JP2015193420A - 袋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送時にタブが切れたり、外層が剥離して開封したりする可能性が少なく、かつ使用時に容易に開口又は通気部を露出させることができる袋体を提供する。
【解決手段】単数又は複数のフィルムで形成され、フィルムの少なくとも1つは、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムである、袋体であって、フィルムの周縁部の一部又は全部をシールして、内容物を収容している袋部3を形成する、周縁シール部2;フィルムの周縁部の内側の一部をシールし、かつ周縁シール部と一体となって袋部を密封している内周シール部11;袋部を密封したまま、周縁シール部の少なくとも一部を除去するように袋体を切り裂く、切り裂き案内部5;剥離可能な外層の剥離きっかけ部4;を備えており、袋体を切り裂き案内部から切り裂くと、剥離きっかけ部の新たな辺が形成され、剥離きっかけ部がつまみ易くなり、外層を剥離すると、内層の開口又は通気部13が露出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を収納している袋体に関し、特に、内容物を使用直前まで高い密封性で収容でき、かつ使用時に容易に開口又は通気部を露出させることができる袋体に関する。
従来、剥離可能な外層を用いることによって、使用前には内容物を保持している袋部が密封されているが、使用時には内容物を排出させる機能を提供する袋が知られている。
例えば、特許文献1には、剥離可能な外層、剥離層及び内層から成る胴部を備えるスタンディングパウチであって、剥離可能な外層を剥離するきっかけとなる未シールタブ部がパウチの周縁部縁から突出しているスタンディングパウチが記述されている。
このスタンディングパウチの未シールタブ部の端縁近傍には、パウチの内側から内層を概ね貫通する深さで外層剥離用ハーフカットラインが刻設されている。また、内層の他の箇所には、内層を概ね貫通する深さで環状のハーフカットラインが形成されている。それ故に、未シールタブ部をつまんで、外層剥離用ハーフカットライン付近から外層を剥離することによって、環状のハーフカットラインに沿って内層が除去されて形成される開口から、内容物である揮散性物質を揮散させることができる。
特開2009−029469号公報
しかしながら、特許文献1に記載のスタンディングパウチは、剥離可能な外層を剥離するための未シールタブ部が、パウチの周縁部縁から突出しているので、輸送時に未シールタブ部が他のパウチと接触すること等によって、未シールタブ部が切れてしまう、未シールタブ部から外層が剥離して開封しまう等の可能性がある。
したがって、本発明は、輸送時にタブが切れたり、外層が剥離して開封したりする可能性が少なく、かつ使用時に容易に開口又は通気部を露出させることができる袋体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の解決手段を採用する:
[1] 単数又は複数のフィルムで形成されており、かつ前記フィルムの少なくとも1つは、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムである、袋体(1、1’)であって、
前記フィルムの周縁部の一部又は全部をシールして、内容物を収容している袋部(3)を形成している、周縁シール部(2);
前記フィルムの周縁部の内側の一部をシールし、かつ前記周縁シール部(2)と一体となって前記袋部(3)を密封している内周シール部(11);
前記袋部(3)を密封したまま、前記周縁シール部(2)の少なくとも一部を除去するようにして前記袋体(1、1’)を切り裂くことができる、切り裂き案内部(5);及び
前記剥離可能な外層の剥離きっかけとなる剥離きっかけ部(4);
を備えており、
前記袋体(1、1’)を前記切り裂き案内部(5)から切り裂くと、前記剥離きっかけ部(4)の新たな辺が形成されて、前記剥離きっかけ部(4)がつまみ易くなり、かつ前記剥離可能な外層を剥離すると、前記内層の開口又は通気部(13)が露出する、袋体(1、1’)。
[2]前記フィルムのうちの、前記剥離きっかけ部(4)に相対する部分が少なくとも部分的に除去されて、前記剥離きっかけ部の内側面が少なくとも部分的に露出している、[1]に記載の袋体。
[3] 前記外層の前記剥離きっかけ部(4)と前記外層の残部との境界部に、前記内層を概ね貫通する剥離きっかけ用内層ハーフカット(12)をさらに備える、[1]又は[2]に記載の袋体。
[4]前記積層フィルムの外層側から刻設された外層ハーフカット(9a)を有し、それによって前記剥離きっかけ部(4)をつまんで前記外層を剥離したときに、前記積層フィルムを構成する外層のうちの一部のみが剥離される、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の袋体。
[5]前記外層が易カット性であり、それによって前記剥離きっかけ部をつまんで前記外層を剥離したときに、前記外層が切断されて、前記外層のうちの一部のみが剥離される、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の袋体。
[6]前記外層が直線カット性ある、[5]に記載の袋体。
[7] 前記内容物は、芳香剤、脱臭剤、吸着剤、又は揮発性薬剤である、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の袋体。
[8] 前記内層の開口又は通気部がパンチングによって形成されている、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の袋体。
[9] 前記内層の開口又は通気部の輪郭に対応する箇所に前記内層を概ね貫通する開口用内層ハーフカットが形成されている、[1]〜[7]のいずれか1項に記載の袋体。
[10] 前記開口又は通気部は、前記内容物の少なくとも一部を排出させることができる、[8]又は[9]に記載の袋体。
[11] 前記内層は、最内層としてシーラント層を含む、[1]〜[10]のいずれか1項に記載の袋体。
[12] 前記周縁シール部(2)は、前記袋体(1)の上部の少なくとも一部をシールしている上部シール部、前記袋体の側部の少なくとも一部をシールしている側部シール部、及び/又は前記袋体の底部の少なくとも一部をシールしている底部シール部を有する、[1]〜[11]のいずれか1項に記載の袋体。
[13] 下記方法(I)〜(V)のいずれかにより形成される、[1]〜[12]のいずれか1項に記載の袋体:
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部がM字状になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの上部及び両側部を前記周縁シール部でシールする方法(I);
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの他方の側部、上部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(II);
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部となるように、前記積層フィルムを折り畳み、2つ折りされた底部材を折り畳まれたフィルムの底部に入れて、前記折り畳まれたフィルムの底部と前記底部材の少なくとも一部とを前記周縁シール部でシールし、かつ前記折り畳まれたフィルムの他方の側部及び上部を前記周縁シール部でシールする方法(III);
前記積層フィルムと他のフィルムを重ねて上部、両側部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(IV);又は
2つ折りされた底部材を前記積層フィルムと他のフィルムで挟み込んで上部、両側部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(V)。
[14] 前記袋部は、前記方法(I)、(III)又は(V)により形成され、かつ前記袋部の底部は、船底形である、[13]に記載の袋体。
[15] 自立性である、[14]に記載の袋体。
本発明の袋体によれば、袋体を切り裂くことによって剥離きっかけ部の新たな辺が形成されて、剥離きっかけ部がつまみ易くなるので、切り裂きの前には剥離きっかけ部が袋体の周縁部から外側に向かって突出している必要がなく、又はそのような必要が少なく、したがって袋体の輸送時に剥離きっかけ部が損傷すること、袋体から剥離すること等を抑制できる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る袋体の斜視図である。 図2は、図1の袋体の正面図である。 図3は、図1の態様から切り欠き案内部を変更した、本発明の実施形態に係る袋体の斜視図である。 図4は、図3の袋体の正面図である。 図5は、図2の線A−A’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。 図6は、図2の線B−B’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。 図7は、本発明の第2の実施形態に係る袋体の正面図である。 図8は、図7の線A−A’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。 図9は、本発明の第3の実施形態に係る袋体の斜視図である。 図10は、図9の袋体の正面図である。 図11は、図10の線A−A’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。 図12は、本発明の第4の実施形態に係る袋体の斜視図である。
