JP6760882B2 - リチウムイオン二次電池用電極の製造方法 - Google Patents

リチウムイオン二次電池用電極の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池用電極の製造方法に関する。本明細書において「二次電池」とは、繰り返し充電可能な電池一般をいう。「リチウムイオン二次電池」は、電解質イオンとしてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。リチウムイオン二次電池は、電解質塩を溶解した非水溶媒からなる非水電解質が用いられた非水電解質二次電池の一種である。
例えば、特開2004−79370号公報には、活物質粒子及びバインダを含有する合剤ペーストを集電体に塗布し、乾燥させ、これをプレスすることによって集電体の上に活物質粒子の層が形成された電極を得る製造方法が、開示されている。この製造方法では、合剤ペーストを乾燥させる工程において、大きなエネルギが必要であり、生産コストが高くなる要因になっている。
また、例えば、特開2014−78497号公報には、集電体の上に、活物質粒子及びバインダを含有する粒子を供給し、これをプレスして集電体の上に活物質粒子の層が形成されたリチウムイオン二次電池の電極の製造方法が開示されている。この製造方法では、乾燥工程が不要あるいは簡素化でき、この点において、生産コストが低く抑えられる。
特開2004−79370号公報 特開2014−78497号公報
ところで、特許文献1に開示されるように、合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する製造方法では、例えば、目付量とプレス後の厚さ(活物質層の密度)を基に、プレス圧を設定するとよい。これに対して、特許文献2に開示されるように、造粒粒子から活物質粒子の層を形成する場合には、合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する場合と同じような条件でプレスしても十分な剥離強度を有する活物質粒子の層が得られない場合がある。
ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法は、以下の工程1〜5を含んでいる。
1.集電体を用意する工程
2.活物質粒子とバインダとを含む造粒粒子を用意する工程
3.集電体の上に造粒粒子を供給する工程
4.集電体の上に供給された造粒粒子を均す工程
5.均された造粒粒子をプレスする工程
ここで、造粒粒子を供給する工程において集電体の上に供給された造粒粒子の平均粒径(D50)と、プレスする工程後に形成された活物質粒子の層の厚さtとの比(t/D50)が、(t/D50)<1であるとよい。これによって、形成される活物質粒子の層の剥離強度が高いリチウムイオン二次電池用電極が安定して得られる。
さらに、比(t/D50)は、0.5<(t/D50)であることが好ましい。この場合、目付ムラが低く抑えられやすい。
図1は、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法を具現化する製造装置10を示す模式図である。 図2は、造粒粒子13aを模式的に示す図である。 図3は、造粒粒子13aがプレスされる前の状態を模式的に示す図である。 図4は、造粒粒子13aがプレスされた後の状態を模式的に示す図である。 図5は、造粒粒子13aをプレスした後に形成された、活物質粒子13a1の層14の表面を写した写真である。 図6は、比較例となる製造方法について、造粒粒子13aがプレスされる前の状態を模式的に示している。 図7は、比較例となる製造方法について、造粒粒子13aがプレスされた後の状態を模式的に示している。 図8は、比較例となる製造方法について、造粒粒子13aをプレスした後の活物質粒子13a1の層14の表面を写した写真である。 図9は、サンプルを作成する手順を示す図である。 図10は、各サンプルの比(t/D50)と剥離強度(N/m)との関係を示すグラフである。
以下、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法についての一実施形態を説明する。ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、各図は模式的に描かれており、例えば、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜に省略または簡略化する。
《製造装置10》
