JP6750883B2 - レンズ鏡筒および光学機器 - Google Patents

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Description

本発明は、レンズ鏡筒およびレンズ鏡筒を備える光学機器に関する。
従来、ズームやフォーカスの動作を行うために、光軸に沿って移動可能な複数のレンズ群を有するレンズ鏡筒に関する様々な構造(例えば、カムとコロによる構造や鏡筒が光軸方向へ繰り出す構造)が提案されている。光学系を保持する移動枠が繰り出すタイプのレンズ鏡筒では、繰り出された移動枠に衝撃などの大きな外力が加えられた場合、移動枠を保持するカムやコロに打痕等が発生し、その打痕によって鏡筒の倒れ偏芯が発生して光学性能が劣化してしまう。特許文献1では、付勢部材によりそれぞれのカムピンが離れるように付勢された状態で光軸方向へ移動可能な移動枠および移動枠の外径側に配置された保護枠を備え、外力が加えられると保護枠が後退して外力を吸収するレンズ鏡筒が開示されている。
特開2004−151279号公報
特許文献1のレンズ鏡筒では、付勢部材により移動枠および保護枠のカムピンがそれぞれカム溝の一側溝面および他側溝面に当接しており、カム溝のガタの中で外力を吸収可能なバネ荷重が必要である。しかしながら、レンズ鏡筒の質量が大きい場合に衝撃に耐えられるまでバネ荷重を大きくしてしまうと、作動トルクの増加や耐久性の劣化等の問題が生じ、結果として光学性能を劣化させてしまうおそれがある。
本発明は、衝撃による影響を抑制可能なレンズ鏡筒および光学機器を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのレンズ鏡筒は、レンズ群を保持する第1の移動筒と、前記第1の移動筒に対して物体側および外周側に配置され、レンズとは異なる光学素子を保持可能な第2の移動筒と、前記第1の移動筒の前記レンズ群の光軸方向の移動を案内する第1の直進溝と、前記第2の移動筒の前記光軸方向の移動を案内する第2の直進溝とを備える案内筒と、前記案内筒に対して回転可能であり、第1のカム溝および第2のカム溝を備えるカム筒と、を有し、前記第1の移動筒は、前記第1の直進溝および前記第1のカム溝に係合する第1の突出部材を備え、前記第2の移動筒は、前記第2の直進溝および前記第2のカム溝に係合する第2の突出部材を備え、前記第1のカム溝は、前記カム筒の内径側に非貫通のカム溝が形成され、前記第2のカム溝は、前記カム筒の外径側に形成された非貫通のカム溝と、前記カム筒を貫通したカム溝とを備え、前記第2の突出部材は、前記カム筒の外径側に形成された非貫通の前記カム溝に所定の隙間をもって係合する第1の突出量を有する突出部材と、前記カム筒を貫通したカム溝と前記第2の直進溝に係合するとともに、前記第1の突出量よりも大きい第2の突出量を有する突出部材を備えることを特徴とする。
本発明によれば、衝撃による影響を抑制可能なレンズ鏡筒および光学機器を提供することができる。
本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒を備える撮像装置の概略図である。 レンズ鏡筒の分解斜視図である。 無限合焦状態におけるレンズ鏡筒の断面図である。 至近合焦状態におけるレンズ鏡筒の断面図である。 移動機構部の分解斜視図である。 直進筒の斜視図である。 カム筒の斜視図である。 案内筒の斜視図である。 第2レンズ保持枠の分解斜視図である。 第2レンズ保持枠の斜視図である。 第2レンズ保持枠を保持する状態の直進筒の斜視図である。 移動筒の斜視図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本発明の実施形態に係るレンズ鏡筒LBを備える撮像装置IAの概略図である。レンズ鏡筒LBは、撮像光学系IOSを保持する。カメラ本体CBは、撮像素子IEを保持する。レンズ鏡筒LBは、カメラ本体CBと一体的に構成されていてもよいし、カメラ本体CBに着脱可能に取り付けられるように構成されていてもよい。なお、以下の説明では、レンズ鏡筒LBに対して被写体側(物体側)を前方、カメラ本体CB側を後方とする。