<袋体>
本発明の袋体は、単数又は複数のフィルムで形成されており、かつそのフィルムの少なくとも1つは、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムである。
本発明の袋体は、フィルムの周縁部の一部又は全部をシールして袋部を形成している周縁シール部;この周縁シール部の少なくとも一部を除去して袋部を密封したまま袋体を切り裂くことができる、切り裂き案内部;及び、上記剥離可能な外層の剥離きっかけとなる剥離きっかけ部;を備えている。
以下、図面を参照して本発明の袋体を説明する。ここで、図1〜6は、フィルムの周縁部の一部のみに周縁シール部が形成されている、本発明の袋体の第1の実施形態を示しており、また、図7及び8は、フィルムの周縁部の全部に周縁シール部が形成されている、本発明の袋体の第2の実施形態を示している。そして、図9〜11は、剥離きっかけ部に相対する部分が少なくとも部分的に除去されている、本発明の第3の実施形態を示している。更に図12は、外層が易カット性及び/又は直線カット性を有している、本発明の第4の実施形態を示している。
具体的には、図1及び図3は、共にフィルムの周縁部の一部のみに周縁シール部が形成されているが、切り欠き案内部の位置に違いがある本発明の袋体の1つの実施形態の斜視図である。図2及び図4は、それぞれ図1及び図3の袋体の正面図であり、かつ図5及び6はそれぞれ、図2の線A−A’及び線B−B’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。ただし、図5は、図4の線A−A’における袋体の断面も実質的に示しているといえる。
なお、図5(a)と図6(a)、図5(b)と図6(b)、図5(c)と図6(c)、及び図5(d)と図6(d)は、袋体内層の開口又は通気部を露出させるまでの、それぞれ同じタイミングにおける袋体1の部分断面図を示している。上述の通り、図5(a)〜(d)は、図4の袋体のA−A’断面の移り変わりも併せて示しているが、図2の態様と、図4の態様とでは、切り裂き予定線が異なっている点に注意が必要である。すなわち、図5(a)における切り裂き予定線は、図2の袋体の態様の場合には、A−A’断面を横に移動させても、その位置に変わりはない。しかし、図4の袋体の態様の場合には、A−A’断面の場所によって、図5(a)における切り裂き予定線の位置が変化する。また、図4の袋体のB−B’断面の移り変わりは、図6(a)で切り裂き予定線がなく、図6(b)〜(d)で袋体が切り裂かれておらず、かつ袋部が大きく周縁シール部の上部シール部が小さい場合を考えれば、図6から理解することができる。
また、図7は、フィルムの周縁部の全部に周縁シール部が形成されている、本発明の袋体の他の1つの実施形態の正面図であり、かつ図8は、図7の線A−A’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。
更に、図9は、本発明の袋体の第3の実施形態の斜視図であり、図10は、図9の袋体の正面図であり、かつ図11は、図10の線A−A’における袋体の断面によって袋体の使用法を示す状態図である。
加えて、図12は、本発明の袋体の第4の実施形態の斜視図である。図12(a)は、周縁シール部を切り裂き予定線に沿って切り裂く前の状態を示し、図12(b)は、周縁シール部を切り裂き予定線に沿って切り裂いた後の状態を示し、図12(c)は、外層を剥離した後の状態を示す。なお、図12(b)の網掛け部分は、剥離予定部を示している。
本発明の袋体の袋部は、輸送時には密封されているので、内容物の雰囲気を安定に保つことができる。一方で、袋体を切り裂き案内部から裂いて、剥離きっかけ部に新たな辺を形成し、そしてこの1つの辺を掴んで外層を剥離することで、内層の開口又は通気部が露出することができる。
剥離きっかけ部は、袋体の周縁部から外方へ突出していないことによって、袋体の輸送時に損傷し難く、一方で、袋体を切り裂き案内部から切り裂いて剥離きっかけ部の新たな辺を形成することによって、剥離きっかけ部をつまみ易いようにすることができる。したがって、本発明の袋体は、剥離きっかけ部の耐久性とつまみ易さとを両立できる。
また、本発明の袋体の外層を剥離すると、内層の開口又は通気部が露出する。つまり、剥離きっかけ部をつまんで外層を剥離するまでは、袋体内に内容物が密封されている一方で、外層を剥離して内層の開口又は通気部を露出させると、内層の開口又は通気部を通して、内容物を外気と通気させ、又は取り出すことが可能になる。
図1〜6で示す本発明の袋体の第1の実施形態では、開封前の袋部3は、周縁シール部2と内周シール部11によって密封されており、袋体1の剥離きっかけ部4は、周縁シール部2と内周シール部11とで囲まれていることによって、つまみ難い状態になっている(図1〜図4、図5(a)、図6(a))。
これに対して、周縁シール部2を切り裂き案内部5から切り裂くと、周縁シール部2の上部シール部は、切り裂き予定線に沿って切り取られるので、剥離きっかけ部4は、2つに分かれて新たな辺が形成される。これにより、分かれた剥離きっかけ部4の片方をつまんで固定し、さらにもう片方をつまんで剥離する(図5(b))。
その後、剥離きっかけ部4をつまんで外層9を剥離すると(図5(c)及び(図6(c)))、開口用内層ハーフカット13に囲まれた内層8の部分が、外層9に付着した状態で随伴除去されて、内層8に開口6が形成される(図6(c)及び(d))。
なお、本発明の袋体の第1の実施形態では、図1及び3に示されるように、袋体1の底部は船底形になっているので、袋体1は自立することができ、また比較的大きな内容物を収納できる。また、他の対応ではこの袋体は、開孔部又は通気部が上側になるようにして横置きされるものであってもよい。
[フィルム]
上述の通り、本発明の袋体は、フィルムで形成されているので、このフィルムについて以下に説明する。このフィルムは、液体非透過性かつ/又は気体非透過性であってもよい。また、外層剥離時に表出する内層の少なくとも一部に通気性があってもよい。また、このフィルムは、熱可塑性樹脂フィルムであってもよく、これは金属箔等を含む積層体の一部であってもよい。
本発明の袋体を形成するフィルムの少なくとも1つは、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムである。
内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムのみで袋体を形成するときには、積層フィルムを折り畳んで袋体の胴部材とすることができる。
一方で、複数のフィルムで袋体を形成するときには、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムと他のフィルムとを向い合せてシールして、袋体の胴部材とすることができる。
例えば、図1及び3に示される本発明の第1の実施形態の袋体1は、一対のフィルムにより形成される。その場合、図5及び6に示されるように、一方のフィルムは、内層8及び剥離可能な外層9を含む積層フィルム7であるが、他方のフィルム10は、特に限定されず、フィルム7と同じであるか、又は異なってよい。
ここで、フィルム10が、内層8及び剥離可能な外層9を含む積層フィルム7以外のフィルムであるときには、フィルム10としては、各種の充填袋体に用いられている柔軟なフィルムを用いてよく、例えば、プラスチック、防水加工された紙又は布などを主体とする単層又は多層フィルムを用いてよい。
積層フィルム7は、内層8及び剥離可能な外層9を含むので、内層及び剥離可能な外層について以下に説明する。
〔内層〕
内層は、袋体を形成したときに袋体の内側又は内容物側を向く層である。内層は、積層フィルムに液体非透過性及び/又は気体非透過性を付与するために、基材層として、市販の樹脂フィルム、押出し樹脂フィルムなどを含んでよい。
基材層としては、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム(PET)、低密度ポリエチレンフィルム(LDPE)、中密度ポリエチレンフィルム(MDPE)、高密度ポリエチレンフィルム(HDPE)、線状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)、ポリプロピレンフィルム(PP)、ナイロンフィルム(Ny)などを、単独で又は組み合わせて使用してよい。
また、内層は、最内層としてシーラント層を含むことが好ましい。シーラント層は、単数又は複数のフィルムをシールするための層である。
