ付け装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】一般に酸化物ははんだよ
りも比重が小さいため、溶融はんだの表面に浮遊する傾
向にある。したがって、溶融はんだを上層と下層に分け
れば、酸化物の大部分が上層に集まり、下層には酸化物
は残りにくい。そこで本発明は、はんだ槽から溶融はん
だを取り込んでノズル部へ噴流させる噴流ボックスに、
溶融はんだを上層および下層に分離する分離手段を有し
て、分離された下層の溶融はんだをノズル部へ導き、上
層の溶融はんだははんだ槽へ還流するよう構成したもの
とした。
【0006】
【発明の効果】比重が小さい酸化物が含まれる上層の溶
融はんだを分離手段により下層から分離し、下層の溶融
はんだだけをノズル部へ導いて噴流させるので、酸化物
の除去が確実で、良好で安定したはんだ付けが実現す
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例により説明する。図1は、第1の実施例に係る噴流は
んだ付け装置の縦断面図、図2は噴流ボックスの斜視
図、そして図3は噴流ボックスを図2における平面Xで
切断した一部切断斜視図である。噴流はんだ付け装置1
は、上部が開口したはんだ槽2内に噴流ボックス10を
設置して構成される。噴流ボックス10は、その上部を
除いて、はんだ槽2に満たされた溶融はんだW内に漬け
られている。なお、はんだは不図示のヒータによって溶
融状態に保持される。
【0008】噴流ボックス10は、大容積の滞留室11
の下部に連通して、滞留室の後壁14ら水平に延びるダ
クト部15を有し、ダクト部15の先端は閉じている。
ダクト部15内の先端部には羽根車からなるポンプ7が
設けられ、ポンプ7ははんだ槽2の上縁に固定された取
付部4に支持されたモータ5により軸6を介して駆動さ
れる。ダクト部15の底壁にはポンプ7に対応させて吸
込み口16が設けられている。ダクト部15は滞留室1
1の図1の紙面に垂直の幅方向の略中央から延びてお
り、その幅寸法は滞留室11の幅寸法に対して小さい。
なお、図2、図3にはダクト部を省略している。
【0009】滞留室11の上部には、溶融はんだWの液
面よりわずかに上方をダクト部15と同方向に後壁14
から延びる導流通路20が設けられている。導流通路2
0は滞留室11と同じ幅寸法を有している。導流通路2
0はその途中で上方へ曲がって折り返しており、下通路
21と上通路22とからなっている。導流通路20の折
り返し前および折り返し後、すなわち下通路21と上通
路22に共通の壁面を導流板24とし、この導流板24
は後壁14より前方(図1において右方)まで延びてお
り、滞留室11の上壁12の一部をなしている。
【0010】滞留室11の上壁12は、導流板24より
前方が一旦低くなって溜まり部26となり、それから略
円弧断面で盛り上がったノズル部28を形成している。
ノズル部28の前縁は滞留室11の前壁13に連なって
いる。導流通路20の上通路22はその上壁22aが後
壁14相当位置近傍まで延びて導流出口23として開口
している。滞留室11および導流通路20の側面はとく
に図2、図3に示されるように、側壁30、30で密閉
され、側壁30の上縁はノズル部28まで、導流通路の
上通路22の高さを維持している。
【0011】導流出口23には分離手段としての分離板
35が設けられている。分離板35は水平壁36の前縁
から縦壁37を立ち上げた断面L字形で、水平壁36を
導流板24と平行にするとともにその後縁を導流出口2
3に位置させて導流出口を上下に分離している。分離さ
れた導流出口23の断面高さは下側が上側よりも若干大
きい。また、分離板35の縦壁37は上から見たとき導
流出口23に対して垂直、すなわち側壁30に対しても
