JP6797926B2 - 脂肪酸置換基を有するegf(a)類似体 - Google Patents

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Description

本発明は、EGF(A)類似体及びその誘導体、より具体的には、脂肪酸置換基を有するEGF(A)ペプチド類似体、及びそれらの医薬用途に関する。
配列表の参照による組込み
「配列表(SEQUENCE LISTING)」と題された配列表は、48KBであり、2017年1月11日に作成され、参照により本明細書に組み込まれる。
高LDL-C(低密度リポタンパク質コレステロール)レベル及び異常脂質血症は、心臓血管疾患のよく知られた動因である。
スタチンは、脂質異常症の治療薬として25年間承認されている。このクラスは、容認可能な安全性プロファイルで、心臓血管イベントの実質的かつ一貫した減少を実証している。ベストセラーのスタチンであるアトルバスタチン(Lipitor(商標))は、1996年から2012年にかけて売上高が1,250億ドル超の世界で最も売れている薬剤であった。
スタチン及び他の脂質低下剤の利用可能性及び広範な使用にもかかわらず、多数の患者は、それらの標的LDL-Cレベルに到達せず、心臓血管疾患を発症するリスクが依然として高い。PCSK9(前駆タンパク質転換酵素サブチリシン/ケキシン9型)は、肝LDL-R(LDL受容体)分解を促進し、それによって肝LDL-Rの表面発現を減少させ、結果としてLDL粒子のクリアランスを減少させる。逆に、PCSK9を遮断すると、LDL-C並びに他のアテローム発生性リポタンパク質のクリアランスが増加する。実際、LDL受容体は、中密度リポタンパク質及び残存粒子等のLDL以外のアテローム発生性リポタンパク質のクリアランスに寄与する。増加した中密度リポタンパク質及び残留粒子クリアランスは、LDL低下によってもたらされるものを超える治療上の利点を有し得る。
スタチンは、SREBP2転写因子を介してLDL-RとPCSK9の両方の発現を増加させる。PCSK9の発現の増加は、循環からのLDL-Cクリアランスにおけるスタチンの効果を減少させる場合がある。PCSK9のLDL-Rへの結合を阻害し、それによってLDL-R分解を防止することにより、スタチンの有効性が増強される。まとめると、PCSK9阻害は、脂質管理に対する新規なアプローチを提供する。
最近、2種類の抗PCSK9抗体であるアリロクマブ/Praluent(登録商標)及びエボロクマブ/Repatha(登録商標)が高LDL-Cレベルの治療薬として承認されている。これらは、2週間毎に1mlの皮下注射によって投与される。しかしながら、皮下投与された薬物のこの投薬レジメンに対するコンプライアンス、特に無症候性状態に対するコンプライアンスが疑問視される場合がある。
LDL-RのEGF(A)(上皮増殖因子様ドメインA)配列(40アミノ酸)(LDL-R-(293-332))は、PCSK9結合の部位としてよく認識されている。単離された野生型EGF(A)ペプチドは、低μM範囲のIC50でLDL-RへのPCSK9の結合を阻害することが示されている(Biochemical and Biophysical Research Communications 375巻(2008年) 69〜73頁)。この乏しい効力は、EGF(A)ペプチドの実際の薬学的使用を妨げる。更に、このようなペプチドの半減期は、治療用途には短すぎることが予想される。
国際公開第2012/177741号及びJ. Mol. Biol. (2012年) 422巻、685〜696頁は、EGF(A)の類似体及びそのFc融合体を開示している。
国際公開第2012/177741号
Biochemical and Biophysical Research Communications 375巻(2008年) 69〜73頁 J. Mol. Biol. (2012年) 422巻、685〜696頁
有効性の観点から、それに加えて又は代替的に、利便性、患者にとっての快適性、例えば、投与様式の快適性及び利便性、及びそれによるコンプライアンスの観点から、患者の治療を改善する必要性が依然として存在する。
本発明は、特にコレステロール低下、脂質異常症及び心臓血管疾患の分野において、改善された患者の治療の可能性を有する新規なEGF(A)化合物に関する。
一態様において、本発明は、改善された薬物動態(PK)特性を有する化合物を提供する。特に、本発明の化合物は、長い半減期を有し、依然としてLDL-Rへの結合においてPCSK9を阻害する良好な能力を示す。
それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、LDL-RへのPCSK9結合を阻害する改善された能力を有するEGF(A)化合物を提供し、又は代替的に、別の態様において、本発明は、PCSK9に対する結合能力が改善された化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、延長された半減期を有するEGF(A)化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、延長された半減期を有し、LDL-RへのPCSK9結合を阻害する能力の損失がなく又は実質的な損失がないEGF(A)化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、延長された半減期及び保存された結合能力を有するEGF(A)化合物を提供する。一態様において、本発明は、液体製剤に適した高い液体安定性を有するEGF(A)化合物を提供する。一態様において、本発明は、高いインビボ安定性を有するEGF(A)化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、経口投与の可能性を有する化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、患者にとってより利便性のある治療の可能性を有するEGF(A)化合物を提供する。それに加えて又は代替的に、別の態様において、本発明は、改善された患者コンプライアンスの可能性を有する化合物を提供する。本発明はまた、例示的な実施形態の開示から明らかとなる更なる課題を解決することができる。
一態様において、本発明は、配列番号1の配列:Gly-Thr-Asn-Glu-Cys-Leu-Asp-Asn-Asn-Gly-Gly-Cys-Ser-His-Val-Cys-Asn-Asp-Leu-Lys-Ile-Gly-Tyr-Glu-Cys-Leu-Cys-Pro-Asp-Gly-Phe-Gln-Leu-Val-Ala-Gln-Arg-Arg-Cys-Gluによって定義されるEGF(A)ペプチドのEGF(A)ペプチド類似体を含む化合物であって、ペプチド類似体は301Leuを含む、化合物に関する。
一態様において、本発明は、301Leu、及び少なくとも1つの脂肪酸基を含む少なくとも1つの置換基を含むEGF(A)ペプチド類似体を含むEGF(A)誘導体に関する。
一実施形態において、EGF(A)誘導体は、上記されるように、アミノ酸301がLeu(L)であり、一方、ペプチドが295位(Asn/N)、296位(Glu/E)、298位(Leu/L)、302位(Gly/G)及び310位(Asp/D)の位置の1つ又は複数に野生型残基を更に含む、EGF(A)ペプチド類似体を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)誘導体のEGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して1〜15個のアミノ酸置換を有する。
更なる実施形態において、EGF(A)誘導体の置換基は、295、298、301、302、307及び310位のいずれかのアミノ酸残基を介してEGF(A)ペプチド類似体に結合していない。
更なる実施形態において、置換基は、295、298、301、302、307及び310位以外のアミノ酸残基を介してEGF(A)ペプチド類似体に結合する。
一態様において、本発明は、配列番号1によって定義されるLDL-RのEGF(A)ドメインのEGF(A)ペプチド類似体に関し、ペプチド類似体は301Leu及び310Aspを含み、ペプチド類似体は、312Lysのアミノ酸置換を有し、又はペプチド類似体中に、299AspのGlu、Val又はHisへの置換を有していない。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、以下の(野生型)アミノ酸残基295Asn、296Glu、298Leu、302Gly及び310Asp/D)の1、2、3、4又は5つ全てを有する。
更なる実施形態において、前記ペプチド類似体は、297Cys-308Cys、304Cys-317Cys及び319Cys-331Cysの位置に3つのジスルフィド架橋を含む。
別の態様において、本発明は、本発明による化合物を含む医薬組成物に関する。
別の態様において、本発明は、医薬として使用するための本発明による化合物に関する。
別の態様において、本発明は、本発明による化合物の医薬用途に関する。
ウエスタンブロットによって測定されたマウスにおける肝LDL-R発現レベルを示す図であり、個々の動物の散布図として提示される。 ビヒクル又は実施例2の持続的なEGF(A)化合物で処理されたハムスターにおける血漿LDLコレステロールを示す図である。 ウエスタンブロットによって測定された、ビヒクル又は実施例2の持続的なEGF(A)化合物で処理されたハムスターの肝臓における肝LDL-R発現を示す図である。
配列表の簡単な説明
野生型EGF(A)(LDL-R(293-332))のアミノ酸配列は、配列番号1として配列表に含まれる。配列番号2〜78は、本発明の特定のEGF(A)化合物のEGF(A)ペプチドのアミノ酸配列である。
説明
以下において、ギリシャ文字は、それらの記号又は対応する記載名によって表すことができる:例えば、α=アルファ;β=ベータ;ε=イプシロン;γ=ガンマ;δ=デルタ;ω=オメガなど。また、μのギリシャ文字は、例えば、μl=ul、又はμM=uMにおいて、「u」で表すことができる。
以下において、「1つの(a)」は「1つ又は複数」を意味する。本明細書中に他に示されない限り、単数形で提示された用語は複数の状況も含む。
化学式中のアスタリスク(*)は、i)結合点、ii)ラジカル、及び/又はiii)非共有電子を示す。
第1の態様において、本発明は、配列番号1のペプチド類似体、及び少なくとも1つの脂肪酸基を含む少なくとも1つの置換基を含む化合物、又は医薬として許容されるその塩、アミド若しくはエステルに関する。
第2の態様において、本発明は、本発明の誘導体を調製するための中間生成物であると考えられ得る、配列番号1のペプチド類似体に関する。
その第3の態様において、本発明は、本発明の化合物及び医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物、特に経口投与に適した医薬組成物に関し、及び医薬としての本発明の化合物の使用に関する。本発明の更なる態様を以下に記載する。
構造的特徴
EGF(A)化合物
用語「EGF(A)化合物」は、一般的に、配列番号1によって定義されるwt-LDL-R(293-332)包含するEGF(A)ペプチド及びその類似体を含む化合物を指すために使用されるために本明細書において使用される。EGF(A)化合物という用語は、EGF-(A)ペプチド、及びその類似体の誘導体、すなわち本明細書におけるEGF(A)化合物の典型的な例に記載されている置換基を有するEGF(A)ペプチド類似体を包含する。
EGF(A)ペプチド
用語「ペプチド」とは、例えば、本発明の文脈において使用される場合、アミド(又はペプチド)結合によって相互接続された一連のアミノ酸を含む化合物を指す。特定の実施形態において、ペプチドは、ペプチド結合によって相互接続されたアミノ酸からなる。
本発明のペプチドは、少なくとも35個、例えば36、37、38、39個、又は少なくとも40個のアミノ酸を含む。特定の実施形態において、ペプチドは、36個、例えば38又は40個のアミノ酸で構成される。追加の特定の実施形態において、ペプチドは、35、36、37、38、39又は40個のアミノ酸からなる。
本明細書においてN末端伸長及びC末端伸長と呼ばれるアミノ酸付加の存在下で、本発明のペプチドは、最大140個のアミノ酸を含むことができる。一実施形態において、本発明のペプチドは、41個のアミノ酸残基を含む又はそれからなり得る。特定の実施形態において、それは、40〜140、40〜120、40〜100、40〜80、40〜60又は40〜50個のアミノ酸を含む。
用語「LDL-RのEGF(A)ドメイン」、「LDL-R(293-332)」、「天然LDL-R(293-332)」、「EGF(A)(293-332)」、「野生型EGF(A)」、「wt-EGF(A)」又は「天然EGF(A)」とは、本明細書で使用するとき、配列番号1の配列からなるペプチドを指す。
配列番号1は:
Gly-Thr-Asn-Glu-Cys-Leu-Asp-Asn-Asn-Gly-Gly-Cys-Ser-His-Val-Cys-Asn-Asp-Leu-Lys-Ile-Gly-Tyr-Glu-Cys-Leu-Cys-Pro-Asp-Gly-Phe-Gln-Leu-Val-Ala-Gln-Arg-Arg-Cys-Glu
である。
この式において、アミノ酸残基の番号付けは、LDL-RのEGF(A)ドメイン(LDL-R-(293-332))に対する番号付けに従い、第1の(N末端)アミノ酸残基は番号が付され、293番の位置が与えられ、C末端に向かう続くアミノ酸残基は、LDL-RのEGF(A)ドメイン中では332番のGluである最後の(C末端)アミノ酸残基まで、294、295、296等と番号付けされる。
番号付けは、配列表では異なってなされ、この場合、配列番号1の最初のアミノ酸残基(Gly)に1番が割り当てられ、最後(Glu)に40番が割り当てられる。配列表の他の配列にも同じことが当てはまる。すなわち、割り当てられたN末端アミノ酸が1番であり、LDL-R(293-332)を参照することによる293Gly又は293置換アミノ酸残基に対するその位置付けとは無関係である。しかしながら、本明細書において、アミノ酸位置の番号付けは、上記で説明したように、LDL-R(293-332)を参照するものである。
本発明は、配列番号1によって同定されるEGF(A)ペプチドの類似体、及び配列番号1によって定義されるLDLRの野生型EGF(A)ドメインのこのようなEGF(A)ペプチド類似体の誘導体に関する。
用語「類似体」とは、一般的にペプチドを指し、その配列は、参照アミノ酸配列と比較したときに1つ又は複数のアミノ酸変化を有する。
用語「本発明の類似体」、「本発明のペプチド類似体」、「LDL-R(293-332)類似体」、「EGF(A)類似体」又は「配列番号1の類似体」とは、本明細書で使用するとき、ペプチドを指し得、その配列は、配列番号1の配列と比較して、アミノ酸置換(substitution)、すなわちアミノ酸置換(replacement)を含む。「類似体」とはまた、N末端及び/若しくはC末端の位置におけるアミノ酸伸長、並びに/又はN末端及び/若しくはC末端の位置における切断を含み得る。
配列番号1に対する同一性のレベルは、配列番号1に対して変化しないアミノ酸の数を決定することによって計算することができる。配列番号1は40個のアミノ酸残基からなり、3つのアミノ酸置換が導入された場合、同一性のレベルは、37/40%=92.5%である。5個のアミノ酸残基が変化する場合、同一性のレベルは87.5%である。ペプチドがN末端又はC末端伸長されている場合、その部分は、通常、比較に含まれないが、1つ又は複数のアミノ酸の欠失は比較対象を短くする。例えば、上記の例において、N末端アミノ酸が欠失された場合、同一性のレベルは、それぞれ36/39×100%及び34/39×100%にわずかに減少する。誘導体の骨格配列の同一性を検討する場合、置換基のアミノ酸残基、例えば、置換基が結合している残基は、置換基のアミノ酸残基とも呼ばれ、野生型(wt)又は置換アミノ酸のいずれかであり得る。置換基のアミノ酸残基が野生型残基、例えばN末端Gly又は312Kである場合、この残基は同一性レベルの計算に含まれるが、一方、293〜332の他の任意の位置のLysはアミノ酸置換であり、配列番号1とのアミノ酸同一性を計算する場合には含まれない。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して1〜15個のアミノ酸置換を有する。一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して1〜10個のアミノ酸置換を有する。一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して1〜8個のアミノ酸置換を有し、例えば、配列番号1と比較して1〜7、1〜6、1〜5つのアミノ酸置換を有する。特定の実施形態において、最大7つのアミノ酸置換が存在してもよく、例えば、最大6、5、4、3、2又は1つのアミノ酸置換がEGF-1ペプチド類似体に存在してもよい。
一実施形態において、本発明の類似体は、配列番号1に対して少なくとも75%同一性、例えば80%、例えば85、例えば90又は更には95%同一性を有し、これは、切断がない場合には配列番号1に対してそれぞれ最大10、8、6、4及び2個のアミノ酸置換に対応する。
本発明のペプチド類似体の各々は、i)変化したアミノ酸残基に対応する天然EGF(A)(LDL-R(293-332))中のアミノ酸残基の数(すなわち、天然LDL-R(293-332)EGF(A)における対応する位置)、及びii)実際の変化を参照することにより記載され得る。
言い換えれば、本発明のペプチド類似体は、天然LDL-R(293-332)EGF(A)ペプチドを参照することによって、すなわち、天然LDL-R(293-332)EGF(A)(配列番号1)と比較した場合、多数のアミノ酸残基が変化しているその変異体として記載され得る。これらの変化は、独立して、1つ又は複数のアミノ酸置換を表すことができる。
以下は、適切な類似体命名法の非限定的な例である:
本明細書における実施例2の誘導体に組み込まれたEGF(A)ペプチドは、以下のLDL-R(293-332)EGF(A)類似体と呼ばれる場合もある:(301Leu、309Arg)LDL-R(293-332)EGF(A)、又は(Leu301、Arg309)-LDL-R(293-332)EGF(A)又は(301L、309R)LDL-R(293-332)又は(L301、R309)LDL-R(293-332)。これは、この類似体が天然LDL-R(293-332)と整列される場合、それは、i)アラインメントによれば、天然LDL-R(293-332)の301位に対応する類似体の位置にLeu、ii)天然LDL-R(293-332)EGF(A)における309位に対応する類似体の位置にArgを有する。
ある種の特定の変化を「含む」類似体は、配列番号1と比較した場合、更なる変化を含み得る。
特定の実施形態において、類似体は、特定の変化を「有する」又は「含む」。特定の実施形態において、類似体はその変化「からなる」。用語「からなる(consist)」又は「からなる(consisting)」が、類似体に関して使用される場合、例えば、類似体が、特定されたアミノ酸置換の群からなる(consist)、又はそれらからなる(consisting of)場合、特定のアミノ酸置換は、ペプチド類似体における唯一のアミノ酸置換であると理解されるべきである。対照的に、特定のアミノ酸置換の群を「含む」類似体は、更なる置換を有し得る。
上記の例から明らかなように、アミノ酸残基は、それらの完全名、それらの1文字コード及び/又は3文字コードによって同定することができる。これら3つの方法は完全に同等である。
「に同等である位置」又は「対応する位置」という表現は、参照配列である天然LDL-R(293-332)EGF(A)(配列番号1)を参照することにより、変異体LDL-R(293-332)EGF(A)配列の変化部位を特徴付けるために使用され得る。同等又は対応する位置、並びに変化の数は、例えば、単純な手書きと目測によって容易に推測され、及び/又はNeedleman-Wunschアルゴリズムに基づく「整列」などの標準的なタンパク質又はペプチドアラインメントプログラムを使用することができる。
以下では、2つの後続の化学基が両方とも「結合」であるように選択され得るように化学式が定義されることが生じ得る。このような場合、2つの後続の化学基は実際には存在せず、ただ1つの結合のみが周囲の化学基と接続する。
アミノ酸は、アミノ基及びカルボン酸基、及び場合により、しばしば側鎖と呼ばれる1つ又は複数の追加の基を含有する分子である。
用語「アミノ酸」には、タンパク質産生(又は天然)アミノ酸(20種の標準アミノ酸のものの中で)、並びに非タンパク質産生(又は非天然)アミノ酸が含まれる。タンパク質産生アミノ酸は、タンパク質に自然に組み込まれるものである。標準的なアミノ酸は遺伝コードによってコードされるアミノ酸である。非タンパク質産生アミノ酸は、タンパク質には見出されない、又は標準的な細胞機構によって生成されない(例えば、それらは翻訳後修飾を受けている場合がある)。非タンパク質産生アミノ酸の非限定的な例は、Aib(α-アミノイソ酪酸又は2-アミノイソ酪酸)、ノルロイシン、ノルバリン並びにタンパク質産生アミノ酸のD-異性体である。
以下では、光学異性体が記載されていない本発明のペプチドの各アミノ酸は、L-異性体を意味すると理解されるべきである(他に特定しない限り)。
本発明のペプチド類似体
本発明の一態様は、配列番号1のペプチドの類似体に関する。
本発明のペプチド類似体は、配列番号1の類似体であるアミノ酸配列を含むペプチドとして定義することができる。本発明のペプチド類似体は、PCSK9に結合する能力を有する。特定の実施形態において、本発明の類似体は、例えば、天然LDL-R(293-332)(天然EGF-(A))又は他のPCSK9結合化合物と比較して、PCSK9に結合する改善された能力を有する。
本発明のペプチド類似体は、LDL-RへのPCSK9の結合を阻害する能力を有する。一実施形態において、ペプチドはPCSK9阻害剤である。一実施形態において、ペプチドは、ヒト低密度リポタンパク質受容体(LDL-R)へのPCSK9結合を阻害する。このような結合は、本明細書の実施例D.1.1に記載されているアッセイを用いて評価することができる。一実施形態において、本発明のペプチド類似体及びペプチド誘導体は、PCSK9阻害剤ペプチド又は単にPCSK9阻害剤である。一実施形態において、本発明は、配列番号1のペプチド類似体に関し、ペプチド類似体がヒト低密度リポタンパク質受容体(LDL-R)へのPCSK9結合を阻害することができる。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤は、EGF(A)、LDL-R(293-332)(配列番号1)と比較して、PCSK9に結合する改善された能力を有する。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤は、実施例48(配列番号2)と比較して、PCSK9に結合する改善された能力を有する。
一実施形態において、本明細書に記載されているペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤のKiは、PCSK9-LDL-R結合競合ELISAアッセイで測定した場合、10nM未満、例えば8nM未満又は例えば5nM未満である。
EGF-(A)類似体及びその誘導体の機能性は、本明細書の実施例D1.2に記載されているように、LDL取り込みを改善するそれらの能力により更に特徴付けられ得る。一実施形態において、本発明のペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤は、PCSK9の存在下でLDL取り込みを増加させる。一実施形態において、本発明のペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤は、LDL取り込みのPCSK9媒介性低下を逆転又は減少させることができる。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体、化合物又はPCSK9阻害剤は、LDL取り込みアッセイで測定した場合、1500nM未満、例えば1000nM未満又は例えば500nM未満のEC50を有する。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、配列番号1と比較して、少なくとも1つのアミノ酸置換、及び場合により伸長を含むものとして定義され得る。一実施形態では、本発明のペプチド類似体は、配列番号1と比較して、最大15個、最大14個、最大13個、最大12個、最大11個、最大10個、最大9個、最大8個、最大7個、最大6個、最大5個、最大4個、最大3個、最大2個又は1個のアミノ酸置換、及び場合により伸長を含むものとして定義され得る。これは、N末端及び/又はC末端に伸長を含むペプチドが、前記伸長に加えて293〜332の位置に最大15個のアミノ酸置換を含み得ることを意味する。
アミノ酸の「伸長」は、「延長」とも呼ばれる場合もある。一実施形態において、本発明のペプチド類似体は伸長を含む。前記伸長は、配列番号1のN末端の位置に最大50個のアミノ酸残基又はその類似体の付加であってもよく、N末端伸長とも呼ばれ、これは、本発明のペプチドが、292位から下方に、例えば242位までの最大50個のアミノ酸を含み得ることを意味している。付加的に又は代替的に、前記伸長は、配列番号1のC末端の位置に最大50個のアミノ酸残基又はその類似体の付加であってもよく、C末端伸長とも呼ばれ、これは、本発明のペプチドが、333位から上方に、例えば383位までの最大50個のアミノ酸を含み得ることを意味している。
前記伸長は、N末端、C末端又はその両方のいずれかに存在し得る。前記伸長はまた、各側で0〜50アミノ酸の任意の長さであってもよく、互いに独立していてもよい。一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、1〜50、1〜40、10〜40、1〜30、10〜30、20〜30、20〜40、20〜50、30〜50、1〜10、11〜20、21〜30、31〜40若しくは41〜50個のアミノ酸残基のN末端伸長、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49若しくは50個のアミノ酸残基のN末端伸長を含む。付加的に又は代替的に、本発明のペプチド類似体は、1〜50、1〜40、10〜40、1〜30、10〜30、20〜30、20〜40、20〜50、30〜50、1〜10、11〜20、21〜30、31〜40若しくは41〜50個のアミノ酸残基のC末端伸長、又は1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49若しくは50個のアミノ酸残基のC末端伸長を含む。
伸長は、いくつかの状況において、本明細書において例示される292A、292Lys又は333Lys等の新しいアミノ酸残基が導入された場合、置換と呼ばれる場合もある。
EGF(A)ペプチドのN末端及び/又はC末端における小規模切断は、EGF(A)ペプチド類似体中に存在し得る。
一実施形態において、EGF(A)ペプチドは、少なくとも35個のアミノ酸残基、例えば36個のアミノ酸残基、例えば37個のアミノ酸残基、例えば38個のアミノ酸残基又は例えば39個のアミノ酸残基を含む。一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、したがって、1〜2つのアミノ酸残基のN末端切断を含む。一実施形態において、1又は2つのN末端アミノ酸残基が欠失される。更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、したがって、少なくとも又は特異的にアミノ酸293Glyを欠失しているN末端切断を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、少なくとも又は特異的に293Gly-294Thrを欠失しているN末端切断を含む。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、1つのアミノ酸残基のC末端切断を含む。一実施形態において、単一のC末端アミノ酸残基が欠失している。一実施形態において、ペプチド類似体は、特にアミノ酸332Gluを欠損しているC末端切断を含む。
付加的に又は代替的に、本発明のペプチド類似体は、例えば292及び/又は333位のN末端又はC末端に少なくとも1つのアミノ酸伸長を含み得る。
本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、Asn301Leu又は単に301Leuによっても記載されている、AsnからLeuへのアミノ酸残基301のアミノ酸置換を含む。特定の実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、置換301Leuを含む。
付加的に又は代替的に、EGF(A)ペプチド類似体は、297Cys、304Cys、308Cys、317Cys、319Cys及び331Cysのアミノ酸残基を含む。これらのCys残基は、297Cysと308Cysの間、304Cysと317Cysの間、及び319Cysと331Cysの間のジスルフィド架橋等のジスルフィド架橋に関与し得る野生型残基である。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu及び上記されている多数の更なるアミノ酸置換を含む。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu、310Asp及び312Lysのアミノ酸置換を含む。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu及び310Aspを含み、ペプチド類似体は、299AspのGlu、Val又はHisへの置換を有しない。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu、309Arg及び312Gluを含む。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu及び309Argを含むが、但し、ペプチド類似体は310Aspの310Lysへの置換を有しない。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、301Leu及び309Argを含むが、但し、ペプチド類似体は299AspのGlu、Val又はHisへの置換を有しない。
更なる実施形態において、ペプチド類似体は、置換D310K、D310N、D310Q、D310Q、D310R及びD310Aのいずれも、又は310Aspの任意の置換さえも有しない。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、295Asn、296Glu、298Leu及び302Glyの1、2、3又は4つ全ての野生型残基を含む。
一実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、295Asn、296Glu、298Leu、302Gly及び310Aspの1、2、3、4又は5つ全ての野生型残基を含む。
一実施形態において、ペプチドは295Asnを有する。
一実施形態において、ペプチド類似体は296Gluを有する。一実施形態において、ペプチド類似体は298Leuを有する。一実施形態において、ペプチド類似体は302Glyを有する。一実施形態において、ペプチド類似体は310Aspを有する。
一実施形態において、ペプチド類似体は、310Asp、295Asn及び296Gluの2つ以上を有する。一実施形態において、ペプチド類似体は、310Asp、295Asn及び296Gluの3つ全てを有する。
EGF(A)ペプチド類似体は、本明細書に記載されている更なるアミノ酸置換を含み得る。一実施形態において、本発明の類似体は、293、294、296、299、300、303、305、306、309、311、312、313、314、315、316、318、320、321、322、323、324、325、326、328、329、330及び332位の群から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を更に含み得る。
一実施形態において、本発明の類似体は、293、294、299、300、303、305、306、309、311、312、313、314、316、318、321、322、323、324、325、326、328、329、330、331及び332位の群から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を更に含み得る。
一実施形態において、本発明の類似体は、294、299、300、303、309、312、313、314、316、318、321、322、323、324、325、326、328、329、330及び332から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を更に含み得る。
一実施形態において、本発明の類似体は、299、300、309、313、316、318、321、322、323、324、326、328、329、330及び332から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を更に含み得る。
一実施形態において、本発明の類似体は、309、312、313、321、324、328及び332位の群から選択される位置に1つの又は更なるアミノ酸置換を更に含み得る。
更なる実施形態において、ペプチド類似体は、wtアミノ酸残基、又は上記で本明細書において特定されるアミノ酸残基に加えてある種の特定の位置で異なる残基、すなわちアミノ酸置換のいずれかを含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、293位にアミノ酸残基Gly(G)又はAsn(N)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、294位にアミノ酸残基Trp(W)、Thr(T)又はGly(G)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、299位にアミノ酸残基Asp(D)、Gly(G)、Pro(P)、Arg(R)、Lys(K)、Ser(S)、Thr(T)、Asn(N)、Gln(Q)、Ala(A)、Ile(I)、Leu(L)、Met(M)、Phe(F)、Tyr(Y)又はTrp(W)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、299位にアミノ酸残基Asp(D)、Gly(G)、Pro(P)、Arg(R)、Lys(K)、Ser(S)、Thr(T)、Asn(N)、Gln(Q)、Ala(A)、Met(M)、Phe(F)、Tyr(Y)又はTrp(W)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、299位にアミノ酸残基Asp(D)、Ser(S)、Arg(R)、Leu(L)、Ala(A)、Lys(K)又はTyr(Y)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、299位にアミノ酸残基Asp(D)又はAla(A)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、300位にアミノ酸残基His(H)又はAsn(N)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、307位にアミノ酸残基Val(V)、Ser(S)、Thr(T)又はIle(I)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、307位にアミノ酸残基Val(V)又はIle(I)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、307位にSer(S)、Thr(T)又はIle(I)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、307位にIle(I)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、309位にアミノ酸残基Asn(N)、Glu(E)、His(H)、Arg(R)、Ser(S)又はLys(K)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、309位にアミノ酸残基Asn(N)、Arg(R)、Ser(S)又はLys(K)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、309位にアミノ酸残基Asn(N)、Arg(R)又はSer(S)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、309位にアミノ酸残基Asn(N)又はArg(R)を含む。
このような一実施形態において、本発明の類似体は、309位にアミノ酸残基Lys(K)又はArg(R)を含む。
EGF(A)ペプチド類似体は、299Ala、307Ile及び321Gluの群から選択される1つ又は複数のアミノ酸置換などの、本明細書に記載されているいくつかのアミノ酸置換を含み得る。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、321位にアミノ酸残基Asp(D)、Lys(K)又はGlu(E)を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、321位にアミノ酸残基Asp(D)又はGlu(E)を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、321位にアミノ酸残基Glu(E)を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、324位にアミノ酸残基Gln(Q)又はGly(G)を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、329位にアミノ酸残基Arg(R)又はHis(H)を含む。
更なる実施形態において、EGF(A)ペプチド類似体は、300Asn(N)のPro(P)への置換を有しない。
LDL-RのEGF(A)ドメインは、本明細書に記載されている置換に有用であり得る312位にリジンを含む。312への置換基の結合が望ましくない実施形態において、312Lysは、本明細書に記載されている別のアミノ酸で置換されてもよい。
一実施形態において、312位のLysは、Gly、Pro、Asp、Glu、Arg、His、Ser、Thr、Asn、Gln、Ala、Val、Ile、Leu、Met、Phe及びTyrから選択されるアミノ酸残基によって置換される。一実施形態において、312位のLysは、Gly、Asp、Glu、Ser、Thr、Asn、Ala、Val、Ile、Leu、Phe及びTyrから選択されるアミノ酸残基によって置換される。一実施形態において、312位のLysは、Asp、Glu、Thr、Asn、Ile、Leu、Phe及びTyrから選択されるアミノ酸残基によって置換される。一実施形態において、312Lysは、312Asp、312Glu、312Thr、312Asn、312Ile又は312Pheによって置換される。一実施形態において、312Lysは、312Glu、312Asp、312Gln又は312Argによって置換される。
