JP6794800B2 - ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、ロボットに関するものである。
例えば、特許文献1には、作業者(人)と共存するロボットに取り付け、万が一、ロボットが作業者と接触した際の作業者の安全を確保するためのプロテクトサポーターが開示されている。このようなプロテクトサポーターは、発泡ゴム等の衝撃吸収部を備えており、ロボットに被せるようにして使用される。
特開2010−125546号公報
しかしながら、特許文献1のプロテクトサポーターは、その構成上、断熱材としても機能してしまうため、ロボットにプロテクトサポーターを被せた状態では、ロボット内部の温度が上がり易くなる。そのため、ロボットに設けられている冷却ファンだけでは、ロボット内部の温度を十分に下げることができないおそれがある。
本発明の目的は、被接触物との接触時の衝撃を和らげ、ロボットの内部温度の上昇を抑制することのできるロボットを提供することにある。
このような目的は、下記の本発明により達成される。
本発明のロボットは、第1内部空間を有する可動部と、
前記可動部の外側に配置され、第2内部空間を有する緩衝部と、
流体供給源から前記第1内部空間に流体を供給する第1状態と、前記流体供給源から前記第2内部空間に流体を供給する第2状態と、を切り替え可能な状態切替部と、を備えていることを特徴とする。
このように、緩衝部を有することで、被接触物との接触時の衝撃を和らげることができる。また、第1内部空間に流体を供給することで、流体によって第1内部空間を冷却することができる。そのため、被接触物との接触時の衝撃を和らげ、かつ、ロボットの内部温度の上昇を抑制することのできるロボットが得られる。
本発明のロボットでは、前記状態切替部は、
前記流体供給源からの前記流体を前記第1内部空間に供給する第1流路と、
前記流体供給源からの前記流体を前記第2内部空間に供給する第2流路と、
前記第1流路および前記第2流路についてそれぞれの開閉度合いを調整可能なバルブと、を備えていることが好ましい。
これにより、状態切替部の構成がより簡単となる。
本発明のロボットでは、前記第2内部空間は、密閉され、自然状態で陽圧であることが好ましい。
これにより、緩衝部の衝撃吸収性がより向上する。
本発明のロボットでは、前記緩衝部に加わる力を検出する力検出部を備えていることが好ましい。
これにより、被接触物との接触を検知することができる。
本発明のロボットでは、前記力検出部は、前記第2内部空間内の圧力を検出する圧力検出部を備えていることが好ましい。
これにより、力検出部の構成がより簡単となる。
本発明のロボットでは、前記力検出部は、前記可動部に配置されていることが好ましい。
これにより、圧力検出部をロボット内に収納することができ、圧力検出部を保護することができる。また、圧力検出部を第2内部空間の近くに配置することができ、第2内部空間内の圧力変化をより精度よく検出することができる。
本発明のロボットでは、前記緩衝部は、前記可動部の外側に配置され、前記可動部との間に前記第2内部空間を構成する可撓性部と、
前記可動部と前記可撓性部との間に位置し、前記可撓性部の前記可動部から離間する方向への変位を規制する規制部と、を備えていることが好ましい。
これにより、緩衝部の構成がより簡単となる。
本発明のロボットでは、前記流体供給源は、前記第1内部空間内に配置されていることが好ましい。
これにより、第1流路や第2流路の引き回しがより簡単となる。また、第1流路や第2流路を短くすることができるため、損失を少なくし、より効率的に、第1内部空間や第2内部空間に流体を供給することができる。
本発明のロボットでは、前記流体供給源は、圧電素子を駆動源とするポンプを有していることが好ましい。
これにより、流体供給源の小型化を図ることができる。
本発明のロボットでは、前記第1内部空間内に配置されている温度検出部を備えていることが好ましい。
これにより、温度検出部の検出結果に基づいて、開閉部を作動させることができる。
本発明のロボットでは、前記第1内部空間内に配置されている回路素子を備えていることが好ましい。
これにより、回路素子を保護することができる。
本発明のロボットでは、前記第1内部空間を構成する壁部は、前記第1内部空間に臨む面に凹凸を有していることが好ましい。
例えば、凹凸をフィンとして機能させることで、第1内部空間を効率的に冷却することができる。
本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。 図1に示すロボットが有する緩衝部を示す部分拡大断面図である。 緩衝部に被接触物が接触した状態を示す断面図である。 図1に示すロボットが有する流体供給源の一例を示す断面図である。 図1に示すロボットが有する圧力センサーの検出信号の一例を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。 本発明の第3実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。 本発明の第4実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。