図1は、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法を具現化する製造装置10を示す模式図である。ここで、製造装置10は、図1に示すように、搬送装置21と、塗布装置22と、供給装置24と、スキージ25と、プレスローラ26,27とを備えている。図中の矢印Fは、適宜、搬送方向を示している。ここで、搬送装置21は集電体11を搬送する装置である。塗布装置22は、バインダ液12を塗布する装置である。供給装置24は、造粒粒子13a(図2参照)を供給する装置である。製造装置10を構成するこれらの装置については、後述する。ここで、図2は、造粒粒子13aを模式的に示す図である。
《リチウムイオン二次電池用電極の製造方法》
ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法は、以下の工程1〜5を含んでいる。
1.集電体11を用意する工程
2.活物質粒子とバインダとを含む造粒粒子13aを用意する工程
3.集電体11の上に造粒粒子13aを供給する工程
4.集電体11の上に供給された造粒粒子13aを均す工程
5.均された造粒粒子13aをプレスする工程
《集電体11を用意する工程》
工程1では、集電体11が用意される。ここで用意される集電体11は、電極において電気が取り出される部材である。例えば、リチウムイオン二次電池に用いられる集電体11には、電子伝導性に優れ、電池内部で安定に存在する材料が用いられる。また、軽量化や所要の機械強度や加工のしやすさなどが求められる。例えば、リチウムイオン二次電池の正極には、集電体11としてアルミニウム箔が用いられる。また、負極には、集電体11として銅箔が用いられる。図1に示す例では、集電箔として、帯状の金属箔(具体的には、アルミニウム箔(厚さ15μm)または銅箔(厚さ10μm))が用意されている。ここでは、集電箔としての帯状の金属箔は、図示は省略するが、巻芯に巻かれた状態で用意されているとよい。
そして、図1に示された製造装置10は、帯状の集電体11を長さ方向に沿って搬送する工程を備えている。ここでは、帯状の集電体としての集電箔11が、搬送装置21によって、予め定められた搬送経路に沿って搬送されている。かかる帯状の集電箔11は、図1に示すように、ロールtoロールによって、搬送しつつ、所定の処理を施すのに向いている。なお、集電体は金属箔に限定されない。例えば、製造される電極の用途によっては、集電体11は、導電性を有する樹脂フィルムでもよい。また、本明細書において「用意する」とは、例えば、適宜、所要の材料を材料メーカーから入手することでもよい。
《造粒粒子13aを用意する工程》
工程2では、造粒粒子13aが用意される。ここで用意される造粒粒子13aは、図2に示すように、活物質粒子13a1と、バインダ13a2(第1バインダ)とを少なくとも含んでいるとよい。かかる造粒粒子13aは、例えば、活物質粒子13a1とバインダ13a2とを溶媒に混ぜ合わせた合剤(懸濁液)を、スプレードライ製法で造粒することによって得られる。スプレードライ製法では、合剤が乾燥雰囲気中に噴霧される。この際、噴霧される液滴に含まれる粒子が概ね1つの塊になって造粒される。このため、液滴の大きさによって、造粒粒子13aに含まれる固形分量が変わり、造粒粒子13aの大きさや質量などが変わる。
噴霧される液滴には、活物質粒子13a1とバインダ13a2とが少なくとも含まれているとよい。また噴霧される液滴には、活物質粒子13a1とバインダ13a2と以外の材料が含まれていてもよく、例えば、導電材や増粘材が含まれていてもよい。ここで用意される造粒粒子13aは、例えば、平均粒径が凡そ60μm〜100μmであるとよい。なお、本明細書中において「平均粒径」とは、特記しない限り、レーザ散乱・回折法に基づく粒度分布測定装置に基づいて測定した粒度分布における積算値50%での粒径、すなわち50%体積平均粒子径を意味するものとする。ここで、積算値50%での粒径、すなわち50%体積平均粒子径を適宜に「D50」と称する。より具体的には、レーザ回析・散乱式粒度分布測定装置(例えば、「マイクロトラックMT−3200II」、日機装株式会社製)を用い、圧縮空気による粒子の分散は行わず、乾式測定した50%体積平均粒子径である。
〈活物質粒子13a1〉
