JP6654811B2 - 防火カバー及び区画貫通孔の防火構造 - Google Patents

防火カバー及び区画貫通孔の防火構造 Download PDF

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Description

本発明は、建築物の例えば壁や床、天井などの区画体に形成された貫通孔と、貫通孔に挿通される配管やケーブルなどの配管類(管体)との隙間から、火災時に火炎や熱の漏洩を防止するための防火カバー及び区画貫通孔の防火構造に関する。
この種の防火構造として、例えば、区画体の貫通孔内に金属製のスリーブを設置し、スリーブ内に通される複数の配管類の外周面とスリーブの内周面との間に、耐火パテを充填して貫通孔を閉塞する技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。
特開2014−137085号公報
しかし、特許文献1のように、耐火パテを貫通孔内に充填するパテ埋め作業は煩雑な作業であり、特に区画体の貫通孔が部屋の隅や天井近傍に形成されている場合には作業しにくく、作業者に多大な負担がかかっている。また、近年では作業者の高齢化が進んでおり、高齢の作業者にとっては、金属製のスリーブが重いことで、スリーブを貫通孔に設置する作業が、大きな負担となっている。一方で、作業者の熟練度によって施工状態にばらつきが見られ、区画体の貫通孔における防火性能に差が生じるおそれもある。
本発明は、上記課題に着目してなされたもので、耐火パテを極力使用しなくても良好な防火性能を発現でき、かつ、建築物の区画体に形成された貫通孔への施工が簡易な防火カバー、及び、当該防火カバーを用いた建築物の区画貫通孔の防火構造を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部を備え、前記本体部は、軸方向の一端側に、前記本体部の内周面から内側に向けて突き出た突出部が設けられ、前記突出部の表面で耐火パテを受け止めることを特徴とする第1の形態の防火カバーにより達成される。
上記第1の形態の防火カバーにおいて、前記突出部は、前記本体部の軸方向の一端に設けられ、前記突出部の周囲には、前記本体部の軸方向外側に向けて突き出るリング状の堰部が設けられていることが好ましい。
また、本発明の上記目的は、建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部を少なくとも備え、前記本体部は、軸方向の一端に、前記本体部の内周面が凹んだ凹部が設けられ、前記凹部の底面で耐火パテを受け止めることを特徴とする第2の形態の防火カバーよっても達成される。
上記第1及び第2の形態の防火カバーにおいて、前記本体部の軸方向の一端には、外周面から外側に向かって突き出て前記区画体の外面に当接されるフランジ部が設けられていることが好ましい。
また、本発明の上記目的は、建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部を備え、前記本体部の軸方向の一端には、外周面から外側に向かって突き出て前記区画体の外面に当接されるフランジ部が設けられており、前記フランジ部には、表面から突き出るリング状の堰部が設けられており、前記堰部内の前記フランジ部の表面及び前記本体部の端面で耐火パテを受け止めることを特徴とする第3の形態の防火カバーよっても達成される。
上記第1、第2及び第3の形態の防火カバーにおいて、前記本体部には、軸方向の一端から他端まで延びる切り込みが形成されていることが好ましい。
また、本発明の上記目的は、少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔が形成された建築物の区画体と、前記貫通孔に設置される上記構成の防火カバーと、前記本体部の一端側の開口から充填される耐火パテと、を備えた区画貫通孔の防火構造によっても達成される。
上記構成の区画貫通孔の防火構造において、前記本体部が、前記貫通孔の全長にわたって配置されていることが好ましい。
本発明によれば、耐火パテを極力使用しなくても良好な防火性能を発現でき、かつ、建築物の区画体に形成された貫通孔に、簡易な作業で防火構造を施工できる。
本発明の一実施形態に係る防火構造の断面図である。 本発明の一実施形態に係る防火カバーの斜視図である。 図2の防火カバーの正面図である。 図1の防火構造の施工手順を示す断面図である。 図1の防火構造の施工手順を示す断面図である。 図2の防火カバーの変形例の斜視図である。 図1の防火構造の変形例の断面図である。 図2の防火カバーの変形例の正面図である。 本発明の他の実施形態に係る防火構造の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る防火カバーの正面図である。 本発明の他の実施形態に係る防火構造の断面図である。 本発明の他の実施形態に係る防火カバーの斜視図である。 図1の防火構造の変形例の断面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の防火カバーは、建築物の例えば壁や床、天井などの区画体に形成された貫通孔に設置され、この貫通孔の内周面と、貫通孔に挿通される配管やケーブルなどの配管類(管体)との隙間から、火災時に火や熱が漏洩することを防止するためのものである。
