JP6074961B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットハンド及び搬送装置に関し、例えばワークを吸着して保持するロボットハンド及び当該ロボットハンドを備える搬送装置に関する。
ウエハ等のワークを搬送する際に、ワークを吸着して保持するロボットハンドが用いられている。
例えば特許文献1のロボットハンドは、当該ロボットハンドの一方の主面がワークに吸着して当該ワークを保持する。ここで、特許文献1のロボットハンドは、当該ロボットハンドの一方の主面に、第1の吸気孔と第2の吸気孔とが形成されている。そして、第1の吸気孔は第1の真空経路に連通され、第2の吸気孔は第2の真空経路に連通されている。このような構成により、一方の真空経路にトラブルが発生しても、他方の真空経路によってワークへの吸着を確保し、ワークの落下を防いでいる。
特開2011−211119号公報
ロボットハンドは、種々の形態でワークを保持することができる構成であることが好ましい。しかし、特許文献1のロボットハンドは、当該ロボットハンドの一方の主面のみでワークを保持する構成とされているため、種々の形態でワークを保持することができる構成でない。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、種々の形態でワークを保持することができるロボットハンド及び搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係るロボットハンドは、ワークを吸着して保持するロボットハンドであって、前記ロボットハンドの一方の主面に形成される複数の第1の吸気孔と、前記第1の吸気孔に連通される第1の真空経路と、前記ロボットハンドの他方の主面に形成される複数の第2の吸気孔と、前記第2の吸気孔に連通される第2の真空経路と、を備える。
上記ロボットハンドにおいて、本体部と、前記本体部から延在する延在部と、を備え、前記第1の吸気孔は、前記延在部に前記ワークを載置した状態で、前記延在部に前記ワークが吸着可能な位置に配置されることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記本体部又は前記延在部に第1の貫通部を備えることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記第1の貫通部は、前記本体部及び前記延在部を横断するように形成されていることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記本体部に第2の貫通部を備えることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記ロボットハンドの他方の主面から突出し、前記第2の吸気孔と連通する突出部を備えることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記ワークは、ウエハ、前記ウエハの支持部材及びマスクであって、前記第2の吸気孔は、前記ロボットハンドの下面が前記ウエハを吸着した状態で、前記ウエハのパターンを避けた位置に配置されることが好ましい。
上記ロボットハンドにおいて、前記ワークであるウエハが間隔を開けて収納されるウエハケース内に前記延在部を挿入した状態で、前記ウエハケースとの干渉を防ぐ切り欠き部を備えることが好ましい。
本発明の一形態に係る搬送装置は、上記のロボットハンドと、前記ロボットハンドを端部に備えるロボットアームと、を備える。
以上、説明したように、本発明によると、種々の形態でワークを保持することができるロボットハンド及び搬送装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるためのホルダマガジン、マスクケース、ウエハケース、アライナ装置の回転機構及び貼り合せステージの配置を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドを概略的に示す下面図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドにおける、ホルダ搬送部及びウエハ搬送部を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドにおける、ウエハ・マスク搬送部を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドを用いて、ホルダを搬送する様子を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドを用いて、マスクを搬送する様子を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係るロボットハンドを用いて、ウエハを搬送する様子を概略的に示す図である。 