一実施形態において、312Lysは、312Glu、312Thr、312Asn、312Ile、312Phe又は312Tyrによって置換される。一実施形態において、312Lysは、312Glu、312Asn又は312Ileによって置換される。
一実施形態において、312Lysは、312Glu又は312Argによって置換される。一実施形態において、312Lysは、312Argによって置換される。一実施形態では、312Lysは、312Gluによって置換される。
種々の位置に置換基を結合させるための選択肢を含めるために(更には下記を参照)、Lysは、配列番号1の野生型残基のアミノ酸置換によって、又は配列番号1のペプチド伸長、例えば292Lys又は333Lysによって導入することができる。
1を超える置換基が所望される場合、312Lysを介することができ、一方、第2のものは、配列番号1におけるペプチド伸長又は置換によって導入されるLysを介する。
一実施形態において、配列番号1のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、296Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される位置に少なくとも1つのLys残基を含む。
一実施形態において、配列番号1のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される位置に少なくとも1つのLys残基を含む。
一実施形態において、配列番号1のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される位置に少なくとも1つのLys残基を含む。
一実施形態において、配列番号1のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される位置に少なくとも1つのLys残基を含む。
一実施形態において、配列番号1のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される位置に少なくとも1つのLys残基を含む。
付加的に又は代替的に、本発明のペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、295Lys、296Lys、298Lys、299Lys、301Lys、302Lys、303Lys、305Lys、306Lys、307Lys、309Lys、310Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、295Lys、296Lys、298Lys、299Lys、302Lys、303Lys、305Lys、306Lys、307Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、295Lys、296Lys、298Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、295Lys、296Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)類似体ペプチドは、292Lys、293Lys、294Lys、296Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、310Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys 及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、310Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys 及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。
更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、292Lys、293Lys、294Lys、303Lys、305Lys、306Lys、310Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される少なくとも1つのアミノ酸置換を含む。一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、以下の置換:296K、298K、301K、302K及び307Kのいずれも含まない。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、以下の置換:296K、298K、301K、302K、307K及び310Kのいずれも含まない。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、以下の置換:296K、298K、301K、302K、307K及び295Kのいずれも含まない。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、以下の置換:296K、298K、301K、302K、307K及び295Dのいずれも含まない。
特定の実施形態において、本発明のペプチド類似体は、このようなLys置換の1又は2つを含む。
付加的に又は代替的に、本発明のペプチドは312Lysを含み得る。
一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、2つのLys残基を含む。一実施形態において、本発明のペプチド類似体は、
i. 293K及び294K
ii. 293K及び312K
iii. 293K及び333K
iv. 309K及び313K
v. 309K及び324K
vi. 309K及び328K
vii. 309K及び332K
viii. 309K及び333K
ix. 311K及び313K
x. 312K及び333K
xi. 312K及び313K
xii. 312K及び314K
xiii. 313K及び314K
xiv. 313K及び321K
xv. 313K及び324K
xvi. 313K及び328K
xvii. 313K及び332K
xviii. 313K及び333K
xix. 314K及び333K
xx. 321K及び332K
xxi. 321K及び333K
xxii. 324K及び333K
xxiii. 324K及び328K
xxiv. 328K及び333K
xxv. 330K及び333K、並びに
xxvi. 332K及び333K
からなる対から選択される2つのLys残基を含む。
本明細書において上記で示されるように、種々のペプチド類似体が本発明によって提供される。更なる実施形態において、本発明によるEGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して、以下に示されるグループi〜xxivのいずれかによって同定される少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
なお更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、以下に示されるグループi〜xxivのいずれかによって同定されるアミノ酸置換からなる。
更なる実施形態において、本発明によるEGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して、以下に示されるグループi〜xviのいずれかによって同定される少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
なお更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、以下に示されるグループi〜xviのいずれかによって同定されるアミノ酸置換からなる。
i. 301Leu及び309Arg
ii. 301Leu、309Arg、312Glu
iii. 301Leu、307Ile及び309Arg
iv. 301Leu、307Ile、309Arg及び312Glu
v. 301Leu、309Arg及び321Glu
vi. 301Leu、309Arg、321Glu及び312Glu
vii. 301Leu、307Ile、309Arg及び299Ala
viii. 301Leu、307Ile、309Arg、299Ala及び312Glu
ix. 301Leu及び309Arg及び少なくとも1つのLys置換
x. 301Leu、309Arg、312Glu及び少なくとも1つのLys置換
xi. 301Leu、307Ile及び309Arg並びに少なくとも1つのLys置換
xii. 301Leu、307Ile、309Arg及び312Glu並びに少なくとも1つのLys置換
xiii. 301Leu、309Arg及び321Glu並びに少なくとも1つのLys置換
xiv. 301Leu、309Arg、321Glu及び312Glu並びに少なくとも1つのLys置換
xv. 301Leu、307Ile、309Arg及び299Ala並びに少なくとも1つのLys置換又は
xvi. 301Leu、307Ile、309Arg、299Ala及び312Glu並びに少なくとも1つのLys置換。
更なる実施形態において、本発明によるEGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して、以下に示されるグループxvii〜xxのいずれかによって同定される少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
なお更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、以下に示されるグループxvii〜xxのいずれかによって同定されるアミノ酸置換からなる。
xvii. 301Leu及び309Lys
xviii. 301Leu、309Lys及び312Glu
xix. 301Leu及び309Lys並びに少なくとも1つの更なるLys置換
xx. 301Leu、309Lys及び312Glu並びに少なくとも1つの更なるLys置換。
更なる実施形態において、本発明によるEGF(A)ペプチド類似体は、配列番号1と比較して、以下に示されるグループxxi〜xxivのいずれかによって同定される少なくとも2つのアミノ酸置換を含む。
なお更なる実施形態において、本発明のEGF(A)ペプチド類似体は、以下に示されるグループxxi〜xxivのいずれかによって同定されるアミノ酸置換からなる。
xxi. 301Leu及び307Ile
xxii. 301Leu、307Ile及び312Glu
xxiii. 301Leu及び307Ile並びに少なくとも1つの更なるLys置換、並びに
xxiv. 301Leu、3307Ile及び312Glu並びに少なくとも1つの更なるLys置換。
更に特定の実施形態において、本発明によるペプチド類似体又は化合物のペプチド類似体は、配列番号1〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜47及び49〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜44、46、47及び49〜106のアミノ酸配列のいずれか1つによって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜44、46、47、49〜53、55、58〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜4、6〜44、46、47、49〜53、55、58〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれからなる。
一実施形態において、ペプチド類似体は、配列番号2〜4、6〜19、21〜44、46、47、49〜53、55、58〜106によって同定されるアミノ酸配列のいずれか1つを含む又はそれらからなる。
中間化合物
本発明はまた、本発明の誘導体に組み込むことができるペプチド類似体に関する。このようなペプチド類似体は、「中間体生成物」又は「中間体化合物」と呼ぶことができる。それらは新規なLDL-R(293-332)類似体の形態であり、これらは上記されるように、以下に更に記載される本発明のEGF(A)誘導体に組み込むことができる。このようなペプチド類似体は、上記のセクションにおいて定義した通りである。
特に、本発明によるペプチド類似体又は中間体ペプチドは、配列番号1の配列のペプチド類似体と呼ぶことができる。
一態様において、本発明は、EGF(A)誘導体等のEGF(A)化合物の製造に使用するための、本明細書に記載されるEGF(A)ペプチド類似体に関する。
本発明のペプチド類似体に関連して本明細書に開示されている他の特徴、定義、態様及び実施形態はまた、本発明の中間体生成物に適用可能であり得る。
EGF(A)誘導体
本発明のペプチド類似体は、置換基を更に含み得、それにより誘導体化合物になり得る。
用語「誘導体」とは、一般的に、化学修飾によって、特に1つ又は2つの置換基の共有結合によって、天然ペプチド又はその類似体から調製され得る化合物を指す。
用語「本発明の誘導体」、「EGF(A)誘導体」、「EGF(A)誘導体又はLDL-R(293-332)誘導体」又は「LDL-R(293-332)類似体の誘導体」とは、本明細書で使用するとき、1つ又は2つの置換基が結合しているペプチドを指す。これらの各々は、それに加えて又は代替的に、側鎖と呼ばれる場合もある。換言すると、「本発明の誘導体」は、ペプチドを含み、すなわち、本明細書においてEGF(A)ペプチド類似体であり、及び少なくとも1つの、例えば1つ又は2つの置換基を含むペプチド配列を含む。
用語「置換基」は、EGF(A)ペプチドと共有結合する部分を説明するために使用され、例えば、置換基は、EGF(A)ペプチド自体の一部ではない部分である。
一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の窒素原子に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のアミノ基に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸又はEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸残基のアルファ-窒素に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合される。一実施形態において、1つ又は複数の置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基のイプシロン-窒素に結合される。
置換基の例は様々であり、以下で更に説明される。
一態様において、本発明は、EGF(A)ペプチド類似体及び少なくとも1つの置換基を含むEGF(A)誘導体に関する。一実施形態において、誘導体の置換基は、少なくとも1つの脂肪酸基を含む。全ての実施形態について、EGF(A)誘導体なる用語はまた、医薬として許容される任意のその塩、アミド又はエステルを包含する。
置換基
置換基は、EGF(A)ペプチド類似体に結合した部分である。本発明によれば、部分、例えば、置換基は、経口投与後のより長い半減期及び/又は改善された曝露等の他の有益な特性を付加しながら、EGF(A)ペプチドの機能性に影響がなく又は最小限の影響を有することが好ましい。
したがって、上記される本発明の誘導体及び類似体は、PCSK9に結合する能力を有することになる。このようなPCSK9への結合は、LDL-RへのPCSK9の結合を阻害し、それによりLDL-Rの分解を防止し、したがってLDL-C及びアテローム発生性リポタンパク質のクリアランスを増加させる。
特定の実施形態において、本発明の誘導体及び類似体は、例えば、天然LDL-R(293-332)又は他のPCSK9結合化合物と比較して、PCSK9に結合する改善された能力を有する。本発明の類似体及び誘導体は、例えば、本明細書の実施例D.1.1に記載されるアッセイを用いて、LDL-RへのPCSK9の結合を阻害するそれらの能力について試験することができる。
一実施形態において、置換基は、ペプチドの機能性を改善することを目的とする。
一実施形態において、置換基は、骨格ペプチド及び置換基を含む誘導体の血漿半減期が、実施例1及び48(セクションD2、表7)によって例示される骨格ペプチドの半減期と比較して増加した半減期を有するように、ペプチド類似体の半減期を増加させる。異なる種における半減期を決定する方法は、当該技術分野において周知であり、本明細書においてマウス及びイヌ(セクションD2及びD5)について例示される。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、4時間を超える半減期を有する。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、皮下又は静脈内投薬のいずれかの後に測定されたマウスにおいて、6時間超、例えば8時間超又は例えば10時間超等の半減期を有する。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、イヌにおいて25時間超の半減期を有する。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、イヌにおいて50時間超、例えば100時間超又は例えば150時間超等の半減期を有する。
一実施形態において、半減期を延長する置換基はタンパク質部分である。更なるこのような実施形態において、タンパク質部分は、ヒトアルブミン、Fcドメイン又は非構造タンパク質伸長を含み得る。更なる実施形態において、タンパク質部分は、ペプチド類似体に融合されてもよい。更なる実施形態において、タンパク質部分はFcドメインであり、Fcドメインはペプチド類似体に融合される。Fc融合体を調製する場合、2つのFc-ポリペプチドが1つのFc-ドメインを形成するため、得られる化合物は通常2価である。
一実施形態において、置換基はタンパク質部分ではない。一実施形態において、置換基は、EGF(A)ペプチド類似体に融合されたタンパク質部分ではない。一実施形態において、タンパク質部分はFcドメインではない。
別の実施形態において、置換基は非タンパク質部分である。
特定の実施形態において、置換基は、アルブミンと非共有結合複合体を形成することができ、それにより血流内で誘導体の循環を促進し、また、誘導体の作用時間を延長させる効果を有する。特定の実施形態において、置換基は、PCSK9に対するその結合能力を実質的に低下させることなく、EGF(A)化合物の作用時間を延長することができる。
一実施形態において、EGF(A)誘導体は半減期を延長される置換基を含む。種々の半減期を延長させる置換基は当該技術分野において周知であり、特に以下において更に記載するような脂肪酸基を含むアルブミン結合剤を含み、このようなアルブミン結合剤は非タンパク質置換基である。
置換基は、少なくとも1つの脂肪酸基を含む。
特定の実施形態において、脂肪酸基は、少なくとも8個の連続した-CH2-基を含有する炭素鎖を含む。一実施形態において、脂肪酸基は、少なくとも10個の連続した-CH2-基、例えば、少なくとも12個の連続した-CH2-基、少なくとも14個の連続した-CH2-基、少なくとも16個の連続した-CH2-基、少なくとも18個の連続した-CH2-基を含む。
一実施形態において、脂肪酸基は8〜20個の連続した-CH2-基を含む。一実施形態において、脂肪酸基は、10〜18個の連続した-CH2-基を含む。一実施形態において、脂肪酸基は、12〜18個の連続した-CH2-基を含む。一実施形態において、脂肪酸基は、14〜18個の連続した-CH2-基を含む。
誘導体が2つの置換基を含む状況において、増加した半減期は、より短い脂肪酸基により得ることができ、したがって、誘導体が2つの置換基を含む実施形態において、脂肪酸基は、少なくとも8個の連続した-CH2-基、例えば10個の連続した-CH2-基、例えば少なくとも12個の連続した-CH2-基、少なくとも14個の連続した-CH2-基、少なくとも16個の連続した-CH2-基を含み得る。
誘導体が2つの置換基を含む更なる実施形態において、置換基は、それぞれ8〜18個の連続した-CH2-基を含む脂肪酸基を含む。更なるこのような実施形態において、脂肪酸基は、10〜18個の連続した-CH2-基、例えば12〜18個の連続した-CH2-基、例えば14〜18個の連続した-CH2-基を含む。用語「脂肪酸基」とは、本明細書で使用するとき、pKa<7を有する、ブレンステッド-ローリー酸である少なくとも1つの官能基を含む化学基を指すことができる。ブレンステッド-ローリー酸であるこのような官能基の非限定的な例としては、カルボン酸(カルボキシフェノキシも含む)、スルホン酸、テトラゾール部分が挙げられる。
一実施形態において、前記脂肪酸基は、カルボン酸、スルホン酸、テトラゾール部分、メチルスルホニルカルバモイルアミノ(MSU)部分及び3-ヒドロキシ-イソオキサゾール部分から選択される官能基を含む。したがって、一実施形態における本発明の半減期を延長する置換基は、以下の化学式によって定義される8〜20個の連続した-CH2-基を更に含む、カルボン酸、スルホン酸、テトラゾール部分、メチルスルホニルカルバモイルアミノ部分又はヒドロキシ-イソオキサゾール部分を含む。
化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、C(n+2)二酸、又は化学式1b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
化学式2:5-テトラゾリル-(CH2)n-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、化学式2b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、化学式3b:
[式中、カルボキシ基は、化学式3の(C6H4)基の2、3又は4位にあり、mは8〜11の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
化学式4:HO-S(O)2-(CH2)n-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、化学式4b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
化学式5:MeS(O)2NH(CO)NH-(CH2)n-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、化学式5b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
化学式6:3-HO-イソオキサゾール-(CH2)n-CO-*、式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、これはまた、化学式6b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数である]
と指示される場合がある。
その酸性形態の官能基という用語は、FG-Hと呼ばれ、共役塩基としての形態はFG-と呼ばれる。用語「pKa<7を有する官能基」とは、本明細書で使用するとき、水溶液中のそのメチル誘導体(CH3-FG-H)の形態で、7未満の平衡pKaを有するブレンステッド-ローリー酸と呼ぶことができ、ここで、pKaは、以下:
に示される平衡の平衡定数(Ka)に対する-logである。
pKaを決定する方法は当該技術分野において周知である。このような方法は、例えば、Reijengaら、Anal Chem Insights 2013年(2013年; 8巻: 53-71頁)によって報告されている。
一実施形態における本発明による置換基は、1つ又は複数のリンカー要素を含む。リンカー要素は、アミド結合によって脂肪酸基に連結されてもよく、Z2-Z10と呼ばれる場合もある。本明細書において以下に更に定義されるように、リンカー要素の数は多くとも10であり得る。
特定の実施形態において、置換基は、式I:
Z1-Z2-Z3-Z4-Z5-Z6-Z7-Z8-Z9-Z10- [I]
のものであり、式中、
Z1は、
化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*、又は
化学式1b:
化学式2:5-テトラゾリル-(CH2)n-CO-*、又は
化学式2b:
化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*、又は
化学式3b:
[式中、カルボキシ基は-(C6H4)-の2、3又は4位にある]
化学式4:HOS(O)2-(CH2)n-CO-*、又は
化学式4b:
化学式5:MeS(O)2NH2N(CO)NHN-(CH2)n-CO-*、又は
化学式5b:
及び
化学式6:3-HO-イソオキサゾール-(CH2)n-CO-*、又は
化学式6b:
[式中、nは8〜20の範囲にある整数であり、mは8〜11の範囲にある整数である]
から選択される。
特定の実施形態において、nは、化学式1又は1bにおいて、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。特定の実施形態において、nは、化学式2又は2bにおいて、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。特定の実施形態において、nは、化学式4又は4bにおいて、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である特定の実施形態において、mは、化学式3又は3bにおいて、8、9、10又は11である。
特定の実施形態において、nは、化学式5又は5bにおいて、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。
特定の実施形態において、nは、化学式6又は6bにおいて、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19又は20である。
特定の実施形態において、記号*は、Z2における窒素への結合点を示す。別の実施形態において、Z2が結合である場合、記号*は、隣接するZ要素の窒素への結合点を示す。
用語「結合」とは、式Iの文脈において使用するとき、共有結合を意味する。式I(Z1-Z10)の成分が結合として定義される場合、これは、前記成分が存在しない式Iと同等である。
Z2-Z10のいずれかが結合であるという本明細書における以下の指示は、Z2-Z10のいずれかが存在しないものとして読むことができる。論理的には、「結合」を「結合」とすることはできない。したがって、ここでの「結合」という指示は、先のZ要素が、「結合」ではない(又は存在しない)次のZ要素に共有結合されることを意味する。
リンカー要素Z2-Z10は、Glu、γGlu(ガンマGlu又はgGluとも呼ばれ、*-NH-CH-(COOH)-CH2-CH2-CO-*で定義される)、Gly、Ser、Ala、Thr、Ado、Aeep、Aeeep及びTtdSuc並びに以下に定義される更なる部分等のアミノ酸様部分を含む、アミド結合を形成することができる化学的部分から選択される。
Z2は、
化学式7:*-NH-SO2-(CH2)3-CO-*、又は
化学式7b:
化学式8:*-NH-CH2-(C6H10)-CO-*、又は
化学式8b:
及び結合
から選択される。
Z3は、γGlu、Glu又は結合から選択される。
Z3は、Z2が化学式7又は7bである場合、γGlu、Glu又は結合から選択される。
Z3は、γGlu、Glu又は結合から選択され、但し、Z3は、Z2が化学式8である場合、γGlu、Gluから選択される。
Z3は、Z2が化学式8である場合、γGlu及びGluから選択される。
Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9は、互いに独立して、Glu、γGlu、Gly、Ser、Ala、Thr、Ado、Aeep、Aeeep、TtdSuc及び結合から選択される。
Glu、Gly、Ser、Ala、Thrは、当該技術分野において周知であるアミノ酸残基である。
γGluは、化学式9:*-NH-CH(COOH)-(CH2)2-CO-*のものであり、これは、化学式9b:
と同じであり、gGluとも呼ばれる場合もある。
TtdSucは、化学式10:
*-NH-(CH2)3-O-(CH2)2-O-(CH2)2O-(CH2)3-NHCO*、又は
*-NH-CH2CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CH2NHCO*
のものであり、これは、化学式10b:
と同じである。
Adoは、化学式11:*-NH-(CH2)2-O-(CH2)2-O-CH2-CO-*のものであり、これはまた、8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸と呼ばれる場合もあり、化学式11b:
と同じである。
Aeepは、化学式12:*NH-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CO*のものであり、これはまた、化学式12b:
とも呼ばれる場合もある。
Aeeepは、化学式13:*NH-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CO*のものであり、これはまた、化学式13b:
と呼ばれる場合もある。
Z10は、結合、及び化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*から選択され、これはまた、化学式14b:
と呼ばれる場合もある。
特定の実施形態において、Z10は化学式14であり、置換基は前記ペプチドのN末端アミノ基に結合している。
別の実施形態において、Z10が結合である場合、前記置換基は、前記ペプチドに存在するLys残基のイプシロン位置に、又は前記ペプチドのN末端アミノ酸残基に結合している。
一実施形態において、誘導体は2つの置換基を含む。このような一実施形態において、2つの置換基は同一である。このような一実施形態において、2つの置換基は異なる。一実施形態において、2つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の窒素原子に結合している。一実施形態において、2つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のアミノ基に結合している。一実施形態において、2つの置換基は、N末端アミノ酸EGF(A)に、及びEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している。一実施形態において、1つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸残基のアルファ-窒素に結合し、1つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している。一実施形態において、2つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸に結合している。一実施形態において、2つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の異なるLys残基に結合している。一実施形態において、2つの置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の異なるLys残基のイプシロン-窒素に結合している。
2つの置換基が存在する一実施形態において、Z10は、ペプチド類似体のN末端アミノ基に結合している1つの置換基において化学式14であり、Z10は、前記ペプチド類似体に存在するLys残基のイプシロン位置に結合している他の置換基において結合である。
2つの置換基が存在する別の実施形態において、Z10は、ペプチド類似体のN末端アミノ基に結合している1つの置換基における結合であり、Z10は、前記ペプチド類似体に存在するLys残基のイプシロン位置に結合している他の置換基における結合である。
2つの置換基が存在する別の実施形態において、Z10は、両方の置換基における結合であり、2つの置換基の各々は、ペプチド類似体に存在する異なるLys残基のイプシロン位置に結合している。
特定の実施形態において、本発明の誘導体は、1つ又は2つの置換基の共有結合によりEGF(A)ペプチド類似体から調製することができる。
特定の実施形態において、2つの置換基は、式I:Z1-Z2-Z3-Z4-Z5-Z6-Z7-Z8-Z9-Z10- [I]のものである。Z1〜Z10は、上記で定義される通りである。特定の実施形態において、2つの置換基は、式Iのものであり、同一であり、これは、選択されたZ1〜Z10が両方の置換基において同じであることを意味する。別の実施形態において、2つの置換基は、式Iのものであり、異なるものであり、これは、選択されたZ1〜Z10の1つ又は複数が1つの置換基と他の置換基の間で異なることを意味する。
特定の置換基
上記に見られるように、種々の置換基は、当業者によって調製され得る。したがって、本出願に含まれる置換基は、本発明を限定するものとみなされるべきではない。
一実施形態において、1つ又は2つの置換基は、
HOOC-(CH2)18-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)18-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu-2xADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu
HOOC-(CH2)16-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-2xADO-
HOOC-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-3xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-2xgGlu
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-3xGly
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-2xgGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-TtdSuc
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-4xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO-gGlu-2xADO
3-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO-gGlu-2xADO
3-HO-イソオキサゾール-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
HOS(O)2-(CH2)15-CO-gGlu-2xADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
HOS(O)2-(CH2)13-CO-gGlu-2xADO
テトラゾリル-(CH2)15-CO-NH-SO2-(CH2)3-CO-ADO-ADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
テトラゾリル-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
テトラゾリル-(CH2)15-CO-gGlu-2xADO及び
MeS(O)2NH(CO)NH-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
からなる置換基の群から選択される。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは14又は16である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9の全部が結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16又は18である)であり;Z2が化学式8(Trx)であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式2:テトラゾリル-(CH2)n-CO-*(式中、nは15である)であり;Z2が化学式7(スルホンイミド)であり;Z3が結合であり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式2:テトラゾリル-(CH2)n-CO-*(式中、nは15である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式2:テトラゾリル-(CH2)n-CO-*(式中、nは12である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3が結合であり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9の全部がAdoであり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9の全部がAdoであり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの1つがγGluであり、残りの5つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの1つがγGluであり、2つがAdoであり、残りの3つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの3つがGlyであり、残りの3つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの3つがAdoであり、残りの3つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの4つがAdoであり、残りの2つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの1つがTtdSucであり、残りの5つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が化学式8(Trx)であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは9である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの1つがTtdSucであり、残りの5つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式4:HO-S(O)2-(CH2)n-CO-*(式中、nは15である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式4:HO-S(O)2-(CH2)n-CO-*(式中、nは15である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式5:MeS(O)2NH(CO)NH-(CH2)n-CO-*(式中、nは12である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、置換基は、式Iのものであり、式中、Z1が化学式6:3-OH-イソオキサゾール-(CH2)12-CO-*(式中、nは12である)であり;Z2が結合であり;Z3がγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
