JP2018044356A - 建築物の床又は壁体の区画貫通部に設置されるスリーブ - Google Patents

建築物の床又は壁体の区画貫通部に設置されるスリーブ Download PDF

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秀康 中嶋
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Abstract

【課題】一つの配管用に単独でも、2つ以上の配管用に組み合わせても使用することができるスリーブを提供すること。【解決手段】建築物の床又は壁の区画貫通部に設置されるスリーブは、別のスリーブと互いに側面で連結するための連結部を有する。【選択図】図2

Description

本発明は建築物の床又は壁体の区画貫通部に設置されるスリーブ及びスリーブアセンブリに関する。
建築物の床又は壁体の区画貫通部に配管を通し、かつ区画貫通部に耐火性を付与する場合には、特許文献1に記載されているように、区画貫通部と配管の間に熱膨張性耐火具が装着されていた。
そして、2つの配管が近接する場合、従来は2本の配管に2つの熱膨張性耐火具をそれぞれ装着するか、耐火具として、2本配管用の穴が設けられているピーナッツ形状の2本配管用スリーブを設置する必要があった。しかしながら、ピーナッツ形状の2本配管用スリーブを1本配管用のスリーブと別途購入するのは煩雑である。また、従来の2本配管用スリーブでは3本以上を近接配置する場合は対応できなかった。
特開2008-241027
本発明の目的は、1本配管にも2本配管にも対応できる区画貫通部への設置用のスリーブを提供することにある。
本発明者らは、上記の目的を達成すべく、スリーブに別のスリーブとの連結部を設けることにより、1本配管用のスリーブでも2本以上の配管を近接配置できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明によれば、建築物の床又は壁の区画貫通部に設置されるスリーブであって、別のスリーブと互いに側面で連結するための連結部を有する、スリーブが提供される。
本発明によれば、わざわざピーナッツ型の2本配管用スリーブを新たに準備する必要なく、1本配管用のスリーブを2つ以上の配管用にも使用して、2本以上の配管を近接配置することができる。
第1実施形態のスリーブの略斜視図。 2個の図1のスリーブを連結させたスリーブアセンブリの略斜視図。 (A),(B)図2のスリーブアセンブリを設置した区画貫通構造の略縦断面図。 第2実施形態のスリーブの略斜視図。 第3実施形態のスリーブの略斜視図。 第4実施形態のスリーブの略斜視図。 3つの図6のスリーブを連結させたスリーブアセンブリの略斜視図。 第5実施形態のスリーブの略斜視図。 第6実施形態のスリーブの略斜視図。 第7実施形態のスリーブの略斜視図。 第8実施形態のスリーブの略斜視図。 第9実施形態のスリーブの略斜視図。 図12のスリーブを別のスリーブと連結させたスリーブアセンブリの略斜視図。 第10実施形態のスリーブの略斜視図。 図14のスリーブを連結させたスリーブアセンブリの略斜視図。 スリーブアセンブリを設置した区画貫通構造の略縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図1〜13を参照しながら説明する。
図1は第1実施形態の斜視図である。建築物の床又は壁に区画貫通部に設置されるスリーブ1が示されている。明細書において、「建築物」には一戸建住宅、集合住宅、高層住宅、高層ビル、商業施設、公共施設等の建材;客船、輸送船、連絡船等の船舶;車両;等の構造物が含まれるが、これらに限定されない。
スリーブ1は、中空の略円筒形の本体部2を備え、本体部2の側面に、スリーブ1の軸Cの延びる方向(以下、スリーブ1の軸方向と称する)に対して略平行に本体部2の側面に延びる溝4と、スリーブ1の軸方向に対して略平行に本体部2の側面から突出して延びるレール5とを備えている。溝4及びレール5は、別のスリーブと互いに側面で連結するための連結部として機能する。本実施形態では、スリーブ1及び本体部2を構成する材料は特に限定されないが、耐火性の材料から形成されていることが好ましく、熱膨張性の耐火樹脂材料から形成されてもよいし、非熱膨張性材料から形成されてもよい。非熱膨張性材料は、鋼、銅、ステンレス等の金属であってもよいし、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料であってもよい。