シーラント層の材料は、封止対象の材質によって選択されるが、例えば、LDPE、LLDPE、PP、エチレン−メタクリル酸コポリマー(EMAA)、エチレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、アイオノマー樹脂、エチレン−酢酸ビニルコポリマーなどの樹脂でよい。これらの樹脂は、例えば、延伸又は無延伸フィルム、押出積層用の溶融樹脂、ホットメルト用の塗料などの形態でよい。
具体的には、シーラント層は、アイセロ化学株式会社製「スズロンL」、又はイージーオープンフィルムで形成されることができる。
さらに、内層は、基材層以外の樹脂層、接着剤層、アルミニウム箔などの金属箔層、無機物蒸着フィルムなどの他の層を含んでもよい。
本発明の第1の実施形態の袋体では、図5(a)に示されるように、外層の剥離きっかけ部と外層の残部との境界部に、剥離きっかけ用内層ハーフカット12が、内層8を概ね貫通する深さで形成されている。
剥離きっかけ用内層ハーフカットは、実線又は破線(ミシン目)でよく、また単線又は複数列の線でもよい。
例えば、本発明の第1の実施形態の袋体1では、図1〜5に示されるように、剥離きっかけ用内層ハーフカット12は、単数又は複数のラインとして形成されてよいが、剥離きっかけ用内層ハーフカット12と内周シール部11の位置合わせを容易にするために複数のラインとして形成されることが好ましい。
また、複数列の剥離きっかけ用内層ハーフカットを設けることによって、仮に内層ハーフカットの精度が悪く、剥離面まで到達していないものが生じてしまう場合でも、外層を剥離できなくなる可能性を減らすことができる。
本発明の第1の実施形態の袋体1では、図6に示されるように、開口6の輪郭に対応する箇所において、開口用内層ハーフカット13が、内層8を概ね貫通する深さで形成されている。すなわち、開口用内層ハーフカット13によって、開口6の領域を画定できる。
開口用内層ハーフカットは、環状で形成されることが好ましい。
内層には、開口用内層ハーフカットの代わりに、当初から開口がパンチングによって形成されていてもよい。その場合でも、剥離可能な外層を剥離する前は、開口が外層で覆われているので、積層フィルムの液体非透過性又は気体非透過性は維持される。
開口を設ける代わりに、又は開口を設けた上で、内層の一部を通気性の材料、例えば織布若しくは不織布又は紙等で構成することで、内容物の外気との接触及び/又は蒸散をこの通気性部分から行ってもよい。
〔剥離可能な外層〕
剥離可能な外層は、袋体を形成したときに袋体の外側を向く層である。
本発明の第1の実施形態の袋体1では、図5(a)に示されるように、剥離可能な外層9の剥離は、周縁シール部2によって抑制されている。これに対して、図5(b)に示されるように、袋体が切り裂き予定線で切り裂かれて、周縁シール部2の一部が取り除かれると、剥離きっかけ部4の新たな辺が形成され、それによって剥離きっかけ部4がつまみ易くなるので、外層9の剥離が可能になる。
さらに、図5(c)に示されるように、剥離きっかけ部4をつまんで外層9を剥離し、そして図5(d)及び図6(d)に示されるように、袋体から外層9を剥離することができる。
図9及び10に示すように、外層は、積層フィルムの外層側から刻設された随意の外層ハーフカット9aを有することができる。この外層ハーフカットによって剥離きっかけ部4をつまんで外層を剥離したときに、外層が切断されて外層のうちの一部のみが剥離される。したがって、外層ハーフカットを有することにより、剥離すべき外層の面積が小さくなり、外層を更に容易に剥離することができる。
図9及び10に示すように、外層ハーフカットは、切り裂き案内部の延長線と接する点を一方の端とし、また周縁シール部2の外端を他方の端とすることが好ましい。
また、本発明の第4の実施形態において、外層は、内層と剥離可能である剥離部、及び本体部を有する。この剥離部と本体部との間の領域は、易カット性である。外層の一部では、内層と剥離可能でなくてもよいが、好ましくは外層の実質的に全ての領域で内層と剥離可能である。また、外層の一部では、易カット性でなくてもよいが、好ましくは外層の実質的に全ての領域が易カット性である。易カット性は、剥離部を剥がす方向について易カット性であればよい。
外層は、単層であっても多層であってもよく、外層が多層である場合、多層のうち少なくとも一層は、易カット性でなくてもよい。例えば、多層のうちの少なくとも一層が易カット性でなくても、他の層が易カット性であり、その易カット性の層と易カット性でない層とが接着している場合には、易カット性でない層も、易カット性の多層を構成することができる場合がある。
ここで、易カット性とは、少なくとも1つの方向に、成人男性が大きなストレスを感じることなく、手で引裂くことができる性質をいう。例えば、易カット性とは、少なくとも1つの方向に、おいて引裂強さが、20.0N/mm以下、15.0N/mm以下、10.0N/mm以下、8.0N/mm以下、又は5.0N/mm以下である場合をいう。ここで、引裂き強さは、JIS K7128−1に準拠したトラウザー引裂法に基づいて、株式会社東洋精機製作所製のストログラフVES1Dを用いて、115mm×50mmのサンプルサイズかつ長手方向のスリット45mmで、試験速度200mm/min、つかみ具間距離75mm、測定距離150mmとし、3回の測定値の平均値をいう。
また、好ましくは剥離部は、直線カット性を有している。フィルムの直線カット性とは、引き裂こうとすると、フィルムの分子配向等に起因して、直線状に容易に引き裂くことができるフィルムの性質をいう。例えば、延伸フィルム、特に一軸延伸フィルムは、直線カット性を有しているため、外層の剥離部の領域に、少なくとも積層体の一部として、用いることが好適である。剥離部が、剥離部を剥がす方向に向かって直線カット性である場合には、剥離部をきれいに切り取ることができ、これにより開口予定部を確実に表出させることができる。
通常は、易カット性及び/又は直線カット性を有していないフィルムであったとしても、そのフィルムに切り込みを入れて、易カット性及び/又は直線カット性を付与することもできる。例えば、樹脂フィルムが金属箔層をサンドイッチした構造体に、レーザーでカッティングすることで、金属箔層を傷つけずに一方の樹脂フィルムのみに切れ込みを入れることができる。また、樹脂フィルムの厚みの一部のみにロータリーカッター等で切れ込みを入れることもできる。さらに、フィルムにフィラー等を含有させることによって、易カット性を付与してもよい。
以下、外層が易カット性及び/又は直線カット性を有する場合の外層の剥離を、図12を参照して説明する。
図12(a)は、外層が易カット性及び/又は直線カット性を有する本発明の袋体を示している。この場合、開口用内層ハーフカット13は、外層の剥離部(図12(b)の網掛け部分)に含まれるように形成することができる。
まず、袋体1の周縁シール部2を切り裂き案内部5から切り裂き、周縁シール部2の一部(例えば、上部シール部)の一部を除去する。そして、図12(b)に示すように、剥離きっかけ部4に新たな辺を形成し、この1つの辺を掴んで矢印方向に引っ張ることで、剥離部を除去することができる。こうして、図12(c)に示すように内層の開口6が露出して、内容物を開封状態とすることができる。
内層が液体非透過性又は気体非透過性である場合、外層は、内層の開口及び/又は通気部と接着する箇所以外の部分では、液体透過性又は気体透過性であってもよい。しかしながら、袋体の液体非透過性又は気体非透過性を向上させるために、外層も液体非透過性又は気体非透過性であることが好ましい。したがって、外層は、内層に使用される基材層と同じ層を含んでよい。
外層を形成する基材層としては、例えば、紙、PETフィルム、LDPEフィルム、MDPEフィルム、HDPEフィルム、LLDPEフィルム、PPフィルム、ナイロンフィルムなどを、単独で又は組み合わせて使用してよい。また、外層として使用される紙は、防水加工されていることが好ましい。
また、外層は、基材層以外の樹脂又は紙層、接着剤層、アルミニウム箔などの金属箔層、無機物蒸着フィルムなどの他の層を含んでもよい。さらに、外層の剥離について以下に詳述する。
〔外層の剥離〕
フィルムにおいて、外層の剥離は、作用機序に拘束されるものではないが、界面剥離又は凝集破壊によって達成されることができる。
例えば、内層と外層の間に、易剥離性樹脂で形成された層(以下、「易剥離性樹脂層」という)を配置することによって、外層と易剥離性樹脂層の界面から外層を剥離させるか、又は内層と易剥離性樹脂層の界面から外層及び易剥離性樹脂層を剥離させることができる。
本発明の第1の実施形態では、易剥離性樹脂層を使用して、内層と易剥離性樹脂層の界面から外層及び易剥離性樹脂層を剥離させると、凝集剥離ではなく、界面剥離により、剥離面に剥離痕が残らず、綺麗な剥離面となるため好ましい。
また、本発明の第2の実施形態では、外層と内層の間に、剥離ニスなどの剥離剤で形成された層(以下、「剥離剤層」という)を配置することによって、剥離剤層から外層を剥離させるか、又は内層から外層及び剥離剤層を剥離させることができる。
その場合、内層の表面にドットパターンの剥離ニスおよびベタパターンの剥離ニスによる剥離ニス層を配置し、かつ内層と外層との間に接着剤層を配置すると、内層に剥離ニスが印刷されていない部分では接着剤層により内層と外層が接着し、かつ剥離ニスが印刷されている部分では内層と外層が疑似接着する。したがって、内層の表面のベタパターンの剥離ニス層をきっかけにして、内層から外層及び剥離ニス層を剥離させることができるので好ましい。
