JP6793854B2 - 駆動力伝達装置およびその製造方法 - Google Patents
駆動力伝達装置およびその製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6793854B2 JP6793854B2 JP2019550483A JP2019550483A JP6793854B2 JP 6793854 B2 JP6793854 B2 JP 6793854B2 JP 2019550483 A JP2019550483 A JP 2019550483A JP 2019550483 A JP2019550483 A JP 2019550483A JP 6793854 B2 JP6793854 B2 JP 6793854B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rib
- gear
- final gear
- baffle plate
- case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 131
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 31
- 238000005266 casting Methods 0.000 claims description 6
- 238000007790 scraping Methods 0.000 claims description 4
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 3
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 71
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 10
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 5
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 5
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000638 solvent extraction Methods 0.000 description 1
- 238000003860 storage Methods 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0409—Features relating to lubrication or cooling or heating characterised by the problem to increase efficiency, e.g. by reducing splash losses
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H57/03—Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by means for reinforcing gearboxes, e.g. ribs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0423—Lubricant guiding means mounted or supported on the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes or pipes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/0457—Splash lubrication
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/048—Type of gearings to be lubricated, cooled or heated
- F16H57/0482—Gearings with gears having orbital motion
- F16H57/0483—Axle or inter-axle differentials
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/02—Gearboxes; Mounting gearing therein
- F16H2057/02017—Gearboxes; Mounting gearing therein characterised by special features related to the manufacturing of the gear case, e.g. special adaptations for casting
