JP6804905B2 - 基板作業装置 - Google Patents

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Description

この発明は、基板作業装置に関し、特に、基板全体の反り状態を取得する基板作業装置に関する。
従来、基板全体の反り状態を取得する基板作業装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、実装ヘッドと、実装ヘッドとともに移動して、複数の測定点の各々における基板の高さ位置を測定するレーザ変位計と、レーザ変位計により測定された複数の測定点の各々の位置における基板の高さ位置に基づいて、基板全体の反り状態を取得する反り変形算出部とを備える部品実装装置(基板作業装置)が開示されている。
特許5688564号
しかしながら、上記特許文献1に記載の部品実装装置では、基板全体の反り状態を取得するために、多くの測定点を測定する必要があるため、レーザ変位計による測定点の測定動作に時間がかかると考えられる。このため、生産性が低下するという問題点が生じると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、基板全体の反り状態を取得する作業の作業時間を短縮して、生産性を向上させることが可能な基板作業装置を提供することである。
この発明の一の局面による基板作業装置は、部品が実装される基板において、複数の測定点の各々における基板の高さ位置を測定する高さ位置測定部と、基板に付された高さ位置取得用途とは異なる用途を有する複数のマークの各々を撮像するマーク撮像部と、高さ位置測定部による複数の測定点の測定結果に基づいて、複数の測定点の各々の位置における基板の高さ位置を取得するとともに、マーク撮像部による複数のマークの撮像画像の、前記マークを認識可能な程度の軽度のボケに基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得し、複数の測定点の各々の位置における基板の高さ位置と、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置とに基づいて、基板全体の反り状態を取得する制御部と、を備える。
この発明の一の局面による基板作業装置では、高さ位置測定部による複数の測定点の測定結果に基づいて、複数の測定点の各々の位置における基板の高さ位置を取得するとともに、マーク撮像部による複数のマークの撮像画像の、前記マークを認識可能な程度の軽度のボケに基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得し、複数の測定点の各々の位置における基板の高さ位置と、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置とに基づいて、基板全体の反り状態を取得する制御部を設ける。これにより、マーク撮像部による、たとえば基板の位置の認識用途などの高さ位置取得用途とは異なる用途のための撮像動作において取得された、高さ位置取得用途とは異なる用途を有する複数のマークの撮像画像に基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得する分だけ、新たな高さ位置測定作業時間を生じさせることなく、高さ位置測定部により測定される測定点の数を減らすことができる。その結果、新たな高さ測定作業時間を生じさせることなく、高さ位置測定部による測定点の測定動作に要する時間を短縮することができるので、その分、基板全体の反り状態を取得する作業の作業時間を短縮して、生産性を向上させることができる。
また、上記一の局面による基板作業装置では、好ましくは、制御部は、マーク撮像部によるマークの撮像画像のボケの度合いか、または、マークの撮像画像と、基板の高さ位置と関連付けられて予め記憶されているマークの基準ボケ画像とのパターンマッチングに基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得するように構成されている。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、複数のマークは、基板の位置を認識するための複数の基板位置認識マークを含み、制御部は、マーク撮像部による複数の基板位置認識マークの撮像画像に基づいて、複数の基板位置認識マークの各々の位置における基板の高さ位置を取得するように構成されている。このように構成すれば、基板の位置を認識するための撮像動作において取得された撮像画像を利用して、新たな高さ位置測定作業時間を生じさせることなく、複数の基板位置認識マークの各々の位置における基板の高さ位置を取得することができる。また、基板の位置を認識するために基板に必ず付されている基板位置認識マークの撮像画像を利用することにより、基板によっては付されていないマークの撮像画像を利用する場合と異なり、撮像画像に基づく基板の高さ位置を確実に取得することができる。その結果、高さ位置測定部により測定される測定点の数を確実に減らすことができる。
この場合、好ましくは、複数のマークは、基板上において部品を実装する位置を認識するための複数の部品位置認識マークを含み、制御部は、複数の基板位置認識マークの各々の位置における基板の高さ位置に加えて、マーク撮像部による複数の部品位置認識マークの撮像画像に基づいて、複数の部品位置認識マークの各々の位置における基板の高さ位置を取得するように構成されている。このように構成すれば、複数の基板位置認識マークの各々の位置における基板の高さ位置のみが取得される場合に比べて、高さ位置測定部により測定される測定点の数を大幅に減らすことができる。その結果、高さ位置測定部による測定点の測定動作に要する時間をより短縮することができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、高さ位置測定部およびマーク撮像部が取り付けられ、基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、制御部は、ヘッドユニットを基板に対して相対的に移動させて、マーク撮像部により複数のマークの撮像動作を行わせた後に、ヘッドユニットを基板に対して相対的に移動させて、高さ位置測定部により複数の測定点の測定動作を行わせるように構成されている。このように構成すれば、マーク撮像部による複数のマークの撮像動作と、高さ位置測定部による複数の測定点の測定動作とを別個に独立して行うことができる。