図1は、本発明の一実施形態に係る防火カバー1を用いた建築物の区画体11の貫通孔12における防火構造(区画貫通孔の防火構造、以下、単に防火構造という。)10を示している。区画体11は、部屋などの隣接する防火区画A,Bを仕切る役割を果たすものである。なお、本実施形態では、区画体11として、隣接する防火区画A,Bを垂直に仕切る壁に防火カバー1を設置した防火構造10を例にして説明しているが、本発明の範囲はこの実施形態に限定されるものでなく、隣接する防火区画を水平に仕切る天井や床などに防火カバー1を設置した防火構造も本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
区画体11としての壁の構造は、特に限定されるものではなく、例えば、鉄筋コンクリート構造(RC)や軽量気泡コンクリート構造(ALC)の他、図示は省略するが、木製又は鋼製の間柱を挟み込むように両側に石膏ボードを固定した間仕切壁(中空壁)などを挙げることができる。区画体11には、貫通孔12が形成されており、貫通孔12により隣接する防火区画A,Bが連通している。壁が間仕切壁(中空壁)の場合には、各石膏ボードに貫通孔12が形成されている。貫通孔12の形状は、図示例では断面視円形状であるが、断面視矩形状など、種々の形状であってもよい。貫通孔12は、少なくとも1本の管体13が挿通される。管体13は、各種の配管(例えば水道管や給水管、排水管、冷媒管など)やケーブル(例えば電線や光ファイバケーブルなど)であり、図示例では1本通されている。
防火カバー1は、図1〜図3に示すように、熱膨張性及び耐火性を有し、区画体11の貫通孔12に挿通される筒状の本体部2を備える。本体部2は、両端に開口21,22を有しかつ外径が軸方向に一定の円筒状に形成されており、内部の空洞20に管体13が通される。また、本体部2は、本実施形態では、軸方向の一端(以下、単に本体部2の一端という。)に、外周面から外側に向かって突き出るフランジ部3が設けられている。
フランジ部3は、本実施形態では、所定の厚みを有する円環板状である。なお、フランジ部3は、必ずしも外形が円形である必要はなく、例えば四角形や六角形などの多角形(好ましくは正多角形)であってもよい。フランジ部3の外形(本実施形態では外径)は貫通孔12の外形(本実施形態では直径)よりも大きく、本体部2が区画体11の貫通孔12に挿通された際に、フランジ部3は区画体11の外面に当接する。フランジ部3を、接着剤や粘着剤、粘着テープ、又はその他、ビスなどの固定具を用いて区画体11の外面に固着することで、本体部2が貫通孔12に嵌め込まれていなくても、本体部2を区画体11に固定することができる。フランジ部3は、本体部2と同じ材料で一体に成形することで本体部2の一端に設けることが好ましいが、本体部2とは別材料で形成し、粘着剤や接着剤などを用いて本体部2の一端に後付けで設けてもよい。なお、フランジ部3を本体部2と別材料で形成する場合には、フランジ部3は、必ずしも熱膨張性を有している必要はないが、耐火性を有していることが好ましい。
本体部2の軸方向の長さ(以下、単に本体部2の長さという。)は、特に限定されるものではないが、貫通孔12の全長(すなわち、区画体11の厚み)よりも長く設定されていることが好ましく、本体部2の一端のフランジ部3が区画体11の外面に当接した際に、本体部2の軸方向の他端(以下、単に本体部2の他端という。)が区画体11の貫通孔12の端と同位置となって、貫通孔12の全長にわたって本体部2が配置されることが好ましい。なお、本体部2の長さは、貫通孔12に挿入しやすいように、貫通孔12の全長よりも短く設定されていてもよく、フランジ部3が区画体11の外面に当接した際に、本体部2の他端が区画体11の貫通孔12の例えば中央に位置していてもよい。
本体部2の外径は、区画体11の貫通孔12に本体部2を挿通できるのであれば、貫通孔12の直径と同じであっても僅かに大きくてもよく、また、貫通孔12の直径よりも僅かに小さくてもよい。また、本体部2の厚みは、火災時の熱により本体部2が熱膨張した際に、少なくとも貫通孔12を閉塞できる程度の大きさを有していれば、特に限定されるものではない。ただし、本体部2の厚みが大きいと防火性能が向上するが、管体13の挿通が困難になるうえその分のコストが増大するため、本体部2の厚みはこのトレードオフにより設定される。