ここで提案される電極の製造方法は、種々の電極に適用できる。例えば、リチウムイオン二次電池では、正極用の電極および負極用の電極の何れにも適用できる。造粒粒子13aに含まれる活物質粒子13a1は、作製される電極によって異なる。例えば、活物質粒子13a1には、リチウムイオン二次電池の正極用の電極を製造する場合には、当該正極に用いられる活物質粒子が用いられる。また、リチウムイオン二次電池の負極用の電極を製造する場合には、当該負極に用いられる活物質粒子が用いられる。
〈リチウムイオン二次電池の正極に用いられる活物質粒子の例〉
ここでは、リチウムイオン二次電池を例に挙げる。リチウムイオン二次電池の正極に用いられる活物質粒子13a1の好適例として、リチウムニッケル酸化物(例えばLiNiO)、リチウムコバルト酸化物(例えばLiCoO)、リチウムマンガン酸化物(例えばLiMn)等のリチウムと遷移金属元素とを構成金属元素として含む酸化物(リチウム遷移金属酸化物)や、リン酸マンガンリチウム(LiMnPO)、リン酸鉄リチウム(LiFePO)等のリチウムと遷移金属元素とを構成金属元素として含むリン酸塩などが、挙げられる。これらは、粒子形態で使用され、適宜に、正極活物質粒子と称される。正極活物質粒子は、一種または二種以上を用いてもよい。これらの正極活物質粒子は導電性が低いので、正極活物質層には導電性を高めるために導電材が含まれている。この場合、導電材は、スプレードライで噴霧される液滴中に含められているとよい。
〈リチウムイオン二次電池の負極に用いられる活物質粒子の例〉
リチウムイオン二次電池の負極に用いられる活物質粒子の好適例としては、グラファイトカーボン、アモルファスカーボン等の炭素系材料、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物などが挙げられる。これらは、粒子形態で使用され、適宜に、負極活物質粒子と称される。負極活物質粒子は、一種または二種以上を用いてもよい。負極活物質層には、導電性を高めるために導電材が含まれていてもよく、この場合、導電材は、スプレードライで噴霧される液滴中に含められているとよい。
〈導電材(導電補助剤)〉
導電材としては、例えば、カーボン粉末、カーボンファイバーなどのカーボン材料が例示される。このような導電材から選択される一種を単独で用いてもよく二種以上を併用してもよい。カーボン粉末としては、例えば、アセチレンブラック、オイルファーネスブラック、黒鉛化カーボンブラック、カーボンブラック、ケッチェンブラック、グラファイトなどの粉末を用いることができる。かかる導電材は、活物質粒子13a1と集電箔11との導電パスを形成する上で、導電性が乏しい活物質粒子13a1を用いる場合に好適に添加される。
〈バインダ13a2〉
次に、造粒粒子13aを用意する工程において、造粒粒子13aに含ませるバインダ13a2を説明する。ここで造粒粒子13aは、好適には、スプレードライ製法で造粒される。このため、造粒粒子13aに含ませるバインダ13a2には、溶媒に溶解または分散可能なポリマーが用いられる。水性溶媒に溶解または分散可能なポリマーとしては、例えば、ゴム類(スチレンブタジエン共重合体(SBR)、アクリル酸変性SBR樹脂(SBR系ラテックス)など)、酢酸ビニル共重合体、アクリレート重合体などが挙げられる。また、非水溶媒に溶解または分散可能なポリマーとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)が挙げられる。また、造粒粒子13aに含ませるバインダ13a2として、セルロース系ポリマー、フッ素系樹脂(例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))などを用いてもよい。なお、ここでは、造粒粒子13aに含ませるバインダ13a2を例示しているが、造粒粒子13aに含ませるバインダ13a2は、ここに例示されるものに限定されない。
《造粒粒子13aを供給する工程》
工程3では、集電箔11の上に造粒粒子13aが供給される。この実施形態では、図1に示すように、造粒粒子13aが供給される前に、集電体11の上にバインダ液12が塗布される。
〈バインダ液12を用意する工程〉
ここで用意されるバインダ液12は、溶媒にバインダを混ぜた液である。バインダ液12の溶媒としては、環境負荷を軽減するとの観点において、いわゆる水系の溶媒が好適に用いられる。この場合、水または水を主体とする混合溶媒が用いられる。また、バインダ液12の溶媒は、いわゆる水系の溶媒に限定されず、いわゆる有機溶剤系であってもよい。有機溶剤系のものとしては、例えばN−メチルピロリドン(NMP)などが挙げられる。