一般に、剥離剤は、印刷によって、外層及び/又は内層の上に配置されることができる。
また、凝集力の弱い樹脂で形成されている層を外層と内層の間に配置して、その樹脂に応力を掛けて破壊することにより、外層と内層の剥離を達成することもできる。
(易剥離性樹脂及び剥離剤)
易剥離性樹脂及び剥離剤について以下に説明する。
(易剥離性樹脂)
易剥離性樹脂は、力が掛かる前は外層と内層の接着性を確保するが、力が掛かると、外層と易剥離性樹脂層の界面から外層を剥離させるか、又は内層と易剥離性樹脂層の界面から外層及び易剥離性樹脂層を剥離させることができる樹脂である。
易剥離性樹脂としては、例えば、ポリオレフィンに環状オレフィンコポリマー(COC)を所定の比率で混合した樹脂が好ましい。
ポリオレフィンとしては、例えば、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などが挙げられ、LDPEを使用することが好ましい。LDPEとしては、例えば、東ソー株式会社製の商品名「ペトロセン」、旭化成ケミカルズ株式会社製の商品名「サンテック」などが挙げられる。
ポリオレフィンのMFR(Melt Flow Rate)は、190℃の温度では、約0.01g/10分以上、又は約1g/10分以上であってよく、また、このMFRは、約60g/10分以下、又は約50g/10分以下であってよい。
ポリオレフィンの密度は、約0.89g/cm以上、又は約0.90g/cm以上であってよく、また、この密度は、0.94g/cm以下、又は0.93g/cm以下であってよい。
「環状オレフィンコポリマー(COC)」とは、α−オレフィンと環状オレフィンとを、へキサン、へプタン、オクタン、シクロへキサン、べンゼン、トルエン、キシレンなどの炭化水素系溶媒中で、いわゆるチーグラー触媒、メタロセン触媒などの触媒を調合することにより得ることができる共重合体をいう。このような共重合体としては、例えば、三井化学株式会社製の商品名「アペル」などが挙げられる。
COCのMFRは、JIS K7210に準拠し、温度190℃/荷重2.16kgの条件の下で測定した場合、約0.1g/10分以上、又は約1g/10分以上であってよく、また、このMFRは、約40g/10分以下、又は約30g/10分以下であってよい。
易剥離性樹脂は、LDPEとCOCとの混合比率を変えることにより、剥離されることになる外層、または内層との界面剥離強度を制御し、かつ所望の値に調整することができる。
易剥離性樹脂中のCOCの含有量は、約1質量%以上、又は約2質量%以上であってよく、また、この含有量は、約24質量%以下、又は約20質量%以下であってよい。COCの含有量は、約1質量%以上であると、剥離されることになる層と易剥離性樹脂層の剥離強度が最適化されて両者の界面剥離が容易になり、一方で、約24質量%以下であると、両者の剥離強度の制御が容易になるので好ましい。
易剥離性樹脂層の厚さは、剥離されることになる層との接着性及び剥離性を両立させるために、約10μm以上、又は約12μm以上であってよく、また、この厚さは、約30μm以下、又は約25μm以下であってよい。
(剥離剤)
剥離剤は、内層と外層の接着を阻害する樹脂または添加剤である。なお、内層と外層の間に剥離剤を配置すると、剥離剤の疑似接着性によって、内層と外層は、見掛け上接着されるが、力が掛かると直ぐに分離する。
したがって、本発明の第2の実施形態の袋体1’では、図7及び8に示されるように、剥離剤のベタ印刷部14と対応する剥離きっかけ部4の周囲では内層と外層を接着して、袋体1’を切り裂き案内部5から切り裂くまでは、剥離きっかけ部4の剥離を抑制することが好ましい。
剥離剤としては、例えば、シリコーン樹脂、ニトロセルロース樹脂などのセルロース樹脂、ウレタン系樹脂、アミノアルキッド系樹脂、ポリアミド系樹脂及びポリエステル系樹脂から成る群から選択される少なくとも1つ;水性ニス;油性ニス;紫外線硬化型ニス;などの剥離ニスが挙げられる。これらの中でも、剥離ニスとしては、シリコーン樹脂とセルロース樹脂の混合物が好ましい。
剥離ニスは、上記で列挙された樹脂の少なくとも1つとワックスの混合物であることがより好ましい。混合物中のワックスの含有率は、混合物の質量を基準として、約20質量%以上、又は約30質量%以上であってよく、また約85質量%以下、又は約80質量%以下であってよい。
ワックスの含有率が、約20質量%以上であると、剥離ニス層と隣接している他の層のピッキングを防ぐことができるので好ましく、一方で、約85質量%以下であると、剥離ニス層の層間剥離を防ぐことができるので好ましい。具体的には、剥離ニスとしては、DICグラフィックス社製「ポリコートP−91」などを使用してよい。
<袋体の構成要素>
以下、袋体の構成要素である「周縁シール部」、「内周シール部」、「袋部」、「剥離きっかけ部」、「切り裂き案内部」、「開口」、「底部材」及び「内容物」について、それぞれ説明する。
[周縁シール部]
周縁シール部は、フィルムの周縁部の一部又は全部をシールして袋部を形成するシール部である。
本発明の第1の実施形態の袋体1では、図1又は図3に示されるように、フィルムの周縁部の一部のみに周縁シール部2が形成され、周縁シール部2と下記で説明する内周シール部11とによって袋部3は密封される。また、本発明の第2の実施形態の袋体1’では、図7に示されるように、液体非透過性フィルムの周縁部の全部に周縁シール部2が形成され、内周シール部11と周縁シール部2とによって袋部3は密封される。
周縁シール部2を形成する方法としては、例えば、熱溶融法、接着剤法、機械的結束法などが挙げられるが、これらの中でも、熱溶融法が好ましく、ヒートシール法がより好ましい。
周縁シール部は、袋体の上部の少なくとも一部をシールしている上部シール部、袋体の側部の少なくとも一部をシールしている側部シール部、及び/又は底部の少なくとも一部をシールしている底部シール部を有することが好ましい。以下では、これらのそれぞれについて説明する。
〔上部シール部〕
上部シール部は、袋体の上部の少なくとも一部をシールするシール部である。上部シール部は、袋部に内容物を充填した後に袋体を密閉するために、形成されることが好ましい。また、袋部内の内容物のスペースを確保するために、上部シール部は、袋体を形成する単数又は複数のフィルムの上端縁に沿って形成されることが好ましい。図1のように切り欠き案内部を側部シール部に形成する場合には、上部シール部は比較的広い領域であってよい。一方で、図3のように切り欠き案内部を上部シール部に形成する場合には上部シール部は比較的狭い領域とすることができる。
〔底部シール部〕
底部シール部は、袋体の底部の少なくとも一部をシールするシール部である。底部シール部は、袋体を形成する一対のフィルムの下端縁同士をシールするか;フィルムを折り畳み、2つ折りされた底部材を、折り畳まれたフィルムの底部に入れて、折り畳まれたフィルムの底部と底部材の少なくとも一部とをシールするか;又は2つ折りされた底部材を一対のフィルムで挟み込んでシールすることにより、形成されることが好ましい。
袋体の袋部を外側に膨らませ、袋体に自立性を付与し、かつ/又は袋部内の内容物のスペースを確保するために、底部シール部を船底形にすることが好ましい。例えば、フィルムを折り畳み、2つ折りされた底部材を折り畳まれたフィルムの底部に入れて、折り畳まれたフィルムの底部と底部材の少なくとも一部とをシールするか;又は2つ折りされた底部材を一対のフィルムで挟み込んでシールすることにより、船底形の底部シール部を得ることができる。
〔側部シール部〕
側部シール部は、袋体の側部の少なくとも一部をシールするシール部である。袋部内の内容物のスペースを確保するために、側部シール部は、袋体を形成する単数又は複数のフィルムの側端縁に沿って形成されることが好ましい。
側部シール部の長さは、上部シール部又は底部シール部の長さの約1.1倍以上、約1.3倍以上、約1.5倍以上又は約2倍以上でよく、また側部シール部の長さは、上部シール部又は底部シール部の長さの約10倍以下、約9倍以下又は約8倍以下でよい。
一般に、単数のフィルムを折り畳んで袋体を形成するときには、少なくとも1つの側部シール部が形成される。一方で、一対のフィルムで袋体を形成するときには、少なくとも2つの側部シール部が形成される。
一般に、複数のフィルムで袋体を形成すると、袋体の両側部がシールされるので、側部シール部として、第一側部シール部及び第二側部シールが形成される。
図1〜4に示されるように、本発明の袋体の第1の実施形態では、第一側部シール部は、底部シール部の一方の端縁から上方に延び、かつ一対のフィルムの側部をシールするが、上部シール部まで達しなくてよい。
一方で、第二側部シール部は、底部シール部の他方の端縁から上方に延び、一対のフィルムの側部をシールし、かつ上部シール部まで達してよい。
その場合、第一側部シール部の2つの端部の中でも、底部シール部と接していない端部(すなわち、上部シール部まで達していない上側端部)は、内周シール部4と接することができる。したがって、第一側部シール部の上側端部は、内周シール部4の一方の端部と対応することができる。
〔周縁未シール部〕
