JP6773614B2 - ガゼット袋の製造方法 - Google Patents
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Description
ガゼット袋の従来例として、全面印刷された二枚の帯状フィルムの両側縁を溶着することにより両側縁に溶着線を備えたチューブ体を形成した後、チューブ体の溶着線を含む両側縁を内側に屈曲してガゼットを形成したものがある(特許文献1)。
特許文献1の従来例では、溶着線を含むチューブ体の側縁を内側に屈曲してガゼットを形成するので、最終的に製袋された袋体において、溶着線部分が外観上に顕在化されることがなく、印刷の外観を損ねることがないとされている。
特許文献2の従来例では、製袋されたガゼット袋の裏面で原反フィルムが合掌貼りされている。
ガゼット袋の印刷は、一般的に、ガゼット袋が製造される前のシートの状態で、グラビア印刷、オフセット印刷、フレキソ印刷等で行われることが多い。
そのため、少量印刷のために、レーザプリンタやインクジェットプリンタを用いることが考えられる。
また、特許文献2の従来例でも、合掌貼りした部分とそれ以外の部分とではガゼット袋に段差が生じるので、特許文献1のガゼット袋と同様の課題がある。
つまり、特許文献1や特許文献2の従来例では、ガゼット袋を製袋してから印刷しようとすると、製袋する際に生じるシール部により段差が生じるので、段差部分で印刷ムラが生じるという課題がある。
従って、印刷前のガゼット袋をまとめて製造しておき、ガゼット袋の印刷を販売店等の顧客にあるプリンタ等を用いて実施することで、異なるデザインを必要なときに必要な量だけ印刷することができる。
なお、重合工程において、第一端縁部と第二端縁部とが一致するように第一シートと第二シートとを重ね合わせる、とは、第一端縁部と第二端縁部とが正確に一致する場合だけでなく、多少ずれる場合も許容される。
この構成の本発明では、折込工程において第一シートの一組の第一端縁部と直交する方向の中心線に、一対のガゼット部のそれぞれの中心に形成される折線が一致するように折り込まれているので、成形された袋体本体は全面に亘って第一シート3枚分と第二シート1枚分の計4枚分の厚さとなる。そのため、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタで袋体本体を印刷する際に、転写圧の差が生じ難く、袋体本体の全面に亘ってムラなく確実に印刷することができる。
なお、折込工程において、第一シートの中心線と一対のガゼット部のそれぞれの中心に形成される折線とが一致するように折り込まれる、とは、これらが正確に一致する場合だけでなく、多少ずれる場合も許容される。
この構成の本発明では、紐通し穴等の提げ手被取付部が形成されたガゼット袋をまとめて製造しておき、ガゼット袋の印刷を販売店等の顧客にあるプリンタ等を用いて実施し、その後、提げ手を提げ手被取付部に取り付けることで、異なるデザインを必要な時に必要な量だけ印刷したガゼット袋を手提げ袋として利用することができる。そのため、使用者は、提げ手を把持することができ、ガゼット袋を使用し易くなる。
この構成の本発明では、提げ手被取付部として提げ手被取付穴が第一シート及び第二シートに開けられるので、例えば、提げ手被取付部として提げ手被取付用の金具等が設けられる場合に比べて、第一シート及び第二シートに段差が生じ難くなる。そのため、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタで袋体本体を印刷する際に、転写圧の差が生じ難く、袋体本体の全面に亘ってムラなく確実に印刷することができる。
この構成の本発明では、提げ手被取付部形成工程において提げ手被取付穴は一部に非切欠部を残して形成されるので、提げ手被取付部形成工程後の第一シート及び第二シートに提げ手被取付穴が完全には開いていない状態となっている。
ここで、穴が開いた状態の袋体本体にレーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタで印刷しようとした場合、プリンタに内蔵されたセンサが当該穴を検出する等して給紙エラーが生じることが考えられるが、本発明の構成では、袋体本体は提げ手被取付穴が開いていない状態で印刷工程が実施されることになるので、プリンタのセンサが提げ手被取付穴を検出して給紙エラーが生じることを確実に防ぐことができる。
この構成では、不織布のシートから製造されたガゼット袋は、製造コストを低く抑えられるだけでなく、強度や耐久性がある。しかも、不織布から製造されたガゼット袋は、薄くすることが可能であるため、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等のプリンタを用いた印刷に好適である。