その結果、制御部による撮像動作および測定動作の各々の制御を簡素化することができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、高さ位置測定部およびマーク撮像部が取り付けられ、基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、制御部は、基板における複数のマークの各々の位置と、基板における複数の測定点の各々の位置とに基づいて、基板における高さ位置取得経路を決定するとともに、決定された高さ位置取得経路に従って、ヘッドユニットを基板に対して相対的に移動させて、複数の測定点の測定動作および複数のマークの撮像動作を、それぞれ、高さ位置測定部およびマーク撮像部により、順次、行わせるように構成されている。このように構成すれば、高さ位置取得経路に従って、ヘッドユニットを基板に対して相対的に移動させることにより、マーク撮像部による複数のマークの撮像動作と高さ位置測定部による複数の測定点の測定動作とを別個に独立して行う場合に比べて、ヘッドユニットの移動経路を短くすることができる。その結果、基板の高さ位置を取得することに要する時間を短縮することができるので、生産性をさらに向上させることができる。
この場合、好ましくは、制御部は、基板における複数のマークの各々の位置と、基板における複数の測定点の各々の位置とに基づいて、最短経路となるように、高さ位置取得経路を決定するように構成されている。このように構成すれば、基板の高さ位置を取得することに要する時間をより短縮することができるので、生産性をより一層向上させることができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、制御部は、マーク撮像部により撮像される複数のマークのうちの一部のマークの近傍の基板の高さ位置を、高さ位置測定部により測定させるとともに、高さ位置測定部による一部のマークの近傍の測定結果に基づいて取得される一部のマークの近傍の基板の高さ位置に基づいて、マーク撮像部による複数のマークの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を補正するように構成されている。このように構成すれば、測定精度が高い高さ位置測定部によるマークの近傍の測定結果に基づく基板の高さ位置に基づいて、マーク撮像部によるマークの撮像画像に基づく基板の高さ位置の精度を向上させることができる。その結果、基板全体の反り状態をより精度良く取得することができる。また、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を補正するために、一部のマークの近傍の基板の高さ位置を高さ位置測定部により測定させるだけでよく、全部のマークの近傍における基板の高さ位置を高さ位置測定部により測定させる必要がない。その結果、高さ位置測定部によるマークの近傍の測定動作に要する時間が増加することを抑制しながら、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を補正することができる。
上記一の局面による基板作業装置において、好ましくは、制御部は、複数のマークの各々の単一の撮像画像に基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得するように構成されている。このように構成すれば、複数の撮像画像に基づいてマークの位置における基板の高さ位置を取得する場合に比べて、マークの位置における基板の高さ位置を容易に取得することができる。
本発明によれば、上記のように、基板全体の反り状態を取得する作業の作業時間を短縮して、生産性を向上させることが可能な基板作業装置を提供することができる。
本発明の第1および第2実施形態による基板作業装置の全体構成を示す図である。 第1および第2実施形態の基板作業装置の制御的な構成を示すブロック図である。 第1実施形態の基板作業装置による基板全体の反り状態の取得を説明するための図である。 第1実施形態の基板作業装置による基板作業処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態の変形例の基板作業装置による基板全体の反り状態の取得を説明するための図である。 第1実施形態の変形例の基板作業装置による基板作業処理を説明するためのフローチャートである。 第2実施形態の基板作業装置による基板全体の反り状態の取得を説明するための図である。 第2実施形態の基板作業装置によるマークの撮像画像に基づく高さ位置の補正を説明するための図である。 第2実施形態の基板作業装置による基板作業処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明では、基板Pの搬送方向をX方向とし、水平面内でX方向と直交する方向をY方向とし、水平面と直交する上下方向をZ方向とする。
[第1実施形態]
(基板作業装置の構成)
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による基板作業装置100の構成について説明する。
基板作業装置100は、図1に示すように、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの部品E(電子部品)を、プリント基板などの基板Pに実装する基板作業を行う部品実装装置である。
また、基板作業装置100は、基台1と、基板搬送部2と、ヘッドユニット3と、支持部4と、レール部5と、部品撮像部6と、マーク撮像部7と、高さ位置測定部8と、制御部9(図2参照)とを備えている。
基台1は、基板作業装置100において各構成要素を配置する基礎となる台である。基台1上には、基板搬送部2、レール部5および部品撮像部6が設けられている。また、基台1内には、制御部9が設けられている。また、基台1には、Y方向の両側(Y1側およびY2側)に、複数のテープフィーダ10を配置可能なフィーダ配置部1aがそれぞれ設けられている。
テープフィーダ10は、基板Pに実装される部品Eを供給する装置である。テープフィーダ10は、複数の部品Eを保持した部品供給テープが巻き回されたリール(図示せず)を保持している。また、テープフィーダ10は、ヘッドユニット3による部品Eの取出しのための吸着動作に応じて、保持されたリールを回転させて部品供給テープを送出することにより、部品Eを供給するように構成されている。
基板搬送部2は、基板作業装置100外から実装前の基板Pを搬入し、基板Pを搬送方向(X方向)に搬送し、基板作業装置100外に実装後の基板Pを搬出するように構成されている。基板搬送部2は、一対のコンベア2aを有しており、一対のコンベア2aにより、基板Pを搬送方向に搬送するように構成されている。また、基板搬送部2は、搬入された基板Pを基板作業位置Aまで搬送し、クランプ機構などの基板固定機構(図示せず)により、基板作業位置Aで停止させた基板Pを固定するように構成されている。