吸着パッドを概略的に示す断面図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ホルダマガジンからホルダを搬送する工程を概略的に示す図である。 ホルダを概略的に示す斜視図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ホルダを貼り合せステージに搬送する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ウエハケースからウエハを搬送する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ロボットハンドに対するウエハの位置を補正する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ロボットハンドに対するウエハの位置を補正する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ウエハを貼り合せステージに搬送する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、マスクケースからマスクを搬送する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ロボットハンドに対するマスクの位置を補正する工程を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、ロボットハンドに対するウエハの位置を補正する工程を概略的に示す図である。 ロボットハンドに対するウエハの位置を補正する際の、ロボットハンドの貫通孔とマスクの位置合わせ孔との配置関係を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る搬送装置を用いて、ウエハにマスクを貼り付けるために、マスクを貼り合せステージに搬送する工程を概略的に示す図である。 ロボットハンドに対するマスクの位置を補正する際の、ロボットハンドの貫通孔とマスクの位置合わせ孔とウエハの位置合わせマークとの配置関係を概略的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。 本発明の実施の形態に係る異なるロボットハンドを概略的に示す上面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照しながら説明する。但し、本発明が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
本実施の形態のロボットハンド及び搬送装置は、例えば図1に示すように、ウエハ1にマスク2を貼り合せる際に好適に用いられる。搬送装置3は、一般的な搬送装置と同様に、基部4にロボットアーム5の一端が連結されている。ロボットアーム5の他端には、ロボットハンド6が連結されている。ロボットアーム5は、ロボットハンド6を三次元の軸方向に移動させることができると共に、各々の軸を中心に当該ロボットハンド6を回転させることができる構成とされている。
ロボットハンド6は、図2に示すように、当該ロボットハンド6の一方の主面(本実施の形態では上面)に複数の第1の吸気孔7を備えている。第1の吸気孔7は、第1の真空経路8に連通されており、図示を省略した真空ポンプに接続されている。
また、ロボットハンド6は、図3に示すように、当該ロボットハンド6の他方の主面(本実施の形態では下面)に複数の第2の吸気孔9を備えている。第2の吸気孔9は、第2の真空経路10に連通されており、図示を省略した真空ポンプに接続されている。
このような構成により、ロボットハンド6の上面だけでなく、下面でもワークを保持することが可能となり、種々の形態でワークを保持することができる。
以下に、本実施の形態のロボットハンド6の構成を詳細に説明する。ロボットハンド6は、図2乃至図5に示すように、本体部6a、延在部6b、第1の切り欠き部6c、第2の切り欠き部6d、第1の吸気孔7、第1の真空経路8、第2の吸気孔9及び第2の真空経路10を備えている。
本体部6aの上面は、図4及び図6に示すように、ホルダ11を搬送するホルダ搬送部A1とされている。また、本体部6aの下面は、図5、図7及び図15等に示すように、ウエハ1又はマスク2を搬送するウエハ・マスク搬送部A2とされている。さらに延在部6bは、図4及び図8に示すように、ウエハ1を搬送するウエハ搬送部A3とされている。
本体部6aは、図4及び図5に示すように、平面から見ると、例えばウエハ1及びマスク2の外形形状と略等しく、ホルダ11の外形形状より小さい、略円盤形状とされている。但し、本体部6aは、ウエハ1、マスク2及びホルダ11を搬送可能な形状であれば、特に限定されない。
本体部6aの上面及び下面は略平面に形成されており、上面と下面とは略平行に配置されている。そして、本体部6aには、ロボットアーム5に連結される連結部6eが形成されている。また、本体部6aにおける連結部6eと当該本体部6aの中心を挟んで逆側には、延在部6bが形成されている。
