JP2000129669A - 既製杭の接続方法 - Google Patents

既製杭の接続方法

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JP2000129669A
JP2000129669A JP10300952A JP30095298A JP2000129669A JP 2000129669 A JP2000129669 A JP 2000129669A JP 10300952 A JP10300952 A JP 10300952A JP 30095298 A JP30095298 A JP 30095298A JP 2000129669 A JP2000129669 A JP 2000129669A
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injection pipe
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Yasushi Ebihara
靖 蛯原
Koichi Koga
功一 古閑
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 注入管を取り付けた複数の既製杭を簡単に位
置決めができる、既製杭の接続方法を得ることを目的と
するものである。 【解決手段】 内部に注入管を装着した複数の既製杭を
相互に接続する方法において、接続すべき杭内部に、そ
れぞれの注入管をその端部が杭端部から突出しないよう
に装着し、一方の注入管の端部に接続管を突出させて装
着し、その接続管の突出部分に他方の注入管端部を同軸
に位置決めして接続して、接続すべき杭の端部間を接続
するようにした接続方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部に注入管を取
り付けた複数の既製杭を相互に接続する接続方法に関す
るもので、特に注入管の接続部を位置決め用に兼用する
既製杭の接続方法である。
【0002】
【従来の技術】注入管を取りけた複数のプレストレスト
コンクリート杭を相互に接続する方法として、実公平6
−9063号公報に示されているように、プレストレス
トコンクリート杭の接続に際して、上杭(1A)を下杭
(1C)に降ろす際に、下杭(1C)の継手金具端板
(3a)から突出している複数のガイドピン(31)を
設けて、該ガイドピン(31)と、それに対応する上杭
(1A)の大径孔(32)とが合致するように上杭(1
A)を回転微調整した後に上杭(1A)を降ろすことに
より、ガイドピン(31)の上端円錐部(31a)を夫
々上杭(1A)の大径孔(32)に挿入され、注入管
(4)が連なっている大径孔(32)同志を前記大径孔
(32)内の皿溝(33)に嵌めたOリングパッキン
(R)を介して面接し接合させる方法がある(図7およ
び図8参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなプレストレストコンクリート杭の接続方法において
は、注入管とは別に複数のガイドピンを設ける必要があ
り、構造が複雑で、組立作業が煩雑になり、コスト高に
なるという問題がある。そこで、本発明は、注入管を取
り付けた複数の既製杭を簡単に位置決めができる、既製
杭の接続方法を得ることを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上のような
目的を達成するために、次のような既製杭の接続方法を
提供するものである。すなわち、内部に注入管を装着し
た複数の既製杭を相互に接続する方法において、接続す
べき杭内部に、それぞれの注入管をその端部が杭端部か
ら突出しないように装着し、一方の注入管の端部に接続
管を突出させて装着し、その接続管の突出部分に他方の
注入管端部を同軸に位置決めして接続して、接続すべき
杭の端部間を接続するようにしたことを特徴とする既製
杭の接続方法である。また、注入管の接続部分に、PC
鋼棒の緊張に応じて注入管スリーブとの間でスライドで
きる注入スライド管を備えたことを特徴とする既製杭の
接続方法である。なお、本発明で対象とする既製杭の一
例として外殻鋼管付きコンクリート杭やプレストレスト