以下、本発明のロボットを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るロボットについて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るロボットを示す斜視図である。図2は、図1に示すロボットが有する緩衝部を示す部分拡大断面図である。図3は、緩衝部に被接触物が接触した状態を示す断面図である。図4は、図1に示すロボットが有する流体供給源の一例を示す断面図である。図5は、図1に示すロボットが有する圧力センサーの検出信号の一例を示すグラフである。なお、以下では、説明の便宜上、図2ないし図4中の上側を「上」とも言い、下側を「下」とも言う。
図1に示すロボット1は、例えば、精密機器等の工業製品を製造する製造工程で用いることのできるロボットである。同図に示すように、ロボット1は、可動部としての多関節アーム23を備えるロボット本体2と、多関節アーム23の外側に配置された緩衝部3とを有している。
図1に示すように、ロボット本体2は、例えば床や天井に固定されるベース21と、関節機構221を介してベース21に連結され、関節機構221を軸に回動するアーム231と、関節機構222を介してアーム231に連結され、関節機構222を軸に回動するアーム232と、関節機構223を介してアーム232の先端に連結され、関節機構223を軸に回動するアーム233と、関節機構224を介してアーム233の先端に連結され、関節機構224を軸に回動するアーム234と、関節機構225を介してアーム234の先端に連結され、関節機構225を軸に回動するアーム235と、関節機構226を介してアーム235の先端に連結され、関節機構226を軸に回動するアーム236と、を有している。また、アーム236にはハンド接続部24が設けられており、ハンド接続部24にはロボット1に実行させる作業に応じたハンド26(エンドエフェクター)が装着される。なお、本実施形態では、6つのアーム231、232、233、234、235、236で多関節アーム23が構成されている。
各アーム231、232、233、234、235、236の回動駆動は、各関節機構221、222、223、224、225、226に内蔵されているモーター等によって行われる。各モーターの駆動は、ロボット制御部25で制御され、これにより、ロボット1に所望の動作を実行させることができる。
図2に示すように、このようなロボット1は、第1内部空間S1を有する可動部としてのアーム234と、アーム234の外側に配置され、第2内部空間S2を有する緩衝部3と、流体供給源4から第1内部空間S1に流体Qを供給する第1状態と、流体供給源4から第2内部空間S2に流体Qを供給する第2状態と、を切り替え可能な状態切替部としての流体供給部5と、を備えている。このような構成によれば、緩衝部3を有することで、被接触物X(代表的には作業者)との接触時の衝撃を和らげることができる。そのため、作業者の安全をより確実に確保することができる。また、第1内部空間S1に流体Qを供給することで、流体Qによって第1内部空間S1(第1内部空間S1内に配置されている部品)を冷却することができる。そのため、ロボット1の内部温度(各部品)の過度な上昇を抑制することができ、ロボット1の故障や駆動特性の低下、変動等を抑制することができる。
ここで、本実施形態では、流体Qとして気体を用いている。この場合の流体Qとしては、特に限定されず、空気(大気)、窒素、アルゴン等の希ガス等が挙げられ、本実施形態では、空気(大気)を用いている。これにより、流体Qの原料を簡単に確保することができ、ロボット1の構成が簡単なものとなる。なお、流体Qとして、希ガスを用いる場合には、第2内部空間S2内がより安定した雰囲気となる。ただし、流体Qとしては、気体に限定されず、気体の他にも、液体、ゲル等を用いることができる。
図2に示すように、第1内部空間S1は、アーム234の内側に形成されている。言い換えると、アーム234の筐体234aに囲まれることで、第1内部空間S1が形成されている。第1内部空間S1は、気密ではなく、アーム234の外側と連通している。そのため、第1内部空間S1に熱がこもり難くなり、第1内部空間S1内の過度な温度上昇を抑制することができる。
また、筐体234a(第1内部空間S1を構成する壁部)は、その内面、すなわち第1内部空間S1に臨む面に凹凸234bを有している。このような凹凸234bは、フィン(ヒートシンク)として機能させることができ、これにより、第1内部空間S1の内外の熱交換を効率的に行うことができる。そのため、第1内部空間S1内を効率的に冷却することができる。ただし、このような凹凸234bは、省略してもよい。ここで、特に限定されないが、流体Qは、第1内部空間S1に供給される際、凹凸234bに向けて噴射されることが好ましい。図2に示すように、第1流路51の先端は、凹凸234bに向いている。これにより、より効率的に、第1内部空間S1内を冷却することができる。ただし、第1流路51の先端の向きは、特に限定されない。