延在部6bは、本体部6aから延在している。延在部6bの上面は、本体部6aの上面と略同一平面に形成されている。
第1の切り欠き部6cは、延在部6b及び本体部6aを横断するように形成されている。本実施の形態の第1の切り欠き部6c(第1の貫通部)は、延在部6bの先端部から本体部6aの中心を通り連結部6eまで到達する位置まで延在している。第1の切り欠き部6cの機能については後述する。
第2の切り欠き部6dは、本体部6aに形成されている。本実施の形態の第2の切り欠き部6dは、本体部6aの延在部6b側における当該延在部6bを挟んだ位置に形成されている。第2の切り欠き部6dの機能については後述する。
第1の吸気孔7は、ロボットハンド6の上面に複数形成されている。本実施の形態の第1の吸気孔7は、図4等に示すように、延在部6bの上面にウエハ1を吸着させることができるように、延在部6bの上面に形成されている。そして、第1の吸気孔7は、第1の切り欠き部6cの両側に配置されている。また、第1の吸気孔7は、本体部6aの中心を通る直線に対して略対称に配置されている。第1の吸気孔7は、上述したように、第1の真空経路8を介して真空ポンプに接続されている。
第1の真空経路8は、第1の吸気孔7から吸引される空気を真空ポンプに搬送する搬送路である。本実施の形態の第1の真空経路8は、図2に示すように、本体部6a及び延在部6b内に形成された貫通坑であり、一方の端部に第1の吸気孔7が形成され、他方の端部に真空ポンプへの連結孔12が形成されている。
第2の吸気孔9は、ロボットハンド6の下面に複数形成されている。本実施の形態の第2の吸気孔9は、図5等に示すように、本体部6aの下面にウエハ1又はマスク2を吸着させることができるように、本体部6aの下面に配置されている。そして、第2の吸気孔9は、第1の切り欠き部6cの両側に配置されている。また、第2の吸気孔9は、本体部6aの中心を通る直線に対して略対称に配置されている。
ここで、第2の吸気孔9は、ロボットハンド6の下面にウエハ1のパターンが形成されている側の面(本実施の形態では上面)が吸着した際に、ウエハ1のパターン部分を損傷させないように、ウエハ1のパターン部分を避けて配置されていることが好ましい。詳細には、第2の吸気孔9は、ウエハ1のパターン部分を囲むように配置されている。これにより、ロボットハンド6の下面にウエハ1の上面を吸着させても、ウエハ1のパターン部分が損傷することが少ない。また、ウエハやマスクの撓みを抑制することができる。
第2の吸気孔9の近傍には、図9に示すように、当該第2の吸気孔9と連通する吸着パッド13が設けられていることが好ましい。例えば吸着パッド13は、ゴム等の合成樹脂製であって、上方から下方に向かって広がるロート形状に形成されている。これにより、本体部6aの下面をウエハ1の上面に近付け、第2の吸気孔9から空気を吸引すると、吸着パッド13が吸盤のようにウエハ1の上面に吸着する。そのため、ウエハ1の上面に本体部6aの下面が直接に接触することがなく、ウエハ1のパターン部分の損傷をより確実に防ぐことができる。但し、吸着パッド13は、ウエハ1の上面に本体部6aの下面が直接に接触することを防ぐように、本体部6aの下面から突出する突出部を形成できれば良い。
このような第2の吸気孔9は、上述したように、第2の真空経路10を介して真空ポンプに接続されている。なお、真空ポンプは、第1の吸気孔7に接続される真空ポンプと共通でも良く、別の真空ポンプを用いても良く、第1の吸気孔7からの空気の吸引と第2の吸気孔9からの空気の吸引とを個別に制御できる構成とされていれば良い。
第2の真空経路10は、第2の吸気孔9から吸引される空気を真空ポンプに搬送する搬送路である。本実施の形態の第2の真空経路10は、図3に示すように、本体部6a内に形成された貫通坑であり、一方の端部に第2の吸気孔9が形成され、他方の端部に真空ポンプへの連結孔14が形成されている。
以下に、上述のロボットハンド6を備える搬送装置3を用いて、ウエハ1にマスク2を貼り合せる工程を説明する。ここで、搬送装置3の周辺には、図1に示すように、ウエハ1が上下方向に間隔を開けて収容されるウエハケース15、マスク2が上下に積層されたマスクケース16、ホルダ11が収容されるホルダマガジン17、アライナ装置の回転機構18及び貼り合せステージ19が配置されている。
先ず、ロボットアーム5を制御して、図10に示すように、ホルダマガジン17内にロボットハンド6を挿入し、ロボットハンド6の本体部6aの上面にホルダ11を載置する。
ホルダ11は、本体部11a及び脚部11bを備えている。本体部11aは、平面から見ると、ロボットハンド6の外形形状より大きく、且つ上面にウエハ1を載置可能な円盤形状に形成されている。ここで、本体部11aには、磁石20が埋め込まれていることが好ましい。磁石20の機能については後述する。
