JPH05247705A - 合成樹脂製手袋及びその製造方法 - Google Patents

合成樹脂製手袋及びその製造方法

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JPH05247705A
JPH05247705A JP3971392A JP3971392A JPH05247705A JP H05247705 A JPH05247705 A JP H05247705A JP 3971392 A JP3971392 A JP 3971392A JP 3971392 A JP3971392 A JP 3971392A JP H05247705 A JPH05247705 A JP H05247705A
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JP
Japan
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synthetic resin
paper
films
welding
glove
Prior art date
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Pending
Application number
JP3971392A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Kinoshita
哲夫 木下
Fukuo Aida
福男 合田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daisen Sangyo Co Ltd
Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
Original Assignee
Daisen Sangyo Co Ltd
Henkel Lion Cosmetics Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 紙の上に溶着すると共に、少なくとも内側又
は外側のいずれかにエンボス加工を施したものとしてい
る。 【効果】 内側にエンボス加工を施した場合には、手袋
の内側どうしが引っ付いたり、嵌めた手に手袋がぴった
りと引っ付くようなことはないので、非常に取り扱い易
くなり、又外側にエンボス加工を施した場合には、嵌め
た手袋で染毛用アプリケータなどの濡れた容器を握った
ときにすべり落ちにくく使用勝手のよいものとなった。
さらに、能書や使用説明書等を折り畳むのと同時に、手
袋も折り畳むことができるので、その折り畳む作業が二
度手間になるということはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、頭髪を染め
る時などに使用される染毛剤、その他各種の用途に使用
される化学剤や薬剤等の包装用箱内に、小さく折り畳ん
で収納するのに適した合成樹脂製手袋、及びその合成樹
脂製手袋の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の合成樹脂製手袋は、一対
をまとめて小さく折り畳み、そのまま又は適宜の合成樹
脂製袋等に入れてから、前記包装用箱に収納していた。
又、この合成樹脂製手袋とは別に、化学剤や薬剤等の能
書、使用説明書等も小さく折り畳んで、前記包装用箱に
収納していた。
【0003】そして、この合成樹脂製手袋は、二枚重ね
にした合成樹脂フィルムを、手形状の溶着刃で押さえ付
けることにより、二枚重ねにした合成樹脂フィルムを溶
着させ、手形状に溶着された合成樹脂フィルムの回りの
不要な合成樹脂フィルムを取り去ることにより製造して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合成樹脂製手袋は、手袋の内側どうしが引っ付いた
り、嵌めた手に手袋がぴったりと引っ付いて、取り扱い
にくく、又嵌めた手袋で染毛用アプリケータなどの濡れ
た容器を握ったとき、すべり落ち易いという課題を有し
ていた。さらに、上記従来の合成樹脂製手袋は、化学剤
や薬剤等の包装用箱に収納する場合に、その能書や使用
説明書等とは別に折り畳んでいたので、その折り畳む作
業が二度手間になるという課題を有していた。
【0005】しかも、上記従来の合成樹脂製手袋の製造
方法は、手形状の溶着刃により、二枚重ねにした合成樹
脂フィルムを単に押さえ付けて溶着させるだけであるの
