JP2681002B2 - チエンソーガイド板の潤滑剤供給構造 - Google Patents
チエンソーガイド板の潤滑剤供給構造Info
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B17/00—Chain saws; Equipment therefor
- B27B17/02—Chain saws equipped with guide bar
- B27B17/025—Composite guide bars, e.g. laminated, multisectioned; Guide bars of diverse material
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B27—WORKING OR PRESERVING WOOD OR SIMILAR MATERIAL; NAILING OR STAPLING MACHINES IN GENERAL
- B27B—SAWS FOR WOOD OR SIMILAR MATERIAL; COMPONENTS OR ACCESSORIES THEREFOR
- B27B17/00—Chain saws; Equipment therefor
- B27B17/12—Lubricating devices specially designed for chain saws
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
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- Sawing (AREA)
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願に係る発明は、木材類や
コンクリート構造物,石材等の切断や植栽物の土中切断
作業等に用いるチエンソーにおけるガイド板先端部への
潤滑剤供給構造に関し、更に詳しくは、この潤滑剤供給
構造とともにガイド板の軽量化を図ったチエンソーガイ
ド板の潤滑剤供給構造に関するものである。
コンクリート構造物,石材等の切断や植栽物の土中切断
作業等に用いるチエンソーにおけるガイド板先端部への
潤滑剤供給構造に関し、更に詳しくは、この潤滑剤供給
構造とともにガイド板の軽量化を図ったチエンソーガイ
ド板の潤滑剤供給構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられているチエンソーは、
原動機(エンジン,電動モータ等)を内蔵した本体と、
この本体に固定されたガイド板と、このガイド板の周囲
に設けられたガイド溝に沿って回転するソーチエンとか
ら大きく構成されている。
原動機(エンジン,電動モータ等)を内蔵した本体と、
この本体に固定されたガイド板と、このガイド板の周囲
に設けられたガイド溝に沿って回転するソーチエンとか
ら大きく構成されている。
【0003】上記ガイド板は、例えば、1枚の鋼板から
なる汎用のチエンソーガイド板で、厚みが約5mm、幅が
約50〜150 mm、長さが約300 〜1500mmの長楕円形であ
り、チエンソーの重量に占める重量比率としては最も大
きいものである。
なる汎用のチエンソーガイド板で、厚みが約5mm、幅が
約50〜150 mm、長さが約300 〜1500mmの長楕円形であ
り、チエンソーの重量に占める重量比率としては最も大
きいものである。
【0004】一方、この長楕円形のガイド板の周囲には
案内溝が削出され、この案内溝に沿ってソーチエンが高
速で回転しているため、これらの摺動面の潤滑とともに
摩擦熱の発生を防止する必要がある。そこで、一般的に
案内溝とソーチエンとの摺動面に潤滑剤を供給すること
により潤滑とともに発熱を防止している。
案内溝が削出され、この案内溝に沿ってソーチエンが高
速で回転しているため、これらの摺動面の潤滑とともに
摩擦熱の発生を防止する必要がある。そこで、一般的に
案内溝とソーチエンとの摺動面に潤滑剤を供給すること
により潤滑とともに発熱を防止している。
【0005】この種の従来技術として U.S. Patent 5,0
56,224号があり、この公報記載の発明は、中板の左右両
面に外板を重ね合せた3層構造からなるガイド板で、こ
の中板の一部を長手方向に切除することによりその間隙
を潤滑剤通路に形成してソーチエンとの間の潤滑を図っ
ている(従来例1)。
56,224号があり、この公報記載の発明は、中板の左右両
面に外板を重ね合せた3層構造からなるガイド板で、こ
の中板の一部を長手方向に切除することによりその間隙
を潤滑剤通路に形成してソーチエンとの間の潤滑を図っ
ている(従来例1)。
【0006】また、他の従来技術として特開平 5−3096
04号があり、この公報記載の発明は、1枚板からなるガ
イド板に透孔を形成し、この透孔にガイド板よりも軽量
材で多数の吐出孔を設けた入子部材を両面側から嵌合さ
せることにより一体化して軽量化を図るとともに、これ
らの入子部材間の中空部に潤滑剤を注入してガイド板側
面の潤滑を図っている(従来例2)。
04号があり、この公報記載の発明は、1枚板からなるガ
イド板に透孔を形成し、この透孔にガイド板よりも軽量
材で多数の吐出孔を設けた入子部材を両面側から嵌合さ
せることにより一体化して軽量化を図るとともに、これ
らの入子部材間の中空部に潤滑剤を注入してガイド板側
面の潤滑を図っている(従来例2)。
【0007】更に、他の従来技術として特開平 6− 871
01号公報があり、この公報記載の発明は、1枚板からな
るガイド板の少なくとも一側面に溝部を形成し、この溝
部に着脱可能な蓋部材を嵌合して潤滑剤通路を形成し、
ガイド板側面における潤滑を図っている(従来例3)。
01号公報があり、この公報記載の発明は、1枚板からな
るガイド板の少なくとも一側面に溝部を形成し、この溝
部に着脱可能な蓋部材を嵌合して潤滑剤通路を形成し、
ガイド板側面における潤滑を図っている(従来例3)。
【0008】また、他に実開平 6− 16003号公報記載の
考案もあるが、この考案は、上記従来例1と同様に3層
構造からなるガイド板の中板の一部を切除することによ
り潤滑剤通路となる溝を形成したものであり、この溝と
対応する位置に透明素材からなる潤滑油供給状態確認部
材を設けることによって通路中を流れる潤滑油の流動状
態の確認を図っている(従来例4)。
考案もあるが、この考案は、上記従来例1と同様に3層
構造からなるガイド板の中板の一部を切除することによ
り潤滑剤通路となる溝を形成したものであり、この溝と
対応する位置に透明素材からなる潤滑油供給状態確認部
材を設けることによって通路中を流れる潤滑油の流動状
態の確認を図っている(従来例4)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例1の場合、
中板の一部を切除することにより潤滑剤通路を形成した
3層構造のガイド板であるため、両外板と中板との接合
面に隙間を生じ易く、この隙間から潤滑剤が漏出して効
率の良い潤滑ができなくなる。また、この隙間から切削
屑や塵芥等が入って潤滑剤通路を閉塞して潤滑機能が停
止する場合もあり、この場合には発熱による焼付き等を
起こして使用不能になってしまう。その上、中板の一部
を切除しているのでガイド板自体の強度も低下してしま
う。
中板の一部を切除することにより潤滑剤通路を形成した
3層構造のガイド板であるため、両外板と中板との接合
面に隙間を生じ易く、この隙間から潤滑剤が漏出して効
率の良い潤滑ができなくなる。また、この隙間から切削
屑や塵芥等が入って潤滑剤通路を閉塞して潤滑機能が停
止する場合もあり、この場合には発熱による焼付き等を
起こして使用不能になってしまう。その上、中板の一部
を切除しているのでガイド板自体の強度も低下してしま
う。
【0010】また、上記従来例2の場合、多数の吐出孔
を設けた入子部材をガイド板の両面側から嵌合させて一
体化して側面における潤滑を行うものであるため、ガイ
ド板先端部における十分な潤滑はできず、仮に、先端部
への通路を設けたとしても吐出孔から切削屑や塵芥等が
侵入して通路を閉塞し潤滑機能の停止による発熱で焼付
き等を起こして使用不能になる場合がある。その上、長
期的使用においてガイド板側面からの衝撃等により入子
部材が分離飛散する虞れもあり、この場合には作業を停
止して修理する必要が生じて生産性の悪化を招いてしま
う。しかも、このガイド板は側面に貫通する透孔を設け
ているため、ガイド板自体の強度も低下してしまう。
を設けた入子部材をガイド板の両面側から嵌合させて一
体化して側面における潤滑を行うものであるため、ガイ
ド板先端部における十分な潤滑はできず、仮に、先端部
への通路を設けたとしても吐出孔から切削屑や塵芥等が
侵入して通路を閉塞し潤滑機能の停止による発熱で焼付
き等を起こして使用不能になる場合がある。その上、長
期的使用においてガイド板側面からの衝撃等により入子
部材が分離飛散する虞れもあり、この場合には作業を停
止して修理する必要が生じて生産性の悪化を招いてしま
う。しかも、このガイド板は側面に貫通する透孔を設け
ているため、ガイド板自体の強度も低下してしまう。
【0011】更に、上記従来例3の場合、上記従来例2
と同様にガイド板先端部における十分な潤滑を可能とす
るものではないが、仮に、先端部への通路を設けたとし
ても、長期的使用においてガイド板側面からの衝撃等に
より蓋部材が分離飛散する虞れもあり、この場合には作
業を停止して修理する必要が生じて生産性の悪化を招い
てしまう。
と同様にガイド板先端部における十分な潤滑を可能とす
るものではないが、仮に、先端部への通路を設けたとし
ても、長期的使用においてガイド板側面からの衝撃等に
より蓋部材が分離飛散する虞れもあり、この場合には作
業を停止して修理する必要が生じて生産性の悪化を招い
てしまう。
【0012】また、上記従来例4の場合、上記従来例1
と同様に3層構造のガイド板であるため、両外板と中板
との接合面の隙間から潤滑剤が漏出して効率の良い潤滑
ができなかったり、この隙間から切削屑や塵芥等が入っ
て潤滑剤通路を閉塞して潤滑機能が停止する場合もあ
り、この場合には発熱による焼付き等を起こして使用不
能になってしまう。しかも、中板の一部を切除している
のでガイド板自体の強度も低下してしまう。その上、潤
滑油流動通路中の潤滑油の流動状態を確認するための透
明素材からなる潤滑油供給状態確認部材を設ける構造が
複雑になるとともに、この潤滑油供給状態確認部材を設
けることによりガイド板自体の強度低下を招いてしま
う。
と同様に3層構造のガイド板であるため、両外板と中板
との接合面の隙間から潤滑剤が漏出して効率の良い潤滑
ができなかったり、この隙間から切削屑や塵芥等が入っ
て潤滑剤通路を閉塞して潤滑機能が停止する場合もあ
り、この場合には発熱による焼付き等を起こして使用不
能になってしまう。しかも、中板の一部を切除している
のでガイド板自体の強度も低下してしまう。その上、潤
滑油流動通路中の潤滑油の流動状態を確認するための透
明素材からなる潤滑油供給状態確認部材を設ける構造が
複雑になるとともに、この潤滑油供給状態確認部材を設
けることによりガイド板自体の強度低下を招いてしま
う。
【0013】この出願に係る発明は上記課題に鑑みて、