図2に示すように、同じ構成の2つのスリーブ1を、一方のスリーブ1のレール5を他方のスリーブ1の溝4に嵌め合わることで連結させ、スリーブアセンブリ50を構成することができる。スリーブ1の本体部2の内周面により区画形成される空間6に一本の配管7が挿通される。なお、配管7には、水道管、冷媒管、熱媒管、ガス管、吸排気管等の各種配管が含まれる。このように、各々のスリーブ1は、独立して一本の配管7を挿通する単管用のスリーブとして使用することができるだけではなく、2つ以上のスリーブ1を連結させて、2本以上の配管用のスリーブアセンブリ50としても使用することができる。本実施形態によれば、1つのスリーブアセンブリを用いて近接した2つの配管に耐火性を付与することができる。
図3(A)は、図2のスリーブアセンブリ50を設置した区画貫通構造10の略縦断面図である。スリーブ1は、充填材としてのコンクリート8と配管7との間に設置され、スリーブ1の本体部2の内周面により区画形成される空間6が区画貫通孔9として作用する。コンクリート8は床を構成する。本体部2の空間6は、空間6内を火が通過するのを抑制又は防止するために、加熱により実質的に膨張しない、非膨張性物質11で埋められていることが好ましい。非熱膨張性物質11としては、鋼、銅、ステンレス等の金属、並びにアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料が挙げられる。好ましい金属の例としては、グラスウール又はロックウール等の耐火性金属繊維が挙げられる。
図3(B)に示すように、スリーブ1の本体部2が熱膨張性の耐火樹脂材料から形成されている場合、火災等の熱により本体部2が膨張して区画貫通孔9を閉塞するため、床8の一方の側の区画からもう一方側の区画へと火が区画貫通孔9を通過するのを防ぐことができ、区画貫通構造10の耐火性を向上させることができる。
図4は、第2実施形態のスリーブ1Aの略斜視図である。本実施形態では、スリーブ1Aの本体部2Aが、熱膨張性材料から形成された熱膨張性部分である第1スリーブ13と、第1スリーブ13とスリーブ1Aの長手方向に並んで接続された非熱膨張性材料から形成された非熱膨張性部分である第2スリーブ14とを有する。スリーブ1Aは第1スリーブ13と第2スリーブ14からなるスリーブアセンブリである。第1スリーブ13を形成する熱膨張性材料については後述する。
第2スリーブ14を形成する非熱膨張性材料は、鋼、銅、ステンレス等の金属であってもよいし、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料であってもよい。第2スリーブ14の内周面により区画形成される空間15は、空間15内の火の通過を抑制又は防止するために、加熱により実質的に膨張しない、非膨張性物質11で埋められていることが好ましい。非熱膨張性物質11としては、鋼、銅、ステンレス等の金属、並びにアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料が挙げられる。好ましい金属の例としては、グラスウール又はロックウール等の耐火性金属繊維が挙げられる。
第2実施形態では、第1スリーブ13の上に第2スリーブ14及び非熱膨張性物質11が配置されているため、図3に示す区画貫通構造10において、第2実施形態のスリーブ1Aを用いた場合、火災による第1スリーブ13の上方への膨張が第2スリーブ14及び非熱膨張性物質11により妨げられるため、第1スリーブ13の横方向への膨張が促され、区画貫通孔9がより効率的に閉塞される。
図5は、第3実施形態のスリーブ1Bの略斜視図である。本実施形態では、スリーブ1Bが、スリーブ1Bの軸方向に互いに嵌合される中空の第1スリーブ20と、中空の第2スリーブ30とを備えている。スリーブ1Bは第1スリーブ20と第2スリーブ30とからなるスリーブアセンブリである。第1スリーブ20は中空略円筒形の本体部21を有し、本体部21は膨張性材料から形成されている。本体部21を形成する熱膨張性材料については後述する。
第2スリーブ30は、第1スリーブ20が嵌合可能な中空略円筒形の本体部31を有し、本体部31は非熱膨張性材料から形成されている。第2スリーブ30を形成する非熱膨張性材料は、鋼、銅、ステンレス等の金属であってもよいし、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料であってもよい。
