JP2852775B2 - 立管ユニットの防火区画貫通措置工法 - Google Patents

立管ユニットの防火区画貫通措置工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、立管ユニットの保温を要する立管が防火区
画となっている各階のフロアを貫通する場合の防火区画
貫通措置工法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の上記の立管ユニットの防火区画貫通措置工法
は、先ず第6図aに示す如くコンクリート打設用金属製
床板1に、保温厚みを考慮した管サイズよりも1サイズ
から2サイズ大きな径の金属製スリーブ2を溶接してお
き、次に第6図bに示す如く金属製床板1上にコンクリ
ート3を打設してスラブ4を築造し、次いで立管ユニッ
トの立管5と金属製スリーブ2との隙間6に第6図cに
示す如く保温材と不燃材とを兼用したロックウール等の
耐火材7を詰め、耐火材7の上下で立管5の外周に保温
材8を巻くものであった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記の立管ユニットの防火区画貫通措置工
法では、工事現場の職人の技能レベルやモラールによ
り、耐火材7の充填密度が必ずしも防火区画貫通性能を
満足できるような密度に施工されているとは言えなかっ
た。またこれをチェックする検査も作業環境やスペース
が狭いため、十分に検査できず、万一の火災時に防火区
画としての機能を十分果し得るか懸念されていた。
そこで本発明は、立管ユニットの立管の防火区画貫通
部の外周に保温材と不燃材とを兼用した耐火材を十分な
密度で充填でき、しかもこの充填密度をチェックする検
査も十分にできる立管ユニットの防火区画貫通措置工法
を提供しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するための本発明の立管ユニットの防
火区画貫通措置工法は、立管ユニットの立管の防火区画
を貫通する部分に、予め保温兼不燃性の耐火材を巻き付
けた後、その外周を不燃性の帯状板を巻き付けて被覆し
且つその帯状板を縮径して内部の保温兼不燃性耐火材の
充填密度を高め、次に立管ユニットを建築物の鉄骨構造
体又はRC構造のコンクリート構造体に於ける立管ユニッ
ト用開口部に沿って吊下げ、所定の階の大梁又はコンク
リート床に固定し、次いで立管ユニット占有部床板と各
階の大梁又はコンクリート床との隙間を鉄板で塞ぎ、次
に立管ユニット占有部床板と鉄板上に鉄筋を配筋した
後、立管ユニット吊下げ設置時の建築物が鉄骨構造体の
場合は立管ユニット占有部床板と鉄板上にデッキプレー
トへのコンクリート打設と同時にコンクリート打設を行
い、立管ユニット吊下げ設置時の建築物がRC構造のコン
クリート構造体の場合は立管ユニット占有部床板と鉄板
上にのみコンクリート打設を行って、防火区画貫通措置
を行うことを特徴とするものである。
〔作用〕
上述のように本発明の立管ユニットの防火区画貫通措
置工法によれば、立管ユニットの立管の防火区画貫通措
置作業の主要部分である保温兼不燃性の耐火材の充填作
業を、作業条件の良い工場で行うことができるので、防
火区画貫通性能を満足できる充填密度でもって立管に耐
火材を施工でき、またこれの検査も生産ラインの中に組
込まれて実施されるので、完全な防火区画貫通性能を備
えた立管ユニットを得ることができる。従って、現場で
の立管ユニットの立管の防火区画貫通措置はコンクリー
トの打設のみとなって、著しく施工が簡単化し、作業性
が向上する。
〔実 施 例〕 本発明の立管ユニットの防火区画貫通措置工法の実施
例を建築物の構造が鉄骨構造体の場合について説明す
る。先ず立管ユニットの構成の一例を第1図によって説
明すると、10a〜10eは所定の間隔にて並列に配された径
の異なる各種用途の立管で、本例では立管10aが消火水
供給管、立管10bが冷温水(往路用)管、立管10cが給湯
管、立管10dが冷温水(復路用)管、立管10eがドレン管
である。これら立管10a〜10eは通常3階分の長さ(約10
m)になされ、上下端に同じ立管に接続するためのフラ
ンジが設けられ、下部外周に立管配列方向とは直交する
方向で固設した立管固定金物11にて矩形枠の立管ユニッ
ト支持材12上に架設固定した2本の支持棧13に支持固定
されている。上記矩形枠の立管ユニット支持材12は一定
の高さ間隔に設けられ、最下部以外の上方の立管ユニッ
ト支持材12上に架設固定した1本の支持棧13′に各立管
10a〜10eがU字状金具14にて抱持され、支持棧13′に貫
通されたU字状金具14の両端にナット15(第2図参照)
が締付固定されている。そして各階の高さに位置する矩
形枠の立管ユニット支持材12の四隅は柱16にて連結さ
れ、各立管ユニット支持材12の下面に床板17が張設固定
され、この床板17の透孔17a〜17eに各立管10a〜10eが挿
通されている。尚、最上部の立管ユニット支持材12は矩
形枠の両側長辺が柱16を連結した隅部より外方に延設さ
れている。
かかる構成の立管ユニット18の防火区画貫通措置工法
の施工手順について説明すると、先ず外周に保温材を施
した冷温水(往路用)管である立管10b、給湯管である
立管10c、冷温水(復路用)管である立管10dの防火区画
を貫通する部分に第2図に示す如くロックウール等の保
温兼不燃性耐火材19を巻き付け、その外周を亜鉛メッキ
鉄板より成る不燃性の帯状板20を巻き付けて被覆した
後、帯状板20の両側端の重ね合わせ部分にパッキンとし
て管軸に沿って耐火シール材21を挾み込み、バンド22で
外側から強く縮径し保温兼不燃性耐火材19の充填密度を
150kg/cm3に高めると共にシールする。また帯状板20の