ガイド板先端部への十分な潤滑が可能で長期的使用にお
いても強度を有するチエンソーガイド板の潤滑剤供給構
造を提供するとともに、同時にガイド板自体の軽量化も
図ることができるチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造
を提供することを目的とする。
ガイド板先端部への十分な潤滑が可能で長期的使用にお
いても強度を有するチエンソーガイド板の潤滑剤供給構
造を提供するとともに、同時にガイド板自体の軽量化も
図ることができるチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係るチエンソーガイド板の潤滑剤供給構
造は、1枚板からなるチエンソーガイド板において、ガ
イド板面の基端部に潤滑剤供給口を設け、該潤滑剤供給
口から先端部まで連続する有底凹溝を設け、該凹溝の側
壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹溝の内部
に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプ
を設けるとともに、該凹溝内に合成樹脂等の軽量充填材
を填装してガイド板と一体的に形成したことを特徴とす
るものである。
に、請求項1に係るチエンソーガイド板の潤滑剤供給構
造は、1枚板からなるチエンソーガイド板において、ガ
イド板面の基端部に潤滑剤供給口を設け、該潤滑剤供給
口から先端部まで連続する有底凹溝を設け、該凹溝の側
壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹溝の内部
に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプ
を設けるとともに、該凹溝内に合成樹脂等の軽量充填材
を填装してガイド板と一体的に形成したことを特徴とす
るものである。
【0015】請求項2に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝と
該有底凹溝上に位置する有底穴部とを設け、該穴部と前
記凹溝との側壁を底部に向けて拡大するように形成し、
該凹溝と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部ま
で連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴
部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一
体的に形成したことを特徴とするものである。
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝と
該有底凹溝上に位置する有底穴部とを設け、該穴部と前
記凹溝との側壁を底部に向けて拡大するように形成し、
該凹溝と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部ま
で連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴
部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一
体的に形成したことを特徴とするものである。
【0016】請求項3に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から中央部まで連続する有底凹溝を
設け、該ガイド板面の反対面に該中央部から先端部まで
連続する有底凹溝を設け、前記ガイド板面中央部の片面
に有底穴部を設けて該両凹溝を連結し、該両凹溝と穴部
の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該両凹溝
と穴部との内部に前記基端部から先端部まで連続する中
空パイプを設けるとともに、該両凹溝内と穴部内に合成
樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に形成
したことを特徴とするものである。
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から中央部まで連続する有底凹溝を
設け、該ガイド板面の反対面に該中央部から先端部まで
連続する有底凹溝を設け、前記ガイド板面中央部の片面
に有底穴部を設けて該両凹溝を連結し、該両凹溝と穴部
の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該両凹溝
と穴部との内部に前記基端部から先端部まで連続する中
空パイプを設けるとともに、該両凹溝内と穴部内に合成
樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に形成
したことを特徴とするものである。
【0017】請求項4に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板両面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝上に有底穴部を設け、該穴部と前記凹
溝の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹溝
と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続
する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴部内に
合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に
形成したことを特徴とするものである。
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板両面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝上に有底穴部を設け、該穴部と前記凹
溝の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹溝
と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続
する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴部内に
合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に
形成したことを特徴とするものである。
【0018】請求項5に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝と連結する有底穴部を両面から設け、
該穴部と前記凹溝の側壁を底部に向けて拡大するように
形成し、該凹溝と穴部との内部に前記基端部から先端部
まで連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と
穴部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と
一体的に形成したことを特徴とするものである。
剤供給構造は、1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝と連結する有底穴部を両面から設け、
該穴部と前記凹溝の側壁を底部に向けて拡大するように
形成し、該凹溝と穴部との内部に前記基端部から先端部
まで連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と
穴部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と
一体的に形成したことを特徴とするものである。
【0019】請求項6に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、上記請求項1〜5のチエンソーガイド板
の潤滑剤供給構造のいずれかにおいて、先端部にスプロ
ケットを有する1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板であって、該スプロケット近傍の先端部まで有底凹溝
を設けたことを特徴とするものである。
剤供給構造は、上記請求項1〜5のチエンソーガイド板
の潤滑剤供給構造のいずれかにおいて、先端部にスプロ
ケットを有する1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板であって、該スプロケット近傍の先端部まで有底凹溝
を設けたことを特徴とするものである。
【0020】請求項7に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造は、上記請求項1〜6のチエンソーガイド板
の潤滑剤供給構造のいずれかにおいて、中空パイプの先
端部に防塵フィルターを設けたことを特徴とするもので
ある。
剤供給構造は、上記請求項1〜6のチエンソーガイド板
の潤滑剤供給構造のいずれかにおいて、中空パイプの先
端部に防塵フィルターを設けたことを特徴とするもので
ある。
【0021】
【作用】請求項1に係るチエンソーガイド板の潤滑剤供
給構造によれば、1枚板のガイド板面の基端部に設けた
潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝の内部に
前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプを
設け、該凹溝内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガ
イド板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚
板からなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑
剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプに
よりガイド板先端部に供給できる。
給構造によれば、1枚板のガイド板面の基端部に設けた
潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝の内部に
前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプを
設け、該凹溝内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガ
イド板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚
板からなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑
剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプに
よりガイド板先端部に供給できる。
【0022】また、凹溝の側壁は底部に向けて拡大する
ように形成されているので、凹溝内に填装した軽量充填
材は離脱することなく安定する。
ように形成されているので、凹溝内に填装した軽量充填