周縁未シール部は、フィルムの周縁部においてシールされていない部分を意味する。本発明においては、フィルムの周縁部の一部のみに周縁シール部を形成したときに、周縁未シール部が形成される。
具体的には、周縁未シール部、周縁シール部及び内周シール部は、剥離きっかけ部を囲むように配置されることができる。その場合、袋体を切り裂き案内部から裂いて周縁シール部の少なくとも一部(特に上部シール部)を取り除くと、周縁未シール部から剥離きっかけ部をつまみ易くなるので好ましい。
図1〜4に示されるように、本発明の袋体の第1の実施形態では、剥離きっかけ部4が三角形状であるときに、三角形の三辺に、周縁未シール部、周縁シール部2の一部(つまり、上部シール部)、及び内周シール部11をそれぞれ配置することができる。この場合、図5(b)に示されるように、本発明の袋体の第1の実施形態では、上部シール部が取り除かれると、剥離きっかけ部4の二辺がシールされていない状態になるので、剥離きっかけ部4がつまみ易くなる。なお、図5(a)に示されるように、本発明の袋体の第1の実施形態では、上部シール部を取り除く前にも、周縁未シール部から剥離きっかけ部4をつまむことができるが、図5(c)に示されるように、上部シール部を取り除くことによって、剥離きっかけ部4の新たな辺を形成して、剥離きっかけ部4を比較的つまみ易くすることができる。
[内周シール部]
内周シール部は、フィルムの周縁部の内側の一部をシールしているシール部であって、フィルムの周縁部の一部のみに周縁シール部2が形成されるときに、周縁シール部と一体となって袋部を密封しているシール部である。
内周シール部を形成するシール法は、周縁シール部を形成するシール法として上記で説明されたものでよい。
内周シール部の位置は、袋体、剥離きっかけ部、又は袋部の形状に応じて任意に決定されてよいが、例えば内周シール部は、袋体の上辺、側辺又は底辺と交わる方向で、好ましくは、これらの辺のいずれかに対して斜めになる方向で形成されることができる。
本発明の第1の実施形態では、図1〜4に示されるように、内周シール部11は、一方の側部シール部の上端から上部シール部に向かって斜めに形成されており、かつ剥離きっかけ部4と袋部3の境界の少なくとも一部となることができる。
[袋部]
袋部は、フィルムの周縁部の一部又は全部を周縁シール部でシールして形成され、内容物を収納する部分である。内容物は、例えば、固体、液体、気体、ゲル等である。
通常は、袋部に内容物を収納した状態で、袋体の周縁部を周縁シール部でシールして、袋部を密封する。この場合、袋体から周縁シール部(例えば、上部シール部)の少なくとも一部を除去し、そして剥離きっかけ部に新たな辺を形成し、この1つの辺を掴んで外層を剥離することで、内層の開口又は通気部が露出して、内容物を開封状態とすることができる。
本発明の第1の実施形態では、図1〜4に示されるように、袋体3は、周縁シール部2及び内周シール部11によって密封されている。この場合、袋体1の周縁シール部2を切り裂き案内部5から切り裂き、袋部3の密封状態を維持したままで、周縁シール部2の一部(例えば、上部シール部)の一部を除去することができる。そして、剥離きっかけ部4に新たな辺を形成し、この1つの辺を掴んで外層を剥離することで、内層の開口又は通気部を露出することができる。
また、本発明の第1の実施形態では、袋部には液体の内容物が収納されている。この場合、切り裂き案内部5から袋部を切り裂いて、剥離可能な外層9が剥離されると、袋部に開口6が形成されるので、袋部から液体内容物を排出することが可能になる。
本発明の別の実施形態では、図7に示されるように、袋部3は、周縁シール部2と内周シール部11とに囲まれることによって密封されている。また、袋体1’を切り裂き案内部5から切り裂いて、周縁シール部2の一部(例えば、上部シール部)を袋体1’から除去しても、周縁シール部2と内周シール部11とに袋部3は密封されたままとなる。
袋部は、下記方法I〜Vのいずれかにより形成されることが好ましい:
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部がM字状になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの上部及び両側部を周縁シール部でシールする方法(I);
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの他方の側部、上部及び底部を周縁シール部でシールする方法(II);
前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部となるように、前記積層フィルムを折り畳み、2つ折りされた底部材を折り畳まれたフィルムの底部に入れて、前記折り畳まれたフィルムの底部と前記底部材の少なくとも一部とを周縁シール部でシールし、かつ前記折り畳まれたフィルムの他方の側部及び上部を周縁シール部でシールする方法(III);
前記積層フィルムと他のフィルムを重ねて上部、両側部及び底部を周縁シール部でシールする方法(IV);又は
2つ折りされた底部材を前記積層フィルムと他のフィルムで挟み込んで上部、両側部及び底部を周縁シール部でシールする方法(V)。
また、袋体に自立性を付与するために、袋部の底部は、船底形であることが好ましい。例えば、上記方法(I)、(III)又は(V)により袋部を形成すれば、袋部の底部を船底形にすることができる。
[剥離きっかけ部]
剥離きっかけ部は、剥離可能な外層を剥離するためのきっかけとなる部分である。剥離きっかけ部は、剥離可能な外層の一部として、内層の一部として、又は内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムの一部として形成されることができる。
剥離きっかけ部の一部又は全部を容易につまむことができないように配置されている限り、袋体における剥離きっかけ部の位置は、任意に決定されてよい。例えば、剥離きっかけ部は、フィルムの周縁部から外方へ突出しないように形成されることが好ましい。
一方で、袋体を切り裂き案内部から切り裂くと、剥離きっかけ部の新たな辺が形成されて、剥離きっかけ部がつまみ易くなる。なお、剥離きっかけ部の新たな辺は、直線であっても曲線であってもよい。例えば、袋体を切り裂き案内部から切り裂くまでは、剥離きっかけ部は、見掛け上、認識され難いが、袋体を切り裂き案内部から切り裂くと直ぐに、剥離きっかけ部を現出するようにすることができる。
このように、袋体の切り裂きの前後で剥離きっかけ部のつまみ易さを変えることによって、袋体の輸送時に剥離きっかけ部の損傷又は脱離を防ぐことだけでなく、切り裂き案内部から切り裂きの前に外層の剥離を行うという使用者の誤りを防ぐことができる。
本発明の第1の実施形態では、図1〜4に示されるように、剥離きっかけ部4は、袋体1の側部の一方に近接して形成されることができる。その場合、袋体1における剥離きっかけ部4の領域は、周縁シール部2、内周シール部11、周縁未シール部、切り裂き案内部5、及び剥離きっかけ用内層ハーフカット12に応じて任意に決定することができる。
また、図5(a)及び(b)に示されるように、切り裂き予定線に沿って袋体1を切り裂いて、周縁シール部2の上部シール部を除去すると、剥離きっかけ部4の新たな辺は、内層8及び剥離可能な外層9を含む積層フィルム7の一部として形成され、それによって、剥離きっかけ部4の少なくとも一部がつまみ易くなる。さらに、図5(c)に示されるように、剥離きっかけ部4をつまんで引くと、内層ハーフカット12を境に、剥離可能な外層9を剥離させることができる。
本発明の第2の実施形態では、図7に示されるように、袋体1’の剥離きっかけ部4は、周縁シール部2と近接せず、かつ袋部3と一体化するように、形成されることができる。言い換えれば、剥離きっかけ部4は、袋体1’から外方へ突出せず、かつ袋体3に埋設されることができる。
また、図8(a)及び(b)から、袋体1’における剥離きっかけ部4の領域が、周縁シール部2、袋体3、切り裂き案内部5及び剥離剤のベタ印刷部14に応じて決定されることは明らかである。その場合、切り裂き予定線に沿って袋体1’を切り裂いて、周縁シール部2の上部シール部を取り外すと、剥離きっかけ部4の新たな辺は、剥離可能な外層9の一部として現出する。
したがって、積層フィルム7における剥離きっかけ部4と対応する位置では、剥離剤のベタ印刷部14によって内層8と外層9の接着が阻害されているので、使用者は、内層8と外層9の隙間に指などを入れることによって、剥離きっかけ部4を容易につまむことができる。
本発明の第3の実施形態では、図9及び10に示すように、液体非透過性のフィルムのうちの、剥離きっかけ部に相対する部分は、少なくとも部分的に除去されて、剥離きっかけ部の内側面が少なくとも部分的に露出している。ここで、剥離きっかけ部の内側面とは、剥離きっかけ部によって剥離される外層とは反対側の面を意味する。
これによれば、図11(b)に示すように、剥離きっかけ部4と剥離きっかけ部に相対する部分との間に互いに重なっていない領域が存在することにより、袋体を上記切り裂き案内部から切り裂いた後にこの重なっていない領域をつまむことができるため、剥離きっかけ部が更につまみ易くなる。