直角に配置され、縦壁37の上縁が上通路22の上壁2
2aよりも高い位置に設定されている。噴流ボックス1
0の側壁30には、分離板35の水平壁36と縦壁37
とにそれぞれ底辺と側辺を沿わせた切り欠き32が設け
られている。
【0012】はんだ槽2内の溶融はんだWは、ポンプ7
の回転により吸込み口16から噴流ボックス10のダク
ト部15に吸い込まれ、滞留室11へ供給される。溶融
はんだWはさらに滞留室11から導流通路20へ流れ、
折り返して導流板24上を進み、導流出口23から流出
する。吸込み口16からダクト部15内を流れる溶融は
んだは乱流であるが、滞留室11は大容積であるため、
滞留室11から導流通路20への溶融はんだWは滑らか
な流れとなり、導流板24上では層流となる。
【0013】層流になると、溶融はんだWに混入してい
る酸化物は、溶融はんだに対して比較的に比重が小さい
ため浮力が発生して、分離板35に到達するまでに流れ
の上層に集まる。流れの下層には酸化物を含まない溶融
はんだが残る。
【0014】図4は側壁30の一部および上通路22の
上壁22aを切り欠いて示す噴流ボックス10の斜視図
である。滞留室11から矢示Aのように導流通路20に
入った後溶融はんだは層流となり、折り返したあとの酸
化物が集まった状態となった上層の溶融はんだは、分離
板35の水平壁36で矢示Bのように下層と分離され
る。水平壁36で分離された酸化物を含む上層の溶融は
んだは分離板の縦壁37で堰きとめられ、側壁30の切
り欠き32からはんだ槽2に流れ落ちる。この際、縦壁
37の高さを大きくしてあるので、上層の溶融はんだが
縦壁37を越えて下層の流れに混入することはない。
【0015】酸化物を含まない下層の溶融はんだは、矢
示Cのように導流板24と分離板の水平壁36の間を通
り、溜まり部26に至る。溜まり部26で液面の波立ち
が消えた溶融はんだは、噴流としてノズル部28を乗り
越えてはんだ槽2に流れ落ちる。一方、不図示のフラク
サーによってフラックスが均一に塗布され、不図示のプ
リヒータによって予備加熱された基板が、フラックスが
塗布された面を下にして不図示の搬送装置によってノズ
ル部28へ搬送される。図1に示されるように、基板K
はノズル部28に対して一定の間隔および角度を保持し
て矢示方向に移動される。
【0016】これにより、基板Kの下面がノズル部28
に沿って盛り上がる溶融はんだWに漬かって溶融はんだ
が付着する。溶融はんだが付着した基板Kは、自然冷却
あるいは強制冷却されてはんだ付けが完了する。ノズル
部28を流れ落ちてはんだ槽2に還流した溶融はんだW
は、再びポンプ7で噴流ボックス10のダクト部15に
吸い込まれ、上述の流れを繰り返す。
【0017】本実施例は以上のように構成され、溶融は
んだWを貯留するはんだ槽2とこのはんだ槽から溶融は
んだを取り込んでノズル部へ噴流させる噴流ボックス1
0とからなる噴流はんだ付け装置において、噴流ボック
ス10では溶融はんだを上層および下層に分離して、下
層の溶融はんだをノズル部28へ導き、上層の溶融はん
だははんだ槽2へ還流するものとしたので、比重が小さ
い酸化物が集まる上層を除いて、下層の溶融はんだだけ
がノズル部28で基板Kのはんだ付けに供せられ、良好
で安定したはんだ付けが実現する。ノズル周辺で酸化物
を分離してから溶融はんだを吸引しノズルへ噴流させる
従来のものでは、吸引から噴流までの経路におけるポン
プ周りやダクトでの酸化物巻き込みに対処できないが、
本実施例ではこれを気にする必要がなく、たとえ巻き込
みがあったとしてもノズル部28に供給される前に分離
板35により除去される。
【0018】より具体的には、噴流ボックス10に供給
圧を受けて溶融はんだWをノズル部方向へ流す上通路2
2を備え、その底壁をなす導流板24に平行の水平壁3
6と該水平壁から立ち上がる縦壁37とからなる分離板