本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
[ガゼット袋]
図1には第1実施形態の製造方法で製造されたガゼット袋1が示されている。
図1(A)から(C)において、ガゼット袋1は、それぞれ略平面矩形状の不織布から形成された第一シート10及び第二シート20を重ねて袋体本体2が構成されている。
ここで、不織布は、レーザプリンタで印刷可能であり、繊維の脱落が起きないスパンボンド法や延展法による長繊維からなるものが望ましい。不織布の材質は、ポリエステル、ポリ乳酸、ポリブチレンテレフタレート、その他の材料から構成されアクリル等の樹脂含浸などを行い、熱処理等で平滑にされたものが良い。ポリエステル繊維等は、静電気が発生しやすく樹脂含浸により静電気の発生を少なくすることで利用可能となる。インクジェット印刷をする場合は補液剤を塗布した素材が良く、厚みは、50g/m2以上120g/m2以下(樹脂量を含む)が最適である。
なお、図1(B)、(C)では、袋体本体2の形状を分かり易くするために、第一シート10及び第二シート20を実際よりも厚く図示している。
また、袋体本体2は、図1(B)、(C)に示す通り、ガゼット部3A,3Bにおいて、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと、第二シート20の第二端縁部22A,22Bとがシールされてシール部S1が形成されている。さらに、袋体本体2には、第一端縁部12A,12Bに沿った方向の一方の端縁部において、第一端縁部12A,12Bと直交する方向に第一シート10と第二シート20とがシールされてシール部S2が形成され、底部4となっている。つまり、袋体本体2は、3辺をシールされた袋状の構造となっている。
そして、第一端縁部12A,12Bに沿った方向の底部4とは反対側の端縁部には、収納用開口5が第一端縁部12A,12Bと直交する方向に延びて形成されている。収納用開口5から被収納物が袋体本体2の内部に収納あるいは取り出し可能とされる。
次に、本発明の第1実施形態にかかるガゼット袋1の製造装置を図2、図3に基づいて説明する。
図2に示す通り、製造装置の主要部100は、第一シート10が送り出される第一ロール110と、第二シート20が送り出される第二ロール111と、第一シート10を第一端縁部12A,12B側からそれぞれ内側に折り込んでガゼット部3A,3Bを形成する折込機構120と、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと第二シート20の第二端縁部22A,22Bとが一致するように第一シート10と第二シート20とを重ね合わせる重合機構130と、重合機構130で重ね合わされた第一シート10と第二シート20とを第一端縁部12A,12B及び第二端縁部22A,22Bに沿って超音波シールしてチューブ体を形成するチューブ体成形機構140と、チューブ体成形機構140で形成されたチューブ体を第一シート10及び第二シート20が送り出される方向とは直交する方向で超音波シールして袋体本体2を形成する袋体成形機構150と、袋体成形機構150で成形された袋体本体2を一葉毎に切断してガゼット袋1を成形する切断機構160と、切断された一葉のガゼット袋1を収納する収納ケース170と、を備える。
チューブ体成形機構140は、超音波を発生させて第一シート10の第一端縁部12A,12Bと、第二シート20の第二端縁部22A,22Bとをシールしてチューブ体を形成する第一シール機141を有する(図2、図3(B)参照)。
切断機構160は、1枚の刃を有するカッタ部161と、袋体成形機構150で形成された袋体本体2を支持する受台162とを有する。
カッタ部161と受台162とは、第一シート10及び第二シート20を挟んで配置される。カッタ部161が受台162に向けて移動すると、第一シート10及び第二シート20がカットされ、印刷前の一葉のガゼット袋1が製造されて図示しない受台又は収納ケース170に積層される。
レーザプリンタ180は、本体ケース181と、本体ケース181の内部に配置され印刷前のガゼット袋1を複数枚収納するカセット182と、カセット182に収納されたガゼット袋1を一葉毎送る送りローラ183と、本体ケース181の内部に配置されガゼット袋1を印刷する印刷部184とを備えている。
第1実施形態にかかるガゼット袋1の製造方法を図2、図3に基づいて説明する。
[折込工程]
まず、図2に示される通り、第一ロール110から引き出された第一シート10は、折込機構120に送られる。
折込機構120では、図3(A)で示される通り、第一シート10は台形状ガイド121Cの傾斜部分で第一端縁部12A,12B側が内側に折り込まれる。そして、内側に折り込まれた第一シート10は、台形状ガイド121Cの側面に形成された図示しない溝部と、円盤状ローラ121A,121Bの外周部とで挟み込むことによってガゼット部3A,3Bが形成される。
