JP2016011719A - ゲートバルブ - Google Patents

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高橋 雅人
Masato Takahashi
雅人 高橋
達雄 齋藤
Tatsuo Saito
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Abstract

【課題】圧力調整が可能なゲートバルブであって、バルブ全体の大型化や重量化を招くことなく、既存のチャンバーを使用することができる汎用性に優れたゲートバルブを提供する。【解決手段】本発明のゲートバルブ1は、バルブケース2の両側に設けられた開口部6,7を、バルブケース2内に対向配置された一対のシールプレート3,4で開閉するゲートバルブであって、一対のシールプレート3,4の各々に、バルブケース2の室内空間10と開口部6,7とを連通させる排気孔18,19が設けられており、ベントバルブ開閉用シリンダー25の駆動により排気孔18,19を開閉するベントバルブ20が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、フラットパネルディスプレイや半導体基板を製造する装置に使用されるゲートバルブに関する。
従来、この種の製造装置におけるゲートバルブは、ディスプレイや基板を製造する工程において、真空と真空や、真空と大気を隔離するために使用されている。ところが、特に真空と大気を隔離する場合に、弁体に対し大気側から真空側に向かって大気圧が掛かっているため、真空側の開口部を塞いでいる弁体を開く際に大きな力が必要となり、またその力に耐えるだけの弁体自体の剛性も必要となる。
特許文献1には、このような弁体が受ける力を軽減するために、圧力調整手段を設けたゲートバルブが記載されている。すなわち、このゲートバルブは、両側壁に開口部が設けられた弁箱の内部に、その内側から押し付けられて開口部を塞ぐ弁体が配置されており、弁箱内に配置されている弁体内部と、隣接する各チャンバー内部とがバイパスパイプによって連通され、各バイパスパイプ内にバイパスバルブが設けられたものである。そして、一方のチャンバーと他方のチャンバーとの間に圧力差が生じた場合には、高圧側のチャンバー内の圧力と同等となるようにゲートバルブの弁体内の圧力を調整するために高圧側のバイパスバルブを開放し、他方のバイパスバルブを閉鎖する。これにより、弁体内の圧力と高圧側のチャンバー内の圧力が均一となり、弁体に加わる力を軽減できるように構成されている。
特開2008−185160号公報
しかしながら、特許文献1のゲートバルブによると、弁箱の弁体内部と、隣接する各チャンバー内部とをバイパスパイプにより連結した構造であり、弁箱の外部にバイパスパイプが張り出しているため、バルブ全体の大型化や重量化を招くという問題がある。また、このゲートバルブを使用する場合には、予め弁箱とチャンバーがバイパスパイプで連結されたチャンバー一体型のゲートバルブとするか、あるいはゲートバルブの取付作業とは別にチャンバーにバイパスパイプを連結する作業が必要となるため、既存のチャンバーを使用することができず汎用性が低いという問題もある。
そこで、本発明はこのような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、圧力調整が可能なゲートバルブであって、バルブ全体の大型化や重量化を招くことなく、既存のチャンバーを使用することができる汎用性に優れたゲートバルブを提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明に係るゲートバルブは、バルブケースの両側に設けられた開口部を、前記バルブケース内に対向配置された一対のシールプレートで開閉するゲートバルブであって、前記一対のシールプレートの各々に、前記バルブケースの室内空間と前記開口部とを連通させる排気孔が設けられており、前記シールプレートを駆動するシールプレート開閉用シリンダーとは別に専用のベントバルブ開閉用シリンダーを備え、当該ベントバルブ開閉用シリンダーの駆動により前記排気孔を開閉するベントバルブが設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明に係るゲートバルブは、バルブケースの両側に設けられた開口部を、前記バルブケース内に対向配置された一対のシールプレートで開閉するゲートバルブであって、前記一対のシールプレートの各々に、前記バルブケースの室内空間と前記開口部とを連通させる排気孔が設けられており、前記シールプレートを駆動する複数のシールプレート開閉用シリンダーのうちの一つをベントバルブ開閉用シリンダーとして備え、当該ベントバルブ開閉用シリンダーの駆動により前記排気孔を開閉するベントバルブが設けられていることを特徴とするものである。