ヘッドユニット3は、テープフィーダ10から供給される部品Eを吸着するとともに、吸着された部品Eを基板作業位置Aにおいて固定された基板Pに実装するように構成されている。ヘッドユニット3は、複数(5つ)のヘッド(実装ヘッド)31と、複数のヘッド31に対応してそれぞれ設けられた複数(5つ)のZ軸モータ32(図2参照)と、複数のヘッド31に対応してそれぞれ設けられた複数(5つ)のR軸モータ33(図2参照)とを含んでいる。
複数のヘッド31の各々は、真空発生装置(図示せず)に接続されており、真空発生装置から供給される負圧によって、先端に装着されたノズル(図示せず)に部品Eを吸着可能に構成されている。複数のZ軸モータ32の各々は、複数のヘッド31の各々を上下方向(Z方向)に昇降させるように構成されている。これにより、複数のヘッド31の各々は、部品Eの吸着や実装(装着)などを行う際の下降した状態の位置と、部品Eの搬送などを行う際の上昇した状態の位置との間で昇降可能に構成されている。複数のR軸モータ33の各々は、複数のヘッド31の各々を、ヘッド31に装着されたノズルの中心軸回りに回転させるように構成されている。これにより、複数のヘッド31の各々は、ノズルに吸着された部品Eの回転姿勢を調整可能に構成されている。
また、図1に示すように、ヘッドユニット3は、基板Pの上方において、水平方向(X方向およびY方向)に移動可能に構成されている。また、ヘッドユニット3には、マーク撮像部7および高さ位置測定部8が取り付けられている。マーク撮像部7および高さ位置測定部8は、ヘッドユニット3とともに移動することによって、基板Pの上方において、水平方向に、基板Pに対して相対的に移動可能に構成されている。
支持部4は、搬送方向(X方向)に移動可能に、ヘッドユニット3を支持するように構成されている。具体的には、支持部4は、搬送方向に延びるボールネジ軸41と、ボールネジ軸41を回転させるX軸モータ42とを含んでいる。ヘッドユニット3には、支持部4のボールネジ軸41と係合するボールナット34が設けられている。ヘッドユニット3は、X軸モータ42によりボールネジ軸41が回転されることにより、ボールネジ軸41と係合するボールナット34とともに、支持部4に沿って搬送方向に移動可能に構成されている。
一対のレール部5は、Y方向に移動可能に、支持部4を支持するように構成されている。具体的には、レール部5は、支持部4のX方向の両端部をY方向に移動可能に支持する一対のガイドレール51と、Y方向に延びるボールネジ軸52と、ボールネジ軸52を回転させるY軸モータ53とを含んでいる。支持部4には、レール部5のボールネジ軸52と係合するボールナット43が設けられている。支持部4は、Y軸モータ53によりボールネジ軸52が回転されることにより、ボールネジ軸52と係合するボールナット43とともに、一対のレール部5に沿ってY方向に移動可能に構成されている。
このような構成により、ヘッドユニット3は、基台1上を水平方向(X方向およびY方向)に移動可能に構成されている。これにより、ヘッドユニット3は、テープフィーダ10の上方に移動して、テープフィーダ10から供給される部品Eを吸着するとともに、基板作業位置Aにおいて固定された基板Pの上方に移動して、吸着された部品Eを基板Pに実装することが可能である。
部品撮像部6は、基板Pに対する部品Eの実装作業に先立ってヘッド31に吸着された部品Eを撮像する部品認識用のカメラである。部品撮像部6は、基台1の上面上に固定されており、ヘッド31に吸着された部品Eを、部品Eの下方(Z2方向)から撮像するように構成されている。部品撮像部6による部品Eの撮像画像に基づいて、制御部9は、部品Eの吸着状態(回転姿勢およびヘッド31に対する吸着位置)を取得(認識)するように構成されている。
マーク撮像部7は、基板Pに対する部品Eの実装作業に先立って基板Pの上面に付された複数(6つ)のマークM(図3参照)を撮像するマーク認識用のカメラである。マーク撮像部7は、ヘッドユニット3とともに撮像対象のマークMの上方に移動して、撮像対象のマークMを上方(Z1方向)から撮像するように構成されている。複数のマークMは、後述する高さ位置取得用途とは異なる用途を有しており、複数(2つ)の基板位置認識マークM1と、複数(4つ)の部品位置認識マークM2とを含んでいる。
基板位置認識マークM1は、基板Pの位置を認識するためのマークである。基板位置認識マークM1は、基板Pが基板固定機構により固定された状態で、マーク撮像部7により撮像される。そして、マーク撮像部7による基板位置認識マークM1の撮像画像に基づいて、制御部9は、基板固定機構により固定された基板Pの正確な位置および姿勢(回転角度)を取得(認識)するように構成されている。
部品位置認識マークM2は、基板P上において、高い実装精度を要する部品Eを実装する位置を認識するためのマークであり、基板P上において、高い実装精度を要する部品Eを実装する位置近傍に設けられている。部品位置認識マークM2は、基板Pが基板固定機構により固定された状態で、マーク撮像部7により撮像される。そして、マーク撮像部7による部品位置認識マークM2の撮像画像に基づいて、制御部9は、基板固定機構により固定された基板P上において、高い実装精度を要する部品Eを実装する位置および回転角度を正確に取得(認識)するように構成されている。
高さ位置測定部8は、基板Pに対する部品Eの実装作業に先立って、予め設定されている複数の測定点B(図3参照)の各々の位置における基板Pの高さ位置を測定するレーザ変位計である。高さ位置測定部8は、測定対象の測定点Bにレーザ光を照射するとともに、測定対象の測定点Bから反射されたレーザ光を受光することにより、測定対象の測定点Bの位置における基板Pの高さ位置を測定するように構成されている。また、高さ位置測定部8は、ヘッドユニット3とともに測定対象の測定点Bの上方に移動して、測定対象の測定点Bを上方(Z1方向)から測定するように構成されている。なお、本明細書において、「高さ位置」は、基板作業装置100において基準となる高さ位置に対する高さ位置である。
図2に示すように、制御部9は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、およびRAM(Random Access Memory)などを含み、基板作業装置100の動作を制御する制御回路である。制御部9は、基板搬送部2、X軸モータ42、Y軸モータ53、Z軸モータ32およびR軸モータ33などを生産プログラムに従って制御することにより、テープフィーダ10から供給される部品Eの吸着を行うとともに、基板Pに部品Eの実装を行うように構成されている。