この際、ガゼット部3A,3Bを閉じた状態において、それぞれのガゼット部3A,3Bの中心に形成される折線L1,L2が、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと直交する方向における中心線Lと一致するよう第一シート10が折り込まれるように2枚の円盤状ローラ121A,121B及び台形状ガイド121Cの配置は調整されている。ガゼット部3A,3Bが形成された第一シート10は重合機構130に送られる。
[重合工程]
重合機構130では、上部ローラ131及び下部ローラ132が回転して、第一シート10の第一端縁部12A,12B及び第二シート20の第二端縁部22A,22Bを押圧する。
チューブ体成形機構140では、図3(B)に示す通り、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと、第二シート20の第二端縁部22A,22Bとを第一シール機141により超音波溶断シールしてシール部S1を形成する。これにより、重合工程で第一シート10の第一端縁部12A,12Bと、第二シート20の第二端縁部22A,22Bとが多少ずれて重ね合わされていても、超音波溶断シールされた後では、第一端縁部12A,12Bと第二端縁部22A,22Bとが揃った状態となる。なお、本実施形態では、第一シール機141において超音波シールを採用しているが、超音波シールに代えて熱溶着を採用しても良い。チューブ体成形機構140で超音波シールされた第一シート10及び第二シート20は袋体成形機構150に送られる。
[袋体成形機構]
袋体成形機構150では、図2、図3(C)に示す通り、第一シート10及び第二シート20を、第一シート10及び第二シート20が送り出される方向における所定の間隔で、第一シート10及び第二シート20が送り出される方向とは直交する方向に、第二シール機151により超音波シールしてシール部S2を形成する。第二シール機151では彫刻ロールを使用しているので、シール部S2の表面は凹凸状とされている。なお、本実施形態では、第二シール機151において超音波シールを採用しているが、超音波シールに代えて熱溶着を採用しても良い。また、シール部S2の形成と切断とを同時に行う溶断カットを実施してもよい。この溶断カットによれば、印刷前のガゼット袋1が一葉毎に形成されることになるので、後工程の切断工程が不要となる。袋体本体2が成形された第一シート10及び第二シート20は切断機構160に送られる。
切断機構160では、図2、図3(D)に示す通り、袋体成形工程で溶着された第一シート10及び第二シート20は、切断機構160の受台162に移動する。そして、この受台162の上面に支持された第一シート10及び第二シート20は、シール部S2の辺縁をカッタ部161によりカットされ、印刷前の一葉のガゼット袋1が形成される(図3(D)参照)。この時、カッタ部161は、第一シート10及び第二シート20が送り出される方向とは直交する方向であってシール部S2を含まないシール部S2の辺縁を切断するので、切断された第一シート10及び第二シート20の両側において、一方は第一シート10及び第二シート20が送り出される方向とは直交する方向にシール部S2でシールされた状態となり、他方はシールされていない状態となる。つまり、切断された一葉のガゼット袋1は3辺をシールされた袋状の構造となる。
[収納工程]
図2に示される通り、切断機構160で製造されたガゼット袋1は、収納ケース170に積み重ねられて収納される。
収納ケース170は、定数量梱包されトラック等の運搬車両により書店等の顧客に送られる。
次に、収納ケース170に収納されたガゼット袋1は印刷工程に送られる。
顧客は、まず、複数枚のガゼット袋1をレーザプリンタ180のカセット182にセットする。
カセット182にセットされたガゼット袋1は、送りローラ183に一葉ずつ印刷部184に送られる。ガゼット袋1は、送りローラ183で送られながら印刷部184によって印刷される。
この際、収納用開口5側やガゼット部3A,3Bが形成された側部側が先頭となるようにガゼット袋1をカセット182にセットすると、収納用開口5やガゼット部3A,3Bが送りローラ183を通過する時に、第一面部11と第二面部21とがずれて収納用開口5が開いたり、ガゼット部3A,3Bがずれたりして、給紙エラーが生じる恐れがある。そのため、シール部S2が形成された底部4が先頭となるようにガゼット袋1をカセット182にセットするのが望ましい。
