JPH0213997Y2 - - Google Patents

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JPH0213997Y2
JPH0213997Y2 JP1983161267U JP16126783U JPH0213997Y2 JP H0213997 Y2 JPH0213997 Y2 JP H0213997Y2 JP 1983161267 U JP1983161267 U JP 1983161267U JP 16126783 U JP16126783 U JP 16126783U JP H0213997 Y2 JPH0213997 Y2 JP H0213997Y2
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JP
Japan
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sodium
piping
pipe
insulating material
clamp
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JP1983161267U
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JPS6069894U (ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin

Landscapes

  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Thermal Insulation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は、高速増殖炉のプラントに使用されて
いるナトリウム冷却系配管(以下、配管と称す)
からナトリウム漏洩が発生した場合、その漏洩ナ
トリウムが配管を収納している部屋を形成してい
るコンクリートと直接、接触するのを防止するた
めのナトリウム配管用クランプ装置に関する。
(従来の技術) 金属ナトリウムを冷却材として使用する高速増
殖炉のプラントにおけるナトリウム漏洩対策の従
来例を第1図および第2図により説明する。第1
図は原子炉補助建屋1内において、部屋A内の配
管2からナトリウムが漏洩した場合、その漏洩事
故に対する対策設備の概略を示したものである。
第1図に示すように配管2からナトリウムが漏洩
した場合、漏洩ナトリウム3と部屋A,B,C…
…を有する建屋1を構成しているコンクリートが
接触しないように各部屋A,B,C……にはライ
ナ4が張設されている。また漏洩したナトリウム
は各部屋A,B,C……の床面に布設されたライ
ナ4および連通管5により下方の部屋B,C……
に流下して最終的には図示していない貯留タンク
に収納するかあるいは火災抑制板付ライナに貯留
するようになつている。
ところで、漏洩したナトリウムがコンクリート
に接触すると、ナトリウムとコンクリートとの反
応により水素が発生する。そして反応熱により、
コンクリートが加熱され、コンクリートから水分
が発生し、その水分とナトリウムが反応して水素
を発生する。この場合、水素の蓄積や、脱水によ
るコンクリートの構造上強度の劣化が生じ、建屋
の崩壊などの大事故につながる可能性がある。
第2図は従来のナトリウムとコンクリートの接
触防止ライナと、垂直部の配管との取り合いを示
した縦断面図である。すなわち、配管6に生じた
亀裂から大規模のナトリウム漏洩が発生した場
合、漏洩ナトリウムは配管6と、その配管6を保
温する保温材8の内側を覆つている内装板7との
間に形成されているアニユラス部12をみたし、
さらに保温材8をみたし、保温材8の外側を覆つ
ている外装板9のつなぎめから外部に流れ出す。
外部に流れ出したナトリウムは外装板9の外面に
沿つて下側に流れ、フランジ10間に挟持された
外装板9の外部に飛び出している配管支持用のク
ランプ11に衝突し、周囲に飛び散る。第2図に
示すように従来は飛び散つたナトリウム13が、
配管を収納しているコンクリート壁15と、接触
しないよう、接触する可能性のあるところに、ラ
イナ14を張りめぐらしてある。このライナ14
により漏洩ナトリウムとコンクリートの反応を防
ぎ、建屋コンクリートの構造強度を確保すること
ができる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上述したような漏洩ナトリウム
と接触する可能性のある部屋の床、壁、天井など
の周面をすべてライナで覆つた構造にした場合に
はその施工工事に手間を要するだけでなく多額の
費用を要するため、建設費のコスト・ダウンとい
う意味あいからライナに変わる他の技術が必要と
されている。
本考案は、上記の事情に鑑みてなされたもので
あり、プラントの安全上、ライナと同程度の作用
を有するだけでなく全周面にわたりライナを使用
した場合よりも大幅なコスト・ダウンを計ること
ができるナトリウム配管用クランプ部装置を提供
することにある。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 本考案は、垂直に配設されたナトリウム配管
(とくに冷却糸配管)と、この配管を支持するク
ランプと、前記配管を保温するための該配管の外