35を有し、水平壁36と導流板24間の下層の溶融は
んだを前記ノズル部28へ導き、水平壁36上の上層の
溶融はんだを縦壁37で堰きとめて側方に導き、はんだ
槽2へ還流する。これにより、上通路22で層流となる
溶融はんだを分離板35で効率よく酸化物を含む上層と
含まない下層とに分離できる。
【0019】また、噴流ボックス10は、滞留室11
と、底壁に吸込み口16を有するとともにポンプ7を備
えて前記滞留室11の下部に連通するダクト部15を備
え、滞留室11の上部から導流通路20を水平方向に延
ばしたあと上へ折り返して上記上通路22としているの
で、ポンプ7により上記供給圧が得られるとともに、滞
留室11を経て導流通路20には溶融はんだの滑らかな
流れが得られる。そして、分離板35とノズル部28の
間に溜まり部26が形成されているので、ノズル部28
には液面の波立ちが消えた溶融はんだが供給され、基板
Kとの接触時に空気泡が巻き込まれるおそれもない。
【0020】なお、上記の実施例では、一直線状の分離
板35の縦壁37を側壁30に対して直角、すなわち、
導流出口23からの溶融はんだの流れに対して垂直とな
るように配置したが、これに限定されない。変形例の噴
流ボックス10Aとして、図5の(a1)、(a2)に
示すように、導流板24上の溶融はんだの流れに対し
て、縦壁37Aが導流出口23の幅方向中央から左右対
称に斜めになるようにした平面形状山形の分離板35A
を配置してもよい。これにより、とくに(a2)に矢示
で示すように、導流出口23から出た溶融はんだは滞る
ことなく滑らかに左右の切り欠き32方向へ誘導され
る。そして、上層の溶融はんだは切り欠き32から斜め
前方へ向けて流れ落ちるから、それに酸化物が含まれて
いても、あるいは落下の際酸化物を巻き込んでも、ダク
ト部15の吸込み口16から遠いので、噴流ボックス1
0Aに酸化物が取り込まれる可能性が低下する。
【0021】さらに第2の変形例の噴流ボックス10B
として、図5の(b1)、(b2)に示すように、導流
板24上の溶融はんだの流れに対して一直線の縦壁37
Bが斜めになるように分離板35Bを配置してもよい。
この場合、同様に滑らかに誘導されるとともに、溶融は
んだの流れ方向側の側壁30aにのみ切り欠き32を設
けることにより、分離板35Bで分離された上層の酸化
物を含んだ溶融はんだは、噴流ボックスの片側にのみ斜
め前方へ向けて流れ落ちる。
【0022】したがって、吸込み口16を備えたダクト
部15を切り欠き32のない側の側壁寄りに設けて、は
んだ槽2の中でも酸化物の混入のとくに少ない領域から
溶融はんだを噴流ボックス10B内に取り込むことがで
きる。なお、図5における(a1)、(b1)は図3に
対応する部分断面斜視図、(a2)、(b2)は導流出
口23と分離板の関係を示す上面図である。
【0023】つぎに、第2の実施例について説明する。
これは、噴流ボックスにおける分離板の構成を異ならせ
たものである。図6は第2の実施例における噴流ボック
ス10Cを示し、第1の実施例の図2に対応する斜視図
である。図7は図3に対応する一部切断斜視図である。
本実施例では、上通路22C(すなわち導流通路の折り
返し後)の上壁22a’を第1の実施例における分離板
35の縦壁に相当する位置まで伸ばし、その前端を下へ
折り曲げて縦壁37とし、縦壁37の下端から後方へ導
流板24と平行に延ばして水平壁36としてある。すな
わち、分離板35が上通路22Cの上壁22a’と一体
に形成されたものとなっている。水平壁36によって、
上通路22Cが上下に分離される。
【0024】水平壁36の前縁および縦壁37はそれぞ
れ上通路22Cにおける溶融はんだの流れに対して垂直
としてある。噴流ボックス10Cの側壁30、30に
は、分離板35の水平壁36と縦壁37にそれぞれ底辺