また、バインダ液12に含まれるバインダ(第2バインダ)としては、溶媒に分散し得るものが好ましい。本形態においては、溶媒が水系のものであるため、例えば、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸(PAA)などが好ましい。また、溶媒として有機溶剤系のものを用いた際には、バインダとして、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、ポリアクリル酸(PAA)などを好ましく用いることができる。バインダ液12の好適例としては、例えば、リチウムイオン二次電池の正極では、水を溶媒とし、バインダとしてのアクリル樹脂(例えば、ポリメタクリル酸エステル樹脂)が混ぜられているとよい。また、リチウムイオン二次電池の負極では、水を溶媒とし、バインダとしてのSBRが混ぜされているとよい。
〈バインダ液12を塗布する工程〉
バインダ液12は、例えば、予め定められたパターンで集電体11に塗布されるとよい。ここでは、集電体11に予め定められた領域にバインダ液12が塗られる。バインダ液12は、例えば、1〜20μm程度に薄く塗られているとよく、グラビア印刷などで塗布されるとよい。例えば、塗布装置22には、ダイレクトグラビアロールコーター(direct gravure roll coater)が用いられうる。かかる塗布装置22では、微細なパターンが表面に彫刻されたグラビアロール22aを用いたダイレクトグラビアによって、バインダ液12が集電体11に転写される。グラビアロール22aは、例えば、版の深さが凡そ10μm〜30μm(例えば、20μm)、回転軸に対して傾いた斜線に沿った幅が50μm、ピッチが200μmの複数の溝を有しているとよい。また、グラビアロール22aに形成される溝のパターンは、横縞状、格子状でもよい。図示は省略するが、格子状は、例えば、斜線を格子状に組み合わせたパターンでもよい。また、横縞状は、帯状の集電体11の幅方向に沿って、また長さ方向に予め定められた間隔でバインダ液12が塗布されているとよい。グラビアロール22aの溝の幅やピッチは、種々変更してもよい。
図1に示す例では、搬送装置21において、バインダ液12が塗布される処理面(活物質層が形成される面)を下に向けて、帯状の集電体11を搬送し、当該集電体11にグラビアロール22aを当てるとよい。グラビアロール22aの下側は、貯留槽22bに貯められたバインダ液12に浸かっている。また、グラビアロール22aが集電体11に当たる面の裏側にはバックロール22cが当てられている。これにより、貯留槽22bに貯められたバインダ液12は、グラビアロール22aを通じて集電体11に連続して転写される。バインダ液12は、例えば、凡そ1μm〜10μmの厚さで集電体11に塗るとよい。
図1に示す例では、集電箔11(帯状の集電箔)は、搬送装置21の搬送ローラ21aに沿って転回され、バインダ液12が塗布された処理面を上に向けて搬送される。集電箔11の搬送経路には、供給装置24と、スキージ25と、プレスローラ26,27が順に配置されている。
〈供給装置24〉
造粒粒子13aは、供給装置24によって集電箔11の上に供給される。ここでは、供給装置24は、造粒粒子13aを貯留するホッパー24aを備えている。ホッパー24aは、図示は省略するが、造粒粒子13aを供給する量を調整する調整装置を備えているとよい。この場合、ホッパー24aは、例えば、集電箔11の搬送速度などに応じて造粒粒子13aの供給量を調整し、適当な量の造粒粒子13aを集電箔11の上に供給するとよい。ここでは、造粒粒子13aは、複数の造粒粒子13aが集まった集合体(粉体13)として供給される。
〈スキージ25〉
工程4では、集電箔11の上に供給された造粒粒子13aが均される。かかる工程では、例えば、集電箔11に供給された造粒粒子13aの厚さ(つまり、造粒粒子13aの粉体13の厚さ)が均一に整えられる。この実施形態では、供給装置24の下流側(集電箔の搬送経路における下流側)にスキージ25が設けられている。スキージ25は、集電箔11の上に供給された造粒粒子13aの厚さを調整する。例えば、スキージ25と搬送される集電箔11との間には間隙があり、かかる間隙に応じて通過する造粒粒子13aの厚さが調整される。この実施形態では、スキージ25は、集電箔11の上に供給された造粒粒子13aを、厚さ方向に挟むように配置されたローラスキージ25aと、バックロール25bとで構成されている。なお、ここでは、スキージ25は、ロール状の部材であるが、ブレード状の部材でもよい。スキージ25と搬送される集電箔11との間隙は、造粒粒子13aの粒径および目付量(設計目付量)にもよるが、例えば、凡そ100μm〜300μm程度(好適例としては、凡そ150μm〜250μm程度)に調整するとよい。