(基板全体の反り状態の取得)
制御部9は、基板Pに対する部品Eの実装作業に先立って、基板P全体の反り状態を取得するように構成されている。
ここで、第1実施形態では、制御部9は、図3に示すように、高さ位置測定部8による複数の測定点B(後述するB2)の測定結果に基づいて取得される、複数の測定点B(B2)の各々の位置における基板Pの高さ位置と、マーク撮像部7による複数のマークM(基板位置認識マークM1および部品位置認識マークM2)の撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置とに基づいて、基板P全体の反り状態を取得するように構成されている。
〈マークの撮像画像に基づく基板の高さ位置の取得〉
制御部9は、ヘッドユニット3を移動させることにより、複数のマークMの各々の上方にマーク撮像部7を順次移動させて、複数のマークMの各々を順次撮像させるように構成されている。
この際、制御部9は、マーク撮像部7により複数のマークMの各々を1回だけ撮像させるとともに、複数のマークMの各々の単一の撮像画像を取得するように構成されている。また、制御部9は、取得された複数のマークMの各々の単一の撮像画像に基づいて、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように構成されている。
また、制御部9は、マークMの撮像画像におけるマークMのボケに基づいて、基板Pの高さ位置を取得するように構成されている。たとえば、制御部9は、マークMの撮像画像に基づいて、マークMのピント指数(ボケの度合いを示す指数)を取得するとともに、取得されたピント指数と、基板Pの高さ位置と関連付けられて予め記憶されている基準ピント指数とを比較することによって、基板Pの高さ位置を取得することが可能である。あるいは、制御部9は、マークMの撮像画像と、基板Pの高さ位置と関連付けられて予め記憶されているマークMの基準ボケ画像とをパターンマッチングすることによって、基板Pの高さ位置を取得することが可能である。なお、マークMの撮像画像におけるマークMのボケは、マークMを認識可能な程度の軽度のボケである。
また、第1実施形態では、制御部9は、マーク撮像部7による複数の基板位置認識マークM1の撮像画像に基づいて、基板Pの位置を取得(認識)するだけでなく、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように構成されている。
また、制御部9は、マーク撮像部7による複数の部品位置認識マークM2の撮像画像に基づいて、基板P上において部品Eを実装する位置を取得(認識)するだけでなく、複数の部品位置認識マークM2の各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように構成されている。
なお、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像動作は、たとえば基板Pの位置の認識用途などの高さ位置取得用途とは異なる用途のために行われる動作である。したがって、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を取得しても、新たな高さ測定作業時間は生じない。
〈測定点の測定結果に基づく基板の高さ位置の取得〉
制御部9は、ヘッドユニット3を移動させることにより、複数の測定点Bの各々の上方に高さ位置測定部8を順次移動させて、複数の測定点Bの各々を順次測定させるように構成されている。
この際、制御部9は、予め設定されている複数の測定点Bのうち、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれる測定点B1を、高さ位置測定部8により測定させないように構成されている。言い換えると、制御部9は、予め設定されている複数の測定点Bのうち、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれない測定点B2のみを、高さ位置測定部8により測定させるように構成されている。
また、制御部9は、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれない複数の測定点B2の測定結果に基づいて、複数の測定点B2の各々の位置における基板の高さ位置を取得するように構成されている。
また、第1実施形態では、制御部9は、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、マーク撮像部7により複数のマークMの撮像動作を行わせた後に、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、高さ位置測定部8により複数の測定点Bの測定動作を行わせるように構成されている。
(基板作業処理)
次に、図4を参照して、第1実施形態の基板作業装置100による基板作業処理をフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部9により行われる。
図4に示すように、まず、ステップS1において、基板搬送部2により、基板作業装置100外から基板Pが搬入され、基板作業位置Aに搬送され、基板作業位置Aにおいて固定される。
そして、ステップS2において、ヘッドユニット3とともにマーク撮像部7が複数のマークM(基板位置認識マークM1および部品位置認識マークM2)の各々の上方に順次移動されて、マーク撮像部7により複数のマークMの各々が順次撮像される。また、ステップS2では、マーク撮像部7による複数の基板位置認識マークM1の撮像画像に基づいて、基板Pの正確な位置が取得されるとともに、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置が取得される。また、ステップS2では、マーク撮像部7による複数の部品位置認識マークM2の撮像画像に基づいて、基板P上において部品Eを実装する正確な位置が取得されるとともに、複数の部品位置認識マークM2の各々の位置における基板Pの高さ位置が取得される。
そして、ステップS3において、次に測定される測定点Bが、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれるか否かが判断される。次に測定される測定点Bが、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれると判断される場合(測定点B1である場合)には、その測定点Bの測定を省略して、ステップS3を繰り返す。
