JP6762099B2 - 熱交換用のパイプ装置、熱交換用パイプを内装した既製杭、既製杭を使用した熱交換用パイプの埋設方法 - Google Patents
熱交換用のパイプ装置、熱交換用パイプを内装した既製杭、既製杭を使用した熱交換用パイプの埋設方法 Download PDFInfo
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Description
(1) 前記鉄筋かごは、長さ方向で一端縁および他端縁に、連結用の端部部材がそれぞれ設けられ、前記複数の縦鉄筋の端縁が前記端部部材に連結された。
(2) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成された。
(3) 前記端部部材は、ドーナツ状の鋼板製で、他の熱交換用のパイプ装置の端部部材と密接可能とした。
(4) 前記第1パイプの一端と前記第2パイプの一端が、前記一端縁の端部部材付近に配置され、
前記第1パイプの他端と前記第2パイプの他端が、前記他端縁の端部部材付近に配置された。
(5) 第1パイプの一端または他端に直管状部を有するジョイントを取り付け可能とした。
(1) 前記熱交換用のパイプ装置は、前記既製杭と略同一長さで形成され、かつ長さ方向の一端縁と他端縁に端部部材を設けた鉄筋かごと、前記鉄筋かごに沿って取り付けられたパイプとから構成された。
(2) 前記鉄筋かごは、前記既製杭に対して、長さ方向に所定長さだけ移動自在に配置された。
(3) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成された。
(4) 前記端部部材は、ドーナツ状の鋼板製で、他の熱交換用のパイプ装置の端部部材と密接可能とした。
(5) 前記第1パイプの一端と前記第2パイプの一端が、前記既製杭の長さ方向で一端縁付近に配置され、
前記第1パイプの他端と前記第2パイプの他端が、前記既製杭の長さ方向で他端縁付近に配置された。
(6) 第1パイプの一端または他端に直管状部を有するジョイントを取り付け可能とした。
(1) 前記熱交換用のパイプ装置は、前記既製杭と略同一長さで形成され、かつ長さ方向の上端縁と下端縁に端部部材を設けた鉄筋かごと、前記鉄筋かごに沿って取り付けられたパイプとから構成された。
(2) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成され、
かつ前記第1パイプの上端と前記第2パイプの上端が、前記既製杭の長さ方向で上端縁付近に開口して配置されて、構成された。
(2) 地中に形成した所定長さの杭穴内に、前記第1パイプの下端と前記第2パイプの下端とを連通させた前記既製杭からなる下杭を下降させ、前記下杭の上端部を前記杭穴の開口部付近で保持する。
(3) 続いて、前記下杭の上方から、前記第1パイプの下端と前記第2パイプの下端とを開口した前記既製杭からなる上杭を下降して、前記下杭の上端と前記上杭の下端との間に作業スペースを確保した状態で、前記上杭および上杭内の熱交換用のパイプ装置とを保持する。
(4) 続いて、前記上杭から第1パイプの下端および第2パイプの下端を下方に引き出し、前記上杭の第1パイプの下端を前記下杭の第1パイプの上端と、前記上杭の第2パイプの下端を前記下杭の第2パイプの上端とを、それぞれ連結する。
(5) 前記(4)と同時に、または(4)と前後して、前記上杭から前記鉄筋かごを下方に引き出し、前記下杭の鉄筋かごの上端の端部部材と前記上杭の鉄筋かごの下端の端部部材とを連結する。
(6) 続いて、前記上杭を下降させて、前記下杭の上端に載せて、前記上杭と前記下杭とを接合する。
(7) 続いて、接合した上杭と下杭とを前記杭穴内を下降させる。
(8) 続いて、必要ならば上記(3)〜(7)を繰り返して、必要数の上杭を接合する。
(9) 続いて、最上の上杭を前記杭穴内の所定位置に配置したならば、最上の上杭の第1パイプの上端と最上の上杭の第2パイプの上端とを、地上の配管に連結する。
(10) 前記における第1パイプの連結は、第1パイプの上端と、他の第1パイプの下端とを離した状態でジョイントで連結する。
鉄筋かご30は、長さL1で、既製杭1の長さL0とほぼ同一または若干短く形成される。また、端部部材33、34の外径D1は、既製杭1の内径D0より小さく形成されて、既製杭1内で鉄筋かご30がほぼ中央に位置し、かつ既製杭1内で鉄筋かご30が上下方向で容易に移動できる程度となっている。