本体部2の一端側には、内周面から内側に向けて突き出る突出部4が設けられている。なお、本体部2の一端側とは、本体部2の一端もしくは一端から中に入り込んだ位置を指す。突出部4は、本体部の一端側であれば設けられる位置は特に限定されるものではなく、本実施形態では、本体部2のフランジ部3が設けられている位置よりも少し中に入り込んだ位置に設けられている。突出部4は、本体部2内の空洞20を埋めるものではなく、その先端縁が本体部2内を通る管体13の周囲を囲む程度の大きさに形成されている。なお、突出部4と管体13との間には隙間が生じていてもよい。
突出部4の先端縁の形状は、本実施形態では本体部2内を通る管体13の数が1本であるために円形状であるが、必ずしも円形状である必要はなく、本体部2内を通る管体13の本数(つまりは、複数の管体13を束ねたときの外形)に応じて適宜変更可能である。突出部4の厚みは、特に限定されるものではないが、施工現場において、突出部4の先端縁の形状を管体13の外形に切削などで加工できるように、薄い方が好ましい。
また、突出部4は、本実施形態のように、本体部2の内周面の周方向の全周にわたって延びる1枚の突出板で構成されていてもよいし、本体部2の内周面の周方向に間隔をあけずに又は僅かな間隔をあけて並ぶ複数の突出片で構成されていてもよい。
突出部4は、本体部2の一端側の開口21から本体部2の内周面と管体13の外周面との間(隙間)に耐火パテ5を充填する際に、表面40で耐火パテ5を受け止めることで、ストッパーとしての機能を果たす。これにより、区画体11の貫通孔12内に必要以上に耐火パテ5を充填することを防止することができる。
突出部4は、本体部2と同じ材料で一体に成形することで本体部2の一端側に設けることが好ましいが、本体部2とは別材料で形成し、粘着剤や接着剤などを用いて本体部2の一端側に後付けで設けてもよい。なお、突出部4を本体部2と別材料で形成する場合には、突出部4は、必ずしも熱膨張性を有している必要はないが、耐火性を有していることが好ましい。
本体部2、好ましくはさらにフランジ部3及び突出部4は、例えば、樹脂成分に熱膨張性層状無機物と無機充填材とを含有させた熱膨張性耐火材料により形成される。
樹脂成分としては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム物質、およびそれらの組み合わせが挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリ(1−)ブテン系樹脂、ポリペンテン系樹脂などのポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリフェニレンエーテル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリイソブチレンなどの合成樹脂類が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリウレタン、ポリイソシアネート、ポリイソシアヌレート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミドなどが挙げられる。
ゴム物質としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多加硫ゴム、非加硫ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴムなどのゴム物質などが挙げられる。
これらの合成樹脂類及び/又はゴム物質は、一種もしくは二種以上を使用することができる。これらの合成樹脂類及び/又はゴム物質の中でも、柔軟でゴム的性質を持っているものが好ましい。このような性質を持つものは無機充填材を高充填することが可能であり、得られる樹脂組成物が柔軟で扱い易いものとなる。より柔軟で扱い易い樹脂組成物を得るためには、ブチルなどの非加硫ゴムやポリエチレン系樹脂が好適に用いられる。さらに、樹脂自体の難燃性を上げて防火性能を向上させるという観点からは、エポキシ樹脂が好ましい。
次に、熱膨張性層状無機物は、加熱時に膨張するものであるが、かかる熱膨張性層状無機物は特に限定されるものではなく、例えば、バーミキュライト、カオリン、マイカ、熱膨張性黒鉛などを挙げることができる。熱膨張性黒鉛は、従来から公知の物質であり、天然鱗状グラファイト、熱分解グラファイト、キッシュグラファイトなどの粉末を、濃硫酸、硝酸、セレン酸などの無機酸と、濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素などの強酸化剤とで処理してグラファイト層間化合物を生成させたものであり、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物の一種である。