コンクリート杭などが挙げられる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 実施例1 先ず、既製杭の一例として、プレストレストコンクリー
ト杭の接続方法について説明する。図1は、本発明の杭
の上杭、中杭及び下杭の各々の接続状態を示す図、図2
は、本発明の注入管の分解図、図3は、本発明の注入管
の詳細図である。図において、プレストレストコンクリ
ート杭(1)は上・下端部周縁が継手金具スカート(3
s)により覆われる杭であり、上杭(1A)、中杭(1
B)及び下杭(1C)のコンクリート部(2)には、杭
の軸心方向に平行に軸筋である複数本のPC鋼棒(P)
および球根造成液の注入管(4)が各々埋設されてい
る。また、杭の上端面、下端面にはそれぞれ杭の接続用
の継手金具端板(3a)が設けられている。
【0006】注入直管部の詳細な配列構成を中杭(1
B)の例で説明する。中杭(1B)の上端部の端面を揃
えて杭端部より突出しないように注入管スリーブ(5)
が、継手金具端板(3a)に穿設された挿入孔(3b)
に装着され、継手金具端板(3a)に溶接等により固定
されている。前記注入管スリーブ(5)は、その先端部
の薄肉部には上杭(1A)の下端部のソケット(8)に
挿着される接続管(9)の略半分が圧入嵌合されるよう
な大径部が設けられ、他端部の厚肉部には、Oリングパ
ッキン(R)を備えた注入スライド管(6)がスライド
可能に圧入嵌合できるようになっている。また、PC鋼
棒(P)の緊張に対応して注入スライド管(6)の部分
が注入管スリーブ(5)内でスライドするように構成さ
れている。さらに、注入スライド管(6)に嵌合されて
いるOリングパッキン(R)は注入管スリーブ(5)と
の間の接続部から液漏れを防ぐ封止作用に寄与するパッ
キンである。なお、継手金具スカート(3s)と継手金
具端板(3a)、および継手金具端板(3a)と注入管
スリーブ(5)はそれぞれ溶着等により固定されてい
る。
【0007】前記注入スライド管(6)は前述したよう
に、一端部に複数のOリングパッキン(R)が嵌合さ
れ、他端部には、雄ネジが刻設され、該雄ネジに螺合す
るように、内径全周に雌ネジが刻設された短尺状の配管
用ソケット(7)が接続される。なお、前述したよう
に、注入管スライド管(6)は注入管スリーブ(5)に
対してスライドする必要があるので、注入管ソケット
(8)の長さに比べて注入スライド管(6)の全長が長
く設定されている。すなわち、図3において、仮想線で
示されている注入スライド管(6)は杭の製造時にPC
鋼棒(P)を緊張する前の状態を示し、実線は緊張後ス
ライドした状態を示している。
【0008】前記内径全周に雌ネジが刻設された短尺状
の配管用ソケット(7)の一端部には注入スライド管
(6)が、他端部には長尺状の注入管(4)が螺合接続
されている。そして該長尺状の注入管(4)の他端部
は、図示の上杭(1A)下端部と同様に、中杭(1B)
の下端部の端面を揃えて杭端部より突出しないように、
継手金具端板(3a)に嵌挿された注入管ソケット
(8)にそれぞれ螺合接続されている。すなわち、一端
の肉厚部内径には雌ネジが刻設され、他端部の薄肉部に
は接続管(9)の挿入孔(9a)が設けられた短尺状の
注入管ソケット(8)は、中杭(1B)の下端部におい
て、杭端面部から突出しないように継手金具端板(3
a)に穿設された注入管ソケット(8)の挿入孔(9
a)に装着されている。なお、継手金具スカート(3
s)と継手金具端板(3a)および継手金具端板(3
a)と注入管ソケット(8)がそれぞれ溶着等により固
定される構成は、中杭(1B)の上端部の継手金具スカ
ート(3s)、注入管スリーブ(5)あるいは継手金具
端板(3a)等の溶着等により固定される構成と同様で
ある。
【0009】以上のように、中杭(1B)の注入直管部
は、注入管スリーブ(5)、Oリングパッキン(R)を
備えた注入スライド管(6)、配管用ソケット(7)、
注入管(4)及び注入管ソケット(8)が順次接続配管
されて構成され、上杭(1A)の注入直管部の配列及び
接続構成も中杭(1B)の注入直管部と同じ構成であ
る。なお、Oリングパッキン(R)を備えた接続管
(9)は、上杭(1A)と中杭(1B)及び中杭(1