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
しかし、変速機の作成コスト増加や、変速機の組立性の悪化の要因となり得る。
そこで、撹拌抵抗を増大させないようにすることが求められている。
ギアと、
前記ギアを収納するケースと、
前記ギア側面と前記ケースとの間に位置するバッフルプレートと、を有し、
前記バッフルプレートは、前記ギアの回転方向の最下流に位置する下流側端部を有し、
前記ケースは、前記下流側端部に向かって突出するリブを有し、
前記リブの表面と前記バッフルプレートの表面との間にクリアランスを有し、
前記リブは、前記ギアの回転方向と交差する線状部分を有する構成の駆動力伝達装置とした。
図1は、変速機ケース10を説明する図である。図1の(a)は、変速機ケース10を、トルクコンバータ(図示せず)側から見た平面図である。図1の(b)は、変速機ケース10の開口部16を説明する図であって、変速機ケース10を斜め上方から見た斜視図である。なお、図1の(a)では、変速機ケース10の壁部13における凹部14の領域にクロスハッチングを付することで、凹部14の領域を、他の領域から視覚的に区別できるようにしている。
なお、以下においては、図1の(a)における変速機ケース10の設置状態を基準として、各構成要素の位置関係を説明する。
以下の説明において「上側」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした上側を意味し、「下側(下部)」と記載した場合は、自動変速機の設置状態を基準とした下側を意味する。
収容部15の中央部には、壁部13を厚み方向(軸線X方向)に貫通する貫通孔130と、この貫通孔130を囲むリング状のボス部131が設けられている。
ファイナルギアFは、変速機構部(図示せず)から回転駆動力が伝達されて、デフケース(図示せず)と一体に軸線X回りに回転する。
デフケース(図示せず)には、アクスルシャフト(図示せず)が連結されており、変速機構部(図示せず)側から伝達される回転駆動力は、アクスルシャフトを介して駆動輪(図示せず)に伝達される。
周壁部11では、周方向に間隔をあけて複数のボルト孔12が設けられている。周壁部11の紙面手前側の端面11aは、トルクコンバータ(図示せず)を囲むカバーとの接合面となっている。
紙面手前側から見て、この凹部14は、軸線X周りの周方向で、前記したリブ132から、前記した壁部13の段差部13aに及ぶ範囲に設けられている。段差部13aは、壁部13と凹部14との境界を規定する壁部である。
下側領域14bと周壁部11との接続部には、ボルトボス部121が位置している。
ファイナルギアFで掻き上げられたのち、自重により、鉛直線方向における下側に落下したオイルOLは、最終的に開口部16の下部に位置する開口17を通って、オイルパン(図示せず)に戻されるようになっている。
そのため、変速機ケース10の壁部13では、開口部16が、仮想円Im1の内側のボス部131の近傍まで及んでいる。
これにより、図中左右方向における開口部16の幅が確保されている。さらに、軸線X方向から見て、ファイナルギアFの外周側の一部の領域が、開口部16と重なる位置に配置されている。
凹部14では、支持筒137と、壁部13側の段差部13aとの間の領域に、リブ19が設けられている。
なお、図2の(a)では、壁部13よりも紙面奥側に窪んだ凹部14(下側領域14b)の部分にクロスハッチングを付して示している。図2の(b)では、凹部14のトルクコンバータ側の面を覆うバッフルプレート5の流量調整部67周りを仮想線で示している。
リブ19における内径側の端部191と外径側の端部192との間の領域は、ファイナルギアFの回転方向で直径線Lnよりも下流側に位置している。
リブ19では、中間部193から外径側の端部192までの領域が、支持筒137の外周137aを所定間隔で囲む弧状に形成されている。
(a)リブ19の外周19bの円弧を延ばした延長線Lm2が、ボルトボス部121の外周121aと交差しない。
(b)リブ19の内周19cに沿って流れるオイルOLが生じた場合に、当該オイルOLが開口部16に誘導される。
リブ19は、内径側の端部191に向かうにつれて、支持筒137の外周137aとの離間距離が大きくなるように設けられている。
この状態において、リブ19の内径側の端部191は、ボス部131と、段差部13aと、支持筒137の何れにも接触しない位置に設けられている。
図2の(a)に示したリブ19は、内径側の端部191から外径側の端部192までが連続している。例えば、端部191と端部192の間の領域に、切欠き、溝などを設けて、連続性が途切れる部分が存在するリブとしても良い。
対向面14xからリブ19の先端面19xまでの高さh1は、対向面14xから支持筒137の先端面137xまでの高さh2よりも高くなっている。
支持筒136は、凹部14における上側領域14aに設けられている。
この支持筒136もまた、支持筒137と同様に、後記するバッフルプレート5を支持させるために設けられている。