上記のように酸処理して得られた熱膨張性黒鉛は、さらにアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物などで中和したものを使用するのが好ましい。
熱膨張性黒鉛の粒度は、20メッシュ〜200メッシュが好ましい。粒度が200メッシュより小さくなると、黒鉛の膨張度が小さく、十分な膨張断熱層が得られず、また粒度が20メッシュより大きくなると、黒鉛の膨張度が大きいという利点はあるが、樹脂に配合する際に分散性が悪くなり、物性が低下する。熱膨張性黒鉛の市販品としては、例えば、東ソー社製「GREP−EG」、GRAFTECH社製「GRAFGUARD」などが挙げられる。
次に、無機充填剤は、膨張断熱層が形成される際、熱容量を増大させ伝熱を抑制するとともに、骨材的に働いて膨張断熱層の強度を向上させるものである。かかる無機充填剤としては特に限定されるものではなく、例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト類などの金属酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイトなどの含水無機物;塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウムなどの金属炭酸塩などが挙げられる。
また、無機充填剤としては、上記した他に、硫酸カルシウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウムなどのカルシウム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイト、硫酸バリウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム「MOS」(商品名)、チタン酸ジルコン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥などが挙げられる。これらの無機充填剤は単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
無機充填剤の粒径としては、0.5μm〜100μmが好ましく、より好ましくは1μm〜50μmである。無機充填剤は、添加量が少ないときは、分散性が性能を大きく左右するため、粒径の小さいものが好ましいが、0.5μm未満になると二次凝集が起こり、分散性が悪くなる。添加量が多いときは、高充填が進むにつれて、樹脂組成物の粘度が高くなり成形性が低下するが、粒径を大きくすることで樹脂組成物の粘度を低下させることができる点から、粒径の大きいものが好ましい。粒径が100μmを超えると、成形体の表面性、樹脂組成物の力学的物性が低下する。
なお、無機充填剤としては、例えば、水酸化アルミニウムでは、粒径18μmの「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)、粒径25μmの「B325」(ALCOA社製)、炭酸カルシウムでは、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(備北粉化工業社製)、粒径8μmの「BF300」(備北粉化工業社製)などが挙げられる。
さらに、熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物は、膨張断熱層の強度を増加させて防火性能を向上させるために、前記の各成分に加えて、さらにリン化合物を含んでもよい。リン化合物としては、特に限定されず、例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェートなどの各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウムなどのリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム類;下記化学式(1)で表される化合物などが挙げられる。これらのうち、防火性能の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム類、及び、下記化学式(1)で表される化合物が好ましく、性能、安全性、コストなどの点においてポリリン酸アンモニウム類がより好ましい。
化学式(1)中、R1及びR3は、水素、炭素数1〜16の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基、又は、炭素数6〜16のアリール基を表す。R2は、水酸基、炭素数1〜16の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖状あるいは分岐状のアルコキシル基、炭素数6〜16のアリール基、又は、炭素数6〜16のアリールオキシ基を表す。
