JP6787151B2 - 転写ロール、画像形成装置、転写装置及び転写ユニット - Google Patents
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Description
支持部材と、
前記支持部材上に配置された導電性弾性層と、
前記導電性弾性層上に配置された、イミド系樹脂、導電剤、N−メチル−2−ピロリドン、並びに、下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の尿素化合物を含有する導電性樹脂層と、
を備え、
前記導電性樹脂層の長手方向において、中央部の全固形分に占める化学物質の質量割合と各端部の全固形分に占める化学物質の質量割合とを比較した場合に、前記尿素化合物の質量割合は両端部が中央部より高く、N−メチル−2−ピロリドンの質量割合は中央部が両端部より高い、転写ロール。
一般式(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表し、nは2以上5以下の整数を表す。
一般式(2)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表し、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表す。
前記尿素化合物が、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンである、請求項1に記載の転写ロール。
前記イミド系樹脂が、ポリイミド、ポリアミドイミド及びポリエーテルイミドから選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は請求項2に記載の転写ロール。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー像として現像する現像手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体の表面に直接転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体の表面に直接転写する転写装置。
像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー像として現像する現像手段と、
中間転写体と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー像を前記中間転写体の表面に転写する一次転写手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記中間転写体の表面に転写されたトナー像を記録媒体の表面に転写する二次転写手段と、
を備える画像形成装置。
中間転写体と、
像保持体の表面に形成されたトナー像を前記中間転写体の表面に転写する一次転写手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記中間転写体の表面に転写されたトナー像を記録媒体の表面に転写する二次転写手段と、
を備える転写ユニット。
本実施形態に係る転写ロールは、支持部材と、支持部材上に配置された導電性弾性層と、導電性弾性層上に配置された導電性樹脂層と、を備え、導電性樹脂層が、イミド系樹脂と、導電剤と、N−メチル−2−ピロリドンと、下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の尿素化合物と、を含有する。
一般式(2)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表し、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表す。
例えば、A4サイズ(210mm×297mm)の記録媒体を縦送りにする画像形成を例にして説明すると、A4サイズの短辺方向の画像形成領域として、短辺の中央を中心にして短辺全長の95%乃至98%を覆う領域を、導電性樹脂層の長手方向における「中央部」とし、導電性樹脂層の長手方向において「中央部」を除いた残りの領域を「端部」とする。
図1は、本実施形態に係る転写ロールの一例を示す概略斜視図である。図2は、図1のA−A断面図であり、図1に図示する転写ロールを、軸方向に直交する方向且つ径方向に切断した断面図である。
各端部において、全固形分に占める特定尿素化合物の質量割合は、例えば0.2質量%以上0.9質量%以下である。特定尿素化合物の質量割合が0.2質量%以上であると、ヤング率を高める効果が得られやすい。一方、特定尿素化合物の質量割合が0.9質量%以下であると、導電性樹脂層の耐久性や導電性に影響を及ぼしにくい。
本形態において、両端部は上記の二層からなるところ、各端部全体としては、特定尿素化合物の質量割合については両端部が中央部より高く、NMPの質量割合については中央部が両端部より高い。両端部の上層において、該層の全固形分に占める特定尿素化合物の質量割合は、例えば図3Aについて挙げた前記範囲である。
本形態において、両端部は上記の二層からなるところ、各端部全体としては、特定尿素化合物の質量割合については両端部が中央部より高く、NMPの質量割合については中央部が両端部より高い。両端部の下層において、該層の全固形分に占める特定尿素化合物の質量割合は、例えば例えば図3Aについて挙げた前記範囲である。