B)と下杭(1C)に装着された注入管(4)を各々接
続させる接続管であり、かつ各杭の接続する際の位置決
め機能を有するジョイントである。
【0010】下杭(1C)の構成は、前記上杭(1A)
及び中杭(1B)の構成とは一部その構成を異にしてい
る。すなわち、下杭(1C)の下端部の位置には布製の
袋体(14)のズレ止め(11)が袋体(14)の上・
下端部の円周上に設けられ、さらにその下部には、複数
の付着増強部(12)が複数段にわたり設けられ、終端
部にはフリクションカッター(13)が設けられてい
る。また、下杭(1C)の注入管(4)は、上杭(1
A)及び中杭(1B)と同様に、注入管スリーブ
(5)、注入スライド管(6)、及び配管用ソケット
(7)がそれぞれ順次接続配管されているが、上杭(1
A)及び中杭(1B)との配管接続に比較して異なる部
分は、分岐管(10)が配管用ソケット(7)の一端に
設けられていることである。なお、前記分岐管(10)
は、布製の袋体(14)の中に球根造成液を注入するた
めの管であり、U字型に形成されている。
【0011】以上のような構成を備えたプレストレスト
コンクリート(1)において、中杭(1B)をリーダー
等により吊り上げ、既に埋設され地上に頭の部分を出し
ている下杭(1C)の上の離れた位置まで降ろし、中杭
(1B)の下側の注入管ソケット(8)に接続管(9)
を圧入嵌合させた後、中杭(1B)の下側の注入管ソケ
ット(8)に嵌合させた接続管(9)が下杭(1C)の
注入管スリーブ(5)に嵌ることが出来る位置に来るよ
うに位置調整をしながら、中杭(1B)を徐々に降下さ
せ、接続管(9)が下杭(1C)の注入管スリーブ
(5)に圧入嵌合した段階で、接続管(9)を軸として
中杭(1B)を回転微調整し、下杭(1C)と中杭(1
B)の継手金具端板(3a)同士の外周面がきっちりと
合うようにし、お互いを溶接等により固定し、下杭(1
C)と中杭(1B)の接続が完了する。なお、両杭(1
C)(1B)の継手金具端板(3a)が各々面接するた
めには、該両端板(3a)が面接の状態で、接続管
(9)と向き合う両杭の注入管との接続部に両方または
一方に数ミリの隙間(15)を持たせている。その後、
中杭が地上に頭の部分が出るまで接続された杭を沈設
し、同様な方法で上杭(1A)を接続し、接続された杭
を沈設する。その後、地上側の上杭(1A)の頭側の注
入管スリーブ(5)からセメントミルクを注入し、下杭
(1C)の下部外周に覆われた布製の袋体(14)の中
にセメントミルクを充満させ、袋体(14)を膨らませ
ることにより球根部を形成する。
【0012】実施例2 次に、既製杭の他の例として外部鋼管付きコンクリート
杭の接続方法について説明する。図4は、本発明の外部
鋼管付きコンクリート杭の上杭、中杭及び下杭の各々の
接続状態を示す図、図5は、本発明の外部鋼管付きコン
クリート杭のコンクリート部内にに装着された注入管の
状態を示す一部省略斜視図、図6は、本発明の外部鋼管
付きコンクリート杭の上杭と下杭に装着された注入管接
続部の拡大図である。図において、(21)は、外周面
が外殻鋼管(21k)よりなる外部鋼管付きコンクリー
ト杭であり、上杭(21A)、中杭(21B)及び下杭
(21C)の各端部には、前記上杭(21A)と中杭
(21B)、或いは中杭(21B)と下杭(21C)の
接続用の継手金具(3k)、継手金具端板(3a)があ
り、各杭のコンクリート部(22)には、球根造成液の
注入管(4)、注入管ソケット(8)が各々埋設されて
いる。
【0013】前記注入管(4)の上下両端部には、外部
鋼管付きコンクリート杭(21)の上端、下端には各々
端部が杭端に揃えられた杭端部から突出しないように注
入管ソケット(8)が螺合等により固定され、該ソケッ
ト(8)には複数のOリングパッキン(R)を備えた接
続管(9)が挿入出来るように構成されている。なお、
継手金具端板(3a)には、注入管ソケット(8)の挿
入孔(3b)が外殻鋼管(21k)の軸方向に平行に設
けられ、該注入管ソケット(8)は継手金具端板(3
a)に、また継手金具端板(3a)は継手金具(3k)
に、さらに継手金具(3k)は外殻鋼管(21k)にそ
れぞれ溶接等により固定されている。