また、ステップS3において、次に測定される測定点Bが、マーク撮像部7によるマークMの撮像時の撮像視野Vに含まれないと判断される場合(測定点B2である場合)には、ステップS4に進む。
そして、ステップS4において、ヘッドユニット3とともに高さ位置測定部8が測定される測定点B2の上方に移動されて、高さ位置測定部8により測定点B2が測定される。また、ステップS4では、高さ位置測定部8による測定点B2の測定結果に基づいて、測定された測定点B2の位置における基板Pの高さ位置が取得される。
そして、ステップS5において、予め設定されている複数の測定点Bのうちに、測定されない測定点B1を除いて、未測定の測定点Bがあるか否かが判断される。未測定の測定点Bがあると判断される場合には、ステップS3に進む。また、未測定の測定点Bがないと判断される場合には、ステップS6に進む。ステップS3〜S5の処理が繰り返されることにより、高さ位置測定部8により複数の測定点B2が測定されるとともに、複数の測定点B2の測定結果に基づいて、複数の測定点B2の各々の位置における基板の高さ位置が取得される。
そして、ステップS6において、ステップS4において取得された複数の測定点B2の各々の位置における基板Pの高さ位置と、ステップS2において取得された複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置とに基づいて、基板P全体の反り状態が取得される。
そして、ステップS7において、ヘッドユニット3による基板Pに対する部品Eの実装作業が行われる。ステップS7では、ステップS6において取得された基板P全体の反り状態に基づいて、実装作業時におけるヘッドユニット3のヘッド31の下降高さ位置が補正された状態で、ヘッドユニット3による基板Pに対する部品Eの実装作業が行われる。
そして、基板Pに対する部品Eの実装作業が完了すると、基板作業位置Aにおける基板搬送部2による基板Pの固定が解除される。そして、ステップS8において、基板搬送部2により、基板Pが基板作業位置Aから搬送され、基板作業装置100外に搬出される。そして、基板作業処理が終了される。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、高さ位置測定部8による複数の測定点B2の測定結果に基づいて取得される、複数の測定点B2の各々の位置における基板Pの高さ位置と、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置とに基づいて、基板P全体の反り状態を取得する制御部9を設ける。これにより、マーク撮像部7による、たとえば基板Pの位置の認識用途などの高さ位置取得用途とは異なる用途のための撮像動作において取得された、高さ位置取得用途とは異なる用途を有する複数のマークMの撮像画像に基づいて、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を取得する分(測定点B1の分)だけ、新たな高さ測定作業時間を生じさせることなく、高さ位置測定部8により測定される測定点B2の数を減らすことができる。その結果、新たな高さ位置測定作業時間を生じさせることなく、高さ位置測定部8による測定点B2の測定動作に要する時間を短縮することができるので、その分、基板P全体の反り状態を取得する作業の作業時間を短縮して、生産性を向上させることができる。
また、第1実施形態では、上記のように、マーク撮像部7による複数の基板位置認識マークM1の撮像画像に基づいて、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように制御部9を構成する。これにより、基板Pの位置を認識するための撮像動作において取得された撮像画像を利用して、新たな高さ位置測定作業時間を生じさせることなく、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置を取得することができる。また、基板Pの位置を認識するために基板Pに必ず付されている基板位置認識マークM1の撮像画像を利用することにより、基板Pによっては付されていないマークMの撮像画像を利用する場合と異なり、撮像画像に基づく基板Pの高さ位置を確実に取得することができる。その結果、高さ位置測定部8により測定される測定点B2の数を確実に減らすことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置に加えて、マーク撮像部7による複数の部品位置認識マークM2の撮像画像に基づいて、複数の部品位置認識マークM2の各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように制御部9を構成する。これにより、複数の基板位置認識マークM1の各々の位置における基板Pの高さ位置のみが取得される場合に比べて、高さ位置測定部8により測定される測定点B2の数を大幅に減らすことができる。その結果、高さ位置測定部8による測定点B2の測定動作に要する時間をより短縮することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、高さ位置測定部8およびマーク撮像部7が取り付けられ、基板Pに対して相対的に移動可能なヘッドユニット3を設ける。そして、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、マーク撮像部7により複数のマークMの撮像動作を行わせた後に、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、高さ位置測定部8により複数の測定点B2の測定動作を行わせるように制御部9を構成する。これにより、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像動作と、高さ位置測定部8による複数の測定点B2の測定動作とを別個に独立して行うことができる。その結果、制御部9による撮像動作および測定動作の各々の制御を簡素化することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、複数のマークMの各々の単一の撮像画像に基づいて、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を取得するように制御部9を構成する。これにより、複数の撮像画像に基づいてマークMの位置における基板Pの高さ位置を取得する場合に比べて、マークMの位置における基板Pの高さ位置を容易に取得することができる。