《均された造粒粒子13aをプレスする工程》
工程5では、均された造粒粒子13aがプレスされ、集電箔11に押し付けられる。この実施形態では、プレスローラ26,27は、帯状の集電箔11が搬送される搬送経路において、造粒粒子13aと集電箔11とを挟む部材である。この場合、集電箔11に堆積させる造粒粒子13aの厚さを考慮して、プレスローラ26,27の間隙を調整するとよい。これによって、適当な強さで造粒粒子13aが集電箔11に押し付けられる。かかる工程によって、造粒粒子13aが崩されつつ、活物質粒子13a1および集電体11に対するバインダ13a2の接触箇所が増え、活物質粒子13a1の層14が形成される。
ところで、本発明者は、上述したように造粒粒子13aを用いて集電体11の上に活物質粒子13a1の層14を形成する一連の製造方法において、形成される活物質粒子13a1の層の強度および密着力が十分に得られない場合があることを見出した。つまり、活物質粒子13a1の層14は、集電体11の上に供給された造粒粒子13aを均し、プレス工程において上から押し固めることによって成形される。この際、成形される活物質粒子13a1の層14が予め定められた密度になるように、プレス圧を調整した場合、成形された活物質粒子13a1の層14の強度や密着力が十分に得られない場合があった。
例えば、特許文献1に開示されるように合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する製造方法でのプレス圧は、例えば、目付量とプレス後の厚さ(活物質層の密度)を基に設定するとよい。しかし、造粒粒子13aから活物質粒子13a1の層14を形成する製造方法では、合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する場合と同様にプレス圧を設定した場合でも、成形された活物質粒子13a1の層14の強度や密着力が十分に得られない場合があった。
本発明者の知見では、集電体に塗布された合剤ペーストを、乾燥させ、プレスすることによって、活物質粒子の層を形成する製造方法では、塗布された合剤ペースト中に活物質粒子とバインダとが分散している。そして、活物質粒子の隙間にバインダが入り込んだ状態で乾燥する。さらに、活物質粒子の隙間にバインダが入り込んだ状態で乾燥したものがプレスされる。これにより、活物質粒子および集電体に対してバインダの接触面積が確保され、活物質粒子同士および活物質粒子と集電体とに十分な接合強度を確保することができる。この場合、プレス圧は、目付量とプレス後の厚さ(活物質層の密度)を基に設定するとよい。つまり、合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する製造方法では、ペーストを構成する溶媒(液体)を乾燥させながら合剤層が形成される。この場合、乾燥過程において、バインダの接点が多くなるため、プレス工程前の時点で活物質層はある程度密着している。
これに対し、造粒粒子13aは、上述のように活物質粒子13a1とバインダ13a2を含む合剤(懸濁液)を噴霧乾燥させることによって作られている。この場合、造粒粒子13aに含まれるバインダ13a2は、活物質粒子13a1に付着した状態で乾燥している。プレス前は、造粒粒子13aが集電体11の上に供給されているに過ぎない。この状態では、1つの造粒粒子13aに含まれる活物質粒子13a1同士は、バインダ13a2によって接合されている。しかし、異なる造粒粒子13aは、バインダ13a2によって接合されていない。造粒粒子13aから活物質粒子13a1の層14を形成する場合には、プレスする工程において、異なる造粒粒子13aに含まれる活物質粒子13a1間および活物質粒子13a1と集電体11とを十分な強度で接合する必要がある。つまり、造粒粒子13aから活物質粒子13a1の層14を形成する製造方法(粉体成型)では、予め乾燥した造粒粒子13a同士をプレス工程にて「粘着」させて活物質粒子13a1の層14を形成する。そのため、剥離強度担保にはプレスにより造粒粒子13a間に粘着を発現させる必要がある。
このように、造粒粒子13aから活物質粒子13a1の層14を形成する場合と、合剤ペーストから活物質粒子の層を形成する場合(図示省略)とでは、活物質粒子13a1およびバインダ13a2のプレス前の状態が異なっている。そして、活物質粒子の層が形成される場合に、活物質粒子13a1が接合するメカニズムが異なる。