脚部11bは、本体部11aの下面における周縁近傍に形成されており、略90°毎に例えば2本ずつ配置されている。このとき、ロボットハンド6の第1の切り欠き部6cは、ロボットハンド6をホルダマガジン17に挿入した際に、ホルダ11の0°方向に配置された脚部11bと、ホルダ11の180°方向に配置された脚部11bと、の干渉を防ぐために機能する。これにより、ロボットハンド6をホルダマガジン17の所定の位置まで挿入することができ、ロボットハンド6の本体部6aの上面にホルダ11の本体部11aを良好に載置することができる。
ロボットハンド6の本体部6aの上面にホルダ11の本体部11aが載置されると、ロボットハンド6の本体部6aの中心と、ホルダ11の本体部11aの中心と、は平面から見て略等しい位置に配置される。このとき、上述したようにホルダ11の本体部11aは、ロボットハンド6の本体部6aに比べて大きな外形形状に形成されている。そのため、ホルダ11の90°方向に配置された脚部11bは、ロボットハンド6の本体部6aの外方領域において、当該本体部6aの90°方向に配置される。また、ホルダ11の270°方向に配置された脚部11bは、ロボットハンド6の本体部6aの外方領域において、当該本体部6aの270°方向に配置される。
次に、図12に示すように、ロボットハンド6の上面にホルダ11を載置した状態で、ロボットアーム5を制御して、ホルダ11を貼り合せステージ19に搬送する。このとき、ホルダ11の脚部11bを貼り合せステージ19に形成されている嵌合穴(図示を省略)に嵌め込み、貼り合せステージ19に対してホルダ11を固定する。これにより、貼り合せステージ19に対してホルダ11を精度良く配置することができる。
このとき、ホルダ11の脚部11bは、貼り合せステージ19の嵌合穴に嵌め込まれた状態で、ホルダ11の本体部11aと貼り合せステージ19との間に、ロボットハンド6の高さ(厚み)より大きな間隔を形成する。
そして、ロボットアーム5を制御して、ロボットハンド6を貼り合せステージ19とホルダ11との間から引き抜く。このとき、ホルダ11の0°及び180°方向に配置された脚部11bはロボットハンド6の第1の切り欠き部6cから抜け、ホルダ11の90°及び270°方向に配置された脚部11bは、ロボットハンド6の本体部6aの外方領域において、当該本体部6aの90°及び270°方向に配置されているため、つまり、ロボットハンド6の引き抜き方向に対して直交する方向において最も広い部分の外方に配置されているので、ロボットハンド6の本体部6aに干渉することがない。
次に、ロボットアーム5を制御して、図13に示すように、ウエハケース15からウエハ1を搬送するべく、ウエハケース15内にロボットハンド6を挿入する。
つまり、上下に間隔を開けて配置されているウエハ1とウエハ1との間にロボットハンド6の延在部6bを挿入し、当該延在部6bの上面にウエハ1を載置し、第1の吸気孔7から空気を吸引して延在部6bの上面にウエハ1の下面を吸着させる。
このように延在部6bは、当該延在部6bにウエハケース15内のウエハ1を良好に載置することができる形状とされている。ここで、延在部6bの上面にウエハ1の下面を吸着させた際に、延在部6bの先端部がウエハ1の重心位置よりも突出するように、延在部6bの長さが設定されていることが好ましい。これにより、ウエハ1の落下を防ぐことができる。
ロボットハンド6の第2の切り欠き部6dは、図13に示すように、ロボットハンド6とウエハケース15との干渉を防ぐために機能する。つまり、第2の切り欠き部6dは、ウエハケース15内のウエハ1を当該ウエハケース15から搬送するべく、ウエハケース15内に延在部6bを挿入した際に、本体部6aがウエハケース15と干渉しないように、本体部6aに形成されている。第2の切り欠き部6dの形状は、ウエハケース15との干渉を防ぐことができれば、特に限定されない。
次に、ロボットアーム5を制御して、図14に示すように、ウエハ1をアライナ装置の回転機構18上に搬送する。このとき、ロボットハンド6の第1の切り欠き部6cは、回転機構18の配置スペースを確保するために機能する。これにより、ロボットハンド6の延在部6bの上面に保持されたウエハ1の略中央位置を回転機構18上に載置することができる。
そして、アライナ装置は、回転機構18を制御して、延在部6bとの吸着状態が解除されたウエハ1をθ方向に回転させてロボットハンド6に対するウエハ1のθ方向の位置補正を行う。
次に、ロボットアーム5を制御して、図15に示すように、ロボットハンド6をウエハ1の下面側から上面側に移動する。そして、アライナ装置は、ウエハ1の位置合わせマーク(例えばオリエンテーションフラットやノッチ)の位置に基づいて、ロボットアーム5及び回転機構18を制御して、ロボットハンド6に対するウエハ1のX・Y軸方向及びθ方向の位置補正を行う。