ここで、前記の構成からなるゲートバルブにおいて、前記バルブケース内の圧力、及び前記バルブケースの両側に設けられた開口部の圧力を計測する真空計を備え、当該真空計から出力される信号に基づいて前記ベントバルブ開閉用シリンダーを駆動し、前記バルブケース内の圧力と前記開口部の圧力が均一となるように前記ベントバルブの開閉を制御するように構成されていても良い。
また、前記の構成からなるゲートバルブにおいて、前記ベントバルブ開閉用シリンダーのロッド部を覆うベローズを備え、当該ベローズに加えられる内圧が基準圧力を超過したとき、その内圧を前記ベントバルブ開閉用シリンダーの外部へと排出するチェックバルブが設けられていても良い。
本発明のゲートバルブによれば、バルブケース内に配置された一対のシールプレートの各々に排気孔を設け、この排気孔を開閉するベントバルブをベントバルブ開閉用シリンダーで駆動することにより圧力を調整することができるように構成されている。したがって、バルブ全体の大型化や重量化を招くことがなく、また配管の取り回しなどの作業も必要もなく、既存のチャンバーに取り付けることができ、汎用性に優れたゲートバルブを提供することができるという効果がある。
本発明に係るゲートバルブの一構成例を示す断面図 図1のゲートバルブにおけるベントバルブ開閉用シリンダーの変形例を示す断面図 本発明に係るゲートバルブの他の構成例を示す断面図 図3のゲートバルブにおけるベントバルブ開閉用シリンダーの変形例を示す断面図 本発明に係るゲートバルブの圧力検知機能を持たせた例を示す断面図 本発明に係るゲートバルブのチェックバルブを採用した例を示す断面図 図6のゲートバルブにおけるベントバルブを開いた状態を示す断面図 図6のゲートバルブにおけるチェックバルブの構造を示す拡大断面図
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、本実施形態のゲートバルブ1(1A)は、フラットパネルディスプレイや半導体基板を製造する装置において、真空と真空や、真空と大気を隔離するためのもので、ディスプレイや基板を製造する上での各種工程を隔離する用途に使用される。このゲートバルブ1(1A)はバルブケース(弁箱)2と、一対のシールプレート(弁板)3,4と、シールプレート開閉用シリンダー(駆動部)5を備えて構成された、いわゆる弁箱タイプのバルブである。
バルブケース2の左右両側の壁面には、基板を通過させるための角型の開口部(第1の開口部6,第2の開口部7)が設けられている。この開口部6,7の外壁面にはそれぞれチャンバー8,9(図5を参照)が接続され、例えば第1のチャンバー8からバルブケース2を通過して第2のチャンバー9へと投入された基板が、ゲートバルブ1Aを閉じることで密閉された環境に保たれ、第2のチャンバー9の室内で各種製膜のための熱、ガス、プラズマ等の処理が行われる。
また、バルブケース2の室内空間10には、開口部6,7を開閉するために一対のシールプレート(第1のシールプレート3,第2のシールプレート4)が対向配置されている。このシールプレート3,4の外側面には開口部6,7よりも一回り大きな弾性シール材(Oリング)11,12が嵌め込み固定されており、シールプレート3,4の内側面には直動アクチュエータとしてシールプレート開閉用シリンダー5が設けられている。
シールプレート開閉用シリンダー5は、複数のエアシリンダー13,13,…により構成されており、密閉されたシリンダー14の内部に圧縮エアの供給または排気により伸縮するピストン15を有し、そのピストン15のロッド部16がシールプレート3,4に一体に取付け固定されている。また、ロッド部16の周囲を覆うように、溶接ベローズや成形ベローズ等の伸縮自在な金属製のベローズ17が設けられている。
そして、シールプレート開閉用シリンダー5の駆動によりシールプレート3(4)の弾性シール材11(12)が開口部6(7)周縁の座面に押し付けられると、その反発力で開口部6(7)を閉じた時の気密性が確保される。一方、シールプレート開閉用シリンダー5の駆動によりシールプレート3(4)の弾性シール材11(12)が座面から離れると、塞がれていた開口部6(7)が開き、バルブケース2の室内空間10の圧力がチャンバー8(9)の室内空間に解放されるようになっている。
また、一対のシールプレート3,4の両端部分には、それぞれバルブケース2の室内空間10と開口部6,7とを連通させる排気孔18,19が設けられており、この排気孔18,19に対応する位置にベントバルブ20が設けられている。このベントバルブ20は、排気孔18,19を開閉する一対のベントバルブプレート(第1のベントバルブプレート21,第2のベントバルブプレート22)を備えており、ベントバルブプレート21,22の外側面には排気孔18,19よりも一回り大きな弾性シール材(Oリング)23,24が嵌め込み固定されている。