支持部材は、転写ロールを転写装置乃至は画像形成装置に搭載する際の支持部材として機能し、画像形成を行う際の電極として機能する。支持部材は、中空部材であってもよいし、中実部材であってもよい。
導電性弾性層は、ゴム材料(弾性材料)を含有し、ほかに、導電剤及びその他の添加剤を含有してもよい。導電性弾性層は、発泡層でもよく非発泡層でもよく、発泡層と非発泡層とが積層されていてもよい。
導電性樹脂層は、イミド系樹脂と、導電剤と、N−メチル−2−ピロリドンと、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の尿素化合物と、を含有し、さらにその他の添加剤を含有してもよい。
本実施形態に係る転写ロールは、支持部材の外周面に導電性弾性層が設けられたロール部材を用意し、その導電性弾性層の外周面に導電性樹脂層を配置することで得られる。導電性弾性層の外周面に導電性樹脂層を配置する方法は、特に限定されないが、例えば、イミド系樹脂と、導電剤と、N−メチル−2−ピロリドン(NMP)と、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の尿素化合物(以下「特定尿素化合物」という。)と、を含有する管状部材(チューブ)を用意し、この管状部材にロール部材を挿入することで、導電性弾性層の外周面に導電性樹脂層を配置する。管状部材の製造方法は、特に限定されないが、例えば下記の製造方法が挙げられる。
イミド系樹脂又はその前駆体と導電剤とが特定尿素化合物に溶解した第二塗布液を準備する工程(第二塗布液準備工程)と、
第一塗布液を芯体の少なくとも中央部に塗布して、芯体上に第一塗膜を形成する工程(第一塗布工程)と、
第二塗布液を芯体の少なくとも両端部に塗布して、芯体上に第二塗膜を形成する工程(第二塗布工程)と、
第一塗膜を乾燥させる工程(第一乾燥工程)と、
第二塗膜を乾燥させる工程(第二乾燥工程)と、
乾燥させた第一塗膜を加熱して、NMPを含有するイミド系樹脂層とする工程(第一加熱工程)と、
乾燥させた第二塗膜を加熱して、特定尿素化合物を含有するイミド系樹脂層とする工程(第二加熱工程)と、
を有する。
第一塗布液準備工程及び第二塗布液準備工程はそれぞれ、イミド系樹脂又はその前駆体と導電剤とがNMP又は特定尿素化合物に溶解した塗布液を準備する工程である。イミド系樹脂、導電剤及び尿素化合物は、前述のとおりである。管状部材に含まれる樹脂がイミド樹脂である場合は、ポリイミド前駆体(ポリアミック酸)を用いる。
第一塗布工程及び第二塗布工程はそれぞれ、塗布液を芯体に塗布して芯体上に塗膜を形成する工程である。第一塗布工程は、第一塗布液を芯体の少なくとも中央部に塗布して、芯体の少なくとも中央部に第一塗膜を形成する工程である。第二塗布工程は、第二塗布液を芯体の少なくとも両端部に塗布して、芯体の少なくとも両端部に第二塗膜を形成する工程である。
第一乾燥工程及び第二乾燥工程はそれぞれ、芯体上に形成された塗膜を乾燥させる工程である。乾燥工程は、塗布液の組成に応じて雰囲気温度及び時間を設定して行われる。
第一加熱工程及び第二加熱工程はそれぞれ、乾燥させた塗膜を加熱してイミド系樹脂層とする工程である。
ポリアミドイミド又はポリエーテルイミドの場合、例えば、該樹脂のガラス転移温度(Tg)よりも高い温度(好ましくはTgよりも10℃以上50℃以下高い温度)で加熱することがよい。加熱時間としては、例えば、30分以上150分以下が挙げられる。温度は、段階的に上昇させてもよいし、一定速度で上昇させてもよい。
ポリイミド前駆体の場合、例えば、200℃以上450℃以下、望ましくは250℃以上400℃以下に加熱することにより、ポリイミド前駆体をイミド化させる。加熱時間としては、例えば、30分以上180分以下が挙げられる。温度は、段階的に上昇させてもよいし、一定速度で上昇させてもよい。
第一塗布工程において、第一塗布液を芯体の中央部に塗布して、芯体の中央部に第一塗膜を形成する。次いで、第二塗布工程において、第二塗布液を芯体の両端部に塗布して、芯体の両端部に第二塗膜を形成する。次いで、第一乾燥工程及び第二乾燥工程を同時に行い、次いで、第一加熱工程及び第二加熱工程を同時に行う。
第一塗布工程において、第一塗布液を芯体の中央部と両端部とに塗布し、その際、両端部における塗布量を中央部における塗布量よりも少なくして、芯体の中央部と両端部とに段差のある第一塗膜を形成する。次いで、第一乾燥工程及び第一加熱工程を順次行う。
次いで、第二塗布工程において、芯体の中央部と両端部との段差を埋めるように第二塗布液を芯体の両端部に塗布し、芯体の両端部に第二塗膜を形成する。次いで、第二乾燥工程及び第二加熱工程を順次行う。
第二塗布工程において、第二塗布液を芯体の両端部に比較的少なく塗布して、芯体の両端部に第二塗膜を形成する。次いで、第二乾燥工程及び第二加熱工程を順次行う。
次いで、第一塗布工程において、芯体の中央部と両端部との段差をなくすように第一塗布液を芯体の両端部及び中央部に塗布して、芯体の両端部及び中央部に第一塗膜を形成する。次いで、第一乾燥工程及び第一加熱工程を順次行う。
以下、本実施形態に係る画像形成装置を、図面を参照しながら説明する。
(1)カーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液の調製
N−メチル−2−ピロリドン(NMP)に、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及び4,4’−ジアミノジフェニルエーテルからなるポリアミック酸が溶解した溶液であって、イミド化後の固形分が18質量%となるポリイミド前駆体NMP溶液を準備した。