で、手形状に溶着された合成樹脂フィルムの回りの不要
な合成樹脂フィルムが取り去り難く、無理をすると溶着
部が裂けてしまうという課題を有していた。そこで、こ
の発明は、上記従来の課題を解決することを目的として
なされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、この発明の合
成樹脂製手袋は、紙の上に溶着すると共に、少なくとも
内側又は外側のいずれかにエンボス加工を施したものと
している。そして、前記紙は、合成樹脂製手袋を溶着し
た面又は溶着していない面に印刷を施したものとしてい
る。
【0007】さらに、この発明の合成樹脂製手袋の製造
方法は、少なくとも一方の内側又は外側のいずれかにエ
ンボス加工を施した合成樹脂フィルムを二枚重ねにして
紙の上に配する工程、手形状の溶着刃を外側方向に傾斜
させた状態で押し付けることにより、前記合成樹脂フィ
ルムを紙の上に溶着する工程、手形状に溶着された合成
樹脂フィルムの回りの不要な合成樹脂フィルムを取り去
る工程を備えたものとしている。
【0008】
【作用】この発明は、上記手段を施したため、次のよう
な作用を有する。先ず、この発明の合成樹脂製手袋は、
内側にエンボス加工を施した場合には、手袋の内側どう
しが引っ付いたり、嵌めた手に手袋がぴったりと引っ付
くようなことはない。さらに、この発明の合成樹脂製手
袋は、外側にエンボス加工を施した場合には、嵌めた手
袋で染毛用アプリケータなどの濡れた容器を握ったとき
にすべり落ちにくくなる。又、この発明の合成樹脂製手
袋は、紙の上に溶着しているため、その紙を能書や使用
説明書等にすれば、能書や使用説明書等を折り畳むのと
同時に、手袋も折り畳むことができる。
【0009】しかも、この発明の合成樹脂製手袋の製造
方法では、手形状の溶着刃を外側方向に傾斜させた状態
としているため、溶着したときに溶着部の最外周に切れ
目を入れると共に、最外周近辺を強く紙の上に溶着する
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の合成樹脂製手袋及びその製
造方法を、一実施例として示した図面に従って説明す
る。図1は、この発明の合成樹脂製手袋1の斜視図であ
り、紙2の上にその周囲を溶着したものとしている。そ
して、図2に示したように、この合成樹脂製手袋1の内
側には、エンボス加工を施したものとしている。
【0011】前記合成樹脂製手袋1の材料は、各種の熱
可塑性合成樹脂が用いられるが、超低密度ポリエチレン
を用いた場合には、溶着したときの溶着強度が非常に高
く、溶着が安定したものとなる。前記紙2は、合成樹脂
製手袋1を溶着した面又は溶着していない面に、能書や
使用説明等の印刷を施したものとしている。
【0012】そして、このように紙2の上に溶着された
合成樹脂製手袋1を使用するときには、周囲の溶着部を
紙2から引き剥がし、紙2と分離する。図3は、この発
明の合成樹脂製手袋の製造方法に使用される自動製手袋
機の側面図である。この発明の合成樹脂製手袋の製造方
法は、エンボス加工を施した面を内側にして二枚重ねに
した合成樹脂フィルムを紙の上に配する工程、手形状の
溶着刃を外側方向に傾斜させた状態で押し付けることに
より、前記合成樹脂フィルムを紙の上に溶着する工程、
手形状に溶着された合成樹脂フィルムの回りの不要な合
成樹脂フィルムを取り去る工程を備えている。
【0013】図3に示した自動製手袋機では、前記エン
ボス加工を施した面を内側にして二枚重ねにした合成樹
脂フィルムを紙の上に配する工程は、次にようにして行
われる。すなわち、エンボス加工を施した面を内側にし
て第一巻取装置3に巻き取られた合成樹脂フィルム4
と、エンボス加工を施した面を外側にして第二巻取装置
5に巻き取られた合成樹脂フィルム6を重ね合わせて同
時に第一自動巻戻装置7により巻き戻すと共に、第三巻
取装置8に巻き取られ、表面又は裏面に印刷を施した紙
2を前記第一自動巻戻装置7の下方に設けられた第二自
動巻戻装置9により巻き戻し、前記合成樹脂フィルム
4、6と紙2とを重合ロール10により重ね合わせること
により、合成樹脂フィルム4、6を紙2の上に載せる。
【0014】次に、前記紙2の上に配された合成樹脂フ
ィルム4、6は、補助送出ロール11により重ね合わせら
れた状態で送り出され、光電管装置12を通過して、溶着
装置13に送られる。図3に示した自動製手袋機では、前
記手形状の溶着刃を外側方向に傾斜させた状態で押し付
けることにより、前記合成樹脂フィルムを紙の上に溶着
