JP6797927B2 - バルク部品フィーダ - Google Patents

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    • H05K13/02Feeding of components

Description

本発明は、バルク状態となっている部品を、1個ずつ、順次、部品供給位置において供給するバルク部品フィーダに関する。
部品を供給する部品フィーダとして、例えば、下記特許文献に記載されているようなバルク部品フィーダが存在する。そのバルク部品フィーダは、バルク状態で部品収容器に収容された部品を、その部品収容器の一側壁に形成された案内溝に沿って、部品供給位置まで延びる部品の移動通路に導くように構成されている。
特開2014−63853号公報
発明の解決しようとする課題
上記特許文献に記載のバルク部品フィーダでは、上記移動通路に所定の姿勢の部品だけを導入させるため、その移動通路への入口、つまり、部品収容器の出口穴は、所定の姿勢の部品の通過を許容するようにされている。そのため、所定の姿勢ではない姿勢で案内溝によって案内された部品が、その出口穴において、引っ掛かることが稀に生じ得る。そのような部品の引っ掛かりが発生した場合、当該バルク部品フィーダによる部品の供給が停止させられることになる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、部品収容器の出口穴における部品の引っ掛かりが少ないバルク部品フィーダを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明のバルク部品フィーダは、
バルク状態となっている部品を、1個ずつ、順次、部品供給位置において供給するバルク部品フィーダであって、
部品をバルク状態で収容するとともに、所定姿勢となる部品の通過を許容する出口穴を有する部品収容器と、
その部品収容器の前記出口穴から前記部品供給位置まで延びて、部品を移動させるための移動通路と、
前記部品収容器の一側壁の内部側に設けられ、収容されている部品を前記出口穴まで案内する案内溝と、
前記一側壁の外部側に設けられて部品をその一側壁に向かって吸引する磁石と、
その磁石を、前記案内溝に沿って移動させる磁石移動装置と
前記磁石の移動によって前記案内溝に案内されつつ前記出口穴に向かって運ばれる部品の姿勢が、少なくとも前記出口穴の手前の位置において、前記所定姿勢となり易くするために、前記磁石による磁界の方向を好適化する磁界方向好適化手段
を備え、
前記部品収容器が、非磁性材料を主体として形成されるとともに、前記一側壁の前記出口穴の近傍に、強磁性材料からなる部分が設けられており、
その強磁性材料からなる部分が、前記磁界方向好適化手段を構成することを特徴とする。
本発明のバルク部品フィーダでは、上記磁界方向好適化手段によって、案内溝を運ばれて出口穴を通過する部品は、所定姿勢となるものが多くなるため、所定姿勢ではない姿勢の部品が出口穴において引っ掛かる可能性が低くなる。
本発明のバルク部品フィーダが搭載される部品装着ヘッドを備えた部品装着機を示す斜視図である。 図1における部品装着ヘッドを、外装パネルを外した状態で示す斜視図である。 図2の部品装着ヘッドを、反対側からの視点で示す斜視図である。 バルク部品フィーダを示す正面図である。 図4のバルク部品フィーダの部品収容器内に設けられた案内溝について説明するための斜視図である。 バルク部品フィーダにおいて案内溝を運ばれる部品の姿勢と、その部品を運ぶために用いる磁石による磁界の方向との関係を模式的に示す図である。 第1実施例のバルク部品フィーダの発明に関係した部分を示す図である。 第2実施例のバルク部品フィーダの発明に関係した部分を示す図である。
以下、本発明の代表的な実施形態を、実施例として、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
≪部品装着機の構成≫