材は離脱することなく安定する。
【0023】請求項2に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板面の基端
部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹
溝の内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中
空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に合成樹脂等の軽量
充填材を填装してガイド板と一体的に形成することによ
り、外観形態を1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口から先端部
まで連続する中空パイプによりガイド板先端部に供給で
きる。
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板面の基端
部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹
溝の内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中
空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に合成樹脂等の軽量
充填材を填装してガイド板と一体的に形成することによ
り、外観形態を1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口から先端部
まで連続する中空パイプによりガイド板先端部に供給で
きる。
【0024】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝上に設けた有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝上に設けた有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
【0025】請求項3に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板片面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から中央部までと中央部から
先端部まで連続する有底凹溝と、これらの凹溝を中央部
で連結する有底穴部の内部に前記潤滑剤供給口から先端
部まで連続する中空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に
合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に
形成することにより、外観形態を1枚の金属板からなる
チエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤
供給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド
板先端部に供給できる。
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板片面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から中央部までと中央部から
先端部まで連続する有底凹溝と、これらの凹溝を中央部
で連結する有底穴部の内部に前記潤滑剤供給口から先端
部まで連続する中空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に
合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に
形成することにより、外観形態を1枚の金属板からなる
チエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤
供給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド
板先端部に供給できる。
【0026】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝を連結する有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝を連結する有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
【0027】請求項4に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板両面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底
凹溝と、これらの凹溝上に設けられた有底穴部の内部に
前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプを
設け、該凹溝内と穴部内に合成樹脂等の軽量充填材を填
装してガイド板と一体的に形成することにより、外観形
態を1枚の金属板からなるチエンソーガイド板と同等に
形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続す
る中空パイプによりガイド板先端部に供給できる。
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板両面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底
凹溝と、これらの凹溝上に設けられた有底穴部の内部に
前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプを
設け、該凹溝内と穴部内に合成樹脂等の軽量充填材を填
装してガイド板と一体的に形成することにより、外観形
態を1枚の金属板からなるチエンソーガイド板と同等に
形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続す
る中空パイプによりガイド板先端部に供給できる。
【0028】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝上に設けた有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝上に設けた有底穴部によりガイド板の軽量
化とともに軽量充填材全体の一体的な結合ができる。
【0029】請求項5に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板片面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底
凹溝と、これらの凹溝と連結するように両面から設けら
れた有底穴部の内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで
連続する中空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に合成樹
脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に形成す
ることにより、外観形態を1枚の金属板からなるチエン
ソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口
から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板先端
部に供給できる。
剤供給構造によれば、1枚の金属板のガイド板片面の基
端部に設けた潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底
凹溝と、これらの凹溝と連結するように両面から設けら
れた有底穴部の内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで
連続する中空パイプを設け、該凹溝内と穴部内に合成樹
脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に形成す
ることにより、外観形態を1枚の金属板からなるチエン
ソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給口
から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板先端
部に供給できる。
【0030】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝と連結するように両面から設けた有底穴部
によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材全体の一体
的な結合ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定する。更
に、有底凹溝と連結するように両面から設けた有底穴部
によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材全体の一体
的な結合ができる。
【0031】請求項6に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、上記請求項1〜5の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの作用を奏するとともに、先端部に
スプロケットを有する1枚の金属板からなるチエンソー
ガイド板においても、スプロケット近傍の先端部まで設
けた有底凹溝により潤滑剤を中空パイプでガイド板先端
部に供給できる。
剤供給構造によれば、上記請求項1〜5の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの作用を奏するとともに、先端部に
スプロケットを有する1枚の金属板からなるチエンソー
ガイド板においても、スプロケット近傍の先端部まで設
けた有底凹溝により潤滑剤を中空パイプでガイド板先端
部に供給できる。
【0032】請求項7に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、上記請求項1〜6の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの作用を奏するとともに、中空パイ
プの先端部に設けた防塵フィルターにより切削屑等の中
空パイプ内への侵入を防止できる。
剤供給構造によれば、上記請求項1〜6の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの作用を奏するとともに、中空パイ
プの先端部に設けた防塵フィルターにより切削屑等の中
空パイプ内への侵入を防止できる。
【0033】
【実施例】以下、この出願に係る発明の一実施例を図面
に基づいて説明する。図1は第1実施例を示す側面図で
あり、図2は同図の断面図で、(a) はA−A断面図,
(b) はB−B断面図,(c) はC−C断面図である。図3
はガイド板先端部における断面図である。