ポリイミド前駆体NMP溶液に、ポリアミック酸の固形分100質量部に対してカーボンブラック粒子(Special Black 4、オリオンエンジニアドカーボンズ社)を26質量部添加し攪拌して、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液を得た。
1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)に、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物及び4,4’−ジアミノジフェニルエーテルからなるポリアミック酸が溶解した溶液であって、イミド化後の固形分が18質量%となるポリイミド前駆体DMI溶液を準備した。
ポリイミド前駆体DMI溶液に、ポリアミック酸の固形分100質量部に対してカーボンブラック粒子(Special Black 4、オリオンエンジニアドカーボンズ社)を26質量部添加し攪拌して、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体DMI塗布液を得た。
外径20mm、長さ300mmのアルミニウム製円筒体を準備した。円筒体の長手方向を水平方向にした状態で300rpmで回転させながら、円筒体の外周面の中央部(両端部それぞれ50mmを除く中央部)に、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液をディスペンサーから2.4g/15秒の速度で滴下して塗布した。次いで、円筒体の外周面の両端部(両端部それぞれ50mmの領域)に、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体DMI塗布液をディスペンサーから2.4g/15秒の速度で滴下して塗布した。次いで、円筒体の長手方向を水平方向にした状態のまま、10rpmで回転させながら140℃で30分間加熱して塗膜を乾燥させた。次いで、最高到達温度320℃で110分間加熱焼成してポリイミド皮膜を形成した。次いで、円筒体からポリイミド皮膜を剥離して、厚さ40μmのポリイミドチューブを得た。
エピクロルヒドリンゴム(ダイソー社製エピクロマーCG−102)60質量部とアクリロニトリル−ブタジエンゴム(日本ゼオン社製ニポールDN−219)30質量部とを混合し、硫黄(鶴見化学工業社製200メッシュ)1質量部と、加硫促進剤(大内新興化学工業社製ノクセラーM)1.5質量部と、発泡剤としてベンゼンスルホニルヒドラジド6質量部とを添加して、オープンロールで混練りして混合物を得た。次いで、この混合物を直径12mm、長さ280mmのSUS製シャフト(支持部材)に巻き付けた。シャフトを160℃に昇温し、巻き付けた混合物を加硫発泡させ、シャフト上に発泡弾性層を形成した。この発泡弾性層の外周面を研磨して、弾性層付きロールを得た。弾性層は、外径20.2mm、長さ230mmとした。
ポリイミドチューブに導電性弾性層付きロールを、ポリイミドチューブの中央に導電性弾性層の中央が位置するように挿入し、導電性弾性層の両端部の上にポリイミドチューブのDMI含有領域が配置されるようにした。次いで、余分なチューブを切断して転写ロールを得た。
実施例1の(3)を下記に変更した以外は、実施例1と同様にして転写ロールを作製した。
外径20mm、長さ300mmのアルミニウム製円筒体を準備した。円筒体の長手方向を水平方向にした状態で300rpmで回転させながら、円筒体の外周面の全体に、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液をディスペンサーから滴下して塗布した。その際、両端部(両端部それぞれ50mmの領域)には、1.2g/15秒の速度で滴下して塗布し、中央部(両端部それぞれ50mmを除く中央部)には、2.4g/15秒の速度で滴下して塗布した。次いで、円筒体の長手方向を水平方向にした状態のまま、10rpmで回転させながら140℃で30分間加熱して塗膜を乾燥させた。次いで、最高到達温度320℃で110分間加熱焼成して、中央部と両端部とに段差のあるポリイミド皮膜を形成した。次いで、円筒体の外周面の両端部(両端部それぞれ50mmの領域)に、カーボンブラック分散ポリイミド前駆体DMI塗布液をディスペンサーから1.2g/15秒の速度で滴下して塗布した。次いで、円筒体の長手方向を水平方向にした状態のまま、10rpmで回転させながら140℃で30分間加熱して塗膜を乾燥させた。次いで、最高到達温度320℃で110分間加熱焼成して、両端部に2層目のポリイミド皮膜を形成した。次いで、円筒体からポリイミド皮膜を剥離して、厚さ40μmのポリイミドチューブを得た。
実施例1の(2)において、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(DMI)をほかの尿素化合物に変更してポリイミド前駆体塗布液を調製し、このポリイミド前駆体塗布液を実施例1の(3)において使用した以外は、実施例1と同様にして転写ロールを作製した。実施例3〜5において使用した尿素化合物は下記のとおりである。
実施例3:テトラメチル尿素
実施例4:テトラエチル尿素
実施例5:N,N−ジメチルプロピレン尿素
実施例1の(3)において、円筒体の外周面の全体にカーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液を塗布した以外は、実施例1と同様にして転写ロールを作製した。