実施例のバルク部品フィーダが搭載される部品装着ヘッドを採用する部品装着機10は、図1に示すように、大まかには、(a) 回路基板(以下、単に「基板」という場合がある)Sを保持する基板保持装置12と、(b) それぞれが電子部品(以下、単に「部品」という場合がある)を供給する複数の部品供給装置14と、(c) 各部品供給装置14から供給された部品を保持するとともに、その部品を、基板保持装置12に保持された基板Sに装着するための部品装着ヘッド16と、(d) 部品装着ヘッド16を、基板保持装置12と部品供給装置14とに渡って移動させる装着ヘッド移動装置18とを含んで構成されている。ちなみに、図1では、2つの部品装着機10がベース20上に並んで配置されている状態(手前側の部品装着機10は、外装パネルが取り外されている)が示されており、また、図1に示す各部品供給装置14は、テープ化電子部品、つまり、テープに配列して保持された部品を1つずつ順次供給するテープフィーダとされている。
≪部品装着ヘッドの構成≫
外装パネルを外した状態の部品装着ヘッド16を示す図2および図3から解るように部品装着ヘッド16は、バルク状態の部品を1個ずつ、部品供給位置PSにおいて順次供給するバルク部品フィーダ(以下、単に「バルクフィーダ」という場合がある)30を搭載している。つまり、バルクフィーダ搭載型部品装着ヘッド(部品フィーダ搭載型部品装着ヘッドの一種)である。ちなみに、バルク状態とは、ばらばらの部品が集合した状態を意味する。
部品装着ヘッド16は、下端部に吸着ノズル32が取り付けられた複数(詳しくは、12である)の装着ユニット34を有しており、それら装着ユニット34は、各々が軸状をなすとともに、一円周上に配置されている。装着ユニット34は、装着ユニット移動装置36によって、一斉に間欠回転させられるとともに、バルクフィーダ30から供給される部品を受け取るための部品受取位置に位置するもの、および、その受け取った部品を基板に装着するための部品装着位置に位置するものが、昇降させられるようになっている。
吸着ノズル32に負圧(大気圧より低い圧力)が供給されることで、装着ユニット34は部品を保持し、部品の基板への装着に際し、吸着ノズル32には、正圧(大気圧より高い圧力)が供給されるようにされている。ちなみに、部品装着ヘッド16が、上述の部品供給装置14から供給される部品を装着する場合には、上記部品装着位置に位置する装着ユニット34によって、部品供給装置14から供給される部品が受け取られる。
≪バルク部品フィーダの基本的な構造および動作≫
本実施例のバルク部品フィーダは、従来から存在するバルク部品フィーダと基本的な構造および動作において等しいため、以下の説明では、まず、その基本的な構造および動作について、バルクフィーダ30が従来のバルク部品フィーダであるとして説明し、その後に、本実施例のバルク部品フィーダの特徴的構造について説明する。
バルクフィーダ30は、部品をバルク状態で収容する部品収容器として機能するケース70を有しており、部品装着ヘッド16に対して着脱可能とされている。ケース70は、部品を収容するケース本体部72と、そのケース本体部72の下部において横に延び出した延出部74とを有している。部品供給位置PSは、その延出部74に設けられており、ケース本体部72と延出部74とに跨って、部品を所定姿勢のままで移動させるための移動通路76が、部品供給位置PSにまで延びるように形成されている。部品は、移送機構により、ケース本体部72の部品収容空間から移動通路76に導かれた後、その移動通路76を移動させられて、部品供給位置PSにおいて、1つずつ供給される。ちなみに、移動通路76はトンネル状の通路であり、部品供給位置PSにおいて上方に向かって開口している。また、ケース本体部72の上部には、当該ケース本体部72に部品を投入するための投入口77が設けられており、その投入口77は、通常は、スライドする蓋78によって塞がれている。
ケース本体部72は、樹脂製の2つの板材80,82が重ね合わされて形成されている。つまり、ケース70は、非磁性材料を主体として形成されている。図4に示すように、手前側の板材80には、奥側の板材82に面する側面に、部品収容凹所84が形成されており、この部品収容凹所84によって、ケース本体部72の内部には、部品Pが収容される空間である部品収容空間86が形成されている。この部品収容空間86の上部の開口が、上述の投入口77として機能する。蓋78は、板材80の上部にスライド可能に支持され、スプリング88によって投入口77が閉まる方向に付勢されている。
一方で、板材82には、板材80に面する側面(内部側の側面)に、円周の一部、詳しくは、円周の約3/4を構成するように延びる部分と、その部分から延び出すように延びる部分とからなる形状を有する溝が形成されている。この溝は、板材80に向かって開口しており、部品収容空間86に開口する約1/2円周の部分は、後に詳しく説明する案内溝90とされ、残りの部分は、板材80によって塞がれて、トンネル状の通路とされている。この通路が、上述の移動通路76の一部を構成している。