に基づいて説明する。図1は第1実施例を示す側面図で
あり、図2は同図の断面図で、(a) はA−A断面図,
(b) はB−B断面図,(c) はC−C断面図である。図3
はガイド板先端部における断面図である。
【0034】図示するように、1枚板からなるガイド板
1は、その外周に沿って機械加工により図示しないソー
チエンを案内するための案内溝2が削出されており、基
端部1Aにはチエンソー本体に固定するための支持部3
と有底の潤滑剤供給口4が設けられている。このガイド
板1は、例えば、金属,合成樹脂等が用いられる。
1は、その外周に沿って機械加工により図示しないソー
チエンを案内するための案内溝2が削出されており、基
端部1Aにはチエンソー本体に固定するための支持部3
と有底の潤滑剤供給口4が設けられている。このガイド
板1は、例えば、金属,合成樹脂等が用いられる。
【0035】また、このガイド板1の長手方向には、上
記潤滑剤供給口4から先端部1Bまで連続する有底の凹
溝5が設けられており、この凹溝5は、断面図に示すよ
うに底部5aに所定の厚みを残して側壁5bが底部5a
に向けて拡大するように形成されている。すなわち、内
部が広くなるように凹溝側壁5bが底部5aに向けて拡
大するテーパ面に形成されている。
記潤滑剤供給口4から先端部1Bまで連続する有底の凹
溝5が設けられており、この凹溝5は、断面図に示すよ
うに底部5aに所定の厚みを残して側壁5bが底部5a
に向けて拡大するように形成されている。すなわち、内
部が広くなるように凹溝側壁5bが底部5aに向けて拡
大するテーパ面に形成されている。
【0036】そして、この凹溝5の内部には潤滑剤供給
口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6(潤滑剤
供給パイプ)が設けられており、この中空パイプ6と凹
溝5との空間には合成樹脂等の比較的軽量な軽量充填材
7が填装されて、凹溝5の表面がガイド板1の表面と同
一面になるように一体的に形成されている。
口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6(潤滑剤
供給パイプ)が設けられており、この中空パイプ6と凹
溝5との空間には合成樹脂等の比較的軽量な軽量充填材
7が填装されて、凹溝5の表面がガイド板1の表面と同
一面になるように一体的に形成されている。
【0037】この中空パイプ6は、例えば、凹溝5の深
さよりも太い金属パイプを押圧して楕円形に変形させて
凹溝5内に設け、残りの凹溝5内の空間に合成樹脂等の
軽量充填材7を填装してガイド板面と同一面に形成すれ
ば、変形した中空パイプ6が凹溝5の開口よりも幅広と
なって確実に凹溝5内に設けることができる。また、こ
の中空パイプ6先端の吐出口6aには、図3の断面図に
示すように防塵フィルター8が設けられており、切削屑
等の侵入を防止している。なお、上記中空パイプ6は耐
圧,耐油性の強い金属又は合成樹脂等がよく、外径も凹
溝5内に設けられる径であればよいが凹溝5の深さより
も太いかほぼ同等の径が好ましく、上記防塵フィルター
8は金属製メッシュフィルターや樹脂フィルターのよう
な構成が簡単に設けることができて好ましい。
さよりも太い金属パイプを押圧して楕円形に変形させて
凹溝5内に設け、残りの凹溝5内の空間に合成樹脂等の
軽量充填材7を填装してガイド板面と同一面に形成すれ
ば、変形した中空パイプ6が凹溝5の開口よりも幅広と
なって確実に凹溝5内に設けることができる。また、こ
の中空パイプ6先端の吐出口6aには、図3の断面図に
示すように防塵フィルター8が設けられており、切削屑
等の侵入を防止している。なお、上記中空パイプ6は耐
圧,耐油性の強い金属又は合成樹脂等がよく、外径も凹
溝5内に設けられる径であればよいが凹溝5の深さより
も太いかほぼ同等の径が好ましく、上記防塵フィルター
8は金属製メッシュフィルターや樹脂フィルターのよう
な構成が簡単に設けることができて好ましい。
【0038】また、上記軽量充填材7は、填装された状
態でガイド板1の表面と同一面になるように形成されて
ガイド板1の表面の一部となるので、耐摩耗性,耐熱
性,耐衝撃性が強く、接着性を有する合成樹脂が好適
で、性能的においてガイド板1と略近似するものがガイ
ド板1と一体化して好ましい。この軽量充填材7は、凹
溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大するテーパ面に
形成されているため凹溝5内に確実に固定される。
態でガイド板1の表面と同一面になるように形成されて
ガイド板1の表面の一部となるので、耐摩耗性,耐熱
性,耐衝撃性が強く、接着性を有する合成樹脂が好適
で、性能的においてガイド板1と略近似するものがガイ
ド板1と一体化して好ましい。この軽量充填材7は、凹
溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大するテーパ面に
形成されているため凹溝5内に確実に固定される。
【0039】なお、この充填材自体に温度感知変色剤を
混入しておけば、作業者は使用中に発生するガイド板1
の発熱を充填材7の変色によって危険温度を察知し、ガ
イド板1の性能劣化を防止することができる。
混入しておけば、作業者は使用中に発生するガイド板1
の発熱を充填材7の変色によって危険温度を察知し、ガ
イド板1の性能劣化を防止することができる。
【0040】また、このように凹溝5内に中空パイプ6
を設けて軽量充填材7でガイド板1と一体的に形成すれ
ば、ガイド板1の側面に凹凸部がないのでチエンソー使
用時に抵抗が増加することはない。
を設けて軽量充填材7でガイド板1と一体的に形成すれ
ば、ガイド板1の側面に凹凸部がないのでチエンソー使
用時に抵抗が増加することはない。
【0041】このように構成された第1実施例の潤滑剤
供給構造L1 によれば、ガイド板面に設けられた凹溝5
内の連続した中空パイプ6により、ガイド板1基端部1
Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへの十分な
潤滑剤の直接的な供給が可能となる。
供給構造L1 によれば、ガイド板面に設けられた凹溝5
内の連続した中空パイプ6により、ガイド板1基端部1
Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへの十分な
潤滑剤の直接的な供給が可能となる。
【0042】しかも、外観形態は1枚板からなるガイド
板と何等変わることなく形成できるので従来と同様に取
り扱うことができ、また、この凹溝5内に填装した軽量
充填材7は、凹溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大
するよう形成されているため安定し、長期的使用におい
ても外れることなく十分な強度を発揮することができ
る。
板と何等変わることなく形成できるので従来と同様に取
り扱うことができ、また、この凹溝5内に填装した軽量
充填材7は、凹溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大
するよう形成されているため安定し、長期的使用におい
ても外れることなく十分な強度を発揮することができ
る。
【0043】次に、図4の側面図と図5の同図断面を示
す(a) のA−A断面図,(b) のD−D断面図,(c) のE
−E断面図,(d) のC−C断面図に基づいて第2実施例
の潤滑剤供給構造を説明する。この第2実施例は、上記
第1実施例におけるガイド板1を1枚の金属板である鋼
板で構成し、ガイド板軽量化のためと軽量充填材7のよ
り強固な安定のための有底穴部9を凹溝5上に設けた実
施例である。なお、上記第1実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明は省略する。
す(a) のA−A断面図,(b) のD−D断面図,(c) のE
−E断面図,(d) のC−C断面図に基づいて第2実施例
の潤滑剤供給構造を説明する。この第2実施例は、上記
第1実施例におけるガイド板1を1枚の金属板である鋼
板で構成し、ガイド板軽量化のためと軽量充填材7のよ
り強固な安定のための有底穴部9を凹溝5上に設けた実
施例である。なお、上記第1実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明は省略する。
【0044】図示するように、1枚の鋼板からなるガイ
ド板1の片面には凹溝5が設けられ、この凹溝5上に位
置するように、ガイド板1の長手方向両面から交互に刳
り抜き状に設けた複数個の長楕円形有底穴部9が設けら
れている。この穴部9は、上述した凹溝5と同様に内部
が広くなるように、穴部側壁9bがその底部9aに向け
て拡大するテーパ面に形成されており、軽量充填材7の
抜出を防止するように形成されている。
ド板1の片面には凹溝5が設けられ、この凹溝5上に位
置するように、ガイド板1の長手方向両面から交互に刳
り抜き状に設けた複数個の長楕円形有底穴部9が設けら
れている。この穴部9は、上述した凹溝5と同様に内部
が広くなるように、穴部側壁9bがその底部9aに向け
て拡大するテーパ面に形成されており、軽量充填材7の
抜出を防止するように形成されている。
【0045】そして、凹溝5とこの穴部9内には潤滑剤
供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6が設
けられ、この中空パイプ6以外の空間には軽量充填材7
が填装されて、凹溝5と穴部9の表面がガイド板1の表
面と同一面になるように一体的に形成されている。な
お、この充填材7は上記第1実施例と同様の構成が好ま
しい。
供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6が設
けられ、この中空パイプ6以外の空間には軽量充填材7
が填装されて、凹溝5と穴部9の表面がガイド板1の表
面と同一面になるように一体的に形成されている。な
お、この充填材7は上記第1実施例と同様の構成が好ま
しい。
【0046】このように構成された第2実施例の潤滑剤
供給構造L2 によれば、上記第1実施例と同様に、凹溝
5と穴部9内に設けられた連続する中空パイプ6により
ガイド板1基端部1Aの潤滑剤供給口4から先端部1B
へ十分な潤滑剤を直接的に供給することができるととも
に、凹溝5上に設けられた有底穴部9に填装した軽量充
填材7によりガイド板1自体の軽量化が可能となる。
供給構造L2 によれば、上記第1実施例と同様に、凹溝
5と穴部9内に設けられた連続する中空パイプ6により
ガイド板1基端部1Aの潤滑剤供給口4から先端部1B
へ十分な潤滑剤を直接的に供給することができるととも
に、凹溝5上に設けられた有底穴部9に填装した軽量充
填材7によりガイド板1自体の軽量化が可能となる。
【0047】しかも、外観形態は1枚鋼板からなるガイ
ド板と何等変わることなく形成できるので従来と同様に
取り扱うことができ、また、この凹溝5内に填装した軽
量充填材7は、凹溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡
大するよう形成されているため安定し、長期的使用にお
いても十分な強度を発揮することができる。
ド板と何等変わることなく形成できるので従来と同様に
