JP2019038179A - テープカセット - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者が基板を外す時に記憶部が損傷することを抑制しつつ、容易に基板を外すことができるテープカセットを提供する。【解決手段】テープカセット1は、カセットケース50と基板80とを有する。カセットケース50は、上壁53、下壁、右壁55、左壁、前壁57、および後壁を備える。前壁57から後方にヘッド挿入部61が凹む。右壁55には、配置部70が設けられる。基板80の第二面には、ICチップが設けられる。基板80は、第一面80Aが右方を向いた状態で、配置部70と基板80との間に接着層を介在させて、配置部70に配置される。接着層は、カセットケース50の外部に露出する。【選択図】図1

Description

本発明は、テープカセットに関する。
従来、印刷に用いられるテープカセットが知られている。例えば、特許文献1に記載のテープカセットは、箱状のカセットケースを備える。カセットケースの内部には、印刷に用いられるテープが収納される。
特開2012−232462号公報
例えば、上記テープカセットにおいて、テープカセットに関する情報等を記憶する記憶部を基板に搭載し、カセットケースの外壁に基板を配置することが考えられる。この場合、基板を再利用するため、作業者が基板を外壁から外すことが考えられる。この場合、作業者が基板を外壁から容易に外せるようにする必要がある。基板を外壁から外す際には、記憶部が損傷しないようにする必要がある。
本発明の目的は、作業者が基板を外す時に記憶部が損傷することを抑制しつつ、容易に基板を外すことができるテープカセットを提供することである。
本発明の第一態様に係るテープカセットは、第一外壁と第二外壁と第三外壁と第四外壁と第五外壁と第六外壁とを有し、前記第一外壁と前記第二外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第一外壁および前記第二外壁と直交する第一方向に並び、前記第三外壁と前記第四外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第三外壁および前記第四外壁と直交する第二方向に並び、前記第五外壁と前記第六外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第五外壁および前記第六外壁と直交する第三方向に並び、前記第一方向、前記第二方向、および前記第三方向は、それぞれ、互いに交差する、箱状のカセットケースと、前記カセットケースの内部に収納されたテープと、第一面と、前記第一面とは反対側の第二面とを有し、前記第二面に記憶部が設けられた基板とを備え、前記第三外壁には、前記第二方向のうち前記第三外壁から前記第四外壁に向かう第四方向に凹み、前記第二方向と交差する底壁を有する第一凹部が設けられ、前記底壁には、前記第四方向に凹む第二凹部、または前記第四方向に貫通する孔が設けられ、前記基板は、前記第四方向とは反対方向を前記第一面が向いた状態で、前記底壁と前記第二面との間に接着層を介在させて、前記第一凹部に配置され、前記記憶部、または前記記憶部を保護するモールド部は、前記第二凹部または前記孔に配置され、前記第一凹部には、前記第二方向における所定位置において、前記接着層の少なくとも一部が前記第一方向に露出する開口部が設けられ、前記カセットケースには、前記所定位置において、前記記憶部または前記モールド部と前記第一方向に重なる遮蔽部材が設けられる。
上記テープカセットでは、第二方向における所定位置において、接着層の少なくとも一部が開口部から第一方向に露出している。このため、第一凹部から基板を外す際、作業者は、所定位置において開口部から工具を接着層に差し込むことができる。これにより、作業者は、第一凹部から基板を容易に外すことができる。所定位置において、遮蔽部材が記憶部またはモールド部と第一方向に重なっている。このため、テープカセットは、作業者が所定位置において開口部から工具を接着層に差し込んだ場合に、工具が記憶部またはモールド部に接触することを抑制できる。よって、テープカセットは、作業者が基板を外す時に記憶部が損傷することを抑制しつつ、容易に基板を外すことができる。
本発明の第二態様に係るテープカセットは、第一外壁と第二外壁と第三外壁と第四外壁と第五外壁と第六外壁とを有し、前記第一外壁と前記第二外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第一外壁および前記第二外壁と直交する第一方向に並び、前記第三外壁と前記第四外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第三外壁および前記第四外壁と直交する第二方向に並び、前記第五外壁と前記第六外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第五外壁および前記第六外壁と直交する第三方向に並び、前記第一方向、前記第二方向、および前記第三方向は、それぞれ、互いに交差する、箱状のカセットケースと、前記カセットケースの内部に収納されたテープと、前記第五外壁に設けられ、前記第五外壁から前記第六外壁に向って凹む凹部であって、前記第五外壁から前記第六外壁に向かって延びる第一側壁と、前記第五外壁から前記第六外壁に向かって延び、かつ前記第四外壁との間の距離が前記第一側壁よりも小さい第二側壁とを有する特定凹部と、前記カセットケースの内部から外部に前記テープを排出する開口である第一排出口と、前記第一排出口から排出された前記テープが進入する開口である進入口と、前記進入口から進入した前記テープを外部に排出する開口である第二排出口と、第一面と、前記第一面とは反対側の第二面とを有し、前記第二面に記憶部が設けられた基板と、前記第三外壁に設けられ、前記基板が配置される配置部とを備え、前記第一排出口は、前記第一側壁に設けられ、前記進入口は、前記第二側壁に設けられ、前記第二排出口は、前記第四外壁に設けられ、前記基板は、前記第二方向のうち前記第三外壁から前記第四外壁に向かう第四方向とは反対方向を前記第一面が向いた状態で、前記配置部と前記基板との間に接着層を介在させて、前記配置部に配置され、前記接着層は、前記カセットケースの外部に露出する。
上記テープカセットでは、第五外壁と第六外壁とは、互いに前後方向に並ぶ。第五外壁には特定凹部が設けられているので、作業者は、例えば特定凹部と第六外壁とを持つことで、カセットケースを確実に保持できる。配置部が第三外壁に設けられており、接着層がカセットケースの外部に露出しているので、作業者は、特定凹部と第六外壁とを持った状態で接着層を容易に視認できる。このため、作業者は、記憶部を触らずに配置部から基板を容易に外すことができる。よって、テープカセットは、作業者が基板を外す時に記憶部が損傷することを抑制しつつ、容易に基板を外すことができる。