なお、筐体234aの構成材料としては、特に限定されないが、筐体234aの少なくとも一部を、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム等の各種金属材料で構成することができる。これにより、より高い熱伝導性を有する筐体234aが得られ、第1内部空間S1内の冷却をより効率的に行うことができる。
緩衝部3が有する第2内部空間S2は、密閉(すなわち、気密封止)され、流体Qが供給されることで、自然状態で陽圧(すなわち、ロボット1が配置されている雰囲気の圧力よりも高い圧力)となっている。これにより、緩衝部3の衝撃吸収性がより向上し、ロボット1の周囲で作業をする作業者の安全性がより高まる。なお、前記「自然状態」とは、例えば、ロボット1が静止した状態で、かつ、被接触物Xと接触していない状態を言う。
なお、第2内部空間S2内の圧力としては、特に限定されないが、例えば、ロボット1を配置している雰囲気の圧力(大気圧)に対して+3以上、+7kPa以下とすることが好ましく、+5kPa程度とすることがより好ましい。このような範囲とすれば、緩衝部3が十分な衝撃吸収性を発揮することができる。また、後述する被接触物Xとの接触検知をより高精度に行うことができる。
図2に示すように、緩衝部3は、可撓性部31と規制部32とを備えている。可撓性部31は、可撓性を有し、アーム234の外側に配置され、アーム234(筐体234a)との間に第2内部空間S2を構成する。また、規制部32は、アーム234と可撓性部31との間に位置し、可撓性部31のアーム234から離間する方向への変位を規制する。なお、ここでの「規制」は、規制部32を省略した場合と比較して、可撓性部31の前記接触部以外の部分を膨らみ難くすることができることを意味しており、好ましくは、前記接触部以外の部分の膨らみを防止することができることを意味している。
可撓性部31は、シート状をなし、可撓性と気密性も有している。そして、可撓性部31は、その外縁部においてアーム234の筐体234aに接合されており、筐体234aとの間に気密的な第2内部空間S2を形成している。このような構成によれば、緩衝部3の構成がより簡単となり、より簡単に第2内部空間S2を形成することができる。また、筐体234aを、第2内部空間S2を形成するための部材として利用することができるため、緩衝部3の部材点数の削減、これによるアーム234の小型化および軽量化を図ることもできる。
なお、可撓性部31は、さらに、実質的に伸縮しないことが好ましい。可撓性部31が実質的に伸縮しないことで、陽圧による第2内部空間S2の膨張を抑制することができるため、第2内部空間S2内の圧力を効率的に高めることができる。また、第2内部空間S2内の圧力を一定に保ち易くなる。
規制部32は、第2内部空間S2内、すなわち可撓性部31と筐体234aとの間に設けられている。また、規制部32は、シート状をなしており、その上面が可撓性部31に接合されており、下面が筐体234aに接合されている。なお、規制部32と可撓性部31、筐体234aとの接合は、例えば、接着剤を用いて行うことができる。このような規制部32を設けることで、図3に示すように、被接触物Xが接触した際、可撓性部31の被接触物Xとの接触部以外の部分の膨らみを規制することができる。そのため、被接触物Xとの接触時に、第2内部空間S2内の圧力をより大きく変化させることができる。よって、後述する被接触物Xとの接触検知をより高精度に行うことができる。
本実施形態では、規制部32は、弾性体で構成されている。このように、規制部32を弾性体で構成することで、規制部32の構成が簡単となると共に、規制部32によっても、被接触物Xとの接触時の衝撃を緩和することができる。そのため、例えば、被接触物Xとしての作業者の安全性がさらに向上する。特に本実施形態では、規制部32は、通気性を有するものが好ましく、本実施形態では、スポンジに代表されるような連続した空孔を有する柔らかい発泡体で構成されている。そのため、規制部32の構成がより簡単となると共に、より高い衝撃吸収性を発揮することができる。また、第2内部空間S2での流体Qの拡散性が向上する。発泡体としては、特に限定されないが、例えば、ウレタンフォーム材を用いることができる。ただし、規制部32は、例えば、繊維や細線の集合体で構成されていてもよい。
なお、規制部32の厚さとしては、特に限定されないが、第2内部空間S2に配置された状態で、例えば、1cm以上、5cm以下とすることができる。この程度の厚さとすることで、十分に薄い緩衝部3となり、アーム234に配置し易くなる。また、規制部32の構成としては、可撓性部31のアーム234から離間する方向への変位を規制することができれば、特に限定されない。
このような緩衝部3は、アーム234の外周面の一部または全部に設けられている。本実施形態では、アーム234の一対の側面のそれぞれに設けられているが、これに限定されず、アーム234の図1中の上面および下面にも設けられていてもよい。