取り扱うことができ、また、この凹溝5内に填装した軽
量充填材7は、凹溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡
大するよう形成されているため安定し、長期的使用にお
いても十分な強度を発揮することができる。
【0048】また、この第2実施例のように、ガイド板
1の片面に削成した凹溝5に連結する穴部9を両面から
削成して軽量充填材7で一体的に形成すれば、上記第1
実施例のように、長手方向の片側にのみ凹溝5を設けた
場合に生じる、ガイド板1の側方から凹溝5が開かれる
方向に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲がり
を、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力に
より抗することができる。
1の片面に削成した凹溝5に連結する穴部9を両面から
削成して軽量充填材7で一体的に形成すれば、上記第1
実施例のように、長手方向の片側にのみ凹溝5を設けた
場合に生じる、ガイド板1の側方から凹溝5が開かれる
方向に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲がり
を、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力に
より抗することができる。
【0049】次に、図6の側面図と図7の同図断面を示
す(a) のF−F断面図,(b) のG−G断面図,(c) のD
−D断面図,(d) のB−B断面図,(e) のC−C断面図
に基づいて第3実施例の潤滑剤供給構造を説明する。こ
の第3実施例は、ガイド板1の両面に有底凹溝を設け、
これらの凹溝間に有底穴部を設けて連結した実施例であ
る。なお、上記第1又は第2実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明は省略する。
す(a) のF−F断面図,(b) のG−G断面図,(c) のD
−D断面図,(d) のB−B断面図,(e) のC−C断面図
に基づいて第3実施例の潤滑剤供給構造を説明する。こ
の第3実施例は、ガイド板1の両面に有底凹溝を設け、
これらの凹溝間に有底穴部を設けて連結した実施例であ
る。なお、上記第1又は第2実施例と同一の構成には同
一符号を付して説明は省略する。
【0050】図示するように、1枚の鋼板からなるガイ
ド板1の片面には、その基端部1Aに設けた潤滑剤供給
口4から中央部1Cまで連続した凹溝5Aが設けられ、
中央部1Cから先端部1Bまでも連続した凹溝5Bが設
けられている。そして、これらの凹溝5A,5Bの間に
はガイド板1の片面から刳り抜き状に有底穴部9が設け
られている。この穴部9は、上述した第2実施例と同様
に穴部側壁9bがその底部9aに向けて拡大するテーパ
面に形成されており、軽量充填材7の抜出を防止するよ
うに形成されている。
ド板1の片面には、その基端部1Aに設けた潤滑剤供給
口4から中央部1Cまで連続した凹溝5Aが設けられ、
中央部1Cから先端部1Bまでも連続した凹溝5Bが設
けられている。そして、これらの凹溝5A,5Bの間に
はガイド板1の片面から刳り抜き状に有底穴部9が設け
られている。この穴部9は、上述した第2実施例と同様
に穴部側壁9bがその底部9aに向けて拡大するテーパ
面に形成されており、軽量充填材7の抜出を防止するよ
うに形成されている。
【0051】そして、凹溝5A,5Bとこの穴部9内に
は潤滑剤供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイ
プ6が設けられ、この中空パイプ6以外の空間には軽量
充填材7が填装されて、凹溝5A,5Bと穴部9の表面
がガイド板1の表面と同一面になるように一体的に形成
されている。なお、この充填材7は上記第1実施例と同
様の構成が好ましい。
は潤滑剤供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイ
プ6が設けられ、この中空パイプ6以外の空間には軽量
充填材7が填装されて、凹溝5A,5Bと穴部9の表面
がガイド板1の表面と同一面になるように一体的に形成
されている。なお、この充填材7は上記第1実施例と同
様の構成が好ましい。
【0052】このように構成された第3実施例の潤滑剤
供給構造L3 によれば、上記第2実施例と同様に、凹溝
5A,5Bと穴部9内に設けられた中空パイプ6により
基端部1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへ
十分な潤滑剤を直接的に供給することができるととも
に、凹溝5A,5B上に設けられた有底穴部9に填装し
た軽量充填材7によりガイド板1自体の軽量化が可能と
なる。
供給構造L3 によれば、上記第2実施例と同様に、凹溝
5A,5Bと穴部9内に設けられた中空パイプ6により
基端部1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへ
十分な潤滑剤を直接的に供給することができるととも
に、凹溝5A,5B上に設けられた有底穴部9に填装し
た軽量充填材7によりガイド板1自体の軽量化が可能と
なる。
【0053】この第3実施例でも上記第2実施例と同様
に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形成で
き、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用にお
いても十分な強度を発揮することができる。
に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形成で
き、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用にお
いても十分な強度を発揮することができる。
【0054】また、この第3実施例では、ガイド板1の
長手方向中心部1Cまで削成した凹溝5Aと、この長手
方向中心部1Cから先端部1Bまで削成した凹溝5Bと
を長手方向長さ中心部で2分割して相反する側面に削成
し、この両面の凹溝5A,5Bの接点となる中心部に穴
部9を削成し軽量充填材7を填装して一体的に連結する
ことにより、上記第2実施例のように、ガイド板1の側
方に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲がり
を、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力に
より抗することができる。
長手方向中心部1Cまで削成した凹溝5Aと、この長手
方向中心部1Cから先端部1Bまで削成した凹溝5Bと
を長手方向長さ中心部で2分割して相反する側面に削成
し、この両面の凹溝5A,5Bの接点となる中心部に穴
部9を削成し軽量充填材7を填装して一体的に連結する
ことにより、上記第2実施例のように、ガイド板1の側
方に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲がり
を、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力に
より抗することができる。
【0055】次に、図8(a),(b) の両側面図と図9の同
図断面を示す(a) のH−H断面図,(b) のI−I断面
図,(c) のJ−J断面図,(d) のK−K断面図,(e) の
L−L断面図に基づいて第4実施例の潤滑剤供給構造を
説明する。この第4実施例は、ガイド板1の長手方向中
心線より幅方向にずれた両面に有底で内面を拡大した凹
溝5と、この凹溝5上に位置する長楕円形の有底穴部9
とを設けて軽量充填材7で一体的に形成した実施例であ
る。従って、上述したいずれの実施例よりも軽量充填材
7の容積が大きいのでガイド板1自体の軽量化が促進さ
れる。なお、上述したいずれかの実施例と同一の構成に
は同一符号を付して説明は省略する。
図断面を示す(a) のH−H断面図,(b) のI−I断面
図,(c) のJ−J断面図,(d) のK−K断面図,(e) の
L−L断面図に基づいて第4実施例の潤滑剤供給構造を
説明する。この第4実施例は、ガイド板1の長手方向中
心線より幅方向にずれた両面に有底で内面を拡大した凹
溝5と、この凹溝5上に位置する長楕円形の有底穴部9
とを設けて軽量充填材7で一体的に形成した実施例であ
る。従って、上述したいずれの実施例よりも軽量充填材
7の容積が大きいのでガイド板1自体の軽量化が促進さ
れる。なお、上述したいずれかの実施例と同一の構成に
は同一符号を付して説明は省略する。
【0056】図示するように、1枚の鋼板からなるガイ
ド板1の両面には、その基端部1Aに設けた潤滑剤供給
口4から先端部1Bまで連続した凹溝5が設けられ、そ
れぞれの凹溝5上には所定間隔で片面から刳り抜き状に
有底穴部9が設けられている。この穴部9は、両面に設
けられた位置が千鳥状に配列されており、ガイド板1自
体の強度低下を防止している。また、この穴部9は凹溝
5と同様に内部が広くなるように、穴部側壁9bがその
底部9aに向けて拡大するテーパ面に形成されており、
軽量充填材7の抜出を防止するように形成されている。
ド板1の両面には、その基端部1Aに設けた潤滑剤供給
口4から先端部1Bまで連続した凹溝5が設けられ、そ
れぞれの凹溝5上には所定間隔で片面から刳り抜き状に
有底穴部9が設けられている。この穴部9は、両面に設
けられた位置が千鳥状に配列されており、ガイド板1自
体の強度低下を防止している。また、この穴部9は凹溝
5と同様に内部が広くなるように、穴部側壁9bがその
底部9aに向けて拡大するテーパ面に形成されており、
軽量充填材7の抜出を防止するように形成されている。
【0057】そして、凹溝5とこの穴部9内には潤滑剤
供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6がそ
れぞれ設けられ、これらの中空パイプ6以外の空間には
軽量充填材7が填装されて凹溝5と穴部9の表面がガイ
ド板1の表面と同一面になるように一体的に形成されて
いる。なお、この充填材7は上記第1実施例と同様の構
成が好ましい。
供給口4から先端部1Bまで連続する中空パイプ6がそ
れぞれ設けられ、これらの中空パイプ6以外の空間には
軽量充填材7が填装されて凹溝5と穴部9の表面がガイ
ド板1の表面と同一面になるように一体的に形成されて
いる。なお、この充填材7は上記第1実施例と同様の構
成が好ましい。
【0058】このように構成された第4実施例の潤滑剤
供給構造L4 によれば、上述したいずれの実施例とも同
様に、凹溝5と穴部9内に設けられた中空パイプ6によ
りガイド板1の基端部1Aからガイド板先端部1Bへ十
分な潤滑剤を供給することができるとともに、凹溝5上
に設けられた有底穴部9の軽量充填材7によりガイド板
1自体の軽量化が可能となる。また、この第4実施例で
はガイド板1の両面において軽量化するため、ガイド板
1の大幅な重量軽減が可能となる。
供給構造L4 によれば、上述したいずれの実施例とも同
様に、凹溝5と穴部9内に設けられた中空パイプ6によ
りガイド板1の基端部1Aからガイド板先端部1Bへ十
分な潤滑剤を供給することができるとともに、凹溝5上