ここで、本体部6aには、貫通孔(第2の貫通部)6fが形成されていることが好ましい。貫通孔6fには、ウエハ1の位置合わせマークが配置される。これにより、アライナ装置は、撮像装置によって本体部6aの貫通孔6f近傍を撮像し、撮像した画像に基づいて貫通孔6fの中央にウエハ1の位置合わせマークの略中央が配置されるように、ロボットアーム5及び回転機構18を制御することで、ロボットハンド6に対してウエハ1を正確な位置に簡単に配置することができる。貫通孔6fは、例えば第1の切り欠き部6cの両側に配置される。
そして、ロボットハンド6の第2の吸気孔9から空気を吸引して本体部6aの下面にウエハ1の上面を吸着させる。このとき、第2の吸気孔9は、ウエハ1のパターン部分を避けるように配置されている。また、第2の吸気孔9に吸着パッド13が設けられ、当該吸着パッド13を介して本体部6aの下面にウエハ1が吸着しており、ウエハ1の上面は本体部6aの下面に直接に接触しない。そのため、ウエハ1のパターン部分の損傷を防ぐことができる。
次に、ロボットアーム5を制御して、図16に示すように、ウエハ1を貼り合せステージ19に配置されたホルダ11上に載置する。そして、ロボットハンド6の本体部6aにおけるウエハ1の下面への吸着状態を解除する。
次に、ロボットアーム5を制御して、図17に示すように、ロボットハンド6をマスクケース16のマスク2上に配置し、第2の吸気孔9から空気を吸引して本体部6aの下面にマスク2の上面を吸着させる。
次に、ロボットアーム5を制御して、図18に示すように、マスク2の略中央位置をアライナ装置の回転機構18上に載置する。そして、アライナ装置は、回転機構18を制御して、本体部6aの吸着状態が解除されたマスク2をθ方向に回転させてロボットハンド6に対するマスク2の位置補正を行う。
さらに、アライナ装置は、図19に示すように、ロボットアーム5及び回転機構18を制御して、ロボットハンド6に対するマスク2のX・Y軸方向及びθ方向の位置補正を行う。ここで、図20に示すように、マスク2には、貫通孔6fより小径であって、且つウエハ1の位置合わせマークを内部に収めることができる径の位置合わせ孔2aが形成されていることが好ましい。これにより、アライナ装置は、撮像装置によって本体部6aの貫通孔6f近傍を撮像し、貫通孔6fの中央にマスク2の位置合わせ孔2aの略中央が配置されるように、ロボットアーム5及び回転機構18を制御することで、ロボットハンド6に対してマスク2を正確な位置に簡単に配置することができる。
そして、ロボットハンド6の第2の吸気孔9から空気を吸引して本体部6aの下面にマスク2の上面を吸着させる。
次に、ロボットアーム5を制御して、図21に示すように、マスク2を貼り合せステージ19に配置されたウエハ1上に載置する。このとき、図22に示すように、ロボットハンド6の貫通孔6fの中央にウエハ1の位置合わせマーク1aの略中央及びマスク2の位置合わせ孔2aの略中央が配置されるように、ロボットアーム5を制御してマスク2の位置合わせが実行される。貫通孔6fより小径であって、且つウエハ1の位置合わせマーク1aを内部に収めることができる径の位置合わせ孔2aをマスク2に形成することで、マスク2に対するウエハ1の位置、及びロボットハンド6に対するマスク2の位置を正確に把握することができ、結果としてウエハ1とマスク2とロボットハンド6とを精度良く位置合わせすることができる。
ここで、マスク2は磁性体であることが好ましい。これにより、マスク2はホルダ11に磁気吸引され、ウエハ1上に固定される。
最後に、ロボットアーム5を制御して、ホルダ11とウエハ1とマスク2との積層体の下方にロボットハンド6を配置し、ロボットハンド6の本体部6aの上面に当該積層体を載置し、ホルダマガジン17に収容する。
このようなロボットハンド6及び搬送装置1は、上述のように上面だけでなく、下面でもワークを保持することができるので、種々な形態でワークを保持することができる。
しかも、搬送装置3は、ホルダ11、ウエハ1、マスク2を夫々保持する際にロボットハンドを交換する必要がないので、交換による組立誤差等がなくなり、精度良く複数のワークを搬送することができる。また、ロボットハンドの交換時間を省略することができ、複数種類のワークを短時間で搬送することができる。さらにワークの種類に応じてロボットハンドを用意する必要がないので、コストを削減できる。加えて、交換用のロボットハンドを配置するスペースを省略することができ、省スペース化に寄与できる。
以下に、ロボットハンド6の他の形態を説明する。なお、以下の説明において、同一の要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略する。
上述のロボットハンド6は、ホルダ11の脚部11bと干渉しないように第1の切り欠き部6cが形成されているが、ステージ19側に脚部を設けてホルダ11に脚部11bが形成されない場合は、少なくともアライナ装置の回転機構18を配置する貫通孔を備えていれば良い。