側を囲む断熱材と、この断熱材の外側を囲む金属
製外装板と、この外装板とクランプの外側部とを
連絡する円錐状のナトリウム飛散防止板とを具備
したことを特徴とするナトリウム配管用クランプ
装置である。
(作用) このように構成されたナトリウム配管用クラン
プ装置においては、ナトリウム配管からナトリウ
ムが漏洩した場合、漏洩ナトリウムは配管から保
温材を介して外装板の外側に流れ出する。流れ出
した漏洩ナトリウムは外装板の外側下方へ流れナ
トリウム飛散防止板を介して周囲に飛び散ること
なくすみやかに下方の床面に流下する。よつて壁
や天井部のライナを大幅に省略することができ
る。
(実施例) 以下、本考案に係るナトリウム配管用クランプ
装置の一実施例について第3図によつて説明す
る。すなわち、第3図においてナトリウム配管用
クランプ装置は垂直方向に設置されたナトリウム
冷却糸配管6とこの配管6を保温する保温材8
と、この保温材8の内側を覆う内装板7と、前記
保温材8の外側を覆う外装板9と、前記配管6を
支持するクランプ11と、このクランプ11の外
側部と外装板9とを連絡する円錐状のナトリウム
飛散防止板16とから構成される。
しかして、上記クランプ装置において、配管6
から漏洩したナトリウムは配管6の表面と保温材
8の内側を覆う内装板7との間のアニユラス部1
2をみたすとともに保温材8をみたし、さらに外
装板9の外側に流れ出す。流れ出した漏洩ナトリ
ウム13は外装板9をつたわつて流れ、さらにナ
トリウム飛散防止板16により、周囲に飛び散る
ことなくすみやかに下方の床面に流れ出る。
このようにして、漏洩ナトリウム13は飛散防
止板16からクランプ11に衝突し、周囲に飛び
散ることがない。したがつて、飛び散つたナトリ
ウムからコンクリート壁15を守るため従来のよ
うにライナを張る必要がなくなる。
〔考案の効果〕
本考案によれば飛散防止板を取りつけたことに
よりナトリウム配管を収納している部屋の壁や天
井にはライナを張りめぐらす必要がなく、床や壁
の低い部分のみにライナを設ければよい。このた
めナトリウム配管とくに垂直部の配管に関しては
従来、使用されていた壁や天井のライナを省略す
ることができ施工工事における大幅なコスト・ダ
ウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の漏洩ナトリウム対策を説明する
ための一部側面で示す概略断面図、第2図は第1
図における要部を拡大して示す断面図、第3図は
本考案に係るナトリウム配管用クランプ装置の一
実施例を示す縦断面図である。 1……原子炉補助建屋、2……冷却系配管、3
……漏洩ナトリウム、4……ライナ、5……連通
管、6……冷却系配管、7……内装板、8……保
温材、9……外装板、10……フランジ、11…
…クランプ、12……アニユラス部、13……漏
洩ナトリウム、14……ライナ、15……コンク
リート壁、16……ナトリウム飛散防止板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 垂直に配設されたナトリウム配管と、この配管
    を支持するクランプと、前記配管の外側を囲む保
    温材と、この保温材の外側を囲む金属製外装板
    と、この外装板と前記クランプの外側部とを連絡
    する円錐状のナトリウム飛散防止板とを具備した
    ことを特徴とするナトリウム配管用クランプ装
    置。
JP1983161267U 1983-10-20 1983-10-20 ナトリウム配管用クランプ装置 Granted JPS6069894U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983161267U JPS6069894U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 ナトリウム配管用クランプ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1983161267U JPS6069894U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 ナトリウム配管用クランプ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6069894U JPS6069894U (ja) 1985-05-17
JPH0213997Y2 true JPH0213997Y2 (ja) 1990-04-17

Family

ID=30354464

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1983161267U Granted JPS6069894U (ja) 1983-10-20 1983-10-20 ナトリウム配管用クランプ装置

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JP (1) JPS6069894U (ja)

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JPS6069894U (ja) 1985-05-17

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