以上、緩衝部3について説明した。緩衝部3の構成としては、第2内部空間S2を形成することができれば、特に限定されない。例えば、本実施形態では、第2内部空間S2内が陽圧となっているが、これに限定されず、外圧と等しくてもよいし、外圧よりも低い陰圧であってもよい。また、本実施形態では、緩衝部3が規制部32を有しているが、規制部32を省略してもよい。また、本実施形態では、緩衝部3がアーム234に配置されているが、緩衝部3の配置としては、動く部分(すなわち、可動部)に配置されていれば特に限定されず、例えば、アーム231、232、233、234、235、236、ハンド26の少なくとも1つに配置されていればよい。ただし、緩衝部3を複数のアームに配置する場合は、関節機構を跨ぐことなく、アーム毎に独立して配置することが好ましい。これにより、例えば、隣り合うアーム同士の相対的位置関係の変位に起因する第2内部空間S2内の圧力変化(被接触物Xとの接触以外の理由による第2内部空間S2の圧力変化)を抑制することができる。そのため、後述するような被接触物Xとの接触検知を精度よく行うことができる。
また、図2に示すように、ロボット1は、上述の緩衝部3に加わる力、より具体的には被接触物Xとの接触により加わる力を検出する力検出部6を備えている。これにより、被接触物Xとの接触を検知することができ、接触を検知した場合にはロボット1を緊急停止させる等により、ロボット1をより安全に作動させることができる。
このような力検出部6は、第2内部空間S2内の圧力を検出する圧力検出部としての圧力センサー60を備えている。図3に示すように、緩衝部3に被接触物Xが接触すると、第2内部空間が収縮して、第2内部空間S2内の圧力が高まる。そのため、第2内部空間S2内の圧力変化(圧力上昇)を圧力センサー60によって検出することで、より確実に、被接触物Xとの接触を検知することができる。このように、力検出部6が圧力センサー60を備えることで、より確実に被接触物Xとの接触を検知することができると共に、力検出部6の構成がより簡単となる。特に、前述したように、本実施形態では、第2内部空間S2内が陽圧となっているため、被接触物Xとの接触で第2内部空間S2内の圧力をより大きくかつ瞬時に変化させることができる。そのため、被接触物Xとの接触をより高感度に検知することができる。
また、力検出部6(圧力センサー60)は、アーム234に配置されている。具体的には、圧力センサー60は、第1内部空間S1に臨むようにして、筐体234aに固定されている。これにより、圧力センサー60をロボット1内に収納することができ、圧力センサー60を保護することができる。また、圧力センサー60は、筐体234aのうちでも、可撓性部31と共に第2内部空間S2を形成している部位、すなわち、第2内部空間S2に面している部分に設けられている。そのため、第2内部空間S2のより近くに圧力センサー60を配置することができる。これにより、圧力損失が小さくなると共に、圧力センサー60が第2内部空間S2内の圧力変化を検出するまでのタイムラグが短くなり、圧力センサー60によって、第2内部空間S2内の圧力をより正確に検出することができる。そのため、力検出部6によれば、ロボット1と被接触物Xとの接触をより高感度に検知することができる。また、圧力センサー60が第1内部空間S1に臨んでいるため、圧力センサー60の過度な昇温を抑制することができる。そのため、圧力センサー60からの検出信号の温度ドリフトを低減することができ、第2内部空間S2内の圧力変化をより正確に検出することができる。
なお、圧力センサー60としては、第2内部空間S2内の圧力を検出することができれば特に限定されず、公知の物を適用することができる。例えば、圧力センサー60は、受圧により撓み変形するダイアフラムと、ダイアフラムの撓みを検出する検出素子(例えば、ダイアフラム上に配置されているピエゾ抵抗素子)と、を有する構成とすることができる。
以上、力検出部6について説明した。なお、本実施形態では、圧力センサー60が第1内部空間S1に臨むように配置されているが、圧力センサー60の配置としては、第2内部空間S2内の圧力を検出することができれば、特に限定さない。例えば、圧力センサー60は、可撓性部31に設けられていてもよい。
また、図2に示すように、ロボット1は、第1内部空間S1内に配置されている温度検出部7を備えている。これにより、第1内部空間S1内の温度をより正確に検出することができる。また、例えば、温度検出部7の検出結果に基づいて、第1内部空間S1内の冷却(すなわち、第1内部空間S1内への流体Qの供給)が必要か否かを判断することができ、第1内部空間S1を過不足なく冷却することができる。そのため、より確実に、第1内部空間S1内を適切な温度に保つことができる。また、例えば、温度検出部7の検出結果に基づいて、圧力センサー60の検出結果を補正(温度補正)することもできる。そのため、第2内部空間S2内の圧力をより精度よく検出することができる。
なお、温度検出部7の構成としては、第1内部空間S1内の温度を検出することができれば、特に限定されず、例えば、サーミスタや熱電対等を用いることができる。
また、図2に示すように、流体供給部5は、流体供給源4からの流体Qを第1内部空間S1に供給する(導く)第1流路51と、流体供給源4からの流体Qを第2内部空間S2に供給する(導く)第2流路52と、第1流路51および第2流路52についてそれぞれの開閉度合いを調整可能な開閉部53と、を備えている。より具体的には、流体供給部5は、一端(上流端)が流体供給源4に接続された流路54(配管)と、流路54の他端(下流端)に接続された開閉部53としてのバルブ531と、一端(上流端)がバルブ531に接続され、他端(下流端)が第1内部空間S1に接続されている第1流路51(配管)と、一端(上流端)がバルブ531に接続され、他端(下流端)が筐体234を貫通して第2内部空間S2に接続されている第2流路52(配管)とを有している。