また、ベントバルブプレート21,22の内側面には、シールプレート3,4を駆動するシールプレート開閉用シリンダー5とは別に、直動アクチュエータとして専用のベントバルブ開閉用シリンダー25が設けられている。このベントバルブ開閉用シリンダー25は、シールプレート開閉用シリンダー5と同じくエアシリンダー26により構成されており、密閉されたシリンダー27の内部に圧縮エアの供給または排気により伸縮するピストン28を有し、そのピストン28のロッド部29がベントバルブプレート21,22に一体に取付け固定されている。また、ロッド部29の周囲を覆うように、溶接ベローズや成形ベローズ等の伸縮自在な金属製のベローズ30が設けられている。
そして、このベントバルブ開閉用シリンダー25はシールプレート開閉用シリンダー5とは別個独立して駆動するように構成されており、ベントバルブ開閉用シリンダー25の駆動によりベントバルブプレート21(22)の弾性シール材23(24)が排気孔18(19)周縁の座面に押し付けられると、その反発力で排気孔18(19)を閉じた時の気密性が確保される。一方、ベントバルブ開閉用シリンダー25の駆動によりベントバルブプレート21(22)の弾性シール材23(24)が座面から離れると、塞がれていた排気孔18(19)が開き、バルブケース2の室内空間10の圧力がチャンバー8(9)の室内空間に導通(排気または吸気)されるようになっている。
なお、本実施形態では、2室に仕切られたシリンダー27の内部にそれぞれ個別のピストン28とロッド部29を備えた独立式のベントバルブ開閉用シリンダー25Aを採用したが、これに代えて、図2に示すゲートバルブ1Bのように、1室のシリンダー27の内部に1個のピストン28を1本のロッド部29に連結してなる連動式のベントバルブ開閉用シリンダー25Bを採用しても良い。
次に、本実施形態のゲートバルブ1のメンテナンス手順について説明する。図1において、ゲートバルブ1の左側にチャンバー(第1のチャンバー)8、右側にチャンバー(第2のチャンバー)9が接続されているとする。このとき、ゲートバルブ1の第1のシールプレート3、第2のシールプレート4、及び第2のベントバルブプレート22を閉じ、第1のベントバルブプレート21を開いた状態で、第1のチャンバー8と第2のチャンバー9の室内がそれぞれ真空ポンプ(図示略)によって減圧される。これにより、第1のチャンバー8に導通したバルブケース2の室内は第1のチャンバー8に追従して真空引きされ、第2のチャンバー9の室内も真空引きされる。なお、第1のチャンバー8と第2のチャンバー9は、それぞれ個別に真空引きと大気開放を繰り返すだけでなく、プロセスガスの導入によっても真空度が変わるため、バルブケース2、第1のチャンバー8、及び第2のチャンバー9は、互いの室内間に差圧が生じた状態になることがある。
ここで、第1のチャンバー8側の第1のシールプレート3を取り外すには、例えばバルブケース2の室内空間10が大気圧で、第1のチャンバー8の室内が真空であった場合、大気側から真空側に向かって大気圧が掛かっているため、第1のシールプレート3を開く前に両室内の圧力を均一化する必要がある。そこで、本実施形態のゲートバルブ1(1A,1B)では、まずベントバルブ開閉用シリンダー25を駆動し、ベントバルブ20の第1のベントバルブプレート21を開く。これにより、バルブケース2の室内空間10の圧力が排気孔18を通じて第1のチャンバー8の室内に排気され、両室内の圧力が均一状態になる。
次に、シールプレート開閉用シリンダー5を駆動し、第1のシールプレート3を開く。このとき、ベントバルブ20による排気によって両室内の圧力が均一になっているため、通常のエア供給圧で第1のシールプレート3を動かすことが可能である。そして、第1のシールプレート3をロッド部16とロッド部29から取り外し、プレート表面のクリーニングや弾性シール材11の交換などのメンテナンス作業を行うことができる。
このように、本実施形態のゲートバルブ1(1A,1B)によれば、ベントバルブ開閉用シリンダー25がシールプレート開閉用シリンダー5とは別個独立して駆動するように構成されているため、ゲートバルブ1(1A,1B)で第2のチャンバー9を隔離した状態のまま、バルブ全体を取り外さずに比較的軽量なシールプレート3のみを取り外すことができる。したがって、プロセス中の基板の製造ラインを停止することなく、メンテナンス作業の効率化を図ることができるという利点がある。