第2スリーブ30の本体部31の内周面により区画形成される空間32は、空間32内の火の通過を抑制又は防止するために、加熱により実質的に膨張しない、非膨張性物質34で埋められていることが好ましい。非熱膨張性物質11としては、鋼、銅、ステンレス等の金属、並びにアクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル等の非熱膨張性の耐火樹脂材料が挙げられる。好ましい金属の例としては、グラスウール又はロックウール等の耐火性金属繊維が挙げられる。
第3実施形態では、第1スリーブ20の熱膨張性材料から形成された本体部21の上に第2スリーブ30の非熱膨張性材料から形成された本体部31及び非熱膨張性物質11が配置されているため、図3に示す区画貫通構造10において、第3実施形態のスリーブ1Bを用いた場合、火災による第1スリーブ20の本体部21の上方への膨張が第2スリーブ30の本体部31及び非熱膨張性物質11により妨げられるため、第1スリーブ20(本体部21)の横方向への膨張が促され、区画貫通孔9がより効率的に閉塞される。
図6は第4実施形態のスリーブ1Cの略斜視図である。図6の第4実施形態において、図1の第1実施形態と同じ部材については説明を省略する。本実施形態では、スリーブ1Cは中空の略円筒形の本体部2Cを備え、図1の第1実施形態のスリーブ1に対し、本体部2Cにおけるスリーブ1Cの軸Cに対して反対側に二組の溝4とレール5とをさらに備えている。
このため、スリーブ1Cの溝4は隣り合うスリーブ1Cのレール5と、スリーブ1Cのレール5は隣り合うスリーブ1Cの溝4と嵌合し、図7に示すように同じ構成の3つ以上のスリーブ1Cを互いに側面で連結してスリーブアセンブリ50Aを形成することができる。
図8は第5実施形態のスリーブ1D,1Eの略斜視図である。スリーブ1Dは、中空の略円筒形の本体部2Dを備え、本体部2Dの側面に、スリーブ1の軸方向に対して略平行に本体部2の側面に延びる2つの溝40を有している。2つの溝40は、スリーブ1の側面の同じ平面41の上の両端部に設けられている。スリーブ1Eは、中空の略円筒形の本体部2Eを備え、本体部2Eの側面に、スリーブ1の軸方向に対して略平行に本体部2の側面から突出して延びる2つのレール42を有している。溝40及びレール42は第1実施形態の溝4及びレール5と同一又は類似の形状であってよい。スリーブ1Dとスリーブ1Eは、2つの溝40及びそれと嵌合する2つのレール42により互いに側面で連結し、スリーブアセンブリ50Bを構成する。
図9は第6実施形態のスリーブ1Fの略斜視図である。本実施形態では、図1の第1実施形態のスリーブ1で本体部2の側面にスリーブ1の軸Cの延びる方向に溝4及びレール5が設けられている代わりに、本体部2Fの側面にスリーブ1Fの軸Cと略垂直な方向に溝43及びレール44等の連結部が設けられている。溝43及びレール44の形状は第1実施形態の溝4及びレール5と同一又は類似の形状であってよい。図面では溝43及びレール44は本体部2Fの側面の全長にわたって延びるように示されているが、側面の一部にわたって延びてもよい。スリーブ1Fと連結させる別のスリーブの側面には、スリーブ1Fの溝43及びレール44と嵌合するレール44及び溝43がそれぞれ設けられる。
図10は第7実施形態のスリーブ1Gの略斜視図である。スリーブ1Gは、中空の略円筒形の本体部2Gを備え、本体部2Gの側面に、スリーブ1Gの軸方向に対して略平行に本体部2Gの側面に互いに離間して設けられた複数の長尺状のスロット45と、スリーブ1の軸方向に対して略平行に本体部2Gの側面から互いに離間して突出して延びる複数の突起46とを有している。スロット45と突起46は、スリーブ1の側面の同じ平面47の上の両端部に設けられている。スロット45及び突起46はそれぞれ凹部及び凸部として機能し、スリーブ1Gの連結部を構成する。スリーブ1Gは、別のスリーブ1Gとスロット45及び突起46が嵌合することにより連結し、スリーブアセンブリ50Cを構成する。
図11は第8実施形態のスリーブ1Hの略斜視図である。本実施形態では、図10に示す長尺状のスロット45とそれに対応する突起46の代わりに、複数の略円柱状のスロット49とそれに対応する突起50が互いに離間して設けられている。スロット49及び突起50はそれぞれ凹部及び凸部として機能し、スリーブ1Hの連結部を構成する。スリーブ1Hは、別のスリーブ1Hとスロット45及び突起46が嵌合することにより連結し、スリーブアセンブリ50Dを構成する。