(第1実施形態の変形例)
次に、図1、図2、図5および図6を参照して、第1実施形態の変形例について説明する。
第1実施形態の変形例による基板作業装置100a(図1参照)は、図2に示すように、制御部9aを備える点で、上記第1実施形態の基板作業装置100と相違する。
第1実施形態の変形例では、制御部9aは、図5に示すように、高さ位置測定部8による複数の測定点B2の測定動作およびマーク撮像部7による複数のマークM(基板位置認識マークM1および部品位置認識マークM2)の撮像動作に先立って、基板Pにおける高さ位置取得経路Rを決定するように構成されている。具体的には、制御部9aは、基板Pにおける複数のマークMの各々の位置と、基板Pにおける複数の測定点B2の各々の位置とに基づいて、最短経路となるように、基板Pにおける高さ位置取得経路Rを決定するように構成されている。また、制御部9aは、決定された高さ位置取得経路Rに従って、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、複数の測定点B2の測定動作および複数のマークMの撮像動作を、それぞれ、高さ位置測定部8およびマーク撮像部7により、順次、行わせるように構成されている。
次に、図6を参照して、第1実施形態の変形例の基板作業装置100aによる基板作業処理をフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部9aにより行われる。なお、上記第1実施形態と同様の処理には、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
図6に示すように、ステップS1の処理が行われた後、ステップS11において、基板Pにおける複数のマークM(基板位置認識マークM1および部品位置認識マークM2)の各々の位置と、基板Pにおける複数の測定点B2の各々の位置とに基づいて、最短経路となるように、基板Pにおける高さ位置取得経路Rが決定される。
そして、ステップS12において、ステップS11において決定された高さ位置取得経路Rに従って、測定対象の測定点B2の上方および撮像対象のマークMの上方に、ヘッドユニット3とともに高さ位置測定部8およびマーク撮像部7が順次移動される。ステップS12では、マーク撮像部7がマークMの上方に移動された場合には、マーク撮像部7によりマークMが撮像される。また、ステップS12では、高さ位置測定部8が測定点B2の上方に移動された場合には、高さ位置測定部8により測定点B2が測定される。また、ステップS12では、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置が取得されるとともに、高さ位置測定部8による複数の測定点B2の測定結果に基づいて、複数の測定点B2の各々の位置における基板Pの高さ位置が取得される。その後、上記第1実施形態と同様に、ステップS6〜S8の処理が行われて、基板作業処理が終了される。
(第1実施形態の変形例の効果)
第1実施形態の変形例では、上記のように、高さ位置測定部8およびマーク撮像部7が取り付けられ、基板Pに対して相対的に移動可能なヘッドユニット3を設ける。そして、基板Pにおける複数のマークMの各々の位置と、基板Pにおける複数の測定点B2の各々の位置とに基づいて、基板Pにおける高さ位置取得経路Rを決定するように制御部9aを構成する。そして、決定された高さ位置取得経路Rに従って、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させて、複数の測定点B2の測定動作および複数のマークMの撮像動作を、それぞれ、高さ位置測定部8およびマーク撮像部7により、順次、行わせるように制御部9を構成する。これにより、高さ位置取得経路Rに従って、ヘッドユニット3を基板Pに対して相対的に移動させることにより、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像動作と高さ位置測定部8による複数の測定点B2の測定動作とを別個に独立して行う場合に比べて、ヘッドユニット3の移動経路を短くすることができる。その結果、基板Pの高さ位置を取得することに要する時間を短縮することができるので、生産性をさらに向上させることができる。
また、第1実施形態の変形例では、上記のように、基板Pにおける複数のマークMの各々の位置と、基板Pにおける複数の測定点B2の各々の位置とに基づいて、最短経路となるように、高さ位置取得経路Rを決定するように制御部9aを構成する。これにより、基板Pの高さ位置を取得することに要する時間をより短縮することができるので、生産性をより一層向上させることができる。
なお、第1実施形態の変形例のその他の構成および効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第2実施形態]
次に、図1、図2、図7〜図9を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態と異なり、マークの撮像画像に基づいて取得された基板の高さ位置を補正する例について説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
(基板作業装置の構成)
本発明の第2実施形態による基板作業装置200(図1参照)は、図2に示すように、制御部109を備える点で、上記第1実施形態の基板作業装置100と相違する。
第2実施形態では、制御部109は、図7に示すように、マーク撮像部7により撮像される複数のマークMのうちの1つのマークM(図7では、X2方向側の基板位置認識マークM1。以下、「補正用マークM3」という)の位置の基板Pの高さ位置を、高さ位置測定部8により測定させるように構成されている。
また、制御部109は、高さ位置測定部8による補正用マークM3の測定結果に基づいて、補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置を取得するように構成されている。また、制御部109は、取得された補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置に基づいて、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々(全部)の位置における基板Pの高さ位置を補正するように構成されている。