本発明者は、上記の知見を基に、造粒粒子13aから活物質粒子13a1の層14を形成する場合に、適切な剥離強度を得るため、集電体11に供給される造粒粒子13aおよびプレスの条件を見出した。ここで、図3および図4は、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法における、造粒粒子13aをプレスする工程を模式的に示している。ここで、図3は、造粒粒子13aがプレスされる前の状態を模式的に示す図である。図4は、造粒粒子13aがプレスされた後の状態を模式的に示す図である。図5は、造粒粒子13aをプレスした後に形成された、活物質粒子13a1の層14の表面を写した写真である。また、図6および図7は、比較例となるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法について、造粒粒子13aをプレスする工程を模式的に示している。ここで、図6は、造粒粒子13aがプレスされる前の状態を模式的に示している。図7は、造粒粒子13aがプレスされた後の状態を模式的に示している。図8は、比較例となる製造方法について、造粒粒子13aをプレスした後の活物質粒子13a1の層14の表面を写した写真である。
ここで、本発明者は、図3に示すように、造粒粒子13aを供給する工程において、集電体11の上に供給された造粒粒子13aの平均粒径(D50)と、プレスする工程後に形成された活物質粒子13a1の層14の厚さtとの比(t/D50)が、(t/D50)<1であることを提案する。つまり、造粒粒子13aの平均粒径(D50)が、プレス後の活物質粒子13a1の層14の厚さtよりも大きいとよい。例えば、造粒粒子13aの平均粒径(D50)と、プレス後の活物質粒子13a1の層の厚さtとの比(t/D50)が、(t/D50)<1となるように、造粒粒子13aの平均粒径や目付量を設定するとよい。
この場合、図3に示すように、造粒粒子13aの平均粒径(D50)が、プレス後の活物質粒子13a1の層14の厚さtよりも大きいので、図4および図5に示すように、プレス時に造粒粒子13aの粒子形態が崩される。そして、造粒粒子13aに含まれるバインダ13a2は、活物質粒子13a1の間で押し潰される。このため、活物質粒子13a1とバインダ13a2との接触面積が大きくなる。また、造粒粒子13aの粒子形態が崩されるので、異なる造粒粒子13aに含まれていた活物質粒子13a1の間にもバインダ13a2が密着し、十分な強度で接合されるに至る。また、活物質粒子13a1は、集電体11にも押し付けられるので、活物質粒子13a1と集電体11との間でもバインダ13a2が押し潰される。このため、活物質粒子13a1と集電体11との接合強度も十分に確保される。
なお、この実施形態では、集電体11にバインダ液12が塗布されているので、活物質粒子13a1と集電体11との接合強度も確保されやすい。また、集電体11に供給される造粒粒子13aには、プレス後の活物質粒子13a1の層14の厚さtよりも、粒径が小さい造粒粒子13aが含まれていてもよく、一部において、プレス後に形態が崩されていない造粒粒子13aが残っていてもよい。このように、粉体成型では、プレスによって造粒粒子13a同士が崩れる(押し潰される)ように、造粒粒子13aの粒径を設定するとよい。これによって、造粒粒子13aに含まれるバインダ13a2が、活物質粒子13a1の間で押し潰され、粘着力を発現し、活物質粒子13a1の間に所要の接合強度が得られる。
ここで、比較例としてあげられる図6および図7では、造粒粒子13aをプレスする工程において、造粒粒子13aの平均粒径(D50)と、プレス後の活物質粒子13a1の層14の厚さtとの比(t/D50)が、(t/D50)>1となっている。つまり、図6に示すように、造粒粒子13aの平均粒径(D50)が、プレス後の活物質粒子13a1の層14の厚さtよりも小さい。このため、図7および図8に示すように、造粒粒子13aをプレスする工程において、造粒粒子13aの粒子形態が崩れずに残る割合が多い。この場合、バインダ13a2は、十分に機能せず、剥離強度が十分に確保されない場合がある。
ここで、本発明者は、リチウムイオン二次電池用電極のサンプルを作成し、剥離強度を比較した。図9は、サンプルを作成する手順を示す図である。ここでは、図9中の(a)に示すように、厚さ15μm、200mm×200mmのアルミニウム箔201を用意する。かかるアルミニウム箔201の幅方向の中間部分に幅160mmにわたってバインダ液202を塗布する。次に、図9中の(b)に示すように、かかるバインダ液202が塗布された部分をマスク203で覆う。マスク203の中央部には、100mm×100mmの四角の開口203aが形成されており、当該開口203aからバインダ液202が塗布されたアルミニウム箔201が露出している。ここで、マスク203には、厚さが500μmのPET製のシートを用いるとよい。