図12は第9実施形態のスリーブ1Iの略斜視図である。スリーブ1Iは中空の略円筒形の本体部2Iを備え、本体部2Iの側面の全長にわたる2つの側線51と2つの側線51をつなぐ両端面の2つの端線52とからなる切れ込み50を有する。スリーブ1Iは、一つの配管を挿通する場合、図12に示した状態で使用される。近接する2つの配管を挿通する場合、スリーブ1Iの切れ込み50の位置でスリーブ1Iを引き離して本体部2IのうちのスリーブIの切れ込み50の位置で引き離された部分2I1を分離する。残りの部分2I2における、スリーブ1Iの切れ込み50で囲まれた部分は、別のスリーブ1Iの外形に適合する曲面53を構成する。このため、図13に示すように、スリーブ1Iの部分2I1を分離した残りのスリーブ1Iを、別のスリーブ1Iと互いに側面で連結させ、スリーブアセンブリ50Eを形成することができる。
図14は第10実施形態のスリーブ1Jの略斜視図である。スリーブ1Jは本体部2Jを備え、本体部2Jの側面に、スリーブ1Jの軸方向に対して略平行に本体部2Jの側面に延びる溝54と、スリーブ1Jの軸方向に対して略平行に本体部2Jの側面から突出して延びるレール55とを複数個ずつ備えている。本実施形態では、溝54とレール55とが、スリーブの周方向に沿って交互に等間隔に設けられている。このため、図15に示すように、同じ構成の2つ以上のスリーブ1Jを、互いの溝54とレール55とが嵌合できる限り任意の角度で連結させ、スリーブアセンブリ50Fを形成することができる。
ここで、スリーブ1,1A〜1J,20及び本体部2,2A〜2J,21を構成する熱膨張性の耐火樹脂材料について説明する。
熱膨張性の耐火樹脂材料は、樹脂成分に熱膨張性層状無機物とを含む樹脂組成物である。本体部2,2A〜2J,21は、樹脂組成物の各成分を単軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、ニーダーミキサー、混練ロール、ライカイ機、遊星式撹拌機等公知の装置を用いて混練し、公知の成形方法で成形することにより得ることができる。
樹脂成分としては、公知の樹脂成分を広く使用でき、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム物質、およびそれらの組み合わせが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリ(1−)ブテン樹脂、ポリペンテン樹脂等のポリオレフィン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン(ABS)樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、(メタ)アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ノボラック樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリイソブチレン等の合成樹脂が挙げられる。
熱硬化性樹脂としては、例えば、ポリウレタン、ポリイソシアネート、ポリイソシアヌレート、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリイミド等の合成樹脂が挙げられる。
ゴム物質としては、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、1,2−ポリブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴム、塩素化ブチルゴム、エチレン−プロピレンゴム、クロロスルホン化ポリエチレン、アクリルゴム、エピクロルヒドリンゴム、多加硫ゴム、非加硫ゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム等のゴム物質等が挙げられる。
これらの合成樹脂および/またはゴム物質は、一種もしくは二種以上を使用することができる。
これらの合成樹脂および/またはゴム物質の中でも、耐寒性、耐熱性、耐油性等の特性を柔軟に調整できる性質を有しているものが好ましい。より柔軟特性で扱い易い樹脂組成物を得るためには、塩ビ系樹脂に可塑剤を加えたものが好適に用いられる。代わりに、樹脂自体の難燃性を上げて防火性能を向上させるという観点からは、エポキシ樹脂が好ましい。