そのため、例えば、バルブ531によって、第1流路51を開け(通し)、第2流路52を閉じる(止める)ことで、流体Qが第1内部空間S1へ供給される第1状態とすることができる。これにより、流体Qによって、第1内部空間S1内を冷却することができる。そのため、ロボット1の内部温度の過度な上昇を抑制することができ(第1内部空間S1内の温度を適度な温度に保つことができ)、ロボット1の故障や駆動特性の低下、変動等を抑制することができる。また、バルブ531によって、第1流路51を閉じ(止め)、第2流路52を開ける(通す)ことで、流体Qが第2内部空間S2へ供給される第2状態とすることができる。これにより、第2内部空間S2内を陽圧とすることができる。このような流体供給部5によれば、バルブ531の駆動のみで、流体Qの供給先を選択することができるため、流体供給部5の構成がより簡単となる。なお、バルブ531による第1状態と第2状態の切り替えは、第1流路51および第2流路52をそれぞれ完全に開状態と完全に閉状態とに切り替えてもよく、または第1流路51および第2流路52が開けられた状態では、第1内部空間S1および第2内部空間へ供給できる流体Qの量を段階的または無段階に調整できてもよい。すなわち、完全に開状態と完全に閉状態とに切り替えることも含めて、バルブ531は開閉度合いが調整可能と言える。
なお、流体供給部5は、上述の第1、第2状態の他にも、例えば、バルブ531によって、第1流路51および第2流路52を共に閉じる(止める)ことで、流体Qが第1内部空間S1および第2内部空間S2へ共に供給されない第3状態や、第1流路51および第2流路52を共に開くことで、流体Qが第1内部空間S1および第2内部空間S2へ共に供給される第4状態とすることができてもよい。また、バルブ531としては、上記の機能を果たすことができれば、特に限定されず、例えば、電磁バルブ(ソレノイドバルブ)を用いることができる。また、バルブ531は、開度を多段階または無段階に調整できる構成となっていてもよい。
図2に示すように、流体Qの供給源である流体供給源4は、流体供給部5と共に、第1内部空間S1内に配置されている。これにより、流体供給部5(第1流路51や第2流路52)の引き回しがより簡単となる。また、第1流路51、第2流路52および流路54をそれぞれ短くすることができるため、損失を少なくし、より効率的に、第1内部空間S1や第2内部空間S2に流体Qを供給することができる。また、流体供給部5がロボット1(アーム234)の外部へ露出しないため、例えば、第1流路51や第2流路52が、ロボット1の作動を阻害してしまうことを防止することができる。ただし、流体供給源4の配置は、特に限定されず、例えば、ロボット1(アーム234)の外側に、ロボット1とは別に配置されていてもよい。
また、図4に示すように、流体供給源4は、圧電素子43を駆動源とするポンプ40を有している。これにより、小型で軽量な流体供給源4となり、ロボット1の小型化および軽量化を図ることができる。
具体的には、図4に示すように、ポンプ40は、ダイアフラムポンプであり、ベース基板41と、ベース基板41に接合され、撓み変形可能なダイアフラム421を有するダイアフラム基板42と、ダイアフラム421に配置され、ダイアフラム421を変形させる圧電素子43とを備えている。なお、図4に示すように、ポンプ40は、支持部49に支持されている。そして、図示しないが、この支持部49を介して筐体234aに固定されている。
ベース基板41には、吸引孔として機能する貫通孔411および排出孔として機能する貫通孔412が設けられている。そして、貫通孔412が流路54に接続され、貫通孔411が第1内部空間S1に開放している。ただし、貫通孔411は、例えば、図示しない配管を介してロボット1の外側まで引き出され、ロボット1の外側に開放していてもよい。また、流体Qとして空気以外の気体を用いる場合、貫通孔411は、例えば、図示しない配管を介して流体Qが充填されたボンベ等に接続されている。
ダイアフラム421は、ベース基板41と対向して配置され、ダイアフラム421とベース基板41との間にはポンプ室Pが形成されている。また、ダイアフラム421は、ポンプ部ダイアフラム422と、ポンプ部ダイアフラム422を挟んで配置されている2つのバルブ部ダイアフラム423、424とを有している。バルブ部ダイアフラム423、424は、貫通孔411、412と対向して配置され、貫通孔411、412と重なる部分には貫通孔411、412に向けて突出する台座425、426が設けられている。さらに、台座425、426の下面にはパッキン441、442が配置され、このパッキン441、442によって、通常状態において貫通孔411、412が閉じた状態に保たれている。