【0014】注入管(4)は詳しくは、上杭(21
A)、中杭(21B)においては長尺状の直管部からな
り、該直管部両端に設けられた注入管ソケット(8)に
は、複数のOリングパッキン(R)を嵌合した接続管
(9)が、その略半分が突出状態で圧入嵌合出来るよう
になっている。なお、前記接続管(9)は注入管(4)
相互の接続を図るとともに、上杭(21A)と中杭(2
1B)、中杭(21B)と下杭(21C)とを接続させ
る際の位置決め機能を有する接続管である。また、前記
Oリングパッキン(R)は注入管(4)内の液漏れを防
ぐシール効果を奏する封止部材である。
【0015】下杭(21C)の構成は、上杭(21A)
及び中杭(21B)の構成とは一部異にしている。すな
わち、下杭(21C)の下部の位置には布製の袋体(1
4)のズレ止め(11)が円周上に設けられ、さらにそ
の下部には、複数の付着増強部(12)が複数段にわた
り設けられ、終端部にはフリクションカッター(12)
が設けられている。また、下杭(21C)の注入管
(4)は、上杭(21A)及び中杭(21B)と同様
に、長尺状の直管部からなり、該直管部上端には注入管
ソケット(8)が設けられ、該注入管ソケット(8)に
は、中杭(1B)の下端部に装着された注入管ソケット
(8)に予め略半分ほど突出嵌合される接続管(9)が
圧入嵌合でき、該接続管(9)によって、注入管(4)
相互の接続を図っている。なお、下杭(21C)に挿着
されている注入管(4)に、注入管ソケット(8)を予
め嵌め込む場合には、中杭(21B)の注入管ソケット
(8)には接続管(9)を嵌め込む必要がない。中杭
(21B)と下杭(21C)の接続の場合も同様であ
る。
【0016】下杭(21C)に装着された注入管(4)
には、下杭(21C)の略中間位置で配管ソケット
(7)を介して分岐管(10)が接続されている。前記
分岐管(10)は、布製の袋体(14)内に球根造成液
を注入するための管であり、U字型に形成されている。
また、外部鋼管付きコンクリートは鋼管とコンクリート
の複合効果により非常に大きい曲げ性能を有しているの
で、該外部鋼管付きコンクリート杭を建物の底面を支持
する上杭材として使用し、中杭あるいは下杭にはプレス
トレストコンクリート杭等が組み合わせて使用されるこ
とにより、耐震設計に最適な工法が得られる。
【0017】以上のような構成を備えた外部鋼管付きコ
ンクリート杭(21)において、中杭(21B)をリー
ダー等により吊り上げ、既に埋設され地上に頭の部分を
出している下杭(21C)の上の離れた位置まで降ろ
し、中杭(21B)の下側の注入管ソケット(8)に接
続管(9)を圧入嵌合させた後、中杭(21B)の下側
の注入管ソケット(8)に嵌合させた接続管(9)が下
杭(21C)の注入管ソケット(8)に嵌ることが出来
る位置に来るように位置調整をしながら、中杭(21
B)を徐々に降下させ、接続管(9)が下杭(21C)
の注入管ソケット(8)の圧入嵌合した段階で、接続管
(9)を軸として中杭(21B)を回転微調整し、下杭
(21C)と中杭(21B)の継手金具端板(3a)同
士の外周面がきっちりと合うようにし、お互いを溶接等
により固定し、下杭(21C)と中杭(21B)の接続
が完了する。なお、両杭(21C)(21B)の 継手
金具端板(3a)が各々面接するためには、該両端板
(3a)が面接の状態で、接続管(9)と向き合う両杭
の注入管との接続部に両方または一方に数ミリの隙間
(15)を持たせている。その後、中杭(21B)が地
上に頭の部分が出るまで接続された杭を沈設し、同様な
方法で上杭(21A)を接続し、接続された杭を沈設す
る。その後、地上側の上杭(21A)の頭側の注入管ソ
ケット(8)からセメントミルクを注入し、下杭(21
C)の下部外周に付けられた布製の袋体(14)の中に
セメントミルクを充満させ、袋体(14)を膨らませる
ことにより球根部を形成する。
【0018】前記接続管(9)はOリングパッキン
(R)を適宜箇所に複数備えているので、注入管ソケッ
ト(8)に対して圧入嵌合された際、両者の接続が強固
に、かつ確実にシールされるので注入管(4)接続部内
の液漏れ防止に寄与する。なお、上記の二つの実施例の
説明は、上杭(1A)(21A)の下端部に接続管