熱膨張性層状無機物は加熱時に膨張するものである。かかる熱膨張性層状無機物に特に限定はなく、例えば、バーミキュライト、カオリン、マイカ、熱膨張性黒鉛等を挙げることができる。熱膨張性黒鉛とは、従来公知の物質であり、天然鱗状グラファイト、熱分解グラファイト、キッシュグラファイト等の粉末を、濃硫酸、硝酸、セレン酸等の無機酸と、濃硝酸、過塩素酸、過塩素酸塩、過マンガン酸塩、重クロム酸塩、重クロム酸塩、過酸化水素等の強酸化剤とで処理してグラファイト層間化合物を生成させたものであり、炭素の層状構造を維持したままの結晶化合物の一種である。上記のように酸処理して得られた熱膨張性黒鉛は、更にアンモニア、脂肪族低級アミン、アルカリ金属化合物、アルカリ土類金属化合物等でさらに中和してもよい。熱膨張性黒鉛の市販品としては、例えば、東ソー社製「GREP−EG」、ADT社製「ADT−351」「ADT−501」、GRAFTECH社製「GRAFGUARD」等が挙げられる。
前記樹脂組成物は、前記熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂成分100重量部に対し、前記熱膨張性層状無機物を10〜350重量部の範囲で含むことが好ましい。
熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物は、さらに無機充填剤を含んでもよい。無機充填剤は、膨張断熱層が形成される際、熱容量を増大させ伝熱を抑制するとともに、骨材的に働いて膨張断熱層の強度を向上させる。無機充填剤としては特に限定されず、例えば、アルミナ、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化鉄、酸化錫、酸化アンチモン、フェライト等の金属酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト等の含水無機物;塩基性炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸亜鉛、炭酸ストロンチウム、炭酸バリウム等の金属炭酸塩等が挙げられる。また、無機充填剤としては、これらの他に、硫酸カルシウム、石膏繊維、ケイ酸カルシウム等のカルシウム塩;シリカ、珪藻土、ドーソナイト、硫酸バリウム、タルク、クレー、マイカ、モンモリロナイト、ベントナイト、活性白土、セピオライト、イモゴライト、セリサイト、ガラス繊維、ガラスビーズ、シリカ系バルン、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、カーボンブラック、グラファイト、炭素繊維、炭素バルン、木炭粉末、各種金属粉、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、チタン酸ジルコン酸鉛、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、アルミニウムボレート、硫化モリブデン、炭化ケイ素、ステンレス繊維、ホウ酸亜鉛、各種磁性粉、スラグ繊維、フライアッシュ、脱水汚泥等が挙げられる。これらの無機充填剤は単独で用いることができるし、2種以上を併用することもできる。
無機充填剤のうち、水酸化アルミニウムの具体例としては、粒径18μmの「ハイジライトH−31」(昭和電工社製)、粒径25μmの「B325」(ALCOA社製)、炭酸カルシウムでは、粒径1.8μmの「ホワイトンSB赤」(備北粉化工業社製)、粒径8μmの「BF300」(備北粉化工業社製)等が挙げられる。
前記樹脂組成物は、前記熱可塑性樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂成分100重量部に対し、無機充填材を30〜400重量部の範囲で含むものが好ましい。
また、前記熱膨張性層状無機物および前記無機充填材の合計は、樹脂成分100重量部に対し、50〜600重量部の範囲が好ましい。
さらに、熱膨張性耐火材を構成する樹脂組成物は、膨張断熱層の強度を増加させ防火性能を向上させるために、前記の各成分に加えて、さらにリン化合物を含んでもよい。リン化合物としては、特に限定されず、例えば、赤リン;トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、キシレニルジフェニルホスフェート等の各種リン酸エステル;リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸マグネシウム等のリン酸金属塩;ポリリン酸アンモニウム;下記化学式(1)で表される化合物等が挙げられる。これらのうち、防火性能の観点から、赤リン、ポリリン酸アンモニウム、および、下記化学式(1)で表される化合物が好ましく、性能、安全性、コスト等の点においてポリリン酸アンモニウムがより好ましい。