紙面手前側から見て、段差部13aは、リブ19の外周19bを所定間隔で囲む弧状に形成されている。
図2の(b)に示すように、変速機ケース10の壁部13では、少なくとも段差部13aに接する領域のファイナルギアFとの対向面13xが、軸線Xに直交する平坦面となっている。
本実施形態では、駆動源の回転駆動力を、回転伝達機構2のチェーン23を介してオイルポンプに伝達して、オイルポンプを駆動する。
回転伝達機構2は、入力軸と一体に回転するドライブスプロケット21と、オイルポンプの出力軸25と一体に回転するドリブンスプロケット22と、ドライブスプロケット21とドリブンスプロケット22とに巻き掛けられたチェーン23と、を有している。
自動変速機の駆動時には、変速機ケース10内のオイルOLが、回転するファイナルギアFやドリブンスプロケット22により掻き上げられる。
そのため、ファイナルギアFにより掻き上げられて飛散したオイルOLが、ドライブスプロケット21やドリブンスプロケット22に作用すると、これらドライブスプロケット21やドリブンスプロケット22の回転に対するフリクションとなる。
さらに、ファイナルギアFにより掻き上げられて飛散したオイルOLが、ファイナルギアFに作用しても、ファイナルギアFの回転に対するフリクションとなる。
さらに、ファイナルギアFが掻き上げたオイルOLの回転伝達機構2側への飛散と、ドリブンスプロケット22が掻き上げたオイルOLのファイナルギアF側への飛散を防止するためのバッフルプレート5が設けられている。
図5は、バッフルプレート5の要部を説明する図である。図5の(a)は、変速機ケース10に固定された状態のバッフルプレート5の流量調整部67周りを拡大して示した図である。図5の(b)は、図5の(a)におけるA−A線に沿って、バッフルプレート5を切断した断面を、変速機ケース10と共に示した図である。
図6は、バッフルプレート5の要部を説明する図である。この図6は、図4の(a)におけるA−A線に沿って、バッフルプレート5を切断した断面図であり、変速機ケース10側を仮想線で示している。図6では、ファイナルギアFの回転方向におけるバッフルプレート5の上流側でのオイルOLの流れが示されている。
図4に示すように、バッフルプレート5は、ファイナルギアFの側面を覆う第1カバー部6と、ドリブンスプロケット22の側面を覆う第2カバー部7とを有している。
第1カバー部6と第2カバー部7は、軸線X方向で位置が異なっており、第2カバー部7のほうが紙面手前側に位置している。
基部60は、変速機ケース10側のボス部131の外周131aに沿って、軸線X周りの周方向に延びている。平面視において基部60は、弧状を成している。
内壁部61は、基部60の内径側を、紙面手前側に曲げ起こして形成したものである。
平面視において内壁部61は、ボス部131の外周131aに沿う弧状を成している。内壁部61は、軸線X周りの周方向の全長に亘って、略同じ突出高さで設けられている。
変速機ケース10におけるバッフルプレート5の第1カバー部6が設けられた領域では、ファイナルギアFの壁部13側の側面が、第1カバー部6の基部60で覆われている。
外壁部62は、基部60の外径側を、紙面手前側に曲げ起こして形成されている。
軸線X周りの周方向における外壁部62の途中位置には、切欠部62aが設けられており、外壁部62は、切欠部62aを境にして2つに分かれている。
ファイナルギアFの回転方向において第1外壁部621は、第2外壁部622よりも上流側に位置している。
そのため、バッフルプレート5は、第1カバー部6と第2カバー部7とから一体に形成されている。
本実施形態では、1枚の金属板のプレス成形により、バッフルプレート5における後記するセパレータ75を除いた他の部位が作製される。
図1、図3を参照して、第2カバー部7は、変速機ケース10の周壁部11に沿って、開口部16を、図中左右方向に横断する向きで設けられている。
この貫通孔72を貫通した回転軸が、基部70の紙面手前側で、ドリブンスプロケット22に一体回転可能に連結されている。
これら凹部63、64は、変速機ケース10側の支持筒136、137に対応して、一対一で設けられている。
平面視において凹部63、64は、ボルトBの頭部を所定間隔で囲む円形を成している。凹部63、64の中央には、ボルトBの貫通孔63a、64aが設けられている。
凹部63、64は、ボルトBの頭部を収容可能な直径方向の幅Wbと、深さLbで形成されている(図5の(b)、図6参照)。
流量調整部67は、基部60の他端部602から、ファイナルギアFの回転方向における下流側に向けて延出している。
紙面手前側から見て流量調整部67は、バッフルプレート5を変速機ケース10に固定した状態で、変速機ケース10側のリブ19を、ファイナルギアFの回転方向の上流側から下流側に跨ぐ範囲に設けられている。
流量調整部67の先端67aは、変速機ケース10側の段差部13a沿う弧状を成している。流量調整部67の先端67aは、バッフルプレート5を変速機ケース10に固定した状態で、段差部13aとの間に、ファイナルギアFの回転方向に間隔をあけて対向するようになっている。