(9)を突出させる例であるが、これに限定されるもの
ではなく、中杭(1B)(21B)および下杭(1C)
(21C)の上端部に接続管(9)を突出させて、中杭
(1B)(21B)および下杭(1C)(21C)の注
入管ソケット(8)に圧入嵌合するようにしてもよい。
【0019】このように、上杭(1A)(21A)の下
端部に突出した接続管(9)を、中杭(1B)(21
B)の上端部に設けた注入管スリーブ(5)を目測によ
り設定し、上杭(1A)(21A)に装着した接続管
(9)を嵌入するだけで、上杭(1A)(21A)と中
杭(1B)(21B)が相互に接続されるので、従来の
ようにガイドピン(31)を設ける必要がなく、注入管
(4)が位置決め用としての機能を奏し、さらには注入
管スリーブ(5)に嵌入されたOリングパッキン(R)
の機能とも相俟って注入管(4)相互の接続部のシール
機能を発揮する。なお、上記実施例は上杭(1A)(2
1A)、中杭(1B)(21B)及び下杭(1C)(2
1C)からなる3部材の例で説明したが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、少なくとも上杭(1A)
(21A)及び下杭(1C)(21C)の2部材以上の
接続であれば適宜実施可能であることはいうまでもな
い。
【0020】
【発明の効果】以上のような構成を備えた既製杭の接続
方法において、請求項1のものによれば、従来のように
ガイドピンを設ける必要がなく、注入管の杭端部から突
出する接続管が、杭及びその注入管の接続に際して同軸
の位置決めになると共に、注入管接続部のシール機能を
発揮する効果を奏する。また、請求項2のものによれ
ば、PC鋼棒の緊張に応じて注入管がスライドしてその
長さが補正できるので、長尺状の注入管にストレスがか
かることがなく安全性が確保される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプレストレストコンクリート杭の上
杭、中杭及び下杭の各々の接続状態を示す図
【図2】本発明のプレストレストコンクリート杭に装着
された注入管の分解図
【図3】本発明のプレストレストコンクリート杭に装着
された注入管の一部詳細図
【図4】本発明の外部鋼管付きコンクリート杭の上杭、
中杭および下杭の各々の接続状態を示す状態図
【図5】本発明の外部鋼管付きコンクリート杭に装着さ
れた注入管の斜視図
【図6】本発明の外部鋼管付きコンクリート杭に装着さ
れた注入管の拡大図
【図7】従来のプレストレストコンクリート杭の接続状
態を示す説明図
【図8】従来のプレストレストコンクリート杭の継手部
分の拡大分解斜視図
【符号の説明】
1 プレストレストコンクリート杭 1A 上杭 1B 中杭 1C 下杭 2 コンクリート部 3a 継手金具端板 3b 挿入孔 3k 継手金具 3s 継手金具スカート 4 注入管 5 注入管スリーブ 6 注入スライド管 7 配管用ソケット 8 注入管ソケット 9 接続管 9a 挿入孔 10 分岐管 11 袋体のズレ止め 12 付着増強部 13 フリクションカッター 14 布製袋体 15 隙間 21 外部鋼管付きコンクリート杭 21A 上杭 21B 中杭 21C 下杭 21k 外殻鋼管 31 ガイドピン 31a ガイドピン上端円錐部 32 大径孔 33 皿溝 P PC鋼棒 R Oリングパッキン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に注入管を装着した複数の既製杭を
    相互に接続する方法において、接続すべき杭内部に、そ
    れぞれの注入管をその端部が杭端部から突出しないよう
    に装着し、一方の注入管の端部に接続管を突出させて装
    着し、その接続管の突出部分に他方の注入管端部を同軸
    に位置決めして接続して、接続すべき杭の端部間を接続
    するようにしたことを特徴とする既製杭の接続方法。
  2. 【請求項2】 注入管の接続部分に、PC鋼棒の緊張に
    応じて注入管スリーブとの間でスライドできる注入スラ
    イド管を備えたことを特徴とする請求項1に記載の既製
    杭の接続方法。
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