化学式(1)中、R1およびR3は、水素、炭素数1〜16の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または、炭素数6〜16のアリール基を表す。R2は、水酸基、炭素数1〜16の直鎖状あるいは分岐状のアルキル基、炭素数1〜16の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシル基、炭素数6〜16のアリール基、または、炭素数6〜16のアリールオキシ基を表す。
赤リンとしては、市販の赤リンを用いることができるが、耐湿性、混練時に自然発火しない等の安全性の点から、赤リン粒子の表面を樹脂でコーティングしたもの等が好適に用いられる。ポリリン酸アンモニウムとしては特に限定されず、例えば、ポリリン酸アンモニウム、メラミン変性ポリリン酸アンモニウム等が挙げられるが、取り扱い性等の点からポリリン酸アンモニウムが好適に用いられる。市販品としては、例えば、クラリアント社製「AP422」、「AP462」、Budenheim Iberica社製「FR CROS 484」、「FR CROS 487」等が挙げられる。
化学式(1)で表される化合物としては特に限定されず、例えば、メチルホスホン酸、メチルホスホン酸ジメチル、メチルホスホン酸ジエチル、エチルホスホン酸、n−プロピルホスホン酸、n−ブチルホスホン酸、2−メチルプロピルホスホン酸、t−ブチルホスホン酸、2,3−ジメチル−ブチルホスホン酸、オクチルホスホン酸、フェニルホスホン酸、ジオクチルフェニルホスホネート、ジメチルホスフィン酸、メチルエチルホスフィン酸、メチルプロピルホスフィン酸、ジエチルホスフィン酸、ジオクチルホスフィン酸、フェニルホスフィン酸、ジエチルフェニルホスフィン酸、ジフェニルホスフィン酸、ビス(4−メトキシフェニル)ホスフィン酸等が挙げられる。中でも、t−ブチルホスホン酸は、高価ではあるが、高難燃性の点において好ましい。前記のリン化合物は、単独で用いることもできるし、2種以上を併用することもできる。
かかる樹脂組成物は加熱によって膨張し耐火断熱層を形成する。この配合によれば、前記熱膨張性耐火材は火災等の加熱によって膨張し、必要な体積膨張率を得ることができ、膨張後は所定の断熱性能を有すると共に燃焼残渣を形成することもでき、安定した耐火性能を達成することができる。
さらに前記樹脂組成物は、それぞれ本発明の目的を損なわない範囲で、必要に応じて、フェノール系、アミン系、イオウ系等の酸化防止剤の他、金属害防止剤、帯電防止剤、安定剤、架橋剤、滑剤、軟化剤、顔料、粘着付与樹脂、成型補助材等の添加剤、ポリブテン、石油樹脂等の粘着付与剤を含むことができる。
熱膨張性の耐火樹脂材料は市販品として入手可能であり、例えば、住友スリーエム社製のファイアバリア(クロロプレンゴムとバーミキュライトとを含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:3倍、熱伝導率:0.20kcal/m・h・℃)、三井金属塗料社のメジヒカット(ポリウレタン樹脂と熱膨張性黒鉛とを含有する樹脂組成物からなる熱膨張性耐火材、膨張率:4倍、熱伝導率:0.21kcal/m・h・℃)、積水化学工業社製フィブロック等の熱膨張性耐火材等も挙げられる。
前記熱膨張性耐火材は、火災時などの高温にさらされた際にその膨張層により断熱し、かつその膨張層の強度があるものであれば特に限定されない。50kW/m2の加熱条件下で30分間加熱した後の体積膨張率が3〜50倍のものであれば好ましい。前記体積膨張率が3倍以上であると、膨張体積が前記樹脂成分の焼失部分を十分に埋めることができ、また50倍以下であると、膨張層の強度が維持され、火炎の貫通を防止する効果が保たれる。
本発明は、上記のいずれかのスリーブを備えた区画貫通構造及びかかる区画貫通構造の施工方法を包含する。
図16に示すように、区画貫通構造10は、床下地または壁下地に設置された、上記のいずれかのスリーブ(2個以上のスリーブからなるスリーブアセンブリである場合を包含する。図ではスリーブ1を図示)と、スリーブ1の外側周囲に充填された充填材とを備えている。充填材としてのコンクリート8及び鉄筋は床下地を構成し、床下地は床を構成する。
スリーブ1内には、配管7または配線が挿通されると共に、配管7または配線とスリーブ1との間には、配管7または配線とスリーブ1とに接触して配管7または配線をスリーブに対して支持する支持部材56をさらに備えてもよい。