本発明の第3の実施形態において、剥離きっかけ部に相対する部分の形状は、剥離きっかけ部の形状から任意の形状を除去した形状であってよい。例えば、剥離きっかけ部に相対する部分の形状は、図9に示すように三角形である剥離きっかけ部の形状から三角形を除去した台形であってよい。
[切り裂き案内部]
切り裂き案内部は、周縁シール部の少なくとも一部を除去して袋部の密封性を維持したまま袋体を切り裂くことを可能にする部分である。切り裂き案内部は、袋体の切り裂きを開始するきっかけとして、又は周縁シール部と袋部の境界を決定する案内部として形成されてよい。
袋体を切り裂くことにより周縁シール部の少なくとも一部を、袋部の密封性を維持したままで除去できる限り、袋体における切り裂き案内部の位置及び形態は、任意に決定されることができる。いずれにしても、袋体を切り裂き案内部から裂いた後に剥離きっかけ部の新たな辺を形成し、剥離きっかけ部をつまみ易くするために、切り裂き予定線は、剥離きっかけ部と交差することが好ましい。
例えば、図5に示されるように、切り裂き案内部5から周縁シール部2を裂いた後、袋部3が密封性を維持したままで、剥離きっかけ部4が切り裂かれる。
例えば、図5(a)及び(b)と図6(a)及び(b)に示されるように、切り裂き案内部から切り裂き予定線に沿って、周縁シール部2の少なくとも一部を取り除くと、剥離きっかけ部4の新たな辺が形成されて剥離きっかけ部4の一部がつまみ易くなり、かつ袋部の上部が開く。
切り裂き案内部として、例えば、ノッチ、ライン、孔などを単独で又は組み合わせて形成してよい。例えば、切り裂き案内部は、マジックカット(商標)のような形態であってもよい。
袋体にノッチがあると、使用者は、周縁シール部の少なくとも一部と袋部を分離できるように、ノッチを起点として袋体を任意の切り裂き線に沿って切り裂くことができる。
また、袋体を形成するフィルムが、一軸延伸フィルムなどの延伸フィルムを含むときには、ノッチを起点として延伸フィルムの延伸方向に沿って袋体を切り裂くことができる位置に、ノッチを配置することが好ましい。
切り裂き案内部としてのノッチの形態は、限定されるものではないが、例えば、V型、I型などでよい。
切り裂き案内部としてのライン及び/又は孔は、周縁シール部の少なくとも一部と袋部を分離可能な切り裂き予定線に沿って形成されることが好ましい。また、ライン及び/又は孔は、ノッチとともに形成されることも好ましい。
切り裂き案内部としてのラインは、実線又は点線でよく、かつ単数又は複数でよい。また、ラインは、例えばCOレーザー照射などによって、内層及び/又は外層にハーフカットラインとして刻設されることが好ましい。
切り裂き案内部としての孔は、単数又は複数でよい。例えば、傷ロールなどで切り裂き予定線に沿って多数の孔を形成することが好ましい。その場合、1つの孔の孔径は、約0.1mm以上又は約0.2mm以上であることが好ましく、また、この孔径は、約0.4mm以下又は約0.3mm以下であることが好ましい。
[開口又は通気部]
本発明の袋体から剥離可能な外層を剥離して取り除くと、残りの内層に開口又は通気部が露出する。
開口は、例えば、液体である内容物を外部と通気させ又は排出できることが好ましい。通気部は、例えば気体である内容部を排出できることが好ましく、又は揮発性である内容物若しくはガス吸着性である内容物が外部に通気できることが好ましい。
外層の剥離によって内層の開口又は通気部を露出させるためには、パンチングによって内層に予め開口又は通気部を形成しておくこと、開口又は通気部の輪郭に対応する箇所に内層を概ね貫通するハーフカットを形成しておくこと等が好ましい。通気部は、内層の一部を多孔性材料等で形成することによって設けられていてもよい。
開口又は通気部の形状としては、例えば、円形に加えて、楕円形、角丸長方形、卵形、三角形、四角形、五角形以上の多角形などを自由に選択できる。開口又は通気部の数は、単数又は複数でよいが、通常は、複数であることが好ましい。
内層における開口又は通気部の位置は、限定されるものではないが、内容物の寸法及び配置、液体である内容物の量などに応じて決定されることができる。
本発明の袋体の1つの実施形態では、図6(c)及び(d)に示されるように、外層9が剥離するときに、開口用内層ハーフカット13に囲まれた内層8の部分が、外層9に付着した状態で随伴除去されるので、開口又は通気部6が形成されることができる。また、開口又は通気部6は、内容物15を通過させないが、水を通過させる寸法を有するようにして、袋体に液体排出機構を与えることができる。
開口用内層ハーフカット13に囲まれた内層8の部分は、外層9に付着して抜き取られるときに引っ掛かりを発生させないように、角のない円形、楕円形、角丸長方形、卵形などであることが好ましい。
[底部材]
底部材は、袋体の底部を形成する付加的な部材である。一般に、底部材を使用せずに、単数又は複数のフィルムで袋体を形成すると、袋体は、平袋になる。一方で、フィルムと底部材を併用して袋体を形成することによって、袋体に自立性を付与して、スタンディングパウチを得ることができる。また、袋体が底部材を備えると、袋体の収容量が増加するので好ましい。
また、折り畳まれた底部材を使用して袋体を形成すると、袋体に内容物を収納する前には、袋体の嵩張りを防止して、袋体の陳列適性を向上させることができるので好ましい。本発明の実施形態では、2つ折りされた底部材とフィルムを用いて袋体を形成することによって、袋部の底部を船底形にする。
また、図1〜4に示されるように、2つ折りされた底部材の両面を貫通する切欠き部16があると、袋体1の底部シール部を形成する際に、一対のフィルム同士又は折り畳まれたフィルムの両面を直接密着させることができるので好ましい。
さらに、底部材とフィルムとをヒートシールする際に、凹凸を有するヒートシールバーを使用すると、図1〜4に示されるように、シールバーの凹部に応じて未シール部17を残し、底部シール時に生じる空気溜まりを意図的に未シール部17に誘導して、底部シール部の外観を向上させることができるので好ましい。
[内容物]
袋体に収納される内容物は、固体、液体、気体、ゲルなどでよい。具体的な内容物としては、例えば、芳香剤、脱臭剤、吸着剤、揮発性薬剤等を挙げることができる。
<袋体の製造方法>
本発明の袋体は、例えば、以下の工程を含む方法により製造されることができる:
(a1)内面基材層にシーラントを押出しラミネート又はドライラミネートし、シーラント層を形成して、積層体Iaを得る工程;
(a2)外面基材層を提供し、積層体Iaの内面基材層側と外面基材層の間に易剥離樹脂を押出しラミネートして、積層体IIaを得る工程;
(a3)ダイカットローラーなどのカッターを用いて、積層体IIaのシーラント層側から刻設して、剥離きっかけ用内層ハーフカット及び開口用内層ハーフカットを形成して、加工された積層体IIaを得る工程;
(a4)加工された積層体IIaと概ね同じ外形を有するフィルムと、2つ折りされた底部材を提供する工程;
(a5)加工された積層体IIaのシーラント層側が袋体の内面となるように、2つ折りされた底部材を、加工された積層体IIaとフィルムで挟んで、底部シール、両側部シール、ならびに内周シール部を形成して、袋体中間体Aを得る工程;及び
(a6)袋体中間体Aに切り裂き案内部を形成する工程。
また、本発明の袋体は、例えば、以下の工程を含む方法により製造されることもできる:
(b1)内面基材層に剥離ニス層をベタパターン及びドットパターンで印刷する工程;
(b2)内面基材層の剥離ニス層を印刷していない側にシーラントを押出しラミネート又はドライラミネートし、シーラント層を形成して、積層体Ibを得る工程;
(b3)外面基材層を提供し、ドライラミネート接着剤を介して外面基材層と積層体Ibの剥離ニスを印刷している側とを接着して、積層体IIbを得る工程;
(b4)ダイカットローラーなどのカッターを用いて、積層体IIbのシーラント層側から刻設して、開口用内層ハーフカットを形成して、加工された積層体IIbを得る工程;
(b5)加工された積層体IIbと概ね同じ外形を有するフィルムと、2つ折りされた底部材を提供する工程;
(b6)加工された積層体IIbのシーラント層側が袋体の内面となるように、2つ折りされた底部材を、加工された積層体IIbとフィルムで挟んで、底部シールと両側部シールを形成して、袋体中間体Bを得る工程;及び
(b7)袋体中間体Bに切り裂き案内部を形成する工程。
工程(a3)又は(b4)で開口用内層ハーフカットを形成する代わりに、又は開口用内層ハーフカットの形成に加えて、工程(a1)又は(b2)において積層体Ia又はIbをパンチングして、積層体Ia又はIbに開口又は通気部を形成してもよい。
工程(a6)前、工程(a6)中若しくは工程(a6)後に、又は工程(b7)前、工程(b7)中若しくは工程(b7)後に、所望により、COレーザー照射器などを用いて、袋体中間体A又はBの外層側から切り裂き予定線となるハーフカットラインを形成してもよい。
工程(a5)又は(b6)は、ヒートシールにより行なわれることができる。
また、工程(a5)において、被シール体の底部及び両側部をシールすることが好ましい。その際、内周シール部を形成するようにシールを行なうことも好ましい。また、一方の側部は、部分的にシールされて、周縁未シール部を有することが好ましい。周縁未シール部を有する側部において、側部シール部の上端から概ね斜めの方向に向かって内周シール部が形成されることも好ましい。
