JP6791618B2 - スリーブおよび区画貫通構造 - Google Patents
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Description
[1]コンクリートにおける区画貫通孔の形成用にコンクリートの打設前に配置されるスリーブであって、熱膨張性の耐火樹脂材料からなる中空のスリーブ本体と、スリーブ本体の内面から延びるヒレ部とを有するスリーブ。
[2]ヒレ部がスリーブ本体と同一の熱膨張性の熱膨張性の耐火樹脂材料から形成され、かつスリーブ本体およびヒレ部は一体成形されている項1に記載のスリーブ。
[3]スリーブ本体に、スリーブ本体の厚みより大きな幅でスリーブ本体の軸方向外方に延びるフランジ部をさらに備える項1または2に記載のスリーブ。
[4]フランジ部がスリーブ本体およびヒレ部と同一の熱膨張性の耐火樹脂材料から形成され、かつスリーブ本体およびヒレ部と一体成形されている項3に記載のスリーブ。
[5]スリーブ本体の外面から延びるヒレをさらに備える項1〜4のいずれか一項に記載のスリーブ。
[6]スリーブ本体の内面または外面がスリーブ本体の長手方向軸に対し傾斜していることを特徴とする項1〜5のいずれか一項に記載のスリーブ。
[7]区画貫通構造であって、床下地または壁下地に設置された、項1〜6のいずれか一項に記載のスリーブと、スリーブの外側周囲に打設されたコンクリートとを備えた区画貫通構造。
[8]スリーブ内に配置された配管または配線をさらに備え、ヒレ部が配管または配線と接触する項7記載の区画貫通構造。
・図4(a)に示すように、第1実施形態のヒレ部18の代わりに、ヒレ部18はスリーブ10(スリーブ本体12)の内面12aの上端部から延び、中央に切れ込み18cを備え、切れ込み18cを除いてスリーブ10(スリーブ本体12)の開口横断面を実質的に閉塞する構成を有していてもよい。なお、実質的に閉塞するとは、スリーブ10(スリーブ本体12)の開口横断面の50%以上、好ましくは60%、より好ましくは70%、さらに好ましくは80%、最も好ましくは90%以上を閉塞することを指す。この別例では、ヒレ部18が切れ込み18cを除くスリーブ10の開口横断面を実質的に閉塞することで、区画貫通孔16のキャップとしても作用する。
・フランジ部14は省略してもよい。
・本発明の区画貫通構造100は、図5(a),(b)に示すような、内部に開口部31を有する環状の蓋部材30をさらに備えていてもよい。蓋部材30は金属から形成されてもよいし、耐火性樹脂組成物の成形体であってもよい。また、美観を与えるように蓋部材30にはコーティング等の仕上層がさらに施されても良い。例えば蓋部材30は、スリーブ10を構成する耐火性樹脂組成物と同一のまたは異なる、弾性を有するブチルゴム等の樹脂成分を含む耐火性樹脂組成物から形成される。図5(b)に示すように、蓋部材30は蓋本体32と、本体32よりも径が小さい脚部34とを有する。
・固定具20の取付部24の数は4つに限定されず、スリーブ10を床下地1へ固定させるのに十分な任意の数であってもよい。
・固定具20を省略してもよい。
・スリーブ10の少なくともスリーブ本体12の外周に、補強用の金属板等をさらに施してもよい。このようにすることで、コンクリート3の打設時のスリーブ10(特にはスリーブ本体12)の変形を防いだり、火災時にスリーブ10が熱膨張してもスリーブ10の強度を補強することができる。
・スリーブ10および蓋部材30以外にも、耐火性を向上させるために、本発明の区画貫通構造には、任意の公知の耐火性充填材、耐火性樹脂組成物、耐火性シート、または耐火性金属板等をさらに用いてもよい。
・図1〜5では、区画貫通孔16の断面が円形である場合を想定し、スリーブ10が断面円形である環状部材である実施形態を示しているが、スリーブ10の形状は、区画貫通孔16の形状に適合させればよく、例えば区画貫通孔16が断面矩形であれば、スリーブ10は断面矩形の環状部材となるよう形成してもよい。
Claims (7)
- 区画貫通構造であって、
床下地または壁下地に、コンクリートの打設前に設置されたスリーブと、
スリーブの外側周囲に打設されたコンクリートとを備え、
前記スリーブは、
熱膨張性の耐火樹脂材料からなる中空のスリーブ本体と、
スリーブ本体の内面から延びるヒレ部と、スリーブ本体の一方の端部に設けられ、スリーブ本体の厚みより大きな幅でスリーブ本体の軸方向外方に延びる環状のフランジ部と、
フランジ部が設けられたスリーブ本体の一方の端部とは反対側の他方の端部に設けられた取付部と、を有し、
前記フランジ部が前記取付部よりもスリーブ本体の軸方向外方に延びており、
前記フランジ部の下面と前記床下地または壁下地の表面とが接している、区画貫通構造。 - ヒレ部がスリーブ本体と同一の熱膨張性の耐火樹脂材料から形成され、かつスリーブ本体およびヒレ部は一体成形されている請求項1に記載の区画貫通構造。
- フランジ部がスリーブ本体およびヒレ部と同一の熱膨張性の耐火樹脂材料から形成され、かつスリーブ本体およびヒレ部と一体成形されている請求項1に記載の区画貫通構造。
- スリーブ本体の外面から延びるヒレをさらに備える請求項1〜3のいずれか一項に記載の区画貫通構造。
- スリーブ本体の内面または外面がスリーブ本体の長手方向軸に対し傾斜していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の区画貫通構造。
- 前記ヒレ部はスリーブ本体の内面の上端部から延び、切れ込みを備え、該切れ込みを除いてスリーブの開口横断面を実質的に閉塞することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の区画貫通構造。
- スリーブ内に配置された配管または配線をさらに備え、ヒレ部が配管または配線と接触する請求項1〜6のいずれか一項記載の区画貫通構造。
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