また、板材82の反対側の側面、つまり、ケース本体部72の外部側の側面には、下部が半円状の凹所92が設けられている。この凹所92には、ギヤ付きの円盤94が配設され、その円盤94のケース本体部72側の面には、複数の磁石96、詳しくは、8個の磁石96が、一円周上に等角度ピッチで保持されている。それら磁石96の各々は、比較的厚みがある。板材82は、ケース本体部72の一側壁、つまり、ケース70の一側壁となっており、各磁石96は、その一側壁の外側に設けられて部品収容空間86の部品Pを、その一側壁の内側の面に向かって吸引する。各磁石96の配設円の一部は、案内溝90と対応する位置に位置している。
円盤94は、図2,図3に示すように、モータ98の回転によってギヤ100を介して回転させられ、それによって、複数の磁石96が、一円周に沿って回転させられる。詳しく言えば、各磁石96が、図4に示す反時計まわりの回転方向に回転させられることで、つまり、正回転させられることで、部品収容空間86において、各磁石96によって吸引されたいくつかの部品Pが、案内溝90に沿って、部品Pの溜まりから持ち上げられるようにして移動通路76に向かって移動させられる。すなわち、モータ98,ギヤ100,円盤94等を含んで、磁石96を案内溝90に沿って移動させる磁石移動装置102が構成されているのである。そして、その磁石移動装置102,磁石96,案内溝90等を含んで、部品Pをケース本体部72の部品収容空間86から移動通路76に導く上述の移送機構が構成されているのである。
案内溝90の一部を斜めからの視点で示す図5(a),案内溝90の断面を示す図5(b)を参照しつつ、さらに説明すれば、案内溝90は、部品Pが挟まる幅で対向する1対の側面104と、それら1対の側面104の間を繋ぐ底面106とを有する形状とされている。部品Pは、幅寸法w,長手寸法l(l>w)の柱形状をなしており、案内溝90の幅W,深さDは、部品Pの幅寸法wより僅かに大きくされている。したがって、1つの磁石96によって移動させられるいくつかの部品Pのうちの一部は、案内溝90に嵌り込んで、1対の側面104によって幅方向に挟まれるようにして移動させられる。また、案内溝90と移動通路76との境目、つまり、移動通路76の入り口は、部品収容空間86からの出口穴110として機能する。この出口穴110は、正規の姿勢(所定姿勢)で案内溝90に嵌り込んで移動させられた部品Pだけの通過を許容するものとされており、他の姿勢のものは、板材80の出口穴110の周囲の部分によって、部品Pの溜まりに落下させられる。言い換えれば、出口穴110は、部品Pの長手方向の通過だけを許容するのであり、上記部品Pの正規の姿勢は、部品Pが案内溝90内に寝た姿勢なのである。出口穴110を通過した部品Pは、この正規の姿勢のまま、前述の部品供給位置PSまで移動通路76を移動する。なお、上述の磁石移動装置102は、磁石96の各々が部品Pを案内溝90に沿って出口穴110にまで運ぶだけでなく、移動通路76の出口穴110から続く一部においても部品Pを運ぶようにされている。そのことで、安定した部品Pの移動通路76内の移動が担保されている。
上記正規の姿勢ではなく、図5(a)において、P’で示すような姿勢(以下、「立ち姿勢」と言う場合がある)で、部品Pが案内溝90を移動させられることもあり得る。通常、そのような姿勢の部品P(以下、「立ち姿勢部品P’」と言う場合がある)は、出口穴110の箇所において、部品Pの溜まりに落下させられる。しかしながら、例えば、正規の姿勢の部品Pが直後に移動させられているような場合には、稀ではあるが、落下させられることなく、出口穴110の箇所において係止されることも予想される。そのようにして係止された立ち姿勢部品P’が存在する場合、後続の部品Pの移動通路76への進入が阻害され、当該バルクフィーダ30による部品Pの供給が停止させられることにもなりかねないのである。
≪磁石による磁界の方向と部品の姿勢との関係≫
上記バルクフィーダ30の円盤94に設けられている磁石96の各々は、図6(a)に示すように円盤94の厚さ方向、つまり、磁石96の厚さ方向に磁気的に分極させられている。具体的には、ケース70の板材82に近い側がN極とされ、遠い側がS極とされている。このように磁化されている磁石96による磁界の方向(「磁力線の方向」と呼ぶこともできる)は、図6に示すようになる。言い換えれば、N極からS極に向かう磁力線は、図に示すようになる。