また、工程(a6)又は工程(b7)後に、袋体中間体A又はBに内容物を収納してもよく、かつ/又は袋体中間体A又はBの上部をシールしてもよい。
ここで、本発明の実施形態に係る袋体の製造方法、及び本発明の別の実施形態に係る袋体の製造方法を以下に説明する。
[本発明の第1の実施形態に係る袋体の製造方法]
この実施形態では、図1に示すような袋体を製造する。
〔液体非透過性積層フィルムの作製〕
以下に示される材料を用意する:
O−Nyフィルム(厚さ:25μm):三菱樹脂社製「スーパーニールE」
PETフィルム(厚さ:8μm):KOLON社製「CB901」
PETフィルム(厚さ:12μm):東洋紡社製「E5100」
HDPEフィルム(厚さ:35μm):アイセロ化学社製「H−500S」
LLDPEフィルム(厚さ:30μm):アイセロ化学社製「スズロンL−105」
ドライラミネート接着剤:東洋モートン社製「TM265M+CAT RT37」
易剥離樹脂:95質量%のLDPE(東ソー社製「ペトロセン226」)と5質量%のCOC(三井化学社製「アペル6013B」)の混合物
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、O−NyフィルムとPETフィルム「CB901」を、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材aを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、部材aのPETフィルム「CB901」側にHDPEフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材bを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、PETフィルム「E5100」とLLDPEフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材cを得る。
押出しラミネーターを使用し、約320℃〜約345℃の温度で、部材bのHDPEフィルム側と部材cのPETフィルム「E5100」側の間に易剥離樹脂を押出し、サンドラミネートして、積層フィルムdを得る。
積層フィルムdは、「O−Nyフィルム(25)//PETフィルム(8)//HDPEフィルム(35)/易剥離樹脂層(20)/PETフィルム(12)//LLDPEフィルム(30)」という層構成を有する。ここで、括弧内の数値は厚さ(μm)を表し、かつ「//」はドライラミネート接着剤を表す。
また、積層フィルムdにおいて、「PETフィルム(12)//LLDPEフィルム(30)」が、内層に対応し、かつ「O−Nyフィルム(25)//PETフィルム(8)//HDPEフィルム(35)」が、剥離可能な外層に対応する。
〔袋体の製造方法〕
積層フィルムd、積層フィルムdとは異なる液体非透過性フィルムe、及び底部材fを用意する。
フレキシブルダイで積層フィルムdの内層に剥離きっかけ用内層ハーフカット及び開口用内層ハーフカットを刻設する。
COレーザー照射器で積層フィルムd及び液体非透過性フィルムeに切り裂き案内部及び切り裂き予定線を形成する。
底部材fをパンチングして切欠き部を形成する。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、積層フィルムdと液体非透過性フィルムeで底部材fを挟んでシールして、底部シール部を有する袋体中間体gを得る。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、袋体中間体gの両側部をシールし、同時に側部シール部をトリミングして、袋体中間体hを得る。
芳香剤などの内容物を袋体中間体hに充填する。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、袋体中間体hの上部を、剥離きっかけ部に形成された切り裂き予定線以外の切り裂き予定線が、上部シール部に含まれるようにシールして、図1に示すような袋体を得る。
[本発明の第2の実施形態に係る袋体の製造方法]
この実施形態では、図7に示すような袋体を製造する。
〔液体非透過性積層フィルムの作製〕
以下に示される材料を用意する:
O−Nyフィルム(厚さ:15μm):三菱樹脂社製「スーパーニールE」
O−Nyフィルム(厚さ:15μm):三菱樹脂社製「サントニールSNR−W」
O−Nyフィルム(厚さ:15μm):三菱樹脂社製「サントニールSNR」
PETフィルム(厚さ:12μm):東洋紡社製「E5200」
イージーピールフィルム(厚さ:30μm):DIC社製「DIFAREN 1900T」
ドライラミネート接着剤:三井化学社製「A−620+A−65」
剥離剤:DICグラフィックス社製「ポリコートP−91(固形分:10%)」「シリコーン系/セルロース系」
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、O−Nyフィルム「スーパーニールE」とPETフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材iを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、部材iのPETフィルム側にO−Nyフィルム「サントニールSNR−W」を、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材jを得る。
O−Nyフィルム「サントニールSNR」に、剥離剤をベタパターンおよびドットパターンで印刷して、剥離剤印刷部を形成する。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、部材jのO−Nyフィルム「サントニールSNR−W」側と、O−Nyフィルム「サントニールSNR」の剥離剤印刷部側とを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材kを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、部材kのO−Nyフィルム「サントニールSNR」側にイージーピールフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、積層フィルムlを得る。
積層フィルムlは、「O−Ny(15)//PET(12)//O−Ny(15)//剥離剤印刷部(−)/O−Ny(15)//イージーピールフィルム(30)」という層構成を有する。ここで、括弧内の数値は厚さ(μm)を表し、かつ「//」はドライラミネート接着剤を表す。
また、積層フィルムlにおいて、「O−Ny(15)//イージーピールフィルム(30)」が、内層に対応し、かつ「O−Ny(15)//PET(12)//O−Ny(15)」が、剥離可能な外層に対応する。
〔袋体の製造方法〕
積層フィルムl、積層フィルムlとは異なる液体非透過性フィルムm、及び底部材nを用意する。
フレキシブルダイを用いて、積層フィルムlのイージーピールフィルム面から剥離剤印刷部に達する深さで、複数の開口用環状ハーフカットラインを刻設する。
COレーザー照射器で積層フィルムl及び液体非透過性フィルムmに切り裂き案内部及び切り裂き予定線を形成する。
底部材nをパンチングして切欠き部を形成する。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、積層フィルムlと液体非透過性フィルムmで底部材nを挟んでシールして、底部シール部を有する袋体中間体oを得る。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、袋体中間体oの両側部をシールし、同時に側部シール部をトリミングして、袋体中間体pを得る。
芳香剤などの内容物を袋体中間体pに充填する。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、袋体中間体pの上部をシールして、図7に示すような袋体を得る。
[本発明の第3の実施形態に係る袋体の製造方法]
この実施形態では、図9に示すような袋体を製造する。
〔液体非透過性積層フィルムの作製〕
以下に示される材料を用意する:
O−Nyフィルム(厚さ:25μm):三菱樹脂社製「スーパーニールE」
PETフィルム(厚さ:8μm):KOLON社製「CB901」
PETフィルム(厚さ:12μm):東洋紡社製「E5100」
HDPEフィルム(厚さ:35μm):アイセロ化学社製「H−500S」
LLDPEフィルム(厚さ:30μm):アイセロ化学社製「スズロンL−105」
ドライラミネート接着剤:東洋モートン社製「TM265M+CAT RT37」
易剥離樹脂:95質量%のLDPE(東ソー社製「ペトロセン226」)と5質量%のCOC(三井化学社製「アペル6013B」)の混合物
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、O−NyフィルムとPETフィルム「CB901」を、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材qを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、部材qのPETフィルム「CB901」側にHDPEフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材rを得る。