および側辺を沿わせた切り欠き32が設けられている。
その他の構成は、第1の実施例と同じである。
【0025】導流通路の溶融はんだは導流板24上では
層流となり、溶融はんだに混入している酸化物は、水平
壁36の前縁に到達するまでに流れの上層に集まり、流
れの下層には酸化物を含まない溶融はんだが残る。水平
壁36で分離された酸化物を含む上層の溶融はんだは分
離板の縦壁37で堰きとめられ、側壁30の切り欠き3
2からはんだ槽2に流れ落ちる。酸化物を含まない下層
の溶融はんだは、第1の実施例と同じく、導流板24と
分離板の水平壁36の間を通って溜まり部26に至り、
その後ノズル部28を乗り越えてはんだ槽2に流れ落ち
る。
【0026】以上の構成になる本実施例は、第1の実施
例と同じ効果を有するとともに、分離板35を上通路2
2Cの上壁22a’と一体に形成しているので、噴流ボ
ックス10Cを構成する部品点数が少なく、製造コスト
を低減できる。また、縦壁37が導流通路における上通
路22Cの上壁22a’に一体に連なっているので、上
層の溶融はんだが縦壁37を乗り越えて下層の流れに混
入することは完全に防止される。なお、分離板35の縦
壁37は、第1の実施例の変形例と同様に、導流板24
上の溶融はんだの流れに対して斜めになるように形成し
てもよい。
【0027】図8、図9は第2の実施例の変形例を示
す。図8は第2の実施例の図6に対応する噴流ボックス
の斜視図、図9は図7に対応する一部切断斜視図であ
る。上述の第2の実施例では、第1の実施例と同様に、
噴流ボックスの導流板24の前方に溜まり部26を設け
ているが、変形例の噴流ボックス10Dは溜まり部を廃
している。導流通路における上通路22Dの上壁22
a”を滞留室11の前後方向中央に相当する位置まで伸
ばし、その先端から順次に、分離板35を形成するよう
縦壁37および水平壁36を第2の実施例と同様に一体
に延ばしてある。
【0028】導流板24Dは水平に前方へ延びて滞留室
11の上壁をなし、滞留室11の前端部近傍において滑
らかに上方へ曲がってノズル部28Dを形成している。
ノズル部28Dの前面は滑らかな円弧面をなして滞留室
11の前壁13に連なっている。噴流ボックス10Dの
側壁30D、30Dには、分離板35の水平壁36と縦
壁37、および上通路22Dの上壁22a”とにそれぞ
れ底辺、側辺および上辺を沿わせた切り欠き32Dが設
けられている。その他の構成は、第1の実施例と同じで
ある。
【0029】以上の構成により、分離板35は導流通路
の折り返し部から遠く離れ、ノズル部28D近傍に位置
するから、導流通路の折り返し部から分離板35の水平
壁36に到達するまでに長い時間が確保され、溶融はん
だに含まれている酸化物は確実に上層へ移行する。した
がって、下層の溶融はんだからの酸化物の除去が一層進
んで、分離板35で分離されてノズル部28Dに供給さ
れる溶融はんだには酸化物がほぼ皆無となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る噴流はんだ付け装置
の縦断面図である。
【図2】第1の実施例における噴流ボックスの斜視図で
ある。
【図3】図2における平面Xで切断した噴流ボックスの
一部切断斜視図である。
【図4】一部を切り欠いて溶融はんだの流れを示す噴流
ボックスの斜視図である。
【図5】分離板の変形例を示す図である。
【図6】第2の実施例における噴流ボックスの斜視図で
ある。
【図7】第2の実施例の噴流ボックスの一部切断斜視図
である。
【図8】変形例を示す噴流ボックスの斜視図である。
【図9】変形例を示す噴流ボックスの一部切断斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 噴流はんだ付け装置 2 はんだ槽 4 取付部 5 モータ 7 ポンプ 10、10A、10B、10C、10D 噴流ボック