赤リンとしては、市販の赤リンを用いることができるが、耐湿性、混練時に自然発火しないなどの安全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングしたものなどが好適に用いられる。ポリリン酸アンモニウム類としては特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリン酸アンモニウムなどが挙げられるが、取り扱い性などの点からポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。市販品としては、例えば、クラリアント社製「AP422」、「AP462」、Budenheim Iberica社製「FR CROS 484」、「FR CROS 487」などが挙げられる。
化学式(1)で表される化合物としては特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、プロピルホスホン酸、ブチルホスホン酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸などが挙げられる。中でも、t−ブチルホスホン酸は、高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。前記のリン化合物は、単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
また、熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物には、その物性を損なわない範囲で、さらにフェノール系、アミン系、イオウ系などの酸化防止剤、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料などが添加されてもよい。また、一般的な難燃剤を添加してもよく、難燃剤による燃焼抑制効果により防火性能を向上させることができる。
熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物は、熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂などの樹脂成分100重量部に対し、熱膨張性層状無機物を10〜350重量部及び無機充填材を30〜400重量部の範囲で含むものが好ましい。
また、熱膨張性層状無機物および前記無機充填材の合計は、樹脂成分100重量部に対し、50〜600重量部の範囲が好ましい。
かかる樹脂組成物は加熱によって膨張し耐火断熱層を形成する。この配合によれば、熱膨張性耐火材は火災などの加熱によって膨張し、必要な体積膨張率を得ることができ、膨張後は所定の断熱性能を有するとともに所定の強度を有する残渣を形成することもでき、安定した防火性能を達成することができる。
上記樹脂組成物における熱膨張性層状無機物及び無機充填材の合計量は、50重量部以上では燃焼後の残渣量を満足して十分な耐火性能が得られ、600重量部以下であると機械的物性が維持される。
さらに、熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物は、必要に応じて、フェノール系、アミン系、イオウ系などの酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料、粘着付与樹脂、成型補助材などの添加剤、ポリブテン、石油樹脂などの粘着付与剤を含むことができる。
上記樹脂組成物の各成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、混練ロール、ライカイ機、遊星式撹拌機など公知の装置を用いて混練することにより、樹脂組成物を得ることができる。
熱膨張性耐火材料は、市販品として入手可能であり、例えば、住友スリ―エム社製のファイアバリア(クロロプレンゴムとバーミキュライトを含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:3倍、熱伝導率:0.20kcal/m・h・℃)、三井金属塗料社のメジヒカット(ポリウレタン樹脂と熱膨張性黒鉛を含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:4倍、熱伝導率:0.21kcal/m・h・℃)、積水化学工業社製フィブロックなどの熱膨張性耐火材なども挙げられる。