本発明は、カメラ本体に着脱可能に取り付けられるレンズ鏡筒やレンズ一体型カメラだけでなく、ビデオカメラや監視カメラ等の撮像装置、双眼鏡等の観察装置、および液晶プロジェクタ等の画像投射装置等の光学機器にも適用することができる。
図2は、レンズ鏡筒LBの分解斜視図である。図3は無限に合焦した状態(繰り込み状態)におけるレンズ鏡筒LBの断面図、図4は至近に合焦した状態(繰り出し状態)におけるレンズ鏡筒LBの断面図である。本実施例のレンズ鏡筒LBは、撮像光学系IOSとして、第1レンズ群L1、第2レンズ群L2、および第3レンズ群L3を有する。第1レンズ保持枠1は、第1レンズ群L1を保持し、直進筒(第1の移動筒)5に固定されている。第2レンズ保持枠2は、第2レンズ群L2を保持し、光軸に沿って移動可能に直進筒5に保持されている。第3レンズ保持枠3は、第3レンズ群L3を保持し、直進筒5に固定されている。第3レンズ保持枠3は、第3レンズ保持枠3Aおよび第3Bレンズ保持枠3Bを備える。第3レンズ群L3は、第3Aレンズ群L3Aおよび第3Bレンズ群L3Bを備える。第3レンズ保持枠3Aは第3Aレンズ群L3Aを保持し、第3Bレンズ保持枠3Bは第3Bレンズ群L3Bを保持する。
絞り装置4は、不図示のビスによって第3レンズ保持枠3に固定されている。絞り装置4は、駆動源であるモーター(不図示)を備え、モーターを駆動制御することで内蔵する絞り羽根の開口面積を変化させて光量を調節する。
案内筒6は、直進筒5の外周側に配置され、直進筒5や移動筒10の光軸方向への移動を案内する、光軸方向へ延びている複数の直溝を備える。カム筒7は、案内筒6の外周面に係合し、光軸方向において案内筒6に対して定位置で回転可能に支持されている。本体筒8は、内周面側で案内筒6をビスで固定している。操作環9は、本体筒8の外周面に係合し、定位置にて回転可能に支持されている。操作環9には、カム筒7に連結した不図示のキーが取り付けられている。移動筒(第2の移動筒)10は、光学素子としてフィルターを保持可能で、前方の先端の外径側にフード取付部、内径側にフィルターねじ部を備えている。また、移動筒10は、フィルターねじ部に螺合結合した前カバー11を備えている。なお、本実施形態では、移動筒10は、レンズ群とは異なる光学素子であるフィルターを保持可能としているが、レンズ群を保持可能に構成されていてもよい。
カム筒7には、直進筒5の外周面に設けられた3個のコロ(第1の突出部材)が係合する3本のカム溝(第1のカム溝)、および第2レンズ保持枠2の外周面に設けられたコロが係合するカム溝が形成されている。また、カム筒7には、移動筒10の内周面に設けられたコロ(第2の突出部材)が係合するカム溝(第2のカム溝)が形成されている。直進筒5の3個のコロは、案内筒6に形成された3本の直溝(第1の直進溝)に係合し、移動筒10のコロは、案内筒6に形成された別の直溝(第2の直進溝)に係合する。また、第2レンズ保持枠2のコロは、直進筒5に形成された直溝に係合する。
操作環9を回転させると、カム筒7が連結されたキーを介して回転する。直進筒5、第2レンズ保持枠2、および移動筒10は、それぞれのコロが係合する直溝によって案内されながらカム筒7に形成されたそれぞれのカム溝の軌跡に従うことで、光軸に沿って移動する。直進筒5と第2レンズ保持枠2は、それぞれが従うカム溝の軌跡が異なるため、直進筒5に固定される第1レンズ保持枠1と第2レンズ保持枠2との間隔、および直進筒5に固定される第3レンズ保持枠3と第2レンズ保持枠2との間隔が変化しながら進退する。操作環9の操作によって、各レンズ群は図3に示される無限被写体に合焦した状態から図4に示される至近被写体に合焦した状態まで移動可能であり、物体距離に応じて合焦させることができる。
アオリ機構部12は、本体筒8に不図示のビスで固定され、ティルト機構部13およびシフト機構部14を有する。ティルト機構部13は、撮像光学系IOSの光軸を撮像素子IEの撮像面に対して傾けることができる。シフト機構部14は、撮像光学系IOSの光軸を撮像素子IEの撮像面に対して光軸直交方向へ平行移動させることができる。したがって、ティルト機構部13のティルト動作およびシフト機構部14のシフト動作によってアオリ撮影が可能となる。また、アオリ機構部12は、レンズ鏡筒LB全体をカメラ本体CBに対して光軸回りに回転させるレボルビング機構や、シフト動作とティルト動作の方向の相対関係を変化させるようにティルト機構部13を光軸回りに回転させるレボルビング機構を有する。マウント15は、レンズ鏡筒LBをカメラ本体CBに取り付けるためのマウントであり、アオリ機構部12に不図示のビスで固定されている。
以下、レンズ鏡筒LBの光軸に沿って移動する移動機構部について説明する。図5は、後方から見た場合の移動機構部の分解斜視図である。図6は、前方から見た場合の直進筒5の斜視図である。図7は、後方から見た場合のカム筒7の斜視図である。図8は、後方から見た場合の案内筒6の斜視図である。
直進筒5の外周面には、ビスで固定された3個のコロ31a,31b,31cが設けられている。案内筒6には光軸方向へ延びている3本の貫通した直溝6a,6b,6cが形成されており、直溝6a,6b,6cにコロ31a,31b,31cがそれぞれ係合している。カム筒7の内径側には、非貫通のカム溝7a,7b(不図示),7cが形成されており、カム溝7a,7b,7cにコロ31a,31b,31cがそれぞれ係合している。カム筒7は、前述したように、光軸方向において案内筒6に対して定位置で回転可能に支持されており、カム筒7が回転すると、直進筒5は、直溝6a,6b,6cに直進案内されながら、カム溝7a,7b,7cによって光軸に沿って移動する。直進筒5には第1レンズ保持枠1および第3レンズ保持枠3が固定されているので、直進筒5が移動すると、第1レンズ保持枠1および第3レンズ保持枠3も一体的に移動する。
以下、直進筒5の内周面側で、直進筒5に対して相対移動可能に保持された第2レンズ保持枠2の構成について説明する。図9は、前方から見た場合の第2レンズ保持枠2の分解斜視図である。図10は、後方から見た場合の第2レンズ保持枠2の斜視図である。
第2レンズ保持枠2の外周面の前方には、光軸方向および第2レンズ保持枠2の径方向に直交する方向、すなわち外周面の接線方向(以下、接線方向)へ延びているローラー軸19a,19bの各保持部が設けられている。ローラー軸19a,19bはそれぞれ、ローラー16a,16bを接線方向回りに回転可能に支持している。また、第2レンズ保持枠2の外周面の後方には、接線方向へ延びているローラー軸20a(不図示),20bの各保持部が設けられている。ローラー軸20a,20bはそれぞれ、ローラー17a(不図示),17bを接線方向回りに回転可能に支持している。
第2レンズ保持枠2の外周面の中央付近には、接線方向へ延びているローラー軸21の保持部、および付勢ばね22の組み込み部が設けられている。ローラー軸21は、付勢ローラー18を接線方向回りに回転可能に支持している。付勢ばね22は、付勢ローラー18を第2レンズ保持枠2の径方向へ付勢する。押さえ板23は、付勢ローラー18を第2レンズ保持枠2に組み込んだ後に、付勢ばね22の反力により付勢ローラー18およびローラー軸21が第2レンズ保持枠2から外れないようにするためのもので、第2レンズ保持枠2にビス止めされている。第2レンズ保持枠2を直進筒5に組み込む前の段階でのみ、ローラー軸21が押さえ板23に当接し、外れ防止として機能する。
ローラー16a,17aは光軸中心にて同じ角度位相の位置に配置され、ローラー16b,17bは光軸中心にて同じ角度位相の位置に配置されている。付勢ローラー18は、第2レンズ保持枠2の径方向において光軸に対してローラー16a,16b,17a,17bとは反対側に配置されている。
また、光軸方向において、ローラー16a,16bは、第2レンズ群L2および第2レンズ保持枠2から構成される移動群の重心位置に対して前方に配置され、ローラー17a,17bは、移動群の重心位置に対して後方に配置されている。
ローラー16a,16b,17a,17bおよび付勢ローラー18はそれぞれ、直進筒5の内径に形成されたそれぞれのローラーの転動面に当接して支持される。付勢ローラー18は、前述したように、付勢ばね22によって径方向(付勢方向)へ付勢されている。第2レンズ保持枠2は、付勢ばね22が付勢ローラー18を転動面に押し付けることによる反力を受けて、付勢方向とは反対方向(図の下方向)へ付勢され、ローラー16a,16b,17a,17bの4点で直進筒5に支持されている。第2レンズ保持枠2は直進筒5内で光軸に沿って移動する間も付勢されながらローラーの4点で支持されるため、第2レンズ保持枠2の直進筒5に対する相対倒れ変化を抑制することができる。
