JP6745749B2 - 荷物保持用のハンド部 - Google Patents
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Description
これに対して、荷物を持つ為の開口部や取っ手部の位置や形状が、荷物によって異なっていたり、開口部や取っ手部が備えられていない荷物がある。前述のビールケース等のようなハードケースばかりではなく、例えば米袋やセメント袋等のように、粉粒体を入れた布製やビニール製、紙製等のように、形状が変化し易い袋状の荷物がある。
屈曲軸芯周りに折れ曲がり自在に互いに接続された複数のリンク部と、
前記屈曲軸芯の方向視で、前記リンク部の延出方向と直交する方向に前記リンク部から所定距離だけ離れて位置するように、前記リンク部に接続されて、荷物を受け止める複数の荷物接触部と、
昇降装置に接続されるワイヤと、
前記荷物接触部又は前記リンク部において、前記屈曲軸芯の方向視で前記屈曲軸芯から前記荷物接触部側に離れた部分に設けられ、前記ワイヤを案内する案内部とが備えられ、
前記ワイヤが、複数の前記荷物接触部のうちの始端側の前記荷物接触部の位置又は複数の前記リンク部のうちの始端側の前記リンク部の位置から、前記案内部に沿って、複数の前記荷物接触部のうちの終端側の前記荷物接触部又は複数の前記リンク部のうちの終端側の前記リンク部に接続されて、
荷物の重量が前記荷物接触部に掛かると、前記ワイヤに発生する張力によって、前記ワイヤが前記案内部により前記荷物接触部又は前記リンク部に沿って屈曲しながら、前記リンク部が前記荷物接触部側に折れ曲がる。
これにより、荷物を保持する為の適切な部分にハンド部を位置させることが、ハンド部を変形させることにより容易に行えるようになって、ハンド部による荷物の保持性能を向上させることができる。
前記案内部が、前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面であり、
前記ワイヤが、前記屈曲軸芯の方向視で、前記裏側面と前記屈曲軸芯との間を通っていると好適である。
これにより、荷物接触部の荷物接触面に荷物を接触させた状態において、ワイヤが荷物に接触し難い状態となるのであり、ワイヤと荷物との接触による荷物の破損やワイヤの破損が少なくなる。
複数の前記リンク部の屈曲側に突出する爪部が、複数の前記荷物接触部のうちの終端側の前記荷物接触部に備えられていると好適である。
前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面に、屈曲自在なカバー部が備えられていると好適である。
前記案内部が、前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面であり、
前記ワイヤが、前記屈曲軸芯の方向視で、前記裏側面と前記カバー部との間を通っていると好適である。
作業者の手がハンド部における荷物とは反対側の部分に当てられた状態で、作業者の親指との干渉を避ける切り欠き部が、複数の前記荷物接触部のうちの始端側の前記荷物接触部に備えられていると好適である。
作業者の手がハンド部における荷物とは反対側の部分に当てられた状態で、作業者の手からハンド部が離れないように、作業者の手にハンド部を保持する保持バンドが備えられていると好適である。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
図1,2,3に示すように、アシスト器具には、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上方に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に備えられた右及び左の脚作用部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられている。
図1,2,3に示すように、右及び左の脚作用部3は、基部10、伝動ケース11、操作アーム12及び脚ベルト13等を備えている。支持板7の下部に左右方向にスライド自在に基部10が支持されており、基部10の外端部に伝動ケース11が前向きに連結されている。
これにより、取付ベルト4の腰部への巻き付け具合により、作業者の体格に合わせるように右及び左の脚作用部3の間隔が決まるのであり、取付ベルト4により右及び左の脚作用部3の位置が決められた状態となる。
作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者の腰部の右側に右の脚作用部3(伝動ケース11)が位置し、作業者の腰部の左側に左の脚作用部3(伝動ケース11)が位置する。
図1,2,3に示すように、右及び左の縦フレーム6の上部が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め前方の上方に延出されて、右及び左のアーム部2となっており、アーム部2の上端部にプーリー(図示せず)が回転自在に支持されている。
図1及び図2に示すように、昇降装置17に、伝動機構(図示せず)を内装する上下向きの伝動ケース25、伝動ケース25の上部に横向きに連結された支持ケース26、伝動ケース25の下部に横向きに連結された電動モータ27、支持ケース26の内部で横向きの軸芯周りに回転自在に支持された4個のプーリー(図示せず)が備えられている。
以下に、右のハンド部20について説明する。図1及び図2に示すように、右及び左のハンド部20は、左右対称の形状であり、互いに同じ構造を備えている。
右手による右のハンド部20の持ち方について説明する。前述のように、右及び左のハンド部20は左右対称の形状で同じ構造を備えているので、左手による左のハンド部20の持ち方も、以下に説明する右手による右のハンド部20の持ち方と同じである。
これにより、作業者の右手が右のハンド部20における荷物とは反対側に当てられた状態となるのであり、右手により右のハンド部20を持った状態となる。
この場合、保持バンド30により右のハンド部20が右手から離れることはなく、保持バンド30により右のハンド部20が右手に保持される。カバー部16により、ワイヤ15が右手の4本の指A2や手の平A3に直接に接触することはない。
例えば、床に置かれた荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんで床の荷物を手で持ち、次に手を下に延ばした状態で荷物を持ちながら立ち上がり、次に手で荷物を持ち上げて、荷物を高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
前述の状態において上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24の押し操作に基づいて、制御装置8により脚作用部3、昇降装置17が作動する状態について説明する。
作業者が歩行する場合や、作業者が膝部を曲げて腰部を落とす場合(しゃがむ場合)、作業者の太腿部に追従するように操作アーム12が揺動するのであり、作業者の動作が妨げられることはない。