熱膨張性耐火材料は、火災時などの高温にさらされた際にその膨張層により断熱し、かつその膨張層の強度があるものであれば特に限定されないが、50kW/mの加熱条件下で30分間加熱した後の体積膨張率が3倍〜50倍のものであれば好ましい。体積膨張率が3倍を下回ると、膨張体積が樹脂成分の焼失部分を十分に埋めきれず防火性能が低下することがある。また50倍を超えると、膨張層の強度が下がり、火炎の貫通を防止する効果が低下することがある。より好ましくは、体積膨張率が5倍〜40倍の範囲であり、さらに好ましくは8倍〜35倍の範囲である。
次に、区画体11の貫通孔12に対して上述した防火具1を設置する方法について説明する。まず、図4に示すように、防火区画Aの側から防火カバー1を、本体部2の他端側から区画体11の貫通孔12に挿入する。そして、本体部2の一端のフランジ部3が区画体11の外面に当接するまで本体部2を貫通孔12に挿入すると、フランジ部3を、接着剤や粘着剤、粘着テープ、その他、ビスなどの固定具を用いて区画体11の外面に固着することで、本体部2が区画体11に固定される。そして、図5に示すように、管体13を本体部2の他端側の開口から本体部2内に挿入して一端側の開口21から突き出させる。その後、耐火パテ5を、本体部2の一端側の開口21から充填して、耐火パテ5で管体13の周りの隙間を塞ぐ。このとき、充填される耐火パテ5の量は、突出部4により規制される。これにより、図1に示すように、区画体11の貫通部12に対して防火カバー1が設置され、区画貫通孔の防火構造10が構築される。
上述した防火カバー1が用いられた防火構造10では、防火区画A又は防火区画Bにおいて火災が起きても、防火カバー1の少なくとも本体部2が火災の熱により膨張して貫通孔12を埋めるとともに、火災時に管体13が溶融又は焼失して空間ができたとしても、本体部2の熱膨張により管体13が溶融又は焼失してできた空間が埋められる。これにより、区画体11の貫通孔12を完全に閉塞できるため、火炎や熱が貫通孔12から隣接する防火区画に漏洩することを防ぐことができる。また、耐火パテ5により、本体部2が熱膨張する前に、火炎や熱が貫通孔12を通り抜けること防ぐことができる。よって、良好な防火性能を安定して発現することができる。
また、本体部2の内周面から突出部4が突き出ていることで、本体部2の一端側の開口21から耐火パテ5を充填する際に、突出部4がストッパーとなって表面40で耐火パテを受け止める。これにより、区画体11の貫通孔12内に必要以上に耐火パテ5を充填することが規制される。よって、施工作業の簡易化・作業負担の軽減を図れるうえ、耐火パテ5の使用量を削減することができるので、コストの削減を図ることができる。
なお、耐火パテ5としては、従来から公知の熱膨張性又は非熱膨張性の粘土状の耐火材を用いることができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、区画体11の貫通孔12に対して防火具1を設置する際に、貫通孔12に管体13が既に通されている場合には、図6に示すように、本体部2にフランジ部3及び突起部4も含めて軸方向の一端から他端まで延びる切り込み7を形成する。これにより、本体部2は切り込み7の位置で開閉可能となる、つまりは、連結部分Cを支点に切り込み7の右側部分Rと左側部分Lとが矢印の方向に離反可能となり、切り込み7の位置に開口が形成される。このように、切り込み7の位置で本体部2を開いて前記開口から管体13を本体部2内に入れ、再び本体部2を閉じた後、管体13に沿って本体部2をスライドさせて貫通孔12内に挿入することで、防火カバー1を貫通孔12に設置することができる。
また、上記実施形態では、突出部4は、本体部2の一端から中に入り込んだ位置に設けられているが、図7及び図8に示すように、本体部2の一端に設けられていてもよい。この実施形態においては、突出部4の周囲に、本体部2の軸方向外側に向けて突き出るリング状の堰部8が設けられるのが好ましい。堰部8は、円筒状の本体部2の端面に設けられていてもよいし、円環板状のフランジ部3の表面に設けられていてもよい。この実施形態では、突出部4の表面40上に耐火パテ5を盛り付ける際に堰部8内に耐火パテ5を収容することができる。
また、上記実施形態では、本体部2の内周面から内側に向けて突出部4を突き出すことで、突出部4の表面40で耐火パテ5を受け止めるように構成しているが、図9及び図10に示すように、円環板状のフランジ部3の表面にリング状の堰部8を同心円状に設けることで、突出部4を設けることなく、堰部8内のフランジ部3の表面及び本体部2の端面で耐火パテ5を受け止めて堰部8内に耐火パテ5を収容するように構成してもよい。この実施形態によると、耐火パテ5を堰部8内に盛り付けるだけで、管体13の周りの隙間(本体部2の内周面(凹部6の壁面61)と管体13の外周面との間)を埋められるので、パテ埋め作業がより簡易となる。なお、図7〜図10においては、堰部8は断面形状が三角形状となっているが、その形状は限定されない。また、図7〜図10においては、本体部2が貫通孔12の全長にわたり配置されているが、本体部2の長さを貫通孔12の全長よりも短くしてもよく、フランジ部3が区画体11の外面に当接した際に、本体部2の他端が貫通孔12の例えば中央に位置していてもよい。