第2レンズ保持枠2の外周面には、コロ24がビス止めされている。コロ24は、直進筒5に形成されている貫通の直溝5gに係合し、カム筒7の内径に形成されたカム溝7dにも係合する。これにより、第2レンズ保持枠2は、前述したローラーの4点支持に加えて直進筒5の直溝5gで直進案内されながら、カム筒7の回転でカム溝7dによって光軸に沿って直進移動する。コロ24は、転動面からの反力の方向および光軸を含む平面内に配置されることが好ましく、本実施例では、光軸に対して付勢ローラー18の対向側の180度位相の異なる位置に配置されている。
第2レンズ保持枠2には、コロ25a,25bがビス止めされている。コロ25aは、直進筒5に形成されている直溝5iおよびカム筒7に形成されているカム溝7fとの間に所定の隙間が形成された状態で設けられており、これらに係合していない。また、コロ25bは、直進筒5に形成されている直溝5hおよびカム筒7に形成されているカム溝7eとの間に所定の隙間が形成された状態で設けられており、これらに係合していない。そのため、コロ25a,25bは、衝撃受けとして機能する。
第2レンズ保持枠2には、コロ26a,26b,26cがビス止め固定されている。コロ26a,26b,26cは、それぞれ直進筒5に形成された直溝5g,5h,5iとの間に所定の隙間が形成された状態で設けられており、衝撃受けとして機能する。
図11は、第2レンズ保持枠2を保持する状態の直進筒5の斜視図である。図12は、移動筒10の斜視図である。
移動筒10の内周面には、ビスで固定された3個の第1コロ32a,32b,32cが設けられている。案内筒6には光軸方向へ延びている3本の貫通した直溝6g,6h,6iが形成されており、直溝6g,6h,6iに第1コロ32a,32b,32cがそれぞれ係合している。カム筒7には、貫通した3本のカム溝7g,7h,7iが形成されており、カム溝7g,7h,7iに第1コロ32a,32b,32cがそれぞれ係合している。カム溝7g,7h,7iのカム軌跡は、直進筒5のコロ31a,31b,31cがそれぞれ係合するカム溝7a,7b,7cと同じである。カム筒7が回転すると、移動筒10は、直溝6g,6h,6iに直進案内されながら、カム溝7g,7h,7iによって光軸に沿って移動する。なお、本実施形態では、直進筒5および移動筒10が従うカム溝の軌跡は同一であるが、異なっていてもよい。
また、移動筒10の内周面には、ビスで固定された3個の第2コロ33a,33b,33cが設けられている。第2コロ33a,33b,33cの径方向の長さ(第1の突出量)は、第1コロ32a,32b,32cの径方向の長さ(第2の突出量)に比べて短い。案内筒6には、光軸方向へ延びている3本の貫通した直溝6d,6e,6f(不図示)が形成されている。カム筒7の外径側には、非貫通の3本のカム溝7j(不図示),7k,7lが形成されており、カム溝7j,7k,7lに第2コロ33a,33b,33cがそれぞれ所定の隙間が形成された状態で入り込んでいる。カム溝7j,7k,7lのカム軌跡は、カム溝7d,7e,7fと同じである。
以上説明したように、直進筒5は、第1および第3レンズ保持枠1,3を固定し、内部に第2レンズ保持枠を保持した状態、すなわち第1レンズ群L1、第2レンズ群L2および第3レンズ群L3を保持した状態で光軸に沿って移動する。移動筒10は、直進筒5の移動に連動して光軸に沿って移動する。移動筒10は、図3に示されるように、直進筒5および第1レンズ保持枠1に対して前方および外周側に配置され、直進筒5および第1レンズ保持枠1との間に所定の隙間を有する。
レンズ鏡筒LBに外力が加えられた場合、移動筒10には大きな衝撃が加わる。特に、本実施形態のレンズ鏡筒LBは主要部品のほとんどが金属製であるため質量が大きく、移動筒10はより大きな衝撃を受けてしまう。仮に、移動筒10が各レンズ群や直進筒5と一体的に結合されて、同じコロで駆動される場合、装置全体の重さによる大きな衝撃力によりコロやカム溝に打痕等や変形が発生してしまう。そのため、光学系全体の傾き等が起こり、光学性能が劣化してしまう。本実施形態では、移動筒10は、レンズ群を保持する直進筒5とは、独立した別のコロで駆動している。また、移動筒10は、レンズ群とは異なる光学素子(本実施形態では、フィルター)を保持可能であるが、レンズ群を保持していない。そのため、装置全体の重さによる大きな衝撃力により移動筒10のコロやカム溝に打痕等や変形が発生したとしても、光学性能に影響することはない。