本実施形態では、バッフルプレート5を変速機ケース10に固定した状態で、流量調整部67の対向面67xと、リブ19の先端面19xとが、所定のクリアランスCLを持って対向するようにしている。
このオイルOLの移動は、ファイナルギアFの回転による負圧で生じるものである。
第2ガイド部652は、基部60から所定高さha離間した位置にあり、凹部63から離れる方向に延びている。第2ガイド部652は、基部60に対して略平行に設けられている。
そして、この状態において第2ガイド部652の先端縁652aは、ファイナルギアFの回転方向におけるリブ132の幅の略中間となる位置まで及んでいる。
図3に示すように、ファイナルギアFが軸線X回りに回転すると、変速機ケース10内のオイルOLが掻き上げられる。
そうすると、掻き上げられたオイルOLが変速機ケース10内で上方に向けて飛散する。さらに、ファイナルギアF側のオイルOLの量が少なくなる一方で、回転伝達機構2側のオイルOLの量が増加する。これにより、変速機ケース10内のオイルOLの油面OL_levelが、図3に示すような状態となる。
前記したように、ガイド部65の第2ガイド部652は、リブ132の上面132aとの間に隙間Sを持って設けられている(図6参照)。そして、ガイド部65に到達したオイルOLのうち、リブ132に沿って流れるオイルOLは、隙間Sからバッフルプレート5の第1カバー部6の内側(凹部14側)に進入する。
そして、第1カバー部6の内側(凹部14側)に進入したオイルOLは、開口部16、開口17を通って、最終的にオイルパン(図示せず)に回収される。
変速機ケース10の凹部14に設けた支持筒137は、ファイナルギアFの回転時に、オイルOLに浸かる位置に設けられている。
そして、凹部14における支持筒137の周りの領域には、ファイナルギアFの回転による負圧が生じて、段差部13a側に向かうオイルOLの流れが生じる。
このクリアランスCLは、ファイナルギアFの潤滑に必要な量のオイルOLが、クリアランスCLを通ってファイナルギアF側に流入するように、実験などの結果を踏まえて設定されている。
そして、移動したオイルOLは、段差部13aを通って、壁部13とファイナルギアFとの間に流入して、ファイナルギアFを潤滑する。
よって、ファイナルギアFの潤滑に必要なオイルの流量を確保しつつ、ファイナルギアF側に流入するオイルOLの総量を抑えることができる。
これにより、ファイナルギアFの回転に対するフリクションとなるオイルOLの総量を抑えることができるので、自動変速機を搭載した車両の燃費の向上が期待できる。
変速機ケース10は、一対の金型を用いた鋳造により作製される。
前記したように、リブ19の先端面19xは、バッフルプレート5の流量調整部67の対向面67xとのクリアランスCLが、予定されていたクリアランスになるようにするために、精度を持って形成する必要がある。
そして、リブ19となる領域19’の先端側を、カッター等により切削することで、平坦な先端面19xを有するリブ19を、所定の高さh1で形成する。
これにより、リブ19の先端面19xと流量調整部67の対向面67xとのクリアランスCLを、予定されていたクリアランスで精度良く形成できるようにしている。
さらに、高さh1’を、凹部14の対向面14xから支持筒137の先端面137xまでの高さh2よりも高くしている。
そのため、リブ19となる領域19’の上端を切削する際に、壁部13や支持筒137も切削されないようにしている。
そのため、リブ19となる領域19’の上端を切削する際に、支持筒137と、周壁部11と、段差部13aと、ボルトボス部121が、誤って切削されることが生じにくくなっている。
さらに、リブ19となる領域19’以外の部分が誤って切削された場合には、切削された部分に、切削に起因する応力集中が生じ、耐久性の低下の原因となる場合があるが、かかる事態の発生を好適に防止することができる。
(1)自動変速機は、ファイナルギアF(ギア)と、変速機ケース10と、ファイナルギアFの側面と変速機ケース10の壁部13との間に位置するバッフルプレート5と、を有する。
変速機ケース10では、ファイナルギアFの回転軸(軸線X)方向で、ファイナルギアFと変速機ケース10の壁部13(凹部14)との間に、バッフルプレート5の第1カバー部6が位置している。
バッフルプレート5の第1カバー部6は、ファイナルギアFの回転方向に沿う弧状の基部60を有している。
軸線X方向から見て、基部60では、ファイナルギアFの回転方向における下流側の端部が、軸線Xに直交する向きで配置された板状の流量調整部67(下流側端部)となっている。
変速機ケース10では、凹部14における流量調整部67に対向する領域に、流量調整部67に向けて突出するリブ19が設けられている。
リブ19の先端面19x(流量調整部67側の表面)と、バッフルプレート5の流量調整部67における凹部14に対応する対向面67x(表面)との間に、クリアランスCLが設けられている。