特定の置換基組み合わせ
一実施形態において、本発明の化合物は、式Iの2つの置換基を含む又は有し、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、式Iの2つの置換基を含む又は有し、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは14である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、式Iの2つの置換基を含む又は有し、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは14である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9の全部が結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、式Iの2つの置換基を含む又は有し、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、式Iの2つの置換基を含む又は有し、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*であり;他の置換基は式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、2つの置換基を含む又は有し、一方は式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式14:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*であり;他の置換基は式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、2つの置換基を含む又は有し、一方は式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合であり;他の置換基は式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合である。
一実施形態において、本発明の化合物は、2つの置換基を含む又は有し、一方は式Iのものであり、式中、Z1が化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*(式中、nは16である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合であり;並びに他の置換基は式Iのものであり、式中、Z1が化学式4:HOS(O)2-(CH2)n-CO-*(式中、mは15である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式4:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*である。
一実施形態において、本発明の化合物は、2つの置換基を含む又は有し、一方は式Iのものであり、式中、Z1が化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*(式中、mは10である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が結合であり;他の置換基は式Iのものであり、式中、Z1が化学式4:HOS(O)2-(CH2)n-CO-*(式中、mは15である)であり;Z2が結合であり;Z3はγGluであり;Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、及びZ9のうちの2つがAdoであり、残りの4つが結合であり;Z10が化学式4:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*である。
ペプチド及び結合部位
本発明によるEGF(A)誘導体又は化合物は、配列番号1によって定義されるLDL-RのEGF(A)ドメインのEGF(A)ペプチド類似体を含む。このようなペプチド配列は、本明細書において上記で詳細に記載され、本発明の誘導体又は化合物のペプチドは、同一の用語によって記載及び定義され得る。EGF(A)誘導体又は化合物は、ペプチド配列に連結された、本明細書において上記で記載されている少なくとも1つの置換基を更に有する。
本発明の化合物において、置換基はペプチドに共有結合しており、ペプチド配列の1つのアミノ酸残基を意味する。
一実施形態において、本発明のEGF(A)誘導体は、以下の位置:295、296、298、301、302及び307のいずれか1つに結合していない置換基を含む。更なる実施形態において、置換基は、以下の位置:295、296、298、301、302、307及び310のいずれか1つに結合していない。更なるこのような実施形態において、以下の位置:299及び320のいずれか1つにも結合していない。
特定の実施形態において、置換基は、297、304、308、317、319及び331位のいずれかを除いて、292から333までの任意の位置を介して結合されている。
特定の実施形態において、置換基は、297、298、301、302、304、307、308、317、319及び331位のいずれかを除いて、292から333までの任意の位置を介して結合されている。
特定の実施形態において、置換基は、295、296、297、298、301、302、304、307、308、317、319及び331位のいずれかを除いて、292から333までの任意の位置を介して結合されている。特定の実施形態において、置換基は、295、296、297、298、301、302、304、307、308、310、317、319、320及び331位のいずれかを除いて、292から333までの任意の位置を介して結合されている。特定の実施形態において、置換基は、295、296、297、298、301、302、304、307、308、309、310、317、319、320及び331位のいずれかを除いて、292から333までの任意の位置を介して結合されている。
一実施形態において、置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の292、293、294、299、300、303、305、306、309、311、312、313、314、315、316、318、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、332及び333位のいずれか1つ又は2つに結合されている。
一実施形態において、置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の292、293、294、300、303、305、306、309、311、312、313、314、315、316、318、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、332及び333位のいずれか1つ又は2つに結合されている。
一実施形態において、置換基は、EGF(A)ペプチド類似体の292、293、294、300、303、305、306、311、312、313、314、315、316、318、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、332及び333位のいずれか1つ又は2つに結合されている。
一実施形態において、置換基は、ペプチド配列のN末端アミノ酸に結合している。特定の実施形態において、N末端アミノ酸はGlyである。特定の実施形態において、N末端アミノ酸は293Glyである。特定の実施形態において、N末端アミノ酸は293Lysである。特定の実施形態において、N末端アミノ酸は292Lysである。また、それはLys若しくはGly又はN末端位置における別のアミノ酸残基であり得、これは、293、又は294Thr、294Gly若しくは294Lys又は295AsnなどのN末端から更に下方の任意の位置であり得る。特定の実施形態において、置換基は、ペプチド類似体のN末端アミノ酸残基のアルファ-窒素に結合している。別の実施形態において、N末端アミノ酸残基がLysである場合、置換基は、リジン残基のアルファ-窒素又はイプシロンアミノ基に共有結合的に連結され得る。
特定の実施形態において、置換基は、ペプチド中に存在するLys残基のε-アミノ基に結合している。
別の実施形態において、置換基は、332、333位又はC末端に更に向かう任意の位置であり得るC末端位置のLysに結合している。
本発明のペプチドがN末端又はC末端でのいずれかの伸長を含む実施形態において、置換基は前記伸長のアミノ酸残基に結合され得る。N末端伸長の存在下では、置換基は、前記伸長のN末端アミノ酸、又は伸長配列内に存在するLysに結合され得る。C末端伸長の存在下では、置換基は、C末端位置のLys残基、又は伸長配列内に存在するLysに結合され得る。
更に別の実施形態において、置換基は、ペプチド配列中に存在するアミノ酸に結合している。特定の実施形態において、置換基は、ペプチド中に存在するリジン残基に連結されている。特定の実施形態において、置換基は、ペプチド中に存在するリジン残基のイプシロンアミノ基に連結されている。置換基が連結しているリジン残基は、ペプチドのN末端位置又はC末端位置を含むLDL-R(293-332)EGF(A)類似体の任意の位置、存在する場合にはN末端伸長のN末端残基内又はそこでの任意の位置、存在する場合にはC末端伸長のC末端残基内又はそこでの任意の位置に配置され得る。
本明細書において上記で記載されているように、EGF(A)ペプチド類似体は、1つ又は複数のLys残基を有し得、それらの残基は置換基の結合に有用である。
特定の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
特定の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、293Lys、294Lys、295Lys、296Lys、298Lys、299Lys、301Lys、302Lys、303Lys、305Lys、306Lys、307Lys、309Lys、310Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysから選択される。
特定の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
別の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、293Lys、294Lys、298Lys、299Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
別の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
別の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
別の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
別の実施形態において、置換基が連結しているリジンは、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysの群から選択される。
置換基がC末端伸長に結合している実施形態において、置換基が連結しているリジンは、333Lys〜242Lysの位置のいずれか1つ及び/又は333Lys〜383Lysの位置のいずれか1つから選択され得る。
本発明の化合物が2つの置換基を有する実施形態において、置換基は、上記で定義したように互いに独立して連結され得、これは、いずれか1つがペプチドのN末端アミノ酸、ペプチドのC末端アミノ酸、又はペプチドのアミノ酸配列内のアミノ酸に結合し得ることを意味する。
LysがN末端位置に存在する実施形態において、2つの置換基は、両方ともペプチドのN末端Lysに連結され得る。一方は前記LysのN末端アルファ-アミンに連結され得、他方は上記Lysのイプシロン窒素に連結され得る。2つの置換基が存在する場合、一方はペプチドのN末端アミノ酸に連結され得、他方の置換基はペプチド内のLys等のアミノ酸に連結される。或いは、一方の置換基は、ペプチドのC末端位置のLysに連結され得、他方の置換基は、ペプチド中のLys等のアミノ酸に連結される。或いは、一方の置換基は、伸長を含むペプチド内のLys等のアミノ酸残基に連結され得、他方の置換基は、伸長を含むペプチド内のLys等の別のアミノ酸残基に連結され得る。
一実施形態において、本発明の化合物は1つの置換基を有し、前記置換基はN末端でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、292Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、293Lysの位置でペプチドに連結されている、若しくは前記置換基は、299Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、300Lyの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、309Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、311Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、312Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は313Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、314Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、315Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、316Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、318Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、320Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、321Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、322Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、323Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、324Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、325Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、326Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、328Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、329Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、330Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、332Lysの位置でペプチドに連結されている;又は前記置換基は、333Lysの位置でペプチドに連結されている。
本発明の誘導体が2つの置換基を有する実施形態において、前記置換基は、N末端、並びに293Lys、309Lys、313Lys、324Lys、328Lys、330Lys、332Lys及び333Lys等の上述したLysの位置のいずれかを介してペプチドに連結され得る。
誘導体が2つの置換基を含む更なる実施形態において、それらは2つの異なるLys残基、例えば、以下のLys残基対
i. 293K及び294K
ii. 293K及び312K
iii. 293K及び333K
iv. 309K及び313K
v. 309K及び324K
vi. 309K及び328K
vii. 309K及び332K
viii. 309K及び333K
ix. 311K及び313K
x. 312K及び333K
xi. 312K及び313K
xii. 312K及び314K
xiii. 313K及び314K
xiv. 313K及び321K
xv. 313K及び324K
xvi. 313K及び328K
xvii. 313K及び332K
xviii. 313K及び333K
xix. 314K及び333K
xx. 321K及び332K
xxi. 321K及び333K
xxii. 324K及び333K
xxiii. 324K及び328K
xxiv. 328K及び333K
xxv. 330K及び333K、並びに
xxvi. 332K及び333K
のいずれかに連結され得る。
一実施形態において、2つの置換基は、333Lys、並びに293Lys、309Lys、312Lys、313Lys、314Lys、321Lys、324Lys、328Lys、330Lys及び332Lysから選択されるLysを介して結合している。
一実施形態において、2つの置換基は、333Lys、並びに312Lys、313Lys、314Lys、321Lys、324Lys、328Lys及び330Lysから選択されるLysを介して結合している。
一実施形態において、2つの置換基は、333Lys、並びに313Lys、324Lys及び328Lysから選択されるLysを介して結合している。
上記されるように、ペプチドは、本明細書に記載されている特定の位置にある特定のアミノ酸残基と組み合わせられ得る1つ又は複数のアミノ酸置換を有することができる。このような特定のアミノ酸残基は、維持されるべきwtアミノ酸残基、例えば、一連の好ましい実施形態において、例えば、本明細書に記載されている他の特徴と組み合わせて、ペプチド類似体に存在し得るシステインであり得る。このような実施形態において、ペプチド類似体は、位置297Cys-308Cys、304Cys-317Cys及び319Cys-331Cysの3つのジスルフィド架橋を含む。このような実施形態の更なる例において、ペプチド誘導体のペプチド類似体は、297Cys-308Cys、304Cys-317Cys及び319Cys-331Cysの位置に3つのジスルフィド架橋、及び少なくとも1つの置換基を含み、置換基は、前記ペプチド類似体の295、296、298、301、302及び307から選択される位置に結合していない。当業者は、ペプチド配列情報の組み合わせは、置換基の位置及び同一性に関する情報と組み合わせて、本発明の様々な特定の実施形態を定義することができることを理解する。
一実施形態において、ペプチド類似体は、置換基が連結されている位置以外の位置にLysを含まない。
一実施形態において、本発明の化合物は1つの置換基を有し、前記置換基は、N末端位置で又は任意の位置のLysのいずれかに連結し、ペプチド類似体は他の全ての位置にLysを含まない。一実施形態において、本発明の化合物は1つの置換基を有し、前記置換基は312位以外の任意の位置でLysに連結され、ペプチド類似体は312Argの位置のArgを含む。
一実施形態において、本発明の化合物は2つの置換基を有し、ペプチド類似体は、置換基が連結している位置以外の位置にLysを含まない。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、実施例1〜47、51〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から選択される。
更なる実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、実施例1〜47、51〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から個々に選択される。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、実施例1〜44、46〜47、51〜55、57、60〜64、66〜69、67〜69、71〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から選択される。
一実施形態において、本発明によるEGF(A)誘導体は、実施例31、95、128、133、143、144、150、151、152及び153からなるEGF(A)誘導体の群から選択される。
医薬組成物
本発明はまた、本発明の化合物を含む医薬組成物に関し、例えば、本発明のペプチド類似体、又は医薬として許容されるその塩、アミド若しくはエステル、及び医薬として許容される賦形剤を含む。このような組成物は、当該技術分野において公知であるように調製することができる。
用語「賦形剤」とは、広範には、活性治療成分以外の任意の成分を指す。賦形剤は、不活性(inert)物質、不活性(inactive)物質、及び/又は医薬でない活性物質であり得る。賦形剤は、様々な目的に役立ち得、例えば、担体、ビヒクル、希釈剤、錠剤補助剤として、並びに/又は活性物質の投与及び/若しくは吸収を改善するために使用することができる。賦形剤の非限定的な例は、溶媒、希釈剤、緩衝剤、防腐剤、張性調節剤、キレート剤、及び安定剤である。様々な賦形剤との医薬として活性な成分の製剤化は、当該技術分野で公知であり、例えば、Remington: The Science and Practice of Pharmacy (例えば、第19版(1995年)、及びいずれもの後の版)を参照されたい。
本発明の組成物は、液体製剤、すなわち、水を含む水性製剤の形態であってもよい。液体製剤は、溶液又は懸濁液であってもよい。或いは、それは、固体製剤、例えば、凍結乾燥組成物又は噴霧乾燥組成物であってもよい。
本発明の医薬組成物は、組み合わせ治療の場合に投与を簡略化することができる、治療薬などの第2の有効成分を更に含み得る。
本発明の組成物は、経口組成物であってもよく、投与経路は経口によるものである。本発明の化合物及び特に延長された化合物、すなわち誘導体化合物は、経口投与に適している。本発明のペプチド及び化合物は、本発明によれば、経口製剤、すなわち経口投与に適し、適切なレベルのバイオアベイラビリティーを提供することができる組成物によって構成されていてもよい。当該技術分野において公知である経口製剤化技術が使用されてもよい。このようなものとしては、N-(8-(2-ヒドロキシベンゾイル)アミノ)カプリル酸、特に、国際公開第96/30036号及び国際公開第2008/028859号に記載されているN-(8-(2-ヒドロキシベンゾイル)アミノ)カプリル酸ナトリウム(SNAC)、EP1154761及びUS8053429に記載されているものなどのカプリン酸ナトリウムを含むGIPET製剤が挙げられる。
経口組成物のための化合物を提供するために、本発明者らは、本発明によるEGF(A)ペプチド誘導体がラットにおいて消化管吸収を遅延することを確認した(Table 10(表15))。
或いは、本発明の組成物は、非経口投与用であってもよく、例えば、皮下、筋肉内、腹腔内、又は静脈内注射によって行われる。当然のことながら、皮下投与を目的とする化合物は、胃腸吸収を示す必要はないが、一方で、液体製剤中の高い安定性などの他の特徴が望ましい場合がある。
組み合わせ治療
本発明によるEGF(A)ペプチド類似体又はその誘導体を用いた治療はまた、1つ又は複数の追加の薬理活性物質、例えば、抗糖尿病薬、抗肥満薬、食欲調節薬、抗高血圧薬、糖尿病に起因する又は糖尿病に関連する合併症を治療及び/又は予防する薬剤、並びに肥満に起因する又は肥満に関連する合併症及び障害を治療及び/又は予防する薬剤から選択される物質と組み合わせることができる。
これらの薬理活性物質の例は、GLP-1受容体アゴニスト、インスリン、DPP-IV(ジペプチジルペプチダーゼ-IV)阻害剤、アミリンアゴニスト及びレプチン受容体アゴニストである。このような活性物質の特定の例は、GLP-1受容体アゴニストであるリラグルチド及びセマグルチド及びインスリンデグルデク(insuling degludec)である。
医学的適応症
一態様において、本発明は、医薬品の製造における使用のための、本明細書に記載されているEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体の使用に関する。
本発明はまた、本発明の化合物、例えば、本発明によるペプチド類似体若しくは誘導体、又は医薬として若しくは医薬品の製造において使用するためのその医薬組成物に関する。
一実施形態において、本発明の化合物又はその組成物は、(i)脂質パラメータの改善、例えば異常脂質血症の予防及び/又は治療、全血清脂質の低下;LDL-Cの低下、HDLの上昇;小型高密度(small, dense)LDLの低下;VLDLの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;リポタンパク質a(Lp(a))の血漿レベルの低下;アポリポタンパク質A(apo(A))の生成阻害;(ii)心臓血管疾患、例えば心臓症候群X、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈心疾患、再灌流傷害、脳卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左心室肥大、冠動脈疾患、高血圧、本態性高血圧、急性高血圧緊急事態、心筋症、心臓の機能不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心臓不整脈、失神(syncopy)、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性アテローム性動脈硬化症)、拡張機能不全、及び/又は収縮機能障害;及び/又は血圧の低下、例えば収縮期血圧の低下の予防並びに/又は治療;心臓血管疾患の治療のために使用され得る。
本発明はまた、(i)脂質パラメータの改善、例えば異常脂質血症の予防及び/又は治療、全血清脂質の低下;HDL-Cの上昇;LDL-Cの低下、小型高密度LDL-Cの低下;VLDL-Cの低下;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;リポタンパク質a(Lp(a))の血漿レベルの低下;アポリポタンパク質A(apo(A))の生成阻害;(ii)心臓血管疾患、例えば心臓症候群X、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈心疾患、再灌流傷害、脳卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左心室肥大、冠動脈疾患、高血圧、本態性高血圧、急性高血圧緊急事態、心筋症、心臓の機能不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心臓不整脈、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性アテローム性動脈硬化症)、拡張機能不全、及び/又は収縮機能障害;及び/又は血圧の低下、例えば収縮期血圧の低下の予防並びに/又は治療;心臓血管疾患の治療のための方法に関し、医薬として活性な量の本発明による化合物、例えば、本発明によるペプチド類似体又は誘導体を投与する。
本発明のある種の特徴が本明細書において説明され、記載されてきたが、ここで、多くの修飾、置換、変更、及び等価物が当業者に想起される。したがって、添付の実施形態は、本発明の真の精神に含まれる全てのこのような修正及び変更を包含するように意図されていることが理解されるべきである。
実施態様
1. 301Leuを含む、配列番号1によって定義されるLDL-RのEGF(A)ドメインのEGF(A)ペプチド類似体。
2. 297Cys、304Cys、308Cys、317Cys、319Cys及び331Cysの野生型cys残基を含む、実施形態1に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
3. (野生型)アミノ酸残基295Asn、296Glu、298Leu、302Gly及び310Aspの1つ又は複数を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
4. 295位の残基Asn(N)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
5. 296位に残基Glu(E)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
6. 298位の残基Leu(L)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
7. 302位に残基Gly(G)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
8. 310位に残基Asp(D)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
9. 295位(Asn/N)及び310(Asp/D)に野生型残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
10. 配列番号1と比較して1〜15個のアミノ酸置換を有する、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
11. 293、294、296、299、300、303、305、306、309、311、312、313、314、315、316、318、320、321、322、323、324、325、326、328、329、330、332位の群から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
12. 294、299、300、303、309、312、313、314、316、318、321、322、323、324、325、326、328、329、330、332位の群から選択される位置に1つ又は複数のアミノ酸置換を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
13. 309、312、313、321、324、328、332位の群から選択される位置に1つ又は複数の更なるアミノ酸置換を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
14. 293位にアミノ酸残基Gly(G)又はAsn(N)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
15. 294位にアミノ酸残基Thr(T)又はGly(G)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
16. 299位にアミノ酸残基Asp(D)、Gly(G)、Pro(P)、Arg(R)、Lys(K)、Ser(S)、Thr(T)、Asn(N)、Gln(Q)、Ala(A)、Ile(I)、Leu(L)、Met(M)、Phe(F)、Tyr(Y)又はTrp(W)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
17. 299位にアミノ酸残基Asp(D)、Gly(G)、Pro(P)、Arg(R)、Lys(K)、Ser(S)、Thr(T)、Asn(N)、Gln(Q)、Ala(A)、Ile(I)、Leu(L)、Met(M)、Phe(F)、Tyr(Y)又はTrp(W)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
18. 299位にアミノ酸残基Asp(D)、Ser(S)、Arg(R)、Leu(L)、Ala(A)、Lys(K)又はTyr(Y)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
19. 299位にアミノ酸残基Asp(D)又はAla(A)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
20. 300位にアミノ酸残基His(H)又はAsn(N)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
21. 307位にアミノ酸残基Val(V)、Ser(S)、Thr(T)又はIle(I)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
22. 307位にアミノ酸残基Val(V)又はIle(I)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
23. 307位にSer(S)、Thr(T)又はIle(I)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
24. 307位にIle(I)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
25. 309位にアミノ酸残基Asn(N)、Glu(E)、His(H)、Arg(R)、Ser(S)又はLys(K)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
26. 309位にアミノ酸残基Asn(N)、Arg(R)、Ser(S)又はLys(K)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
27. 309位にアミノ酸残基Asn(N)、Arg(R)又はSer(S)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
28. 309位にアミノ酸残基Asn(N)又はArg(R)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
29. 309位にアミノ酸残基Lys(K)又はArg(R)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
30. 309位にアミノ酸残基Arg(R)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
31. 312位にアミノ酸残基Lys(K)、Glu(E)、Asp(D)、Gln(Q)又はArg(R)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
32. 312位にアミノ酸残基Lys(K)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
33. 312Lysが、312Gly、312Pro、312Asp、312Glu、312Arg、312His、312Ser、312Thr、312Asn、312Gln、312Ala、312Val、312Ile、312Leu、312Met、312Phe及び312Tyrからなる群から選択されるアミノ酸によって置換されている、実施形態32に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
34. 312Lysが、312Asp、312Glu、312Thr、312Asn、312Ile、312Phe及び312Tyrからなる群から選択されるアミノ酸によって置換されている、実施形態32に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
35. 312Lysが、312Asp、312Glu、312Thr、312Asn、312Ile及び312Pheからなる群から選択されるアミノ酸によって置換されている、実施形態32に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
36. 312Lysが、312Glu、312Asp、312Gln及び312Argからなる群から選択されるアミノ酸によって置換されている、実施形態32に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
37. 321位にアミノ酸残基Asp(D)、Lys(K)又はGlu(E)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
38. 321位にアミノ酸残基Asp(D)又はGlu(E)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
39. 321位にアミノ酸残基Glu(E)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
40. 324位にアミノ酸残基Gln(Q)又はGly(G)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
41. 329位にアミノ酸残基Arg(R)又はHis(H)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
42. Glu(E)、Val(V)又はHis(H)への299Asp(D)の置換を有しない、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
43. Pro(P)への300Asn(N)の置換を有しない、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
44. 少なくとも1つのLysアミノ酸残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
45. Lys置換を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
46. Lys置換及び312位にwtLysを含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
47. Lys置換及び312位に非Lysアミノ酸残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
48. Lys置換及び312位にGlu(E)、Asp(D)、Gln(Q)又はArg(R)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
49. Lys置換及び312位にGlu(E)を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
50. 1つ又は複数のLys置換を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
51.