ドライラミネーターを使用し、ドライラミネート接着剤の塗布量を3g/mに設定し、PETフィルム「E5100」とLLDPEフィルムを、ドライラミネート接着剤を介して接着して、部材sを得る。
押出しラミネーターを使用し、約320℃〜約345℃の温度で、部材rのHDPEフィルム側と部材sのPETフィルム「E5100」側の間に易剥離樹脂を押出し、サンドラミネートして、積層フィルムtを得る。
積層フィルムtは、「O−Nyフィルム(25)//PETフィルム(8)//HDPEフィルム(35)/易剥離樹脂層(20)/PETフィルム(12)//LLDPEフィルム(30)」という層構成を有する。ここで、括弧内の数値は厚さ(μm)を表し、かつ「//」はドライラミネート接着剤を表す。
また、積層フィルムtにおいて、「PETフィルム(12)//LLDPEフィルム(30)」が、内層に対応し、かつ「O−Nyフィルム(25)//PETフィルム(8)//HDPEフィルム(35)」が、剥離可能な外層に対応する。
〔袋体の製造方法〕
積層フィルムt、積層フィルムtとは異なる液体非透過性フィルムu、及び底部材vを用意する。
フレキシブルダイで積層フィルムtの内層に剥離きっかけ用内層ハーフカット及び開口用内層ハーフカットを刻設し、積層フィルムtの外層に部分開封用表ハーフカットを刻設する。
COレーザー照射器で積層フィルムt及び液体非透過性フィルムuに切り裂き案内部及び切り裂き予定線を形成する。
内層ハーフカットと切り裂き予定線が形成された積層フィルムt、切り裂き予定線が形成された液体非透過性フィルムu、底部材フィルムvの各フィルムを、製袋機から繰り出す。
繰り出し後、底部材vは2つ折りされ、更にその後、2つ折りされた底部材vに、図7の底部材vの切欠き部(16)に対応する位置に、パンチングを行い、底部材vの切欠き部(16)を形成する。
同様に、繰り出し後、液体非透過性フィルムuには、図7の剥離きっかけ部(4)に相対する箇所にパンチングを行い、剥離きっかけ部の内側面を部分的に露出させるための切欠き部を形成する。
その後、積層フィルムtと、切欠き部を有する液体非透過性フィルムuとで、切欠き部(16)を有する2つ折りされた底部材vを挟み込む。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、底部シール部をヒートシールした後、側部シール部、及び、内周シール部をヒートシールして、上部シール部が未シールの状態の、連なった状態の袋を形成する。
次の工程で、連なった状態の袋に、パンチングを行い、切り裂き案内部を形成し、更に、断裁刃を用いて、1つの分離された袋の形状に断裁加工して、袋体中間体wを得る。
芳香剤などの内容物を袋体中間体wに充填する。
ヒートシーラーを用いて、160℃の温度、0.3MPaの圧力及び1.5秒のシール時間という条件下で、袋体中間体wの上部を、剥離きっかけ部に形成された切り裂き予定線以外の切り裂き予定線が、上部シール部に含まれるようにシールして、図9に示すような袋体を得る。
1、1’ 袋体
2 周縁シール部
3 袋部
4 剥離きっかけ部
5 切り裂き案内部
6 開口
7 フィルム(積層フィルム)
8 内層
9 剥離可能な外層
9a 外層ハーフカット
10 フィルム(積層フィルムと対向するフィルム)
11 内周シール部
12 剥離きっかけ用内層ハーフカット
13 開口用内層ハーフカット
14 剥離剤のベタ印刷部
15 内容物
16 底部材の切欠き部
17 未シール部
18 剥離剤のドット印刷部

Claims (15)

  1. 単数又は複数のフィルムで形成されており、かつ前記フィルムの少なくとも1つは、内層及び剥離可能な外層を含む積層フィルムである、袋体(1、1’)であって、
    前記フィルムの周縁部の一部又は全部をシールして、内容物を収容している袋部(3)を形成している、周縁シール部(2);
    前記フィルムの周縁部の内側の一部をシールし、かつ前記周縁シール部(2)と一体となって前記袋部(3)を密封している内周シール部(11);
    前記袋部(3)を密封したまま、前記周縁シール部(2)の少なくとも一部を除去するようにして前記袋体(1、1’)を切り裂くことができる、切り裂き案内部(5);及び
    前記剥離可能な外層の剥離きっかけとなる剥離きっかけ部(4);
    を備えており、
    前記袋体(1、1’)を前記切り裂き案内部(5)から切り裂くと、前記剥離きっかけ部(4)の新たな辺が形成されて、前記剥離きっかけ部(4)がつまみ易くなり、かつ前記剥離可能な外層を剥離すると、前記内層の開口又は通気部(13)が露出する、袋体(1、1’)。
  2. 前記フィルムのうちの、前記剥離きっかけ部(4)に相対する部分が少なくとも部分的に除去されて、前記剥離きっかけ部の内側面が少なくとも部分的に露出している、請求項1に記載の袋体。
  3. 前記外層の前記剥離きっかけ部(4)と前記外層の残部との境界部に、前記内層を概ね貫通する剥離きっかけ用内層ハーフカット(12)をさらに備える、請求項1又は2に記載の袋体。
  4. 前記積層フィルムの外層側から刻設された外層ハーフカット(9a)を有し、それによって前記剥離きっかけ部(4)をつまんで前記外層を剥離したときに、前記積層フィルムを構成する外層のうちの一部のみが剥離される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の袋体。
  5. 前記外層が易カット性であり、それによって前記剥離きっかけ部をつまんで前記外層を剥離したときに、前記外層が切断されて前記外層のうちの一部のみが剥離される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の袋体。
  6. 前記外層が直線カット性ある、請求項5に記載の袋体。
  7. 前記内容物は、芳香剤、脱臭剤、吸着剤、又は揮発性薬剤である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の袋体。
  8. 前記内層の開口又は通気部がパンチングによって形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の袋体。
  9. 前記内層の開口又は通気部の輪郭に対応する箇所に前記内層を概ね貫通する開口用内層ハーフカットが形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の袋体。
  10. 前記開口又は通気部は、前記内容物の少なくとも一部を排出させることができる、請求項8又は9に記載の袋体。
  11. 前記内層は、最内層としてシーラント層を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載の袋体。
  12. 前記周縁シール部(2)は、前記袋体(1、1’)の上部の少なくとも一部をシールしている上部シール部、前記袋体の側部の少なくとも一部をシールしている側部シール部、及び/又は前記袋体の底部の少なくとも一部をシールしている底部シール部を有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の袋体。
  13. 下記方法(I)〜(V)のいずれかにより形成される、請求項1〜8のいずれか1項に記載の袋体:
    前記内層同士が向かい合い、かつ折込部がM字状になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの上部及び両側部を前記周縁シール部でシールする方法(I);
    前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部になるように、前記積層フィルムを折り畳んで、折り畳まれたフィルムの他方の側部、上部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(II);
    前記内層同士が向かい合い、かつ折込部が一方の側部となるように、前記積層フィルムを折り畳み、2つ折りされた底部材を折り畳まれたフィルムの底部に入れて、前記折り畳まれたフィルムの底部と前記底部材の少なくとも一部とを前記周縁シール部でシールし、かつ前記折り畳まれたフィルムの他方の側部及び上部を前記周縁シール部でシールする方法(III);
    前記積層フィルムと他のフィルムを重ねて上部、両側部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(IV);又は
    2つ折りされた底部材を前記積層フィルムと他のフィルムで挟み込んで上部、両側部及び底部を前記周縁シール部でシールする方法(V)。
  14. 前記袋部は、前記方法(I)、(III)又は(V)により形成され、かつ前記袋部の底部は、船底形である、請求項13に記載の袋体。
  15. 自立性である、請求項14に記載の袋体。
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