する工程は、この溶着装置13において行われる。
【0015】すなわち、送りベルト14の上に前記紙2の
上に配された合成樹脂フィルム4、6を送り出し、昇降
動自在に設けられた溶着型15に、図4及び図5に示した
ように外側方向に傾斜させて設けた手形状の溶着刃16に
より押し付けることにより、前記送りベルト14の上に送
り出される合成樹脂フィルム4、6を次々に紙2の上に
溶着していく。
【0016】そして、紙2の上に溶着された合成樹脂フ
ィルム4、6は、そのまま送出ロール17により次々に送
り出され、合成樹脂製手袋1の一対が紙2の上に溶着さ
れるごとにカッター18により、紙2とともに次々に切断
される。図3に示した自動製手袋機では、手形状に溶着
された合成樹脂フィルムの回りの不要な合成樹脂フィル
ムを取り去る工程は、次にようにして行われる。
【0017】すなわち、紙2の上に溶着された合成樹脂
フィルム4、6は、上記のように紙2とともに次々に切
断されたのち、手形状に溶着された合成樹脂フィルム
4、6の回りの不要な合成樹脂フィルム4、6を、手作
業により取り去る。その結果、紙2の上には、合成樹脂
フィルム4、6を二枚重ねにした合成樹脂製手袋1が溶
着された状態となる。
【0018】なお、実施例では、内側にエンボス加工を
施したこの発明の合成樹脂製手袋及びその製造方法につ
いて述べたが、第一巻取装置3、第二巻取装置5に巻き
取られる合成樹脂フィルムのエンボス加工を施した面を
この実施例と逆にすることにより、外側にエンボス加工
を施したこの発明の合成樹脂製手袋及びその製造方法を
実施することができるのはいうまでもない。
【0019】
【発明の効果】この発明は、以上に述べたように構成さ
れているので、次のような効果を有する。先ず、この発
明の合成樹脂製手袋は、内側にエンボス加工を施した場
合には、手袋の内側どうしが引っ付いたり、嵌めた手に
手袋がぴったりと引っ付くようなことはないので、非常
に取り扱い易くなり、又外側にエンボス加工を施した場
合には、嵌めた手袋で染毛用アプリケータなどの濡れた
容器を握ったときにすべり落ちにくく使用勝手のよいも
のとなった。さらに、この発明の合成樹脂製手袋は、能
書や使用説明書等を折り畳むのと同時に、手袋も折り畳
むことができるので、その折り畳む作業が二度手間にな
るということはない。
【0020】しかも、この発明の合成樹脂製手袋の製造
方法では、溶着したときに溶着部の最外周に切れ目を入
れると共に、最外周近辺を強く紙の上に溶着することが
できるので、手形状に溶着された合成樹脂フィルムの回
りの不要な合成樹脂フィルムが取り去り易くなり、溶着
部が裂けるようなことはなくなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の合成樹脂製手袋の斜視図である。
【図2】図1中のA−A線による拡大断面図である。
【図3】この発明の合成樹脂製手袋の製造方法に使用す
る自動製手袋機の側面図である。
【図4】溶着型を内面側から見た平面図である。
【図5】図4中のB−B線による断面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製手袋 2 紙 4 合成樹脂フィルム 16 溶着刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙の上に溶着すると共に、少なくとも内
    側又は外側のいずれかにエンボス加工を施したことを特
    徴とする合成樹脂製手袋。
  2. 【請求項2】 前記紙が、合成樹脂製手袋を溶着した面
    又は溶着していない面に印刷を施したものであることを
    特徴とする請求項1記載の合成樹脂製手袋。
  3. 【請求項3】 少なくとも一方の内側又は外側のいずれ
    かにエンボス加工を施した合成樹脂フィルムを二枚重ね
    にして紙の上に配する工程、手形状の溶着刃を外側方向
    に傾斜させた状態で押し付けることにより、前記合成樹
    脂フィルムを紙の上に溶着する工程、手形状に溶着され
    た合成樹脂フィルムの回りの不要な合成樹脂フィルムを
    取り去る工程を備えたことを特徴とする合成樹脂製手袋
    の製造方法。
JP3971392A 1992-02-26 1992-02-26 合成樹脂製手袋及びその製造方法 Pending JPH05247705A (ja)

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