i. 301Leu及び309Arg
ii. 301Leu、309Arg、312Glu
iii. 301Leu、307Ile、及び309Arg
iv. 301Leu、307Ile、309Arg及び312Glu
v. 301Leu、309Arg及び321Glu
vi. 301Leu、309Arg、321Glu及び312Glu
vii. 301Leu、307Ile、309Arg及び299Ala
viii. 301Leu、307Ile、309Arg、299Ala及び312Glu
ix. 301Leu及び309Arg及び少なくとも1つのLys置換
x. 301Leu、309Arg、312Glu及び少なくとも1つのLys置換
xi. 301Leu、307Ile及び309Arg及び少なくとも1つのLys置換
xii. 301Leu、307Ile、309Arg及び312Glu及び少なくとも1つのLys置換
xiii. 301Leu、309Arg及び321Glu、並びに少なくとも1つのLys置換
xiv. 301Leu、309Arg、321Glu及び312Glu、並びに少なくとも1つのLys置換
xv. 301Leu、307Ile、309Arg、及び299Ala並びに少なくとも1つのLys置換、又は
xvi. 301Leu、307Ile、309Arg、299Ala及び312Glu、並びに少なくとも1つのLys置換
を含む及び/又はそれからなる少なくとも2つのアミノ酸置換を有する、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
52. 前記ペプチドが、
xvii. 301Leu及び309Lys
xviii. 301Leu、309Lys及び312Glu
xix. 301Leu及び309Lys並びに少なくとも1つの更なるLys置換、又は
xx. 301Leu、309Lys及び312Glu、並びに少なくとも1つの更なるLys置換
を含む及び/又はそれからなる少なくとも2つのアミノ酸置換を有する、先の実施形態1〜50のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
53. 前記ペプチドが、
xxi. 301Leu及び307Ile、
xxii. 301Leu、307Ile及び312Glu
xxiii. 301Leu及び307Ile、並びに少なくとも1つの更なるLys置換、又は
xxiv. 301Leu、3307Ile及び312Glu、並びに少なくとも1つの更なるLys置換
を含む及び/又はそれからなる少なくとも2つのアミノ酸置換を有する、先の実施形態1〜50のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
54. N末端伸長及び/又はC末端伸長を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
55. 1〜10個のアミノ酸残基のN末端伸長を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
56. 292位のアミノ酸残基、例えば、292Ala(A)又は292(K)を含むN末端伸長を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
57. 1〜10個のアミノ酸残基のC末端伸長を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
58. 333位のアミノ酸残基、例えば、333Ala(A)又は333(K)を含むC末端伸長を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
59. 292Lys、293Lys、294Lys、296Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択される、少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
60. 292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択される、少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
61. 292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択される、少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
62. 292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択される、少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
63. 292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択される、少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
64. 313Lys、324Lys、328Lys及び333Lysからなる群から選択される少なくとも1つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
65. 実施形態59〜65において定義される群のいずれかから選択される2つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
66.
i. 293K及び294K
ii. 293K及び312K
iii. 293K及び333K
iv. 309K及び313K
v. 309K及び324K
vi. 309K及び328K
vii. 309K及び332K
viii. 309K及び333K
ix. 311K及び313K
x. 312K及び333K
xi. 312K及び313K
xii. 312K及び314K
xiii. 313K及び314K
xiv. 313K及び321K
xv. 313K及び324K
xvi. 313K及び328K
xvii. 313K及び332K
xviii. 313K及び333K
xix. 314K及び333K
xx. 321K及び332K
xxi. 321K及び333K
xxii. 324K及び333K
xxiii. 324K及び328K
xxiv. 328K及び333K
xxv. 330K及び333K、並びに
xxvi. 332K及び333K
からなる対から選択される2つのLys残基を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
67. N末端切断又はC末端切断を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
68. 1〜10個のアミノ酸残基のN末端切断を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
69. 少なくとも又は特異的にアミノ酸293Glyを欠失しているN末端切断を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
70. 1〜2個のアミノ酸残基のC末端切断を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
71. 少なくとも又は特異的にアミノ酸332Gluを欠失しているC末端切断を含む、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
72. 前記ペプチド配列が、実施形態の2〜106のいずれか1つによって同定される、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
73. 前記ペプチド配列が、配列番号2〜47及び49〜106のいずれか1つによって同定される、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
74. 前記ペプチド配列が、配列番号2〜44、46、47及び49〜106のいずれか1つによって同定される、先の実施形態のいずれか1つに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
75. 前記ペプチド配列が、配列番号2〜44、46、47、49〜53、55、58〜106のいずれか1つによって同定される、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
76. 前記ペプチド配列が、配列番号2〜4、6〜44、46、47、49〜53、55、58〜106のいずれかに1つよって同定される、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
77. 前記ペプチド配列が、配列番号2〜4、6〜19、21〜44、46、47、49〜53、55、58〜106のいずれか1つによって同定される、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体。
78. EGF(A)ペプチド類似体及び置換基を含む、EGF(A)誘導体。
79. 少なくとも1つの置換基を含む、実施形態78に記載のEGF(A)誘導体。
80. 置換基が半減期延長置換基である、実施形態78又は79に記載のEGF(A)誘導体。
81. EGF(A)ペプチド類似体が、上記実施形態1〜77のいずれかと同様に定義される、実施形態78又は80に記載のEGF(A)誘導体。
82. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体の窒素原子に結合している、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
83. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチドのアミノ基に結合している、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
84. 1つ又は複数の置換基が、EGF(A)ペプチドのN末端アミノ酸、又はEGF(A)ペプチドのLys残基に結合している、実施態様78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
85. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチドのN末端アミノ酸に結合している、実施態様78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
86. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチドのN末端アミノ酸残基のアルファ-窒素に結合している、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
87. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチドのLys残基に結合している、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
88. 1つ又は2つの置換基が、EGF(A)ペプチド中のLys残基のイプシロン-窒素に結合している、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
89. 2つの置換基を含む、実施形態78〜81のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
90. 2つの置換基が同一である、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
91. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体の窒素原子に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
92. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のアミノ基に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
93. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチドのN末端アミノ酸、及びEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
94. 一方の置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸残基のα-窒素に結合し、一方の置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)ペプチド類似体。
95. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のN末端アミノ酸に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
96. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
97. 2つの置換基が、EGF(A)ペプチド類似体のLys残基のイプシロン-窒素に結合している、実施形態89に記載のEGF(A)誘導体。
98. 1つ又は複数の置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、296Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態78〜97のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
99. 1つ又は複数の置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態78〜97のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
100. 1つ又は複数の置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、312Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体のLys残基に結合している、実施形態78〜97のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
101. 置換基がEGF(A)ペプチド類似体の312Kに結合している、実施形態78〜100のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
102. 置換基がEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態78〜100のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
103. 2つの置換基を含み、一方が置換Lys残基に結合し、一方がEGF(A)ペプチド類似体の312Kに結合している、実施形態102に記載のEGF(A)誘導体。
104. 2つの置換基を含み、両方がEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態102及び103のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
105. 1つ又は2つの置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、296Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態102〜104のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
106. 1つ又は2つの置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、299Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、315Lys、316Lys、318Lys、320Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態102〜104のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
107. 1つ又は2つの置換基が、292Lys、293Lys、294Lys、300Lys、303Lys、305Lys、306Lys、309Lys、311Lys、313Lys、314Lys、316Lys、318Lys、321Lys、322Lys、323Lys、324Lys、325Lys、326Lys、327Lys、328Lys、329Lys、330Lys、332Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態102〜104のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
108. 1つ又は2つの置換基が、313Lys、324Lys、328Lys及び333Lysからなる群から選択されるEGF(A)ペプチド類似体の置換Lys残基に結合している、実施形態102〜104のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
109. 置換基が、295、298、301、302、307及び310位のいずれかでアミノ酸残基を介してEGF(A)ペプチド類似体に結合していない、実施形態78〜107のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
110. 置換基が、295、296、298、301、302、307、310位のいずれかのアミノ酸残基を介してEGF(A)ペプチド類似体に結合していない、実施形態78〜107のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
111. 置換基がFcドメインではない、実施形態78〜110のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
112. 置換基がEGF(A)ペプチドと融合していない、実施形態78〜110のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
113. 置換基が少なくとも1つの脂肪酸基を含む、実施形態78〜112のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
114. 前記脂肪酸基が、pKa<7を有する少なくとも1つの官能基(FG)及び少なくとも8個の連続した-CH2基を含む炭素鎖を含む化学基である、実施形態113に記載のEGF(A)誘導体。
115. 前記脂肪酸基が、カルボン酸、スルホン酸、テトラゾール部分、メチルスルホニルカルバモイルアミノ部分又は3-ヒドロキシ-イソオキサゾール部分から選択される官能基を含む、実施形態113に記載のEGF(A)誘導体。
116. 前記置換基が、カルボン酸、スルホン酸、テトラゾール部分、メチルスルホニルカルバモイルアミノ部分又は8〜20個の連続した-CH2-基を含むヒドロキシイソオキサゾール3-ヒドロキシイソオキサゾール部分を含む、実施形態113に記載のEGF(A)誘導体。
117. 前記置換基が、式I:
Z1-Z2-Z3-Z4-Z5-Z6-Z7-Z8-Z9-Z10- [I]
を有し、式中、
Z1は、
化学式1:HOOC-(CH2)n-CO-*
化学式2:テトラゾリル-(CH2)n-CO-*
化学式3:HOOC-(C6H4)-O-(CH2)m-CO-*
化学式4:HOS(O)2-(CH2)n-CO-*
化学式5:MeS(O)2NH(CO)NH-(CH2)n-CO-*、及び
化学式6:3-HO-イソオキサゾール-(CH2)n-CO-*
から選択され、
ここで、
nは、8〜20の範囲にある整数であり、
mは、8〜11の範囲にある整数であり、
化学式3の-COOH基は、フェニル環上の2、3又は4位に結合することができ、
記号*は、Z2における窒素への結合点を示すか、又はZ2が結合である場合、隣接するZ要素上の窒素への結合点を示し;
Z2は、
化学式7:*-NH-SO2-(CH2)3-CO-*,
化学式8:*-NH-CH2-(C6H10)-CO-*、及び
結合
から選択され;
Z3は、
γGlu、Glu及び結合
から選択され、
Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9は、互いに独立して、
Glu、γGlu、Gly、Ser、Ala、Thr、Ado、Aee、Aeeep、TtdSuc及び結合
から選択され;
Z10は、
化学式7:*-NH-CH2-(C6H4)-CH2-*及び結合
から選択される、実施形態113に記載のEGF(A)誘導体。
118. γGluが、化学式9:*NH-CH(COOH)-(CH2)2-CO-*のものであり、
TtdSucが、化学式10:*NH-CH2CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CH2NHCO*のものであり、
Adoが、化学式11:*NH-(CH2)2-O-(CH2)2-O-CH2-CO-*のものであり、
Aeepが、化学式12:*NH-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CO*のものであり、及び
Aeeepが、化学式13:*NH-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2OCH2CH2CO*のものである、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
119. 前記置換基が、式I:
Z1-Z2-Z3-Z4-Z5-Z6-Z7-Z8-Z9-Z10- [I]
を有し、式中、
Z1は、
化学式1b:
化学式2b:
化学式3b:
化学式4b:
化学式5b:
及び
化学式6b:
から選択され、
ここで、
化学式1b、2b、4b、5b又は6bにおけるnは、8〜20の範囲にある整数であり、
化学式3bにおけるmは、8〜11の範囲にある整数であり、化学式3bにおける-COOH基は、フェニル環上の2、3又は4位に結合することができ、
記号*は、Z2における窒素への結合点を示すか、又はZ2が結合である場合、隣接するZ要素上の窒素への結合点を示し;
Z2は、
化学式7b:
化学式8b:
及び
結合
から選択され;
Z3は、
γGlu、Glu、及び結合
から選択され;
Z4、Z5、Z6、Z7、Z8、Z9は、互いに独立して、
Glu、γGlu、Gly、Ser、Ala、Thr、Ado、TtdSuc及び結合
から選択され;
Z10は、化学式14b:
及び結合
から選択され;
但し、
Z10が化学式14bである場合、前記置換基は、前記ペプチドのN末端アミノ基のアルファ-窒素に結合し;及び
Z10が結合である場合、前記置換基は、前記ペプチド中に存在するLys残基のイプシロン位置、又は前記ペプチドのN末端アミノ酸残基のアルファ-窒素に結合している、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
120. Z1が、化学式1b:
であり、式中、nは、8〜20の範囲にある整数である、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
121. Z1が、化学式2b:
であり、式中、nは、8〜20の範囲にある整数である、実施形態117に記載の化合物。
122. Z1が、化学式4b:
であり、式中、nは、8〜20の範囲にある整数である、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
123. Z1が、化学式5b:
であり、式中、nは、8〜20の範囲にある整数である、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
124. Z1が、
化学式6b:
であり、式中、nは、8〜20の範囲にある整数である、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
125. Z1が、化学式3b:
であり、式中、mは、8〜11の範囲にある整数である、実施形態117に記載のEGF(A)誘導体。
126. mが8、9、10又は11である、実施形態125に記載のEGF(A)誘導体。
127. mが10又は11である、実施形態125に記載のEGF(A)誘導体。
128. nが10〜18、10〜14、15〜18、8〜15又は16〜20の範囲にある、実施形態120〜124のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
129. nが8、9、10、11又は12である、実施形態120〜124のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
130. nが13、14、15又は16である、実施形態120〜124のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
131. nが14、15、16、17又は18である、実施形態120〜124のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
132. nが17、18、19又は20である、実施形態120〜124のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
133. Z2が化学式7又は化学式7bであり、Z3がγGlu、Glu及び結合から選択される、実施形態117及び132のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
134. Z2が化学式8又は化学式8bであり、Z3がγGlu及びGluから選択される、実施形態117及び132のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
135.
HOOC-(CH2)18-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)18-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu-2xADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
HOOC-(CH2)16-CO-gGlu
HOOC-(CH2)16-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-2xADO
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-
HOOC-(CH2)14-CO-gGlu-2xADO-
HOOC-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-3xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-2xgGlu
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-3xGly
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-2xgGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-TtdSuc
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-gGlu-4xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)10-CO-NH-CH2-(C6H10)-CO-gGlu-2xADO
4-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO-gGlu-2xADO
3-HOOC-(C6H4)-O-(CH2)9-CO-gGlu-2xADO
3-HO-イソオキサゾール-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
HOS(O)2-(CH2)15-CO-gGlu-2xADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
HOS(O)2-(CH2)13-CO-gGlu-2xADO
テトラゾリル-(CH2)15-CO-NH-SO2-(CH2)3-CO-ADO-ADO-NH-CH2-(C6H4)-CH2
テトラゾリル-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
テトラゾリル-(CH2)15-CO-gGlu-2xADO及び
MeS(O)2NH(CO)NH-(CH2)12-CO-gGlu-2xADO
からなる群から選択される1つ又は2つの置換基を有する、請求項117及び134のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
136. 実施例化合物1〜47、51〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から選択される、実施形態78に記載のEGF(A)誘導体。
137. 実施例化合物1〜44、46〜47、51〜55、57、60〜64、66〜69、71〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から選択される、実施形態78に記載のEGF(A)誘導体。
138. 実施例化合物31、95、128、133、143、144、150、151、152及び153からなるEGF(A)誘導体の群から選択される、実施態様78に記載のEGF(A)誘導体。
139. 実施例1〜47、51〜102及び106〜159からなるEGF(A)誘導体の群から個々に選択される、実施形態78に記載のEGF(A)誘導体。
140. ペプチド又は誘導体がPCSK9阻害剤である、先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
141. PCSK9阻害剤が、ヒト低密度リポタンパク質受容体(LDL-R)へのPCSK9結合を阻害することができる、実施形態135に記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
142. PCSK9阻害剤が、ヒト低密度リポタンパク質受容体(LDL-R)へのPCSK9結合を減少させる、実施形態135に記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
143. PCSK9阻害剤が、競合ELISAで測定した場合、10nM未満、例えば8nM、6nM、5nM、4nM、3nM未満、又は例えば2nM未満の見かけの結合親和性(Ki)を有する、実施形態135に記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
144. PCSK9阻害剤が、D1.1に記載されている競合ELISAで測定した場合、10nM未満、例えば8nM、6nM、5nM、4nM、3nM未満、又は例えば2nM未満の見かけの結合親和性(Ki)を有する、実施形態135に記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
145. マウスにおいて6時間超、例えば8時間又は例えば10時間の半減期を有する、上記実施態様のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。誘導体が、イヌにおいて50時間超、例えば100時間又は例えば150時間の半減期を有する、上記実施形態のいずれかに記載のEGF(A)誘導体。
146. 薬剤としての使用するための、先の実施態様1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
147. 治療方法に使用するための、先の実施態様1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
148. 心臓血管疾患の予防又は治療方法に使用するための、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
149. 脂質パラメータを改善する方法に使用するための、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
150. i.脂質パラメータの改善、例えば異常脂質血症の予防及び/又は治療、全血清脂質の低下、HDL-Cの上昇、LDL-Cの低下、小型高密度LDL-Cの低下、VLDL-Cの低下、トリグリセリドの低下、コレステロールの低下、リポタンパク質a(Lp(a))の血漿レベルの低下又はアポリポタンパク質A(apo(A))の生成阻害;