外筒と各立管ユニット支持材12の下面の床板17の透孔17
b,17c,17dとの隙間を耐火シール材23で埋める。
次にこの立管ユニット18を現場に輸送し、第1図に示
す如く中高層建築物の鉄骨構造体24に於ける立管ユニッ
ト用開口部25に沿って吊下げ、最上部の立管ユニット支
持材12の矩形枠の両側長辺の外方への延設部を所定の階
の梁26上に架載固定する。次いで第3図に示す如く立管
ユニット18の矩形枠の各立管ユニット支持林12に於ける
下面の床板17と各階の大梁26との間の隙間28を第4図に
示す如く鉄板29で塞ぐ。次に床板17と鉄板29上に鉄筋
(図示省略)を配筋した後、この床板17と鉄板29上へ第
5図に示す如くデッキプレート27へのコンクリート打設
と同時にコンクリート打設を行って、床全体にコンクリ
ートスラブ30を築造し、立管ユニット18の立管に防火区
画貫通措置を施した。
このように実施例の立管ユニット18の防火区画貫通措
置工法によれば、立管ユニット18の立管10b,10c,10dの
防火区画貫通措置作業の主要部分である保温兼不燃性耐
火材19の充填作業を、作業条件の良い工場で行うことが
できるので、防火区画貫通性能を満足できる充填密度で
もって立管に耐火材19を施工でき、またこれの検査も生
産ラインの中に組込まれて実施されるので、不完全な防
火区画貫通性能の立管を有する立管ユニット18を排除
し、完全な防火区画貫通性能の立管を有する立管ユニッ
ト18が得られる。従って現場での立管ユニット18の立管
の防火区画貫通措置は、コンクリートの打設のみとなっ
て、著しく施工が簡単化し、作業性が向上した。
〔発明の効果〕
以上の説明で判るように本発明の立管ユニットの防火
区画貫通措置工法は、現場施工の前に工場で立管ユニッ
トの防火区画貫通部の外周に保温兼不燃性の耐火材を十
分な密度で充填できて、中高層建築物の構築に於いて完
全な防火区画貫通性能を備えさせることができる。また
前記耐火材の充填密度をチェックする検査を工場の生産
ラインの中で実施できるので、不完全な防火区画貫通性
能の立管を有する立管ユニットを除くことができ、完全
な防火区画貫通性能の立管を有する立管ユニットが得ら
れる。従って、現場での立管ユニットの立管の防火区画
貫通措置は、コンクリート打設だけで、著しく施工が容
易で、作業性が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、立管ユニットの斜視図、第2図乃至第5図は
本発明の立管ユニットの防火区画貫通措置工法の工程を
示す図、第6図a乃至cは従来の立管ユニットの防火区
画貫通措置工法の要部を示す工程図である。 10a〜10e……立管、18……立管ユニット 19……保温兼不燃性耐火材、20……不燃性の帯状板 24……鉄骨構造体 25……立管ユニット用開口部 26……大梁、27……デッキプレート 28……隙間、29……鉄板 30……コンクリートスラブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 植田 宏 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 糸澤 尚人 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 赤路 士郎 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 小林 充 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 金沢 政男 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 矢部 保雄 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (72)発明者 妹尾 哲到 東京都大田区山王2丁目5番13号 株式 会社ベンカン内 (56)参考文献 特開 昭51−128023(JP,A) 特開 昭49−120225(JP,A) 実開 昭59−150070(JP,U) 特公 昭50−40249(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 5/02 F16L 1/00 F17D 1/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立管ユニットの立管の防火区画を貫通する
    部分に、予め保温兼不燃性の耐火性を巻き付けた後、そ
    の外周を不燃性の帯状板を巻き付けて被覆し且つその帯
    状板を縮径して内部の保温兼不燃性耐火材の充填密度を
    高め、次に立管ユニットを建築物の鉄骨構造又はRC構造
    のコンクリート構造体に於ける立管ユニット用開口部に
    沿って吊下げ、所定の階の大梁又はコンクリート床に固
    定し、次いで立管ユニット占有部床板と各階のデッキプ
    レート又はコンクリート床との隙間を鉄板で塞ぎ、次に
    立管ユニット占有部床板と鉄板上に鉄筋を配筋した後、
    立管ユニット吊下げ設置時の建築物が鉄骨構造体の場合
    は立管ユニット占有部床板と鉄板上にデッキプレート上
    へのコンクリート打設と同時にコンクリート打設を行
    い、立管ユニット吊下げ設置時の建築物がRC構造のコン
    クリート構造体の場合は立管ユニット占有部床板と鉄板
    上にのみコンクリート打設を行って、防火区画貫通措置
    を行うことを特徴とする立管ユニットの防火区画貫通措
    置工法。
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