第2パイプ20は、長さL0程度で形成される。したがって、第2パイプ20は屈曲部分が無く、直線状部のみで構成される。
また、第1パイプ10の下端13は、端部部材34付近で、端部部材13より若干上方(内方)に位置させた状態で配置され、またその上端12を端部部材33付近で、端部部材33より若干上方(外方)に位置させた状態で配置される。また、第2パイプ20の下端23も、端部部材34付近で、端部部材34より若干上方(内方)に位置させた状態で配置され、またその上端22も端部部材34付近で、端部部材34より若干上方(外方)に位置させた状態で配置される。
また、下杭用(最下端最下端)の熱交換用のパイプ装置40で、第1パイプ10の下端13と第2パイプ20の下端23とを、連結用のパイプで連通して、下杭(最下端)用の熱交換用のパイプ装置40を構成する(図示していない)。
前記における熱交換用のパイプ装置40(すなわち、第1パイプ10、第2パイプ20、ジョイント42など)の材料は、特に限定されるものではないが、施工性の観点からポリエチレン、ポリブテンなどのある程度の可撓性のある樹脂であることが望ましい。特に、耐圧性を要求される仕様の場合には高密度ポリエチレンが望ましい。
すなわち、ジョイント42は中空筒状で、上端部および下端部に連結に最低限必要な連結代を確保するための固定部43、43と、固定部43、43の間の伸縮部45とから構成する。両固定部43で、内面側に発熱コイル44、44が埋設されている。また、伸縮部45は、連結する第1パイプ10、10(第2パイプ20、20)の端面12、13(22、23)が離れた場合、離れた端面12、13(22、23)間をバックアップしてつなぐ直管状部47を有する。伸縮部45(直管状部47)の内径は使用する第1パイプ10(第2パイプ20)の外径と略同一に設定してある。
また、固定部43のコイル44、44は、電気融着機構(図示していない)により電流が流されて、固定部43の内面および第1パイプ10(第2パイプ20)の外面を溶解させて密着接合できる。この場合、電気融着機構はジョイント42に内装され、あるいは外部に別体で配置してターミナルを介してジョイント42に導入することもできる(図示していない)。また、伸縮部45の固定部43の内面およびその周辺の内面がコイル44で溶解され、固定部43を第1パイプ10(第2パイプ20)に密着接合でき、固定部43をより長くとれば、より確実な連結ができる。
また、伸縮部6の内面に、第1パイプ10、10(第2パイプ20、20)の伸縮部45の内方へ挿入される量を規制するため(すなわち直管状部47の長さを規定する)ストッパー48、48を備えることもできる(図4、鎖線図示48)。
同様に、ジョイント42を装着した、第2パイプ20Bを下方(既製杭1Bの下端4Bより下方)に引き出し、下に位置する既製杭(下杭)1Aの第2パイプ20Aの上端22Aにジョイント42の下端部を固定して上下の熱交換用のパイプ装置40A、40Bで、第2パイプ20A、20B同士を連通させる(図2(c))。この場合、第2パイプ20Aの上端22Aと、第2パイプ20Bの下端23Bとを離した状態で、ジョイント42で連結することができる(図4)。同様に、連結作業を簡略化できる。
これにより、熱交換用のパイプ装置40A、40Bを介して、第1パイプ10B、10B、・・・、10A、第2パイプ10A、10B、・・・、10Bが1本に連結された熱交換用のパイプの埋設が完了する。
2 既製杭の内壁
3、3A、3B 既製杭の上端
4、4A、4B 既製杭の下端
10、10A、10B 第1パイプ
11 第1パイプの直線状部
12、12A、12B 第1パイプの上端
13、13A、13B 第1パイプの下端
20、20A、20B 第2パイプ
22、22A、22B 第2パイプの上端
23、23A、23B 第2パイプの下端
30、30A、30B 鉄筋かご
31 縦鉄筋
32 らせん鉄筋
33、33A、33B 端部部材(上)
34、34A、33B 端部部材(下)
40、40A、40B 熱交換用のパイプ装置
42 ジョイント
43 ジョイントの固定部
45 ジョイントの伸縮部
47 ジョイントの直管状部
48 ジョイントのストッパー
50 地面
51 杭穴
Claims (3)