ii.心臓血管疾患、例えば心臓症候群X、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈心疾患、再灌流傷害、脳卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左心室肥大、冠動脈疾患、高血圧、本態性高血圧、急性高血圧緊急事態、心筋症、心臓の機能不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全(heart failure)、不整脈、心臓リズム障害、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性アテローム性動脈硬化症)、拡張機能不全、及び/又は収縮機能障害;及び/又は血圧の低下、例えば収縮期血圧の低下の予防並びに/又は治療;心臓血管疾患の治療
を治療する方法に使用するための、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体。
151. i.脂質パラメータの改善、例えば異常脂質血症の予防及び/又は治療、全血清脂質の低下、HDLの上昇、LDL-Cの低下、小型高密度LDL-Cの低下、VLDL-Cの低下、非HDL-C、トリグリセリドの低下、コレステロールの低下、リポタンパク質a(Lp(a))の血漿レベルの低下、アポリポタンパク質A(apo(A))の生成阻害;
ii.心臓血管疾患、例えば心臓症候群X、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈心疾患、再灌流傷害、脳卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左心室肥大、冠動脈疾患、高血圧、本態性高血圧、急性高血圧緊急事態、心筋症、心臓の機能不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心臓不整脈、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性アテローム性動脈硬化症)、拡張機能不全、及び/又は収縮機能障害;及び/又は血圧の低下、例えば収縮期血圧の低下の予防並びに/又は治療;心臓血管疾患の治療のための、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体及びEGF(A)誘導体の使用。
152. 先の実施形態のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体、及び医薬として許容される賦形剤を含む医薬組成物。
153. 皮下投与のための実施形態152に記載の医薬組成物。
154. 経口投与のための実施形態152に記載の医薬組成物。
155. 先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体の医薬として活性な量を投与する工程を含む、脂質パラメータを改善する方法。
156. 脂質パラメータを改善することが、例えば、異脂肪血症の予防及び/又は予防、全血清脂質の低下、HDLの増加;LDL-Cの低下;小型高密度LDL-Cの低下;VLDL-Cの低下;非HDL-C;トリグリセリドの低下;コレステロールの低下;リポタンパク質a(Lp(a))の血漿レベルを低下;アポリポタンパク質A(apo(A))の生成阻害である、医薬として活性な量の、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体を投与する工程を含む、脂質パラメータを改善する方法。
157. 医薬的として活性な量の、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体を投与する工程を含む、心臓血管疾患の予防及び/又は治療方法。
158. 心臓血管疾患が、例えば、心臓症候群X、アテローム性動脈硬化症、心筋梗塞、冠動脈心疾患、再灌流傷害、脳卒中、脳虚血、早期心臓疾患若しくは早期心臓血管疾患、左心室肥大、冠動脈疾患、高血圧、本態性高血圧、急性高血圧緊急事態、心筋症、心臓の機能不全、運動不耐性、急性及び/若しくは慢性心不全、不整脈、心臓不整脈、失神、狭心症、心臓バイパス及び/若しくはステント再閉塞、間欠性跛行(閉塞性アテローム性動脈硬化症)、拡張機能不全、及び/又は収縮機能障害;及び/又は血圧の低下、例えば収縮期血圧の低下等である、医薬的として活性な量の、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体を投与する工程を含む、心臓血管疾患の予防及び/又は治療方法。
159. EGF(A)ペプチドが、組換え的に産生され、場合により置換基と連結される、先の実施形態1〜145のいずれかに記載のEGF(A)ペプチド類似体又はEGF(A)誘導体を製造する方法。
この実験部分は、略語のリストで始まり、本発明の類似体及び誘導体を合成及び特徴付けするための一般的な方法を含むセクションが続く。次に、類似体及び誘導体を含む本発明の特定のEGF(A)化合物の調製に関する多数の実施例に続き、最後に、これらの化合物の活性及び特性に関する多数の実施例が記載される(薬理学的方法と見出しのあるセクション)。
これらの実施例は、本発明を説明するのに役立つ。
略語のリスト
AcOH:酢酸
Ado:8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸
Aeep:9-アミノ-4,7-ジオキサノナン酸
Aeeep:12-アミノ-4,7,10-トリオキサ-ドデカン酸
Alloc:アリルオキシカルボニル
API:活性医薬成分
AUC:曲線下面積
BG:血糖値
Boc:t-ブチルオキシカルボニル
BSA:ウシ血清アルブミン
Clt:2-クロロトリチル
コリジン:2,4,6-トリメチルピリジン
DCM:ジクロロメタン
Dde:1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキシリデン)エチル
DIC:ジイソプロピルカルボジイミド
DIPEA:ジイソプロピルエチルアミン
DMAP:4-ジメチルアミノピリジン
EGF:上皮細胞増殖因子様
EGF(A):上皮細胞増殖因子様ドメインA
F(Table 5):バイオアベイラビリティー
Fmoc:9-フルオレニルメチルオキシカルボニル
HDL高密度リポタンパク質
HEPES:4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジンエタンスルホン酸
HFIP:1,1,1,3,3,3-ヘキサフルオロ-2-プロパノール又はヘキサフルオロイソプロパノール
HOAt:1-ヒドロキシ-7-アザベンゾトリアゾール
HOBt:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール
hPCKS9:ヒトPCSK9
HPLC:高速液体クロマトグラフィー
HSA:ヒト血清アルブミン
IC50:半最大阻害濃度
Inp:イソニペコチン酸
i.v.:静脈内
ivDde:1-(4,4-ジメチル-2,6-ジオキソシクロヘキシリデン)-3-メチルブチル
LCMS:液体クロマトグラフィー質量分析
LDL-R又はLDLr:LDL受容体
LDL:低密度リポタンパク質
LDL-C:LDLコレステロール
MeOH:メタノール
Mmt:4-メトキシトリチル
Mtt:4-メチルトリチル
MRT:平均滞留時間
MSU:メチルスルホニルカルバモイルアミノ
NMP:N-メチルピロリドン
OBz:ベンゾイルエステル
Ado:8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸
OSu:O-スクシンイミジルエステル(ヒドロキシスクシンイミドエステル)
OtBu:tert-ブチルエステル
Oxyma Pure(登録商標):シアノ-ヒドロキシイミノ-酢酸エチルエステル
Pbf:2,2,4,6,7-ペンタメチルジヒドロベンゾフラン-5-スルホニル
PBS:リン酸緩衝生理食塩水
PD:薬力学
PK:薬物動態学
QC:品質管理
RP:逆相
RP-HPLC:逆相高速液体クロマトグラフィー
RT:室温
Rt:保持時間
s.c.:皮下
SD:標準偏差
SEM:平均の標準誤差
SPPS:固相ペプチド合成
tBu:tert-ブチル
TFA:トリフルオロ酢酸
TIS又はTIPS:トリイソプロピルシラン
Tmax:Cmaxに達するまでの時間
Tris:トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン又は2-アミノ-2-ヒドロキシメチル-プロパン-1,3-ジオール
Trt:トリフェニルメチル(トリチル)
Trx:トラネキサム酸
UPLC:超高性能液体クロマトグラフィー
TBS-T:トリス緩衝生理食塩水
化学的方法
このセクションは、3つに分けられる:本発明の化合物を調製するための一般的な方法に関するセクションA、多数の本発明の特定の化合物の調製に関するセクションB、並びに本発明の化合物を検出及び特徴付ける方法、及び多数の特定の実施例化合物の結果に関するセクションC。
A.調製方法
本発明の化合物は、以下に記載される方法によって調製することができる。
ペプチド、すなわち配列番号1のEGF(A)ペプチド又はその類似体の調製:SPPSの一般的方法:
使用されるFmoc保護アミノ酸は、標準的に推奨されるFmoc-Ala-OH、Fmoc-Arg(Pbf)-OH、Fmoc-Asn(Trt)-OH、Fmoc-Asp(OtBu)-OH、Fmoc-Cys(Trt)-OH、Fmoc-Gln(Trt)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-His(Trt)-OH、Fmoc-Ile-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Lys(BOC)-OH、Fmoc-Met-OH、Fmoc-Phe-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Trp(BOC)-OH、Fmoc-Tyr(tBu)-OH、Fmoc-Val-OH及びFmoc-Lys(Mtt)-OH又はFmoc-Lys(Alloc)-OHあり得、これらは、例えば、Anaspec社、Bachem社、Iris Biotech社又はNovabioChem社から提供される。SPPSは、Protein Technologies社(Tucson、AZ 85714 U.S.A.)のPrelude Solid Phase Peptide Synthesizer上のFmocベースの化学を用いて行うことができる。C末端カルボン酸の調製に適したレジンは、Fmoc-Glu(tBu)-Wangレジン(低負荷、0.35mmol/g)等のアミノ酸を予め装填したWangレジンである。置換基がC末端リジンに結合している場合、適切なレジンは、予め装填されたFmoc-Lys(Mtt)-Wangである。C末端ペプチドアミドの調製に適したレジンは、H-Rink Amide-ChemMatrixレジン(例えば0.52nmol/g負荷)又はRink Amide AMポリスチレンレジン(Novabiochem社、例えば0.62mmol/g負荷)などである。Fmoc脱保護は、NMP中の20%ピペリジンで達成される。ペプチドカップリングは、例えば、カップリング中のHisのエピメリ化を抑制するために、予備活性化を伴う若しくは伴わない、DIC/HOAt/コリジン又はコリジンを有する若しくは有しないDIC/Oxyma Pureを用いて、或いはDEPBt(3-(ジエトキシホスホリルオキシ)-1,2,3-ベンゾトリアジン-4(3H)-オン)/DIPEAを用いて行われる。アミノ酸/HOAt又はアミノ酸/Oxyma Pure溶液(3〜10倍のモル過剰のNMP中の0.3M/0.3M)をレジンに添加し、続いて、同モル当量のDIC(NMP中3M)、その後、コリジン(NMP中3M)を添加する。例えば、0.3Mアミノ酸/HOAt溶液の以下の量を、以下のスケール反応のためにカップリングごとに使用することができる:スケール/mL、0.05mmol/1.5mL、0.10mmol/3.0mL、0.25mmol/7.5mL。
Fmoc-Lys(Mtt)-OHを使用する場合、Mtt基は、レジンをHFIP/DCM(75:25)(2×2分)で洗浄し、DCMで洗浄し、レジンをHFIP/DCM75:25)(2×20分)に懸濁させ、その後、置換基をリジン部分のイプシロン位置に導入することができる前に除去し得る。
Fmoc-Lys(Alloc)-OHを使用する場合、Alloc基は、レジンをPd(PPh3)4(0.02当量)を用いて、組み合わせた1種又は複数のスカベンジャー、例えば、モルホリン(6.0当量)及び/又はジメチルボラン錯体(18.0当量)(30分)の存在下で処理することによって除去し得る。次に、レジンは、置換基をリジン部分のイプシロン位置に導入し得る前に、MeOH、NMP又はDMF及びIPA(イソプロピルアルコール)をそれぞれ用いて洗浄される。
置換基の結合(アシル化)
置換基は、上記の標準アミノ酸、Fmoc-8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸又はFmoc-Glu-OtBu等の適切に保護されたビルディングブロックを用いて、上記されるPrelude Peptide Synthesizerによって段階的な手順で導入することができる。置換基の導入は、限定されないが、オクタデカン二酸モノ-tert-ブチル-エステル等のビルディングブロックを用いて達成することができる。各々のカップリング工程の後、未反応のペプチド中間体は、過剰の無水酢酸及びコリジン(>10当量)を用いてキャップすることができる。
リジンのイプシロン-窒素上への置換基の導入は、Mtt(Fmoc-Lys(Mtt)-OH)、Alloc(Fmoc-Lys(Alloc)-OH)又はivDde基(Fmoc-Lys(ivDde)-OH)により保護されたリジンを用いて達成される。置換基へのγGlu部分の取り込みは、アミノ酸Fmoc-Glu-OtBuとカップリングさせることによって達成され得る。
置換基への各々の部分の導入は、延長されたカップリング時間(1×6時間)を使用し、続いて無水酢酸又は代替的に酢酸/DIC/HOAt/コリジンを用いてキャッピングすることによって達成することができる。
レジンからの開裂
合成後、レジンをDCMで洗浄し、ペプチドは、TFA/TIPS/水(95/2.5/2.5)又はTFA/EDT(1,2-エタンジチオール)/水(90/5/5)を用いて2〜3時間処理することによりペプチドをレジンから開裂し、続いて、Et2O(ジエチルエーテル)で沈殿させる。沈殿物をEt2Oで洗浄する。
酸化的折り畳み
上記の工程からの沈殿物をDMSOに溶解し、
50mM TRIS
5mM CaCl2
3mMシステイン
0.3mMシステイン
MQ水中、pH8〜8.8
からなる溶液に添加する。
反応混合物を一晩室温で、又はLCMSが完全な反応を示すまで保持する。
精製及び定量
粗ペプチド(誘導体)は、TFAでpH2〜3に酸性化され、C8-又はC18-シリカゲルを含むカラム上の逆相分取用HPLC(Waters Deltaprep 4000又はGilson)によって精製される。溶出は、0.1%TFAを含む水中のMeCNの上昇勾配を用いて行われる。関連する画分を分析用HPLC又はUPLCによってチェックする。純粋な標的ペプチド誘導体を含む画分を混合する。追加の精製工程は、別の勾配、例えば、0.05M NH4HCO3を含有する勾配を用いて導入され得る。得られた溶液を分析し(HPLC、LCMS)、生成物(すなわち誘導体)は、化学発光窒素特異的HPLC検出器(Antek 8060 HPLC-CLND)を用いて、又は280nmでのUV吸収を測定することによって定量される。生成物をガラスバイアルに分注する。バイアルは、Millipore社のガラスファイバープレフィルターを用いてキャップされる。凍結乾燥により、ペプチドトリフルオロ酢酸塩を白色固体として得る。
置換基の結合(還元的アルキル化)
精製されたペプチド類似体は、アルデヒド官能基で誘導体化された適切なアルブミン結合置換基を使用して、還元的アルキル化に供され得る。
ペプチド類似体をクエン酸pH=5.5に溶解し、適当なアルデヒドはシクロデキストリンを含み得る水に溶解され、溶解度を高める。MeOHに溶解したボランピリジン錯体等の還元剤を添加し、混合物を一晩穏やかに振とうする。最適な収率のために、過剰のアルデヒド及び還元剤を続いて添加することが必要な場合がある。混合物を上記される手順を用いて精製する。
B.本発明の化合物の合成
本発明の化合物は、以下に記載される一般的な方法と本質的には異ならない方法によって調製された。
方法A
LDL-R(293-332)ペプチド類似体(置換基なし)の合成
使用されるFmoc保護されたアミノ酸は、標準的に推奨されるFmoc-Ala-OH、Fmoc-Arg(Pbf)-OH、Fmoc-Asn(Trt)-OH、Fmoc-Asp(OtBu)-OH、Fmoc-Cys(Trt)-OH、Fmoc-Gln(Trt)-OH、Fmoc-Glu(OtBu)-OH、Fmoc-Gly-OH、Fmoc-His(Trt)-OH、Fmoc-Ile-OH、Fmoc-Leu-OH、Fmoc-Lys(BOC)-OH、BOC-Lys(Fmoc)-OH、Fmoc-Phe-OH、Fmoc-Pro-OH、Fmoc-Ser(tBu)-OH、Fmoc-Thr(tBu)-OH、Fmoc-Trp(BOC)-OH、Fmoc-Tyr(tBu)-OH、Fmoc-Val-OH及びFmoc-Lys(Mtt)-OHであり、これらは、例えば、Anaspec社、Bachem社、Iris Biotech社又はNovabioChem社から提供された。SPPSは、Protein Technologies社(Tucson、AZ 85714 U.S.A.)のPrelude Solid Phase Peptide Synthesizer上のFmocベースの化学を用いて行った。Fmoc-Glu(tBu)-Wangレジン(低負荷、0.35mmol/g)などのアミノ酸を予め装填したWangレジン等を使用した。Fmoc脱保護は、NMP中の20%ピペリジンで達成される。ペプチドカップリングは、コリジンを含むDIC/Oxyma Pureを用いて行われた。アミノ酸/Oxyma Pure溶液(3〜10倍のモル過剰のDMF中の0.3M/0.3M)をレジンに添加し、続いて、同モル当量のDIC(NMP中3M)、その後、コリジン(NMP中3M)を添加した。
レジンからの開裂
合成後、レジンをDCMで洗浄し、ペプチドは、TFA/TIPS/DTT/水(92.5/2.5/2.5/2.5)を用いて2〜3時間処理することによりペプチドをレジンから開裂させ、続いて、ジエチルエーテルで沈殿させた。その後、沈殿物をジエチルエーテルで洗浄した。
酸化的折り畳み
上記の工程からの沈殿物をDMSOに溶解し、
50mM TRIS
5mM CaCl2
3mMシステイン
0.3mMシステイン
MQ水中、pH8〜8.8
からなる溶液に添加した。
反応混合物を一晩室温で、又はLCMSが完全な反応を示すまで保持した。
精製及び定量
粗ペプチドは、TFAでpH2〜3に酸性化され、C8-又はC18-シリカゲルを含むカラム上の逆相分取用HPLC(Waters Deltaprep 4000又はGilson)によって精製された。溶出は、0.1%TFAを含む水中のMeCNの上昇勾配を用いて行われた。関連する画分をUPLCを用いて分析した。純粋な標的ペプチドを含む画分をプールした。得られた溶液を分析し(UPLC、LCMS)、ペプチド誘導体は、化学発光窒素特異的HPLC検出器(Antek 8060 HPLC-CLND)を用いて、又は280nmでのUV吸収を測定することによって定量された。生成物をガラスバイアルに分注した。バイアルは、Millipore社のガラスファイバープレフィルターを用いてキャップされた。凍結乾燥により、ペプチドのトリフルオロ酢酸塩を白色固体として得た。
方法B
LDL-R(293-332)EGF(A)類似体(置換基を有する)の誘導体の合成(レジン上)
レジン結合EGF(A)ペプチドの合成を上記のように行った。
配列のN末端のリジンのイプシロン-窒素への置換基の導入は、Boc-Lys(Fmoc)-OHを用いて達成された。N末端アミノ酸のアルファ位の置換基の導入は、標準的なFmoc保護アミノ酸、すなわちFmoc-Gly-OHを用いて達成された。
他の位置のリジンのイプシロン-窒素に置換基を導入するために、Fmoc-Lys(Mtt)-OHを使用した。Mtt基は、HFIP/DCM(75:25)(2×2分)で処理し、続いてDCMで洗浄することにより除去された。次に、レジンをHFIP/DCM(75:25)(2×20分又は2×30分)に再懸濁し、その後、置換基をリジン部分のイプシロン位置に導入する前にDCMで洗浄した。
置換基の部分は、方法Aに記載される標準Fmoc保護アミノ酸、Fmoc-8-アミノ-3,6-ジオキサオクタン酸又はFmoc-Glu-OtBuなどの適切に保護されたビルディングブロックを用いて、方法Aに記載されるPrelude Peptide Synthesizaerによって段階的な手順で導入された。脂肪酸基の導入は、限定されないが、オクタデカン二酸モノ-tert-ブチル-エステル等の適切なビルディングブロックを使用して達成された。いくつかの場合において、カップリング時間を増大させる、又は各々のビルディングブロックのカップリング工程を反復した。
開裂、酸化的折り畳み、精製及び定量は、方法Aにおいて記載したように行った。
方法C
溶液中の置換基の結合(還元アルキル化による)
方法Aから得られた精製ペプチドは、アルデヒド官能基で誘導体化された適切な置換基を使用して還元的アルキル化に供された。
凍結乾燥したペプチド粉末をクエン酸緩衝液(40mM、pH5.55;ペプチド濃度:4mg/mL)に溶解した。40%(w/v)水性シクロデキストリン中の選択された置換基(10当量、10mg/mL)を含む溶液をペプチド溶液に添加し、反応バイアルの反転によって穏やかに混合した。この溶液に少量のアリコートでボランピリジン錯体(100当量、MeOH中80mg/mL溶液)を添加し、続いて反応バイアルを穏やかに反転させた。反応溶液を室温で一晩穏やかに振とうした。反応の進行をLC-MSでモニターした。翌朝、反応溶液をTFAを用いてpH2〜3に酸性化し、方法Aで上記の手順を使用して精製した。
方法D
置換基の結合(溶液中の折り畳まれたペプチドのN末端アシル化)
凍結乾燥したペプチド粉末をK2HPO4緩衝液(20mM、pH8.15)に5mg/mLの標的濃度になるように溶解した。DMSO中の18-[[(1S)-1-カルボキシ-4-[2-[2-[2-[2-[2-[2-(2,5-ジオキソピロリジン-1-イル)オキシ-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-4-オキソ-ブチル]アミノ]-18-オキソ-オクタデカン酸(4当量;4mg/mL)を4つのアリコートに添加した。各アリコートの添加後、ペプチド溶液を反応バイアルの反転により穏やかに混合した。続いて、反応液のpH値を測定し、N,N-ジイソプロピルエチルアミンを少量添加してpHを8.0〜8.3に調整した後、この溶液を室温に放置した。反応の進行に続いてLC-MSを行った。3時間後、溶液をTFAでpH5.9に酸性化し、上記の手順を用いて精製した。
B.1.延長因子(protractor)及びリンカー要素の合成
オクタデカン二酸モノ-tert-ブチルエステルの合成については、特許出願国際公開第2010/102886号を参照されたい。したがって、C14-、C16-及びC20-二酸の対応するモノ-tert-ブチルエステルを調製することができる。14-スルホ-ヘキサデカン酸及び16-スルホ-ヘキサデカン酸スルホン酸の合成については、国際公開第2015/071355号を参照されたい。16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカン酸及び13-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカン酸の合成については、国際公開第2006/005667号を参照されたい。
13-(メチルスルホニルカルバモイルアミノ)トリデカン酸。
化学式6-OH、式中、n=12である:
この分子は、Luckhurstら、Tetrahedron Letters 48巻、50号、2007年、8878-8882頁 http://dx.doi.org/10.1016/j.tetlet.2007.10.046の改変された手順を用いて作製された。
その後、トリエチルアミン(4.46mL、32.0mmol)及びクロロギ酸エチル(3.05mL、32.0mmol)をアセトン(176mL)中の14-(tert-ブトキシ)-14-オキソテトラデカン酸(1、C14(OtBu)-OH、6.29g、20.0mmol)の溶液に0℃で添加した。0℃で30分後、水(12mL)中のアジ化ナトリウム(2.60g、40.0mmol)の溶液を添加し、混合物を0℃で2時間撹拌した。混合物を減圧下(30℃にて)で濃縮し、氷水(300mL)に注いだ。得られた混合物を酢酸エチル(3×250mL)で抽出した;有機抽出物を合わせ、水(200mL)、10%炭酸水素ナトリウム水溶液(200mL)及び水(200mL)で洗浄した;無水硫酸マグネシウムで乾燥させ、乾燥するまで蒸発させて、tert-ブチル14-アジド-14-オキソテトラデカノエート及びtert-ブチル14-イソシアネート-14-オキソテトラデカノエートの混合物を淡黄色油状物として得た。
メタンスルホンアミド(1.52g、16.0mmol)、炭酸カリウム(6.63g、48.0mmol)を、乾燥トルエン(50mL)中のtert-ブチル14-アジド-14-オキソテトラデカン酸塩及びtert-ブチル14-イソシアネート-14-オキソテトラデカン酸塩(5.43g、16.0mmol)の混合溶液に添加した。反応混合物を85℃で一晩加熱した。水(100mL)を添加し、続いて、1M塩酸水溶液(pHをpH=4に調整した)を添加した。混合物をジエチルエーテル(4×150mL)で抽出し、無水硫酸マグネシウム上で乾燥させ、減圧下で蒸発させて、tert-ブチル13-(3-(メチルスルホニル)ウレイド)トリデカン酸塩を得た。
1H NMRスペクトル (300 MHz, DMSO, dH): 10.01 (s, 1 H); 6.42 (t, J=4.7 Hz, 1 H); 3.20 (s, 3 H); 3.02 (q, J=6.7 Hz, 2 H); 2.16 (t, J=7.3 Hz, 2 H); 1.52-1.33 (m, 13 H); 1.30-1.11 (m, 16 H).
トリフルオロ酢酸(21.0mL)及び水(2.50mL)を、ジクロロメタン(30mL)中のtert-ブチル13-(3-(メチルスルホニル)ウレイド)トリデカン酸塩(3、6.30g、15.5mmol)の溶液に滴下添加した。反応混合物を3時間、室温で撹拌した。溶媒を減圧下で蒸発させ、13-(3-(メチルスルホニル)ウレイド)トリデカン酸を得た。
1H NMRスペクトル (300 MHz, DMSO, dH): 10.02 (s, 1 H); 6.43 (t, J=4.5 Hz, 1 H); 3.20 (s, 3 H); 3.02 (q, J=6.6 Hz, 2 H); 2.18 (t, J=7.3 Hz, 2 H); 1.56-1.33 (m, 4 H); 1.24 (s, 16 H).
13-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)トリデカン酸
化学式5-OH、式中、n=12である:
この分子は、Sorensen et al. J. Org. Chem., 2000, 65 (4), pp 1003-1007. DOI: 10.1021/jo991409dの改変された手順を用いて作製された。
14-(tert-ブトキシ)-14-オキソテトラデカン酸(1、30.0g、95.4mmol)、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド(43.3g、209mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(25.6g、20.9mmol)を無水ジクロロメタン(700mL)に溶解し、2,2-ジメチル-1,3-ジオキサン-4,6-ジオン(2、20.6g、143mmol)をこの溶液に添加した。反応混合物を室温で16時間撹拌した。次に、揮発性物質を蒸発させ、混合物をジエチルエーテル(500mL)で希釈し、白色沈殿物を濾別した。濾液を減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(300mL)で希釈し、1M塩酸水溶液(3×100mL)及びブライン(1×100mL)で抽出した。有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で蒸発させて、tert-ブチル14-(2,2-ジメチル-4,6-ジオキソ-1,3-ジオキサン-5-イル)-14-オキソテトラデカン酸塩を黄色の油状物として得た。粗生成物を更に精製することなく次の工程に使用した。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 3.07 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 2.20 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 1.74 (s, 6 H); 1.71-1.51 (m, 4 H); 1.45 (s, 9 H); 1.36-1.23 (m, 16 H).
上記からの粗生成物をエタノール(300mL)に溶解し、得られた溶液を80℃で3時間、次に一晩室温で撹拌した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をフラッシュカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.063mm;溶出剤:シクロヘキサン/酢酸エチル9:1)により精製して、1-エチル16-メチル3-オキソヘキサデカンジオエートを無色油状物として得た。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 4.21 (q, J=7.2 Hz, 2 H); 3.44 (s, 2 H); 2.54 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 2.21 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 1.67-1.51 (m, 4 H); 1.45 (s, 9 H); 1.38-1.21 (m, 19 H).
水酸化ナトリウム(1.09g、27.3mmol)をアルゴン雰囲気下、-30℃でメタノール(40.0mL)及び水(10.0mL)に溶解した。上記のエステル(4、10.0g、26.0mmol)をメタノール(40mL)及びジメトキシエタン(50mL)に溶解し、-30℃で反応混合物に滴下添加した。20分後、ジメトキシエタン(10mL)及び水(10.0mL)中のヒドロキシルアミン塩酸塩(3.61g、52.0mmol)及び水酸化ナトリウム(2.18g、54.6mmol)の溶液を滴下添加し、反応混合物を3時間、-30℃で撹拌した。次に、混合物をアセトン5mL後、5分後、濃塩酸(70mL)に一度に注ぎ、70分間80℃に加熱した。その後、全ての揮発物を減圧下で除去し、固体をジクロロメタン(400mL)で溶解し、蒸留水(100mL)及びブライン(70mL)で抽出した。有機部分を硫酸ナトリウムで乾燥させた。粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.063mm;溶出剤:シクロヘキサン/酢酸エチル3:1)で精製してメチル13-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)トリデカン酸メチルを白色固体として得た。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 5.66 (s, 1 H); 3.67 (s, 3 H); 2.63 (t, J=7.6 Hz, 2 H); 2.31 (t, J=7.6 Hz, 1 H); 1.72-1.55 (m, 4 H); 1.40-1.19 (m, 16 H).
メチル13-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)トリデカノエート(5、6.20g、19.9mmol)をメタノール(60.0mL)及び水(20.0mL)に溶解し、水酸化リチウム一水和物(4.04g、96.3mmol)を添加し、反応混合物を16時間、室温で撹拌した。次に、揮発性物質を減圧下で除去し、水(50.0mL)を添加後、1M塩酸水溶液(50.0mL)を添加した。沈殿物を濾別し、水(2×100mL)で洗浄し、次に減圧乾燥させて、13-(3-ヒドロキシイソオキサゾール-5-イル)トリデカン酸をベージュ色固体として得た。
1H NMRスペクトル (300 MHz, DMSO-d6, dH): 5.74 (s, 1 H); 2.57 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 2.18 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 1.63-1.41 (m, 4 H); 1.34-1.14 (m, 16 H).