実施例1の(3)において、円筒体の外周面の全体にカーボンブラック分散ポリイミド前駆体DMI塗布液を塗布した以外は、実施例1と同様にして転写ロールを作製した。
実施例1の(3)において、円筒体の外周面の中央部にカーボンブラック分散ポリイミド前駆体DMI塗布液を塗布し、円筒体の外周面の両端部にカーボンブラック分散ポリイミド前駆体NMP塗布液を塗布した以外は、実施例1と同様にして転写ロールを作製した。
[紙しわ]
画像形成装置として中間転写方式の富士ゼロックス社製DocuPrint C1616を用意し、この画像形成装置に二次転写ロールとして各実施例又は各比較例の転写ロールを配置した。温度28℃/相対湿度85%の環境下で、A4サイズの普通紙(C2紙、富士ゼロックス社製)にテストチャートを100枚出力した。100枚を目視で観察し、1枚もしわがなかった場合を「なし」と分類し、1枚でもしわが有った場合を「あり」と分類した。結果を表1に示す。
転写ロールの導電性樹脂層から、中央部を一部(中央の3mm四方、厚さ方向全体)及び端部の一部(末端の3mm四方、厚さ方向全体)を切り出し、ガスクロマトグラフ質量分析計(商品名:GCMS-QP2020、島津製作所社製)で、中央部及び端部に含まれるNMP及び尿素化合物の含有量(残留量)を測定した。
転写ロールの導電性樹脂層から中央部及び一端部をそれぞれ幅3mm、長さ50mm、厚さ方向全体に切り出したシートを測定用試料とした。測定用試料の厚さを膜厚計で測定した。測定用試料を、精密荷重測定器(アイコーエンジニアリング社製MODEL−1605N)に測定長30mmになるよう設置し、温度22℃下で20mm/分の速度で引っ張りながらSS曲線を測定しヤング率(Mpa)を求めた。結果を表1に示す。
2Y、2M、2C、2K 帯電ロール
3 露光装置
3Y、3M、3C、3K レーザ光線
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K 一次転写ロール
6Y、6M、6C、6K 感光体クリーニング装置
8Y、8M、8C、8K トナーカートリッジ
10Y、10M、10C、10K 画像形成ユニット
20 中間転写ベルト
22 駆動ロール
24 支持ロール
26 二次転写ロール
28 定着装置
30 中間転写ベルトクリーニング装置
P 記録紙
Claims (7)
- 支持部材と、
前記支持部材上に配置された導電性弾性層と、
前記導電性弾性層上に配置された、イミド系樹脂、導電剤、N−メチル−2−ピロリドン、並びに、下記一般式(1)で表される化合物及び下記一般式(2)で表される化合物から選ばれる少なくとも1種の尿素化合物を含有する導電性樹脂層と、
を備え、
前記導電性樹脂層の長手方向において、中央部の全固形分に占める化学物質の質量割合と各端部の全固形分に占める化学物質の質量割合とを比較した場合に、前記尿素化合物の質量割合は両端部が中央部より高く、N−メチル−2−ピロリドンの質量割合は中央部が両端部より高い、転写ロール。
一般式(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表し、nは2以上5以下の整数を表す。
一般式(2)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表し、R3及びR4はそれぞれ独立に水素原子又は炭素数1以上3以下の飽和炭化水素基を表す。 - 前記尿素化合物が、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンである、請求項1に記載の転写ロール。
- 前記イミド系樹脂が、ポリイミド、ポリアミドイミド及びポリエーテルイミドから選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は請求項2に記載の転写ロール。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー像として現像する現像手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体の表面に直接転写する転写手段と、
を備える画像形成装置。 - 記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、像保持体の表面に形成されたトナー像を記録媒体の表面に直接転写する転写装置。
- 像保持体と、
前記像保持体の表面を帯電させる帯電手段と、
帯電した前記像保持体の表面に静電荷像を形成する静電荷像形成手段と、
トナーを含む現像剤により、前記像保持体の表面に形成された静電荷像をトナー像として現像する現像手段と、
中間転写体と、
前記像保持体の表面に形成されたトナー像を前記中間転写体の表面に転写する一次転写手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記中間転写体の表面に転写されたトナー像を記録媒体の表面に転写する二次転写手段と、
を備える画像形成装置。 - 中間転写体と、
像保持体の表面に形成されたトナー像を前記中間転写体の表面に転写する一次転写手段と、
記録媒体の表面に直に接する転写ロールとして、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の転写ロールを有し、前記中間転写体の表面に転写されたトナー像を記録媒体の表面に転写する二次転写手段と、
を備える転写ユニット。
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