また、突出部4を設ける代わりに、図11及び図12に示すように、本体部2の軸方向の一端に、本体部2の内周面を凹ますことで環状の凹部6を形成し、凹部6の底面60で耐火パテ5を受け止めて凹部6内に耐火パテ5を収容するように構成してもよい。この実施形態では、凹部6は、フランジ部3にまで及んでいてもよい。この実施形態によると、耐火パテ5をフランジ部3に盛り付けるだけで、管体13の周りの隙間(本体部2の内周面(凹部6の壁面61)と管体13の外周面との間)を埋められるので、パテ埋め作業がより簡易となる。
また、上記実施形態では、本体部2が貫通孔12の全長にわたり配置されているが、本体部2の長さを貫通孔12の全長よりも短くする場合には防火カバー1が配置されていない貫通孔12の領域に金属製のスリーブを配置したり、図13に示すように、貫通孔12の両側から2つの防火カバー1を貫通孔12に挿入することで、貫通孔12の全長さにわたり防火カバー1を配置したりしてもよい。
また、上記実施形態では、本体部2にフランジ部3が設けられているが、フランジ部3は必ずしも設ける必要はない。
また、図7〜図13の実施形態においても、図6の実施形態のように、本体部2に軸方向の一端から他端まで延びる切り込み7を形成して、本体部2を切り込み7の位置で開閉可能としてもよい。
また、上記実施形態では、区画体11が壁であるが、水平方向に延びる床又は天井であってもよい。この場合、区画体には、上下方向に延びる貫通孔12が形成され、貫通孔12に防火カバー1が設置される。この場合には、フランジ部3を上側にして、防火カバー1が区画壁11の貫通孔12に設置される。そして、区画体11によって区画される上層階又は下層階のいずれか一方で火災が生じた場合にでも、本体部2が熱膨張することで、貫通孔12を閉塞できる。また、また、耐火パテ5により、本体部2が熱膨張する前に、火炎や熱が貫通孔12を通り抜けること防ぐことができるので、安定した防火性能を発現することができる。
本明細書中に引用されているすべての特許出願および文献の開示は、それらの全体が参照により本明細書に組み込まれるものとする。
1 防火カバー
2 本体部
3 フランジ部
4 突出部
5 耐火パテ
6 凹部
7 切り込み
8 堰部
10 防火構造
11 区画体
12 貫通孔
13 管体

Claims (5)

  1. 建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、
    熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状の本体部と、
    前記本体部の軸方向の一端に設けられ、前記本体部の外周面から外側に向かって突き出て前記区画体の外面に当接されるフランジ部と、
    を備え、
    前記本体部は、軸方向の一端側に、前記本体部の内周面から突き出た突出部が設けられ、前記突出部の表面で耐火パテを受け止めるように構成され、
    前記突出部は、前記軸方向において前記フランジ部の表面よりも中に入り込んだ位置にあり、
    前記突出部の周囲には、前記本体部の軸方向外側に向けて突き出るリング状の堰部が設けられている、
    ことを特徴とする防火カバー。
  2. 建築物の区画体に形成されかつ少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔に設置され、前記貫通孔の防火に用いられる防火カバーであって、
    熱膨張性を有し、前記貫通孔に挿通される筒状で、かつ内周面から突き出る突出部を持たない本体部を備え、
    前記本体部の軸方向の一端には、外周面から外側に向かって突き出て前記区画体の外面に当接されるフランジ部が設けられており、
    前記フランジ部には、表面から突き出るリング状の堰部が設けられており、前記堰部内の前記フランジ部の表面及び前記本体部の端面で耐火パテを受け止める、
    ことを特徴とする防火カバー。
  3. 前記本体部には、軸方向の一端から他端まで延びる切り込みが形成されている請求項1又は請求項2に記載の防火カバー。
  4. 少なくとも1本の管体が挿通される貫通孔が形成された建築物の区画体と、
    前記貫通孔に設置される請求項1〜3のいずれかに記載の防火カバーと、
    前記本体部の一端側の開口から充填される耐火パテと、
    を備えた区画貫通孔の防火構造。
  5. 前記本体部が、前記貫通孔の全長にわたって配置されている
    請求項4に記載の区画貫通孔の防火構造
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