次に、本発明の変形例について説明する。図3に示すゲートバルブ1(1C)は、図1のものとは異なり、シールプレート3,4を駆動するシールプレート開閉用シリンダー5のうちの一つをベントバルブ開閉用シリンダー25として設けたことが特徴である。
すなわち、一対のシールプレート3,4の中央部分には、それぞれバルブケース2の室内空間10と開口部6,7とを連通させる排気孔18,19が設けられており、この排気孔18,19に対応する位置にベントバルブ20が設けられている。このベントバルブ20は、排気孔18,19を開閉する一対のベントバルブプレート(第1のベントバルブプレート21,第2のベントバルブプレート22)を備えており、ベントバルブプレート21,22の外側面には排気孔18,19よりも一回り大きな弾性シール材(Oリング)23,24が嵌め込み固定されている。
また、ベントバルブプレート21,22の内側面には、シールプレート3,4を駆動するシールプレート開閉用シリンダー5のうち、中央位置に配置された一つのエアシリンダー13がベントバルブ開閉用シリンダー25として設けられている。その他の構造については図1のものと同様である。
なお、本実施形態では、2室に仕切られたシリンダー27の内部にそれぞれ個別のピストン28とロッド部29を備えた独立式のベントバルブ開閉用シリンダー25Cを採用したが、これに代えて、図4に示すゲートバルブ1Dのように、1室のシリンダー27の内部に1個のピストン28を1本のロッド部29に連結してなる連動式のベントバルブ開閉用シリンダー25Dを採用しても良い。
このように、本実施形態のゲートバルブ1(1C,1D)によれば、シールプレート3,4とは別に開閉するベントバルブ20の排気操作によって、上述した実施形態と同様の効果が得られる。また、本実施形態では、シールプレート開閉用シリンダー5を構成する複数のエアシリンダー13,13,…のうちの一つをベントバルブ開閉用シリンダー25として備えているため、部品の共通化による製造コストの削減と、ゲートバルブ1(1C,1D)全体の小型化を図ることができるという利点がある。
次に、図5に示すゲートバルブ1(1E)は、圧力検知に基づいてベントバルブ20の開閉を制御する機能を持たせたことが特徴である。
すなわち、このゲートバルブ1(1E)には、第1の開口部6に連通する圧力計測ポート31と、バルブケース2の室内空間10に連通する圧力計測ポート32と、第2の開口部7に連通する圧力計測ポート33が設けられており、それぞれのポートの開口端に真空計34,35,36が設置されている。また、それぞれの真空計34,35,36は、コントローラ(図示略)を介して、ベントバルブ20を駆動するベントバルブ開閉用シリンダー25に接続されている。
そして、図5に示すように、例えば真空計34で計測された第1の開口部6の圧力(第1のチャンバー8内の圧力)P1が真空計35で計測されたバルブケース2の室内空間10の圧力P2よりも大きく、バルブケース2の室内空間10の圧力P2と真空計36で計測された第2の開口部7の圧力(第2のチャンバー9内の圧力)P3とが等しい場合、これらの真空計34,35,36から出力される信号に基づいて、コントローラがベントバルブ開閉用シリンダー25を駆動し、第2のベントバルブプレート22を閉じた状態で第1のベントバルブプレート21を開く。また、第1のシールプレート3と第2のシールプレート4は共に閉じた状態である。これにより、第1のチャンバー8の室内空間から排気孔18を通じてバルブケース2の室内空間10へと圧力が開放される。
このように、本実施形態のゲートバルブ1(1E)によれば、真空計34,35,36から出力される信号に基づいてコントローラがベントバルブ開閉用シリンダー25を駆動することによって、バルブケース2の室内空間10の圧力と開口部6,7の圧力(チャンバー8,9内の圧力)が均一となるようにベントバルブ20の開閉をフィードバック制御することができるという効果がある。
さらに、上述した実施形態において、図6〜8に示すようなベローズ30の保護構造を採用しても良い。
すなわち、このゲートバルブ1(1F)のベントバルブ20には、ベントバルブ開閉用シリンダー25のピストン28に第1のチェックバルブ37が内蔵されており、その一端がベローズ30の内部に連通し、他端が閉動作圧供給室39に連通している。また、シリンダー蓋43に第2のチェックバルブ38が内蔵されており、その一端がベローズ30の内部に連通し、他端が開動作圧供給室40に連通している。この第1のチェックバルブ37と第2のチェックバルブ38は、図8に拡大して示すように、シール部を有する弁体44と、弁体44を弁座45に付勢する圧縮ばね46とから構成された逆止弁である。