リブ19は、ファイナルギアFの回転方向と交差する線状部分を有している。
自動変速機では、バッフルプレート5の裏側から表側に向かう油の流れをある程度許容する必要があるために、バッフルプレート5と変速機ケース10との間に、クリアランスが必要である。
しかし、クリアランスの量が大きすぎると、ファイナルギアF側に流入するオイルの量が多くなって、ファイナルギアFの回転に対する抵抗となる。
さらに、リブ19は、ファイナルギアFの回転方向と交差する線状部分を有する形状で形成されている。軸線X方向から見て、バッフルプレート5とリブ19とのオーバーラップ量を調整できる。
例えば、バッフルプレート5とリブ19とのオーバーラップ量を増やすと、点状のリブを設けた場合と比較して、ファイナルギアF側に流入するオイルの量を減少させることができる。
カッターを用いて切削する場合は、周辺の段差部分(例えば、ボス部131、周壁部11、段差部13aなど)を避けて、カッター切削をすることが可能となる。
これにより、周辺の段差部分が切削されて、切削された部分に応力集中することを防止することができる。
(2)変速機ケース10は、バッフルプレート5と重なる位置に、開口17を介してオイルパンと連通する開口部16を有している。
リブ19の線状部分は、自動変速機の設置状態を基準とした鉛直線方向で、上側の端部191(内径側の端部)から下側の端部192(外径側の端部)に向かう途中で、端部192が開口部16へ近づくように傾斜角度(曲率)が変化する形状とされている。
すなわち、ファイナルギアFの回転軸(軸線X)方向から見て、リブ19とバッフルプレート5とのオーバーラップ量(重なる部分の長さRx:図5参照)が増えるので、ファイナルギアF側に流入するオイルOLの量を抑える効果(油抑制効果)がある。
また、リブ19の全長が長くなるので、リブ19のみならず、変速機ケース10の剛性を高めることができる。
そして、バッフルプレート5の裏側(凹部14側)に導かれたオイルOLの一部は、リブ19周りに到達する。このリブ19周りに到達したオイルOLが、リブ19を超えてファイナルギアF側に流入する量を抑えることができる。
(3)変速機ケース10の壁部13には、ファイナルギアFの回転方向における流量調整部67よりも下流側に、段差部13aが設けられている。
壁部13における段差部13aが設けられた領域のファイナルギアFとの対向面13xは、リブ19のファイナルギアFとの先端面19x(表面)よりも、ファイナルギアFの近傍に位置している。
これにより、変速機ケース10とファイナルギアFとのクリアランスをつめることができる。そうすると、変速機ケース10におけるバッフルプレート5が設けられていない領域(壁部13の領域)に流入するオイルOLの総量を抑えることができるので、ファイナルギアFの撹拌抵抗を低減させることができる。
(4)自動変速機は、ファイナルギアF(ギア)と、変速機ケース10と、ファイナルギアFの側面と変速機ケース10の壁部13との間に位置するバッフルプレート5と、を有する。
変速機ケース10では、ファイナルギアFの回転軸(軸線X)方向で、ファイナルギアFと変速機ケース10の壁部13(凹部14)との間に、バッフルプレート5の第1カバー部6が位置している。
バッフルプレート5の第1カバー部6は、ファイナルギアFの回転方向に沿う弧状の基部60を有している。
軸線X方向から見て、基部60では、ファイナルギアFの回転方向における下流側の端部が、軸線Xに直交する向きで配置された板状の流量調整部67(下流側端部)となっている。
変速機ケース10では、凹部14における板状の流量調整部67に対向する領域に、板状の流量調整部67に向けて突出するリブ19が設けられている。
リブ19の先端面19X(流量調整部67側の表面)と、バッフルプレート5の板状の流量調整部67における凹部14に対応する対向面67x(表面)との間に、クリアランスCLが設けられている。
リブ19は、ファイナルギアFの回転方向と交差する線状部分を有している。
かかる構成の自動変速機の製造方法では、
鋳造により変速機ケース10に、最終的にリブ19となる領域19’(凸部)を、最終的に形成されるリブ19の高さh1よりも高い高さh1’で形成する。
最終的にリブ19となる領域19’を形成したのちに、当該領域19’の上端を、カッター等により切削することで、平坦な先端面19xを有するリブ19を、所定の高さh1で形成する。
そのため、鋳造により、最終的にリブ19となる領域19’を形成したのちに、当該領域19’の上端を、カッター等により切削してリブ19を形成することで、リブ19の先端面19x(表面)と、バッフルプレート5の流量調整部67の対向面67x(表面)との間のクリアランスCLが、製品毎に大きくばらつくことを好適に防止できる。
これにより、リブ19を超えてファイナルギアF側に流入するオイルの量が、製品毎に大きくばらつくことを好適に防止できる。
リブ19は、ボス部131と接触していない。