また、圧電素子43は、ポンプ部ダイアフラム422に配置され、ポンプ部ダイアフラム422を撓み変形させる第1圧電素子431と、バルブ部ダイアフラム423に配置され、バルブ部ダイアフラム423を撓み変形させる第2圧電素子432と、バルブ部ダイアフラム424に配置され、バルブ部ダイアフラム424を撓み変形させる第3圧電素子433とを有し、これら3つの圧電素子431、432、433は、それぞれ、後述する回路素子8の制御によって独立して駆動される。このように、圧電素子43をダイアフラム421に配置することで、圧電素子43の駆動力を効率的にダイアフラム421に伝達することができる。また、圧電素子43を駆動源とすることで、ポンプ40の小型化および軽量化を図ることができる。
そして、第2、第3圧電素子432、433の駆動によってバルブ部ダイアフラム423、424を上側に動かすことで、貫通孔411、412を開くことができる。また、第1圧電素子431の駆動によってポンプ部ダイアフラム422を上側に動かすことで気体の吸引を、下側に動かすことで気体の排出を実現することができる。そして、ポンプ部ダイアフラム422と、バルブ部ダイアフラム423、424の駆動タイミングを制御することで、任意の方向への送気が可能となる。
以上のようなポンプ40は、圧電素子43を駆動源としているため、例えば、駆動源がモーターの場合と比較して振動が小さい。そのため、流体供給源4の作動に起因するロボット1の振動を低減することができ、ロボット1の動作精度の低下を低減することができる。なお、図4に示すように、本実施形態では、貫通孔412が第1内部空間S1に開放しており、ポンプ40は、第1内部空間S1内の空気を吸引するように構成されているが、これに限定されず、例えば、貫通孔412に図示しない配管を接続し、この配管を介して貫通孔412を筐体234(ロボット1)の外側に開放し、ロボット1の外側の空気を吸引するように構成されていてもよい。これにより、第1内部空間S1内の空気よりも温度の低い空気を用いることができ、第1内部空間S1内をより効果的に冷却することができる。
なお、流体供給源4の構成としては、流体Qを第1内部空間S1や第2内部空間S2に供給することができれば、特に限定されない。例えば、前述したように、流体Qとして希ガスを用いる場合には、希ガスを高圧で充填したボンベを有する構成とすることができる。
また、ロボット1は、第1内部空間S1内に配置されている回路素子8を備えている。これにより、回路素子8を保護することができる。回路素子8は、ポンプ40、圧力センサー60、バルブ531および温度検出部7と電気的に接続されている。また、回路素子8は、制御部として機能し、例えば、圧力センサー60や温度検出部7の検出結果に基づいてポンプ40やバルブ531の駆動を制御する。
このような回路素子8(制御部)は、第1内部空間S1内の温度が所定の範囲(例えば、50℃以上80℃以下)を維持するように、ポンプ40およびバルブ531の駆動を制御する。第1内部空間S1内の温度は、環境温度やロボット1の駆動条件、連続駆動時間等によって変化する。そのため、このような回路素子8の制御によって、第1内部空間S1内の温度を所定の範囲に維持することで、ロボット1をより最適な温度下で駆動させることができ、ロボット1をより精度よく駆動させることができると共に、ロボット1の故障等をより効果的に抑制することができる。
また、回路素子8(制御部)は、自然状態において第2内部空間S2内の圧力が所定の値(例えば、前述したように雰囲気圧力+5kPa程度の陽圧)を維持するように、ポンプ40およびバルブ531の駆動を制御する。第2内部空間S2内の圧力は、温度変化や経年的な気体抜け等によって変化する。そのため、このような回路素子8の制御によって、自然状態での第2内部空間S2内の圧力を所定の値に保つことができる。これにより、緩衝部3の衝撃吸収性の経時的な低下および被接触物Xとの接触検知特性の経時的な低下を抑制することができる。
以上のように、回路素子8(制御部)は、温度検出部7や圧力センサー60の検出結果(第1内部空間S1内の温度や第2内部空間S2内の圧力)に基づいて、流体Qを第1内部空間S1に供給する第1状態にしたり、流体Qを第2内部空間S2に供給する第2状態にしたりする。ここで、第1内部空間S1内の温度と第2内部空間S2内の圧力とが同時に所定の値からずれる場合も考えられる。このような場合、前述したように、第1流路51および第2流路52を共に開き、流体Qが第1内部空間S1および第2内部空間S2へ共に供給される第4状態とすることができるのであれば、第4状態とすればよい。しかしながら、仮に、第4状態とすることができない場合には、第1状態および第2状態のいずれかを優先する必要がある。すなわち、先に第1状態とし、第1内部空間S1の温度を所定の値としてから第2状態とするか、反対に、先に第2状態とし、第2内部空間S2の圧力を所定の値としてから第1状態とするか、を選択する必要がある。例えば、被接触物Xとの接触を検知することよりも、ロボット1をより精度よく駆動させたいのであれば前者とすればよいし、反対に、ロボット1を精度よく駆動させるよりも、被接触物Xとの接触をより精度よく検知したいのであれば後者とすればよい。
なお、本実施形態では、回路素子8が第1内部空間S1内に配置されているが、回路素子8の配置としては、特に限定されない。また、回路素子8は、ロボット制御部25に含まれていてもよい。