また、移動筒10には、第2コロ33a,33b,33cがカム溝7j,7k,7lに対して所定の隙間を有した状態で組まれているため、移動筒10が大きな衝撃を受けた場合、第2コロ33a,33b,33cがカム溝7j,7k,7lに当接する。このような構成により、第1コロ32a,32b,32cに加わる衝撃力を分散し、第1コロ32a,32b,32cが破断等することを防止することができる。
本実施形態のレンズ鏡筒LBは、アオリ機構部12を有しているため、スペース制約上、カム筒7の光軸方向の長さを長くすることができない。そこで、非貫通のカム溝を内径側および外径側に設けることで、カム筒7の長さを長くすることなく各カム溝を重ねて配置することができる。また、貫通でなければならないカム溝以外は非貫通のカムとしているので、カム筒7自体の強度や耐衝撃性の低下を抑制することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
LB レンズ鏡筒
5 直進筒(第1の移動筒)
6 案内筒
6a,6b,6c 直溝(第1の直進溝)
6g,6h,6i 直溝(第2の直進溝)
7 カム筒
7a,7b,7c カム溝(第1のカム溝)
7g,7h,7i,7j,7k,7l カム溝(第2のカム溝)
10 移動筒(第2の移動筒)
31a,31b,31c コロ(第1の突出部材)
32a,32b,32c 第1コロ(第2の突出部材)
33a,33b,33c 第2コロ(第2の突出部材)

Claims (7)

  1. レンズ群を保持する第1の移動筒と、
    前記第1の移動筒に対して物体側および外周側に配置され、レンズとは異なる光学素子を保持可能な第2の移動筒と、
    前記第1の移動筒の前記レンズ群の光軸方向の移動を案内する第1の直進溝と、前記第2の移動筒の前記光軸方向の移動を案内する第2の直進溝とを備える案内筒と、
    前記案内筒に対して回転可能であり、第1のカム溝および第2のカム溝を備えるカム筒と、を有し、
    前記第1の移動筒は、前記第1の直進溝および前記第1のカム溝に係合する第1の突出部材を備え、
    前記第2の移動筒は、前記第2の直進溝および前記第2のカム溝に係合する第2の突出部材を備え
    前記第1のカム溝は、前記カム筒の内径側に非貫通のカム溝が形成され、
    前記第2のカム溝は、前記カム筒の外径側に形成された非貫通のカム溝と、前記カム筒を貫通したカム溝とを備え、
    前記第2の突出部材は、前記カム筒の外径側に形成された非貫通の前記カム溝に所定の隙間をもって係合する第1の突出量を有する突出部材と、前記カム筒を貫通したカム溝と前記第2の直進溝に係合するとともに、前記第1の突出量よりも大きい第2の突出量を有する突出部材を備えることを特徴とするレンズ鏡筒。
  2. 前記光学素子は、フィルターであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ鏡筒。
  3. 前記第2の移動筒は、物体側および内径側にフィルターねじを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のレンズ鏡筒。
  4. 前記第2の移動筒は、物体側および外径側にフード取付部を備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  5. 前記第1および第2のカム溝は、同一の軌跡を有することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  6. 前記カム筒は、前記案内筒に対して光軸方向の定位置で回転可能であることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載のレンズ鏡筒と、
    撮像素子と、を有することを特徴とする光学機器。
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