JP6905891B2 - 荷物保持用のハンド部 - Google Patents
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Description
本発明は、荷物保持用のハンド部において、荷物の横壁部に開口部が備えられていない場合でも、荷物を適切に保持することができるハンド部を得ることを目的としている。
吊り下げ機構に接続されて吊り下げられる荷物保持用のハンド部であって、
荷物の横壁部の外側に沿って上下方向に配置される横側部と、
前記横側部の上部から横向きに延出される上側部と、
前記横側部の下部から前記上側部と同じ側に延出され、且つ、前記上側部側に向くように延出される下側部とが備えられ、
横方向での前記横側部と前記上側部の延出端部との間隔よりも、横方向での前記横側部と前記下側部の延出端部との間隔が、短いものに設定され、
前記下側部は前記横側部の下部から斜め上向きに延出されて、前記下側部の延出端部に前記上側部側に向く凸部が設けられるとともに、
前記下側部は、前記横側部の下部から2つに分割されて延出されており、
2つの前記下側部は、前記延出端部の夫々において離間した位置に設けられた2つの前記凸部を有する。
これにより、ハンド部の下側部の延出端部を、荷物の横壁部の突出部の下側に位置させて、ハンド部を持ち上げると、ハンド部の下側部の延出端部が荷物の横壁部の突出部の下面部に当たり、ハンド部により荷物を持ち上げることができるのであり、ハンド部により荷物を保持することができる。
これにより、荷物の横壁部の突出部が小さなものであっても、ハンド部の下側部の延出端部が荷物の横壁部の突出部の下面部に食い込むことによって、ハンド部による荷物の保持の確実性が高いものとなる。
本発明によると、ハンド部において、横方向での横側部と上側部の延出端部との間隔よりも、横方向での横側部と下側部の延出端部との間隔が短いので、前述の下向きの負荷に対するモーメントアームが短いものとなり、ハンド部の下側部を下側に曲げようとするモーメントは大きなものとはならない。
接続部が前記上側部の延出端部から上側に延出され、前記吊り下げ機構が前記接続部に接続されていると好適である。
前記吊り下げ機構を作動させる為の手動操作部が、前記上側部に設けられ、
前記接続部における前記吊り下げ機構の接続部分が、前記手動操作部よりも上側に位置するように配置されていると好適である。
前述のように、作業者が握手をするようにしてハンド部を手で持つことを想定すると、ハンド部の上側部に手動操作部を設けることにより、作業者はハンド部を手で持ちながら親指で手動操作部を操作することができるので、操作性の良いものとなる。
これにより、前述のように、作業者はハンド部を手で持ちながら親指で手動操作部を操作する場合、親指に吊り下げ機構が当たることは少ないのであり、作業性の良いものとなる。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。作業者がアシスト器具を装着した状態において、作業者から視て前側が「前」であり、後側が「後」であり、右側が「右」であり、左側が「左」である。
図1,2,3に示すように、アシスト器具には、作業者の背中部に取り付けられる本体部1、本体部1の上部から上側に延出され前側に延出された右及び左のアーム部2、本体部1の下部に設けられた右及び左の脚作用部3が備えられており、作業者への装着用の取付ベルト4、右及び左の肩ベルト5が備えられている。
図1,2,3に示すように、脚作用部3は、基部10、伝動ケース11、操作アーム12及び脚ベルト13等を備えている。支持板7の下部に左右方向にスライド自在に基部10が支持されており、基部10の外端部に伝動ケース11が前向きに連結されている。
複数の平ギヤにより構成された伝動機構(図示せず)が伝動ケース11の内部に備えられて、電動モータ(図示せず)が基部10の内部に備えられており、電動モータにより伝動機構を介して操作アーム12が横軸芯P1周りに揺動駆動される。
取付ベルト4の作業者の腰部への巻き付け具合によって、作業者の体格に合わせるように右及び左の脚作用部3の間隔が決まるのであり、取付ベルト4により右及び左の脚作用部3の位置が決められる。
図1,2,3に示すように、右及び左の縦フレーム6の上部が、作業者の右及び左の肩部を越えて斜め上側に延出され斜め前側に延出されて、右及び左のアーム部2となっている。アーム部2の上端部に右及び左の支持部材16が取り付けられており、右及び左のプーリー(図示せず)が支持部材16に回転自在に支持されている。
左の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aが左の支持部材16のプーリーに掛けられて下側に延出されており、左の2本のワイヤ18,19のインナー18a,19aの延出端に、左のハンド部20が接続されている。
図1及び図2に示すように、昇降装置17は支持板7に連結されている。伝動機構(図示せず)を内装する上下向きの伝動ケース25、伝動ケース25の上部に横向きに連結された支持ケース26、伝動ケース25の下部に横向きに連結された電動モータ27、支持ケース26の内部で横向きの軸芯周りに回転自在に支持された4個の回転体(図示せず)が、昇降装置17に備えられている。