に設けられた有底穴部9の軽量充填材7によりガイド板
1自体の軽量化が可能となる。また、この第4実施例で
はガイド板1の両面において軽量化するため、ガイド板
1の大幅な重量軽減が可能となる。
【0059】この第4実施例でも上記第2,第3実施例
と同様に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形
成でき、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用
においても十分な強度を発揮することができる。
と同様に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形
成でき、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用
においても十分な強度を発揮することができる。
【0060】また、この第4実施例では、ガイド板1の
両面に設けた凹溝5と穴部9とに填装した軽量充填材7
によって、上記第2,第3実施例のように、ガイド板1
の側方に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲が
りを、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力
により開方向の力と圧縮方向の力とに抗することができ
る。
両面に設けた凹溝5と穴部9とに填装した軽量充填材7
によって、上記第2,第3実施例のように、ガイド板1
の側方に大きな加重圧が発生したときの歪みによる曲が
りを、ガイド板1とともに両面の軽量充填材7の靱性力
により開方向の力と圧縮方向の力とに抗することができ
る。
【0061】次に、図10の側面図と図11の同図断面
を示す(a) のA−A断面図,(b) のM−M断面図,(c)
のN−N断面図,(d) のB−B断面図,(e) のC−C断
面図に基づいて第5実施例の潤滑剤供給構造を説明す
る。この第5実施例は、ガイド板1の長手方向中心線上
に設けた1本の凹溝5と、この凹溝5上に側縁部が位置
する長楕円形で有底の穴部9を両面に交互に設けた実施
例である。この実施例では、上記第4実施例よりも軽量
充填材7の容積を大きくすることができるのでガイド板
1自体の軽量化を更に促進させることができる。なお、
上述したいずれかの実施例と同一の構成には同一符号を
付して説明は省略する。
を示す(a) のA−A断面図,(b) のM−M断面図,(c)
のN−N断面図,(d) のB−B断面図,(e) のC−C断
面図に基づいて第5実施例の潤滑剤供給構造を説明す
る。この第5実施例は、ガイド板1の長手方向中心線上
に設けた1本の凹溝5と、この凹溝5上に側縁部が位置
する長楕円形で有底の穴部9を両面に交互に設けた実施
例である。この実施例では、上記第4実施例よりも軽量
充填材7の容積を大きくすることができるのでガイド板
1自体の軽量化を更に促進させることができる。なお、
上述したいずれかの実施例と同一の構成には同一符号を
付して説明は省略する。
【0062】図示するように、1枚の鋼板からなるガイ
ド板1の片面には、その長手方向中心線上に基端部1A
から先端部1Bまで連続した凹溝5が設けられており、
この凹溝5上には、側縁部が位置する有底穴部9がガイ
ド板1の両面から刳り抜き状で板厚中央部が連結される
ように設けられている。この穴部9は、各面に設けられ
る位置が千鳥状に配列されており、ガイド板1自体の強
度低下を防止しつつ大幅な軽量化を図っている。また、
この穴部9は、上述した凹溝5と同様に内部が広くなる
ように、穴部側壁9bがその底部9aに向けて拡大する
テーパ面に形成されており、軽量充填材7の抜出を防止
するように形成されている。
ド板1の片面には、その長手方向中心線上に基端部1A
から先端部1Bまで連続した凹溝5が設けられており、
この凹溝5上には、側縁部が位置する有底穴部9がガイ
ド板1の両面から刳り抜き状で板厚中央部が連結される
ように設けられている。この穴部9は、各面に設けられ
る位置が千鳥状に配列されており、ガイド板1自体の強
度低下を防止しつつ大幅な軽量化を図っている。また、
この穴部9は、上述した凹溝5と同様に内部が広くなる
ように、穴部側壁9bがその底部9aに向けて拡大する
テーパ面に形成されており、軽量充填材7の抜出を防止
するように形成されている。
【0063】そして、凹溝5と穴部9内には潤滑剤供給
口4から先端部1Aまで連続する中空パイプ6が設けら
れており、この中空パイプ6以外の空間には軽量充填材
7が填装されて、凹溝5と穴部9の表面がガイド板1の
表面と同一面になるように一体的に形成されている。な
お、この充填材7は上述した第1実施例と同様の構成が
好ましい。
口4から先端部1Aまで連続する中空パイプ6が設けら
れており、この中空パイプ6以外の空間には軽量充填材
7が填装されて、凹溝5と穴部9の表面がガイド板1の
表面と同一面になるように一体的に形成されている。な
お、この充填材7は上述した第1実施例と同様の構成が
好ましい。
【0064】このように構成された第5実施例の潤滑剤
供給構造L5 によれば、上記第4実施例と同様に、凹溝
5と穴部9内に設けられた中空パイプ6によりガイド板
1基端部1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1B
へ十分な潤滑剤を供給することができるとともに、凹溝
5上に設けられた有底穴部9に合成樹脂等の軽量充填材
7によりガイド板1自体の軽量化が可能となる。
供給構造L5 によれば、上記第4実施例と同様に、凹溝
5と穴部9内に設けられた中空パイプ6によりガイド板
1基端部1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1B
へ十分な潤滑剤を供給することができるとともに、凹溝
5上に設けられた有底穴部9に合成樹脂等の軽量充填材
7によりガイド板1自体の軽量化が可能となる。
【0065】この第5実施例でも上記第2〜第4実施例
と同様に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形
成でき、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用
においても十分な強度を発揮することができる。
と同様に、外観形態は1枚鋼板と何等変わることなく形
成でき、軽量充填材7も凹溝5内で安定して長期的使用
においても十分な強度を発揮することができる。
【0066】また、この第5実施例では、ガイド板1の
片面に設けた凹溝5とこの凹溝5上に両面から連結した
穴部9とに填装した軽量充填材7によって、上記第2,
第3実施例のように、ガイド板1の側方に大きな加重圧
が発生したときの歪みによる曲がりを、ガイド板1とと
もに両面の軽量充填材7の靱性力により開方向の力と圧
縮方向の力とに抗することができる。
片面に設けた凹溝5とこの凹溝5上に両面から連結した
穴部9とに填装した軽量充填材7によって、上記第2,
第3実施例のように、ガイド板1の側方に大きな加重圧
が発生したときの歪みによる曲がりを、ガイド板1とと
もに両面の軽量充填材7の靱性力により開方向の力と圧
縮方向の力とに抗することができる。
【0067】ところで、チエンソーガイド板には上述し
た実施例とは異なりガイド板1の先端部1Bにスプロケ
ットを有するタイプがある。以下に、このスプロケット
タイプの第6実施例のチエンソーガイド板を、図12に
示すガイド板先端部における断面図に基づいて説明す
る。なお、この第6実施例は、上述した第1実施例にお
ける先端部1Bの構造のみが異なるため、先端の断面図
のみで同一の構成には同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
た実施例とは異なりガイド板1の先端部1Bにスプロケ
ットを有するタイプがある。以下に、このスプロケット
タイプの第6実施例のチエンソーガイド板を、図12に
示すガイド板先端部における断面図に基づいて説明す
る。なお、この第6実施例は、上述した第1実施例にお
ける先端部1Bの構造のみが異なるため、先端の断面図
のみで同一の構成には同一符号を付して詳細な説明は省
略する。
【0068】図示するように、ガイド板1の先端部1B
にはスプロケット10がベアリング10aで自在に回転
できるようにスプロケット用削出部11が削出されてお
り、このスプロケット用削出部11まで、つまりスプロ
ケット10近傍まで上述した第1実施例と同様に有底の
凹溝5が設けられている。この凹溝5は、上述した第1
実施例と同様であるため詳細な説明は省略するが、凹溝
5内には中空パイプ6が設けられており、これらの隙間
には軽量充填材7が填装されている。
にはスプロケット10がベアリング10aで自在に回転
できるようにスプロケット用削出部11が削出されてお
り、このスプロケット用削出部11まで、つまりスプロ
ケット10近傍まで上述した第1実施例と同様に有底の
凹溝5が設けられている。この凹溝5は、上述した第1
実施例と同様であるため詳細な説明は省略するが、凹溝
5内には中空パイプ6が設けられており、これらの隙間
には軽量充填材7が填装されている。
【0069】このように構成された第6実施例の潤滑剤
供給構造L6 によれば、上記第1実施例と同様に、凹溝
5内の連続した中空パイプ6により、ガイド板1基端部
1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへの十分
な潤滑剤の直接的な供給が可能となり、スプロケット1
0やベアリング10a等の確実な潤滑ができる。しか
も、外観形態は1枚板からなるガイド板と何等変わるこ
となく形成できるので従来と同様に取り扱うことがで
き、また、この凹溝5内に填装した軽量充填材7は、凹
溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大するよう形成さ
れているため安定し、長期的使用においても外れること
なく十分な強度を発揮することができる。
供給構造L6 によれば、上記第1実施例と同様に、凹溝
5内の連続した中空パイプ6により、ガイド板1基端部
1Aの潤滑剤供給口4からガイド板先端部1Bへの十分
な潤滑剤の直接的な供給が可能となり、スプロケット1
0やベアリング10a等の確実な潤滑ができる。しか
も、外観形態は1枚板からなるガイド板と何等変わるこ
となく形成できるので従来と同様に取り扱うことがで
き、また、この凹溝5内に填装した軽量充填材7は、凹
溝5の側壁5bが底部5aに向けて拡大するよう形成さ
れているため安定し、長期的使用においても外れること
なく十分な強度を発揮することができる。
【0070】なお、この第6実施例の構成に上述した第
2〜第5実施例における構成を組合せることも可能であ
り、その場合には上述した第2〜第5実施例における作
用効果も奏することができる。
2〜第5実施例における構成を組合せることも可能であ
り、その場合には上述した第2〜第5実施例における作
用効果も奏することができる。
【0071】以上のように、この出願に係る発明によれ
ば、凹溝5又は穴部9の底部側ではガイド板1が連続す
るように構成されているためガイド板自体の強度低下は
少なく、また、軽量充填材7がガイド板面に露呈するの