リブ19が、ボス部131(環状突起部)に接して設けられていると、領域19’(凸部)を削ってリブ19を形成する際に、ボス部131もまた削られることがある。
かかる場合、ボス部131は、カッターと接した部分が凹状に削られることになるが、凹状に削られた部分に、切削に起因する応力集中が生じやすくなる。
ボス部131(環状突起部)に直接接触しないようにリブ19を設けることで、最終的にリブ19となる領域19’(凸部)を切削する際に、カッターがボス部131に接触する可能性を低減させることができる。
これにより、ボス部131にカッターが接触した際に、ボス部131がカッターにより凹状に削れることを好適に防止でき、凹状に削れることに起因する応力集中を緩和できる。
リブ19は、周壁部11と接触していない。
上記のように構成して、最終的にリブ19となる領域19’(凸部)をカッターにより切削する際に、カッターが周壁部11に接触する可能性を低減させることができる。
これにより、周壁部11にカッターが接触した際に、周壁部11がカッターにより凹状に削れることを好適に防止でき、凹状に削れることに起因する応力集中を緩和できる。
リブ19は、段差部13aと接触していない。
上記のように構成して、最終的にリブ19となる領域19’(凸部)をカッターにより切削する際に、カッターが段差部13aに接触する可能性を低減させることができる。
これにより、段差部13aにカッターが接触した際に、段差部13aがカッターにより凹状に削れることを好適に防止でき、凹状に削れることに起因する応力集中を緩和できる。
支持筒137には、バッフルプレート5を変速機ケース10に固定する際に、ボルトBの軸部が螺入されるボルト穴137b(ネジ止めに用いられるネジ穴)が設けられている。
変速機ケース10には、ファイナルギアFの回転方向における流量調整部67よりも下流側に、段差部13aが設けられている。
リブ19は、支持筒137および段差部13aと接触していない。
リブ19は、支持筒137および段差部13aとの間を通るように配置されている。
これにより、段差部13aや支持筒137にカッターが接触した際に、段差部13aや支持筒137がカッターにより凹状に削れることを好適に防止でき、凹状に削れることに起因する応力集中を緩和できる。
複数のギアから構成されるギア列であって、少なくとも1つのギアが、ギア列の収容ケース内のオイルを掻き上げ得るように構成された装置にも適用可能である。このような装置として、入力された回転を減速して出力する減速装置が例示される。
Claims (7)
- ギアと、
前記ギアを収納するケースと、
前記ギア側面と前記ケースとの間に位置するバッフルプレートと、を有し、
前記バッフルプレートは、前記ギアの回転方向の最下流に位置する下流側端部を有し、
前記ケースは、前記下流側端部に向かって突出するリブを有し、
前記リブの表面と前記バッフルプレートの表面との間にクリアランスを有し、
前記リブは、前記ギアの回転方向と交差する線状部分を有する、
駆動力伝達装置であって、
前記ケースは、前記バッフルプレートと重なる位置にオイルパンと連通する開口部を有し、
前記線状部分は、上側端部から下側端部に向かう途中で、前記下側端部が前記開口部へ近づくように傾斜角度が変化する形状とされている、
駆動力伝達装置。 - 請求項1において、
前記ケースには、前記下流側端部より下流側に前記リブの表面よりも前記ギアの側面に近い表面を有する段差部が形成されている、
駆動力伝達装置。 - ギアと、
ケースと、
前記ギア側面と前記ケースとの間に位置するバッフルプレートと、を有し、
前記バッフルプレートは、前記ギアの回転方向の最下流に位置する下流側端部を有し、
前記ケースは、前記下流側端部に向かって突出するリブを有し、
前記リブの表面と前記バッフルプレートの表面との間にクリアランスを有し、
前記リブは、前記ギアの回転方向と交差する線状部分を有し、
鋳造により前記ケースに凸部を形成した後に前記凸部の表面を削ることにより前記リブを形成する、
駆動力伝達装置の製造方法であって、
前記線状部分は、上側端部から下側端部に向かう途中で、前記下側端部が前記開口部へ近づくように傾斜角度が変化する形状とされている、
駆動力伝達装置の製造方法。 - 請求項3において、
前記ケースは、前記ギアに向かって突出する環状突起部を有し、
前記リブは、前記環状突起部と接触しない、
駆動力伝達装置の製造方法。 - 請求項3又は請求項4において、
前記ケースは、前記ギアの外周歯面と対向する壁部を有し、
前記リブは、前記壁部と接触しない、
駆動力伝達装置の製造方法。 - 請求項3〜請求項5のいずれか一項において、
前記ケースには、前記下流側端部より下流側に前記リブの表面よりも前記ギアの側面に近い表面を有する段差部が形成されており、
前記リブは、前記段差部と接触しない、
駆動力伝達装置の製造方法。 - 請求項3〜請求項6のいずれか一項において、
前記ケースには、前記バッフルプレートをねじ止めするためのねじ穴部を有し、
前記ケースには、前記下流側端部より下流側に前記リブの表面よりも前記ギアの側面に近い表面を有する段差部が形成されており、