上記のような方向を有する磁界が形成された場合、案内溝90に嵌り入る部品Pは、部品の長手方向が磁力線の向きに沿った姿勢をとり易くなるため、上述した立ち姿勢となり易くなる。特に、磁石96の中央部に位置する部品Pは、立ち姿勢部品P’となり易くなる(図では、その部品Pを、P’として表している)。したがって、磁石96による磁界の方向を好適化することにより、部品Pが上述した正規の姿勢となり易くすることができると考えられる。言い換えれば、部品Pを容易に案内溝90内に寝させることができると考えられる。
例えば、図6(b)のように、磁石96の傍らに、強磁性材料からなる物体120を置くことで、磁石96による磁界の方向は変化する。詳しく言えば、N極から出てその物体120を通ってS極に向かうような磁力線を有するような磁界が形成される。このような磁界であれば、案内溝90内の部品Pは、正規の姿勢をとり易くなるのである。
また、例えば、図6(c)のように、案内溝90の延びる方向において磁気的に分極さた磁石96’を用いれば、図に示すような磁力線を有する磁界が形成されるため、同様に、案内溝90内の部品Pは、正規の姿勢をとり易くなるのである。
つまり、磁石96(磁石96’)の移動によって案内溝90に案内されつつ出口穴110に向かって運ばれる部品の姿勢が、所定姿勢、つまり、上記正規の姿勢となり易くするために、磁石96による磁界の方向を好適化することが望ましいのである。言い換えれば、バルクフィーダ30においては、磁界方向好適化手段を設けることが望ましいのである。
≪第1実施例のバルク部品フィーダ≫
上述したような磁石96による磁界の方向の好適化に鑑み、図7に示すように、第1実施例のバルク部品フィーダであるバルクフィーダ30では、以下に説明する磁界方向好適化手段が設けられている。なお、図7(a)は、板材80を取り除いたケース70を正面から見た図であり、図7(b)は、図7(a)のA−A断面を示す図である。ちなみに、図7において、上記出口穴110は、A−A断面の位置(案内溝90と移動通路76とが繋がるそれらの最上部)に位置しており、図7(b)は、磁石96の中心がA−A断面に位置するときの断面図である。
詳しく説明すれば、ケース70を構成する上述の一側壁、つまり、板材82には、ケース70の外側となる面に凹所130が形成されており、その凹所130に、強磁性材料からなる物体としての鉄片132がはめ込まれている。つまり、その鉄片132は、一側壁に設けられた強磁性材料からなる部分として機能する。さらに言えば、鉄片132は、出口穴110の近傍に設けられている。ちなみに、各磁石96は、図6(b)に示すように、磁石96の厚さ方向、すなわち、一側壁となる板材82の厚さ方向において磁気的に分極されている。
例えば、円盤94が回転して、図7(a)のBで示す位置に1つの磁石96が位置したときを考える。つまり、その1つの磁石96が、それの回転方向における出口穴110の手前の位置に位置したときを考える。その位置においては、図6(b)に示すように、強磁性材料からなる物体である鉄片132と、その磁石96との位置関係から、その磁石96による磁界は、図6(b)に示すような方向のものとなる。言い換えれば、図7(a)から解るように、案内溝90の周方向からは少し傾くものの、磁力線は、部品を案内溝90内において、寝させようとする方向となる。つまり、そのときの磁界の方向は、部品が案内溝90内において立ち姿勢をとることを抑制する方向となる。
以上のことから、上記鉄片132は、上述の磁界方向好適化手段を構成するものとなり、その磁界方向好適化手段は、磁石96の移動によって案内溝90に案内されつつ出口穴110に向かって運ばれる部品の姿勢が、出口穴110の手前の位置において、正規の姿勢となり易くするための手段として機能するのである。
なお、先に説明したように、本バルクフィーダ30では、磁石96が移動通路76の出口穴110に近い部分においても部品を運ぶようにされている。そのことに鑑み、本バルクフィーダ30では、鉄片132は、案内溝90および移動通路76の円弧部分の外側にシフトして配設され、かつ、各磁石96の中心が内側に位置するように、それら磁石96の配設円の径が、図4に示すバルクフィーダ30における配設円の径より、若干小さくされている。そのことによって、移動によって磁石96がいずれの位置にあったとしても、板材82の厚さ方向から見て、磁石96と鉄片132とが重ならないようにされているのである。したがって、磁石96の鉄片132との重なりによって磁石96による部品の吸引力が弱まる事態が回避されることになる。なお、吸引力の弱まりが部品の移動に影響しない場合等では、磁石96と鉄片132が重なってもよい。つまり、出口穴110の手前において磁石96による磁界の方向が好適化される限り、鉄片132と磁石96との位置関係は、特に制限されるものではない。
≪第2実施例のバルク部品フィーダ≫
第2実施例のバルク部品フィーダは、先に説明した従来のバルクフィーダにおいて、各磁石96の磁気的な分極の向きを変更しただけであるため、簡単に説明を行う。
図8に示すように、各磁石96は、案内溝90の延びる方向において磁気的に分極されている。つまり、N極とS極とが案内溝90の周方向に並ぶように磁気的に分極されているのである。そのような磁石96を採用することにより、図6(c)に示すように、案内溝90を運ばれる部品が、案内溝90内において立ち姿勢をとることを抑制している。つまり、そのような磁石96の分極によって、上述した磁界方向好適化手段が構成されているのである。なお、その磁界方向好適化手段は、第1実施例のバルク部品フィーダと異なり、案内溝90の出口穴110の手前の位置だけでなく、案内溝90の全域において、その案内溝90内を運ばれる部品の姿勢が正規の姿勢となり易くされている。
10:部品装着機 16:部品装着ヘッド 30:バルク部品フィーダ 70:ケース〔部品収容器〕 76:移動通路 80:板材 82:板材 86:部品収容空間 90:案内溝 94:円盤 96:磁石 132:鉄片〔強磁性材料からなる部分〕 P:部品 P’:立ち姿勢部品

Claims (5)

  1. バルク状態となっている部品を、1個ずつ、順次、部品供給位置において供給するバルク部品フィーダであって、
    部品をバルク状態で収容するとともに、所定姿勢となる部品の通過を許容する出口穴を有する部品収容器と、
    その部品収容器の前記出口穴から前記部品供給位置まで延びて、部品を移動させるための移動通路と、
    前記部品収容器の一側壁の内部側に設けられ、収容されている部品を前記出口穴まで案内する案内溝と、
    前記一側壁の外部側に設けられて部品をその一側壁に向かって吸引する磁石と、
    その磁石を、前記案内溝に沿って移動させる磁石移動装置と
    前記磁石の移動によって前記案内溝に案内されつつ前記出口穴に向かって運ばれる部品の姿勢が、少なくとも前記出口穴の手前の位置において、前記所定姿勢となり易くするために、前記磁石による磁界の方向を好適化する磁界方向好適化手段
    を備え、
    前記部品収容器が、非磁性材料を主体として形成されるとともに、前記一側壁の前記出口穴の近傍に、強磁性材料からなる部分が設けられており、
    その強磁性材料からなる部分が、前記磁界方向好適化手段を構成することを特徴とするバルク部品フィーダ。
  2. 前記部品が、幅寸法よりも長い長手寸法を有する柱形状を有するものであり、
    前記出口穴が、部品の長手方向の通過だけを許容するようにされているとともに、前記案内溝が、1対の側面によって部品を幅方向に挟むようにされている請求項1に記載のバルク部品フィーダ。
  3. 前記磁石移動装置が、前記出口穴を通過した部品を前記移動通路内において運ぶために、前記移動通路の少なくとも前記出口穴から延びる部分に沿っても前記磁石を移動させるように構成された請求項1または請求項2に記載のバルク部品フィーダ。
  4. 前記磁石の移動によってその磁石がいずれの位置にあったとしても、前記一側壁の厚さ方向から見た場合にその磁石と重ならない位置に、前記強磁性材料からなる部分が設けられている請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のバルク部品フィーダ。
  5. 前記磁石が、前記一側壁の厚さ方向において磁気的に分極されている請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のバルク部品フィーダ。
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