具体的には、制御部109は、図8に示すように、マーク撮像部7による補正用マークM3(基板位置認識マークM1)の撮像画像に基づいて取得される、補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置H1と、高さ位置測定部8による補正用マークM3の測定結果に基づいて取得される、補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置H2との差分ΔHを取得するように構成されている。また、制御部109は、取得された差分ΔHを、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置に加算することによって、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を補正するように構成されている。
次に、図9を参照して、第2実施形態の基板作業装置200による基板作業処理をフローチャートに基づいて説明する。フローチャートの各処理は、制御部109により行われる。なお、上記第1実施形態と同様の処理には、図中において同じ符号を付して図示し、その説明を省略する。
図9に示すように、ステップS1〜S5の処理が行われた後、ステップS21において、高さ位置測定部8により、マーク撮像部7により撮像される複数のマークMのうちの1つのマークM(補正用マークM3)の位置における基板Pの高さ位置が測定される。また、ステップS21では、高さ位置測定部8による補正用マークM3の測定結果に基づいて、補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置が取得される。
そして、ステップS22において、ステップS21において取得された補正用マークM3の位置における基板Pの高さ位置に基づいて、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置が補正される。その後、上記第1実施形態と同様に、ステップS6〜S8の処理が行われて、基板作業処理が終了される。
なお、第2実施形態のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、マーク撮像部7により撮像される複数のマークMのうちの一部(1つ)のマークM(補正用マークM3)の位置の基板Pの高さ位置を、高さ位置測定部8により測定させるように制御部109を構成する。そして、高さ位置測定部8による一部(1つ)のマークMの位置の測定結果に基づいて取得される一部(1つ)のマークMの位置の基板Pの高さ位置に基づいて、マーク撮像部7による複数のマークMの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を補正するように制御部109を構成する。これにより、測定精度が高い高さ位置測定部8によるマークMの位置の測定結果に基づく基板Pの高さ位置に基づいて、マーク撮像部7によるマークMの撮像画像に基づく基板Pの高さ位置の精度を向上させることができる。その結果、基板P全体の反り状態をより精度良く取得することができる。また、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を補正するために、一部(1つ)のマークMの位置の基板Pの高さ位置を高さ位置測定部8により測定させるだけでよく、全部のマークMの位置における基板Pの高さ位置を高さ位置測定部8により測定させる必要がない。その結果、高さ位置測定部8によるマークMの位置の測定動作に要する時間が増加することを抑制しながら、複数のマークMの各々の位置における基板Pの高さ位置を補正することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、IC、トランジスタ、コンデンサおよび抵抗などの部品(いわゆる、パッケージ部品)を実装する部品実装装置としての基板作業装置に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、ダイシングされたウエハからベアチップを取り出して実装する部品実装装置としての基板作業装置に適用されてもよい。また、本発明は、基板に部品を接合するために、はんだなどの接合材を基板に塗布する接合材塗布装置としての基板作業装置などに適用されてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、本発明の高さ位置測定部として、レーザ変位計を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明の高さ位置測定部として、レーザ変位計以外を用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、本発明のマークとして、基板位置認識マークおよび部品位置認識マークの両方を用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、本発明のマークとして、基板位置認識マークまたは部品位置認識マークのいずれか一方のみを用いてもよい。また、本発明では、本発明のマークとして、基板位置認識マークおよび部品位置認識マークの以外のマークを用いてもよい。たとえば、本発明のマークとして、複数の個片基板を含む多面取り基板に付された、複数の個片基板の各々の良否を判断するための良否判定マークを用いてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、基板高さ位置測定部およびマーク撮像部が、ヘッドユニットに取り付けられるとともに、ヘッドユニットともに移動する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、基板高さ位置測定部およびマーク撮像部が、それぞれ、独立して基板に対して相対的に移動可能に構成されていてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、制御部が、最短経路となるように、高さ位置取得経路を決定する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マーク撮像部により複数のマークの撮像動作と高さ位置測定部により複数の測定点の測定動作とを別個に独立して行う場合に比べて、ヘッドユニットの移動経路が短くなれば、最短経路となるように、高さ位置取得経路を決定しなくてもよい。
また、上記第1および第2実施形態では、制御部が、複数のマークの各々の単一の撮像画像に基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部が、複数のマークの各々の複数の撮像画像に基づいて、複数のマークの各々の位置における基板の高さ位置を取得してもよい。