ス 11 滞留室 12 上壁 13 前壁 14 後壁 15 ダクト部 16 吸込み口 20 導流通路 21 下通路 22、22C、22D 上通路 22a、22a’22a” 上壁 23 導流出口 24、24D 導流板 26 溜まり部 28、28D ノズル部 30、30a、30D 側壁 32、32D 切り欠き 35、35A、35B 分離板 36 水平壁 37、37A、37B 縦壁 K 基板 W 溶融はんだ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融はんだを貯留するはんだ槽と、該は
    んだ槽から溶融はんだを取り込んでノズル部へ噴流させ
    る噴流ボックスとからなり、噴流ボックスは、溶融はん
    だを上層および下層に分離する分離手段を有して、分離
    された前記下層の溶融はんだを前記ノズル部へ導き、前
    記上層の溶融はんだを前記はんだ槽へ還流するよう構成
    したことを特徴とする噴流はんだ付け装置。
  2. 【請求項2】 前記噴流ボックスは、供給圧を受けて溶
    融はんだが前記ノズル部方向へ流れる流路を備え、前記
    分離手段は、前記流路の低壁をなす導流板に平行の水平
    壁と該水平壁から立ち上がる縦壁とからなる分離板を有
    し、前記水平壁と導流板間の下層の溶融はんだを前記ノ
    ズル部へ導き、前記水平壁上の上層の溶融はんだを前記
    縦壁で堰きとめて側方に導き、前記はんだ槽へ還流する
    ことを特徴とする請求項1記載の噴流はんだ付け装置。
  3. 【請求項3】 前記分離板は、前記縦壁を前記流路にお
    ける溶融はんだの流れに対して垂直に配置していること
    を特徴とする請求項2記載の噴流はんだ付け装置。
  4. 【請求項4】 前記分離板は、前記縦壁を前記流路にお
    ける溶融はんだの流れに対して斜めに配置していること
    を特徴とする請求項2記載の噴流はんだ付け装置。
  5. 【請求項5】 前記分離板は、前記縦壁を前記流路にお
    ける溶融はんだの流れに対して幅方向中央から左右対称
    に斜めとした山形に配置していることを特徴とする請求
    項2記載の噴流はんだ付け装置。
  6. 【請求項6】 前記分離板を、前記流路における前記ノ
    ズル部近傍の下流に設けたことを特徴とする請求項2か
    ら5のいずれか1に記載の噴流はんだ付け装置。
  7. 【請求項7】 前記分離板を、前記流路の上壁と一体に
    形成したことを特徴とする請求項2から6のいずれか1
    に記載の噴流はんだ付け装置。
  8. 【請求項8】 前記噴流ボックスは、滞留室と、底壁に
    吸込み口を有するとともにポンプを備えて前記滞留室の
    下部に連通するダクト部と、前記滞留室の上部から水平
    方向に延びたあと上へ折り返す導流通路とを有し、折り
    返し後の前記導流通路が前記流路を形成し、前記流路に
    は、前記分離板とノズル部の間に溜まり部が形成されて
    いることを特徴とする請求項2から5および7のいずれ
    か1に記載の噴流はんだ付け装置。
  9. 【請求項9】 溶融はんだをノズル部へ噴流させ、該噴
    流させた溶融はんだで部品のはんだ付けを行う噴流はん
    だ付け方法であって、前記ノズル部へ噴流させる前に溶
    融はんだを上層および下層に分離し、分離された前記下
    層の溶融はんだを前記ノズル部へ導き、前記上層の溶融
    はんだは溶融はんだを貯留するはんだ槽へ還流するよう
    にしたことを特徴とする噴流はんだ付け方法。
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