図5に、被接触物Xと接触したときの第2内部空間S2内の圧力の変化(すなわち、圧力センサー60の検出信号)の一例を示す。このグラフは、時刻T1に被接触物Xが緩衝部3に接触し、時刻T2に被接触物Xが緩衝部3から離れた場合の圧力変化を示している。同図に示すように、時刻T1において緩衝部3に被接触物Xが接触すると第2内部空間S2内の圧力が急峻に上昇し、時刻T2において被接触物Xとの接触が解除されると、速やかに自然状態の圧力に復帰する。
回路素子8(制御部)は、図5で示したように、第2内部空間S2内の圧力が大きく上昇した場合には被接触物Xと接触したと判断し、第2内部空間S2内の圧力が自然状態に戻れば、被接触物Xとの接触が解除されたと判断する。そして、回路素子8は、被接触物Xと接触したと判断した場合には、その情報をロボット本体2のロボット制御部25に送信する。ロボット制御部25は、被接触物Xと接触したとの情報を回路素子8から受信した場合には、例えば、速やかにロボット本体2を停止させる。これにより、ロボット1や被接触物Xの破損を防止でき、特に、被接触物Xとしての作業者の安全を確保することができる。反対に、回路素子8は、被接触物Xとの接触が解除されたと判断した場合には、その情報をロボット制御部25に送信する。ロボット制御部25は、被接触物Xとの接触が解除されたとの情報を回路素子8から受信した場合には、例えば、速やかにロボット本体2の駆動を再開する。これにより、被接触物Xとの接触によるタイムロスを短くすることができる。
以上、ロボット1について詳細に説明した。ロボット1によれば、前述したように、被接触物Xとの接触の有無を高精度に検知することができ、ロボット1の安全な駆動が可能となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るロボットについて説明する。
図6は、本発明の第2実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。
本実施形態に係るロボット1は、主に、流体供給部5の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボット1と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態のロボット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図6では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図6に示すように、本実施形態のロボット1では、開閉部53は、第1流路51の途中に設けられ、第1流路51を開閉することのできる第1バルブ532と、第2流路52の途中に設けられ、第2流路52を開閉することのできる第2バルブ533とを有している。そして、これら第1、第2バルブ532、533は、回路素子8によってそれぞれ独立して駆動(開閉の駆動)が制御されている。このような構成によっても、簡単かつ確実に、流体Qが第1内部空間S1へ供給される第1状態、流体Qが第2内部空間S2へ供給される第2状態とすることができる。また、特に、このような構成とすることで、前述した第1実施形態と比較して、第1流路51および第2流路52を共に閉じて、流体Qが第1内部空間S1および第2内部空間S2へ共に供給されない第3状態や、第1流路51および第2流路52を共に開き、流体Qが第1内部空間S1および第2内部空間S2へ共に供給される第4状態とすることが容易となる。
このような第2実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るロボットについて説明する。
図7は、本発明の第3実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。
本実施形態に係るロボット1は、主に、緩衝部3の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボット1と同様である。
なお、以下の説明では、第3実施形態のロボット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図7では前述した実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図7に示すように、本実施形態のロボット1では、緩衝部3は、内部に第2内部空間S2を有する袋部33と、袋部33内に配置された規制部32とを有している。また、袋部33は、シート状の第1可撓性部34および第2可撓性部35を有し、これらの外縁部同士が接合された構成となっている。なお、第1可撓性部34と第2可撓性部35は、一体となっていてもよい。すなわち、例えば、1枚のシートを2つ折りにし、2つの折り曲げ片の外縁同士を接合することで袋部33としてもよい。
このような構成によれば、袋部33に既に第2内部空間S2が形成されているため、袋部33をアーム234の筐体234aに取り付けるだけで、簡単に、緩衝部3を有するロボット1が得られる。