次に、図9中の(c)に示すように、予め用意された平均粒径(D50)が75μmの造粒粒子204aを、当該開口203aに露出したバインダ液202が塗布されたアルミニウム箔201の上に篩い落とす。そして、図9(d)に示すように、アルミニウム箔201の上に篩い落とされた造粒粒子204aを均し、目付量を調整した後で、図9(e)に示すように、マスク203を剥がす。そして、図9(f)に示すように、所定の目付量に調整された造粒粒子204aが配置されたアルミニウム箔201をプレスローラ206、207に通す。この際、造粒粒子204aから形成される活物質粒子の層205の密度が、1.35(g/cm)になるようにプレス圧を調節した。
ここで、アルミニウム箔201の上に篩い落とされた造粒粒子204aの目付量を変えた4つのサンプルを用意した。各サンプルの目付量(mg/cm)、プレス後の活物質粒子の層205の厚さt(μm)、篩い落とされた造粒粒子204aの平均粒径(D50)(μm)、比(t/D50)、剥離強度(N/m)は表1に示す通りである。また、図10は、各サンプルの比(t/D50)と剥離強度(N/m)との関係を示すグラフである。ここで、剥離強度(N/m)は、JIS K6854に準ずる90度剥離試験によって測定される値で評価する。また、プレス後の活物質粒子の層205の厚さt(μm)は、株式会社ミツトヨ製の膜厚計547−315によって任意の4点を測定した平均値で評価する。
この場合、形成される造粒粒子204aの層205の密度は、凡そ1.35(g/cm)となり一定であるが、剥離強度は差が生じる。ここで、サンプル1では、目付量が8.5(mg/cm)、比(t/D50)が0.83、剥離強度が1.9(N/m)であった。サンプル2は、目付量が9.8(mg/cm)、比(t/D50)が0.97、剥離強度が1.1(N/m)であった。サンプル3は、目付量が11.5(mg/cm)、比(t/D50)が1.11、剥離強度が0.7(N/m)であった。サンプル4は、目付量が13.1(mg/cm)、比(t/D50)が1.26、剥離強度が0.55(N/m)であった。このように、集電体としてのアルミニウム箔201に供給された造粒粒子204aの平均粒径(D50)と、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtとの比(t/D50)が、小さいほど剥離強度が高くなる傾向がある。また、ここではプレス圧は一定で有るから、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtは、造粒粒子13aの目付量によって調整されうる。
また、本発明者の知見によれば、造粒粒子204aをプレスする工程では、造粒粒子204aの平均粒径(D50)と、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtとの比(t/D50)が、(t/D50)<1となるとよい。この場合、形成される活物質粒子の層205の剥離強度が高いリチウムイオン二次電池用電極が安定して得られる傾向がある。
また、剥離強度が高いリチウムイオン二次電池用電極を安定して得るとの観点において、造粒粒子204aの平均粒径(D50)が、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtに対して、十分に大きければよい。しかし、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtに対して、造粒粒子204aの平均粒径(D50)が大き過ぎると、目付量にムラが生じやすくなる。かかる観点において、造粒粒子204aの平均粒径(D50)は、プレス後の活物質粒子の層205の厚さtに対して大きすぎない方がよい。かかる観点において、本発明者の知見では、造粒粒子204aをプレスする工程では、比(t/D50)が、0.5<(t/D50)<1であるとよい。
また、例えば、造粒粒子13aをプレスする工程後の活物質粒子13a1の層14の厚さtは、造粒粒子13aに含まれる活物質粒子13a1(図2参照)の平均粒径(D50)の2倍以上であるとよい。この場合、造粒粒子13aに含まれる活物質粒子13a1の平均粒径(D50)に対して、プレスする工程後の活物質粒子の層の厚さtがある程度大きく確保されている。このため、活物質粒子の層14が適切に成形されやすい。