(1)折込工程で第一シート10の第一端縁部12A,12B側からそれぞれ内側にガゼット部3A,3Bが形成された上で、チューブ体成形工程で第一シート10の第一端縁部12A,12Bと第二シート20の第二端縁部22A,22Bとが超音波シールされてシール部S1が形成されているので、袋体成形工程で袋体本体2が成形された状態において、シール部S1が折り返されることなくガゼット部3A,3Bの端縁に位置することになる。そのため、シール部S1とそれ以外の部分とで袋体本体2に段差が生じ難いので、レーザプリンタ180でガゼット袋1を印刷する際に、シール部S1とそれ以外の部分とで転写圧の差が生じ難く、ムラなく確実に印刷することができる。
従って、印刷前のガゼット袋1をまとめて製造しておき、ガゼット袋1の印刷を販売店等の顧客にあるレーザプリンタ180等を用いて実施することで、異なるデザインを必要なときに必要な量だけ印刷することができる。
(2)折込工程で、ガゼット部3A,3Bの中心に形成された折線L1,L2と、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと直交する方向における中心線Lとが一致するように第一シート10が折り込まれているので、ガゼット袋1は全面に亘って第一シート10が3枚分と、第二シート20が1枚分の計4枚分の厚さとなる。そのため、レーザプリンタ180でガゼット袋1を印刷する際に、ガゼット袋1に段差が生じ難く、転写圧の差が生じ難いので、第一面部11及び第二面部21の少なくとも一方の面部の全面に亘ってムラなく確実に印刷することができる。
(3)ガゼット袋1は、不織布から形成されるため、製造コストを低く抑えられるだけでなく、強度や耐久性がある。しかも、不織布から形成されたガゼット袋1は、薄くすることが可能であるため、レーザプリンタ180を用いた印刷に好適である。
次に、本発明の第2実施形態を図4に基づいて説明する。
第2実施形態のガゼット袋1Aは、ガゼット部3A,3Bにおいて折線L1,L2が形成される位置が第1実施形態と異なるもので、それ以外の構成は第1実施形態と同じである。なお、第1実施形態と同一の構成は同一符号を付して説明を省略する。
第1実施形態では、ガゼット部3A,3Bを閉じた状態において、それぞれのガゼット部3A,3Bの中心に形成された折線L1,L2が、第一シート10の第一端縁部12A,12Bと直交する方向における中心線Lと一致するように、ガゼット部3A,3Bが形成されていたが、第2実施形態では、図4(A)、(B)に示すように、折線L1,L2が袋体本体2Aの第一端縁部12A,12Bと中心線Lとの中間付近に形成されるようにガゼット部3A,3Bが形成される。この場合、ガゼット袋1Aの中央部分では第一シート10が1枚分と、第二シート20が1枚分の計2枚分の厚さとなり、第一シート10と第二シート20との間で段差が生じ難いので、この中央部分にムラが少なく印刷することができる。さらに、印刷時においては、図4(C)に示すように、この中央部分に第一シート10が2枚分の厚さの厚紙等の板状のスペーサ6を第一シート10と第二シート20とで挟み込むことにより、ガゼット袋1は全面に亘って第一シート10が3枚分と、第二シート20が1枚分の計4枚分の厚さとしてもよい。これにより、第一シート10と第二シート20との間で段差が生じ難いので、このようなガゼット袋1Aにおいても第一面部11及び第二面部21の少なくとも一方の面部の全面に亘ってムラなく確実に印刷することができる。
次に、本発明の第3実施形態を図5、図6に基づいて説明する。
第3実施形態のガゼット袋1B,1Cは、図4で示されるような第2実施形態のガゼット袋1Aにおいて、袋体本体2に提げ手被取付部を設け、当該提げ手被取付部に提げ手を取り付けることで手提げ袋として利用できるようにしたものである。
つまり、本発明の第3実施形態は、図5(A)に示すように、まず第1実施形態の折込工程から切断工程を実施して袋状のガゼット袋1Bを製造した後、図5(B)に示すように、第一シート10及び第二シート20に収納用開口5と平行な筋押し部7を筋押し機構で形成する。そして、当該筋押し部7を挟んで線対称に提げ手被取付部としての提げ手被取付穴8Aを穴開け機構で形成する。この際、提げ手被取付穴8Aは、第一シート10及び第二シート20のガゼット部3A,3Bと重なっていない場所にそれぞれ8箇所ずつ形成する。
このようにすれば、異なるデザインを必要な時に必要な量だけ印刷したガゼット袋1Bを手提げ袋として利用することができ、使用者はガゼット袋1Bを使用し易くなる。また、提げ手被取付穴8Aが設けられている収納用開口5近傍は筋押し部7で内側に折り曲げられて二重となって補強されているので、ガゼット袋1Bに重量が大きい品物を収納した場合でも、提げ手被取付穴8Aが破損することを抑制することができる。さらに、顧客が予め準備した提げ手を利用するので、顧客は提げ手を自由に選択することができ、ガゼット袋1Bのデザインのバリエーションを印刷との組み合わせで相乗的に増やすことができる。