テープカセット1を前右上側から見た斜視図である。 ラミネートタイプのテープカセット1(上ケース51を除く)の平面図である。 基板80を第二面80B側から見た図である。 実施形態のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図4のA1−A1線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。 第一変形例のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図6のA2−A2線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。 第二変形例のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図8のA3−A3線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。 第三変形例のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図10のA4−A4線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。 第四変形例のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図12のA5−A5線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。 第五変形例のテープカセット1の右前部を模式的に示した平面図である。 図14のA6−A6線矢視方向におけるテープカセット1を模式的に示した断面図である。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。以下説明で使用する「同一形状」および「同じ位置」とは、それぞれ、完全に同一の形状のものおよび完全に同じ位置にあるものに限定する趣旨ではなく、実質的に同一の形状のものおよび実質的に同じ位置にあるものも含む趣旨である。「平行」および「直交」とは、それぞれ、完全に平行および直交するものに限定する趣旨ではなく、実質的に平行および直交するものも含む趣旨である。
図1および図2を参照し、テープカセット1を説明する。以下の説明では、図1の左上側、右下側、左下側、右上側、上側、および下側を、それぞれ、テープカセット1の左側、右側、前側、後側、上側、および下側とする。テープカセット1は、印刷装置(図示略)による印刷に使用される。テープカセット1は、カセットケース50の内部に収納される長尺状の印刷媒体の種類(例えば、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、片面粘着テープ、感熱紙テープ、チューブテープ)、インクリボン4の有無等を適宜変更することによって、ラミネートタイプ、レセプタタイプ、サーマルタイプ、チューブタイプ等に実装可能である。以下では、ラミネートタイプに実装したテープカセット1を例示する。
図1に示すように、テープカセット1は、カセットケース50を備える。カセットケース50は、略直方体状の箱状であり、上ケース51と下ケース52とを有する。上ケース51および下ケース52は、互いに上下方向に並び、下ケース52の上側に上ケース51が組み付けられる。上ケース51は、上壁53と周壁59Aとを有する。下ケース52は、下壁54(図2参照)と周壁59Bとを有する。上壁53および下壁54は、それぞれ、前後左右と平行に延びる。下壁54は、上壁53の下側に並んで配置される。
周壁59Aは、上壁53の周縁から下側に延びる。周壁59Bは、下壁54の周縁から上側に延びる。周壁59A、59Bは、上ケース51が下ケース52に組み付けられた状態で、右壁55、左壁56(図2参照)、前壁57、および後壁58(図2参照)を形成する。右壁55および左壁56は、それぞれ、前後上下と平行に延びる。左壁56は、右壁55の左側に並んで配置される。前壁57および後壁58は、それぞれ、上下左右と平行に延びる。後壁58は、前壁57の後側に並んで配置される。
上壁53、下壁54、右壁55、左壁56、前壁57、および後壁58は、それぞれ、カセットケース50の外側を向く外壁である。前壁57と後壁58との間の距離L1は、上壁53と下壁54との間の距離L2よりも大きい。右壁55と左壁56との間の距離L3は、距離L1よりも大きい。
図2に示すように、前壁57には、ヘッド挿入部61が設けられる。以下、カセットケース50を、前後方向に三等分した場合の領域を、後方から前方に向かう順に、「第一領域R1」、「第二領域R2」、「第三領域R3」とする。ヘッド挿入部61は、第三領域R3に配置される。
ヘッド挿入部61は、前壁57の左端部近傍から後方に凹み、右方に延びる。ヘッド挿入部61は、カセットケース50を上下方向に貫通する。ヘッド挿入部61は、第一側壁61Aと第二側壁61Bと接続壁61Cとを備える。第一側壁61Aは、前壁57の左右方向の中央部よりもやや左側の部分から後方に延び、左方を向く。第二側壁61Bは、平面視で前壁57の左壁56と第一側壁61Aとの間の部分から後方に延び、右方を向く。第二側壁61Bは、第一側壁61Aの左側に配置される。すなわち、左壁56と第二側壁61Bとの間の距離は、左壁56と第一側壁61Aとの間の距離よりも小さい。接続壁61Cは、第一側壁61Aの後端部から右方に延び、後方に延び、左方に延びて第二側壁61Bの後端部に接続する。
第一側壁61Aには、第一排出口63が形成される。第一排出口63は、上下方向に延びる開口であり、カセットケース50の内部から外部にフィルムテープ7およびインクリボン4を排出する。
第二側壁61Bには、進入口64Aが設けられる。進入口64Aは、第三領域R3において、第一排出口63よりもフィルムテープ7の搬送方向下流側に配置される。進入口64Aは、上下方向に延びる開口であり、第一排出口63から排出されたフィルムテープ7およびインクリボン4をカセットケース50の内部に進入させ、互いに分離する。フィルムテープ7およびインクリボン4は、第一排出口63と進入口64Aとの間で外部に露出する。ヘッド挿入部61とフィルムテープ7およびインクリボン4によって囲まれた空間には、印刷装置のサーマルヘッドが挿入される。
左壁56の前端部には、第二排出口64Bが設けられる。第二排出口64Bは、第三領域R3において、進入口64Aよりもフィルムテープ7の搬送方向下流側に配置される。第二排出口64Bは、上下方向に延びる開口であり、進入口64Aから進入したフィルムテープ7と両面粘着テープ6とが互いに重ね合わさったテープを外部へと排出する。
図1および図2に示すように、右壁55には、配置部70およびリブ65A、65B、65Cが設けられる。配置部70は、第三領域R3に配置される。配置部70には、基板80が配置される。配置部70および基板80の詳細は後述する。
リブ65A、65B、65Cは、それぞれ、基板80から後方にずれた位置に設けられ、カセットケース50の外側(すなわち、右側)に向けて基板80よりも右側まで右壁55から突出する。リブ65Aは、配置部70の後側近傍から右壁55の前後方向の中央部よりも後側まで、右壁55の上下方向の中央部を前後方向に延びる。リブ65Bは、リブ65Aの前端部に接続し、右壁55の上端部と右壁55の下端部との間で上下方向に延びる。リブ65Cは、リブ65Aの後端部に接続し、右壁55の上端部と右壁55の下端部との間で上下方向に延びる。
図2に示すように、左壁56には、リブ66A、66B、66Cが設けられる。リブ66A、66B、66Cは、それぞれ、基板80から後方にずれた位置に設けられ、カセットケース50の外側(すなわち、左側)に向けて左壁56から突出する。リブ66Aは、左壁56の前後方向の中央部を挟んで前後方向に延びる。リブ66Bは、リブ66Aの前端部に接続し、左壁56の上端部と左壁56の下端部との間で上下方向に延びる。リブ66Cは、リブ66Aの後端部に接続し、左壁56の上端部と左壁56の下端部との間で上下方向に延びる。
後壁58の左右方向の中央部よりも右側には、凹部68が設けられる。凹部68は、後壁58から前方に凹む。後壁58は、凹部68を除き、平面である。
図1および図2に示すように、カセットケース50は、テープ駆動ローラ46と支持部49A〜49Dとを有する。テープ駆動ローラ46は、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる筒状体であり、カセットケース50の左前角部に配置される。テープ駆動ローラ46は、上壁53および下壁54によって回転可能に支持される。支持部49Aは、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる筒状体である。支持部49B、49Cは、上壁53と下壁54との間で上下方向に延びる軸体である。支持部49Dは、上壁53および下壁54をそれぞれ上下方向に貫通する。