このような第3実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るロボットについて説明する。
図8は、本発明の第4実施形態に係るロボットを示す部分拡大断面図である。
本実施形態に係るロボット1は、主に、緩衝部3の構成が異なること以外は、前述した第1実施形態のロボット1と同様である。
なお、以下の説明では、第4実施形態のロボット1に関し、前述した第1実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図8では前述した第1実施形態と同様の構成について、同一符号を付している。
図8に示すように、本実施形態のロボット1では、規制部32が柔軟な複数の線状体322で構成されている。そして、各線状体322の一端部が可撓性部31に固定されており、他端部が筐体234aに固定されている。そして、これら線状体322が伸びきることで、可撓性部31のアーム234から離間する方向への変位を規制している。
このような第4実施形態によっても、前述した第1実施形態と同様の効果を発揮することができる。
以上、本発明のロボットについて、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。また、各実施形態を適宜組み合わせてもよい。
また、前述した実施形態では、ロボットとして、回動軸の数が6ある6軸多関節ロボットを用いたが、ロボットとしては、これに限定されず、例えば、胴体と2つの多関節アームを有する双腕ロボットであってもよいし、スカラロボット(水平多関節ロボット)であってもよい。
1…ロボット、2…ロボット本体、21…ベース、221、222、223、224、225、226…関節機構、23…多関節アーム、231、232、233、234、235、236…アーム、234a…筐体、234b…凹凸、24…ハンド接続部、25…ロボット制御部、26…ハンド、3…緩衝部、31…可撓性部、32…規制部、322…線状体、33…袋部、34…第1可撓性部、35…第2可撓性部、4…流体供給源、40…ポンプ、41…ベース基板、411、412…貫通孔、42…ダイアフラム基板、421…ダイアフラム、422…ポンプ部ダイアフラム、423、424…バルブ部ダイアフラム、425、426…台座、43…圧電素子、431…第1圧電素子、432…第2圧電素子、433…第3圧電素子、441、442…パッキン、49…支持部、5…状態切替部(流体供給部)、51…第1流路、52…第2流路、53…開閉部、531…バルブ、532…第1バルブ、533…第2バルブ、54…流路、6…力検出部、60…圧力センサー、7…温度検出部、8…回路素子、P…ポンプ室、Q…流体、S1…第1内部空間、S2…第2内部空間、T1、T2…時刻、X…被接触物

Claims (12)

  1. 第1内部空間を有する可動部と、
    前記可動部の外側に配置され、第2内部空間を有する緩衝部と、
    流体供給源から前記第1内部空間に流体を供給する第1状態と、前記流体供給源から前
    記第2内部空間に流体を供給する第2状態と、を切り替え可能な状態切替部と、を備えて
    いることを特徴とするロボット。
  2. 前記状態切替部は、
    前記流体供給源からの前記流体を前記第1内部空間に供給する第1流路と、
    前記流体供給源からの前記流体を前記第2内部空間に供給する第2流路と、
    前記第1流路または前記第2流路の開閉度合いを調整可能なバルブと、を備えている請求項1に記載のロボット。
  3. 前記第2内部空間内の圧力、自然状態で陽圧である請求項2に記載のロボット。
  4. 前記緩衝部に加わる力を検出する力検出部を備えている請求項3に記載のロボット。
  5. 前記力検出部は、前記第2内部空間内の圧力を検出する圧力検出部を備えている請求項
    4に記載のロボット。
  6. 前記力検出部は、前記可動部に配置されている請求項4または5に記載のロボット。
  7. 前記緩衝部は、前記可動部の外側に配置され、前記可動部との間に前記第2内部空間を
    構成する可撓性部と、
    前記可動部と前記可撓性部との間に位置し、前記可撓性部の前記可動部から離間する方
    向への変位を規制する規制部と、を備えている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の
    ロボット。
  8. 前記流体供給源は、前記第1内部空間内に配置されている請求項1ないし7のいずれか
    1項に記載のロボット。
  9. 前記流体供給源は、圧電素子を駆動源とするポンプを有している請求項8に記載のロボ
    ット。
  10. 前記第1内部空間内に配置されている温度検出部を備えている請求項1ないし9のいず
    れか1項に記載のロボット。
  11. 前記第1内部空間内に配置されている回路素子を備えている請求項1ないし10のいず
    れか1項に記載のロボット。
  12. 前記第1内部空間を構成する壁部は、前記第1内部空間に臨む面に凹凸を有している請
    求項1ないし11のいずれか1項に記載のロボット。
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