そのため、このような方法によっても、異なるデザインを必要な時に必要な量だけ印刷したガゼット袋1Cを手提げ袋として利用することができる。
さらに、袋体本体2の収納用開口5近傍をC型等に型抜きして把持部を形成して、手提げ袋として利用できるようにしてもよい。
上記に加え、収納用開口5周縁に紐通部を設けて、当該紐通部に引き絞り用紐を通すことで巾着として利用できるようにしてもよい。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、折込工程において、第一シート10の両側をそれぞれ内側に折り曲げてガゼット部3A,3Bを形成したが、本発明では、第一シート10の一方の端縁部側を内側に折り曲げて一方のガゼット部を形成し、第二シート20の他方の端縁部側を内側に折り曲げて他方のガゼット部を形成した上で、第一シート10と第二シート20の端縁部同士をシールしてシール部S1を形成するようにしてもよい。この場合、シール部S1は袋体本体2の対角に形成されることとなる。
また、レーザプリンタ180に代えてインクジェットプリンタで印刷工程を実施するものでもよい。
Claims (7)
- 長繊維から構成される不織布から形成される第一シート及び第二シートから形成され、一対の面部と、前記一対の面部の両側を内側に折り込んで形成された一対のガゼット部とを備えるガゼット袋の製造方法であって、
前記第一シートの互いに反対側に位置する一組の第一端縁部側をそれぞれ内側に折り込んで前記一対のガゼット部を形成する折込工程と、
前記一対のガゼット部が形成された前記第一シートの一組の第一端縁部と、前記第二シートの互いに反対側に位置する一組の第二端縁部とが一致するように前記第一シートと前記第二シートとを重ね合わせる重合工程と、
前記重合工程で重ね合わされた前記第一シートの一組の第一端縁部と、前記第二シートの一組の第二端縁部とをそれぞれ超音波シールして、前記第一シートと前記第二シートとを有するチューブ体を成形するチューブ体成形工程と、
前記チューブ体成形工程でシールされた第一端縁部及び第二端縁部と交差する方向に前記第一シートと前記第二シートとをシールして、前記第一シートと前記第二シートとを有する袋体本体を成形する袋体成形工程と、
前記袋体成形工程の後に実施され前記袋体本体を一葉ずつ送りローラで送りながら印刷する印刷工程と、を備え、
前記袋体本体には、第一端縁部に沿った一方の端縁部に底部が形成され、前記底部とは反対側の端縁部に収納用開口が形成され、
前記印刷工程では、前記袋体本体は、前記底部が送り方向の先頭になるように配置される
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項1に記載されたガゼット袋の製造方法において、
前記折込工程は、前記第一シートの一組の第一端縁部と直交する方向の中心線に、前記一対のガゼット部のそれぞれの中心に形成される折線が一致するように折り込まれる
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項1又は請求項2に記載のガゼット袋の製造方法において、
前記印刷工程の前に実施され前記第一シート及び前記第二シートに提げ手が取り付けられるための提げ手被取付部を形成する提げ手被取付部形成工程と、
前記印刷工程の後に実施され前記提げ手被取付部に前記提げ手を取り付ける提げ手取付工程と、を備える
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項3に記載のガゼット袋の製造方法において、
前記提げ手被取付部は、前記第一シート及び前記第二シートに開けられる提げ手被取付穴である
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項1または請求項2に記載のガゼット袋の製造方法において、
前記印刷工程の前において、前記第一シート及び前記第二シートに提げ手が取り付けられるための提げ手被取付穴を、一部に非切欠部を残して形成し、
前記印刷工程の後に前記非切欠部を切断して前記提げ手被取付穴を完成させる
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のガゼット袋の製造方法において、
前記第一シート及び前記第二シートはそれぞれ不織布から形成される
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のガゼット袋の製造方法において、
前記印刷工程では、レーザープリンタにて印刷する
ことを特徴とするガゼット袋の製造方法。
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