B.2 還元的アルキル化のための中間置換基前駆体の合成
18-[[(1S)-1-カルボキシ-4-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[(4-ホルミルフェニル)メチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-4-オキソ-ブチル]アミノ]-18-オキソ-オクタデカン酸
2-クロロトリチルレジン100-200メッシュ(42.6g、42.6mmol)を乾燥ジクロロメタン(205mL)中で20分間膨潤させた。乾燥ジクロロメタン(30mL)中の{2-[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-エトキシ]-エトキシ}-酢酸(13.7g、35.5mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(23.5mL、135mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を3時間振とうした。レジンを濾過し、メタノール/ジクロロメタン混合物(4:1,250mL、2×5分)中のN,N-ジイソプロピルエチルアミン(12.4mL、70.9mmol)の溶液で処理した。次に、レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(2×150mL)、ジクロロメタン(3×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)で洗浄した。Fmoc基は、ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンで処理(1×5分、1×30分、2×150mL)することにより除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(2×150mL)及びジクロロメタン(200mL、2×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(100mL)及びジクロロメタン(50mL)中の{2-[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-エトキシ]-エトキシ}-酢酸(20.5g、53.2mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N',N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、18.9g、53.2mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(16.7mL、95.7mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を1時間振とうした。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×150mL)、ジクロロメタン(3×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(155mL)で洗浄した。Fmoc基は、ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×150mL)により除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(2×150mL)及びジクロロメタン(200mL、2×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(155mL)中のFmoc-Glu-OtBu(22.6g、53.2mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、18.9g、53.2mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(16.7mL、95.7mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を1時間振とうした。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×150mL)、ジクロロメタン(2×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(150mL)で洗浄した。Fmoc基は、ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×150mL)により除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(2×150mL)及びジクロロメタン(200mL、2×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド/ジクロロメタン混合物(1:4、200mL)中のオクタデカン二酸モノ-tert-ブチルエステル(19.7g、53.2mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、18.9g、53.2mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(16.7mL、95.7mmol)の溶液をレジンに添加した。レジンを2時間振とうし、濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、ジクロロメタン(2×150mL)、メタノール(2×150mL)及びジクロロメタン(300mL、6×150mL)で洗浄した。生成物を2,2,2-トリフルオロエタノール(200mL)で19時間処理することによりレジンから開裂した。レジンを濾別し、ジクロロメタン(2×150mL)、2-プロパノール/ジクロロメタン混合物(1:1、2×150mL)、2-プロパノール(150mL)及びジクロロメタン(2×150mL)で洗浄した。溶液を合わせた;溶媒を蒸発させ、粗生成物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.060mm;溶出剤:ジクロロメタン/メタノール1:0-9:1)によって精製した。純粋な生成物を真空中で乾燥させ、黄色油状物として得た。
17-{(S)-1-tert-ブトキシカルボニル-3-[2-(2-{[2-(2-カルボキシメトキシ-エトキシ)-エチルカルバモイル]-メトキシ}-エトキシ)-エチルカルバモイル]-プロピルカルバモイル}-ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル:25.85g(86%)の収量。
RF(SiO2、クロロホルム/メタノール 85:15):0.25。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 7.38 (bs, 1 H); 7.08 (bs, 1 H); 6.61 (d, J=7.5 Hz, 1 H); 4.43 (m, 1 H); 4.15 (s, 2 H); 4.01 (s, 2 H); 3.78-3.39 (m, 16 H); 2.31 (t, J=6.9 Hz, 2 H); 2.27-2.09 (m, 5 H); 2.01-1.84 (m, 1 H); 1.69-1.50 (m, 4 H); 1.46 (s, 9 H); 1.43 (s, 9 H); 1.24 (bs, 24 H).
LC-MS m/z: 846.6 (M+H)+.
(4-ホルミル-ベンジル)-カルバミン酸tert-ブチルエステル(Boc-アミノメチルベンズアルデヒド、1.54g、6.60mmol)をジクロロメタン(50mL)に溶解し、ジオキサン(3.8M、20mL、76mmol)中の塩酸溶液を添加した。混合物を16時間撹拌し、固体材料を溶液から沈殿させた。全ての溶媒を蒸発により除去した。17-{(S)-1-tert-ブトキシカルボニル-3-[2-(2-{[2-(2-カルボキシメトキシ-エトキシ)-エチルカルバモイル]-メトキシ}-エトキシ)-エチルカルバモイル]-プロピルカルバモイル}-ヘプタデカン酸tert-ブチルエステル(5.08g、6.00mmol)、エチル-(N',N'-ジメチルアミノ)プロピルカルボジイミド塩酸塩(EDC、1.73g、9.00mmol)、N,N-ジメチルアミノピリジン(DMAP、0.037g、0.30mmol)及びジクロロメタン(50mL)を添加した。混合物を撹拌し、ジイソプロピルエチルアミン(2mL、11.6mmol)を3回に分けて添加した。反応混合物を2時間撹拌し、溶媒を蒸発させた。残渣をジクロロメタン(10mL)に溶解し、pHが5未満になるまで、塩酸溶液を滴下添加した。溶液をカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.060mm;溶出液:ジクロロメタン/メタノール 95:5)に適用して、置換基を黄色の油状物として得た。
収量:3.15g(54%)。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 9.99 (s, 1 H); 7.85 (d, J=7.9 Hz, 2 H); 7.54-7.43 (m, 3 H); 7.06 (t, J=5.5 Hz, 1 H); 6.86 (t, J=5.6 Hz, 1 H); 6.48 (d, J=7.7 Hz, 1 H); 4.58 (d, J=6.2 Hz, 2 H); 4.45-4.36 (m, 1 H); 4.09 (s, 2 H); 3.94 (s, 2 H); 3.73-3.37 (m, 16 H); 2.32-2.05 (m, 7 H); 1.99-1.80 (m, 1 H); 1.69-1.51 (m, 4 H); 1.45 (s, 9 H); 1.44 (s, 9 H); 1.33-1.20 (m, 24 H).
LC-MS m/z: 963.5 (M+H)+.
(2S)-5-[2-[2-[2-[2-[2-[2-[(4-ホルミルフェニル)メチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-2-オキソ-エトキシ]エトキシ]エチルアミノ]-5-オキソ-2-(16-スルホヘキサデカノイルアミノ)ペンタン酸
2-クロロトリチルレジン100-200メッシュ 1.8mmol/g(1、8.40g、14.3mmol)を乾燥ジクロロメタン(150mL)中で30分間膨潤させた。乾燥ジクロロメタン(約150mL)中のFmoc-Ado-OH(2.82g、9.50mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(6.30mL、36.1mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を24時間振とうした。レジンを濾過し、メタノール/ジクロロメタン混合物(4:1、2×150mL、2×5分)中のN,N-ジイソプロピルエチルアミン(3.30mL、19.0mmol)の溶液で処理した。次に、レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、ジクロロメタン(3×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)で洗浄した。Fmoc基は、N,N-ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×150mL)により除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(3×150mL)及びジクロロメタン(3×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(150mL)中の{2-[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-エトキシ]-エトキシ}-酢酸(Fmoc-Ado-OH、4.80g、16.2mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、5.74g、16.2mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.47mL、25.7mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を2時間振とうした。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、ジクロロメタン(3×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)で洗浄した。Fmoc基は、N,N-ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×150mL)により除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(3×150mL)及びジクロロメタン(3×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(150mL)中の(S)-2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-ペンタン二酸1-tert-ブチルエステル(Fmoc-Glu-OtBu、6.87g、16.2mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、5.74g、16.2mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(4.47mL、25.7mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を2時間振とうした。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、ジクロロメタン(3×150mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)で洗浄した。Fmoc基は、N,N-ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×150mL)により除去された。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、2-プロパノール(3×150mL)及びジクロロメタン(3×150mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド/ジクロロメタン混合物(1/1、150mL)中の16-((4-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ)-2,2-ジメチルブトキシ)スルホニル)ヘキサデカン酸(6.62g、12.4mmol)、O-(6-クロロ-ベンゾトリアゾール-1-イル)-N,N,N',N'-テトラメチルウロニウムテトラフルオロボレート(TCTU、4.39g、12.4mmol)及びN、N-ジイソプロピルエチルアミン(4.47mL、25.7mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を2時間振とうした。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(3×150mL)、メタノール(5×150mL)及びジクロロメタン(10×150mL)で洗浄した。生成物を2,2,2-トリフルオロエタノール(150mL)で24時間処理することによりレジンから開裂した。レジンを濾別し、ジクロロメタン(3×150mL)で洗浄した。溶液を合わせ、溶媒を蒸発させ、粗生成物(7.80g)をフラッシュカラムクロマトグラフィー(シリカゲル60、0.040-0.060mm;溶出液:ジクロロメタン/メタノール100:2〜ジクロロメタン/メタノール100:10)で精製して、白色固体として中間体化合物を得た。
収量:4.00g(42%)
FR(SiO2、ジクロロメタン/メタノール 8:1):0.50
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 7.79-7.65 (m, 1 H); 7.36-7.20 (m, 1 H); 6.86 (d, J=7.5 Hz, 1 H); 4.49-4.63 (m, 1 H); 4.44-4.29 (m, 1 H); 4.07-3.93 (m, 4 H); 3.90 (s, 2 H); 3.77-3.35 (m, 16 H); 3.25-3.02 (m, 4 H); 2.44-1.75 (m, 8 H); 1.72-1.38 (m, 22 H); 1.38-1.18 (m, 22 H); 1.00 (m, 6 H).
LC-MS m/z: 1012.3 (M+H)+.
上記からの中間体化合物(3.77g、3.73mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(1.75mL、10.1mmol)、[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン-1-オール(HOAt、0.51g、3.73mmol)、N-(3-ジメチルアミノプロピル)-N'-エチルカルボジイミド塩酸塩(EDC・HCl、1.43g、7.46mmol)をジクロロメタン(120mL)に溶解した。4-ホルミル-ベンジル-アンモニウムクロリド(5、0.77g、4.48mmol)を添加した。混合物を室温で24時間撹拌した。この時間後、反応混合物を蒸発させ、酢酸エチル(300mL)に溶解し、0.5M塩酸水溶液(200mL)で洗浄した。有機相を分離し、水(200mL)で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させた。酢酸エチルを蒸発させ、粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.060mm;溶出剤:ジクロロメタンからジクロロメタン/メタノール100:5)で精製して、保護されたアルデヒドを白色固体として得た。
収量:3.00g(71%)
RF(SiO2、ジクロロメタン/メタノール10:1):0.70。
1H NMRスペクトル (300 MHz, CDCl3, dH): 9.99 (s, 1 H); 7.85 (d, J=8.1 Hz, 2 H); 7.64-7.38 (m, 3 H); 7.14-6.97 (m, 1 H); 6.91-6.76 (m, 1 H); 6.54-6.43 (m, 1 H); 4.58 (d, J=6.2 Hz, 2 H); 4.47-4.32 (m, 1 H); 4.09 (s, 2 H); 3.88 (s, 2 H); 3.81-3.30 (m, 16 H); 3.22-3.02 (m, 4 H); 2.38-2.08 (m, 4 H); 1.96-1.71 (m, 5 H); 1.71-1.16 (m, 41 H); 0.99 (m, 6 H).
LC-MS m/z: 1129.5 (M+H)+.
上記からの保護アルデヒド(3.00g、2.66mmol)をトリフルオロ酢酸(15mL)及び水(1mL)混合物とともに3時間撹拌した。この時間後、混合物をジクロロメタン及びトルエンとともに減圧下で数回蒸発させた。残渣を水/アセトニトリル混合物(1/1、15mL)に注いだ。pHをリン酸三ナトリウムの飽和水溶液を用いて8.0に調整し、得られた溶液を20分間、50℃で撹拌した。pHを硫酸水素カリウムの飽和水溶液を用いて6.0に調整した。残渣を逆相クロマトグラフィー(DeltaPak、C18、15mm 50mm×500mm、アセトニトリル/水5-15%/15分、5-55%/180分+0.05%TFA)で脱塩した。凍結乾燥により溶媒を除去し、置換基を白色粉末として得た。
収量:0.66g(28%)
H NMRスペクトル (300 MHz, D2O, dH): 9.81 (s, 1 H); 7.79 (d, J=7.7 Hz, 2 H); 7.41 (d, J=7.9 Hz, 2 H); 4.44 (s, 2 H); 4.32-4.19 (m, 1 H); 4.05 (s, 2 H); 3.90 (s, 2 H); 3.74-3.43 (m, 12 H); 3.38-3.18 (m, 4 H); 2.83-2.60 (m, 2 H); 2.37-1.76 (m, 6 H); 1.76-1.37 (m, 4 H); 1.34-0.91 (m, 22 H).
LC-MS m/z: 873.8 (M+H)+.
N-((1-(4-ホルミルフェニル)-3,12,21-トリオキソ-5,8,14,17-テトラオキサ-2,11,20-トリアザテトラコサン-24-イル)スルホニル)-16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカンアミド
Wangレジン0.68mmol/g(20.5g、13.9mmol)をテトラヒドロフラン(200mL)中で20分間膨潤させた。テトラヒドロフラン(200mL)中の{2-[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-エトキシ]-エトキシ}-酢酸(Fmoc-Ado-OH、16.1g、41.8mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(DMAP、0.17g、1.39mmol)及びN,N'-ジイソプロピルカルボジイミド(DIC、6.47mL、41.8mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を18時間振とうした。次に、レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)で洗浄した。レジンをN,N-ジメチルホルムアミド(180mL)中の無水酢酸(13.2mL、139mmol)及びピリジン(11.3mL、139mmol)の溶液で処理した。次に、レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)で洗浄した。Fmoc基は、N,N-ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×180mL)により除去された。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(180mL)中の{2-[2-(9H-フルオレン-9-イルメトキシカルボニルアミノ)-エトキシ]-エトキシ}-酢酸(Fmoc-Ado-OH、10.8g、27.9mmol)、5-クロロ-1-((ジメチルアミノ)(ジメチルイミニオ)メチル)-1H-ベンゾ[d][1,2,3]トリアゾール3-オキシドテトラフルオロボレート(TCTU、9.91g、27.9mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(7.28mL、41.8mmol)の溶液をレジンに添加し、混合物を2時間振とうした。次に、レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)で洗浄した。Fmoc基は、N,N-ジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンによる処理(1×5分、1×30分、2×180mL)により除去された。レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)及びN,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)で洗浄した。N,N-ジメチルホルムアミド(90mL)及びジクロロメタン(90mL)の混合物中の4-(N-(16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカノイル)スルファモイル)ブタン酸(THA-SBA-OH、8.91g、18.8mmol)、1-((ジメチルアミノ)(ジメチルイミニオ)メチル)-1H-[1,2,3]トリアゾロ[4,5-b]ピリジン3-オキシドヘキサフルオロホスフェート(HATU、7.16g、18.8mmol)及びN,N-ジイソプロピルエチルアミン(5.71mL、32.8mmol)をレジンに添加し、混合物を18時間振とうした。
レジンを濾過し、N,N-ジメチルホルムアミド(2×180mL)、ジクロロメタン(2×180mL)、2-プロパノール(2×180mL)及びジクロロメタン(10×180mL)で洗浄した。生成物は、トリフルオロ酢酸(150mL)と水(7.5mL)の混合物で1時間処理してレジンから開裂された。レジンを濾過し、ジクロロメタン(2×150mL)で洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をジエチルエーテル(100mL)で処理した。テトラヒドロフラン(100mL)中の中間体(7.90g、10.3mmol)の溶液に、水(100mL)中の水酸化リチウム一水和物(1.74g、41.4mmol)を添加した。溶液を18時間撹拌した。溶液は、pH=3に達するまで10%硫酸水素カリウム水溶液で酸性化し、続いて塩化ナトリウムで飽和させた。有機相を除去し、水相を酢酸エチル(1×300mL)で抽出した。合わせた有機相を無水硫酸ナトリウム上で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、中間体を白色粉末として得た。
収量:5.50g(52%)
1H NMRスペクトル (300 MHz, AcOD-d4, dH): 4.22 (s, 2 H); 4.12 (s, 2 H); 3.83-3.61 (m, 12 H); 3.59-3.43 (m, 6 H); 3.02 (t, J=7.4 Hz, 2 H); 2.49 (t, J=7.3 Hz, 2 H); 2.41 (t, J=7.5 Hz, 2 H); 2.22-2.09 (m, 2 H); 1.89-1.75 (m, 2 H); 1.74-1.60 (m, 2 H); 1.47-1.26 (m, 22 H).
乾燥ジクロロメタン(100mL)中の上記の化合物(2.90g、3.80mmol)、4-アミノメチルベンズアルデヒド塩酸塩(0.78g、4.56mmol)、N,N'-ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC、0.78g、3.80mmol)及び4-ジメチルアミノピリジン(DMAP、1.02g、8.35ミリモル)の溶液を18時間撹拌した。沈殿物を濾過し、溶液を10%硫酸水素カリウム水溶液(2×100mL)で洗浄した。溶媒を減圧下で除去し、残渣をテトラヒドロフラン(30mL)から結晶化させた。フラッシュカラムクロマトグラフィー(Silicagel 60、0.040-0.063mm;溶出剤:ジクロロメタン/メタノール20:1-5:1)で精製して、最終生成物を淡黄色粉末として得た。
収量:1.51g(45%)
1H NMRスペクトル (300 MHz, AcOD-d4, dH): 9.96 (s, 1H); 7.91 (d, J=7.9 Hz, 2 H); 7.92 (d, J=7.9 Hz, 2 H); 4.63 (s, 2 H); 4.21 (s, 2 H); 4.08 (s, 2 H); 3.81-3.57 (m, 12 H); 3.54-3.41 (m, 6 H); 3.02 (t, J=7.4 Hz, 2 H); 2.47 (t, J=7.3 Hz, 2 H); 2.38 (t, J=7.4 Hz, 2 H); 2.19-2.07 (m, 2 H); 1.86-1.72 (m, 2 H); 1.70-1.57 (m, 2 H); 1.43-1.23 (m, 22 H).
LC-MS純度: 100%.
LC-MS Rt (Kinetex 4.6 mm x 50 mm, アセトニトリル/水20:50〜100:0 + 0.1% FA): 3.58分.
LC-MS m/z: 882.0 (M+H)+.
全部で29個の置換基を調製した。それらを本明細書において以下に列挙し、個々の置換基のZ1-Z10エレメントを特定する。
検出及び特徴付けの方法
LCMS法
LCMS01(Table 1(表2)参照)
LCMS027(Table 2(表3)参照)
LCMS029(Table 3(表4)参照):
C.実施例化合物
C.1.実施例化合物の調製
(実施例1)
N-{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[Ala299,Leu301,Ile307,Arg309,Lys310]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号2である。
一般的方法A及びCにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1743.9;実測値m/4=1308.1;実測値m/5=1046.7;計算された質量=5229.1;実測質量=5229.6
(実施例2)
N{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号3である。
一般的方法A及びCにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1749.5;実測値m/4=1312.4;実測値m/5=1050.1;計算された質量=5246.0;実測質量=5246.4
(実施例3)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号4である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1314.6;実測値m/5=1052.1;計算された質量=5255.9
(実施例4)
N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号3である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1282.3;実測値m/5=1026.3;計算された質量=5126.8
(実施例5)
N{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号6である。
一般的方法A及びCにより調製された化合物
LCMS029:計算された質量=5246.92;実測質量=5247.37
(実施例6)
N{エプシロン-299}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys299,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号7である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1714.2;実測値m/4=1286.1;計算された質量=5140.85
(実施例7)
N{エプシロン-330}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys330]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号8である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1700.8;実測値m/4=1275.8;実測値m/5=1020.9、計算された質量5099,7;実測質量=5099.75
(実施例8)
N{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(16-スルホヘキサデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
23:ペプチドは配列番号6である。
一般的方法A及びCにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1757.1;実測値m/4=1318.04;計算された質量=5268.95;実測質量=5269.39
(実施例9)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-330}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys330]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
24:ペプチドは配列番号8である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1939.2;実測値m/4=1454.2;計算された質量=5815.6;実測質量=5816.1
(実施例10)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号11である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1282.6;実測値m/5=1026.3;計算された質量=5126.8
(実施例11)
N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号12である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1300.6;実測値m/5=1040.5;計算された質量=5198.9
(実施例12)
N{アルファ}(N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号13である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=3022.4;実測値m/3=2015.3;実測値m/4=1511.8;実測値m/5=1209.6;実測質量=6043.6;計算された質量=6042.9
(実施例13)
N{アルファ}(N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号13である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=3030.4;実測値m/3=2020.7;実測値m/4=1515.7;実測値m/5=1212.8;実測質量=6059.7;計算された質量=6058.8
(実施例14)
N{アルファ}(N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号15である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1497.4;実測値m/5=1198.3;計算された質量=5986.7
(実施例15)
N{アルファ}(N{エプシロン-330}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys330]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号16である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1987.7;実測値m/4=1491.0;実測値m/5=1193.0;計算された質量=5959.7
(実施例16)
N{アルファ}(N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号17である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1500.9;実測値m/5=1201.2;計算された質量=6000.8
(実施例17)
N{アルファ}(N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号18である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1498.2;実測値m/5=1198.7;計算された質量=5986.7
(実施例18)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号19である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS027:実測値m/2=2635.7;実測値m/3=1757.5;実測値m/4=1318.4;実測値m/5=1054.9;計算された質量=5270.0 ;実測質量=5270.5
(実施例19)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号6である。
一般的方法A及びDにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5127.8;実測値m/3=1710.0;実測値m/4=1282.3;実測値m/5=1026.5;計算された質量=5127.8
(実施例20)
N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号21である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1286.1;実測値m/5=1029.1;計算された質量=5140.9
(実施例21)
N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号22である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1282.9;実測値m/5=1026.5;計算された質量=5127.8
(実施例22)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Gln312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号23である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1709.8;実測値m/4=1282.6;計算された質量=5126.8;実測質量=5127.3
(実施例23)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Glu321,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号24である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=2571.2;実測値m/3=1714.5;実測値m/4=1286.1;実測値m/z=5141.4;計算された質量=5140.9
(実施例24)
N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309,Glu312,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号25である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=2607.2;実測値m/3=1738.5;実測値m/4=1304.1;実測質量=5213.5;計算された質量=5212.9
(実施例25)
N{アルファ-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号26である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1479.7;計算された質量=5914.8 Da ;実測質量=5914.3
(実施例26)
N{エプシロン-300}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys300,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号27である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1286.9;実測値m/5=1029.7;計算された質量=5141.8
(実施例27)
N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-294}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Lys294,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号28である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5957.6;実測値m/4=1490.4;実測値m/5=1192.3; 計算された質量/1=5957.7
(実施例28)
N{エプシロン-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys293,Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号29である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5929.4;実測値m/4=1483.3;実測値m/5=1186.8; 計算された質量/1=5929.7
(実施例29)
N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号30である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1700.8;実測値m/4=1275.8;実測値m/5=1020.9;計算された質量=5099.8 (1A)
(実施例30)
N{エプシロン-318}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys318]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号31である。
LCMS01:実測値m/4=1286.5;実測値m/5=1029.5;計算された質量=5142.8
(実施例31)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=6002.8;実測値m/4=1501.6;実測値m/5=1201.5; 計算された質量/1=6002.7
(実施例32)
N{エプシロン-326}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys326]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号33である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1719.8;実測値m/4=1290.1;実測値m/5=1032.3;計算された質量=5156.8
(実施例33)
N{エプシロン-325}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys325]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号34である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1715.1;実測値m/4=1286.6;実測値m/5=1029.5;計算された質量=5142.8
(実施例34)
N{エプシロン-323}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys323]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号35である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5108.8;実測値m/3=1703.8;実測値m/4=1278.1;実測値m/5=1022.5
(実施例35)
N{エプシロン-322}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys322]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号36である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5198.9;実測値m/3=1733.8;実測値m/4=1300.6;実測値m/5=1040.7
(実施例36)
N{エプシロン-320}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys320]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号37である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1720.4;実測値m/4=1290.3;実測値m/5=1032.5;計算された質量=5158.8
(実施例37)
N{エプシロン-329}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys329]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号38である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=2550.7;実測値m/3=1700.8;実測値m/4=1275.9;計算された質量=5099.8;実測質量=5100.5
(実施例38)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号39である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5143.0;実測値m/4=1286.0;実測値m/5=1029.0; 計算された質量/1=5142.8
(実施例39)
N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号40である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/2=2564.7;実測値m/3=1710.2;実測値m/4=1282.9;実測値 5127.8;計算された質量=5128.5
(実施例40)
N{エプシロン-316}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys316]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号41である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1709.7;実測値m/4=1282.3;実測値m/5=1026.1;計算された質量=5126.8