図2に示すように、支持部49Aは、テープ駆動ローラ46の後方斜め右側に配置され、第一テープスプール40を回転可能に支持する。第一テープスプール40には、第一のテープが巻回される。支持部49Bは、支持部49Aの右側に配置され、第二テープスプール41を回転可能に支持する。第二テープスプール41には、第二のテープが巻回される。支持部49Cは、支持部49Bの前方斜め右側に配置され、リボンスプール42を回転可能に支持する。リボンスプール42には、未使用のインクリボン4が巻回される。支持部49Dは、支持部49Bの前方斜め左側に配置され、リボン巻取スプール44を回転可能に支持する。リボン巻取スプール44には、使用済みのインクリボン4が巻き取られて巻回される。
ラミネートタイプのテープカセット1では、支持部49Aは、第一のテープとして両面粘着テープ6が巻回された第一テープスプール40(以下、「両面粘着ロール6A」という。)を支持する。支持部49Bは、第二のテープとしてフィルムテープ7が巻回された第二テープスプール41(以下、「フィルムロール7A」という。)を支持する。支持部49Cは、未使用のインクリボン4が巻回されたリボンスプール42(以下、「リボンロール4A」という。)を支持する。
両面粘着ロール6A、フィルムロール7A、およびリボンロール4Aは、それぞれ、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、およびインクリボン4の供給源である。両面粘着ロール6A、フィルムロール7A、およびリボンロール4Aは、それぞれ、両面粘着テープ6、フィルムテープ7、およびインクリボン4の幅方向がカセットケース50の上下方向と一致する向きで、カセットケース50の内部に収納される。
図2に示すように、リボンロール4Aの右前側には、複数(本実施形態では、4つ)の屈曲ピン45が前後方向に並んで設けられる。複数の屈曲ピン45は、それぞれ、上下方向に延びる円柱状であり、下壁54に固定される。複数の屈曲ピン45は、それぞれ、フィルムテープ7の搬送経路を規定する。フィルムテープ7の搬送経路は、フィルムロール7Aから前方に延び、複数の屈曲ピン45を経由して左側に曲がり、第一排出口63を経由して第二排出口64Bまで延びる。
図1から図5を参照し、基板80および配置部70を説明する。図1に示すように、基板80は、一方に長い長方形状であり、第一面80Aと第二面80B(図3参照)とを有する。第二面80Bは、第一面80Aとは反対側を向く。第一面80Aには、一対の導電性端子81が設けられる。一対の導電性端子81は、いずれも金属端子であり、互いに間に所定の隙間を空けて基板80の長手方向(以下、「Y1方向」という。図3参照)に並ぶ。一対の導電性端子81は、基板80の短手方向(以下、「Y2方向」という。図3参照)に長い矩形状であり、互いに同一形状である。一対の導電性端子81のそれぞれのY2方向の一方側(例えば、図3の上側)の端部は、Y2方向において同じ位置にある。一対の導電性端子81のそれぞれのY2方向の他方側(例えば、図3の下側)の端部は、Y2方向において同じ位置にある。
図3に示すように、第二面80Bには、ICチップ82と一対のコンデンサ83とモールド部84とが設けられる。ICチップ82は、一対のコンデンサ83を介在させて、一対の導電性端子81のそれぞれと電気的に接続される。ICチップ82は、テープカセット1の種類(ラミネートタイプ等)、テープの種類(色、テープ幅等)等の各種情報を記憶できる。一対のコンデンサ83は、特定の周波数を通過させる。モールド部84は、ICチップ82を覆う樹脂部材であり、ICチップ82を保護する。
以下、図3の右側を、Y1方向の一方とし、図3の左側を、Y1方向の他方とする。Y1方向に第二面80Bを三等分した場合の領域を、Y1方向の一方(図3の右側)から他方(図3の左側)に向かう順に、「第一基板領域S1」、「第二基板領域S2」、「第三基板領域S3」とする。ICチップ82、コンデンサ83、およびモールド部84は、いずれも第二基板領域S2に配置される。
図2に示すように、配置部70は、右壁55から左方に凹む。配置部70は、右壁55のうち前壁57と隣接する位置に配置される。配置部70の前端部近傍は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。
配置部70は、第一壁71と逃がし凹部72と第二壁73とを有する。第一壁71および第二壁73は、逃がし凹部72を間に挟んで前後方向に並ぶ。第一壁71、逃がし凹部72、および第二壁73は、後方から前方に向かってこの順で並び、配置部70の底壁を形成する。第一壁71および第二壁73は、右壁55よりも左側に配置され、左右方向に直交して延びる。逃がし凹部72は、第三領域R3に配置され、第一壁71および第二壁73から左方に凹む。逃がし凹部72は、上下方向に延びる。すなわち、逃がし凹部72の延伸方向は、上下方向である。逃がし凹部72の一部は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。
図4および図5に示すように、配置部70の上端部および前端部には、それぞれ、開口部74、75が設けられる。開口部74は、開口壁74A、74Bを有する。開口壁74Aは、前壁57の上端部から下方および後方に延び、右方を向く。開口壁74Bは、開口壁74Aの後端部から右側に右壁55まで延び、前方を向く。
仮想線K1は、第一壁71および第二壁73のそれぞれを通って前後方向に延びる。すなわち、仮想線K1は、第一壁71および第二壁73の左右方向の位置を示す。仮想線K2は、開口壁74Aを通って前後方向に延びる。すなわち、仮想線K2は、開口壁74Aの左右方向の位置を示す。仮想線K3は、モールド部84の左端部を通って前後方向に延びる。すなわち、仮想線K3は、モールド部84の左端部の左右方向の位置を示す。
仮想線K2は、仮想線K1よりも左側に配置される。仮想線K3は、仮想線K2よりも左側に配置される。
図2に示すように、基板80は、Y1方向(図3参照)とテープカセット1の前後方向とを平行にし、かつ、第一面80Aが右方を向いた状態で、配置部70に配置される。基板80は、Y1方向の一方(図3の右側)がテープカセット1の後方および前方のいずれを向いた状態でも配置部70に配置できる。
以下、基板80が配置部70に配置された状態を基準に説明する。図3および図4に示すように、第一壁71および第二壁73のそれぞれと第二面80Bとの間には接着層89が配置される。第二面80Bの上端部80Cおよび前端部80Dには、接着層89は設けられない。すなわち、第二面80Bのうち開口部74、75側の端部(すなわち、上端部80Cおよび前端部80D)とは異なる部分にのみ、接着層89が設けられる。接着層89は、両面粘着テープであり、基材と粘着層とを有する。基材は帯状である。粘着層は基材の両面に形成される。基板80は、接着層89を介在させて、第一壁71および第二壁73にまたがって配置される。上端部80Cおよび前端部80Dにおいて、接着層89が介在しないので、第一壁71および第二壁73のそれぞれと第二面80Bとの間には隙間が形成される。モールド部84およびICチップ82は、逃がし凹部72に配置される。第一壁71および第二壁73は、それぞれ、第二面80Bと平行に延びる。右壁55および第一面80Aは、左右方向において同じ位置に配置される。
仮想線K2が仮想線K1よりも左側に配置されているので、接着層89の上端部は、左右方向における全部が開口部74から上方に露出し、接着層89の前端部は、左右方向における全部が開口部75から前方に露出する。仮想線K3が仮想線K2よりも左側に配置されているので、モールド部84の左端部は、上ケース51と上下方向に重なる。すなわち、上壁53は、モールド部84の左端部のみ上方から覆う。
基板80の全部は、側面視で右壁55の周端部によって囲まれた矩形領域の内側に配置される(図1参照)。すなわち、基板80は、側面視で右壁55の周端部から外側に出っ張っていない。