以上、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法を説明したが、特に言及されない限りにおいて、本発明に係るリチウムイオン二次電池用電極の製造方法は上述した実施形態に限定されない。
例えば、図1に示す形態では、帯状の集電体11を長さ方向に沿って搬送しつつ、集電体11の幅方向において予め定められた領域に集電体11の上に造粒粒子13aを供給し、均し、プレスして活物質粒子13a1の層を形成している。ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法は、かかる形態に限定されない。例えば、図9に示すように、予め定められた形状の集電体201を用意する(図9(a)参照)。次に、集電体201の上に造粒粒子204aを供給する(図9(c)参照)。次に、集電体201の上に供給された造粒粒子204aを均す(図9(d)参照)。そして、均された造粒粒子204aをプレスする(図9(e)参照)。このように、ここで提案されるリチウムイオン二次電池用電極の製造方法は、ロールtoロールによって、搬送しつつ、所定の処理を施す場合だけでなく、集電体201に一枚毎に活物質粒子の層205を形成する場合、つまり枚葉式にも適用できる。
また、ここで提案される製造方法によって製造される電極は、生産性がよく、安定した品質の電極が得られる。このため、量産性と安定した性能が要求される用途で好ましく用いられる。かかる用途としては、例えば、車両に搭載されるモーター用の動力源(駆動用電源)が挙げられる。車両の種類は特に限定されないが、例えば、プラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)、電気トラック、原動機付自転車、電動アシスト自転車、電動車いす、電気鉄道等が挙げられる。なお、かかる非水電解液二次電池は、それらの複数個を直列および/または並列に接続してなる組電池の形態で使用されてもよい。
10 製造装置
11 集電体(集電箔)
12 バインダ液
13 粉体
13a 造粒粒子
13a1 活物質粒子
13a2 バインダ
14 プレス後の活物質粒子13a1の層
21 搬送装置
21a 搬送ローラ
22 塗布装置
22a グラビアロール
22b 貯留槽
22c バックロール
24 供給装置
24a ホッパー
25 スキージ
26,27 プレスローラ
201 アルミニウム箔(集電体)
202 バインダ液
203 マスク
203a 開口
204a 造粒粒子
205 プレス後の活物質粒子の層
206、207 プレスローラ
F 搬送方向
t プレス後の活物質粒子の層の厚さ

Claims (1)

  1. 巻芯に巻かれた帯状の金属箔からなる集電体を用意する工程と、
    少なくとも活物質粒子とバインダとを溶媒に混ぜ合わせた合剤を用意する工程と、
    前記合剤を噴霧乾燥させて得られる一塊の粒子からなる造粒粒子の粉体を用意する工程と、
    溶媒にバインダを混ぜたバインダ液を用意する工程と、
    前記帯状の集電体を予め定められた搬送経路に沿って搬送しつつ、前記集電体の上に、外周面に溝パターンを有するグラビアロールを用いたグラビア印刷によって前記バインダ液を塗布する工程と、
    前記帯状の集電体を予め定められた搬送経路に沿って搬送しつつ、前記造粒粒子の粉体を貯留したホッパーから前記集電体の搬送速度に応じて調整された供給量にて、前記バインダ液が塗布された前記集電体の上に前記造粒粒子の粉体を供給する工程と、
    前記帯状の集電体を予め定められた搬送経路に沿って搬送しつつ、前記集電体の上に供給された前記造粒粒子の粉体をスキージによって均す工程と、
    前記帯状の集電体を予め定められた搬送経路に沿って搬送しつつ、均された前記造粒粒子の粉体および前記集電体を所定の間隙で配置されたプレスローラによって挟み、プレスすることによって、前記造粒粒子の粒子形態を崩しつつ、前記集電体の上に前記活物質粒子の層を形成する工程と、
    を含み、
    ここで、前記造粒粒子の粉体を供給する工程において、前記集電体の上に供給された前記造粒粒子の粉体の平均粒径(D50)と、前記プレスする工程後に形成された活物質粒子の層の厚さtとの比(t/D50)が、0.5<(t/D50)<1である、リチウムイオン二次電池用電極の製造方法。
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