(実施例41)
N{エプシロン-315}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys315]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号42である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1698.3;実測値m/4=1273.8;実測値m/5=1019.3;計算された質量/1=5092.8
(実施例42)
N{アルファ}([His300,Leu301,Arg309,Arg312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号43である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5306.3;実測値m/3=1768.7;実測値m/4=1327.1;実測値m/5=1061.7
(実施例43)
N{エプシロン-314}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys314]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号44である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1300.2;実測値m/5=1040.2;計算された質量=5198.9
(実施例44)
N{エプシロン-311}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Lys311,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号45である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1714.9;実測値m/4=1286.2;実測値m/5=1029.2;計算された質量=5142.8
(実施例45)
N{エプシロン-307}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys307,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号46である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1919.8;実測値m/4=1290.1;実測値m/5=1032.3;計算された質量=5156.8
(実施例46)
N{アルファ}([Leu301,Ser309,Arg312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号47である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1738.8;実測値m/4=1304.1;実測値m/5=1043.5;実測質量=5214.3
(実施例47)
N{アルファ}([Leu301,Ser309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号48である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/1=5187.2;実測値m/3=1729.7;実測値m/4=1297.2;実測値m/5=1038.4;計算された質量/1=5186.8
(実施例48)
Ala299,Leu301,Ile307,Arg309,Lys310]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号2である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1465.3;実測値m/4=1099.3;実測値m/5=879.6;計算値=4391.0
(実施例49)
[Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号3である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1470.3;実測値m/4=1103.0;実測値m/5=882.6;計算値=4407.9
(実施例50)
[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号6である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1471.3;実測値m/4=1103.7;実測値m/5=883.2;計算値=4411.9
(実施例51)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Tyr306,Ser309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号49である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1695.8;計算された質量=5085.1
(実施例52)
N{アルファ-293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Asn293,Leu301,Ser309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号50である。
LCMS29:実測値m/3=1706.1、計算された質量=5115.7
一般的方法Bにより調製された化合物
(実施例53)
N{エプシロン-306}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys306,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号51である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1707.0;実測値m/4=1280.3;実測値m/5=1024.4;計算された質量=5118.8
(実施例54)
N{エプシロン-305}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys305,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号52である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1723.8 ;実測値m/4=1292.8;実測値m/5=1034.4;計算された質量=5168.8
(実施例55)
N{エプシロン-303}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys303,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号53である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1733.7;実測値m/4=1300.3;実測値m/5=1040.5;計算された質量=5198.9
(実施例56)
N{エプシロン-302}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys302,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号54である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1733.7;実測値m/4=1300.3;実測値m/5=1040.5;計算された質量=5198.9
(実施例57)
N{アルファ}([Asn293,His300,Leu301,Arg309,Arg312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys;
ペプチドは配列番号55である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1341.5;実測値m/5=1073.3;計算された質量=5363
(実施例58)
N{エプシロン-301}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号56である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1715.2;実測値m/4=1286.6;実測値m/5=1029.5;計算された質量=5142.8
(実施例59)
N{エプシロン-298}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys298,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号57である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1715.1;実測値m/4=1286.3;実測値m/5=1029.3;計算された質量/z=5142.8
(実施例60)
N{アルファ}([Asn293,Leu301,Arg309,Arg312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号58である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1780.7;実測値m/4=1335.5;実測値m/5=1068.4;計算された質量=5340.1
(実施例61)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Ile307,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号59である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1700.0;実測値m/4=1275.1;実測値m/5=1020.3; 計算された質量=5097.8
(実施例62)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Tyr306,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド;
ペプチドは配列番号60である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1704.3;実測値m/4=1278.5;実測値m/5=1030.4;計算された質量/z=5110.8
(実施例63)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Ile307,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号61である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1700.3;実測値m/4=1275.2;実測値m/5=計算された質量=5098.8
(実施例64)
N{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[His300,Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号62である。
一般的方法A + Cにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1757.1;実測値m/4=1318.1;実測値m/5=1054.2;計算された質量=5269.0
(実施例65)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Pro300,Leu301,Ile307,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号5である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1709.1;計算された質量=5124.8
(実施例66)
N{アルファ}([Asn293,Leu301,Ile307,Arg309,Asp312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号9である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1329.1;計算された質量=5313.0
(実施例67)
N{アルファ}([Asn293,Leu301,Arg309,Asp312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号10である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1325.6;計算された質量=5299.0
(実施例68)
N{293}-[4-[[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[4-[16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカノイルスルファモイル]ブタノイルアミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]メチル]フェニル]メチル-[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号6である。
一般的方法Cにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1320.1;計算された質量=5276.98
(実施例69)
N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys328,His329]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号6である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1278.09;計算された質量=5108.8 Da
(実施例70)
N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Asp295,Leu301,Arg309,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号20である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1282.84;計算された質量=5127.8 Da
(実施例71)
N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号62である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1717.5 実測値m/4=1288.2 実測値m/5=1030.4 - 計算された質量=5149.9 -
(実施例72)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Ile307,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号26である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/4=1292.1;計算された質量=5164.8 Da
(実施例73)
N{エプシロン-296}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys296,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号63である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1709.9;実測値m/4=1282.6;計算された質量 5126.8
(実施例74)
N{エプシロン-294}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Lys294,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号64である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1289.7;実測値m/5=1031.7;計算された質量=5154.8
(実施例75)
N{エプシロン}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号65である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1752.9;実測値m/4=1315.0;計算された質量=5255.9
(実施例76)
N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Gly294,Leu301,Arg309,Glu312,Lys328],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号66である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1676.6 実測値m/4=1257.7 実測値m/5=1006 )
-計算された質量=5026.7
(実施例77)
N{アルファ}([Leu301,Asp306,Arg309,Glu312,Gly324]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号67である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1721.8;計算された質量=5162.8 Da
(実施例78)
N{アルファ}(N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Asp306,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号68である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS029:実測値m/3=1528.7;計算された質量=6110.8 Da
(実施例79)
N{アルファ}(N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号17である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1493.9;実測値m/5=1195.5;計算された質量=5972.7
(実施例80)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号4である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1743.6;実測値m/4=1307.9;実測値m/5=1046.4 計算された質量=5227.9
(実施例81)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号4である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1762.3;実測値m/4=1321.7;実測値m/5=1057.8;計算された質量= 5284.0
(実施例82)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]Lys
ペプチドは配列番号4である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1656.2;実測値m/4=1242.4;実測値m/5=994.0;計算された質量= 4965.6
(実施例83)
N{アルファ}(N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(13-カルボキシトリデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(13-カルボキシトリデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号17である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1958.5;実測値m/4=1468.9;実測値m/5=1175.3;計算された質量= 5872.7
(実施例84)
N{アルファ}(N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号17である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1483.1;実測値m/5=1186.6;計算された質量= 5928.8
(実施例85)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号69である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1500.1 実測値m/5=1200.3 実測値m/z=1000. 計算された質量=5997.7
(実施例86)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号70である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1469.3;実測値m/5=1175.8;計算された質量= 5874.6
(実施例87)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号71である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1469.1;実測値m/5=1175.5;計算された質量= 5874.6
(実施例88)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号39である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1469.3;実測値m/5=1175.7;計算された質量= 5874.5
(実施例89)
N{アルファ}(N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号72である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1497.6;実測値m/5=1198.3;計算された質量=5987.7
(実施例90)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号73である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1472.6;実測値m/5=1178.3;計算された質量=5887.6
(実施例91)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号74である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LC-MS:実測値m/3=1981、m/4=1486:計算された質量=5940.6
(実施例92)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号39である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1507.3 実測値m/5=1205.9 計算された質量=6025.7
(実施例93)
N{292}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-Ala[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号75である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1487.1;実測値m/5=1190.0;計算された質量=5945.6
(実施例94)
N{294}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号76である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1455.1;計算された質量=5817.5
(実施例95)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号76である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1272.4 ;実測値m/5=1017.9;計算された質量=5085.7
(実施例96)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号77である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1469.1;実測値m/5=1175.5;計算された質量=5873.6
(実施例97)
N{アルファ}(N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号78である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS28:実測値m/3=1996.9;実測値m/4=1497.9;計算された質量=5987.7
(実施例98)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1808.1;実測値m/4=1356.4;実測値m/5=1085.3;計算された質量=5422.1
(実施例99)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[(4S)-4-カルボキシ-4-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]ブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]ブタノイル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1894.2;実測値m/4=1420.9;実測値m/5=1136.9;計算された質量=5680.3
(実施例100)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[[2-[[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]アセチル]アミノ]アセチル]アミノ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[[2-[[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]アセチル]アミノ]アセチル]アミノ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1922.2;実測値m/4=1441.9;実測値m/5=1153.7;計算された質量=5764.4
(実施例101)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1566.2;実測値m/5=1252.9;計算された質量=6260.9
(実施例102)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(3-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(3-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチドは配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1494.6;m/5=1195.9 計算された質量=5974.6
(実施例103)
Ala299,Leu301,Ile307,Arg309-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/2=2191.4;実測値m/3=1461.0;計算値=4381.0
(実施例104)
Leu301,Arg309,Lys310-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号80である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1475.3;実測値m/4=1107.0;計算値=4424.0
(実施例105)
Leu301-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチドは配列番号81である。
一般的方法Aにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/3=1456.3;実測値m/4=1217.0;計算値=4368.9
(実施例106)
N{アルファ}([His300,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N-{イプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号82である。
一般的方法Bにより製造された化合物
LCMS027:実測値m/3=1760.5;実測値m/4=1320.6;実測値m/5=1056.7;計算された質量=5279.0
(実施例107)
N{アルファ}(N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号4である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1996.9;実測値m/4=1497.9;実測値m/5=1198.6;計算された質量=5987.7
(実施例108)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(295-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[10-(4-カルボキシフェノキシ)デカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号83である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1460.8;実測値m/5=1168.7;計算された質量=5839.5
(実施例109)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(3-ヒドロキシ-1,2-オキサゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(3-ヒドロキシ-1,2-オキサゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号69である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1495.0;実測値m/5=1196.0;計算された質量=5975.7
(実施例110)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(3-ヒドロキシ-1,2-オキサゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(3-ヒドロキシ-1,2-オキサゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1489.0;実測値m/5=1191.0;計算された質量=5952.7
(実施例111)
N{アルファ}(N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号84である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1987.6;実測値m/4=1490.9;実測値m/5=1193.0;計算された質量=5959.7
(実施例112)
N{アルファ}(N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Tyr306,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号85である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1991.6;実測値m/4=1493.9;実測値m/5=1195.1;計算された質量=5971.7
(実施例113)
N{アルファ}(N{エプシロン-314}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys314]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号86である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2028.3;実測値m/4=1521.5;計算された質量=6081.8
(実施例114)
N{アルファ}(N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Trp294,Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号87である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2025.3;実測値m/4=1519.2;実測値m/5=1215.6;計算された質量=6072.8
(実施例115)
N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号88である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/2=2916.7;実測値m/3=1944.9;実測値m/4=1458.9;計算された質量=5831.5
(実施例116)
N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号89である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2924.1;実測値m/3=1949.6 実測値m/4=1462.4;計算された質量=5846.5
(実施例117)
N{アルファ}(N{294}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号90である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1977.6;実測値m/4=1483.5;実測値m/5=1187.2;計算された質量=5930.6
(実施例118)
N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys324,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号91である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/2=2930.4;実測値m/3=1953.9;実測値m/4=1465.7;計算された質量=5859.6
(実施例119)
N{アルファ}(N{292}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-Ala[Leu301,Arg309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号92である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2020.6;実測値m/4=1515.7;実測値m/5=1212.8;計算された質量=6058.8
(実施例120)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Tyr306,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号93である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2010.2;実測値m/4=1508.2;実測値m/5=1206.8;計算された質量=6028.7
(実施例121)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号11である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/2=2930.3;実測値m/3=1953.7;実測値m/4=1465.8;計算された質量=5858.6
(実施例122)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号40である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/2=2930.1;実測値m/3=1953.9;実測値m/4=1465.7;計算された質量=5859.6
(実施例123)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号22である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2930.9;実測値m/3=1954.3;実測値m/4=1465.9;計算された質量=5859.6
(実施例124)
N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号94である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2916.1;実測値m/3=1944.2;実測値m/4=1458.4;計算された質量=5830.6
(実施例125)
N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号106である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2916.6;実測値m/3=1944.5;実測値m/4=1458.9;計算された質量=5831.5
(実施例126)
N{293}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-309}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Lys309,Glu312]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号30である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2916.7;実測値m/3=1944.6;実測値m/4=1458.7;計算された質量=5831.5
(実施例127)
N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys321,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号95である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1958.3;実測値m/4=1469.0;計算された質量=5871.6
(実施例128)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2966.28;実測値m/3=1978.0;実測値m/4=1483.5;計算された質量=5930.7
(実施例129)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2676.0;実測値m/3=1784.2;実測値m/4=1338.4;計算された質量=5330.1
(実施例130)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-332}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号96である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1966.7;実測値m/4=1475.0;計算された質量=5896.6
(実施例131)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[4-[3-[2-[2-[3-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]プロポキシ]エトキシ]エトキシ]プロピルアミノ]-4-オキソブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[4-[3-[2-[2-[3-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]プロポキシ]エトキシ]エトキシ]プロピルアミノ]-4-オキソブタノイル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2009.9;実測値m/4=1507.7;計算された質量=6026.8
(実施例132)
N{エプシロン-313}-[4-[3-[2-[2-[3-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]プロポキシ]エトキシ]エトキシ]プロピルアミノ]-4-オキソブタノイル],N{エプシロン-332}-[4-[3-[2-[2-[3-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]プロポキシ]エトキシ]エトキシ]プロピルアミノ]-4-オキソブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321,Lys332]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号97である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1971.3;実測値m/4=1478.9;計算された質量=5911.7
(実施例133)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号98である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1505.0;実測値m/5=1204.3;計算された質量=6016.7
(実施例134)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号19である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1766.7;実測値m/5=1325.3;計算された質量=5258.0
(実施例135)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-314}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys314]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号99である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1487.3;実測値m/5=1190.0;計算された質量=5945.6
(実施例136)
N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号100である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1469.3;実測値m/5=1175.5;計算された質量=5873.6
(実施例137)
N{エプシロン-312}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-314}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Lys314]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号101である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1483.3;実測値m/5=1186.8;計算された質量=5929.7
(実施例138)
N{エプシロン-311}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Lys311,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号102である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1473.0;実測値m/5=1178.6;計算された質量=5889.5
(実施例139)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイル-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルLys
ペプチド骨格は配列番号69である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1297.4;実測値m/5=1038.2;計算された質量=5186.9
(実施例140)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(1H-テトラゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(1H-テトラゾール-5-イル)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1481.6;実測値m/5=1185.3;計算された質量=5922.7
(実施例141)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(14-スルホテトラデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(14-スルホテトラデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS027:実測値m/3=1992.6;実測値m/4=1494.7;実測値m/5=1196.0;計算された質量=5974.8
(実施例142)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(メチルスルホニルカルバモイルアミノ)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[13-(メチルスルホニルカルバモイルアミノ)トリデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS027:実測値m/3=2020.7;実測値m/4=1515.8;実測値m/5=1212.8;計算された質量=6058.8
(実施例143)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]Lys
ペプチド骨格は配列番号98である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=2719.0;実測値m/3=1812.8;実測値m/4=1359.8;計算された質量=5436.1
(実施例144)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号98である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1982.2;実測値m/4=1486.9;実測値m/5=1189.7;計算された質量=5944.7
(実施例145)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[16-(1H-テトラゾール-5-イル)ヘキサデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=2003.3;実測値m/4=1502.7;実測値m/5=1202.2;計算された質量=6006.8
(実施例146)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]Lys
ペプチド骨格は配列番号98である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/3=1788.8;実測値m/4=1341.9;実測値m/5=1073.7;計算された質量=5364.1
(実施例147)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号103である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS29:実測値m/2=3020.8;実測値m/3=2014.3;実測値m/4=1510.9;計算された質量=6039.8
(実施例148)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS027:実測値m/3=2195.5;実測値m/4=1646.9;実測値m/5=1317.7;計算された質量=6583.3
(実施例149)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[His300,Leu301,Arg309,Glu312,Lys313],des-Gly293-LDL-R-(294-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号74である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS027:実測値m/3=1990.6;実測値m/4=1493.2;実測値m/5=1191.1;計算された質量=5968.7
(実施例150)
N{アルファ}(N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号78である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/2=2958.7;実測値m/3=1973.0;実測値m/4=1480.0;計算された質量=5915.7
(実施例151)
N{アルファ}(N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Glu321,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号104である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1483.2;実測値m/5=1186.8;計算された質量=5930.0
(実施例152)
N{アルファ}(N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号72である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS34:実測値m/4=1974.6;実測値m/5=1183.9;計算された質量=5915.7
(実施例153)
N{アルファ}(N{エプシロン-324}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Glu321,Lys324]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号105である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1483.3 実測値m/5=1186.8 計算された質量=5929.8
(実施例154)
N{アルファ}(N{エプシロン-328}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Glu321,Lys328]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号104である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1497.3;実測値m/5=1198.2;計算された質量=5985.9
(実施例155)
N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル],N{エプシロン-321}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-(15-カルボキシペンタデカノイルアミノ)ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Lys321]-LDL-R-(293-332)-ペプチド
ペプチド骨格は配列番号72である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS01:実測値m/4=1454.7;実測値m/5=1164.0 計算された質量=5815.6
(実施例156)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号32である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/3=2094.6;実測値m/4=1571.2;計算された質量=6281.1
(実施例157)
N{アルファ}(N{エプシロン-313}-[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]-[Leu301,Arg309,Glu312,Lys313,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[[11-(4-カルボキシフェノキシ)ウンデカノイルアミノ]メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号98である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/3=2099.3;実測値m/4=1574.7;計算された質量=6295.1
(実施例158)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(19-カルボキシノナデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号19である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/3=1813.2;実測値m/4=1360.2;実測値m/5=1088.3;計算された質量=5437.2
(実施例159)
N{アルファ}([Leu301,Arg309,Glu312,Glu321]-LDL-R-(293-332)-ペプチジル)-N{エプシロン}[2-[2-[2-[[2-[2-[2-[[(4S)-4-カルボキシ-4-[[4-[(17-カルボキシヘプタデカノイルアミノ)メチル]シクロヘキサンカルボニル]アミノ]ブタノイル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]アミノ]エトキシ]エトキシ]アセチル]Lys
ペプチド骨格は配列番号19である。
一般的方法Bにより調製された化合物
LCMS27:実測値m/3=1803.9;実測値m/4=1353.1;実測値m/5=1082.7;計算された質量=5409.2
D.特徴付けのための一般的方法
D.1.1 PCSK9-LDL-R結合競合(ELISA)
このアッセイの目的は、PCSK9に対するEGF(A)化合物の見かけの結合親和性を測定することである。
PCSK9とLDL-Rの相互作用を阻害するそれらの能力に起因して、本発明の化合物はまたPCSK9阻害剤とも呼ばれる場合もある。
実験の前日、組換えヒト低密度リポタンパク質受容体(rhLDL-R;NSO由来;R&D systems社#2148-LD)を50mM炭酸ナトリウム、pH9.6中に1μg/mlで溶解し、次に、100μlの溶液をアッセイプレート(Maxisorp 96、NUNC社#439454)の各ウェルに添加し、一晩、4℃で被覆した。実験の当日、ビオチン化PCSK9(0.5μg/ml、BioSite社 /BPSBioscience社 cat#71304)を含有するEGF(A)化合物の8点濃度曲線を二重にして作製した。EGF(A)化合物及びビオチン化PCSK9混合物を調製し、25mM Hepes、pH7.2(15630-056、100ml、1M)、150mM NaCl(Emsure 1.06404.1000)、1%HSA(Sigma社 A1887-25G)、0.05%Tween 20(Calbiochem社 655205)、2mM CaCl2(Sigma社 223506-500G)を含有するアッセイ緩衝液中で1時間、室温にてインキュベートした。次に、被覆されたアッセイプレートを200μlのアッセイ緩衝液中で4回洗浄し、その後、100μlのEGF(A)化合物及びビオチン化PCSK9の混合物をプレートに添加し、2時間、室温でインキュベートした。プレートを200μlのアッセイ緩衝液中で4回洗浄し、次に、1時間、室温でストレプトアビジン(Streptevadin)-HRP(25ng/ml;VWR社#14-30-00)とともにインキュベートした。反応は、50μlのTMB-on(KEM-EN-TEC)を添加することにより検出され、暗所で10分間インキュベートされる。次に、反応は、50μlの4M H3PO4を混合物に添加することによって停止され、これは電子マルチピペットによって添加された。その後、プレートを1時間以内に450nm及び620nmでSpectramaxで読み取った。バックグラウンド減算のために620nmの読み取りを使用した。非線形回帰対数(阻害剤)対応答-可変スロープ(4パラメーター)により、Graphpad Prismを用いてIC50値を計算し、以下の式:Ki=IC50/(1+(ビオチン-PCSK9)/(kd(ビオチン-PCSK9)))を用いてKi値に変換した。式中、ビオチン-PCSK9のKdは、1.096727714μg/mlであり、[ビオチン-PCSK9]=0.5(μg/ml)である。
結果を以下のTable 5.1(表6)〜Table 5.5(表10)に示す。より高いKi値は、PCSK9への見かけの結合親和性の低下を反映し、その逆もまた同様である。ほとんど化合物は、500nMを超える値等の、EGF66について測定された値よりも実質的に高いKiを示す化合物はほとんどなく、これは、観察された結合が特異的でないことを示すことに留意されたい。ペプチドのアミノ酸置換及び/又は1つ又は複数の側鎖誘導化(derivation)の両方は、LDL-Rへの結合の喪失に寄与し得る。一般的に、多数の試験EGF(A)化合物は、hLDL-Rへの結合においてPCSK9を阻害する能力を示した。
PSCK9阻害剤ペプチド
最初に、ペプチドのグループは、セクションD1.1に記載されるように試験された種々のアミノ酸置換を含み、その結果をTable 5.1(表6)に示す。
EGF66は、国際公開第2012/177741号において最も強力なペプチド変異体として同定され、5つの突然変異を有する。上記で見られるように、本件の発明者らは、これらの突然変異のいくつかが、D1.1に記載されるアッセイで決定されたEC50値に関してあまり重要ではないことを見出した。特に、本発明者らは、310位に野生型残基Asp(D)を含む化合物が、310Kを有する化合物より高い効力を有することを見出した。また、重要なアミノ置換は301Lであり、好ましくは309Rと組み合わせられるようであった。最後に、307I及び299Aは、ペプチドの親和性に適度にしか寄与しなかった。
置換のN末端結合
その後の実験において、半減期延長因子の結合、例えば、ペプチドへの置換基が、D.1.1に記載されるアッセイによって決定されるEC50に影響を及ぼすかどうかについて試験した。本明細書に記載されるように、置換基は、異なる技術によって結合されてもよく、本発明者らは最初に、ペプチドのN末端アミノ酸を用いて窒素原子を介して結合を適用することを決定する。これは、アシル化(溶液中又はレジン中)及びアルキル化によって達成されるセクションBに記載されている通りであった。
Table 5.2(表7)に見られるように、全ての試験化合物は3.0未満のKi値を有し、これは、種々の延長因子及びリンカー要素が十分に許容されることを示唆している。これは、効力が、通常、GLP-1のようなペプチドについて以前の観察されるように、側鎖の結合によって効力が負に影響されるため、通常ではなかった。
置換基のLys結合
PCSK9阻害剤ペプチドへの置換基の結合に関して代替位置を評価するために、一連の化合物を調製した。3つのアミノ酸置換;N301L、N309R、及びK312Eを含む骨格ペプチドは、実施例58、29及び4を除いて、種々の位置でLys置換と組み合わせて使用された。試験した全ての化合物は、システインジスルフィド架橋において通常関与する297、304、308、317、319、331位の6つのシステインアミノ酸を含んでいた。312Kは、wt312Kへの結合が得られる実施例4を除いて、部位特異的置換を確実にするために含められた。1つのLysを有するペプチドの伸長もまた試験する(実施例75及び3)。C18二酸延長因子及びgGlu-2×Adoリンカーを含む上記の同じ置換基は、全ての化合物において使用され、アシル化を介して結合された。その結果をTable 5.3(表8)に示す。
この分析は、PCSK9阻害剤ペプチドの大部分が機能性を維持することを示した。例外は、非機能性ペプチドを生じさせる298、301、302及び307位のいずれかのLys置換及び誘導体化であった。また、296、299、315及び320Kの位置におけるLysの導入及び置換は、見かけの親和性を減少させることが観察された。
したがって、このデータはまた、Asn(N)301のLeu(L)へのアミノ酸置換が結合に必須であることを示す表5.1(表6)の結果を確認する。
Lys導入、並びに295及び310位における置換についてのデータは観察されなかった。上記されるように、310におけるAspの維持が310K置換よりも好ましいことが先に見出された。以下に見られるように、295位(実施例70)におけるAsp(D)を導入することによって結合が消失することもまた見出された。
要約すると、PCSK9ペプチドの295、298、302、307及び310位のいずれか又は295、296、298、299、302、307、310、315及び320位のいずれかに結合した置換基を含まない化合物は、一般的に機能的であると結論付けられた。更に、295、298、302及び310位のいずれかにおけるアミノ酸置換は、一般的に魅力的ではないと結論付けられた。表5.1(表6)及び5.2(表7)から分かるように、それでもなおV307I突然変異は、301Leuと組み合わせて許容されるか又は魅力的でさえあるようにみえる。
更に、295、296、298、302、310位のうちの1つにおけるアミノ酸置換を有するペプチドは、より低い官能性を有する傾向があり、一方、299、315及び320における置換は機能性をわずかに低下させるだけのようであると考えられる。他方、これはまた、Lys置換及び側鎖の結合が大部分の他のアミノ酸置換と同程度にペプチドに影響を与えるため、高度の柔軟性が残りのアミノ酸残基について存在し得ることを示唆する。
2つの置換基を有するPCSK9阻害剤
2つの置換基を有する一連の化合物を調製した。二重置換は、N末端又はLys(K)残基でのアシル化、アルキル化又は組み合わせによって得ることができる。再度、N末端は、アミノ酸293Gであり、又は292A、293G、293K及び294T(293Gが欠失している場合)等の変異体アミノ酸残基であり得る。個々の化合物上の2つの置換基は同一であるが、異なる置換基を有する化合物を調製した。この試験において使用した骨格は、N309Rと組み合わせたN301Lアミノ酸置換、並びに特定のアシル化/アルキル化を得るために必要とされる様々なN末端及び/又はLys置換を含んだ。
再度、本発明者らは、置換基が種々の位置及び組み合わせにおいて非常に十分に許容されると結論付けた。
更なるPSCK9阻害剤誘導体
PCSK9ペプチドにおける種々のアミノ酸置換の役割を更に調べるために、更なる化合物を調製し、表5.5(表10)に示すように試験した。全ての化合物は、333Kによるアミノ酸置換又は伸長によって導入されたLys残基を介して結合した1つの置換基を含む。骨格ペプチドは全て、N301Lアミノ酸置換を含み、場合によりN309R及びI312Eの1つ又は複数を含む。置換基は全て、16〜20個の炭素原子を含む脂肪二酸、並びにgGlu単独又はAdo-Ado及び/又はトラネキサム酸(Trx)部分により伸長されたリンカーのいずれかを含む。
上記の表5.5(表10)の結果は、312位の内部wtリジンが、Glu(E)並びにGln(Q)、Arg(R)又はAsp(D)で置換され得ることを示している。この変化に基づくと、広範囲のアミノ酸残基は、ペプチドの阻害機能を妨害することなく、312位において許容されることが意図される。
G293N、T294G、D299A、N300H、H306Y、H306D、N309S、Q324G及びR329Hを含むいくつかの他のアミノ酸置換はまた十分に許容されることが判明したが、一方で、上記されるように、N295D及びN300Pは魅力的なアミノ酸置換ではない。
D.1.2 HepG2細胞におけるLDL取り込みアッセイ
HepG2細胞におけるLDL取り込みを測定するPCSK9ペプチド及びそれらの誘導体の阻害効力を決定するための代替のアッセイを以下に記載する。
アッセイ原理:LDL取り込みは、内因的に発現されるhLDLRによって主に媒介され、したがって、LDL取り込み能力は、LDLR発現の間接的な測定値である。hLDLRは、外因性PCSK9とのインキュベーションによって用量依存的にダウンレギュレーションされ得る。したがって、PCSK9インキュベーションは、細胞がLDL分子を取り込む能力を低下させる。次に、このLDL取り込みのダウンレギュレーションは、PCSK9/LDLR結合を中和又は阻害する化合物の添加によって拮抗され得る。結果として、PCSK9阻害剤は、PCSK9の存在下でのLDL取り込みを増加させるそれらの能力、例えば、PCSK9が媒介するhLDLRダウンレギュレーションに対抗するそれらの能力に基づいて特徴付けることができる。
アッセイは、10%リポタンパク質欠損ウシ胎児血清(Sigma Aldrich社#S5394)で増殖させたHepG2細胞(Sigma Aldrich社 ECACC:Acc no.85011430)を用いて行われ、BODIPY蛍光標識したLDL粒子(Life technologies Europe BV社 #L3483)を取り込む細胞の能力を測定する。
アッセイプロトコール:96ウェルプレート(Perkin Elmer社、ViewPlate-96 Black#60005182)は、1時間、37℃にてインキュベーター中でポリ-D-リジン(10mg/L、PBS Gibco社#14190-094に溶解させたSigma Aldrich社#P6407)で被覆された。次に、プレートを2×100μl PBS(Gibco社#14190-094)中で2回洗浄した。アッセイ培地(DMEM(Gibco社#31966-021)、10%リポタンパク質欠損ウシ胎児血清(Sigma Aldrich社 #S5394)及び1%Pen Strep(Cambrex社#DE17-602E))に希釈したPCSK9(10μg/ml)を全て含有するEGF(A)化合物の8点濃度曲線の試験化合物を調製し、50μl/ウェルの容量でプレートに添加した。
30〜60分後、アッセイ培地に希釈した50,000個のHepG2細胞(Sigma-Aldrich社:ECACC:Atcc no.85011430 lot:13B023)を50μl/ウェルの容量で添加し、プレートを20時間(37℃、5%CO2)、CO2浸透性プラスチックバッグ(Antalis Team、LDPEバッグ120/35×300×0.025mm #281604)においてインキュベートした。その後、プレートを空にし、その直後にアッセイ培地中の10μg/ml濃度の50μl FL-LDL(Life technologies Europe BV社#L3483)を各ウェルに添加し、プレートを2時間(37℃、5%CO2)をCO2透過性プラスチックバッグにおいてインキュベートし、光から保護するために蓋上に黒いカバーを用いた。プレートを空にし、100μlのPBS(Gibco社#14190-094)で2回洗浄した。次に、100μlのPBS(Gibco社#14190-094)を添加し、その後、15分以内に、SpecktraMax M4(MolecularvProbes社、Invitrogen Detection Technologies社)上で、以下のフィルターEx(515nm)/Em(520nm)を用いてプレートを読み取った(底の読み取り)。
最後に、GraphPad Prism、非線形回帰曲線適合、シグモイド用量応答(可変勾配)を用いてEC50値を計算した。
結果を以下の表6(表11)に示す。より低いEC50値は、LDL取り込みのPCSK9媒介性ダウンレギュレーションを逆転させるより高い能力を反映し、逆に、高いEC50値は、LDL取り込みのPCSK9媒介性ダウンレギュレーションを阻害する能力が低い化合物を示す。
見られるように、大部分の化合物は、LDL取り込みアッセイにおいて100〜500nMのEC50を示し、これは、LDL取り込みのPCSK9媒介性ダウンレギュレーションを逆転させる高い能力を有する化合物を示す。
D.2.マウスにおけるPK
この試験の目的は、上記で同定されているPCSK9阻害剤のPKプロファイルを測定することであった。
方法
Taconic社(Ry、Denmark)製の雌性C57bl/Jマウスを使用した。
化合物の投薬:化合物を体重1グラムあたり5μLの容量で皮下(s.c.、500nmol/kg)又は静脈内(i.v.、250nmol/kg)のいずれかで投薬した。
血液サンプリング:血液を2分、15分、30分、60分、2時間、4時間、6時間、8時間、18時間、24時間、30時間及び48時間でわずかにサンプリングした。血液(200μL)を舌下静脈から採取し、EDTA被覆したチューブ(Microvette(登録商標)VetMed 200K3E、Sarstedt番号09.1293.100)に移した。血漿を分離し、抗PCSK9ペプチドを定量するために使用した。
定量化:血漿サンプルをLC-MSを用いてPCSK9阻害剤を定量するために使用した。
サンプリング及び分析:
血漿をドライアイス上でMicronicチューブにピペットで入れ、LC-MSを用いてそれぞれのPCSK9阻害剤の血漿濃度について分析するまで-20℃に保った。血漿サンプル(未知のものの定量に使用され、0.5〜1000nMの濃度範囲のPCSK9阻害剤でスパイクされたブランク血漿から調製された標準曲線及びQC試料を含む)は、3容量の100%メタノール又は1%ギ酸を含むアセトニトリル(抗PCSK9ペプチドに依存する)を用いて沈殿させ、遠心分離した(16000×g、4℃、20分)タンパク質であった。上清は、60℃に保った、最初のTurboflow Cyclone精製カラム0.5×50mm(Thermo Fisher Scientific社)及び溶出Aerisペプチド3.6μm XB-C18カラム2.1×50mm(Phenomenex社)からなるクロマトグラフィーシステム(TurboFlow Transcend 1250及び10バルブVIM、Thermo Fisher Scientific社)に注入された。抗PCSK9ペプチドは、水と0.1%又は1%ギ酸(EGF(A)類似体又は誘導体に依存する)を有するアセトニトリルとの混合物からなる移動相によるクロマトグラフィー勾配を用いて溶出された。抗PCSK9ペプチドは、ポジティブモードで操作されるエレクトロスプレーインターフェース、ESI+を備えたLTQ OrbiTrap又はQ Exactive質量分析計(Thermo Fisher Scientific社)へのLCフローのオンライン注入後に検出及び定量された。
PK特性の計算:
血漿濃度-時間プロファイルは、ソフトウェアPhoenix WinNonlin 6.4を用いた非コンパートメント薬物動態分析によって分析された。I.V.データとS.C.データの両方についての計算は、線形台形線形補間を使用して、1/Y^Yの重み付けを用いて実行された。バイオアベイラビリティーは、S.C.プロファイルのAUC/用量をI.V.プロファイルのAUC/用量で除して計算された。
結果:
結果を表7(表12)に示す。表7(表12)において、Tmaxは、試験したEGF(A)類似体又は誘導体の最大血漿濃度に到達する時間を示す。T1/2は、EGF(A)類似体又は誘導体の半減期である。MRTは、平均滞留時間である。F(s.c.)は、皮下注射後のEGF(A)類似体又は誘導体のバイオアベイラビリティーである。より高いT1/2値は、試験化合物のより長い半減期を反映する。
この結果は、本発明のPCSK9阻害剤、特に脂肪酸置換基で置換されたLDL-R(293-332)類似体が、延長された半減期を示すことを示す。
D.3.hPCSK9チャレンジモデル
この試験の目的は、抗PCSK9ペプチドによる、静脈注射したhPCSK9の作用の阻害に応答して、マウス肝臓におけるLDL受容体発現レベルの変化を示すことであった。
方法
健常な雄性BalBC又はNMRIマウス(Charles River社、Germany)は、0.4mg/kgの用量で尾静脈にhPCSK9(Sino Biologicals社、China)を静注する15〜120分前に抗PCSK9ペプチドをs.c.又はi.v.で注射される。hPCSK9注射の60分後、動物をイソフルランで麻酔し、子宮頸管脱臼により安楽死させる。次に、肝臓を迅速に摘出し、液体窒素中で凍結させる。肝臓は、分析するまで-80℃に保たれる。
LDL-Rウエスタンブロッティング:
肝組織サンプル(100mg)は、ホスファターゼ阻害剤カクテル;PhosStop(Roche社、04 906 837 001)及びプロテアーゼ阻害剤カクテル;compelate(Roche社、04 693 159 001)を含有する500μlの溶解緩衝液(Life Technology社、FNN0011)中でホモジナイズされた。1つのスチールビーズを添加した後、組織を30Hzで2.5分間ホモジナイズした。5000×gで5分間遠心分離した後、総タンパク質含量は、BCA Protein Assay Kit(Pierce社、23225)を用いて測定された。試料緩衝液(Life Technology社、NP0007)中の等量のタンパク質(60μg)を10分間煮沸し、14000rpmで2分間回転させ、その後、Criterion XT 3-8%Tris-酢酸塩ゲル(BioRad社#345-0131)に充填し、SDS-PAGEに供した。タンパク質は、製造者の指示書(Life Technology社)に従って、ニトロセルロース膜(iBlot 2 NC Regular stacks、novex#IB23001)に転写された。同等のタンパク質転写は、膜のPonceau S(Sigma社、P7170)染色によって確認され、膜はブロッキング緩衝液(TBS-T、2%Tween)中で更にブロックされた。LDL-rタンパク質は、一次ウサギ抗LDLr抗体(Cayman Chemical Company社#10012422)で検出されたが、一方、ベータ-アクチンタンパク質は、一次ウサギ抗β-アクチン抗体(abcam社#ab6276)を用いて検出された。両方のタンパク質は、更に、WesternBright Quantum Chemiluminscent(Advansta社#K-12042-D10)を用いてペルオキシダーゼ結合したヤギ抗ウサギ二次抗体(Biorad社#170-6516)で可視化され、CCDカメラ(LAS3000、富士フイルム株式会社)を用いて画像化された。ウエスタンブロットからの化学発光シグナルの定量分析は、MultiGaugeソフトウェア(Fujifilm社)を用いて行われた。
結果
図1は、個々の動物(n=3〜6)についての散布図として提示される、ウエスタンブロットによって測定された肝LDL-R発現レベルを示す。「ビヒクル-ビヒクル」は、健常対照群(ベースラインレベル)の群であり、「ビヒクル-hPCSK9」は、hPCSK9単独を注射した群である。
結果は、hPCSK9が、LDL-Rの発現レベルを低下させ、この効果は、試験したPCSK9阻害剤によって阻害されることを示す。
表8(表13)において、データは、健常対照動物におけるベースラインレベル(100%に設定される)とhPCSK9単独によるダウンレギュレーション後のレベル(0%に設定)との間のウインドウに関するパーセンテージ変化として提示される。
6つの試験した全ての実施例は、LDL-R発現レベルに対するhPCSK9の作用を阻害することができ、観察される阻害レベルは、対照分子アリコクマブ(Alirocumab)を用いて観察される阻害レベルと同様である。
結論
いくつかの化合物例は、hPCSK9によるLDL-R発現レベルのダウンレギュレーションを阻害する効力を示している。
D.4.ハムスターのLDLコレステロール減少
試験の目的は、標準的な食餌を与えられたゴールデンシリアンハムスターにおけるLDL-Cに対するPCSK9阻害剤の効果を評価することであった。
方法
6週齢(91〜100g)の雄性ゴールデンシリアンハムスター(Janvier Elevage社、Saint Isle、France)を試験に使用した。1週間の順化後、4時間絶食させたハムスター(およそ午前8時に絶食開始)は、およそ正午に計量され、イソフルラン麻酔下で眼窩後出血により採血され(100μL/EDTA)、総コレステロール、LDL-コレステロール及びHDL-コレステロールを測定した。ハムスターは、1)LDL-コレステロール、2)HDL-コレステロール、及び3)総コレステロールに従って、5つの同種のループ(n=10匹/グループ)にランダム化された。無作為化後、5日間、1日1回、ハムスターを皮下注射により処理した。体重を治療期間中、毎日測定した。
処置の3日目、4時間絶食させたハムスターは、朝の投薬から約1時間後(およそ正午)に計量され、イソフルラン麻酔下で眼窩後出血により採血され(100μL/EDTA)、総コレステロール、LDL-コレステロール及びHDL-コレステロールを測定した。
処置の5日目に、4時間絶食させたハムスターは、朝の投薬から約1時間後(およそ正午)に計量され、イソフルラン麻酔下で眼窩後出血により採血された(最大血液量/EDTA)。
血漿をすぐに分離した。各個体について、約15μLの血漿容量を維持して、総コレステロール、LDL-コレステロール及びHDL-コレステロールを測定した。次に、各個体の別の血漿容量(約50μL)を使用して、FPLC総コレステロールプロファイルについて各処置群(すなわち、1群あたり約500μLの1プール、5プール)について血漿プールを作製した。その後、ハムスターを頚部脱臼によりイソフルラン麻酔下で屠殺し、瀉血した。肝臓を回収し、計量し、2つの肝臓サンプル(約50mg及び約100mg、重さは記録されていない)を液体窒素中で瞬間凍結し、次に、-80℃で保存した。
約50mgのサンプルを使用して、ウエスタンブロット及びデンシトメトリー分析(Image Jソフトウェア)による肝LDL-受容体及びpan-カドヘリン(負荷対照)タンパク質発現を評価した。データは平均+/-SEMとして示される。それぞれ一方向又は二方向ANOVA w/Dunnett又はBonferroniポスト試験を統計分析に使用した。p<0.05は有意であると考えられた。
結果
図2は、ビヒクル又は10nmol/kg、30nmol/kg、100nmol/kg又は300nmol/kgの実施例2で5日間、1日1回、皮下注射によって処置されたハムスターにおける処置期間中の血漿LDL-コレステロールを示す。(**p<0.01及び***p<0.001対試験ビヒクル、二元配置ANOVA、Dunnettsポストホック分析)。
図3は、ビヒクル又は実施例2 10nmol/kg、実施例2 30nmol/kg、実施例2 100nmol/kg又は実施例2 300nmol/kgで5日間、1日1回、皮下注射によって処置されたハムスターの肝臓サンプルから負荷対照pan-カドヘリンへの肝LDL-R発現を示す(*p<0.05、**p<0.01、及び***p<0.001対ビヒクル、一元配置ANOVA、Dunnettsポストホック分析)。
ビヒクル体重及び体重増加と比較して、いずれの処置においても影響はなかった(データを示さず)。全ての用量はLDLコレステロールを減少させた(図2参照)。この効果は、実施例2の最低用量では有意ではなかったが、より高い用量の100及び300nmol/kgは、5日目に35%までLDL-コレステロールレベルを減少させた。これらの傾向は、FPLC分析によって更に確認され、ハムスターを試験項目の実施例2で処理した場合のLDL及びHDLに対応する画分において総コレステロールレベルで大幅な減少を示した(データを示さず)。同時に、肝臓におけるLDL-R発現レベルの用量依存的増加はまた実証された(図2及び図3参照)。
結論
この用量反応試験は、普通食のゴールデンシリアンハムスターにおいて、投薬の3日及び5日後に少なくとも30nmol/kgの用量でLDLコレステロールに有意な効果を得ることが可能であることを実証している。LDLコレステロールおける効果は、著しく高い肝LDL受容体発現レベルと同時に起こる。
D.5 イヌi.v.PK試験
イヌi.v.PKプロファイル決定について、3〜4匹のビーグル犬(雄、10〜16kg)は、70mM塩化ナトリウム;50mMリン酸塩、70ppmポリソルベート20;pH=7.4中の単一又は複数のPCSK9類似体をi.v.投与された(2nmol/kg、0.1ml/kg)。投薬前に、イヌを一晩絶食させ、水道水を自由に摂取させた。類似体は、針(20G)による単回注射、又は挿入されたベンフロンによる連続投薬によって、伏在静脈又は頭部静脈を通して投薬された。0.8mlの血液サンプルは、投薬の0、0.25、0.5、0.75、1、1.5、2、4、6、8、10、24、48、72、120、144、168、192、216、240、288時間後に、各EDTA被覆チューブに回収される。最初の4時間のサンプリングについて、血液は、イヌをプラットフォーム上に拘束した際に、挿入されたベンフロンを通して回収された。4時間後のサンプリングポイントの残りは、単針パンチ(20G)によって頸静脈を通して回収された。血液回収直後、各々のサンプルを3〜4回穏やかに逆転させ、血漿調製前に氷箱上に迅速に移した(10分、4℃、4000rpm)。血漿サンプルを生物分析前に-20℃に保った。血液サンプリングの最大偏差は、投薬の当日に投薬の120分後まで1分、4〜10時間の時間点で5分、及び残り日数について1時間以内である。
血漿分析:
同時投薬試験からの血漿をドライアイス上でMicronicチューブにピペットで入れ、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS)を用いてそれぞれのPCSK9誘導体の血漿濃度を分析するまで-20℃に保った。血漿サンプル(未知のものの定量に使用され、0.5〜500nMの名目上の濃度範囲でPCSK9誘導体でスパイクされたブランク血漿から調製された標準曲線及びQCサンプルを含む)は、3容量のメタノール(実施例4を内部標準として含む)を用いて沈殿させ、遠心分離した(16000×g、4℃、30分間)タンパク質であった。上清は、60℃に保った、最初のTurboflow Cyclone精製カラム0.5×50mm(Thermo Fisher Scientific社)及び溶出Aerisペプチド3.6μm XB-C18カラム2.1×50mm(Phenomenex社)からなるクロマトグラフィーシステム(TurboFlow Transcend 1250及び10バルブVIM、Thermo Fisher Scientific社)に注入された。PCSK9誘導体は、水及びアセトニトリル/メタノール50/50v/v%と1v/v%ギ酸との混合物からなる移動相を有するクロマトグラフィー勾配を用いて溶出された。PCSK9誘導体は、ポジティブモードで操作されるエレクトロスプレーインターフェース、ESI+を備えたQ Exactive質量分析計(Thermo Fisher Scientific社)へのLCフローのオンライン注入後に検出及び定量された。血漿サンプルの生物学的分析中、様々な程度の異性化が、異なるPCSK9誘導体について観察された。異性体は全て、同一のモノアイソトピック質量を有し、一緒に定量される。
試験された各々の類似体のPKパラメーター(例えば、T1/2)は、Phoenix WinNonlinソフトウェアを用いた非コンパートメント分析(NCA)によって分析され、半減期計算は、同じ分子量を有する全ての異性体の全体の曝露レベルに基づいている。
D.6 ラットにおける経口摂取試験
ここでの試験では、健常なラットに経口投薬された共製剤化ペプチドの胃腸吸収を調べた。
動物
到着時に250gの、Taconic社、デンマークからの雄性Sprague Dawleyラット。ラットは、試験前に、Novo ordisk A/S社の動物ユニットで少なくとも1週間順化させた。試験開始時の体重は約280〜300gであった。ラットは、投薬前にグリッド上で18時間絶食させた。
ペプチドの同時製剤化
インビボ(ラット)におけるPCSK9i類似体の経口同時投薬のための液体製剤の調製は下記のように行った。
標的EGF(A)ペプチド濃度は、55mg/mlのデカン酸ナトリウム及び水の標的濃度で処方され、各類似体の200μMであった。5〜6種の異なるペプチド類似体は、同じ製剤に一緒に配合された。
要するに、デカン酸ナトリウムのストック溶液(110mg/mL)は、超純水を用いてを調製され、HClを用いて溶液のpHを8.0に調整した。
APIを20mLのガラスバイアルに移し、5gの超純水を加え(1mg/mLの密度と想定される)、APIをローラーミキサー上で室温にて溶解させた状態にした。続いて、溶液のpHは、pHが安定するまで、NaOHを用いて8.0に調整され、その後、6.5gのデカン酸ナトリウムストック(最終濃度55mg/mL)を添加し、続いて、pHを8.0に調整した。次に、この溶液をローラーミキサー上で室温にて一晩(光から保護して)維持した。翌日、必要に応じてNaOHを用いてpH8.0への最終的なpH調整を行った。
最終製剤重量は、超純水を使用して13gに設定され、続いて0.22μmフィルターで濾過された。API及びデカン酸ナトリウム含量は、正確な投薬を確実にするために最終製剤で決定した。製剤は、更なる使用まで4℃で保存された。
液体製剤中の各APIの濃度を215nmでのUV吸収によって決定した。LC法は、各同時投薬APIが互いに別個に溶出されることを確実にするために開発された。各APIの既知濃度の標準(CLNDで決定される)を一緒に混合し、計5つの濃度の基準において較正曲線を作成するために使用した。最終的に決定された濃度は、各々の2回の実験反復を有する3つのサンプルから取られた平均値であった。液体製剤中のカプレート濃度は、3つの濃度の標準からなる較正曲線を用いて、同様の方法で測定された。
投薬:
動物は、各々のペプチドの1000nモル/kgの標的用量及び時間=0での5ml/kgの容量で胃管栄養法によって経口的に投与された。
血液サンプリングと血漿分離
血液サンプルは、投薬の15、30、60及び120分後に採取された。血液サンプル(200μl)は、意識のあるラットで舌静脈を穿刺することによって、EDTA被覆チューブに回収された。サンプルは、5分間、8000Gで4℃にて遠心分離された。血漿(60〜75μl)を分離し、Micronicチューブ(75μl)にピペットで入れ、直ちに-20℃で凍結した。
血漿分析:
同時投与試験からの血漿をドライアイス上でMicronicチューブ中にピペットで入れ、液体クロマトグラフィー質量分析法(LC-MS)を用いてそれぞれのPCSK9誘導体の血漿濃度を分析するまで-20℃に保った。血漿サンプル(未知のものの定量に使用され、0.5〜500nMの名目上の濃度範囲でPCSK9誘導体でスパイクされたブランク血漿から調製された標準曲線及びQCサンプルを含む)を、1v/v%のギ酸(内部標準として実施例4を含む)を有する3容量のメタノール又はアセトニトリルを用いて沈殿させ、遠心分離(16000×g、4℃、30分)したタンパク質であった。上清は、60℃に保った、最初のTurboflow Cyclone精製カラム0.5×50mm(Thermo Fisher Scientific社)及び溶出Aerisペプチド3.6μm XB-C18カラム2.1×50mm(Phenomenex社)からなるクロマトグラフィーシステム(TurboFlow Transcend 1250及び10バルブVIM、Thermo Fisher Scientific社)に注入された。PCSK9誘導体は、水及びアセトニトリル/メタノール50/50v/v%と1v/v%ギ酸との混合物からなる移動相を有するクロマトグラフィー勾配を用いて溶出された。PCSK9誘導体は、ポジティブモードで操作されるエレクトロスプレーインターフェース、ESI+を備えたQ Exactive又はLTQ OrbiTrap Discovery質量分析計(Thermo Fisher Scientific社)へのLCフローのオンライン注入後に検出及び定量された。血漿サンプルの生物学的分析中、様々な程度の異性化が、異なるPCSK9誘導体について観察された。異性体は全て、同一のモノアイソトピック質量を有し、一緒に定量される。
データ計算:
LC-MSによって決定された血漿濃度から、最大血漿濃度(Cmax)は各々のラットにおける各々のペプチドについて抽出され、Cmax/用量は、n=6〜8のラットについて平均値±SDとして計算された。用量は、体重に合わせて調整され、ペプチドの実際の濃度(単位はpmol/kg)を掛けた注射容量として計算された。
各々の同時製剤群において、参照ペプチドを含めた(実施例3)。以下の表において、対照ペプチド(実施例3)のCmax/用量(kg/l)とともに、8つの異なるペプチドについてCmax/用量(kg/l)を列挙する。Cmax計算は、同じ分子量を有する全ての異性体の合計の曝露レベルに基づいている。結果は、EGF(A)誘導体が一般的によく吸収されることを示している。
本発明のある種の特徴が本明細書において説明され、記載されてきたが、ここで、多くの修飾、置換、変更、及び等価物が当業者に想起される。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神に含まれる全てのこのような修正及び変更を包含するように意図されていることが理解されるべきである。

Claims (2)

  1. 列番号1によって定義されるLDL-RのEGF(A)ドメインのEGF(A)ペプチド類似体を含むEGF(A)誘導体であって、
    i.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号32である)、
    ii.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号76である)、
    iii.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号32である)、
    iv.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号98である)、
    v.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号98である)、
    vi.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号98である)、
    vii.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号78である)、
    viii.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号104である)、
    ix.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号72である)、
    x.
    (式中、前記EGF(A)ペプチド類似体のアミノ酸配列は、配列番号105である)
    からなる群から選択される、EGF(A)誘導体
  2. 前記誘導体が、
    であり、前記EGF(A)ペプチド類似体の配列が、配列番号104である、請求項1に記載のEGF(A)誘導体。
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