JP3082860U - 上部斜めチャック付き合成樹脂製袋体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】上部斜めにチャックを設け、開口部を少なくし
た袋体で、開封時に充填物と空気や湿気との接触面積を
最低限に押さえることを可能にし、さらに開口部の少な
いチャック方向へ空気を抜きながら簡単に閉塞できる袋
体を提供する。 【解決手段】合成樹脂製袋体（１）の上部に斜めのチャ
ック（２）を設け、そのチャック（２）の外側へ開口用
のつまみ部（３）と、つまみ部（３）の外側へ斜めの切
取線（４）を設けることを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、合成樹脂製袋体の上部へ、斜めにチャックを設けた合成樹脂製袋 体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、合成樹脂製袋体の上部開口部全体に真横へチャックを設けた、合成樹脂 製の袋体があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ）袋の上部全体を開けるため、充填物が空気や湿気に触れる面積が多く充填 物の保存に悪影響を及ぼしていた。 （ロ）充填物の保存状態を良くするために、袋の空気を抜くための作業もチャッ クが長いため不便であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

合成樹脂製袋体（１）の上部に斜めのチャック（２）を設ける。 チャック（２）の外側へ開口用のつまみ部（３）を設け、その外側へ斜めの切 取線（４）を設ける。 本考案は、以上のような構成による、上部斜めチャック付き合成樹脂製袋体で ある。

【０００５】

【考案の実施の形態】

合成樹脂製袋体（１）の上部に設けられた、斜めの切取線（４）に沿って鋏み で切り取り、開口用のつまみ部（３）をつまんで左右に引っ張ると、チャック（ ２）を容易に開口することができる。又、開口部が少ないためチャック（２）方 向へ空気を抜きながら容易に閉塞することができる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について説明する。 （イ）合成樹脂製袋体（１）の上部に斜めのチャック（２）を設ける。 （ロ）合成樹脂製袋体（１）の上部斜めに設けられたチャック（２）の外側へ、 つまみ部（３）を設ける。 （ハ）チャック（２）の外側へ設けられた、つまみ部（３）の外側へ斜めの切取 線（４）を設ける。

【０００７】

【考案の効果】

本案は以上のような構造で、この合成樹脂製袋体を開閉するときは、切取線（ ４）に沿って切り取った後、つまみ部（３）をつまんで左右に引っ張るとチャッ ク（２）が開く、なお開口部が少ないので充填物と空気との接触を最低限に押さ えることができる。さらに開口部の少ないチャック（２）方向へ空気を抜きなが ら容易に閉塞できるので、湿気を嫌う粉末や粒状の充填物の品質の保持に役立つ 。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施例の正面図

【符号の説明】

１ 合成樹脂製袋体 ２ チャック ３ つまみ部 ４ 切取線

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 合成樹脂製袋体（１）の上部に斜めのチ
   ャック（２）を設け、チャック（２）の外側へ、つまみ
   部（３）を設ける。さらに、つまみ部（３）の外側に切
   取線（４）を設けて、袋の開口部を狭くした、上部斜め
   チャック付き合成樹脂製袋体。