これにより、電動モータ27が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するようにハンド部20に荷物の重量が掛かっても、ハンド部20が下降することはない。
このようにして、荷物を高い棚やトラックの荷台等に置くと、最初の状態に戻るのであり、次の荷物に対して同様な操作を行う。
前項の(アシスト器具の作業形態)に記載のように、ハンド部20により荷物を保持する場合、前項の(ハンド部の持ち方)で説明したように、図5及び図6に示すように、作業者は右手及び左手の4本の指A2を曲げたり延ばしたりして、右及び左のハンド部20において、リンク部35〜38を屈曲軸芯P2周りに折り曲げたり延ばしたりする。
この場合、荷物は荷物接触部31〜34に受け止められて保持されるのであり、荷物接触部31〜34及びカバー部16により、荷物及びワイヤ15が右手及び左手の4本の指A2や手の平A3に直接に接触することはない。
これにより、図9から図8に示すように、作業者は右手及び左手の4本の指A2を延ばすことにより、荷物接触部34の爪部34aを荷物の部分W1から外して、ハンド部20を荷物から取り外せばよい。
ハンド部20において、4個の荷物接触部31〜34及びリンク部35〜38を備えるのではなく、3個や5個以上の荷物接触部31〜34及びリンク部35〜38を備えてもよい。2本のワイヤ15を備えるのではなく、1本のワイヤ15や3本以上のワイヤ15を備えてもよい。
ワイヤ15を、荷物接触部31〜34の裏側面41ではなく、荷物接触部31〜34の荷物接触面40に通してもよい。この場合、荷物接触部31〜34の荷物接触面40にリング状やパイプ状の案内部(図示せず)を連結して、ワイヤ15を案内部に通せばよい。
ワイヤ15を荷物接触部31〜34の裏側面41や荷物接触面40に通すのではなく、リンク部35〜38において、接続ピン14(屈曲軸芯P2)から荷物接触部31〜34側に少し離れた位置の外側部分(又は内側部分)に沿って、ワイヤ15を通してもよい。
これにより、リンク部35〜38において、屈曲軸芯P2の方向視で屈曲軸芯P2から荷物接触部31〜34側に離れた部分に案内部が設けられた状態となる。
アシスト器具において、右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。
この構造によると、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部20を備え、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部20を備える。又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部20を備え、分岐部分の他方に左のハンド部20を備える。
アシスト器具において、昇降装置17を廃止して、ワイヤ18,19を本体部1やアーム部2に連結し、ハンド部20の位置を固定して、ハンド部20の昇降を行わないように構成してもよい。
16 カバー部
18,19 吊り下げ部
30 保持バンド
31,32,33,34 荷物接触部
31a 切り欠き部
34a 爪部
35,36,37,38 リンク部
40 荷物接触面
41 案内部、裏側面
P2 屈曲軸芯
Claims (7)
- 屈曲軸芯周りに折れ曲がり自在に互いに接続された複数のリンク部と、
前記屈曲軸芯の方向視で、前記リンク部の延出方向と直交する方向に前記リンク部から所定距離だけ離れて位置するように、前記リンク部に接続されて、荷物を受け止める複数の荷物接触部と、
昇降装置に接続されるワイヤと、
前記荷物接触部又は前記リンク部において、前記屈曲軸芯の方向視で前記屈曲軸芯から前記荷物接触部側に離れた部分に設けられ、前記ワイヤを案内する案内部とが備えられ、
前記ワイヤが、複数の前記荷物接触部のうちの始端側の前記荷物接触部の位置又は複数の前記リンク部のうちの始端側の前記リンク部の位置から、前記案内部に沿って、複数の前記荷物接触部のうちの終端側の前記荷物接触部又は複数の前記リンク部のうちの終端側の前記リンク部に接続されて、
荷物の重量が前記荷物接触部に掛かると、前記ワイヤに発生する張力によって、前記ワイヤが前記案内部により前記荷物接触部又は前記リンク部に沿って屈曲しながら、前記リンク部が前記荷物接触部側に折れ曲がる荷物保持用のハンド部。 - 前記案内部が、前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面であり、
前記ワイヤが、前記屈曲軸芯の方向視で、前記裏側面と前記屈曲軸芯との間を通っている請求項1に記載の荷物保持用のハンド部。 - 複数の前記リンク部の屈曲側に突出する爪部が、複数の前記荷物接触部のうちの終端側の前記荷物接触部に備えられている請求項1又は2に記載の荷物保持用のハンド部。
- 前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面に、屈曲自在なカバー部が備えられている請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の荷物保持用のハンド部。
- 前記案内部が、前記荷物接触部における荷物接触面の裏側面であり、
前記ワイヤが、前記屈曲軸芯の方向視で、前記裏側面と前記カバー部との間を通っている請求項4に記載の荷物保持用のハンド部。 - 作業者の手がハンド部における荷物とは反対側の部分に当てられた状態で、作業者の親指との干渉を避ける切り欠き部が、複数の前記荷物接触部のうちの始端側の前記荷物接触部に備えられている請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の荷物保持用のハンド部。
- 作業者の手がハンド部における荷物とは反対側の部分に当てられた状態で、作業者の手からハンド部が離れないように、作業者の手にハンド部を保持する保持バンドが備えられている請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の荷物保持用のハンド部。
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Family Applications (1)
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JP2017057851A Active JP6745749B2 (ja) | 2017-03-23 | 2017-03-23 | 荷物保持用のハンド部 |
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2017
- 2017-03-23 JP JP2017057851A patent/JP6745749B2/ja active Active
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