- 複数の縦鉄筋を螺旋鉄筋で連結した鉄筋かごに沿って、熱交換用のパイプを取り付け、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用のパイプ装置。
(1) 前記鉄筋かごは、長さ方向で一端縁および他端縁に、連結用の端部部材がそれぞれ設けられ、前記複数の縦鉄筋の端縁が前記端部部材に連結された。
(2) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成された。
(3) 前記端部部材は、ドーナツ状の鋼板製で、他の熱交換用のパイプ装置の端部部材と密接可能とした。
(4) 前記第1パイプの一端と前記第2パイプの一端が、前記一端縁の端部部材付近に配置され、
前記第1パイプの他端と前記第2パイプの他端が、前記他端縁の端部部材付近に配置された。
(5) 第1パイプの一端または他端に直管状部を有するジョイントを取り付け可能とした。 - 中空既製杭の中空部内に、熱交換用のパイプ装置を内装し、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用のパイプを内装する既製杭。
(1) 前記熱交換用のパイプ装置は、前記既製杭と略同一長さで形成され、かつ長さ方向の一端縁と他端縁に端部部材を設けた鉄筋かごと、前記鉄筋かごに沿って取り付けられたパイプとから構成された。
(2) 前記鉄筋かごは、前記既製杭に対して、長さ方向に所定長さだけ移動自在に配置された。
(3) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成された。
(4) 前記端部部材は、ドーナツ状の鋼板製で、他の熱交換用のパイプ装置の端部部材と密接可能とした。
(5) 前記第1パイプの一端と前記第2パイプの一端が、前記既製杭の長さ方向で一端縁付近に配置され、
前記第1パイプの他端と前記第2パイプの他端が、前記既製杭の長さ方向で他端縁付近に配置された。
(6) 第1パイプの一端または他端に直管状部を有するジョイントを取り付け可能とした。 - 中空部内に熱交換用のパイプ装置を内装した既製杭の複数を連結しながら、以下のように構成したことを特徴とする熱交換用パイプの埋設方法。
(1) 前記熱交換用のパイプ装置は、前記既製杭と略同一長さで形成され、かつ長さ方向の上端縁と下端縁に端部部材を設けた鉄筋かごと、前記鉄筋かごに沿って取り付けられたパイプとから構成された。
(2) 前記パイプは、第1パイプと第2パイプとからなり、前記第1パイプおよび/または第2パイプが前記鉄筋かごより長く形成され、折り返して屈曲形成され、
かつ前記第1パイプの上端と前記第2パイプの上端が、前記既製杭の長さ方向で上端縁付近に開口して配置されて、構成された。
(2) 地中に形成した所定長さの杭穴内に、前記第1パイプの下端と前記第2パイプの下端とを連通させた前記既製杭からなる下杭を下降させ、前記下杭の上端部を前記杭穴の開口部付近で保持する。
(3) 続いて、前記下杭の上方から、前記第1パイプの下端と前記第2パイプの下端とを開口した前記既製杭からなる上杭を下降して、前記下杭の上端と前記上杭の下端との間に作業スペースを確保した状態で、前記上杭および上杭内の熱交換用のパイプ装置とを保持する。
(4) 続いて、前記上杭から第1パイプの下端および第2パイプの下端を下方に引き出し、前記上杭の第1パイプの下端を前記下杭の第1パイプの上端と、前記上杭の第2パイプの下端を前記下杭の第2パイプの上端とを、それぞれ連結する。
(5) 前記(4)と同時に、または(4)と前後して、前記上杭から前記鉄筋かごを下方に引き出し、前記下杭の鉄筋かごの上端の端部部材と前記上杭の鉄筋かごの下端の端部部材とを連結する。
(6) 続いて、前記上杭を下降させて、前記下杭の上端に載せて、前記上杭と前記下杭とを接合する。
(7) 続いて、接合した上杭と下杭とを前記杭穴内を下降させる。
(8) 続いて、必要ならば上記(3)〜(7)を繰り返して、必要数の上杭を接合する。
(9) 続いて、最上の上杭を前記杭穴内の所定位置に配置したならば、最上の上杭の第1パイプの上端と最上の上杭の第2パイプの上端とを、地上の配管に連結する。
(10) 前記における第1パイプの連結は、第1パイプの上端と、他の第1パイプの下端とを離した状態でジョイントで連結する。
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