また、上記第2実施形態では、マーク撮像部により撮像される複数のマークのうちの1つのマークの位置の基板の高さ位置を、高さ位置測定部により測定させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マーク撮像部により撮像される複数のマークの全部でなければ、マーク撮像部により撮像される複数のマークのうちの2つ以上のマークの位置の基板の高さ位置を、高さ位置測定部により測定させてもよい。また、マークの位置の近傍であれば、マークの位置ではなく、マークの位置の周辺の基板の高さ位置を、高さ位置測定部により測定させてもよい。
また、上記第2実施形態では、制御部が、1つの補正用マークの位置における基板の高さ位置に基づいて、マーク撮像部による複数のマークの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークの全部の位置における基板の高さ位置を補正する例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部が、1または複数の補正用マークの位置における基板の高さ位置に基づいて、マーク撮像部による複数のマークの撮像画像に基づいて取得される、複数のマークの一部の位置における基板の高さ位置を補正してもよい。
上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
3 ヘッドユニット
7 マーク撮像部
8 高さ位置測定部
9、9a、109 制御部
100、100a、200 基板作業装置
B、B1、B2 測定点
E 部品
M マーク
M1 基板位置認識マーク
M2 部品位置認識マーク
P 基板

Claims (9)

  1. 部品が実装される基板において、複数の測定点の各々における前記基板の高さ位置を測定する高さ位置測定部と、
    前記基板に付された高さ位置取得用途とは異なる用途を有する複数のマークの各々を撮像するマーク撮像部と、
    前記高さ位置測定部による前記複数の測定点の測定結果に基づいて、前記複数の測定点の各々の位置における前記基板の高さ位置を取得するとともに、前記マーク撮像部による前記複数のマークの撮像画像の、前記マークを認識可能な程度の軽度のボケに基づいて、前記複数のマークの各々の位置における前記基板の高さ位置を取得し、前記複数の測定点の各々の位置における前記基板の高さ位置と、前記複数のマークの各々の位置における前記基板の高さ位置とに基づいて、前記基板全体の反り状態を取得する制御部と、を備える、基板作業装置。
  2. 前記制御部は、前記マーク撮像部による前記マークの撮像画像のボケの度合いか、または、前記マークの撮像画像と、前記基板の高さ位置と関連付けられて予め記憶されている前記マークの基準ボケ画像とのパターンマッチングに基づいて、前記複数のマークの各々の位置における前記基板の高さ位置を取得するように構成されている、請求項1に記載の基板作業装置。
  3. 前記複数のマークは、前記基板の位置を認識するための複数の基板位置認識マークを含み、
    前記制御部は、前記マーク撮像部による前記複数の基板位置認識マークの撮像画像に基づいて、前記複数の基板位置認識マークの各々の位置における前記基板の高さ位置を取得するように構成されている、請求項1または2に記載の基板作業装置。
  4. 前記複数のマークは、前記基板上において前記部品を実装する位置を認識するための複数の部品位置認識マークを含み、
    前記制御部は、前記複数の基板位置認識マークの各々の位置における前記基板の高さ位置に加えて、前記マーク撮像部による前記複数の部品位置認識マークの撮像画像に基づいて、前記複数の部品位置認識マークの各々の位置における前記基板の高さ位置を取得するように構成されている、請求項3に記載の基板作業装置。
  5. 前記高さ位置測定部および前記マーク撮像部が取り付けられ、前記基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、
    前記制御部は、前記ヘッドユニットを前記基板に対して相対的に移動させて、前記マーク撮像部により前記複数のマークの撮像動作を行わせた後に、前記ヘッドユニットを前記基板に対して相対的に移動させて、前記高さ位置測定部により前記複数の測定点の測定動作を行わせるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板作業装置。
  6. 前記高さ位置測定部および前記マーク撮像部が取り付けられ、前記基板に対して相対的に移動可能なヘッドユニットをさらに備え、
    前記制御部は、前記基板における前記複数のマークの各々の位置と、前記基板における前記複数の測定点の各々の位置とに基づいて、前記基板における高さ位置取得経路を決定するとともに、決定された前記高さ位置取得経路に従って、前記ヘッドユニットを前記基板に対して相対的に移動させて、前記複数の測定点の測定動作および前記複数のマークの撮像動作を、それぞれ、前記高さ位置測定部および前記マーク撮像部により、順次、行わせるように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の基板作業装置。
  7. 前記制御部は、前記基板における前記複数のマークの各々の位置と、前記基板における前記複数の測定点の各々の位置とに基づいて、最短経路となるように、前記高さ位置取得経路を決定するように構成されている、請求項6に記載の基板作業装置。
  8. 前記制御部は、前記マーク撮像部により撮像される前記複数のマークのうちの一部のマークの近傍の前記基板の高さ位置を、前記高さ位置測定部により測定させるとともに、前記高さ位置測定部による前記一部のマークの近傍の測定結果に基づいて取得される前記一部のマークの近傍の前記基板の高さ位置に基づいて、前記マーク撮像部による前記複数のマークの撮像画像に基づいて取得される、前記複数のマークの各々の位置における前記基板の高さ位置を補正するように構成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の基板作業装置。
  9. 前記制御部は、前記複数のマークの各々の単一の撮像画像に基づいて、前記複数のマークの各々の位置における前記基板の高さ位置を取得するように構成されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の基板作業装置。
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