支持部材56は金属、樹脂、木、及びそれらの複合材料を初めとする任意の材料から構成されてもよく、例えばスリーブ1と同じか又は異なる熱膨張性の耐火樹脂材料から構成されてもよい。この場合、支持部材56はある程度の弾性を有するように、ゴム物質の樹脂成分、熱膨張性層状無機物、及び無機充填材を含むことが好ましい。
支持部材56は先細りする先端58を有し、この実施形態では支持部材56は断面鋭角三角形のくさび形をしている。支持部材56の側面には、スリーブ1内での配管7又は配線の支持力を増大させるために、凹凸(非図示)が設けられることが好ましい。支持部材56はスリーブ1すなわち区画貫通孔9内における配管7又は配線の位置を固定するよう作用する。すなわち、スリーブ1内に配管7又は配線を配置した状態で、支持部材56をスリーブ1内に挿入し、スリーブ1と配管7又は配線との両方に接触した状態で固定すると、配管7又は配線はスリーブ1の中で一定位置に固定される。支持部材56のスリーブ1及び配管7又は配線の間の空間への着脱を容易にするために、支持部材56をスリーブ1と配管7又は配線との両方に接触した状態で固定した時に、支持部材56の上端部はスリーブ1の上端から突出していることが好ましい。支持部材56を設けることにより、配管7又は配線に建物に金具等に取り付けなくとも、配管7又は配線は区画貫通孔9内で支持及び固定される。なお、図16では2つの支持部材56を示したが、1つ又は3つ以上を含む複数の支持部材56を用いてもよい。
区画貫通構造10を施工するときは、まず、スリーブ1(2個以上のスリーブからなるスリーブアセンブリである場合を包含する)を床下地または壁下地に設置する。次に、スリーブ1の外側周囲に充填材を充填する。充填材の充填前又は後に、スリーブ1内に配管7または配線を配置する。任意選択で、支持部材56を配管7または配線とスリーブ1との間に配置する。これにより、区画貫通構造10が完成する。
本発明は上記実施形態に限定されず、以下のように変更可能である。
・互いに連結されてスリーブアセンブリを構成する複数のスリーブは、同一構成を有してもよいし、別の構成を有してもよい。
・第4〜10実施形態のスリーブは、第1実施形態と同様に、熱膨張性の耐火樹脂材料から形成されてもよいし、非熱膨張性材料から形成されてもよい。また、第4〜10実施形態のスリーブは、第2実施形態と同様に、スリーブの本体部が熱膨張性材料から形成された熱膨張性部分と非熱膨張性材料から形成された非熱膨張性部分とを有してもよい。また、第4〜10実施形態のスリーブは、第3実施形態と同様に、スリーブの軸方向に互いに嵌め合わされる2つのスリーブを有してもよい。
・第3の実施形態では、第2スリーブ30が第1スリーブ20の内側に嵌合されているが、第2スリーブ30が第1スリーブ20の外側に嵌合されてもよい。
・第1,4,5,6,8実施形態において、溝4,40,43並びにレール5,42,44、スロット45並びに突起46はスリーブ1,1C,1D,1E,1F,1Hの軸方向に対して略方向に整列しているが、スリーブ1,1C,1D,1E,1F,1Hの軸方向に対して略垂直な方向に整列するよう設けられてもよい。
・上記実施形態では、区画貫通孔9の断面が円形である場合を想定し、スリーブ1〜1Hが略円筒形である場合を示しているが、スリーブ1〜1Hの形状は区画貫通孔9の形状に適合させればよく、区画貫通孔9が断面略楕円形の場合、スリーブ1〜1Hは、断面略楕円形としてもよいし、区画貫通孔9が断面略矩形の場合、スリーブ1〜1Hとなるよう形成してもよい。
・支持部材56の形状はくさび型に限定されず、フランジの付いた略円筒形、略直方体形等、任意の他の形状であってもよい。
・支持部材56が図4や図5のような2つのスリーブがスリーブの軸方向に重ねられた構成に使用される場合、非膨張性部分である第2スリーブ14又は本体部31と配管7又は配線との間の空間15,32をより多く埋めることが好ましい。
・本発明のスリーブは、床(階下の床のみならず、天井床も含む)のみならず、側壁などの壁にも適用可能である。また、床又は壁はコンクリート製のものに限らず、建築物の床又は壁に使用される任意の充填材から構成されてもよい。例えば床又は壁は、ALC製の床又は壁、RC製の床又は壁であってもよく、片壁であっても中空壁であってもよい。
・本発明のスリーブ内には、配管7の代わりに又は配管7に加えて、1又は複数の配線が備えられてもよい。配線には、電力用ケーブル、通信用ケーブル等の各種ケーブル等の各種配線が含まれる。
例えば、上述の実施形態において挙げた構成、方法、工程、形状、材料および数値などはあくまでも例に過ぎず、必要に応じてこれと異なる構成、方法、工程、形状、材料および数値などを用いてもよい。