図4及び図5に、右のハンド部20が示されており、右及び左のハンド部20は左右対称の形状となっている。ハンド部20は、第1部材21、第2部材22及びカバー28を備えている。
カバー28が、第2部材22の横側部33、上側部34及び横側部35に当て付けられて連結されている。
図1,2,3に示すように、制御装置8に接続された右及び左のハーネス14が、右及び左のアーム部2の内部に入り、アーム部2の内部を通ってアーム部2の上端部に延出されている。右及び左のアーム部2の上端部の開口部から、ハーネス14が出て下側に延出されており、右のハーネス14が上昇操作スイッチ23に接続され、左のハーネス14が下降操作スイッチ24に接続されている。
下降操作スイッチ24を押し操作すると、電動モータ27により回転体が繰り出し側に回転駆動され、ワイヤ18,19のインナー18a,19aが回転体から繰り出されて、ハンド部20が下降する。
図4に示すように、リンゴ箱等の木製の箱や、合成樹脂製のケース等の荷物Bが想定されている。荷物Bにおいて、荷物Bの横壁部B1の上端部の外周部(全周又は一部)に、外側に突出する突出部B2が設けられていたとする。
このような荷物Bにおいて、右及び左のハンド部20により荷物Bを持ち上げて保持する場合、以下のような操作を行う。
これにより、荷物Bの突出部B2が小さなものであっても、下側部31の延出端部(凸部31a)が荷物Bの突出部B2の下面部に食い込むことによって、ハンド部20による荷物Bの保持の確実性が高いものとなる。
例えば、パレットや床に置かれた荷物Bを高い棚やトラックの荷台に置くような場合、作業者がしゃがんでパレットや床の荷物Bを手で持ち、手を下に延ばした状態で荷物Bを持ちながら立ち上がり、手で荷物Bを持ち上げて、荷物Bを高い棚やトラックの荷台に置くような状態が想定される。
電動モータ27が停止した状態において、昇降装置17からワイヤ18,19のインナー18a,19aが繰り出されることはなく、後述するようにハンド部20に荷物Bの重量が掛かっても、ハンド部20が下降することはない。
ハンド部20において、下側部31を横側部29の下部から斜め上向きに延出するのではなく、図6及び図7に示すように、下側部31を形成してもよい。
ハンド部20において、下側部31の延出端部に凸部31aを備えなくてもよい。
この構造によると、ハンド部20により荷物Bを持ち上げる場合、下側部31の延出端部が、荷物Bの突出部B2の下面部に線接触状態で当たり、荷物Bの重量により、下側部31の延出端部の全体が、荷物Bの突出部B2の下面部に食い込むような状態となる。
アシスト器具において、右及び左のアーム部2を廃止して、1本のアーム部2を備えてもよい。
この構造によると、1本のアーム部2から2本のワイヤ18を延出して、2本のワイヤ18の一方に右のハンド部20を接続し、2本のワイヤ18の他方に左のハンド部20を接続する。又は、1本のアーム部2から1本のワイヤ18を延出し、1本のワイヤ18の端部を二股状に分岐させて、分岐部分の一方に右のハンド部20を接続し、分岐部分の他方に左のハンド部20を接続する。
アシスト器具において、昇降装置17、上昇操作スイッチ23及び下降操作スイッチ24を廃止して、ワイヤ18,19を本体部1やアーム部2に連結し、ハンド部20の位置を固定して、ハンド部20の昇降を行わないように構成してもよい。
23,24 手動操作部
29 横側部
30 上側部
31 下側部
31a 凸部
32 接続部
32a 接続部分
B 荷物
B1 横壁部
W1,W2 間隔
Claims (3)
- 吊り下げ機構に接続されて吊り下げられる荷物保持用のハンド部であって、
荷物の横壁部の外側に沿って上下方向に配置される横側部と、
前記横側部の上部から横向きに延出される上側部と、
前記横側部の下部から前記上側部と同じ側に延出され、且つ、前記上側部側に向くように延出される下側部とが備えられ、
横方向での前記横側部と前記上側部の延出端部との間隔よりも、横方向での前記横側部と前記下側部の延出端部との間隔が、短いものに設定され、
前記下側部は前記横側部の下部から斜め上向きに延出されて、前記下側部の延出端部に前記上側部側に向く凸部が設けられるとともに、
前記下側部は、前記横側部の下部から2つに分割されて延出されており、
2つの前記下側部は、前記延出端部の夫々において離間した位置に設けられた2つの前記凸部を有する荷物保持用のハンド部。 - 接続部が前記上側部の延出端部から上側に延出され、前記吊り下げ機構が前記接続部に接続されている請求項1に記載の荷物保持用のハンド部。
- 前記吊り下げ機構を作動させる為の手動操作部が、前記上側部に設けられ、
前記接続部における前記吊り下げ機構の接続部分が、前記手動操作部よりも上側に位置するように配置されている請求項2に記載の荷物保持用のハンド部。
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JP2017151321A JP6905891B2 (ja) | 2017-08-04 | 2017-08-04 | 荷物保持用のハンド部 |
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