図2に示すように、基板80は、第三領域R3に配置される。基板80の前後方向の中心は、第二排出口64Bの前後方向の中心よりも前方にある。基板80の一部は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。詳細には、一対の導電性端子81のうち前側の導電性端子は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。
以上説明したように、前壁57と後壁58とは、互いに前後方向に並ぶ。前壁57にはヘッド挿入部61が設けられているので、作業者は、例えばヘッド挿入部61と後壁58とを持つことで、カセットケース50を確実に保持できる。配置部70が右壁55に設けられており、接着層89が開口部74、75からカセットケース50の外部に露出しているので、作業者は、ヘッド挿入部61と後壁58とを持った状態で接着層89を容易に視認できる。このため、作業者は、開口部74、75から工具(例えば、マイナスドライバ)を接着層89に差し込んだ場合に、モールド部84を触らずに配置部70から基板80を容易に外すことができる。よって、テープカセット1は、作業者が配置部70から基板80を外す時にICチップ82が損傷することを抑制しつつ、容易に基板80を外すことができる。
後壁58は、凹部68を除き、平面である。このため、作業者は、後壁58の凹部68とは異なる部分の平面に指を沿わせてカセットケース50を確実に保持できる。よって、テープカセット1は、後壁58に指を沿わす部分が設けられていない場合に比べて、作業者が配置部70から基板80を外す作業を円滑に進行できる。
例えば、作業者は後壁58に親指を沿わし、かつヘッド挿入部61に他の指をかけることで、カセットケース50を保持し、配置部70から基板80を外す作業をする場合がある。この場合、ヘッド挿入部61および配置部70が、それぞれ、第三領域R3に配置されているので、親指から離隔した位置に基板80が配置される。これにより、親指によって作業者の視線が基板80から遮られることが抑制される。よって、テープカセット1は、作業者が配置部70から基板80を外す作業を円滑に進行できる。
配置部70は、右壁55から左方に凹んでおり、配置部70には基板80が配置される。このため、配置部70が右壁55から左方に凹んでない場合に比べて、基板80が右壁55よりも右側に出っ張る量が小さくなる。本実施形態では、右壁55および第一面80Aが左右方向において同じ位置に配置されているので、基板80は、右壁55よりも右側に出っ張っていない。これにより、テープカセット1の通常使用時に、基板80が配置部70から外れることが抑制される。配置部70の上端部および前端部には開口部74、75が設けられ、接着層89が開口部74、75から上方および前方に露出しているので、作業者は、開口部74、75から工具を接着層89に差し込むことができる。よって、テープカセット1は、テープカセット1の通常使用時には基板80が配置部70から外れることを抑制しつつ、作業者が配置部70から基板80を外す際には、基板80を容易に外すことができる。
基板80は、Y1方向に長い長方形状であり、Y1方向が前後方向に一致する状態で配置部70に配置される。この状態で、開口部74は、配置部70の上端部、すなわち、Y2方向の一方側に設けられている。例えば、工具を開口部74から接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合、基板80の開口部74とは反対側の端部が支点となる。この場合、工具を開口部75から接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合に比べて、支点と工具(力点)との間の距離が小さくなるので、テープカセット1は、配置部70から基板80を外す際の基板80への負荷を抑制できる。
開口部75は、配置部70の前端部、すなわち、Y1方向の一方側に設けられている。例えば、工具を開口部75から接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合、基板80の開口部75とは反対側の端部が支点となる。この場合、工具を開口部74から接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合に比べて、支点と工具(力点)との間の距離が大きくなるので、作業者は、配置部70から基板80を徐々に剥がすことができる。よって、テープカセット1は、基板80を配置部70から剥がし終わった際に、作業者が基板80を剥がした勢いで不用意に基板80を落とすことを抑制できる。
例えば、工具を開口部75から接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合、基板80の開口部75とは反対側の端部が支点となる。その支点を中心に配置部70から離隔する方向に基板80が回転すると、モールド部84の移動軌跡は、前後方向から見て支点を中心とした円弧状を形成する。仮に支点が延びる方向と平行に逃がし凹部72が延びている場合、側面視でモールド部84の移動軌跡上に逃がし凹部72の側壁が存在する。この場合、基板80を配置部70から外す際にモールド部84が逃がし凹部72の側壁に接触する可能性がある。本実施形態では、開口部74は、配置部70の上端部、すなわち、逃がし凹部72の延伸方向(上下方向)の一方に設けられている。このため、基板80の開口部75とは反対側の端部(すなわち、支点)は、逃がし凹部72の延伸方向と直交して延びる。この場合、側面視でモールド部84の移動軌跡に沿って逃がし凹部72の側壁が延びるので、モールド部84の移動軌跡上には逃がし凹部72の側壁が存在しない。よって、テープカセット1は、その支点を中心に配置部70から離隔する方向に基板80が回転した場合に、モールド部84が逃がし凹部72に接触することを抑制できる。
逃がし凹部72が上下方向に延びているので、接着層89は、逃がし凹部72によって、逃がし凹部72の延伸方向と直交する幅方向(すなわち、前後方向)に分断されているが、逃がし凹部72の延伸方向と平行な方向(すなわち、上下方向)には分断されていない。例えば、作業者は、基板80を配置部70から外す際に、工具としてカッタを開口部75から接着層89に差し込んで、前後方向に動作させて接着層89を切断する場合がある。この場合、開口部75が、配置部70の前端部、すなわち、逃がし凹部72の延伸方向と直交する方向(前後方向)の一方に設けられているので、接着層89のうち開口部75から露出する部分が分断されていない。このため、作業者は、カッタを接着層89に対して上下方向に連続して動作せることができる。よって、テープカセット1は、配置部70から基板80を容易に外すことができる。
仮想線K2は、仮想線K1よりも左側に配置されている。すなわち、開口壁74Aは、第一壁71および第二壁73よりも左側に配置されている。これにより、接着層89の上端部の左右方向における全部が開口部74から上方に露出するので、作業者は、開口部74を介して接着層89を視認しやすい。よって、作業者が工具を接着層89に差し込んだ場合に、テープカセット1は、工具がモールド部84に接触することを抑制できる。
右壁55と左壁56とは、互いに左右方向に並ぶ。第二排出口64Bが左壁56に設けられており、配置部70が右壁55に設けられているので、テープは第二排出口64Bから配置部70とは反対側に向けて排出される。これにより、作業者が配置部70から基板80を外す際に、テープによって作業者の視線が基板80から遮られることが抑制される。よって、テープカセット1は、配置部70から基板80を外す作業を円滑に進行できる。
基板80の開口部74、75側の上端部80Cおよび前端部80Dには接着層89が設けられていない。これにより、上端部80Cおよび前端部80Dの位置において、第一壁71および第二壁73のそれぞれと基板80との間には隙間が形成されるので、作業者は、工具を開口部74、75からその隙間に差し込むことができる。よって、テープカセット1は、配置部70から基板80を容易に外すことができる。
作業者が配置部70から基板80を外す場合、接着層89が両面粘着テープなので、基板80にかかる応力が両面粘着テープの基材によって緩衝される。よって、テープカセット1は、接着層89として接着剤等が採用された場合に比べ、配置部70から基板80を外す際の基板80への負荷を抑制できる。
第一壁71および第二壁73は、逃がし凹部72を挟んで前後方向に並ぶ。これにより、基板80はY1方向の両端部側で第一壁71および第二壁73にまたがって接着される。このため、基板80の前端部または後端部の一方のみが配置部70に接着される場合に比べて、基板80の配置部70への接着が安定する。よって、テープカセット1は、テープカセット1の通常使用時に、基板80が配置部70から外れることを抑制できる。第一壁71および第二壁73とのそれぞれと基板80との接着部が2つに分かれているので、作業者は、片側ずつ工具を差し込んで配置部70から基板80を外すことができる。よって、テープカセット1は、露出面積の大きさが同じ場合、接着部が片側に集まっている場合に比べて、配置部70から基板80を容易に外すことができる。
第一壁71および第二壁73が、それぞれ、第二面80Bと平行に延びているので、第一壁71および第二壁73のそれぞれと基板80との間には隙間が形成されにくい。このため、第一壁71および第二壁73のそれぞれと基板80との間に隙間が形成される場合に比べて、基板80の配置部70への接着が安定する。よって、テープカセット1は、テープカセット1の通常使用時に、基板80が配置部70から外れることを抑制できる。
側面視で右壁55の周端部によって囲まれた矩形領域の内側に基板80の全部が配置されているので、基板80は、右壁55の周端部から外側に出っ張っていない。よって、テープカセット1は、側面視で右壁55の周端部によって囲まれた矩形領域の外側に基板80が出っ張っている場合に比べて、テープカセット1の通常使用時に基板80が引っかかって配置部70から外れることを抑制できる。
本実施形態において、上壁53が、本発明の「第一外壁」に相当する。下壁54が、本発明の「第二外壁」に相当する。右壁55が、本発明の「第三外壁」に相当する。左壁56が、本発明の「第四外壁」に相当する。前壁57が、本発明の「第五外壁」に相当する。後壁58が、本発明の「第六外壁」に相当する。テープカセット1の上下方向が、本発明の「第一方向」に相当する。テープカセット1の左右方向が、本発明の「第二方向」に相当する。テープカセット1の前後方向が、本発明の「第三方向」に相当する。フィルムテープ7が、本発明の「テープ」に相当する。ICチップ82が、本発明の「記憶部」に相当する。テープカセット1の左方が、本発明の「第四方向」に相当する。第一壁71および第二壁73が、本発明の「底壁」に相当する。配置部70が、本発明の「第一凹部」に相当する。逃がし凹部72が、本発明の「第二凹部」に相当する。上ケース51が、本発明の「第一ケース」に相当する。下ケース52が、本発明の「第二ケース」に相当する。第二排出口64Bが、本発明の「排出口」に相当する。第一壁71が、本発明の「第一底壁」に相当する。第二壁73が、本発明の「第二底壁」に相当する。ヘッド挿入部61が、本発明の「特定凹部」に相当する。開口部74、75が、本発明の「開口部」に相当する。開口壁74Aが、本発明の「開口壁」に相当する。支持部49Bが、本発明の「支持部」に相当する。フィルムロール7Aが、本発明の「テープロール」に相当する。
本発明は、上記実施形態から種々の変更が可能である。図6および図7を参照し、本発明の第一変形例を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点を主に説明する。
第一変形例では、開口部74の代わりに開口部174が配置部70に設けられる点が上記実施形態と異なる。開口部174は、開口壁174A、174Bを有する。開口壁174Aは、前壁57の上端部から下方および後方に延び、右方を向く。開口壁174Bは、開口壁174Aの後端部から右側に右壁55まで延び、前方を向く。開口壁174Bの左右方向の長さが開口壁74Bの左右方向の長さよりも短い点が、上記実施形態と異なる。
仮想線K11、K13は、それぞれ、仮想線K1、K3に対応する。仮想線K12は、開口壁174Aを通って前後方向に延びる。すなわち、仮想線K12は、開口壁174Aの左右方向の位置を示す。
第一変形例では、仮想線K12が仮想線K11と一致する。すなわち、第一壁71および第二壁73に対する開口壁174Aの左右方向の位置が、上記実施形態における第一壁71および第二壁73に対する開口壁74Aの左右方向の位置と異なる。仮想線K13は、仮想線K11、K12よりも左側に配置される。従って、モールド部84のうち左側の部分は、上ケース51と上下方向に重なる。すなわち、上壁53は、モールド部84のうち左側の部分を上方から覆う。第一変形例では、開口壁174Aが開口壁74Aよりも右側にある分、上壁53は、上記実施形態よりも平面視でモールド部84の多くの部分を上方から覆うことができる。
第一変形例では、仮想線K12が仮想線K11と一致しており、すなわち、開口壁174Aは、第一壁71および第二壁73のそれぞれと面一となっている。このため、テープカセット1は、第一壁71および第二壁73のそれぞれと開口壁74Aとの間に段差がある場合に比べて、工具を摺動させる部分を大きく確保できる。このため、作業者は、工具を摺動させて配置部70から基板80を外す場合、工具を容易に扱うことができる。よって、テープカセット1は、配置部70から基板80を容易に外すことができる。
図8および図9を参照し、本発明の第二変形例を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態および第一変形例と異なる点を主に説明する。
第二変形例では、開口部74の代わりに開口部274が配置部70に設けられる点が上記実施形態と異なる。開口部274は、開口壁274A、274Bを有する。開口壁274Aは、前壁57の上端部から下方および後方に延び、右方を向く。開口壁274Bは、開口壁274Aの後端部から右側に右壁55まで延び、前方を向く。開口壁274Bの左右方向の長さが上記実施形態の開口壁74Bおよび第一変形例の開口壁174Bの左右方向の長さよりも短い点が、上記実施形態および第一変形例と異なる。
仮想線K21、K23は、それぞれ、仮想線K1、K3に対応する。仮想線K22は、開口壁274Aを通って前後方向に延びる。すなわち、仮想線K22は、開口壁274Aの左右方向の位置を示す。
第二変形例では、仮想線K22が仮想線K21よりも右側に配置される。すなわち、第一壁71および第二壁73に対する開口壁274Aの左右方向の位置が、上記実施形態における第一壁71および第二壁73に対する開口壁74Aの左右方向の位置および第一変形例における第一壁71および第二壁73に対する開口壁174Aの左右方向の位置のそれぞれと異なる。仮想線K23は、仮想線K21、K22よりも左側に配置される。従って、モールド部84のうち左側の部分は、上ケース51と上下方向に重なる。すなわち、上壁53は、モールド部84のうち左側の部分を上方から覆う。第二変形例では、開口壁274Aが上記実施形態の開口壁74Aよりも右側にある分、上壁53は、上記実施形態よりも平面視でモールド部84の多くの部分を上方から覆うことができる。開口壁274Aが第一変形例の開口壁174Aよりも右側にある分、上壁53は、第一変形例よりも平面視でモールド部84の多くの部分を上方から覆うことができる。
第二変形例では、仮想線K22が仮想線K21よりも右側に配置されており、すなわち、第一壁71および第二壁73よりも右側に開口壁274Aが配置されている。これにより、作業者が開口部274から工具を接着層89に差し込んで配置部70から基板80を外す場合、開口壁274Aが支点となる。このため。作業者は、てこの原理を利用して配置部70から基板80を外すことができる。よって、テープカセット1は、配置部70から基板80を外す際の作業者の負担を軽減できる。
図10および図11を参照し、本発明の第三変形例を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点を主に説明する。第三変形例は、第一変形例および第二変形例のそれぞれにも適用できる。
第三変形例では、配置部70の代わりに配置部370が右壁55に設けられる点が上記実施形態と異なる。配置部370は、第三領域R3に配置される。配置部370には、基板80が配置される。配置部370は、右壁55と同一平面上に形成される。すなわち、配置部370は、上記実施形態の配置部70とは異なり、右壁55から左方に凹まない。配置部370は、右壁55のうち前壁57と隣接する位置に配置される。配置部370の前端部近傍は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。
配置部370は、第一壁371と逃がし凹部372と第二壁373とを有する。第一壁371および第二壁373は、逃がし凹部372を間に挟んで前後方向に並ぶ。第一壁371、逃がし凹部372、および第二壁373は、後方から前方に向かってこの順で並ぶ。第一壁371および第二壁373は、右壁55と左右方向に同じ位置に配置され、左右方向に直交して延びる。逃がし凹部372は、第三領域R3に配置され、第一壁371および第二壁373から左方に凹む。逃がし凹部372は、上下方向に延びる。逃がし凹部372の一部は、第二排出口64Bと左右方向に重なる。
基板80は、Y1方向(図3参照)とテープカセット1の前後方向とを平行にし、かつ、第一面80Aが右方を向いた状態で、配置部370に配置される。基板80は、Y1方向の一方(図3の右側)がテープカセット1の後方および前方のいずれを向いた状態でも配置部370に配置できる。
第一壁371および第二壁373のそれぞれと第二面80Bとの間には接着層89が配置される。第二面80Bの周端部には、接着層89は設けられない。すなわち、第二面80Bのうち周端部とは異なる部分にのみ、接着層89が設けられる。基板80は、接着層89を介在させて、第一壁371および第二壁373にまたがって配置される。モールド部84およびICチップ82は、逃がし凹部372に配置される。第一壁371および第二壁373は、それぞれ、第二面80Bと平行に延びる。右壁55および第一面80Aは、左右方向において同じ位置に配置される。
第三変形例では、第一壁71および第二壁73が右壁55と同一平面上にあるので、接着層89が上下前後に露出する。このため、作業者は、配置部70から基板80を外す際、上下前後のいずれの方向からも工具を接着層89に差し込むことができる。よって、作業者は、工具を差し込みやすい方向から接着層89に差し込むことができるので、テープカセット1は、配置部70から基板80を容易に外すことができる。
図12および図13を参照し、第四変形例を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点を主に説明する。第四変形例は、第一変形例、第二変形例、および第三変形例のそれぞれにも適用できる。
開口壁74Aには、遮蔽部材76が設けられる点が上記実施形態と異なる。遮蔽部材76は、上ケース51と一体である。遮蔽部材76は、板状であり、開口壁74Aの前後方向の中央部から右側に突出する。遮蔽部材76の右端部は、基板80の上側まで突出する。遮蔽部材76の前後方向の長さは、モールド部84の前後方向の長さよりも長い。従って、遮蔽部材76は、仮想線K1の位置において、ICチップ82およびモールド部84と上下方向に重なる。第四変形例では、遮蔽部材76は、ICチップ82およびモールド部84の全部と上下方向に重なる。
第四変形例では、接着層89は、仮想線K1の位置において、開口部74から上方に露出している。このため、配置部70から基板80を外す際、作業者は、仮想線K1の位置において開口部74から工具を接着層89に差し込むことができる。これにより、作業者は、配置部70から基板80を容易に外すことができる。仮想線K1の位置において、遮蔽部材76がモールド部84と上下方向に重なっているので、モールド部84は、開口部74側から遮蔽部材76によって覆われる。このため、テープカセット1は、作業者が仮想線K1の位置において開口部74から工具を接着層89に差し込んだ場合に、工具がモールド部84に接触することを抑制できる。よって、テープカセット1は、作業者が配置部70から基板80を外す時にICチップ82が損傷することを抑制しつつ、容易に基板80を外すことができる。
遮蔽部材76がモールド部84の全部と上下方向に重なっているので、モールド部84は、全部が開口部74側から遮蔽部材76によって覆われる。このため、テープカセット1は、作業者が仮想線K1の位置において開口部74から工具を接着層89に差し込んだ場合に、工具がモールド部84に接触することをさらに抑制できる。
遮蔽部材76が上ケース51と一体をなすので、テープカセット1は、上ケース51と遮蔽部材76とが別体の場合に比べて、上ケース51と遮蔽部材76を容易に成形でき、かつ遮蔽部材76の強度を高くしやすい。上ケース51に対する遮蔽部材76の位置ずれが抑制される。遮蔽部材76を上ケース51に取り付ける必要がないので、遮蔽部材76の取り付け間違いが抑制され、かつテープカセット1を組み付ける時間が短縮される。作業者、ユーザ等によって、遮蔽部材76が上ケース51から間違って外されることが抑制される。
図14および図15を参照し、第五変形例を説明する。以下では、上記実施形態と共通の構成には、上記実施形態と同一符号を付して説明を省略し、上記実施形態と異なる点を主に説明する。第五変形例は、第一変形例、第二変形例、および第三変形例のそれぞれにも適用できる。
開口壁74Aには、遮蔽部材176が設けられる点が上記実施形態と異なる。遮蔽部材176は、上ケース51と一体である。遮蔽部材176は、板状であり、開口壁74Aの前後方向の中央部から右側に突出する。遮蔽部材176の右端部は、基板80より左側まで突出する。遮蔽部材176の前後方向の長さは、モールド部84の前後方向の長さよりも長い。遮蔽部材176は、仮想線K1の位置において、ICチップ82およびモールド部84と上下方向に重なる。第五変形例では、遮蔽部材176は、モールド部84の左端部と上下方向に重なる。
遮蔽部材176がモールド部84の左端部と上下方向に重なっているので、モールド部84は、左端部が開口部74側から遮蔽部材176によって覆われる。このため、テープカセット1は、作業者が仮想線K1の位置において開口部74から工具を接着層89に差し込んだ場合に、工具がモールド部84の左端部に接触することを抑制できる。
以下に例示する変形例は、上記実施形態、第一変形例、第二変形例、第三変形例、第四変形例、および第五変形例のいずれにも適用できるが、便宜的に上記実施形態の符号を用いて説明する。例えば、上記実施形態では、テープカセット1は、ラミネートタイプであるが、レセプタタイプ、サーマルタイプ、チューブタイプ等でもよい。上記実施形態では、接着層89は、両面粘着テープであるが、接着剤等でもよい。
配置部70の上端部および前端部には、それぞれ、開口部74、75が設けられるが、開口部74、75のいずれか一方のみが設けられてもよい。配置部70の下端部に、開口部がさらに設けられてもよい。開口部は、接着層89を下方に露出する。この場合、作業者は、上方および前方に加え、下方からも基板80を外すことができる。
上記実施形態では、ICチップ82は、モールド部84によって保護されるが、モールド部84は省略してもよい。テープカセット1は、逃がし凹部72の代わりに逃がし孔を採用してもよい。逃がし孔は、配置部70の底壁を左右方向に貫通する。逃がし孔は、本発明の「孔」に相当する。基板80が配置部70に配置された状態で、逃がし孔には、ICチップ82およびモールド部84が配置される。モールド部84が省略された場合、基板80が配置部70に配置された状態で、逃がし孔には、ICチップ82が配置される。テープカセット1は、逃がし凹部72および逃がし孔のいずれも省略してもよい。
上記実施形態では、一対の導電性端子81のうち前側の導電性端子が、第二排出口64Bと左右方向に重なる。これに対し、一対の導電性端子81のうち後側の導電性端子が、第二排出口64Bと左右方向に重なってもよい。一対の導電性端子81のいずれも第二排出口64Bと左右方向に重ならなくてもよい。例えば、一対の導電性端子81の互いの間の隙間が第二排出口64Bと左右方向に重なってもよい。
基板80には、導電性端子81が設けられなくてもよいし、1つの導電性端子81が設けられてもよいし、3つ以上の導電性端子81が設けられてもよい。上記実施形態では、一対の導電性端子81は、金属端子であるが、例えば、導電性樹脂端子でもよい。基板80には、コンデンサ83の他に、コイル等の電子部品が設けられてもよい。電子部品は、第二基板領域S2に配置されることが好ましい。この場合、電子部品は、逃がし凹部72に配置されるので、テープカセット1は、電子部品が第一壁71または第二壁73と接触して損傷することを抑制できる。
一対の導電性端子81は、Y2方向に長い矩形状であるが、Y1方向に長い矩形状でもよいし、正方形状、円形状等の他の形状でもよい。一対の導電性端子81は、互いに同一形状であり、Y1方向に並ぶが、互いに異なる形状でもよいし、Y2方向に並んでもよい。
基板80には、一対の導電性端子81の代わりに、通信部が設けられてもよい。通信部は、外部機器と無線通信可能であり、ICチップ82と電気的に接続する。通信部は、例えばRFタグである。RFタグは、第一面80Aに配置されもよいし、第二面80Bに配置されもよい。RFタグは、第二面80Bに配置される場合には、第二基板領域S2に配置されることが好ましい。この場合、RFタグは、逃がし凹部72に配置されるので、テープカセット1は、RFタグが第一壁71または第二壁73と接触して損傷することを抑制できる。
上記実施形態では、第二排出口64B、配置部70、および基板80は、第三領域R3に配置されるが、第一領域R1または第二領域R2に配置されてもよいし、第一領域R1、第二領域R2、および第三領域R3の複数にまたがって配置されてもよい。第二排出口64Bは、上壁53、下壁54、右壁55、前壁57、または後壁58に配置されてもよい。配置部70および基板80は、上壁53、下壁54、左壁56、前壁57、または後壁58に配置されてもよい。
上記実施形態では、右壁55および第一面80Aは、左右方向において同じ位置に配置されている。これに対して、第一面80Aは、右壁55よりも左側に配置されてもよい。この場合、テープカセット1の通常使用時に、基板80のうち右壁55よりも右側に出っ張る部位が引っかかって、基板80が配置部70から外れることがさらに抑制される。第一面80Aは、右壁55よりも右側に配置されてもよい。
上記実施形態では、第二面80Bのうち上端部80Cおよび前端部80Dには接着層89が設けられない。これに対し、第二面80Bのうち上端部80Cおよび前端部80Dに接着層89が設けられてもよい。この場合、テープカセット1は、テープカセット1の通常使用時に基板80が配置部70から外れることを抑制できる。
1 テープカセット
7 フィルムテープ
49B 支持部
50 カセットケース
51 上ケース
52 下ケース
53 上壁
54 下壁
55 右壁
56 左壁
57 前壁
58 後壁
61 ヘッド挿入部
61A 第一側壁
61B 第二側壁
63 第一排出口
64A 進入口
64B 第二排出口
70、370 配置部
71、371 第一壁
72、372 凹部
73、373 第二壁
74、75、174、274 開口部
74A、174A、274A、74B、174B、274B 開口壁
76、176 遮蔽部材
80 基板
80A 第一面
80B 第二面
81 導電性端子
82 ICチップ
84 モールド部
89 接着層

Claims (26)

  1. 第一外壁と第二外壁と第三外壁と第四外壁と第五外壁と第六外壁とを有し、前記第一外壁と前記第二外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第一外壁および前記第二外壁と直交する第一方向に並び、前記第三外壁と前記第四外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第三外壁および前記第四外壁と直交する第二方向に並び、前記第五外壁と前記第六外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第五外壁および前記第六外壁と直交する第三方向に並び、前記第一方向、前記第二方向、および前記第三方向は、それぞれ、互いに交差する、箱状のカセットケースと、
    前記カセットケースの内部に収納されたテープと、
    第一面と、前記第一面とは反対側の第二面とを有し、前記第二面に記憶部が設けられた基板と
    を備え、
    前記第三外壁には、前記第二方向のうち前記第三外壁から前記第四外壁に向かう第四方向に凹み、前記第二方向と交差する底壁を有する第一凹部が設けられ、
    前記底壁には、前記第四方向に凹む第二凹部、または前記第四方向に貫通する孔が設けられ、
    前記基板は、前記第四方向とは反対方向を前記第一面が向いた状態で、前記底壁と前記第二面との間に接着層を介在させて、前記第一凹部に配置され、
    前記記憶部、または前記記憶部を保護するモールド部は、前記第二凹部または前記孔に配置され、
    前記第一凹部には、前記第二方向における所定位置において、前記接着層の少なくとも一部が前記第一方向に露出する開口部が設けられ、
    前記カセットケースには、前記所定位置において、前記記憶部または前記モールド部と前記第一方向に重なる遮蔽部材が設けられることを特徴とするテープカセット。
  2. 前記遮蔽部材は、前記記憶部または前記モールド部の全部と、前記第一方向に重なることを特徴とする請求項1に記載のテープカセット。
  3. 前記遮蔽部材は、前記記憶部または前記モールド部のうち前記第四方向側の端部と、前記第一方向に重なることを特徴する請求項1に記載のテープカセット。
  4. 前記カセットケースは、互いに前記第一方向に並ぶ第一ケースおよび第二ケースからなり、
    前記第一ケースは、少なくとも前記第一外壁を含み、
    前記第二ケースは、少なくとも前記第二外壁を含み、
    前記遮蔽部材は、前記第一ケースまたは前記第二ケースと一体であることを特徴とする請求項3に記載のテープカセット。
  5. 前記テープを排出する開口である排出口を備え、
    前記排出口は、前記第四外壁に設けられ、
    前記第一凹部は、前記第三外壁に設けられ、
    前記排出口の少なくとも一部と前記第一凹部の少なくとも一部とは、互いに前記第二方向に重なることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のテープカセット。
  6. 前記接着層は、前記基板のうち前記開口部側の端部とは異なる部分にのみ設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のテープカセット。
  7. 前記接着層は、基材と、前記基材の両面に形成された粘着層とを有する両面粘着テープであることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のテープカセット。
  8. 前記底壁は、前記第三方向に、前記第二凹部または前記孔を挟んで並ぶ第一底壁および第二底壁を備え、
    前記基板は、前記第一底壁および前記第二底壁のそれぞれと前記第二面との間に前記接着層を介在させて前記第一凹部に配置されることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のテープカセット。
  9. 前記底壁は、前記第二面と平行に延びることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載のテープカセット。
  10. 前記基板の全部は、前記第二方向から見て、前記第三外壁の端部によって囲まれた領域の内側に配置されることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のテープカセット。
  11. 第一外壁と第二外壁と第三外壁と第四外壁と第五外壁と第六外壁とを有し、前記第一外壁と前記第二外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第一外壁および前記第二外壁と直交する第一方向に並び、前記第三外壁と前記第四外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第三外壁および前記第四外壁と直交する第二方向に並び、前記第五外壁と前記第六外壁とは、平行に延び、かつ、互いに前記第五外壁および前記第六外壁と直交する第三方向に並び、前記第一方向、前記第二方向、および前記第三方向は、それぞれ、互いに交差する、箱状のカセットケースと、
    前記カセットケースの内部に収納されたテープと、
    前記第五外壁に設けられ、前記第五外壁から前記第六外壁に向って凹む凹部であって、前記第五外壁から前記第六外壁に向かって延びる第一側壁と、前記第五外壁から前記第六外壁に向かって延び、かつ前記第四外壁との間の距離が前記第一側壁よりも小さい第二側壁とを有する特定凹部と、
    前記カセットケースの内部から外部に前記テープを排出する開口である第一排出口と、
    前記第一排出口から排出された前記テープが進入する開口である進入口と、
    前記進入口から進入した前記テープを外部に排出する開口である第二排出口と、
    第一面と、前記第一面とは反対側の第二面とを有し、前記第二面に記憶部が設けられた基板と、
    前記第三外壁に設けられ、前記基板が配置される配置部と
    を備え、
    前記第一排出口は、前記第一側壁に設けられ、
    前記進入口は、前記第二側壁に設けられ、
    前記第二排出口は、前記第四外壁に設けられ、
    前記基板は、前記第二方向のうち前記第三外壁から前記第四外壁に向かう第四方向とは反対方向を前記第一面が向いた状態で、前記配置部と前記基板との間に接着層を介在させて、前記配置部に配置され、
    前記接着層は、前記カセットケースの外部に露出することを特徴とするテープカセット。
  12. 前記第六外壁の少なくとも一部は、平面であることを特徴とする請求項11に記載のテープカセット。
  13. 前記カセットケースを、第一領域、第二領域、第三領域と、前記第三方向のうち前記第六外壁から前記第五外壁に向かって、この順に三等分した場合、前記特定凹部および前記配置部は、それぞれ前記第三領域に配置されることを特徴とする請求項11または12に記載のテープカセット。
  14. 前記配置部は、前記第四方向に凹み、前記第二方向と交差する底壁を有する第一凹部であり、
    前記第一凹部のうち前記第一方向の少なくとも一方側には、前記接着層が前記カセットケースの外部に露出する開口部が設けられることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載のテープカセット。
  15. 前記配置部は、前記第四方向に凹み、前記第二方向と交差する底壁を有する第一凹部であり、
    前記第一凹部のうち前記第三方向の少なくとも一方側には、前記接着層が前記カセットケースの外部に露出する開口部が設けられることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載のテープカセット。
  16. 前記配置部は、前記第四方向に凹み、前記第二方向と交差する底壁を有する第一凹部であり、
    前記第一凹部のうち前記第一方向の少なくとも一方側および前記第一凹部のうち前記第三方向の少なくとも一方側には、前記接着層が前記カセットケースの外部に露出する開口部が設けられることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載のテープカセット。
  17. 前記基板は、
    前記第一面または前記第二面側から見て長方形状であり、
    前記基板の長手方向が前記第二方向に一致する状態で前記第一凹部に配置され、
    前記開口部は、前記基板の短手方向の一方側に設けられることを特徴とする請求項14または15に記載のテープカセット。
  18. 前記基板は、
    前記第一面または前記第二面側から見て長方形状であり、
    前記基板の長手方向が前記第二方向に一致する状態で前記第一凹部に配置され、
    前記開口部は、前記基板の長手方向の一方側に設けられることを特徴とする請求項14または15に記載のテープカセット。
  19. 前記底壁には、前記第四方向に凹む第二凹部、または前記第四方向に貫通する孔が設けられ、
    前記第二凹部または前記孔は、前記第一方向または前記第二方向に延び、
    前記記憶部、または前記記憶部を保護するモールド部は、前記第二凹部または前記孔に配置され、
    前記開口部は、前記第二凹部または前記孔の延伸方向の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載のテープカセット。
  20. 前記底壁には、前記第四方向に凹む第二凹部、または前記第四方向に貫通する孔が設けられ、
    前記第二凹部または前記孔は、前記第一方向または前記第二方向に延び、
    前記記憶部、または前記記憶部を保護するモールド部は、前記第二凹部または前記孔に配置され、
    前記開口部は、前記底壁に平行、かつ前記第二凹部または前記孔の延伸方向と直交する方向の少なくとも一方に設けられることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載のテープカセット。
  21. 前記開口部は、前記底壁と平行に延びる開口壁を有し、
    前記開口壁は、前記底壁よりも前記第四方向側に配置されることを特徴とする請求項14から20のいずれかに記載のテープカセット。
  22. 前記開口部は、前記底壁と平行に延びる開口壁を有し、
    前記開口壁は、前記底壁よりも前記第四方向とは反対側に配置されることを特徴とする請求項14から20のいずれかに記載のテープカセット。
  23. 前記開口部は、前記底壁と平行に延びる開口壁を有し、
    前記開口壁は、前記第二方向において前記底壁と同じ位置に配置されることを特徴とする請求項14から20のいずれかに記載のテープカセット。
  24. 前記第五外壁と前記第六外壁との間の第一距離は、前記第一外壁および前記第二外壁との間の第二距離よりも大きく、
    前記第三外壁と前記第四外壁との間の第三距離は、前記第一距離よりも大きいことを特徴とする請求項1から23のいずれかに記載のテープカセット。
  25. 前記第一外壁と前記第二外壁との間には、前記第一方向に延び、前記テープが巻回されたテープロールを支持する支持部が設けられることを特徴とする請求項1から24のいずれかに記載のテープカセット。
  26. 前記第一面には、前記記憶部と電気的に接続された導電性端子が設けられることを特徴とする請求項1から25のいずれかに記載のテープカセット。
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