そして、図6に示すように、閉動作時(閉動作圧供給室39内の加圧時)にベローズ30に加えられる内圧が基準圧力を超過すると、第1のチェックバルブ37が閉じて、ベローズ30内の基準圧力を超過した圧縮エアがシリンダー蓋43内の通路を通り、弁体44を圧縮ばね46に抗して押し下げて第2のチェックバルブ38を開く。これにより、開動作圧供給室40から開動作圧供給口42を通じてシリンダー27の外部大気側に圧縮エアが排出される。
一方、図7に示すように、開動作時(開動作圧供給室40内の加圧時)にベローズ30に加えられる内圧が基準圧力を超過すると、今度は第2のチェックバルブ38が閉じて、ベローズ30内の基準圧力を超過した圧縮エアがロッド部29内の通路を通り、弁体44を圧縮ばね46に抗して押し下げて第1のチェックバルブ37を開く。これにより、閉動作圧供給室39から閉動作圧供給口41を通じてシリンダー27の外部大気側に圧縮エアが排出される。
このように、本実施形態のゲートバルブ1(1F)によれば、ロッド部29とベローズ30との間の圧力を二つのチェックバルブ37,38によって感知し、一定圧を超過する圧力がベローズ30に加えられると、ベントバルブ開閉用シリンダー25の内部の圧力状況により、二つのチェックバルブ37,38のいずれか一方が自動で開き、その圧縮エアをシリンダー27の外部大気側に排出することによって、ベローズ30の変形や損傷を未然に防ぐことができる。したがって、ベローズ30の破裂による汚染や真空破壊を防止して、ベントバルブ開閉用シリンダー25を含むゲートバルブ1(1F)の寿命向上を図ることができる。
1:ゲートバルブ
2:バルブケース
3:シールプレート(第1のシールプレート)
4:シールプレート(第2のシールプレート)
5:シールプレート開閉用シリンダー
6:開口部(第1の開口部)
7:開口部(第2の開口部)
8:チャンバー(第1のチャンバー)
9:チャンバー(第2のチャンバー)
10:バルブケースの室内空間
11:弾性シール材
12:弾性シール材
13:エアシリンダー
14:シリンダー
15:ピストン
16:ロッド部
17:ベローズ
18:排気孔
19:排気孔
20:ベントバルブ
21:ベントバルブプレート(第1のベントバルブプレート)
22:ベントバルブプレート(第2のベントバルブプレート)
23:弾性シール材
24:弾性シール材
25:ベントバルブ開閉用シリンダー
26:エアシリンダー
27:シリンダー
28:ピストン
29:ロッド部
30:ベローズ
31:圧力計測ポート
32:圧力計測ポート
33:圧力計測ポート
34:真空計
35:真空計
36:真空計
37:第1のチェックバルブ
38:第2のチェックバルブ
39:閉動作圧供給室
40:開動作圧供給室
41:閉動作圧供給口
42:開動作圧供給口
43:シリンダー蓋
44:弁体
45:弁座
46:圧縮ばね

Claims (4)

  1. バルブケースの両側に設けられた開口部を、前記バルブケース内に対向配置された一対のシールプレートで開閉するゲートバルブであって、
    前記一対のシールプレートの各々に、前記バルブケースの室内空間と前記開口部とを連通させる排気孔が設けられており、前記シールプレートを駆動するシールプレート開閉用シリンダーとは別に専用のベントバルブ開閉用シリンダーを備え、当該ベントバルブ開閉用シリンダーの駆動により前記排気孔を開閉するベントバルブが設けられていることを特徴とするゲートバルブ。
  2. バルブケースの両側に設けられた開口部を、前記バルブケース内に対向配置された一対のシールプレートで開閉するゲートバルブであって、
    前記一対のシールプレートの各々に、前記バルブケースの室内空間と前記開口部とを連通させる排気孔が設けられており、前記シールプレートを駆動する複数のシールプレート開閉用シリンダーのうちの一つをベントバルブ開閉用シリンダーとして備え、当該ベントバルブ開閉用シリンダーの駆動により前記排気孔を開閉するベントバルブが設けられていることを特徴とするゲートバルブ。
  3. 前記バルブケース内の圧力、及び前記バルブケースの両側に設けられた開口部の圧力を計測する真空計を備え、当該真空計から出力される信号に基づいて前記ベントバルブ開閉用シリンダーを駆動し、前記バルブケース内の圧力と前記開口部の圧力が均一となるように前記ベントバルブの開閉を制御するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のゲートバルブ。
  4. 前記ベントバルブ開閉用シリンダーのロッド部を覆うベローズを備え、当該ベローズに加えられる内圧が基準圧力を超過したとき、その内圧を前記ベントバルブ開閉用シリンダーの外部へと排出するチェックバルブが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のゲートバルブ。
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