は一部であるため軽量充填材7の損耗も少なく、長期使
用に耐え得るチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造を構
成することができる。
ば、凹溝5又は穴部9の底部側ではガイド板1が連続す
るように構成されているためガイド板自体の強度低下は
少なく、また、軽量充填材7がガイド板面に露呈するの
は一部であるため軽量充填材7の損耗も少なく、長期使
用に耐え得るチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造を構
成することができる。
【0072】しかも、凹溝5に連続する有底穴部9をガ
イド板面から刳り抜き状で底部に向けて拡大するように
設けてこの穴部9内に軽量充填材7を填装しているた
め、ガイド板1自体の重量軽減が可能となるとともに、
この穴部9内と凹溝5内に填装した軽量充填材7とが連
続しているため確実に中空パイプ6をガイド板1と一体
的に構成することができ、その上、凹溝5内及び穴部9
内は側壁が底部に向かって拡大するテーパ面に形成され
ているため、これらの軽量充填材7は離脱することもな
く安定している。
イド板面から刳り抜き状で底部に向けて拡大するように
設けてこの穴部9内に軽量充填材7を填装しているた
め、ガイド板1自体の重量軽減が可能となるとともに、
この穴部9内と凹溝5内に填装した軽量充填材7とが連
続しているため確実に中空パイプ6をガイド板1と一体
的に構成することができ、その上、凹溝5内及び穴部9
内は側壁が底部に向かって拡大するテーパ面に形成され
ているため、これらの軽量充填材7は離脱することもな
く安定している。
【0073】また、ガイド板1の潤滑剤供給口4からガ
イド板とソーチエンとの間の回転摺動部の発熱,損耗が
最も大きなガイド板長手方向先端部1Aまで潤滑剤の中
途漏洩、流通障害を生じることなく直接的に最も効率良
く集中供給することができるので、ソーチエンの進行方
向に潤滑剤を飛散させることなく誘導し、併せてソーチ
エンの走行するガイド板との摺動面に適正な潤滑剤を供
給して双方の損磨耗を極めて少なくしている。更に、防
塵フィルター8を設けることにより中空パイプ6先端部
からの切屑,塵芥等の侵入を確実に防止して円滑な作業
が行える。なお、中空パイプ6の先端部をスリット状に
形成すれば防塵フィルター8を設けなくても用途によっ
てはある程度の防塵が可能である。
イド板とソーチエンとの間の回転摺動部の発熱,損耗が
最も大きなガイド板長手方向先端部1Aまで潤滑剤の中
途漏洩、流通障害を生じることなく直接的に最も効率良
く集中供給することができるので、ソーチエンの進行方
向に潤滑剤を飛散させることなく誘導し、併せてソーチ
エンの走行するガイド板との摺動面に適正な潤滑剤を供
給して双方の損磨耗を極めて少なくしている。更に、防
塵フィルター8を設けることにより中空パイプ6先端部
からの切屑,塵芥等の侵入を確実に防止して円滑な作業
が行える。なお、中空パイプ6の先端部をスリット状に
形成すれば防塵フィルター8を設けなくても用途によっ
てはある程度の防塵が可能である。
【0074】なお、上述した実施例以外であっても、有
底の凹溝5と中空パイプ6、又は凹溝5と有底の穴部9
と中空パイプ6とを組合せて軽量充填材7により一体化
すれば同様の作用効果を奏することができ、この出願に
係る発明は上記実施例に限定されるものではない。
底の凹溝5と中空パイプ6、又は凹溝5と有底の穴部9
と中空パイプ6とを組合せて軽量充填材7により一体化
すれば同様の作用効果を奏することができ、この出願に
係る発明は上記実施例に限定されるものではない。
【0075】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
うに構成しているので、以下に記載するような効果を奏
する。
【0076】請求項1に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚板のガイド板面に設けた有底
凹溝内に中空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド
板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚板か
らなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は
潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプにより
ガイド板先端部に供給できるので、ガイド板先端部への
十分な潤滑が可能となる。
剤供給構造によれば、1枚板のガイド板面に設けた有底
凹溝内に中空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド
板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚板か
らなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は
潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプにより
ガイド板先端部に供給できるので、ガイド板先端部への
十分な潤滑が可能となる。
【0077】また、凹溝の側壁は底部に向けて拡大する
ように形成されているので、凹溝内に填装した軽量充填
材は離脱することなく安定し、長期的使用においても十
分な強度を有するチエンソーガイド板を構成することが
可能となる。
ように形成されているので、凹溝内に填装した軽量充填
材は離脱することなく安定し、長期的使用においても十
分な強度を有するチエンソーガイド板を構成することが
可能となる。
【0078】請求項2に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板面に設けた有
底凹溝内に中空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイ
ド板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚の
鋼板からなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤
滑剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプ
によりガイド板先端部に供給できるので、ガイド板先端
部への十分な潤滑が可能となる。
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板面に設けた有
底凹溝内に中空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイ
ド板と一体的に形成することにより、外観形態を1枚の
鋼板からなるチエンソーガイド板と同等に形成でき、潤
滑剤は潤滑剤供給口から先端部まで連続する中空パイプ
によりガイド板先端部に供給できるので、ガイド板先端
部への十分な潤滑が可能となる。
【0079】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝上に設け
た有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝上に設け
た有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
【0080】請求項3に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板片面に設けた
有底凹溝とこれらを中央部で連結する有底穴部内に中空
パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的に
形成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなるチ
エンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供
給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板
先端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な潤
滑が可能となる。
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板片面に設けた
有底凹溝とこれらを中央部で連結する有底穴部内に中空
パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的に
形成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなるチ
エンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供
給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板
先端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な潤
滑が可能となる。
【0081】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝を連結す
る有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝を連結す
る有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
【0082】請求項4に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板両面に設けた
有底凹溝とこれらの凹溝上に設けられた有底穴部内に中
空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的
に形成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなる
チエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤
供給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド
板先端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な
潤滑が可能となる。
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板両面に設けた
有底凹溝とこれらの凹溝上に設けられた有底穴部内に中
空パイプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的
に形成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなる
チエンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤
供給口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド
板先端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な
潤滑が可能となる。
【0083】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝上に設け
た有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝上に設け
た有底穴部によりガイド板の軽量化とともに軽量充填材
全体の一体的な結合が可能となり、より強度を増すこと
ができる。
【0084】請求項5に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板片面に設けた
有底凹溝とこれらの凹溝と連結する有底穴部内に中空パ
イプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的に形
成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなるチエ
ンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給
口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板先
端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な潤滑
が可能となる。
剤供給構造によれば、1枚鋼板のガイド板片面に設けた
有底凹溝とこれらの凹溝と連結する有底穴部内に中空パ
イプを設けて軽量充填材を填装しガイド板と一体的に形
成することにより、外観形態を1枚の鋼板からなるチエ
ンソーガイド板と同等に形成でき、潤滑剤は潤滑剤供給
口から先端部まで連続する中空パイプによりガイド板先
端部に供給できるので、ガイド板先端部への十分な潤滑
が可能となる。
【0085】また、凹溝と穴部の側壁は底部に向けて拡
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝と連結す
るように設けた有底穴部によりガイド板の軽量化ととも
に軽量充填材全体の一体的な結合が可能となり、より強
度を増すことができる。
大するように形成されているので、凹溝内及び穴部内に
填装した軽量充填材は離脱することなく安定し、長期的
使用においても十分な強度を有するチエンソーガイド板
を構成することが可能となる。更に、有底凹溝と連結す
るように設けた有底穴部によりガイド板の軽量化ととも
に軽量充填材全体の一体的な結合が可能となり、より強
度を増すことができる。
【0086】請求項6に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、上記請求項1〜5の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの効果を奏するとともに、先端部に
スプロケットを有する1枚の金属板からなるチエンソー
ガイド板においても、スプロケット近傍の先端部まで設
けた有底凹溝により中空パイプで潤滑剤をガイド板先端
部に供給できるので、ガイド板先端部のスプロケット等
の十分な潤滑が可能となる。
剤供給構造によれば、上記請求項1〜5の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの効果を奏するとともに、先端部に
スプロケットを有する1枚の金属板からなるチエンソー
ガイド板においても、スプロケット近傍の先端部まで設
けた有底凹溝により中空パイプで潤滑剤をガイド板先端
部に供給できるので、ガイド板先端部のスプロケット等
の十分な潤滑が可能となる。
【0087】請求項7に係るチエンソーガイド板の潤滑
剤供給構造によれば、上記請求項1〜6の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの効果を奏するとともに、中空パイ
プの先端部に設けた防塵フィルターにより切削屑等が中
空パイプ内へ侵入して通路を閉塞することを防止するこ
とが可能となる。
剤供給構造によれば、上記請求項1〜6の潤滑剤供給構
造におけるいずれかの効果を奏するとともに、中空パイ
プの先端部に設けた防塵フィルターにより切削屑等が中
空パイプ内へ侵入して通路を閉塞することを防止するこ
とが可能となる。
【図1】この出願に係る第1実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図2】図1の断面図で、(a) はA−A断面図,(b) は
B−B断面図,(c) はC−C断面図である。
B−B断面図,(c) はC−C断面図である。
【図3】図1のガイド板先端部における断面図である。
【図4】この出願に係る第2実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図5】図4の断面図で、(a) はA−A断面図,(b) は
D−D断面図,(c) はE−E断面図,(d) はC−C断面
図である。
D−D断面図,(c) はE−E断面図,(d) はC−C断面
図である。
【図6】この出願に係る第3実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図7】図6の断面図で、(a) はF−F断面図,(b) は
G−G断面図,(c) はD−D断面図,(d) はB−B断面
図,(e) はC−C断面図である。
G−G断面図,(c) はD−D断面図,(d) はB−B断面
図,(e) はC−C断面図である。
【図8】この出願に係る第4実施例を示す側面図であ
り、(a) は一方,(b) は他方の側面を示している。
り、(a) は一方,(b) は他方の側面を示している。
【図9】図8の断面図で、(a) はH−H断面図,(b) は
I−I断面図,(c) はJ−J断面図,(d) はK−K断面
図,(e) はL−L断面図である。
I−I断面図,(c) はJ−J断面図,(d) はK−K断面
図,(e) はL−L断面図である。
【図10】この出願に係る第5実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図11】図10の断面図で、(a) はA−A断面図,
(b) はM−M断面図,(c) はN−N断面図,(d) はB−
B断面図,(e) はC−C断面図である。
(b) はM−M断面図,(c) はN−N断面図,(d) はB−
B断面図,(e) はC−C断面図である。
【図12】スプロケットタイプのガイド板先端部におけ
る断面図である。
る断面図である。
1…ガイド板 1A…基端部 1B…先端部 1C…中央部 2…案内溝 3…支持部 4…潤滑剤供給口 5…有底凹溝 6…中空パイプ 7…軽量充填材 8…防塵フィルター 9…有底穴部 10…スプロケット 11…スプロケット用削出部 L1,L2,L3,L4,L5,L6 …潤滑剤供給構造
Claims (7)
- 【請求項1】 1枚板からなるチエンソーガイド板にお
いて、ガイド板面の基端部に潤滑剤供給口を設け、該潤
滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を設け、該
凹溝の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹
溝の内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続する中
空パイプを設けるとともに、該凹溝内に合成樹脂等の軽
量充填材を填装してガイド板と一体的に形成したことを
特徴とするチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造。 - 【請求項2】 1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝と
該有底凹溝上に位置する有底穴部とを設け、該穴部と前
記凹溝との側壁を底部に向けて拡大するように形成し、
該凹溝と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部ま
で連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴
部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一
体的に形成したことを特徴とするチエンソーガイド板の
潤滑剤供給構造。 - 【請求項3】 1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から中央部まで連続する有底凹溝を
設け、該ガイド板面の反対面に該中央部から先端部まで
連続する有底凹溝を設け、前記ガイド板面中央部の片面
に有底穴部を設けて該両凹溝を連結し、該両凹溝と穴部
の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該両凹溝
と穴部との内部に前記基端部から先端部まで連続する中
空パイプを設けるとともに、該両凹溝内と穴部内に合成
樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に形成
したことを特徴とするチエンソーガイド板の潤滑剤供給
構造。 - 【請求項4】 1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板両面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝上に有底穴部を設け、該穴部と前記凹
溝の側壁を底部に向けて拡大するように形成し、該凹溝
と穴部との内部に前記潤滑剤供給口から先端部まで連続
する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と穴部内に
合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と一体的に
形成したことを特徴とするチエンソーガイド板の潤滑剤
供給構造。 - 【請求項5】 1枚の金属板からなるチエンソーガイド
板において、ガイド板片面の基端部に潤滑剤供給口を設
け、該潤滑剤供給口から先端部まで連続する有底凹溝を
設け、該有底凹溝と連結する有底穴部を両面から設け、
該穴部と前記凹溝の側壁を底部に向けて拡大するように
形成し、該凹溝と穴部との内部に前記基端部から先端部
まで連続する中空パイプを設けるとともに、該凹溝内と
穴部内に合成樹脂等の軽量充填材を填装してガイド板と
一体的に形成したことを特徴とするチエンソーガイド板
の潤滑剤供給構造。 - 【請求項6】 先端部にスプロケットを有する1枚の金
属板からなるチエンソーガイド板であって、該スプロケ
ットの近傍の先端部まで有底凹溝を設けたことを特徴と
する請求項1〜5のいずれか1項に記載のチエンソーガ
イド板の潤滑剤供給構造。 - 【請求項7】 中空パイプの先端部に防塵フィルターを
設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
記載のチエンソーガイド板の潤滑剤供給構造。
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