例えば、図23に示すロボットハンド61は、上述のロボットハンド6の第1の切り欠き部6cを省略し、平面から見て円形の貫通孔61aを備えている。また、図24に示すロボットハンド62は、上述のロボットハンド6の第1の切り欠き部6cを省略して、平面から見て矩形状の貫通孔62aを備えている。また、図25に示すロボットハンド63は、上述のロボットハンド6の第1の切り欠き部6cを省略して、平面から見て八角形(但し、多角形であれば良い。)の貫通孔63aを備えている。
さらにアライナ装置の回転機構18を用いてワークの位置修正を行わない場合は、図26に示すロボットハンド64のように、上述のロボットハンド6の第1の切り欠き部6cや当該回転機構18を配置するための貫通孔を省略した構成でも良い。
上述のロボットハンド6等は、ウエハ1の外形形状に倣って本体部6aを円盤形状としているが、ウエハ1を良好に保持することができ、且つウエハケース15との干渉を防ぐことができれば、特にロボットハンド6の形状は限定されない。
例えば、図27に示すロボットハンド65は、上述のロボットハンド6の延在部6bに比べて延在部65bを長くし、平面から見て本体部65aを矩形状に形成している。また、図28に示すロボットハンド66の延在部66bは、図23に示すロボットハンド61の延在部6bをウエハ1の円弧に倣った形状としている。
上述のロボットハンド6等は、平面から見てウエハ1と略等しい平面領域を有しているが、ワークを良好に保持できる場合は、図29に示すロボットハンド67のように、本体部67aの幅寸法T1がワークの幅寸法T2より狭くても良い。
以上、本発明に係るロボットハンド及び搬送装置の実施の形態を説明したが、上記に限らず、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲で、変更することが可能である。
1 ウエハ、1a 位置合わせマーク
2 マスク
2a 位置合わせ孔
3 搬送装置
4 基部
5 ロボットアーム
6 ロボットハンド
6a 本体部
6b 延在部
6c 第1の切り欠き部
6d 第2の切り欠き部
6e 連結部
6f 貫通孔
7 第1の吸気孔
8 第1の真空経路
9 第2の吸気孔
10 第2の真空経路
11 ホルダ、11a 本体部、11b 脚部
12 連結孔
13 吸着パッド
14 連結孔
15 ウエハケース
16 マスクケース
17 ホルダマガジン
18 回転機構
19 ステージ
20 磁石
21 回転機構
61 ロボットハンド、61a 貫通孔
62 ロボットハンド、62a 貫通孔
63 ロボットハンド、63a 貫通孔
64 ロボットハンド
65 ロボットハンド、65a 本体部、65b 延在部
66 ロボットハンド、66b 延在部
67 ロボットハンド、67a 本体部
A1 ホルダ搬送部
A2 ウエハ・マスク搬送部
A3 ウエハ搬送部

Claims (7)

  1. ワークを吸着して保持するロボットハンドと、
    前記ロボットハンドを端部に備えるロボットアームと、を備える搬送装置であって、
    前記ロボットハンドは、前記ワークであるウエハ及びマスクの外形形状と略等しく、且つ前記ワークであるホルダの外形形状より小さい、外形形状を有し、上面に前記ホルダが載置される本体部と、前記本体部から延在し、上面が前記本体部の上面と同一平面に形成される延在部と、を備え、
    記延在部の上面に形成される複数の第1の吸気孔と、
    前記第1の吸気孔に連通される第1の真空経路と、
    前記本体部の下面に形成される複数の第2の吸気孔と、
    前記第2の吸気孔に連通される第2の真空経路と、を備え、
    前記延在部の上面に載置された前記ワークを前記第1の吸気孔により前記延在部の上面に吸着して搬送可能であると共に、前記ワークを前記第2の吸気孔により重力に逆らって前記本体部の下面に吸着して搬送可能である、
    搬送装置。
  2. 前記本体部又は前記延在部に第1の貫通部を備える請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1の貫通部は、前記本体部及び前記延在部を横断するように形成されている請求項に記載の搬送装置。
  4. 前記本体部に第2の貫通部を備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記本体部の下面から突出し、前記第2の吸気孔と連通する突出部を備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記第2の吸気孔は、前記本体部の下面に前記ウエハが吸着した状態で、前記ウエハのパターンを避けた位置に配置される請求項1乃至のいずれか1項に記載の搬送装置。
  7. 記ウエハが間隔を開けて収納されるウエハケース内に前記延在部を挿入した状態で、前記ウエハケースとの干渉を防ぐ切り欠き部を、前記本体部が備える請求項1乃至のいずれか1項に記載の搬送装置。
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