前記リブは、前記ねじ穴部及び前記段差部と接触せず、
前記リブは、前記ねじ穴部及び前記段差部の間の通路を通るように配置されている、
駆動力伝達装置の製造方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017213112 | 2017-11-02 | ||
JP2017213112 | 2017-11-02 | ||
PCT/JP2018/040676 WO2019088219A1 (ja) | 2017-11-02 | 2018-11-01 | 駆動力伝達装置およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2019088219A1 JPWO2019088219A1 (ja) | 2020-08-06 |
JP6793854B2 true JP6793854B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=66331949
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019550483A Active JP6793854B2 (ja) | 2017-11-02 | 2018-11-01 | 駆動力伝達装置およびその製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US10907724B2 (ja) |
JP (1) | JP6793854B2 (ja) |
CN (1) | CN111133231B (ja) |
WO (1) | WO2019088219A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11585426B2 (en) * | 2017-11-02 | 2023-02-21 | Jatco Ltd | Power transmission device and manufacturing method therefor |
US20240035559A1 (en) * | 2020-12-15 | 2024-02-01 | Jatco Ltd | Device |
Family Cites Families (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4414861A (en) * | 1982-02-17 | 1983-11-15 | The Falk Corporation | Gear drive cooling |
JPH0612284Y2 (ja) * | 1988-10-28 | 1994-03-30 | マツダ株式会社 | 歯車潤滑構造 |
JP5329351B2 (ja) * | 2009-09-08 | 2013-10-30 | 本田技研工業株式会社 | 自動変速機 |
JP4923097B2 (ja) * | 2009-11-30 | 2012-04-25 | 本田技研工業株式会社 | 変速機のバッフルプレート支持構造 |
WO2011096065A1 (ja) * | 2010-02-04 | 2011-08-11 | トヨタ自動車株式会社 | 潤滑油供給装置 |
JP5660858B2 (ja) * | 2010-11-11 | 2015-01-28 | ジヤトコ株式会社 | 変速機の油分割構造 |
JP5879729B2 (ja) | 2011-04-14 | 2016-03-08 | 日産自動車株式会社 | 動力伝達装置 |
WO2014017301A1 (ja) * | 2012-07-24 | 2014-01-30 | 本田技研工業株式会社 | バッフルプレート及びそれを備えた変速機 |
JP6233013B2 (ja) * | 2013-12-26 | 2017-11-22 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 動力伝達装置 |
JP6105535B2 (ja) * | 2014-09-16 | 2017-03-29 | 本田技研工業株式会社 | ディファレンシャルギヤの潤滑構造 |
JP2016186333A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 動力伝達装置 |
US9772027B2 (en) * | 2015-10-08 | 2017-09-26 | GM Global Technology Operations LLC | Variable baffle that reduces oil at the gear mesh |
JP6478893B2 (ja) * | 2015-10-20 | 2019-03-06 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機 |
