JPS60184787A - 壁、床配管貫通用スリ−ブ構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は、原子炉建屋、タービン建屋等の壁。

床を貫通する配管、電線管のためにコンクリートｔ１設
時に据（＝Ｊけられる埋込スリーブの構造に関する発明
である。

〔発明の背景〕

周知の如く、従来の−に記建物の壁、床を貫通する配管
はコンクリ−Ｉ−打設時、予め貫通配管口径との隙間が
１０ＯｎＩｎ程度になるスリーブを理込んで設定してお
き、機器設定が完了し配管等が据付られ、スリーブ内に
配管が貫通して設定された後に配管サポート等が取付け
られるようになっている。

面しで、建物内の各室は放射能レベル区分がされており
、それらの区分を守るために、又、配管破断時流量した
水が一定のエリアから拡散しないように水密、気密、遮
蔽、耐火等の要求を満足する方法で処理されなければな
らない。

一方、配管自身においても、高温な流体が流れるので熱
膨張等で伸びが発生するため、必ずしもコンクリ−１〜
で埋設してしまう方法は設計的に取らオしていない。

そのため、気密、遮蔽、及び、フリーな構造が要求され
る貫通部には鉛毛等を充填し、いずれか一方をラバーブ
ーツ等でシールする方法が取られていた。

このラバーブーツは埋込まれたスリーブの外径と貫通配
管の外径をラバーで締めイ」けシール効果を満足させる
ものである。

そのために、埋込みスリーブは壁厚より５０〜１００＋
ｎｍ突出している構造であった。

しかし、従来技術では壁、床等のコンクリートｈ設時、
規定のスラブ」°法を出すためにコンクリ−１〜型枠に
は、このラバーブーツのつかみ代を考えずに所定のスラ
ブ寸法にて、型枠をセラ（・シ打設し、その後、型枠を
取り外し、５０〜Ｌ　００　ｎｉｎのスリーブを溶接等
で継いでいたため、この据付工法はコストアップになる
方法であった。

この従来技術を第１．２．３図を用いてわかりやすく説
明すると１例えば、原子炉建屋の壁１を貫通する配管２
に、予めスリーブ３をコンクリート４の打設置＋：′ｌ
：に埋設しておき、このスリーブ３には防水処理として
の工夫が２ｂ所施されでいる。

ま１、第ｊにコンクリ−１−４とスリーブ３の間を浸透
し１水が流六才ろのを防止する目的としてシール板５が
スリーブ３の中途に溶接されており、第２にラバーブー
ツ６を設定するための３の突出部７　（Ｊ４さｌ　ＯＯ
ｏｗｎ）を後から溶接するために、コンクリート打設時
にエサホーム等を用いてコンクリート４の切かけ部８を
設けていることである。

このために、スリーブ３の内股固定が終りコンクリート
４が打設されるとコンクリ−１・４の切かけ部８を利用
してｌ　００　ａｎ程度の突出部７を形成するスリーブ
を準備して溶接にてスリーブ継ぎ作業が行なわれていた
。

次に、配管２が据付けられ、遮蔽を行う鉛毛９が充填さ
れ、それから防水処理として配管２とスリーブ３をラバ
ーブーツ６にてシールするようにされていた。

したがって、この従来技術には、第１にスリーブ３の取
付を二工程で行い、スリーブ３の突出部７の後継ぎ作業
があり、第２にコンクリート４の打設時にラバーブーツ
６の取付位置が片側一方に決定されてしまうので、後述
する配管アンカーサポートと干渉する場合、後で取付位
置の変更が不可能となる欠点があった。

上記、アンカーサポート構造に付いて第２．３図におい
て説明すると、貫通スリーブ３の廻りに設定された埋込
金物ＩＯを利用し、Ｈ錆の架構１１を溶接にて取付け、
その架構１１に配管ラグ１２溶接する構造となっており
、配管２の据付けに際し、必ずナボー１−架４ｔ’１１
．及び、埋込金物１０等が必要となりスリーブ描込が非
常に複雑化する不都合があった。

又、スリーブ設計、及び、貫通部処理構造が決定される
のはプラント建設末期の時期であるが、建物等の立上り
はプラント建設の比較的初期の時期でＪつるため、スリ
ーブ設定はコンクリート打設時期と無関係に据付が可能
なことが所望さ、ｌｔでいた。

〔発明の目的〕

この発明の目的は上述従来技術に基づく壁、床配管貨通
用スリーブ構造の問題点を解決すべき技術的課題とし、
貫通配管用スリーブの継ぎたしをなくし、サポート架構
と防水対策であるラバーブーツの干渉をな（ずようにし
、サポート架橋を単純構造化すると共に、アンカーサポ
ートの埋込プレーｌ〜とスリーブの防水プＬ／−トを兼
ねた構造とする優れた壁、床配管貫通用スリーブ構造を
提供せんとするものである。

〔発明のｖ１要〕 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの発
明の概要は、前述問題点を解決するため建屋に据イ１け
る配Ｖ貫通スリーブを建屋のコンクリート打設時に行な
わず、予めコルゲートパイプでスペースを確保しておき
、その後、配管のルート計画やザポー１〜の詳細設Ｂ１
が進んだ段階で貫通スリーブを設定するようにした技術
的手段を請じたものである。

〔発明の実施例〕 次に、この発明の実／ｌｉ！ｉ例を第４図以′トの図面
に基づいて説明すれば以下の通りである。

第４，５’、ｊ３．７図に示す実施例において、スリー
ブ３はラバーブーツ６の取付代まで一体構造であり、防
水シール板５は中央でなく片側一方の壁面まで位置を移
動させである。

そして、この防水シール板５にはコルゲートバイブ１：
１か溶接されており、第４図に示す様に、コンクリート
型枠１４にコルグーｌ−パイプ１５と防水シール板５を
固定し、コンクリ−１−４を打設してスリーブ３の後打
可能なスペースを確保するようになっている。

そして、第６図は後打部のスリーブ３の設定態様を示す
ものであり、サポートとラバーブーツの取付部の位置を
あらかじめ調整し、第３図の図面上右側にスリーブ突出
部を匝いでいる。

面して後述する如く、第８図のように左側にスリーブ突
出部を甑く態様も考えられるが、いずれに置くかはスリ
ーブ３の設定時期までには確定するようになっている。

又、スリーブ３の固定は防水シール板５にスリーブ３の
外径寸法で孔１５がおいているので、一方をこの防水シ
ール板５で固定し、他端をスリーブ支持板１６にて据付
ける。

次に、スリーブ３とコルゲートバイブ】３間にモルタル
１７を充填してスリーブ３を固定する。

尚、配管２の据付け、鉛毛９の充填、ラバーブーツ６の
設定方法に付い１は従来技術と同様である。

その結果、このようなスリーブ構造を取ることによって
スリーブ３の後継ぎ作業をなくし、配管２のサポートと
ラバーブーツ６の−１】渉防止の効果があるものである
。

次に、第８．９．１０図に示す実施例は後打部のスリー
ブのｄ２定位匝を図面」二左側にスリーブ突出部を置く
態様であり、防水シール板５を予め強度部材として設計
し、配管アンカーサポートの埋込金物として共ハ′１す
る場合の構造である。

面し又、第９図で示す様に、防水シール板５にはスタン
ドジベル２０を内外側に環状１こ複数溶接し、壁１のコ
ンクリ−１−４の打設時に設定し’Ｃｈｔき、内側のス
タンドジベル１８はスリーブ３とコルゲートパイプ１３
間のモルタル１７充填時に固定される。

又、アンカーサポート構造の配管スプールはラグ１４が
１−場で溶接し輸送されるので、スリーブ３内に配管２
が設定され、ラグ１２と防水シール板５が溶接で固定さ
オしるとアンカーサポートの据付が完了する配管アンカ
ーサポートの正面図を第１０図に示す。

一方、第２，３図に示す様に、従来技術であるアンカー
サボー＋−Ｍ＃造は、前述の如く、貫通スリーブ３の廻
りに設定された埋込金物１０を利用し、ト■鋼の架構１
１を溶接にて取付け、その架構１１に配管ラグ１２を溶
接する構造となっていたが、上述のようなスリーブ構造
としたことにより、この発明によれば従来の様なスリー
ブ架構１１、及び、埋込金物１０等が不要となり、スリ
ーブ構造が非常に甲、ａ化出東るものである。

〔発明の効果〕

以上この発明によれば、基本的にコルゲートパイプによ
り建屋打設時の配管貫通スペースが確保できるので、配
管スリーブ継ぎ作業が不要となり。

しかも配管サポートとラバーブーツの干渉が防止され、
その結果置設コンクリート埋込配管用のスリーブが大幅
に削減される優れた効果が奏される。

又、防水シール板を埋込金物と兼用するようにしたこと
により、配管スリーブの構造が大幅に筒略化され、防水
シール板みので埋込金物としての機能を充分に果たし、
従来以上の強度を得ることができる優れた効果が奏され
る。

【図面の簡単な説明】

第１図、乃至、第３図は従来構造を示し、第１図は壁貫
通部のスリーブ構造を示し、第２図は配管スリーブのア
ンカー構造の側面図、第３図は第２図の正面図を示す。 第４図以下はこの発明の詳細な説明図を示すものであり
第４図は第一取付ステップであるコルゲートパイプの取
付構造を示す断面図であり、第５図は第４図の正面図で
ある。 第６図は第２ステツプである貫通スリーブの取付構造を
示す。第７図は壁貫通スリーブ構造図を示す断面図であ
り、第８図はスリー１取付に於いて、サポート架構とラ
バーブーツの干渉防水のためにスリーブ突出部を反対方
向に取付けた他の実施例を示す。第９図はこの発明のラ
バーブーツとアンカーサポートが干渉する場合に一方に
防水構造を一方に配管サポートを適用した他の実施例を
示す。 第１０図は第９図の正面図を示す。 １・・・壁、２・・・配管、３・・・スリーブ、４・・
・コンクリｈ、５・・・防水シール板、６・・・セパ−
ブーツ、７・・・スリーブ後継部、８・・・コンクリー
ト切がけ部、９・・・鉛毛、ｌＯ・・・埋込金物、１１
・・・サポート架台。 １２・・・アンカーサポート・ラグ、１３・・・コルゲ
ートパイプ、１４・・・当板、１訃・・孔、１６・・・
スリーブ支持板、１７山モルタル、１８・・・スタッド
ジベル。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ■、原子力発電プラント設備の建屋の壁、床を貫通する
   配管据付用スリーブ構造において、上記壁床の所定位置
   にスリーブ内設固定用のコルゲーｌ〜パイプを埋設し、
   このコルゲートバイブ両側の少なくとも一方に防水板を
   設け、この防水板の壁床側複数のスタッドジベルを溶接
   して配管サポートの埋込金物兼用するようにしたことを
   特徴とする壁、床配管１′Ｎ通用スリーブ構造。