また、上述の実施形態の構成、方法、工程、形状、材料および数値などは、本発明の主旨を逸脱しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
また、本発明は以下の構成を採用することもできる。
[1]建築物の床又は壁の区画貫通部に設置されるスリーブであって、別のスリーブと互いに側面で連結するための連結部を有する、スリーブ。
[2]熱膨張性の中空の本体部を有する[1]に記載のスリーブ。
[3]前記中空の本体部の空間が非膨張性物質で埋められている[2]に記載のスリーブ。
[4]前記スリーブが熱膨張性部分と非膨張性部分とから構成される[1]に記載のスリーブ。
[5]前記スリーブの中空部の空間が非膨張性物質で埋められている[4]に記載のスリーブ。
[6]前記スリーブの非膨張部の空間が非膨張性物質で埋められている[4]に記載のスリーブ。
[7]前記連結部が、レール又は溝、凸部又は凹部、若しくは別のスリーブの外形に適合する曲面である[1]〜[6]のいずれかに記載のスリーブ。
[8][1]〜[7]のいずれかに記載のスリーブと、別のスリーブとが連結されてなるスリーブのアセンブリ。
[9]区画貫通構造であって、
床下地または壁下地に設置された、[1]〜[8]のいずれか一項に記載のスリーブ又はスリーブのアセンブリと、
前記スリーブの外側周囲に充填された充填材と、
を備えた区画貫通構造。
[10]前記スリーブ内に挿通された配管または配線をさらに備える[9]に記載の区画貫通構造。
[11]前記配管または配線と前記スリーブとの間に配置され、配管または配線とスリーブとに接触する支持部材をさらに備える[10]に記載の区画貫通構造。
[12][1]〜[8]のいずれか一項に記載のスリーブ又はスリーブのアセンブリを床下地または壁下地に設置する工程と、
スリーブの外側周囲に充填材を充填する工程と、
からなる区画貫通構造の施工方法。
[13]充填材の充填後に、前記スリーブ内に配管または配線を配置する工程をさらに含む[12]に記載の施工方法。
1,1A〜1J…スリーブ。2,2A〜2J…本体部、7…配管、11…非膨張性物質、13…熱膨張性部分としての第1スリーブ、14…非膨張部部分としての第2スリーブ、4,40,43,54…溝、5,42,44,55…レール、45,49…凹部としてのスロット、46,50…凸部としての突起、53…曲面、50,50A〜50F…スリーブアセンブリ、56・・・支持部材。

Claims (13)

  1. 建築物の床又は壁の区画貫通部に設置されるスリーブであって、別のスリーブと互いに側面で連結するための連結部を有する、スリーブ。
  2. 熱膨張性の中空の本体部を有する請求項1に記載のスリーブ。
  3. 前記中空の本体部の空間が非膨張性物質で埋められている請求項2に記載のスリーブ。
  4. 前記スリーブが熱膨張性部分と非膨張性部分とから構成される請求項1に記載のスリーブ。
  5. 前記スリーブの中空部の空間が非膨張性物質で埋められている請求項4に記載のスリーブ。
  6. 前記スリーブの非膨張部の空間が非膨張性物質で埋められている請求項4に記載のスリーブ。
  7. 前記連結部が、レール又は溝、凸部又は凹部、若しくは別のスリーブの外形に適合する曲面である請求項1〜6のいずれかに記載のスリーブ。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載のスリーブと、別のスリーブとが連結されてなるスリーブのアセンブリ。
  9. 区画貫通構造であって、
    床下地または壁下地に設置された、請求項1〜8のいずれか一項に記載のスリーブと、
    スリーブの外側周囲に充填された充填材と、
    を備えた区画貫通構造。
  10. 前記スリーブ内に挿通された配管または配線をさらに備える請求項9に記載の区画貫通構造。
  11. 前記配管または配線と前記スリーブとの間に配置され、配管または配線とスリーブとに接触する支持部材をさらに備える請求項10に記載の区画貫通構造。
  12. 請求項1〜8のいずれか一項に記載のスリーブを床下地または壁下地に設置する工程と、
    スリーブの外側周囲に充填材を充填する工程と、
    からなる区画貫通構造の施工方法。
  13. 充填材の充填後に、前記スリーブ内に配管または配線を配置する工程をさらに含む請求項12に記載の施工方法。
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