CN108779843B (zh) * | 2016-03-14 | 2021-06-29 | 加特可株式会社 | 自动变速器中的润滑油的引导结构 |
JP6759990B2 (ja) * | 2016-11-07 | 2020-09-23 | スズキ株式会社 | 変速機の磁石取付構造 |
JP2018150947A (ja) * | 2017-03-09 | 2018-09-27 | ジヤトコ株式会社 | 駆動力伝達ギア装置 |
US11585426B2 (en) * | 2017-11-02 | 2023-02-21 | Jatco Ltd | Power transmission device and manufacturing method therefor |
-
2018
- 2018-11-01 US US16/644,896 patent/US10907724B2/en active Active
- 2018-11-01 CN CN201880060046.9A patent/CN111133231B/zh active Active
- 2018-11-01 WO PCT/JP2018/040676 patent/WO2019088219A1/ja active Application Filing
- 2018-11-01 JP JP2019550483A patent/JP6793854B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20200263781A1 (en) | 2020-08-20 |
JPWO2019088219A1 (ja) | 2020-08-06 |
CN111133231B (zh) | 2023-03-31 |
CN111133231A (zh) | 2020-05-08 |
US10907724B2 (en) | 2021-02-02 |
WO2019088219A1 (ja) | 2019-05-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6815536B2 (ja) | 動力伝達装置及びその製造方法 | |
JP6793854B2 (ja) | 駆動力伝達装置およびその製造方法 | |
CN101551001B (zh) | 齿形皮带轮 | |
JP2681002B2 (ja) | チエンソーガイド板の潤滑剤供給構造 | |
CN102287522B (zh) | 齿轮的润滑结构 | |
JP5660858B2 (ja) | 変速機の油分割構造 | |
JP6995441B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP5059920B2 (ja) | 自動変速機 | |
CN204239677U (zh) | 一种润滑型汽车齿轮 | |
JP2012220004A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP5410562B2 (ja) | 動力伝達機構の潤滑装置 | |
JP5808351B2 (ja) | 自動変速機における潤滑油の誘導構造 | |
JP4497897B2 (ja) | 変速機の潤滑機構 | |
JP6991666B2 (ja) | 駆動力伝達装置 | |
CN114922959A (zh) | 一种带过载保护结构的蜗轮蜗杆减速机 | |
JP2019143744A (ja) | 駆動装置 | |
WO2020012956A1 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP2013060976A (ja) | 終減速装置の潤滑構造 | |
JP3160526B2 (ja) | 動力伝達装置 | |
JP6221331B2 (ja) | 車両用駆動装置 | |
KR100564365B1 (ko) | 감속기의 윤활구조 | |
US11940043B2 (en) | Baffle plate and seal member of a driving force transmission device | |
JP4672312B2 (ja) | 変速機ユニットの潤滑構造 | |
WO2023186483A1 (en) | Gearbox | |
JP2023154127A (ja) | 変速機の潤滑構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200206 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201020 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201110 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6793854 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |